凌霜ビジネス 2007年1月 第2号
新年早々の1月12日、「神戸大学東京フェア-未来づくりは神戸から-」が、
東京港区のホテル「フロラシオン青山」で開催されました。
フェアのねらいは、人文・人間科学、社会科学、自然科学、医学・生命科学の
分野を持つ総合大学神戸大学の現状のPRと神戸大学がかかわる産学官民連携の
シーズ情報の発信にあり、フェアは①講演会、②パネル展示・試作品展示、③ 交流会の
3部構成で進行し、官庁・企業・研究機関などから約400人の出席者を迎え、大盛況でした。
①講演会
野上智行学長の挨拶に続き、基調講演では川崎重工業株式会社大橋忠晴社長(1969年工卒)が、
「21世紀を生きる重工業として目指すもの」と題して、明治以降の日本の重工業の歩みと
自社の発展を振り返りました。更に、21世紀には世界の基幹産業を目指してエネルギーと
環境の分野でグローバル化を進めると語りました。また、金井壽宏教授(営)は
「ネットワークの連結力-神戸発のワールドクラスのために-」と題して、
ワールドクラスの活躍とは地域にしっかり根ざしながら活動の質・深さ・波及性で
世界レベルの水準に達することだと説明し、そのための道筋を探りました。
②パネル展示・試作品展示
「安全・安心」「環境」「健康」「食」に関する69のシーズが展示され、
医学、工学、理学、農学、海事科学、総合人間科学の研究者が説明に当りました。
③交流会
文部科学省、経済産業省、兵庫工業会等の要職者の挨拶に続き、懇親会が行われました。
貴重な情報交換の場ともなり、今後の産学連携の実現が期待されます。
また、参加者一同、農学部発の日本酒「神戸の香」を堪能することが出来き、好評を博していました。
詳細は神戸大学ホームページをご覧ください。
http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2007_01_15_02.htm
≪ 震災から12年、風化させない惨事の記憶 ≫
1月17日、1995年に起きた阪神・淡路大震災から12年を迎えて学内では
様々な追悼と慰霊の、そして震災の記憶を風化させないための催しが行われました。
そのうちのいくつかをここで紹介します。
雨の降りしきる神戸市灘区のともだ公園。今年も震災発生時刻の午前5時46分、
震災で亡くなった第35代応援団長の故・高見秀樹さん(当時経済学部3年生)の下宿跡
に遺族らが集まり、静かに黙祷をささげました。
今年は秀樹さんの1代下にあたる第36代応援団長の国司和丸(くにし かずまる)さん
も東京から駆けつけ当時の団員たちの近況を交えつつ、遺族らと思い出話に花を咲かせました。
神戸大学では、正午、六甲台キャンパスにある「兵庫県南部地震神戸大学犠牲者慰霊碑」
の前に野上智行学長以下教職員・学生が集い、 1分間の黙祷ののち、献花を行いました。
神戸大学では学生・教職員41人が震災で亡くなっています。「鎮魂」の文字がデザイン
された慰霊碑には午前中からたくさんの遺族が訪れ、 41人の名前が刻まれた銘板の傍らに
花束を供え、冥福を祈っていました。
統合前の神戸商船大学でも学生・研究員6人の方が犠牲になりました。
その6人の名前が刻まれた「神戸商船大学犠牲者慰霊碑」がこのほど完成、
神戸大学海事科学部となった深江キャンパスで午後1時半から除幕式がありました。
野上智行学長は挨拶の中で一人ひとりの名前を読み上げ、志半ばで亡くなった
若い命の悔しさ、悲しみを受けとめ、残された者は何のために学び、研究するのか、
思いを新たにする機会としたいと述べました。
詳細やその他関連記事については下記のページをご覧下さい。
神戸大学ニュースネット:http://home.kobe-u.com/top/newsnet/index.html
神戸大学ホームページ:http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2007_01_17_01.htm
≪ 卒業生のご紹介 ≫
兵庫県では、HAT神戸で阪神・淡路大震災メモリアルデーとして「1.17のつどい」を開催。
その一環で防災に関連する行事が行われ、なぎさ公園にて企業出展による防災グッズ展示が
特設されました。その中で、由田克己氏(1963年経卒、1999年営院)が代表を務める
(有)メルクリオが開発した吸水ポリマーを応用した土嚢(どのう)「ウォーター・イン・どのう」
が出品されました。由田氏は意欲的に新しい商品開発に取り組んでおり、
近日中に機能がアップした新商品を発売予定とのことです。
(有)メルクリオホームページ:http://www.e-mercurio.com/
≪ 本のご紹介 ≫
神戸大学大学院経済学研究科・小塩隆士教授が編集した
「日本の所得分配―格差拡大と政策の役割」(東京大学出版会)の書評が
日本経済新聞(平成19年1月14日付)に掲載されていました。
税制や公的年金制度などの「再分配」政策が格差の拡大傾向にどのように
対応してきたかという視点を軸に、8人の専門家が分析・提言を試みた
所得格差に関する議論に一石を投じる書です。
興味のある方は是非一読してみてはいかがでしょうか。
また、小塩教授は、1月23日付・日本経済新聞の「経済教室」欄に
『人口減と格差』というテーマで寄稿しています。
人口減(高齢化)が与える所得格差への影響について言及し、
現行の税・社会保障の仕組みの限界とその打開策を述べています。
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☆★ トピックス ★☆
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神戸大学関係のヘッドラインのみお届けいたします。
詳細は、以下のサイトをご覧ください。
http://www.kobe-u.net/kobe-u.com/topics/2007/01.html
・吉田一彦名誉教授(国際文化)の共著『暗号事典』 (2007.01.25)
・高校の社会科に関して、鈴木正幸副学長が発言 (2007.01.24)
・延岡健太郎教授(経済経営研究所)著『MOT(技術経営)入門』の書評 (2007.01.23)
・「座談会 平和と文化」で王柯教授(国際文化)が語る (2007.01.22)
・但馬地方出身の文化人たち―前田純孝(歌人)、東井義雄(教育者)、宇野雪村(書家)― (2007.01.19)
・石井淳蔵教授(営)が説く「組織営業のすすめ」 (2007.01.18)
・「救助ロボット」研究と故・競基弘さん(震災当時自然科学研究科大学院生) (2007.01.17)
・神戸大学東京フェアに約400人が参加、大盛況 (2007.01.16)
・内閣府山本光昭参事官(1984年医卒)、日本酒を語る (2007.01.15)
・地主敏樹教授(経)が2006年の経済・経営書を概観 (2007.01.12)
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☆★ 新連載のご案内 ☆★
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今号から、『日本経済新聞連載「私の履歴書」と神戸大学』と題し、
神戸大学東京オフィス・コーディネーター・植村達男氏(昭和39年経済学部卒)
によるコラム連載を始めます。以下、初回コラムです。
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■ 日本経済新聞連載「私の履歴書」と神戸大学(1)■
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昨年11月4日、横浜でシンポジウム「『私の履歴書』から読む昭和史」が開催された。
作家城山三郎、神戸大学大学院経営学研究科教授加護野忠男、評論家松本健一各氏が、
それぞれの立場から「私の履歴書」を語った。司会は作家水木楊氏
(概要は11月23日付日本経済新聞に掲載)。
日本経済新聞紙上で「私の履歴書」の連載が始まったのは、1956年(昭和31年)3月1日のこと。
第一回目の執筆者は社会党委員長の鈴木茂三郎氏であった。
神戸大学関係者で最初に「私の履歴書」に登場したのは、出光興産創業者の出光佐三氏。
以下のリストは、「私の履歴書」に登場した神戸大学卒業生たちである。(掲載順)
( )内は、紙面に登場した時点での肩書き。年月は掲載された時期を表している。
出光佐三(出光興産社長、明治42神戸高商卒) 昭和31年7月
江田三郎(社会党組織局長、昭和5年神戸高商卒) 昭和38年2月
市川忍(丸紅飯田会長、大正8神戸高商卒) 昭和45年1月
石井光次郎(衆議院議員、明治45神戸高商卒) 昭和46年10月
高畑誠一(日商岩井相談役、明治42神戸高商卒) 昭和47年10月
越後正一(伊藤忠商事会長、大正14年神戸高商卒) 昭和50年9月
西川政一(日商岩井相談役、大正13年神戸高商卒) 昭和53年6月
北裏喜一郎(野村証券会長、昭和7年神戸高商卒) 昭和54年11月
中内功(ダイエー会長、昭和25年神戸経済大卒) 平成12年1月
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☆★ セミナー&フォーラム ☆★
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☆★ 神戸大学経済経営研究所
情報家電産業・技術経営研究会 ★☆
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神戸大学経済経営研究所政策研究リエゾンセンターでは、
情報家電(デジタル機器)産業を取り巻く環境変化に対応した、
新しい技術・経営モデルを構築することを目的とする
産学官協同プロジェクトとして、情報家電産業・技術経営研究会を実施しています。
研究会は、東アジアやアメリカ等を含めたグローバルな視点を含め、
経営学の観点から、様々な情報家電に関する企業の技術・製品開発力が
経営業績に高効率で結びつく手法を明らかにし、技術経営モデルとして産業界に
フィードバックすることを目的とします。
このために、情報家電産業の技術経営の前線において活躍される
企業人・関係者の参加により、明確な問題設定とその解決のための活発な
ディスカッション等を行います。
《 平成18年度第1回研究会 》
【日時】平成19年2月16日(金)14:30~18:00
【場所】神戸大学六甲台キャンパス フロンティア館3階プレゼンテーションルーム
※詳細は下記の研究会公式ホームページをご覧下さい。
URL:http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/liaison/mot-it/top.html
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■シンポジウム「少子化時代を生きる
-どうする? 私とみんなの子育て,親育ち-」のご案内■
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神戸大学経済経営研究所と兵庫県が少子化問題研究で連携協定を結んだ
ことを記念して、下記の要領で、シンポジウムが開催されます。
少子化対策は国全体としてのみならず、私たちが住む地域の問題としても、
益々重要となりつつあります。シンポジウムでは、研究者、行政、労働組合、
そしてこれからの少子化社会を担う若い世代など、様々な立場の見方を知ることに
よって私たちが今後この問題にさらに関心を深めていくきっかけにしたいと
考えています。
【日時】平成19年2月17日(土) 10:00~13:00
【場所】神戸大学神大会館(百年記念館内) 六甲ホール
【主催】神戸大学経済経営研究所・兵庫県
※参加者定員は200名となっています。参加申し込み・プログラム等の詳細は
研究所ホームページをご覧下さい。
URL:http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/shoshika/sympo070217/index-j.html
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☆★ 各支部・行事のご案内 ★☆
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☆★ 神戸大学クラブ 英雄を語る会 第21回例会 ☆★
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【日時】平成19年2月6日(火)
【場所】神戸大学クラブ 神戸元町 本館牡丹園内
「秀吉晩年の謎」について、都倉康之氏(昭和37年経済学部卒)が語ります。
晩年の秀吉は、全くの独裁者でしたが、その指令・行動には多くの謎があります。
話題を提供し、皆様と探求したいと思います。
「英雄を語る会」は、毎回「ある英雄」を話題にしながら、参加者が談論風発する楽しい会です。
興味のある方は、是非ご参加下さい。
● お問い合わせは神戸大学クラブ事務局 Tel:078-334-1323 まで。
詳細は神戸大学クラブホームページをご覧下さい。
URL:http://home.kobe-u.com/kobe/index.html
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☆★ 神戸凌霜午餐会第1391回例会 ☆★
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【日時】平成19年2月14日(水)
【場所】湊川神社「楠公会館」2F 菊水の間
【講師】神戸大学文学部 教授 窪薗晴夫氏
【演題】「戦後60余年、日本語はどう変わったか?」
【会費】2,500円
講師は昭和32年鹿児島県生れ。
大阪外大英語科卒、名古屋大(修士)、英エジンバラ大(博士)修了。
哲学博士(言語学)。専門は言語学・音声学。南山大、大阪外大助教授を経て
平成14年より現職。
著書に「新語はこうして作られる」、「アクセントの法則」(いずれも岩波書店)など。
平成19年は戦後62年目。日本語はこの間どのように変化し、
今後どのように変わろうとしているのか。
明治初期の東京弁や現在の沖縄弁を聞き、戦後50年ぶりにロシアからの帰国を
果たした人の手記を紹介しながら、日本語の過去・現在・未来を考えてみます。
敬語、方言、若者言葉がキーワードです。
言語学権威のお話を是非お聞き下さい。
● お問い合わせ・参加申込み先:(社)凌霜会事務局
Tel:078-805-3833、3834 E-Mail:ryoso@kobe-u.com
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☆★ 大阪凌霜クラブ 2月定例会 ☆★
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【日時】平成19年2月20日(火)18:30~
【場所】大阪凌霜クラブ本館ホールおよびセミナールーム
【講師】古野 喜政氏(元毎日新聞社ソウル支局長・大阪本社編集局長)
【演題】『朝鮮半島の今後』
【会費】メンバー2,500円 ビジター3,500円
元毎日新聞編集局長で、朝鮮半島問題に詳しい古野氏に、今最も関心の高い
「これからの朝鮮半島」を語っていただきます
。
● 申込方法等お問い合わせは、大阪凌霜クラブ支配人まで。
Tel:06-6345-1150 E-Mail:osaka@kobe-u.com
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☆★ 第6回 神戸大学学友会 東京支部 若手の会 ☆★
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昨年6月、第1回をスターとさせた若手の会は6回目となります。
今回は、大阪から三菱UFJリサーチ&コンサルティングの藤井恵さんを迎えて、
シンクタンクでの勤務経験を語っていただきます。
藤井さんは1996年に神戸大学経済学部卒業、大和総研に入社。
翌年、三和総合研究所に転じ、社名変更や合併を経て現在に至っています。
既に『中国駐在員の選任・赴任から帰任までの完全ガイド』等多数の著書を出されています。
なお、講演の後で、ビール等を飲みながら歓談する予定です。
「若手の会」は全学部の卒業生を対象としていることを、念のため申し添えます。
就職活動のため上京中の在校生の参加も大歓迎です。
【日時】平成19年2月24日(土)13:00~15:30
【場所】神戸大学東京凌霜クラブ(帝国劇場ビル地下2階)
【講師】藤井 恵氏(1996年経済卒、三菱UFJリサーチ&コンサルティング研究員)
【演題】「シンクタンク業務を通じてのキャリア開発」
【会費】2,000円(ただし、昭和期の卒業生は3,000円)
詳細は下記ホームページをご覧下さい。
神戸大学東京凌霜クラブ:http://home.kobe-u.com/tokyo/news/yokoku.html#2007.02.24