車イスで世界39ヶ国の旅をした木島英登(きじま・ひでとう1997年発卒)さん。神戸大学卒業後は一時電通に勤務した。木島さんには『空飛ぶ車イス 元ラガーマン、世界39ヶ国の旅』(2001年、IMS出版、定価1600円+税)という著書があり、その体験を書き綴っている。
木島さんは、大阪府立池田高校3年生のとき、ラグビー部の練習中に下敷きとなり、背骨が真っ二つに折れるという重傷を負う。以後、車イスでの生活を余儀なくされる。車イスとなって最もショックだったのは、自分が一生歩くことのできない体になったことではなく、周囲の人々の態度が変わったことだった。下半身が不自由になったとはいえ、木島さん自身の中身は何も変わってはいない。明らかに舐めた態度を取られたり、哀れみの言葉をかけられる場面に何度も遭うようになる。自分自身は何も変わっていないというのに・・・。
車イスで行動しようとするたびに、「設備がないからできません」「規則ですからできません」と言われたりする。「車イスになった途端、何でもダメだダメだと言われるわけだ。本人がしたけりゃ、したらいいじゃないか。車イスというだけで何でもできません、とは行動する機会すら与えてくれないのか」と木島さんはと考えた。
車イスでの海外旅行は、確かに大変かもしれない。ホテル探し、交通機関の利用、街での段差など、困難なことは非常に多い。、どこでも人の助けが必ず必要だ。なぜそんな苦労までして木島さんは旅に出るのか?そのあたりの”答え”が本書には出ている。なお、下記ホームページによると、今年2月現在で木島さんが訪れた国は82ヶ国に達した。
木島英登さんホームページアドレス http://www.kijikiji.com

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