9月10日付神戸新聞で、石橋克彦教授(都市安全研究センター)が、「兵庫で大地震は起こるか」をテーマにインタビューに答えている。
阪神・淡路大震災や鳥取県西部地震は発生した。これは東西に圧縮されている西南日本の広い地域での地震エネルギーが高まっていることの表れと考えられる。しかし、エネルギーが開放されたのは震源域近傍のみ。関西全域で開放された訳ではない。北但馬(1925年)、北丹後(1927年)と近接した場所での大地震続発の例もある。
大地震が原子力発電所を直撃し、大災害を起こす可能性がある。東海地震の想定震源域の真ん中にある浜岡原発(静岡県)が一番心配だ。茨城県や兵庫県までの風下側が居住不能になるというシミュレーションもある。また、原発が密集する若狭湾で大地震がおき、原発事故が起き琵琶湖の水が汚染される事態も想定される。
私たちの暮らしを振り返り、「未来世代への震災リスクを高めない」。そんな配慮が必要であると、石橋教授は結ぶ。
石橋教授は、阪神・淡路大震災が発生する前年の1994年8月に「大地動乱の時代」(岩波新書)を刊行、地震災害に対する備えの必要なことを訴えていた。
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