株主利益最大化の例外について、近藤教授(法)のコメント
3月23日付日経紙の経済教室欄で、近藤光男教授(法)が「会社支配を考える(2)」のタイトルで次のようなコメントをしている。
即ち、経営者は株主の最善の利益のために行動しなければならない、というのは当然の原則であるが、実際にはこの原則に一致しない行為を行う場面がある。
一つは従業員、取引先、社会といった他の利益を考慮しなくて良いのかということ、もう一つは、企業買収において、経営者は株を買い集める者のなすがままにしていればよいのか、ということである。
前者は例えば、慈善事業への寄付や災害地支援などもありうる。このような行為なら認めるという例外的な行為基準を正面から定めることが適切である。後者については、企業防衛は現経営者の地位を守るという面があり、利益相反が存在する問題となる。米国でも議論されたテーマであるが、独立した社外取締役の機能が強く期待される場面である。
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