1931年2月6日、シュンペーター教授が、神戸商業大学(現・神戸大学)を訪れ、“The Present state of International Commercial Policy ”(国際通商政策の現状)と題する講演を行なった。その記録は、現在でも神戸大学から刊行されている「国民経済雑誌」1931年4月号に掲載されている。経済学史上、歴史上の人物となったシュンペーター教授。当時は、ボン大学教授でハーバード大学の客員教授でもあった。
神戸商業大学では、2月9日に“The Present State of Economics or on Systems, Schools, and Methods”(経済学の現状、あるいは体系・学派・方法について)と題する講演をおこなった。続いて、2月10日には”The Theory of Interest”(利子論)と題する講演も行っている。前者の記録は、「国民経済雑誌」1931年5月号に掲載され、後者は、その要旨が「神戸商大新聞」に掲載されたという。
シュンペーター教授は、神戸商業大学が正式の受け入れ先であったが、来神以前に、東京商科大学(現一橋大学)、日本工業倶楽部、東京帝国大学でも講演を行っている。
以上は根井雅弘(京都大学教授)『シュンペーター』(2006年、講談社学術文庫、880円+税)からの抄録。
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