学友会会長就任ご挨拶
高ア 正弘
過日の学友会幹事会で会長に選任されました高アです。
前任の新野会長よりバトンを引き継ぐことになりますが、何卒変わらぬご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
さて、当会の事務局は、永年に亘り「紫陽会」さまのお世話になって参りましたが、この4月からは大学の企画部社会連携課が引き継ぎ、学友会と大学との連携体制が強化されたところであります。
連携体制強化の背景は、大きく分けて二つあると思っています。
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国立大学の法人化後、各大学において同窓会との連携を密にする動きが強まっていることはご存知のとおりで、我々「神戸大学人」もこの時代環境を真正面から受け止め、現役・OBが協働のなかでそれぞれの役割を高めていかなければなりません。
過日の朝日新聞に「財務省は大学予算の配分方法で成果主義の拡大を図る方針」といった記事が出ていました。これを文部科学省、大学がどのような形で応えていくのかはまだ不透明でありますが、各大学が、従来の学部の壁を超えた連携の環を広げながら、より魅力ある大学創りに邁進していかなければならない環境に身をおいていることは明らかであります。
経営学の大御所でもあり、著名な社会学者でもあったピーター・ドラッカーはその著書の中で「イノベーションには核が必要である」と述べています。
福田新学長がご就任早々に打ち出された「フラッグシップ・プロジェクト」の具体化に伴って各人の役割がより明確になってくると思っています。 |
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母校の総合大学としての成熟と各同窓会構成員の多様化に伴って、東京・大阪をはじめ各主要支部を中心に、従来からの学部別の同窓会に加えて学友会としての活動・会合が増えてきています。
また、国内に限らず海外においても、東アジアをはじめとして、学友会ベースの同窓会組織の組成が大学の国際化戦略の一環として進められており、今年の新年祝賀会の席上、当時の野上学長より、改めて学友会に対しこれら海外同窓会組織との連携強化についてのご要請があったところであります。 |
この様な環境のなかで、学友会がその期待に応えていくためには何が必要でしょうか。
学友会本部組織の強化はその一つのきっかけではありますが、大事なことは、同じ神戸大学卒業生としての一体感を高めていくための諸活動の粘り強い継続であります。
毎年秋に開催される「ホームカミングデイ」などの大学イベントへの参画や広報体制の充実に加えて、日常的な活動のなかで、大学と単位同窓会の橋渡し役としての存在感を高めていく地道な努力の積み重ねが必要であります。
もちろん、卒業生と直接の接点を有しない学友会の活力の原点は、単位同窓会の活力・組織力にあることは言うまでもなく、形式的な一体化にこだわって、それぞれ永い歴史と固有の文化を有する単位同窓会の活力をそいでしまうようなことは避けなければなりません。
学友会と単位同窓会の関係を一口で表現すれば、補完性の原理をベースとしたヨーロッパのEU方式が当面目指すべき方向であると信じています。
今後、あらゆる機会を通じて、皆様との忌憚のない意見交換のなかから、新しい学友会の姿が浮かび上がってくることを願っています。
ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
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