みずのわ出版(本社:神戸市中央区)から林哲夫・高橋輝次・北村知之編著『神戸の古本力』が刊行された。定価は1500円+税。この本は、今年の7月に神戸・元町の海文堂書店で開催された”トークショー”を一冊の本に纏めたもの。この”トークショー”に出場した3人が編著者となっている。以下は3人のプロフィール。
○林哲夫(はやし・てつお)
1955年香川県生まれ。画家。書物雑誌『sumus』編集人。1986-95年神戸市に在住。著物に『喫茶店の時代』、(編集工房ノア)『歸らざる風景』『文字力100』『読む人』(みずのわ出版)他。ブログ「daily-sumus」http://sumus.exblog.jp/
○高橋輝次(たかはし・てるつぐ)
1946年三重県伊勢市生まれ。神戸で育つ。協和銀行を経て、創元社に入社。現在、フリー編集者。著書に『関西古本探検』、(右文書院)『古本が古本を呼ぶ』(青弓社)他多数。
○北村知之(きたむら・ともゆき)
1980年神戸生まれ。神戸在住。書店アルバイト。メルマガ「早稲田古本村通信」に「チンキタ本バカ道中記」連載中。
以下は、同書23ページからの引用で、発言しているのは北村氏。阪急六甲、JR六甲道あたりの古書店の話題である。
やっぱり神戸大学があるせいか、良い古本屋が何軒かかたまってあるので良く行きます。北から南に、口笛文庫、宇仁菅書店、文庫六甲、あと国道沿いに新古書店の古本市場、あとカラス書房という中国書専門の店もすこし離れた阪神電車の沿線にあります。
(中略)口笛文庫は去年の一月に阪急六甲とJRの六甲道のちょうど間くらいにオープンしました。そこには週に一度か二週間に一度くらいは必ず行きます。看板に「古本とジャズ」、これは植草甚一からの引用かな、そうあるようにジャズのCDも売っていて、あと洋書もけっこう多いのです。値付けもかなり安い。親子連れで来て母親が子どもに絵本を読み聞かせてそのまま買わずに帰っていく、そういう微笑ましい光景も見られます。
以上の引用文の中に登場する口笛文庫(写真)のオーナーは、尾内純さん。神戸大学発達科学部の卒業生(1997年)だ。なお、本書には詩人安水稔和さん(1954年文卒)、香料史研究家山田憲太郎さん(1932年旧制神戸商業大卒)等神戸大卒業生の著書の話題が出ていた。また、巻末のアンケートには、画家で歌人の南輝子(1967年文卒)さんが、三宮のジャズ喫茶「バンビ」の思い出を寄せていた。
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