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過去のニュース-トピックス

kobe-u.com TOPICS (2003.3)

kobe-u.com TOPICS
◎熱田名誉教授監修「播磨戦国史」(2003.03.31)

昨年9月急逝した熱田公名誉教授が監修した「播磨戦国史」が、神戸新聞総合出版センターから刊行された。戦国時代、赤松氏滅亡後の播磨を舞台にした群雄の興亡が、10人の研究者*によって多面的に描かれている。「姫路」という都市がどのように形成されていったかを鳥瞰できる貴重な資料。

「播磨戦国史」は、昨年12月の刊行。定価1800円。

*水嶋元さん(教卒)、澤博勝(文卒)も執筆者のひとり。

◎書評「日本の志」、五百旗頭(法)教授(2003.03.29)


新潮社のPR誌「波」3月号で五百旗頭教授が、船橋洋一著「日本の志」(新潮社)の書評を機構している。同書は歴史的な再出発を志す時、日本人が何を原点にするのかを論じているもの。

著者はその原点を、後に愚行に走る明治維新ではなく、変調は来しているものの、まだまだ立て直しを図れる戦後日本に探求している。本書では「日本のフロンティアは日本の中にある」と、欧米の先例や理論ではなく、戦後日本で政治に携わった17名と民間人17名に光を当て、志をもっての挑戦と創造の記録を、戦後日本の「財産目録」であると論じている。一方で、本書は過去の省察に仮託しつつ、実は革命を呼びかける恐ろしい書であると五百旗頭教授は結ぶ。

◎高畠正博さん(1959年営卒)の著書「映画を共に」(2003.03.28)


もと商社マン高畠正博さん(1959年営卒)が、「映画を共にー或る商社マンのこだわり人生」を東方出版から出版した(2002年10月)。野球に熱中した小中学生時代。中学2年から「大人の映画」に魅せられ、現在に至る。商社時代は12年間の労働組合にかかわり上部団体の議長をつとめる。
そんな高畠さんの人生航路と数々の映画。そして、50歳台に入ってのアムネスティーインターナショナル会員。アルゼンチンタンゴ。300ページ余のヴォリュームの自分史執筆に5年以上の歳月を費やした由。巻末には、1930年代のフランス映画の「略年表」が収録されている。

 

 ◎ノーベル賞小柴東大名誉教授との対話(2002.03.27)
 ◎神戸高校旧校舎の設計者神田省三さん(2002.03.26)
 ◎徐龍達桃山学院大教授(1963年営博)、定年を期に講演(2002.03.25)
 ◎ドラマで活躍中 佐々木蔵之介さん(2002.03.24)
 ◎歴史から売買春を考える、曽根教授(2002.03.22)
 ◎ヘディングの危険性を主張する柳田教授(発達科学)(2002.03.21)
 ◎「中国経済改革の成果と課題」ー加藤経済学部教授ー(2002.03.20)
 ◎実践授業として業務用ソフト受注開発ー国際文化学部横尾教授の情報論講座でー(2002.03.19)
 ◎MOOK「おもしろ図書館であそぶ」が、神戸大震災文庫を紹介(2002.03.18)
 ◎神戸大生が三田でまちづくり調査(2002.03.17)
 ◎作家の眼「徳川慶喜」 野口名誉教授(2002.03.16)
 ◎「弱者」の側から見た平和研究-アレキサンダー教授(国協)-(2002.03.13)
 ◎塩崎教授(工)等編の新著「現代都市再開発の検証」(2002.03.12)
 ◎「小児科に24時間拠点を」-谷風兵庫県立こども病院副院長(1970年医)-(2002.03.11)
 ◎笹山前神戸市長、「芸術鑑賞」を語る(2002.03.09)
 ◎丸谷教授(経)の共編書(2002.03.08)
 ◎文部科学省と神戸大がポートアイランドにバイオ研究施設を整備(2002.03.06)
 ◎日本経済研究奨励財団の2002年度奨励金交付、神戸大研究者に最多の4件(2002.03.05)
 ◎100年前の神戸高商受験票(2002.03.04)
 ◎堀江阪府大教授の「悪女論」(2002.03.01)
 ◎俳人桂信子と神戸経済大(2002.02.28)
 ◎辛さん(1953年営卒)の遺著「朝鮮通信史の旅日記」刊行(2002.02.27)
 ◎東京電機大と神戸大-廣田精一をめぐって-(2002.02.25)
 ◎藤原書店「機」誌への一海名誉教授の連載、100回を越える(2002.02.24)
 ◎新年互礼会・東京(2002.02.23)

◎ノーベル賞小柴東大名誉教授との対話(2003.03.27)


3月7日10時30分から神戸大(理)の招待・主催にて理系学生対象に小柴昌俊 東大名誉教授の講演会が開催された。場所は100年記念会館。300名以上の出席者という盛況だった。
以下は講演後に開かれた小柴教授を囲む昼食会に出席した高木恕司理学部同窓会長(1959年理卒)からのレポート。

講演を済まされた後、学長・理学部長・関係教官及び故須田英博教授(元神戸大理学部教授)の奥様・ご令嬢など10数名で昼食会がもたれ、小柴ご夫妻と親しく和やかな歓談の時間を持つ光栄なひとときに恵まれました。

短時間ではありましたが、私(高木)は小柴先生ご夫妻と直接お話が出来るチャンスに恵まれ感激しました。「私は神戸大学物理学科の卒業生です」と恐れながら自己紹介とご挨拶申し上げましたところ、先生は直ぐ応じられ《私の先輩の皆川理先生それに、藤岡伍郎先生の処だね》と目を輝かせられました。
「はい、皆川研究室でした」《あなた方の学生は今から40年位前のことだね、神戸大学はエマルジョン(注)だったね、気球を使ってかなりの成果がありましたねーーー乗鞍岳などでもーーー》私はつい調子に乗り「はい、私達学生には、ウイルソンのクラウド(霧)チェンバー(箱)・バブルチェンバー(泡箱)・シンチレーションカウンターなどの観測実験をさせていただきました」《ほー、あの頃にそんな実験装置を学生に提供していたなんて、さすがは皆川先生のパワーだね》ーーーこんな調子で思いのほか懐かしい思い出話に花が咲き、気安く、楽しませて戴きました。
尚、学生対象の講演内容は小柴昌俊著「ニュートリノ天体物理学入門(知られざる宇宙の姿を透視する)」(2002年、講談社ブルーバックス)の内容と同じでしたが、やはりご本人から直々に聴く生講演の迫力にはかないませんでした。

(注)エマルジョン
原子核宇宙線の湯川理論・予言のπ中間子・μ中間子の飛跡の現象観測する手段・方法の一つで写真の乳剤中を飛跡した粒子の感光部分を顕微鏡でスキャンしながら観察するもの。

◎神戸高校旧校舎の設計者神田省三さん(2003.03.26)

今般、塔屋部分(通称ロンドン塔)を残して改築された神戸高校校舎。スペインの城壁風旧建物の設計者だった神田省三さんは、神戸三中(現長田高校)の第一回生で、旧神戸高等工業(工学部の前身)に学び1929年(昭和4年)に卒業した。卒業後兵庫県庁営繕課に勤め、1938年(昭和13年)神戸一中(神戸高校)校舎の設計をおこなった。神戸高等工業では、嘱託として兵庫県庁の置塩章営繕課長(初代課長)が建築計画の講義をしていた(神戸高校の校舎を考える会「ロンドン塔は残った」2003年同会発行のインタビュー記事から)。

◎徐龍達桃山学院大教授(1963年営博)、定年を期に講演(2003.03.25)


徐龍達桃山学院大教授は在日韓国人として60年以上大阪で暮らしている。府立高校への入学が認められず、私立高校へ入学。大阪市立大学4年で就職しようとしたが、応募書類を突き返された。神戸大大学院に進学したが、奨学金は受けられない。

以上のような体験を元に、在日韓国奨学会を設立。延べ800人の在日韓国人の進学を支援を続けた。また、国公立大の外国人教員任用や賃金差別解消にも奔走、定住外国人の地方参政権獲得運動も進めようとしている。今年3月定年を迎える機会に、第3回登美が丘文化交流の会で、在日韓国.朝鮮人と日本人の共生をテーマに講演する。国籍にとらわれない自由な社会の実現に向けて、地域に理解者が増えればと期待している(2月15日付朝日・奈良)。

◎ドラマで活躍中 佐々木蔵之介さん(2003.03.24)

NHK連続テレビ小説「オードリー」で、往年の時代劇スターの悲哀を演じ、強い印象を残した俳優佐々木蔵之介さんは神戸大(農)出身。在学中に劇団「惑星ピスタチオ」に参加し、卒業後就職した広告マンの道も、家業の造り酒屋を継ぐ道もなげうって役者を選んだ。大学時代に舞台のネタを必死で考え、「真剣に遊んだ」楽しい演劇に、もっと深く関わりたかったのが動機。現在フジ系「美女か野獣」で合コン好きの記者を軽妙に演じる佐々木さん。ドラマに出るようになってまだ3年ほど。日々学ぶことばかりだという(3月8日付朝日)。

◎歴史から売買春を考える、曽根教授(2003.03.22)


3月15日付の朝日新聞夕刊に曽根ひろみ教授(総合人間科学研究科)の研究が紹介されている。曽根教授は近著「娼婦と近世社会」(吉川弘文館)で、女性史の立場から売買春の歴史に取り組んでいる。

曽根教授によれば、10−11世紀に一夫一婦制の婚姻形態(単婚)になったが、それ以前は、夫婦が配偶者以外の異性と比較的自由に性関係を持つことが許されていた。単婚のもとでは、妻の夫以外の男性との性は姦通として罪悪とされ、夫にとっても、人妻との性が閉ざされ、自由に性関係を結ぶことが許されなくなる。こうして、性は代価を支払っても手に入れる価値をもつようになった。最近売春の合法化も議論されるが、売春に否定的な倫理観を圧倒的多数の人が抱いており、売春を労働として積極的に認める論拠はないとしている。

◎ヘディングの危険性を主張する柳田教授(発達科学)(2003.03.21)


サッカーに不可欠な要素ヘディング。脳への影響に警鐘を鳴らす
研究者がいる。神戸大発達科学部柳田泰義教授もその一人。同教授は男女のボランティアによる実験を通じ、「ヘディングによる衝撃」を軽視できないデータを示した。

そもそもプロ選手の死が招いた昨今のヘディング論議。世界的には想像以上に「ヘディングの危険性」は問題視されているという。幼児も行うスポーツである以上、早急に危険の程度の見極めと、それを最小限にする対策が必要と考えられるが、日本サッカー協会広報部のコメントは「(中略)協会としては特に報告を受けていない。理事会で討議もしていない」。日本の協会は動かない(アエラ 2月3日号)。

◎「中国経済改革の成果と課題」ー加藤経済学部教授ー(2003.03.20)


加藤弘之教授(経)が、「経済セミナー」3月号の特集「躍進する中国経済」の中で、中国経済改革の成果と課題について論じている。以下は、その要旨。

市場経済への移行を実現するため経済改革に取り組み、その成功により20年間にわたる高度成長を持続した中国。その経験から得られる教訓と残された課題について考えてみる。教訓という意味では、中国経済改革の特徴を二点取り上げている。一つは漸進性改革の成功例であること。もう一つは他の移行国にないユニークな特徴でもある地域間での競い合いの構図である。
一方残された課題としては、都市と農村との二重構造の解消が最も重要である。農民に様々な負担を強いる現制度の改革無しに、市場経済システムへの移行の完成はなく、その意味では「税費改革」の成否が、中国の持続的発展を左右する重要なポイント。

◎実践授業として業務用ソフト受注開発ー国際文化学部横尾教授の情報論講座でー(2003.03.19)


企業からの「発注」を受け、ソフトなどを開発する
実践授業が神戸大で行われ、産学連携授業としてが好評を得ている。この授業は、国際文化学部横尾能範教授の情報論講座。実践授業として業務用ソフト受注開発している。

2002年度は7社に顧客管理ソフトを納入し、上々の評判。依頼も年々増え、地域と大学を結ぶ産学連携例として注目を集めている(3月14日付神戸新聞)。

◎MOOK「おもしろ図書館であそぶ」が、神戸大震災文庫を紹介(2003.03.18)


毎日新聞社から「おもしろ図書館であそぶー専門図書館完全ガイドブック」(定価1429円+税)が刊行された。MOOKの体裁をとったA4版の本。全国142の美術、ファッション、車、スポーツ、映画、漫画等各ジャンルの専門図書館をビジュアルに紹介している。作家井上ひさし、庶民文化研究家町田忍のインタビューもあり、専門図書館の面白さがいっぱいの本である。

そんな中、災害、防災に関する専門図書館も紹介されている。神戸大震災文庫もそのひとつ(91ページ)。設立の経緯や最新内容がコンパクトにまとめられている。なお、巻頭の「専門図書館のマル得活用術」は、植村達男さん(1964年経卒)が執筆している。

◎神戸大生が三田でまちづくり調査(2003.03.17)

まちづくりについて学生に何ができるのかを探るため、神戸大の学生9人が3月13日、三田市三田町のほんまち通りセンター街を訪れた。学生たちは店主らと意見交換したり、地域の子どもたちと交流したりして商店街の魅力と課題を調査した。

 これは神戸大が毎年開くボランティア講座の一環。まちづくりをテーマに選んだ発達科学部や医学部の学生は、商店街にある関学大の研究室「ほんまちラボ」の活動を知り、実習先として協力を依頼した。

 神戸大の学生たちは、「ほんまちラボ」の学生の案内で商店街を歩いて見学。美容院経営の米田明代さん(36)は「三田の若者は地元への愛着があるのに、遊べる場所がなくて根付かない。学生はもっと自分たちの活動をアピールすれば周りにも協力してもらえるはず」とアドバイス。学生からは「隠れ家のようなまちの雰囲気が面白い」の意見も。神戸大1年の広瀬なるみさん(18)は、「神戸でも学生が卒業しても続けられるよう、店主たちを主体にしながらイベントを支援したい」と話す(3月14日付神戸新聞)。

◎作家の眼「徳川慶喜」 野口名誉教授(2003.03.16)


日経ビジネス(2月17日号)「作家の眼」欄で、野口武彦名誉教授(文)が斬新な視点から「徳川慶喜」を紹介している。

徳川慶喜が鳥羽伏見の一戦
に敗れ、総勢約1万の将兵を置き去りに戦地大坂から江戸に逃げ帰った際、軍艦開陽丸におメカケさんを乗せて連れ戻っていた事実に端を発した話である。大坂城を抜け出した慶喜一行は、上様のご偉功をふりかざし、なかば軍艦を乗り逃げしたため、乗組員の反発も強く、また慶喜に従う臣下が極僅かであったことから、肝心なときに慶喜には相談相手すらいなかった。そもそも慶喜は臣下を信頼せず、大坂脱出もお取り巻きだけで極秘裏に計画するなど、臣下の意見など聞く耳を持たなかった。そのため最後には権力者として丸裸状態になってしまったという。徳川慶喜は、みじめなまでに孤独であった。

なお、野口名誉教授は、この2月著書「幕末気分」(講談社)により第54回読売文学賞(評論・伝記賞)を受賞した。

◎「弱者」の側から見た平和研究-アレキサンダー教授(国協)-(2003.03.14)

ベトナム戦争の反戦デモに参加した米国の少女は、その後YMCAの職員として赴任した広島で核問題に目覚め、後に「太平洋の非核化」をテーマに博士号を取得する。現在国際協力研究科で、日本の未来を背負う若者と一緒に平和の意味を問い直すロニー・アレキサンダー教授その人だ。一般市民、すなわち「弱者」の側から見て『より安全な社会とは何か』を探る同教授は、神戸での生活について「多くの外国人がそのぞれのアイデンティティを主張するのが面白い」と話す。阪神大震災を経験し、神戸大生の慰霊碑にも参拝する同教授は、「物よりも命、人を思いやる心。最近それが忘れ去られようとしている」と残念がる(日経・大阪版 2月24日夕刊「上方見聞録」欄)。

◎塩崎教授(工)等編の新著「現代都市再開発の検証」(2003.03.12)

塩崎賢明教授(工)、安藤元夫近畿大教授、児玉善郎日本福祉大教授(工院修了)編集の新著「現代都市再開発の検証」が、日本経済評論社から刊行された。ばら色の都市再開発を論じている本ではなく、阪神大震災語の長田地区の都市再開発等具体的なケースを踏まえて考察を深めている。定価は3500円+税。

◎「小児科に24時間拠点を」 -谷風兵庫県立こども病院副院長(1970年医)-(2003.03.11)

3月3日の日経”医を診る”で、谷風三郎兵庫県立こども病院副院長が小児科の問題について論じている。少子化に歯止めをかけ、どのように安心して子供を生み育てる環境をつくっていくかが医療の世界で議論されている。乳幼児の治療は、注射などの処置におさえたりなだめたりする人が必要で、人手がかかるが、一回の診療で得られる報酬は大人と変わらない。一方投薬や検査は最小限にとどめるため、どうしても採算は悪くなる。この十数年で10%の病院が小児科を閉鎖したという。こうした問題の解決には、診療報酬の引き上げが必要だが、小児科医の効率的配置も欠かせない。小児科医を特定の病院に集め、24時間対応できる病院をひとつでも多く作っていくことを提唱したいと。

◎笹山前神戸市長、「芸術鑑賞」を語る(2003.03.09)


神戸のタウン誌「神戸グー」2003年2月号に、笹山幸俊前神戸市長(1945年神戸工専卒)が登場、「芸術鑑賞」を語っている。「妹が絵描きをしていることもあって、美術への興味が強く、市長を務めていた当時も時間を見つけては京都あたりの美術館へたびたび足をはこんでいましたね。・・・」と。最近は各国で発行されている名画切手の収集を始めた由。

笹山前神戸市長は、神戸市立博物館名誉館長をつとめる。同博物館では、5月5日まで「ヴィクトリアン・ヌード19世紀英国のモラルと芸術」を開催中。

◎丸谷教授(経)の共編書(2003.03.08)

丸谷教授(経)の共編書「新しい経済政策論」が、有斐閣から発行された。 明治大学西野万里教授との共編で、松永宣明教授(経)も7人の著者のなかのひとり。グローバル経済下のもとでの経済政策を体系的に論じたテキスト。殆どの章に「グローバル経済下」のキーワードが付されている。定価は1800円+税。

◎文部科学省と神戸大がポートアイランドにバイオ研究施設を整備(2003.03.06)

文部科学省と神戸大は2002年度補正予算をもとにポートアイランド2期区に先端バイオテクノロジーの研究・人材育成施設の整備を進める。神戸大は国の補正予算9億円を使って延べ面積3千平方メートルの4階建て施設を2004年3月末までに建てる。研究・人材育成施設としての運営は2004年4月から。研究対象は今後、文部科学省、神戸大、神戸市の3者で選定していく。神戸大だけでなく、他の大学も利用できる。医学のみならず、工学や情報工学にも通じる人材を育成する。

◎日本経済研究奨励財団の2002年度奨励金交付、神戸大研究者に最多の4件(2003.03.05)

日本経済研究奨励財団が、2002年度奨励金の交付対象23件を決めた。このうち神戸大研究者に交付されるものは4件。大学別では一番多い。出井文男経営学研究科教授、上東貴志経済経営研究所助教授、菊池徹及び中村保両経済学研究科助教授の4名に交付される(2月23日付日経)。なお、小川一夫大阪大教授(前神戸大経・教授)も交付対象者の一人。

◎100年前の神戸高商受験票(2003.03.04)


神戸大学の前身校のひとつ神戸高等商業学校の1903年(明治36年)の受験票が、古本市場に出回った。幸いに神戸大OBの手に入り、近々公開される。受験票表には受験番号(555)のみが記され、氏名は書かれていない。裏面には「注意事項」が記されている。11項目の「注意事項」の3番目には、「洋服若しくは袴を着用すべし」との記載がある。このあたりの叙述には”時代”を感じる。

この受験票を古書店から購入した神戸大OBは、「何れは大学に寄贈したい」と語っている。

◎堀江阪府大教授の「悪女論」(2003.03.01)


堀江珠喜大阪府大教授の「男はなぜ悪女に引かれるのか」(平凡社新書、740円)が、”妖しい魅力醸し出す本”として話題を呼んでいる。古今東西の文学、歴史、映画等から調べ上げた悪女論。

堀江教授は神戸女学院(院)修士課程・神戸大(院)博士課程修了。神戸大(院)時代、阪急六甲駅構内にあった南天荘書店発行のPR誌「野のしおり」にエッセイを寄稿するなど才人ぶりを発揮していた。

◎俳人桂信子と神戸経済大(2003.02.28)


現代女性俳人の先駆者といわれる桂信子さん(1914年大阪の生まれ)は、戦中・戦後に神戸経済大の図書館に勤務していた。当時の図書館の上司は哲学者の服部英次郎主任。ものすごい知識人で、神戸の古本屋仲間で良く知られた存在だった。桂信子さんは神戸大の前身神戸経済大でフランス語を教えていた生島遼一先生(後に京都大学教授)の紹介で職を得た。大阪の花嫁学校時代の恩師岡島千代先生が、生島遼一先生の奥さんだったことが縁である。

大阪なにわ塾編の新書版の本「信子のなにわよもやま」(2002年、ブレーンセンター)巻末収録の「年譜」によると、桂信子さんの神戸経済大勤務は1944年から1946年と短かった。戦後の混乱期、大阪からの通勤が大変だったので近畿車輛に転職し、定年の55歳までつとめた。

◎辛さん(1953年営卒)の遺著「朝鮮通信史の旅日記」刊行(2003.02.27)


昨年10月に亡くなった辛基秀(シン・ギス)さんの遺著「朝鮮通信史の旅日記」が、PHP新書の1冊として、昨年11月に刊行された。

辛さんは朝鮮通信史の研究家として知られ、日本と朝鮮半島の交流をすすめるため、1984年に大阪天王寺に青丘文化ホールを設立した。辛さんは1953年(営)卒。食堂を経営する傍ら朝鮮通信史をはじめとする日本と朝鮮半島に関する史的研究を続け、関連する著書や映画を多数世に送り出した。今後益々重要さを増す日本と朝鮮半島の交流。その目前に71歳で亡くなったのが惜しまれる。

「朝鮮通信史の旅日記」は、PHP発行の月刊誌「歴史街道」に20回にわたる連載をまとめたもの。定価は720円+税。

◎東京電機大と神戸大-廣田精一をめぐって-(2003.02.26)


東京電機大(東京・千代田区神田錦町)の前身は私立電機学校。1907年(明治40年)の設立だ。電機学校の設立者2人のうちの1人が若き技師廣田精一。電機学校理事だった廣田精一は、1921年(大正10年)設立の神戸高等工業学校(工学部の前身)の初代校長として就任する。

東京電機大の2003年版「入学案内」145ページには「学園のあゆみ」として同大学の歴史がまとめられている。その中に廣田精一の名があり、また肖像写真も掲載されている。

先ごろ発行された「神戸大学百年史・写真集」では、24ページをはじめ数箇所に廣田精一校長は登場している。校長就任、辞任(1929年)、追悼文集の発行、胸像の除幕式等・・。

「神戸大学百年史・写真集」の入手方法については、神戸大学学友会ホームページ(http://www.kobe-u.com/)「PLAZA」欄を参照。

◎藤原書店「機」誌への一海名誉教授の連載、100回を越える(2003.02.24)

藤原書店発行のPR誌「機」へ一海知義名誉教授(中国文学)が「帰林閑話」を連載中。2003年1月号で100回となった。100回目は「百という字」の題で「百」という字の意味に関して薀蓄を傾ける。2月号でも引き続き「帰林閑話」は掲載されている。

◎新年互礼会・東京(2003.02.23)


東京の同窓生が集まり、新年互礼会を東京凌霜クラブ・東京KUCで開催した。以下はその概要。

日時:2003年1月28日(火)18:00〜20:00
場所:東京凌霜クラブ・東京KUC(丸ノ内、帝劇ビルB2)

昨年に引き続いて神戸から野上智行学長をお迎えして、最近の母校の現状と展望についてお話を伺った。

故中山正実画伯から寄贈され、同クラブとともに30余年の歴史を刻んできた六甲台図書館壁画「青春」の原画の修復が完了、披露があった。除幕は1955年経済卒・大橋貞彦さん、1986年医卒・楠本昌彦さんの手により行われた。

参加は、1925年(大正14年)に神戸高商を卒業の岩本勇さん以下87名と賑やかだった。


 
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