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卒業生社長就任ニュース

ここでは神戸大学関連の様々なニュース・トピックスをご紹介しています。

過去の卒業生社長就任ニュース一覧  過去の卒業生社長就任ニュース一覧がご覧になれます。
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 卒業生社長就任ニュース: 2006年
「東商新聞」が神戸大学東京フェアを報道 (2006.12.25)
月刊誌「神戸っ子」12月号から (2006.12.22)
荷宮和子さん(法卒)の新著『キャラクターバカ一代』 (2006.12.21)
日本サッカー殿堂入りした賀川太郎さん(1945年、神戸経済大卒) (2006.12.20)
作家重松清さんの「マスターズ甲子園」ルポ (2006.12.19)
貴重な収蔵品を誇る「神戸大学海事博物館」 (2006.12.18)
住民が主役、行政は脇役、佐藤三郎西須磨まちづくり懇談会事務局長(1957年営卒) (2006.12.15)
小津安二郎の神戸高商受験 (2006.12.14)
平山洋介教授(発)の新著『東京の果てに』、各紙に書評 (2006.12.13)
宮下規久朗助教授(文)の新著『カラヴァッジョ』 (2006.12.12)
神戸元町・海文堂書店の広報紙「Cahier」に神戸大学「カレンダー」、同「キャンパスマップ」登場 (2006.12.11)
森信三元教授(教)が創刊した 「実践人」、この11月で600号 (2006.12.08)
地主敏樹教授(経)の新著『アメリカの金融政策』 (2006.12.07)
神戸大学が五百旗頭真氏に名誉教授の称号を授与 (2006.12.07)
46億年前の生命の起源?NASA中村圭子研究員(1996年理卒、2002年理院、理博)等が発見 (2006.12.06)
12月4日から「野口順一洋画展」開催 (2006.12.05)
小川進教授(営)による『株式会社』の書評 (2006.12.04)
神戸大学ビーフ、日経ビジネス(11月20日)で紹介 (2006.12.01)
毎日新聞大阪本社藤原規洋経済部長(1979年法卒)の発言 (2006.11.30)
新刊書『神戸の古本力』から (2006.11.29)
「東京六甲男声合唱団」が団員募集 (2006.11.28)
加護野忠男教授(営)、稲盛和男著『アメーバ経営』を書評 (2006.11.27)
松岡三郎さん(1960経卒)の新著『アメリカの年金ハンドブック』 (2006.11.24)
農学部の活動拠点が「ゆかりの地篠山」に設置 (2006.11.22)
蓑原俊洋助教授(法)の新著『カリフォルニア州の排日運動と日米関係』 (2006.11.21)
石橋克彦教授(都市安全研究センター)、北陸にも大津波の可能性あることを予測 (2006.11.20)
平山洋介教授(発)の新著『東京の果てに』 (2006.11.17)
「中国神戸大学同窓会」発足会開催、 10月16日北京で (2006.11.16)
第10回アナリスト・エコノミスト ランキングから (2006.11.15)
宮尾龍蔵教授(経済経営研究所)、日経経済図書文化賞を受賞 (2006.11.14)
神戸大と神戸バイオメディクスが開発した医療機器「ガットクランパー」 (2006.11.13)
平和構築の流れを主導ー日本の役割、木村幹教授(国際協力研究科) (2006.11.10)
医療支援船を台湾でも活用、神戸大と日本透析医会 (2006.11.09)
根岸哲名誉教授(法)による神戸大学回顧 (2006.11.08)
「年金制度の抜本改革を」、二神孝一大阪大教授(1987年経院後期修了) (2006.11.07)
スカイマーク、羽田・神戸間の運賃を10000円に(12月1日ー12月22日) (2006.11.06)
へき地医療への取り組み、神戸大医学部 (2006.11.02)
来年1月に「神戸大学東京フェア」を開催 (2006.10.31)
フラオグルッペ沖幸子社長(1969年教卒)が、母校で講演 (2006.10.30)
山口誓子さんの句碑は、高さ日本一 (2006.10.27)
漆嶋稔さん(1979年経卒)の訳書『中国思想に学ぶ成功にこだわらない生き方』 (2006.10.26)
一海知義名誉教授(教養)が語る漢詩の魅力 (2006.10.25)
松本哉さん(1967年理卒)の遺著『永井荷風という生き方』 (2006.10.24)
中井久夫名誉教授(医)の新著『樹をみつめて』 (2006.10.23)
「マスターズ甲子園」、今年は11月4日、5日開催 (2006.10.20)
凌影会会長竹内淳一郎さん(1963年営卒)、カメラ産業史の研究も (2006.10.19)
書道の習慣は小学校低学年から 魚住和晃教授(国際文化) (2006.10.18)
10月17日、シャンソン歌手石井 好子さんをおむかえして、東京凌霜クラブで創立40周年記念の「音楽と語らいの夕べ」 (2006.10.16)
游仲勲東邦学園大学教授(1960年経博修了)、中国の「社会官僚資本主義市場経済」を語る (2006.10.16)
在日韓国奨学会理事長 徐龍達さん(1963年営博士修了) (2006.10.13)
文学部同窓会東海支部のホームページ (2006.10.13)
建築家毛綱毅曠さん(1965年工卒)の故郷釧路市 (2006.10.12)
昭和34年卒有志が古希を祝って美術展を開催第5回「古希祝」記念 (2006.10.10)
三品和広教授(営)の新著『経営戦略を問いなおす』 (2006.10.06)
日本の海藻、「アオサ」が米仏などで繁茂していることを確認、川井浩史教授(理) (2006.10.05)
北坂真一同志社大教授(1992年、神戸大経院博修了)の新著『経済政策を担う人々』 (2006.10.04)
市橋正光名誉教授(医)による「50歳からのアンチエイジング暮らし」 (2006.10.03)
小島英記著『男の晩節』に森信三元教授(教)が登場 (2006.10.02)
会社法の本、三冊 (2006.09.29)
南知惠子助教授(営)の新著『顧客リレーションシップ戦略』 (2006.09.28)
最近夫婦喧嘩をした卒業生へ (2006.09.27)
植田一久さん(1995年教卒)の新著『プレイボール スリランカ野球武勇伝』 (2006.09.26)
武正興さん(1972年農卒)、食の安全を語る (2006.09.25)
林家竹丸(1989年経卒)さんが10月7日に「繁昌亭ライブ」 (2006.09.22)
首相の靖国参拝に関する木村幹教授(国際協力)の論考 (2006.09.21)
佐治大祐さん(1971年営卒)、ベスター・ジャパン・アドバイザーズ社長に就任 (2006.09.20)
一海知義名誉教授(教養)の”大切な本” (2006.09.19)
藤井恵さん(2001年経院修了)の新著『中国駐在員の選任・赴任から帰任までの完全ガイド』 (2006.09.15)
横綱審議会・委員長をつとめた石井光次郎さん(1912年神戸高商卒) (2006.09.14)
魚住和晃教授(国際文化)の新著『書の十二則』 (2006.09.12)
国立大収益力アップ作戦 9月2日付読売夕刊から (2006.09.11)
神戸空港利用に関する「企業アンケート」実施 村上助教授(営)がコメント (2006.09.11)
神戸大病院で米国人末期がん患者手術 (2006.09.08)
レンゴー大坪清社長(1962年経卒)、経営を語る (2006.09.07)
堀江珠喜さん(1987年文博士修了)の新著『おんなの浮気』 (2006.09.06)
小川進教授(営)がヘンリー・ミンツバーグ著『MBAが会社を滅ぼす』を書評 (2006.09.06)
江弘毅さん(1981年農卒)の新著『「街的」ということ』 (2006.09.04)
「冥王星格下げ」問題に関して、向井正日本惑星科学会会長(理教授)各紙で発言 (2006.09.01)
没後ますます名声が上がる森信三元教授(教)の著作 (2006.08.31)
「今こそ小さく強い政府を」、五百旗頭真防衛大学校長(神戸大学前教授) (2006.08.30)
旧制姫路高校「白陵寮 寮歌」の作曲者南恒郎さん (2006.08.30)
郡司ぺギオー幸夫教授(理)の新著『生きていることの科学』 (2006.08.29)
朝日・読書欄で活躍する梶山寿子さん(1987年文卒) (2006.08.28)
クリエーター集団「graf」の代表をつとめる服部滋樹さん(1994年、教・院中退) (2006.08.25)
工学部建築コースの一年生が、「阪神・淡路大震災」をテーマに学ぶ (2006.08.24)
團野廣一さん(1956年営卒)、中国を語る (2006.08.23)
出生率1.25ショックを分析する小林美希さん(2000年法卒) (2006.08.21)
脇田晴子さん(1956年文卒)の旧著『日本中世都市論』復刊 (2006.08.18)
島田恒さん(1962年経卒)サンテレビ等各地のテレビ局でNPOを語る (2006.08.18)
「子供に伝えるクラシック制作委員会」の代表をつとめる猪口勇さん(1962年経卒) (2006.08.17)
神戸大学が進学説明会を名古屋、広島、東京、岡山で開催 (2006.08.16)
神戸学生青年センター館長 飛田雄一さん(1978年農院修士) (2006.08.15)
五百旗頭真教授(法)が防衛大学長校就任を語る (2006.08.14)
ギャラリー経営論を神戸大で講じた島田誠さん(1966年営卒) (2006.08.11)
大人のモチベーションがCSRを支える、高橋潔助教授(営) (2006.08.10)
大人にも必要なGH(成長ホルモン)、千原和男教授(医)のコメント (2006.08.09)
神戸の大学のポテンシャル、野上智行学長の発言 (2006.08.08)
阪神電鉄社長坂井信也さん(1970年経卒) (2006.08.07)
大阪スクールオブキャリナリーアート学校長鞍井修一さん(1961年文卒) (2006.08.04)
神戸高商(現神戸大学)の英語教育者たち (2006.08.03)
神戸大学で留学生と社会人の「交流の輪」が広がる (2006.08.02)
東海地震説の提唱者、石橋克彦教授(都市安全センター) (2006.08.01)
7月25日、東京で「神戸のつどい」開催 (2006.07.31)
関口秀子助教授(経済経営研究所)編の新刊『六大企業集団系譜図集』 (2006.07.28)
産業技術総合研究所比留川博久さん(1987年自然科学・博修了) (2006.07.27)
村宮克彦(営院)さん「証券アナリストジャーナル賞」を受賞 (2006.07.27)
宮尾龍蔵教授(経済経営研究所)の新著『マクロ金融政策の時系列分析』 (2006.07.25)
芳地博光さん(1976年工院修了)が代表をつとめるエーデルワイス・ブラス・オーケストラの定期演奏会 (2006.07.24)
著書多数、朝日新聞読書欄で活躍ー野口武彦名誉教授(文) (2006.07.21)
東京理科大三土修平教授(1982年経院後期)靖国を語る (2006.07.20)
真の医療を追求、高階経和臨床心臓病学教育研究会理事長(1954年、神戸医大卒)、中野次郎同理事(1949年、神戸医専卒) (2006.07.19)
高橋昌明教授(文)編の新著『院政期の内裏・大内裏と院御所』 (2006.07.18)
東京新聞フォーラムで、コーディネーター 赤沢信次郎さん(1969年法卒) (2006.07.14)
49日歩いてUターン 大和勝年さん(1970年経卒)さん (2006.07.13)
豊島義一東北大学名誉教授(1968年営博修了)の著書『長崎造船所原価計算作成史』 (2006.07.12)
三井昌志さん(1998年工卒)の写真集『アジアの瞳』 (2006.07.11)
クラシックギタリスト松田晃演さん(1957年経卒)のコンサート評 (2006.07.10)
長期的利益、地道に追求をー加護野忠男教授(営)、砂川伸幸助教授(営)ー (2006.07.07)
笑って笑って、人生を社会を明るくー日本医大高柳和江助教授(1970年医卒) (2006.07.06)
湯田元子さん(法4・小室ゼミ) カルロス・ゴーン氏の講演会でパネラーをつとめる (2006.07.05)
「プラド展を見て」ー宮下規久朗助教授(文)ー (2006.07.04)
コネクティ服部恭之社長(1998年経卒)が、東洋経済(6月24日)の「35歳からのWeb2.0」特集に登場 (2006.07.03)
第一次世界大戦後の日独交流を語るー岸本肇教授(発)ー (2006.06.30)
歌人近藤芳美さんの父は、1910年神戸高商卒 (2006.06.29)
入谷純教授(経)の新著『基礎からの経済数学』 (2006.06.27)
長谷川智紀さん(2003年営卒) 出版記念パーティ (2006.06.27)
阿部泰隆名誉教授(法)共編『環境法』(第3版補訂版)刊行 (2006.06.26)
別冊『災害資料・震災資料の保存・活用に関する研究会』刊行 (2006.06.26)
王柯教授(国際文化)の新著『20世紀中国の国家建設と「民族」』 (2006.06.22)
嶋内秀之さん(2004年営院修了)共著の新著『ベンチャーキャピタルからの資金調達』 (2006.06.21)
最高裁、変化の兆し、中川丈久教授(法)のコメント (2006.06.20)
ハウス食品”プライムカレー”の開発チームリーダーの難波克章さん(1984年農卒) (2006.06.19)
シュンペーター教授の来学(1931年2月6日) (2006.06.16)
神戸大学交響楽団90周年記念式典ー「あ・てんぽ」No15(2006年5月)からー (2006.06.15)
石平さん(文化学研究科博士課程修了)の新著『中国人だから見える 日中の宿命』 (2006.06.14)
高橋千枝子さん(1993年経卒)の著書『高くても売れる! 7つの法則』、東商新聞で紹介 (2006.06.13)
佐々木蔵之介さん(1992年農卒)主演映画「間宮兄弟」 (2006.06.12)
昭和初期の神戸高商グリークラブ (2006.06.09)
藤堂圭太さん(1963年営卒)訳『ナレッジワーカー』刊行 (2006.06.08)
「DIME」6月6日号に神戸大学ビーフが登場 (2006.06.07)
神戸大硬式庭球部が輩出したデ杯選手達たち (2006.06.06)
足立正樹教授(経)の新著『高齢社会と福祉国家』刊行 (2006.06.05)
神戸大学ハンドボール部50周年記念誌刊行 (2006.06.02)
パソナアイ長谷川智紀社長(2003年営卒)の新著『一番星みつけた』 (2006.06.01)
草野豊己グローバルフロンティア代表(1976年工卒)、CTAを語る (2006.05.31)
吉原英樹名誉教授が阪神電鉄の監査役に就任 (2006.05.30)
前川洋一郎さん(1967年営卒)の新著『予兆発見ー百の小話』 (2006.05.29)
高橋千枝子さん(1993年経卒)の新著『高くても売れる! 7つの法則』 (2006.05.26)
浦山桐郎監督(旧制姫路高校卒)が、「はりま・シネマの夢 銀幕を彩る映画人たち」で顕彰 (2006.05.25)
甲南大学胡金定教授(神戸大学・院 文化学・博士課程修了)の「歴史とお酒の中国旅行」 (2006.05.24)
高橋輝次著『関西古本探検』から (2006.05.23)
討論会「中小企業とものづくり」でコメント、大槻真一阪南大学学長(1959年理卒) (2006.05.22)
企業名変遷要覧 (2006.05.19)
天野雅敏教授(経)、NHKラジオ深夜便に登場 (2006.05.18)
上野省策元教授(教)の業績ー樽見博著『古本通』から (2006.05.17)
彗星のちりの研究で活躍するNASA研究員、中村圭子さん(1996年理卒、2002年理院、理博) (2006.05.16)
歌曲に打ち込み10年、安福具弘さん(1960年経卒) (2006.05.15)
『江戸上水の技術と経理』増補CD版 (2006.05.15)
梶山寿子さん(1987年文卒)、「リーダーシップ研修に「演劇」を採り入れる理由」を語る (2006.05.12)
邵友保さん(1943年神戸商業大卒)の訃報 (2006.05.11)
柳川隆教授(経)共編の新刊『競争の戦略と政策』 (2006.05.10)
石田喜久夫名誉教授(法)の名著『物権変動論』 (2006.05.09)
石井淳蔵教授(営)、今後の消費の流れを語る (2006.05.09)
前十字靱帯断裂を解説、黒坂昌弘教授(医) (2006.05.09)
『聯想』(上・下)を訳した漆嶋稔さん(1979年経卒) (2006.04.26)
神戸大学発純米大吟醸酒「神戸の香」 (2006.04.25)
宮下規久朗助教授(文)共著 の新刊『西洋美術史』 (2006.04.24)
ジェームズフープス著『経営理論偽りの系譜』の書評、小川進教授(営) (2006.04.22)
「東京六甲男声合唱団」第1回定期演奏会、成功裏に幕 (2006.04.20)
金井壽宏教授(営)の新著『あったかい仕事力相談室』 (2006.04.19)
アイ・エム・ジェイ樫野孝人社長(1986年経卒)、抱負を語る (2006.04.18)
早川和男名誉教授(工)の新著『居住福祉資源発見の旅』 (2006.04.17)
津波の教訓を人形劇で、児島正損保ジャパン神奈川静岡業務部課長(1971年営卒) (2006.04.14)
「かかりつけ医」を持とう、兵庫県医師会西村亮一会長(1963年神戸医大卒)の提言 (2006.04.13)
ポーランドからの留学生が谷崎潤一郎研究の片鱗を語る (2006.04.12)
「学位水準ばらつき問題」、川嶋太津夫教授(大学教育推進機構)の提言 (2006.04.11)
「老舗学」研究会発足 (2006.04.10)
「自己責任による受精卵診断について」、大谷徹郎大谷産婦人科院長(1979年医卒) (2006.04.07)
季刊誌「麺の世界」の編集長をつとめる奥山忠政さん(1960年法卒) (2006.04.06)
松田晃演さん(1957年経卒)のクラシックギターコンサート (2006.04.05)
井奥一樹さん (総合人間科学研究科・1年) ・裙本理人さん (2005年発達卒) の著書『親指のキセキ …from our Thumbs』 (2006.04.04)
室崎益輝名誉教授(工)が米ハリケーン「カトリーナ」被災地の住宅再建に関し発言 (2006.04.03)
「東商新聞」が神戸大学東京フェアを報道(2006.12.25)

東京商工会議所が発行する機関紙「東商新聞」12月20日号(月2回発行)が、来年1月12日に開催される「神戸大学東京フェア」を報道している。「神戸大学東京フェア」の概要は以下のとおり。なお、詳細については下記を参照。

http://www.innov.kobe-u.ac.jp/tokyofair/

年内の配信は、12月25日で終了させていただきます。新年は1月9日からお届けいたします

開催日時 2007年 1月12日(金) (受付:午後0時00分から)
開催場所 ホテル フロラシオン青山
 (東京都港区南青山4-17-58)

1.講演会
  (午後1時~3時、会場:1階ふじ)
13:00 主催者挨拶 神戸大学
  学長 野上 智行
「神戸大学のミッション
  - Toward Global Excellence -」
13:10 基調講演(1) 川崎重工業株式会社
  代表取締役社長 大橋 忠晴 氏
「21世紀を生きる重工業として目指すもの」
14:10 基調講演(2) 神戸大学大学院
  経営学研究科 教授 金井 壽宏 氏
「ネットワークの連結力-神戸発のワールドクラスのために- 」
15:00 閉会挨拶 神戸大学
  理事・副学長 眞山 滋志

2.パネル展示・試作品展示
  (午後1時~5時、会場:2階芙蓉・3階孔雀)

3.交流会
  (午後5時~7時、会場:1階ふじ)
・開会挨拶 神戸大学理事・副学長 眞山 滋志
・来賓祝辞 文部科学省大臣官房審議官(研究振興局担当)
                      藤木 完治 氏
      経済産業省 産業技術環境局
      大学連携推進課長 吉澤 雅隆 氏
・乾  杯 兵庫工業会 会長    小田 茂 氏
・中締め    神戸大学理事・副学長 北村 新三

神戸大学東京フェア.gif


月刊誌「神戸っ子」12月号から(2006.12.22)

通巻543号を数える神戸のタウン誌「神戸っ子」。12月号には神戸市医師会創立50周年記念式典の模様が掲載されている。神戸市医師会は1956年(昭和31年)に、市内各地の医師会が統合され創設された。11月4日にポートピアホテルで記念式典がとりおこなわれた。記念演奏会ではベートーベンの第9交響曲の演奏があり、市民2000人がつめかけるという盛況。

前日の11月3日には神戸医師会館で前夜祭があり、会員による様々な分野の文化活動の成果が発表された。本記事には、式典で挨拶する川島龍一神戸市医師会長(1969年医卒)、男声合唱団、陶芸や絵画の展示等の写真も掲載され、賑わいブリを感じさせてくれる。

同じく「神戸っ子」12月号の別なページには鈴木正幸名誉教授(発)による連載「六甲味散歩」が掲載されている。12月号はその第15回目。六甲八幡神社南にある和食と寿司の店「さなみ」が紹介されている。「メニューは多彩、鍋物が得意」と鈴木名誉教授は語る。月刊「神戸っ子」は、神戸市内の主要書店で購入できる。

神戸市医師会館.jpg
神戸市医師会館


荷宮和子さん(法卒)の新著『キャラクターバカ一代』(2006.12.21)

荷宮和子(にみや・かずこ)さんの新著『キャラクターバカ一代』が、バジリコ社から出版された(定価1400円+税)。荷宮さんは1963年神戸市の生まれ。神戸大学法学部卒であるが、卒年は不明。

荷宮さんはティーンズ向けのアパレル&雑貨業界でマーケッターとして働いた後、「くびれの世代=団塊の世代と団塊ジュニアに挟まれた永遠の少数派世代」に属する女の本音を読み解いた『クマの時代』(光文社)でデビューした。漫画や宝塚歌劇を台詞にこだわり読み解いた『手塚漫画のここちよさ』(光栄)、『宝塚・スターの花園』(廣済堂出版)や、くびれの世代と他の世代の差異に着目した社会評論『若者はなぜ怒らなくなったのか』『声に出して読めないネット掲示板』『なぜフェミニズムは没落したのか』(何れも中公新書ラクレ)、『バリバリのハト派』(晶文社)等著書が多数ある。駅弁とかわいいキャラクターグッズに目がない由。

本書の内容は以下のとおり。

王道ハローキティから、エースコックワンタンメンのこぶた、森永チョコボールのキョロちゃん、寿がきやのスーちゃん、ビクターのトレードマーク「犬のニッパー君」……
クマやブタ、ウサギ、ネコ、カエル、ハムスター、はてはゆで卵、お米、水滴まで、あらゆるジャンルのキャラクターが、A級・B級・C級含め勢ぞろい。キャラクターグッズへの深い愛情を込めて綴る、超極私的・日本キャラクター列伝。


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日本サッカー殿堂入りした賀川太郎さん(1945年、神戸経済大卒)(2006.12.20)

神戸大学の前身校である神戸経済大学の卒業生賀川太郎さんが、日本サッカー殿堂入りしている。「日本サッカー殿堂」が2002年に設置したもの。日本サッカーへの顕著な功労者が掲額されている。

賀川さんは、1922年の生まれ。神戸一中(現県立神戸高校)、神戸経済大学(現神戸大学)、田辺製薬、大阪クラブでプレー。神戸一中では、1938年第20回全国中等学校蹴球大会優勝、1939年度は主将として第10回明治神宮国民体育大会優勝を果たす。戦後、復学した神戸経済大では1946年関西学生リーグで優勝する。

1948年に入社した田辺製薬では、1950年第3回全日本実業団選手権に優勝以来、1957年まで6連覇を含む優勝7回。その間、1950年の実業団選手権予選以来94戦93勝1分という無敗記録樹立に貢献、田辺製薬の黄金期を築く。また同時期、大阪クラブでは岩谷俊夫氏らとプレーし、天皇杯全日本選手権大会では1951年第31回大会から3年連続で決勝に進出した。

日本代表として、1951年第1回アジア競技大会(ニューデリー)、1954年同第2回大会(マニラ)、1954年ワールドカップスイス大会アジア予選に出場。レベルの高いボールテクニックと戦術眼を持ち、日本代表でも右ウィングの鴇田氏とのコンビで活躍。ベルリンオリンピック以降の戦前のサッカーの上昇期を知る選手として、戦後の混迷期に日本サッカーの存続と技術の向上に努力した世代の一人。1990年没 。


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作家重松清さんの「マスターズ甲子園」ルポ(2006.12.19)

直木賞作家の重松清さんが、週刊朝日誌上で5回にわたり「マスターズ甲子園」(注)のルポ記事を連載している。第1回目は11月24日付。以後毎週連載され、12月22日付が第5回目(最終回)となった。

20歳台のボランティアから70歳代の選手まで、様々な世代の男女にインタビューして、このユニークなイベントを深堀りしている。最終回では第1回目から事務局を支えた彦次佳さん(神戸大学大学院博士課程在籍、成人スポーツを研究)、谷めぐみさん(神戸大学大学院研究員、スポーツ振興を専攻)たちの感動を伝えている。最終ページには、本大会の実行委員長である長ヶ原誠助教授(発)の若々しい雄姿(写真)が掲載されている。

なお、この連載は来春になって単行本として朝日新聞社から出版されることになっている。神戸大学は、このイベントの”後援”を行っており、極めて有効な広報ツールとなるであろう。

(注)
「マスターズ甲子園」とは、ホームページ上の定義によると、「全国の高校野球OB/OGが、性別、世代、甲子園出場・非出場、元プロ・アマチュア等のキャリアの壁を超えて出身校別に同窓会チームを結成し、全員共通の憧れであり野球の原点でもあった『甲子園球場』で白球を追いかける夢の舞台を目指そうとするもの」。一昨年第1回を開催、今年は3回目。

【参考】kobe-u.com「トピックス」10月20日付:「マスターズ甲子園」、今年は11月4日、5日開催

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貴重な収蔵品を誇る「神戸大学海事博物館」(2006.12.18)

NPO法人神戸グランドアンカーが製作した『KOBEみなと物語~マリンポートツーリズム~』が、話題を呼んでいる。発行者は村上和子さん。港、海、船にからめて、神戸の文化(旧メリケン波止場、旧外国人居留地)やグルメ(珈琲、イカナゴのクギ煮、灘の酒等)が登場する楽しい本である。淀川長治、横溝正史、勝海舟、坂本龍馬、松方幸次郎、呉錦堂等神戸ゆかりの人物にもページを割いている。

本書52ページには「海のことなら何でもわかる」として神戸大学海事博物館が紹介されている。この博物館は1967年(昭和42年)に神戸商船大学海事資料館として設立、2003年10月に神戸大学との統合時に現在の名称になった。現在の収蔵品は約3000点。うち260点が1000平方メートルの館内に展示されている。西洋型帆船模型、航海用器具、北前船模型、六曲一双の海路図屏風等の貴重な資料に特色がある。

【参考】神戸大学海事博物館ホームページ
http://www.museum.maritime.kobe-u.ac.jp/

なお、『KOBEみなと物語~マリンポートツーリズム~』は、神戸・元町通りの海文堂書店で販売している。その他の市販場所はないが、版元のNPO法人神戸グランドアンカー(電話:078-351-1335,FAX:078ー351ー1334)宛申し込んでいただきたい。定価は税込800円、送料は210円。

神戸グランドアンカー.jpg、『KOBEみなと物語~マリンポートツーリズム~』の表紙


住民が主役、行政は脇役、佐藤三郎西須磨まちづくり懇談会事務局長(1957年営卒)(2006.12.15)

12月9日付朝日新聞のコラム「新市民伝」で佐藤三郎さん(1957年営卒)が紹介されている。佐藤さんは高校の社会科教師歴約30年。定年退職目前の1991年に地元の自治会の手伝いを頼まれ、その後総務部長になり、地域活動の大切さを知った。きっかけは、神戸市が中身を隠して手続きを進めようとした西須磨の区画整理事業。自治会の反対で頓挫した後、市は阪神大震災に乗じて道路だけを用地買収で建設すると表明した。

「市は住民の声を聞かずに公共事業を押し付ける。これでは街はよくならない」と佐藤さん。 自治会役員、市民団体幹部、主婦らで「まちづくり懇談会」を結成し、道路、福祉、環境について対話を市に呼びかけたが、市は応じない。1997年から市を相手に公害紛争調停を続けている。高齢者助け合いや公園の運営も住民主体で進めている。「行政主導の住民参加はだめ。住民主役、行政脇役を保証する仕組みが必要」と佐藤さんは語る。住民主導のまちづくりを試みた例として、神戸の市民活動は全国的に注目されているようだ。

佐藤さんは神戸大学の学生時代、近所の公民館で人形劇など地域の若者のサークル活動を引っ張っていた。

【参考】http://machikon.web.fc2.com/

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小津安二郎の神戸高商受験(2006.12.14)

映画監督として、また脚本家として「東京物語」、「秋刀魚の味」等多くの作品を残した小津安二郎(1903-1963)は、三歳上の兄新三が在学していた神戸高商(神戸大学経済・経営・法学部の前身)を受験した。これは1921年(大正10年)のことである。試験の結果は芳しくなく、試験初日の夜に神戸市内で映画を三本見た。結局、試験のため滞在した神戸で都合十本の映画をみた。神戸高商の受験は失敗に終わる。

三重県立宇治山田中学(現宇治山田高校)を卒業した小津安二郎は、その後名古屋高商(現名古屋大学経済学部)や三重県立師範学校(現三重大学)も受験するが、これらも失敗した。翌年、もう一度三重県立師範学校にチャレンジするが、これも失敗した。長じて小津安二郎は後世に名を残す映画監督になるのだが、もし受験に成功していると、平凡な人生を歩むこととなったに違いない。

今秋、中公新書の一冊として刊行された貴田庄著『小津安二郎』、3年前に刊行された同『監督小津安二郎入門』何れの本にも以上の神戸高商受験と映画についてのエピソードが紹介されている。なお、古い凌霜会会員名簿によると、兄小津新三は神戸高商卒業後、第一銀行(第一勧業銀行→みずほ銀行)に勤務していたことがわかる。
                                                     (文中敬称略)


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旧神戸高商の正門(六甲台移転前)、写真の石の門柱は神戸市立葺合高校構内に現存している。


平山洋介教授(発)の新著『東京の果てに』、各紙に書評(2006.12.13)

11月26日付朝日新聞「読書」欄に、は平山洋介教授(発)の著書『東京の果てに』(NTT出版、定価2400円+税)の書評が掲載されている。執筆者は北田暁大東大助教授。

東京は住宅価格の低迷から抜け出せないコールドスポットが都市縁辺部に散在する一方、ホットスポットでは多額の投資を呼び込んでタワーマンションがそそりたっている。著者は、タワーマンションが周辺の街の文脈から独立した”飛び地”として内閉し、これを都市における風景、暮らしの経験、建築と環境の差異を見えにくくする”反都市的”な試みと見ている。評者は本書に関して「世界都市として成熟へ向かっているかに見える東京が実は都市としての機能を失いつつあるのではないか、-著者の問題意識は的確で切実なものだ」と結んでいる。

12月10日付日経紙「読書」欄にも『東京の果てに』の書評が掲載されている。こちらの執筆者は鈴木博之東大教授。平山教授の明快な文を「ハードボイルドな短い文章」と評するなどユニークなタッチ。同書が、東京の墓地について述べていることについても言及していた。

なお、『東京の果てに』については、既にkobe-u.comホームページのトピックス欄(11月17日付)で取り上げている。


宮下規久朗助教授(文)の新著『カラヴァッジョ』(2006.12.12)

”今世紀初の美術全集”といわれる小学館「西洋絵画の巨匠」シリーズ (全12巻) の一冊として宮下規久朗助教授(文)の著書『カラヴァッジョ』が、刊行された。定価は3200円+税。

本書は、日本でもファンが増えつつあるイタリアの画家カラヴァッジョの本格的な画集。カラヴァッジョについての宮下助教授の研究成果は、サントリー学芸賞受賞の前著『カラヴァッジョ-聖性とヴィジョン』に盛り込まれている。ただし、こちらは専門的な研究論文集の性格の著作であり、すべての作品に言及したわけではない。

今回の画集は一般の読者向けのもの。ほぼすべての真筆作品に最新の研究成果を踏まえ、必要最小限の平易な解説を付し、さらに、特集ページとして、画家の波乱に満ちた生涯が描かれている。そのほか、代表作に秘められた深い意味、カラヴァッジョが後世の美術界に与えた広範な影響、そして知られざる日本との関係などについても詳述されている。


なお、宮下助教授の『イタリア・バロック 美術と建築』(山川出版社)も『カラヴァッジョ』とほぼ同時期に刊行されている。

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神戸元町・海文堂書店の広報紙「Cahier」に神戸大学「カレンダー」、同「キャンパスマップ」登場(2006.12.11)

神戸元町通りにある・海文堂書店の月刊広報紙「Cahier」11月号に、神戸大学「カレンダー」、同「キャンパスマップ」のPR記事が登場した。

海文堂書店では、神戸大学のロゴマーク入の「卓上カレンダー」、「トレッキング キャンパスマップ」(定価:各500円)を販売中である。なお、これらのロゴマーク入商品は、神戸大学生協、神戸KUC、神戸大学学友会大阪クラブ(大阪凌霜クラブ)、東京凌霜クラブ、ジュンク堂書店(センター街2店舗、三宮駅前店)で販売している。

お、海文堂書店の2階には船舶、海運、港湾、船員、海上保険、釣り等の「海事図書」が充実している。そのコレクションは、”日本一”であり、東京や鹿児島等の遠方から注文が来る。海事科学部教職員・学生たちにとっては、”おなじみの本屋さん”だ。神戸商船大学、神戸大学海事科学部の卒業生で、「海文堂書店の2階を知らない」という人物がいたら、「モグリ?」と揶揄される程である。

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森信三元教授(教)が創刊した 「実践人」、この11月で600号(2006.12.08)

森信三元教授(教)が創刊した 「実践人」、この11月で600号

神戸大学教育学部(現発達科学部)の森信三元教授(故人)が創刊した「実践人」が、本年11月号で600号記念を迎えた。「実践人」は、1956年(昭和31年)4月に創刊された。この雑誌は「教育の在り方」、「人間いかに生きるべきか」をテーマに50年の年月わたり発行されてきた。

この間の経緯を「実践人」600号の巻頭言で、発行元である社団法人「実践人の家」浅井周英理事長は次のように述べている(原文のまま。一部省略)。

森信三先生(写真)は、昭和21年6月7日、凍餓死を覚悟した奉天から舞鶴港へ帰国され、その翌年、日本がまだ敗戦の浮塵の収まらぬ中、個人誌『開顕』を創刊された。
しかし、余儀なき事情のため、『開顕』は93号で休刊となった。当時、先生は生活上、大変な苦難を受けておられたが、「確実に脚下に実践の小石をつみゆく実践の小石をつみゆく実践人への要求が、今旺然たる民族の大流ならん時」であると観ぜられ、昭和31年4月、誌名を『実践人』と改め、再起を期して創刊されたのが本誌である。
『実践人』が森先生の個人誌的色彩の強かった時期は、独特の魅力があり、日本を、そして教育を良くしたいという先生の情熱が隅々まで溢れていた。その根本には、中江藤樹の陽明学・石田梅岩の石門心学・二宮尊徳の報徳実学があり、それらの精神の現在における展開として、主体性・実践性・庶民性を重視する日本的実践学を確立したいという願いがあった。
森先生逝きてはや14年。しかし今も先生の思想を学び、社団法人「実践人の家」の活動を続けていることは大きな喜びである。600号に至ったのも、歴代編集者のご苦労と、本誌を支え広めてくださった道友諸氏のお陰と心から感謝を捧げたい。

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写真は、社団法人「実践人の家」ホームページから


地主敏樹教授(経)の新著『アメリカの金融政策』(2006.12.07)

東洋経済新報社から、地主敏樹教授(経)の新著『アメリカの金融政策』(定価3600円+税)が刊行された。本書はアメリカが金融危機に陥っていた1990年代初頭から「ニュー・エコノミー」の入り口となった1996年までの、 金融政策を総合的かつ詳細に分析するという著者の意図のもと執筆されている。

この時期、日本は「バブル」の後遺症に沈んでいた。一方、アメリカは危機から立ち直って持続的な好景気へと進んでいく。 アメリカの中央銀行である連邦準備制度のトップであったグリーンスパン議長の政策運営がマジックと賞賛された時期でもあった。

アメリカが、金融危機を克服し、繁栄に至る過程を本書は明瞭に描き出している。我国の金融政策を考えるうえで示唆に富んでいるといえよう。


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神戸大学が五百旗頭真氏に名誉教授の称号を授与(2006.12.07)

神戸大学は12月1日、五百旗頭真氏に対する名誉教授の称号授与式を行いました。
五百旗頭氏は今年7月31日に神戸大学を退職し、8月から防衛大学校長に着任。忙しい日々をおくられており、この日の授与となりました。授与式で野上智行学長は称号記を手渡したあと、在職時の労に感謝し、これからも健康に留意されるよう述べました。


46億年前の生命の起源?NASA中村圭子研究員(1996年理卒、2002年理院、理博)等が発見(2006.12.06)

12月2日付読売新聞等各紙の報道によると、米航空宇宙局(NASA)の中村圭子研究員等のチームが「カナダに落ちた隕石に46億年前の太陽系誕生期に形成された有機物を見つけ」、これを12月1日付の米科学史誌「サイエンス」に発表した。

中村圭子研究員は、1996年神戸大学理学部卒、ドイツに留学後2002年に神戸大学から理学博士の称号を取得。同年からNASAに勤務している。本年5月3日付朝日新聞「ひと」欄でも「彗星のちりの研究で活躍するNASA研究員」としてクローズアップされていた(2006.05.16付トピックス参照)。
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12月4日から「野口順一洋画展」開催(2006.12.05)

「野口順一洋画展」が、12月4日から9日まで、大阪・北浜で開催されている。野口さんは1955年神戸大学法学部卒。在学中は凌美会(学内の美術部)に所属、現在は武庫川女子大のオープンカレッジで講師をつとめている。

今回の展示ではベネチア、パリ等の風景画が主体。場所は「ギャラリー・モズ」(大阪市中央区伏見町2-2-3伏見ビル、電話06-6231-2035)。なお、最寄り駅は地下鉄御堂筋線淀屋橋駅(11番出口東へ徒歩7分)、地下鉄堺筋線北浜駅(6番出口徒歩3分)。

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野口順一さんの作品


小川進教授(営)による『株式会社』の書評(2006.12.04)

小川進教授(営)が、11月26日付の日経紙「読書欄」に、ジョン・ミクルスウエイト、エイドリアン・ウールドリッジ著『株式会社』(ランダムハウス講談社、定価2000円+税)の書評を寄稿している。以下は、その概要。

過去の思想家は、国、共同体、政党等が社会に最も影響を与える単位になると予言した。しかし、これはことごとく外れ、会社が現代社会を考える上で最も重要な単位となった。今、世界で最も大きい組織100のうち、会社が半分超が会社である。

なぜ、会社が強大となったのか。その理由と考えられる様々な”事実”が、本書にはちりばめられている。古くは紀元前3千年。そして現在に至る株式会社に関する本書に書かれた記述は興味が尽きないものがある。一方、経済学の鼻祖アダムスミスは「会社は時代遅れで非効率」と批判していた。このように、会社に関する幅広い知識も提供してくれるのも本書の魅力だ。

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神戸大学ビーフ、日経ビジネス(11月20日)で紹介(2006.12.01)

日経ビジネス(11月20日)で、神戸大学ビーフが紹介されている。以下は、その概要。

神戸大学農学部が、昨年から付属農場で飼育した肉牛を三越日本橋本店で販売している。価格は一般農家と同じ100グラム4000円程度。あくまでも研究目的で飼育していることから、月に1-2頭しか入荷しない。「神戸大学産はいつ入るのか」という電話がよくかかってくるため、11月から店頭で入荷日を告知するようになった。

なお、この記事では京都大学・早稲田大学協同で生産するエンマー小麦(エジプトで栽培)を使ったビール、東京農大の飲料カムカムドリンク、京都産業大学の「京産茶(きょううぶちゃ)」等も紹介されていた。

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写真は神戸大学経済学部久保広正教授のゼミ生たち。
ゼミ旅行で日本銀行本店を訪問して記念写真。
この後、近くの三越に行って「神戸大学ビーフ」を
鑑賞(?)し、三越で食事をした由。
(久保ゼミホームページから)


毎日新聞大阪本社藤原規洋経済部長(1979年法卒)の発言(2006.11.30)

10月29日付毎日新聞のコラム「いわせてもらえば 百黙一言」に、同新聞社大阪本社経済部長の藤原規洋さんが、「たこ焼きvsぶぶ漬け、自覚せよ”地方の兄貴分”」の タイトルで寄稿している。2008年に日本で開催されるサミット(先進国首脳会議)の誘致に関して、大阪と京都が次元の低い争いをしていることに関して、藤原さん「関西の不協和音だけが”アピール”されることになれば、これ以上の皮肉もないだろう」としたうえで、大阪・関西は「東京に対する”地方”の兄貴分としての包容力、指導力を発揮」すべきと主張する。

毎日新聞大阪本社の要職をつとめる藤原規洋さんは、神戸大学に在学中は応援団に所属。現在は応援団OB会(翔鷹会)の会長でもある。
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毎日新聞大阪本社夜景(ホームページから)


新刊書『神戸の古本力』から(2006.11.29)

みずのわ出版(本社:神戸市中央区)から林哲夫・高橋輝次・北村知之編著『神戸の古本力』が刊行された。定価は1500円+税。この本は、今年の7月に神戸・元町の海文堂書店で開催された”トークショー”を一冊の本に纏めたもの。この”トークショー”に出場した3人が編著者となっている。以下は3人のプロフィール。

○林哲夫(はやし・てつお)
1955年香川県生まれ。画家。書物雑誌『sumus』編集人。1986-95年神戸市に在住。著物に『喫茶店の時代』、(編集工房ノア)『歸らざる風景』『文字力100』『読む人』(みずのわ出版)他。ブログ「daily-sumus」http://sumus.exblog.jp/

○高橋輝次(たかはし・てるつぐ)
1946年三重県伊勢市生まれ。神戸で育つ。協和銀行を経て、創元社に入社。現在、フリー編集者。著書に『関西古本探検』、(右文書院)『古本が古本を呼ぶ』(青弓社)他多数。

○北村知之(きたむら・ともゆき)
1980年神戸生まれ。神戸在住。書店アルバイト。メルマガ「早稲田古本村通信」に「チンキタ本バカ道中記」連載中。

以下は、同書23ページからの引用で、発言しているのは北村氏。阪急六甲、JR六甲道あたりの古書店の話題である。

やっぱり神戸大学があるせいか、良い古本屋が何軒かかたまってあるので良く行きます。北から南に、口笛文庫、宇仁菅書店、文庫六甲、あと国道沿いに新古書店の古本市場、あとカラス書房という中国書専門の店もすこし離れた阪神電車の沿線にあります。
(中略)口笛文庫は去年の一月に阪急六甲とJRの六甲道のちょうど間くらいにオープンしました。そこには週に一度か二週間に一度くらいは必ず行きます。看板に「古本とジャズ」、これは植草甚一からの引用かな、そうあるようにジャズのCDも売っていて、あと洋書もけっこう多いのです。値付けもかなり安い。親子連れで来て母親が子どもに絵本を読み聞かせてそのまま買わずに帰っていく、そういう微笑ましい光景も見られます。

以上の引用文の中に登場する口笛文庫(写真)のオーナーは、尾内純さん。神戸大学発達科学部の卒業生(1997年)だ。なお、本書には詩人安水稔和さん(1954年文卒)、香料史研究家山田憲太郎さん(1932年旧制神戸商業大卒)等神戸大卒業生の著書の話題が出ていた。また、巻末のアンケートには、画家で歌人の南輝子(1967年文卒)さんが、三宮のジャズ喫茶「バンビ」の思い出を寄せていた。

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「東京六甲男声合唱団」が団員募集(2006.11.28)

「東京六甲男声合唱団」が団員募集


「東京六甲男声合唱団」は、関東在住の神戸大学グリークラブのOBが主体となって4年前に小さなグループで発足した。現在は約30名の団員で、毎週火曜日に秋葉原の神田キリスト教会で練習を行っている。合唱の好きな卒業生は誰でも加入できる。

幅広いレパートリーの曲目を採り上げ、重厚な迫力と繊細なアンサンブルを目指し、更に11月からは芸大出身の仲子誠一氏を指揮者にお迎えして、一層の上達を計っている。

団の雰囲気は、大阪弁の飛び交う凌霜クラブの延長線上にある同窓会的なもの。練習後の飲み会(自由参加)も楽しい。

「合唱の好きな方は何方でも大歓迎です。神戸大学OBのみなさん、ご一緒に男声合唱を楽しみませんか」と同合唱団はよびかけている。

最近の演奏活動は、4月に、第1回演奏会を浜離宮朝日ホールで開催。最近では、東京凌霜会の40周年記念式典や 同石井好子さん「音楽と語らいの夕べ」、特別火曜会(「商神」に関する講演会)で合唱を披露した。

練習場:神田キリスト教会
〒101-0021東京都千代田区外神田3-5-11
電話:TEL03-3251-4981 FAX:03-3251-3757
交通機関:地下鉄 銀座線 末広町駅 出口3&1(徒歩2分)
            千代田線 湯島駅 出口6(徒歩6分)
       J R  秋葉原駅 電気街口   (徒歩10分)
練習日:毎週火曜日午後6時から(原則8時過ぎまで練習)
月4回(第5火曜日は休み)
入会金:1.000円
会 費:月額4.000円
入会資格:男声合唱の好きな方であれば何方でも大歓迎

連絡先:東京六甲男声合唱団 マネージャー 大野紘(1963年経済卒)
住所:〒194-0043 町田市成瀬台2-10-11
電話/FAX 042-726―3578
Eーmail:hiroshi-ohno@tbf.t-com.ne.jp[]


加護野忠男教授(営)、稲盛和男著『アメーバ経営』を書評(2006.11.27)

10月29日付の日経紙「読書欄」に、加護野忠男教授(営)が、京セラ・稲盛和夫名誉会長の著書『アメーバ経営』(日本経済新聞社、定価1500円+税)の書評を寄稿している。

”アメーバ経営”の目的は、市場に直結した部門別採算制度の確立、経営者意識を持った人材の育成、全員参加経営の実現である。なかでも一番重要なのは人材の育成。加護野教授は、「利益にこだわるが、利益に突き動かされない」というのが経営の要諦なのかもしれないと指摘している。

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松岡三郎さん(1960経卒)の新著『アメリカの年金ハンドブック』(2006.11.24)

社会保険労務士の松岡三郎さん(1960年経卒)が、『アメリカの年金ハンドブック』(カナリア書房、800円+税)を出版した。同じく社会保険労務士の白石通代さんとの共著。本書はアメリカで働いたことのある日本人が、アメリカの公的年金を受給するために書かれた。アメリカ赴任経験者(ソーシャル・セキュリティ・カード所有者)は、要チェック。

2006年10月、日米社会保険協定が発効、日本に居ながら、アメリカの年金が受け取れるようになった。該当者は日米合わせて6万人。過去累計約100万人の日本人に受給の可能性があるという。

松岡さんは、在学中はホッケー部に所属。神戸大学卒業後は大手都銀に入社した。国際畑が長く、ニューヨーク、マニラ、シンガポールに通算15年間勤務する。

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農学部の活動拠点が「ゆかりの地篠山」に設置(2006.11.22)

神戸大学農学部の活動拠点「地域連携センターフィールドステーション」が、兵庫県篠山市東新町に開設された。農山村等地域に密着したテーマについて調査研究活動の拠点として活用する。篠山は、1949年から66年まで兵庫県立兵庫農科大学があったところ(11月12日付読売)。

ところで、神戸大学医学部の前身である兵庫県立神戸医科大学医学進学課程(教養課程)も兵庫農科大学に併設されていた。古い卒業生にとって篠山は懐かしい土地である。神戸医科大学は1964年、兵庫農科大学は1966年に、それぞれ国立移管され神戸大学の医学部と農学部になった。

【参考】「地域連携センターフィールドステーション」のホームページ
http://www2.kobe-u.ac.jp/~chiiki/jigyou/02.html

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上記ホームページから


蓑原俊洋助教授(法)の新著『カリフォルニア州の排日運動と日米関係』(2006.11.21)

簔原俊洋(みのはら・としひろ)助教授(法)による新著『カリフォルニア州の排日運動と日米関係 移民問題をめぐる日米摩擦、1906~1921年』 (有斐閣、4500円+税)が出版された。本書は神戸法学双書の第33巻として刊行されたもの。簔原助教授は1971年生まれ。カリフォルニア州で育った日系アメリカ人、1999年から神戸大学助教授の職にある。以下は、その概要。

米国における排日問題は、戦前の日米関係における重大な懸案事項として存在し、最終的には大きな禍根を残す結果を招く。近代日本の出発は「不平等条約」を原体験としている。それだけに、”差別”に対しては反射的に敏感であった。近代化に成功し、列強の一員となった日本ではあったものの、非白色人種の国家であるという事実は多くの困難を伴った。こうしたなか、カリフォルニア州の排日運動によって示されるアメリカからの拒絶は、日本を従来の「脱亜入欧」の意識からアジアの盟主としての「脱欧入亜」の意識へと傾倒する引き金となった。

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石橋克彦教授(都市安全研究センター)、北陸にも大津波の可能性あることを予測(2006.11.20)

11月1日付の日経紙によると、石橋克彦教授(都市安全研究センター)は、「北陸以西の日本海側の大津波はほとんど想定されていなかったが、日本海海底の活断層で大地震が起きた場合、若狭湾沿岸を中心に高さ3-4メートルの大津波に襲われる恐れがある」との予測を日本地震学会で発表した。石橋教授は「2004年のスマトラ沖大地震を教訓に、発生しうる被害をあらかじめ想定すべきだ」と語っている。

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神戸大学ホームページから


平山洋介教授(発)の新著『東京の果てに』(2006.11.17)
生活空間計画専攻の平山洋介教授(発)の著書『東京の果てに』(NTT出版、定価2400円+税)が刊行された。この本は「日本の<現代>」シリーズの第15巻として刊行されたもの。 『東京の果てに』は、戦後の高度成長のもと巨大都市に変身してきた”東京”を、多面的に光をあて浮き彫りしている。本書は、ありふれた内容の「東京論」、「都市論」ではない。巨大な高層マンション、路上の監視装置、墓地等切り口はユニーク。本書は、日本図書館協会による選定図書となっている(11月8日付)。 東京の果てに.jpg

「中国神戸大学同窓会」発足会開催、 10月16日北京で(2006.11.16)

中国の北京外国語大学北京日本学研究センターの講堂で10月16日、「中国神戸大学同窓会」の発足会が開かれた。 神戸大学卒業生や大学関係者約30人余りが出席。記念講演会、発足総会、祝賀会が開かれた。

記念講演会は、一般公開された。加藤弘之氏 (日本国在中華人民共和国大使館公使・前神戸大学(経)教授) による「日本の対中ODA」と題する講演。

発足総会では、中国神戸大学同窓会の組織構想と役員の選出と承認が行われ、初代会長に徐一平氏が選ばれた。徐氏は1989年文化学研究科修了、現北京外国語大学北京日本学研究センターの主任で、「中国神戸大学同窓会」の発足のために準備委員長として昨年から尽力されてきた。徐会長からは「中国神戸大学同窓会」の今後の活動と組織構想について提案があり、中国の国内事情を勘案して 「大連地区」、「北京地区」、「上海華東地区」、「広東香港地区」の四つの地域に分けて会の運営を行う方針を確認し合った。

総会では、西島章次国際交流担当理事・副学長が「神戸大学の現状と国際化」と題して講演を行い、 法人化後の大学の状況と国際交流の展望を説明し、とりわけ今後大学、学友会と各国同窓会の連携を強調。海外同窓生を中心とする海外ネットワークの重要性を力説した。 総会終了後、祝賀会が開かれた。

この発足会の様子は、人民日報のインターネット版 (人民網)日本語版でも大きく取り上げられた(下記参照)。

http://people.ne.jp/2006/10/17/print20061017_64014.html

【参考】神戸大学ホームページ
http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2006_10_24_01.htm
北京同窓会.jpg神戸大学ホームページから


第10回アナリスト・エコノミスト ランキングから(2006.11.15)

毎日新聞社発行の週刊エコノミスト誌11月7日号に、定例の「アナリスト・エコノミスト ランキング」が、発表されている。このランキングは、国内の主な機関投資家の資産運用担当者に投票を依頼し、国内で活躍するアナリストやエコノミストを部門別にランキングするもの。この企画は1997年にスタート、今年は丁度10回目にあたる。

総合電機・半導体、家電等主として業種別にそれぞれ投票がなされ、所定のポイント計算方法により1位がきまる。全体で32部門があり、32人のトップアナリスト・エコノミストが決まった。神戸大学の卒業生では次の2人はトップとなった。

造船・プラント部門
岡嵜茂樹(野村証券) 1991年(営卒)

商社部門
石曽根毅(大和総研) 1988年(農卒)

岡嵜さん、石曽根さんは、ともに昨年に続いて2年連続トップの座を占めた。

なお、週刊エコノミスト誌11月7日号には、同誌の好評連載シリーズの「娘、息子の悲惨な職場」(Part5)が掲載されている。小林美希さん(2000年法卒)が「正社員になっても逃れられない低賃金」、「大学4年生の就職は”楽”でした 採用は増えたが大学は”離職率が高い”と警戒」の二本の記事を寄稿している。


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宮尾龍蔵教授(経済経営研究所)、日経経済図書文化賞を受賞(2006.11.14)

第49回日経・経済図書文化賞が、例年どおり11月3日文化の日に発表された。受賞は全部で五点。宮尾龍蔵教授(経済経営研究所)による『マクロ金融政策の時系列分析 政策効果の理論と実証』(日本経済新聞社、定価3800円)が同賞を受賞した。

「総評」において貝塚啓明教授(中央大)は、「時系列分析を厳密に適用した優れた研究業績」と本書を高く評価した。審査委員の本多祐三教授(大阪大)は「本書は金融政策の有効性、インフレ目標政策を巡る政策論、流動性のわな、為替レート政策、経常収支と財政収支の持続可能性、日本経済の長期停滞など、今日われわれが直面する重要なマクロ.金融の政策課題を正面から取り上げ、実証的に分析しており、その貢献は大きい」とコメントしている。

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神戸大と神戸バイオメディクスが開発した医療機器「ガットクランパー」(2006.11.13)

神戸の中小製造業者が共同出資して設立した神戸バイオメディクスは、医療機器の販売会社。同社は神戸大学等と共同研究により開発し腸管外科手術用医療機器「ガットクランパー」の販売を開始した。神戸バイオメディクスは、2003年に設立。今般の「ガットクランパー」は、同社最初の自社ブランド製品である。

「ガットクランパー」は、腸の切除手術の際に使用する。患部を挟み込んで患部からの内容物の漏れを防止することができる。価格は1セット9500円。2006年度は100セットの販売を目指す。以上は10月17日付の産経新聞から。
【参考】神戸バイオメディクスのホームページ
http://www.kobe-liaison.net/group/group4.html


平和構築の流れを主導ー日本の役割、木村幹教授(国際協力研究科)(2006.11.10)

10月17日付の日経紙の「経済教室」欄に、木村幹教授(国際協力研究科)による、北朝鮮の核実験を踏まえた日本の針路についての見解が掲載されている。木村教授は、最近韓国の世宗研究所での客員研究から帰国したばかり。韓国でのホットな体験をふまえたもの。以下は、その概要。

冷戦終結と北朝鮮の経済的衰退により国際社会における自らの役割を見失った韓国では、様々な事象が生じている。すなわち、北朝鮮の核実験と同時に、融和政策を続ける政府への抗議デモ。北朝鮮を核実験に追いやったのは米政府だとする人たちの米国大使館へのデモ。インターネット上で北朝鮮核実験に喝采を送る人たち。韓国も核武装すべきと主張する国会議員。日本の脅威の方が深刻と主張する人たち。これらが入り乱れ、韓国の政府も国民も自らの安全保障への最も深刻な脅威が何なのか分からなくなっている。このような状況の下で日本の役割は、”日本の過去”を想起させるような言動を慎み、”平和構築勢力”として自らの出来ることを韓国を含む国際社会とともに着実にやり遂げることである。

なお、木村教授は11月1日付毎日新聞新聞紙上で「6ヵ国協議に北朝鮮が復帰」した件に関して、「中国と北朝鮮のメンツを立てた米」のタイトルでコメントを寄せている。
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木村教授の著者『朝鮮半島をどう見るか』(集英社新書)


医療支援船を台湾でも活用、神戸大と日本透析医会(2006.11.09)

10月23日付日経紙によると、神戸大と日本透析医会が、災害時に人工透析を受けられなくなった腎臓病患者らを乗せる”医療支援船”の技術や運航ノウハウを台湾に提供する。1995年の阪神大震災を教訓に生まれた支援船が海外で活用される第一弾。支援船は透析が必要な患者を被災地外の病院に運ぶ。神戸大は海事科学部の練習船”深江丸”を提供、患者情報を集めたり、安全に搬送する技術を確立した。台湾は地震が多く、透析患者が4万5千人いるという。台湾海洋大学や台北栄民総病院に技術を移転する。
【参考】神戸大学ホームページ
http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2005_07_27_03.htm


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深江丸


根岸哲名誉教授(法)による神戸大学回顧(2006.11.08)

有斐閣発行の広報誌「書斎の窓」9月号、10月号に根岸哲(ねぎし・あきら)名誉教授(法)の寄稿「経済法と私」(上・下)が掲載された。以下は、その概要。

戦前から経済法の講座があったのは、東京商大(現一橋大)と神戸商大(現神戸大)のみ。神戸大学法学部は経済法に理解のある珍しい学部であった。学生時代の根岸名誉教授は卓球部に所属。また、専門課程に入ってからは法律相談部に入り、移動相談で中国・四国地方に出かけたこともある。4年生のときに司法試験を受け、1964年(昭和39年)9月に合格した。

神戸大学における経済法の初代担当は北村五良教授。続いて福光家慶教授。根岸名誉教授の師は福光教授だった。根岸名誉教授が研究生活のスタートに立ったころ、経済法は諸法、雑法に分類されている存在。ときには肩身の狭い思いをした。しかし、今日では独禁法や知的財産法が重要視されるようになった。独禁法が司法試験科目にはいったのは、その一例。

出版社からの原稿依頼は、研究生活の発展に寄与した。国・自治体から意見等を求められることが多く、これが研究にも役に立つ。ゼミには多数の留学生が参加、国際性を豊かに視野を広くしてくれる。神戸大法学部は1980年に大講座制を導入、これが飛躍の契機となった。なお、根岸哲名誉教授は現在甲南大学法科大学院教授。

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根岸 哲 ・ 舟田 正之 著『独占禁止法概説』 有斐閣刊


「年金制度の抜本改革を」、二神孝一大阪大教授(1987年経院後期修了)(2006.11.07)

10月6日付、日本経済新聞「経済教室」欄で、二神孝一大阪大教授が、人口減少時代の経済政策としては、政府が少子対策をとるのでなく、「年金制度の抜本改革」が必要と論じている。

現役世代が老人を支えるという現行の年金制度を変えるべきである。人口が減少する局面に於いては賦課方式の年金は破滅的。速やかに積み立て方式に移行すべき。これが二神教授の主張である。

二神教授は1958年生まれ。京都大学理学部を卒業後、1987年神戸大学(経)院後期修了、専門は経済成長論。

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二神孝一教授の著書『マクロ経済学入門 』 2006年、日本評論社


スカイマーク、羽田・神戸間の運賃を10000円に(12月1日ー12月22日)(2006.11.06)

神戸空港開港以後、神戸市民におなじみのスカイマークエアラインズ(株)は、10月1日から社名変更して、スカイマーク(株)となった。スカイマークの羽田・神戸線は現在往復で16便。予約がなかなか取れない人気便となっている。

スカイマーク(株)は、普通運賃を運賃を12月1日から12月22日の間10000円とすることを決めた。これは、11月の運賃11000円より1000円引き下げとなっている。なお、スカイマーク便はkobe-u.comのホームページ(左下バナー。以下と同様のもの)から空席照会や航空券の購入が可能。

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なお、スカイマークの社長は1978年工学部卒の西久保慎一さん。9月30日開催のホームカミングデーにおける工学部の企画で講演を行っている(写真)。


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【参考】スカイマークのホームページ
http://www.res.skymark.co.jp/reserve2/


へき地医療への取り組み、神戸大医学部(2006.11.02)

10月15日付の日経紙が、最近問題となっているへき地での医療に関する各地の取り組みを特集していた。その中で神戸大の動きも取り上げられている。

神戸大は今年1月、兵庫県豊岡市の公立豊岡病院内に「へき地医療学講座」を開設。石田岳史特命助教授(前自治医大助手)らが地域の病院で診察しながら、医学部生らを対象にへき地医療の担い手育成に取り組んでいる。石田助教授は「来年度はへき地での実習を必修科目にして、学生の関心を高めたい」と語っている。

この講座は兵庫県からの寄附講座となっている(神戸大ホームページによる)。

【参考】神戸大学ホームページ
http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2006_05_29_01.htm


来年1月に「神戸大学東京フェア」を開催(2006.10.31)

神戸大学は2007年(平成19年)1月12日 (金) に、東京・青山で「神戸大学東京フェア」を開催する。

法人化2年目を迎えた昨年は地元神戸で「神戸大学産学官民連携フォーラム」を実施した。産学官民連携シーズ情報の発信という全学を挙げた取り組みを、今年度は首都圏を中心に全国へ向けて展開するもの。

開催日: 平成19年1月12日 (金)
場 所: ホテル フロラシオン青山 (東京都港区南青山4-17-58)

東京フェアでは、「安全・安心」「環境」「健康」「食」にかかわる新規産業へと繋がる大学からの未来づくりを、 総合大学ならではの多岐にわたる研究分野よりご提案していく計画。詳細は「神戸大学東京フェア」のホームページ(下記)で紹介している。

http://www.innov.kobe-u.ac.jp/tokyofair/

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フラオグルッペ沖幸子社長(1969年教卒)が、母校で講演(2006.10.30)

神戸大学を卒業後、全日空客室乗務員等を経てハウスクリーニングのベンチャー企業フラオグルッペを起業した沖幸子さんの講演会が母校で開催される。沖社長は生活評論家でもある。『ドイツ流 居心地のいい家事整理術』、『ドイツ流シンプル料理学』等多数の著書があるほかテレビをはじめ各種メディアで多面的に活躍中。

【日  時】 2006年11月5日(日) 13:00~14:30
【場  所】 神戸大学百年記念館 六甲ホール
【入場料】  学生無料、一般1,000円
【主  催】 神戸大学ベンチャービジネス研究会
【協  力】 社団法人凌霜会・株式会社神戸学術事業会
【講演者】  フラオグルッペ(株) 沖幸子社長

(お申し込み・お問い合わせ)
 研究会事務局 
 URL: http://home.kobe-u.com/vb-oki
 mail : vb-oki@kobe-u.com

【参考】 フラオグルッペ(株)のホームページ
http://www.frau-grupe.com/

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沖幸子さんの著書(写真は沖さん)


山口誓子さんの句碑は、高さ日本一(2006.10.27)

10月14日付静岡新聞に、俳人山口誓子さんの句碑は、高さ日本一であることが報じられていた。これは”静岡県の日本一”に関する記事の中に出ていたもの。富士山の山頂にある句碑「下界まで断崖富士の壁に立つ」は、日本一の高地に立っている。

神戸大学六甲台キャンパスには、山口誓子さんの居宅が復元され「山口誓子記念館」として保存されている。山口誓子さんと、その妻で俳人の山口波津女さんの俳句や生涯に関する記念物が展示されている。山口誓子さんご自身は東京帝国大学法学部のご卒業であるが、神戸大学関係者にご親戚が多く、神戸大学に旧居が保存され、また旧蔵書とともに巨額のご寄付をいただいている。

「山口誓子記念館」は、数奇屋造の日本家屋。句会、茶会、邦楽の会等が開かれる。留学生達に日本文化に触れてもらう絶好の教材にもなっている。1963年6月16日、神戸大学は山口誓子(本名:誓比古)さんに名誉文学博士の称号をお贈りした。

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『季題別山口誓子全句集 』


漆嶋稔さん(1979年経卒)の訳書『中国思想に学ぶ成功にこだわらない生き方』(2006.10.26)

漆嶋稔(うるしま・みのる)さんは、神戸大学在学中はESS部員だった。1979年に経済学部を卒業して三井銀行(現三井住友銀行)に約20年勤務した後に退職した。退職後、故郷の宮崎県都城市に帰り、そこで翻訳(中国語・英語)の仕事をしている。漆嶋さんは、既に『聯想』『市場烈々』(ともに日経BP社)等多数の翻訳書を世に送っている。

今般、漆嶋さんは『中国思想に学ぶ成功にこだわらない生き方』を日本能率協会マネジメントセンターから出版した(定価1400円+税)。本書の原著者は成君憶、中国企業のコンサルティング等を仕事としている。成君憶は既に『水煮三国志』、『水煮西遊記』等中国古典を題材としたビジネス書を出版している。

『中国思想に学ぶ成功にこだわらない生き方』は、タイトルが示すように中国人ビジネスマンに語りかける”処世術”といった内容の本。全体は8章に分かれ、最初の第1章は「成功者の行く末」、最終の第8章は「自我を捨てる」という表題となっている。これだけでも本書の雰囲気を感じていただけよう。なお、巻末の「訳者あとがき」で翻訳家に転進した漆嶋さんの心境が語られているが、この部分はなかなか興味深い。

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一海知義名誉教授(教養)が語る漢詩の魅力(2006.10.25)

10月15日付の日経紙読書欄で、漢詩の魅力が取り上げられている。明治以前には日本人が持っていた漢詩に関する豊かな素養。これが現代では失われている。ところが、ここ数年漢詩が静かなブームになっている。

以上のような前置きのあと、漢詩に関する書物をが数冊紹介されている。その中に一冊に一海知義名誉教授(教養)によるエッセー『漢詩逍遥』があげられていた。この本の中に、天安門事件を批判して米国人留学生が人民日報海外版に投稿した暗号めいた漢詩を取り上げられている。このことに関して一海名誉教授は「社会批判、政治風刺をこうしたかたちで突きつけるのも、中国古典詩3千年の伝統の一つ」と指摘していることが記されていた。

一海知義.jpg『漢詩逍遥』(2006年、藤原書店、3780円)


松本哉さん(1967年理卒)の遺著『永井荷風という生き方』(2006.10.24)

『女たちの荷風』、『寺田寅彦は忘れた頃にやって来る』、『幸田露伴と明治の東京』等多数の著作がある松本哉さんの本名は松本重彰。神戸大学理学部の卒業生(1967年)。卒業後河出書房で自然科学分野の編集に携わった後独立。作家でありながらイラストも描く。そんな異色の文化人である。

松本哉さんの新刊本『永井荷風という生き方』(2006年、集英社新書)が、10月17日に全国の書店の店頭に並んだ。同じ日の朝、各紙が松本哉さんの訃報を掲載していた。訃報を見ると、喪主である松本さんの息子さんのお名前が「哉さん」とある。松本重彰さんは、息子さんの本名をペンネームにしたということになる。
これからもっともっと活躍していただきたかった。松本哉(重彰)さんのご冥福を祈りたい。

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中井久夫名誉教授(医)の新著『樹をみつめて』(2006.10.23)

中井久夫神戸大学名誉教授(医)のエッセイ集『樹をみつめて』(みすず書房、2940円)が刊行された。100枚を越える長編エッセイ「戦争と平和についての観察」、「神谷美恵子さんの<人と読書>」を軸に書下ろしを含め22編の作品が収められている。また、震災後の神戸をテーマとした作品もある。本書は昨年刊行された『時のしずく』(みすず書房、2730円)に続く第五エッセイ集。

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「マスターズ甲子園」、今年は11月4日、5日開催(2006.10.20)

全国の高校野球OB/OGが、性別、世代、甲子園出場・非出場、元プロ・アマチュア等のキャリアの壁を超えて出身校別に同窓会チームを結成し、全員共通の憧れであり野球の原点でもあった『甲子園球場』で白球を追いかける夢の舞台を目指そうとする。そんな夢のような企画が「マスターズ甲子園」。今年は、11月4日、5日に甲子園球場で開催される。

「マスターズ甲子園」の開催は今年で3回目。神戸大学発達科学部の長ヶ原誠研究室の発案から生まれた。「マスターズ甲子園」の大会名誉会長は星野仙一氏。ホームページ上で「おっさんよ、夢を持て」と語りかけている。

【参考】「マスターズ甲子園」のホームページ
http://www.masterskoshien.com/index2.html

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マスターズ甲子園のポスター


凌影会会長竹内淳一郎さん(1963年営卒)、カメラ産業史の研究も(2006.10.19)

第1回ホームカミングデイは、盛況のうちに、お開きとなった。このホームカミングデイに合わせて特別展示として「旧三商大写真展」が9月30日から10月6日迄、百年記念館で開催された。この展示会を企画当初から大学と折衝するなど多大の努力を払ったのが凌影会(神戸大学写真部OB会)の会長をつとめる竹内淳一郎さん(1963年営卒)である。

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竹内さんは、永らくカメラメーカーのミノルタ(現コニカミノルタ)に勤務。一方、大阪市立大学経済学部博士課程を修了、カメラ産業史の研究を進めている。本年9月に日本経済評論社から出版された『日本カメラ産業の変貌とダイナミズム』(定価3500円+税)の分担執筆者(第6章輸出検査と品質向上を担当)である。

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書道の習慣は小学校低学年から 魚住和晃教授(国際文化)(2006.10.18)

パソコンの普及の影響か、書道人口が減っている。学校できちんと書道を教えられる教師も少なくなった。一方、昨年11月に全国で初めて静岡県伊東市が「書道教育特区」に指定される等新しい試みもある。

10月6日付読売新聞では「書道の習慣 低学年から」「礼儀作法にも有益」等の見出しで、書道教室の減少(1995年の15000強から2005年の13000強へ)のデータを紹介したうえで問題提起を行っている。この問題に関して、魚住和晃教授(国際文化)のコメントも紹介されている。魚住教授は「教師に書道に親しんだ経験がない人が多く、十分な手本さえ示せない」と指摘。また、「欧米人は漢字を美しいものととらえている」ことも紹介していた。

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魚住教授の旧著『書を楽しもう』(2002年、岩波ジュニア新書)


10月17日、シャンソン歌手石井 好子さんをおむかえして、東京凌霜クラブで創立40周年記念の「音楽と語らいの夕べ」(2006.10.16)

10月17日、東京凌霜クラブで「音楽と語らいの夕べ」が開かれる。同クラブので創立40周年記念行事の一環として開催されるもので、シャンソン歌手石井好子さんをおむかえしている。石井好子さんの父上は、元衆議院議長の石井光次郎氏。石井光次郎氏は、神戸大学の前身校である神戸高商を1912年(明治45年)の、卒業生で、神戸大学正門の門標「神戸大学」の揮毫者でもある。また、石井光次郎氏は設立間もない東京凌霜クラブの常連メンバーで、出光佐三氏(1909年神戸高商卒、出光興産創業者)等とともに同クラブの基礎を築いた一人でもある。

石井好子さんは、5年前の東京凌霜クラブ35周年記念の会にもご出席いただいている。今般の40周年記念の会では石井好子さんとの懇親パーティーも計画されている。父上の石井光次郎先輩との交流体験を持つ会員も多数出席されることから、想い出話の華がさくことであろう。東京六甲男声合唱団(神戸大学グリークラブOB会)の参加もあり、会を盛り上げる。

日 時:2006年10月17日(火)午後6時(受付開始)~8時30分
場 所:東京凌霜クラブ 千代田区丸の内3-1-1帝劇ビル地下2階
会 費:4,000円 

<スケジュールの概要>
1.受付開始            午後6時
2.東京六甲男声合唱団     午後6時30分
3.石井好子リサイタル      午後7時 
4. 懇親パーティー        午後7時30分
司会:長谷川 智紀氏(2003年営卒)パソナユース代表取締役

参加ご希望の方は、e-mail、FAXまたは電話で、事務局までお申し込み下さい。

東京凌霜クラブ宛 
tokyo@kobe-u.com FAX 03-3211-3147 電話03-3211-2916  

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東京凌霜クラブに掲げられた神戸大学図書館壁画「青春」の原画。作者は中山正實画伯(1919年神戸高商卒)である。東京凌霜クラブが開設された1966年10月1日に、中山画伯からクラブに寄贈された。


游仲勲東邦学園大学教授(1960年経博修了)、中国の「社会官僚資本主義市場経済」を語る(2006.10.16)

東邦学園大学の游仲勲教授(ゆう・ちゅうくん、1960年経博修了)が、中国は「社会官僚資本主義市場経済」であると指摘する。游教授によると、「今日の中国経済は社会主義市場経済ではなく、社会官僚資本主義市場経済」であるというのだ。党や政府の官僚による介入・支配が強く、強固なコネ社会のもとでは市場は十分に機能しない。しかも、官僚は堕落・腐敗している。その官僚は、おおむね共産党員である。

しかし、これらの状況に手をこまねいているばかりではない。腐敗防止のシステムを2010年までに構築する計画がある。以上は、世界経済評論誌9月号の巻頭言から。なお、この号には神戸大学経済経営研究所の井川一宏教授の論文「グローバル化とネットワーク」も掲載されている。こちらは、日本・中国を中心とした東アジアの地域集積の拡大等がテーマ。

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游仲勲著『21世紀の華人・華僑 その経済力が世界を動かす』( 2001年、ジャパンタイムズ刊)


在日韓国奨学会理事長 徐龍達さん(1963年営博士修了)(2006.10.13)

2006年8月30日付毎日新聞に、在日韓国奨学会理事長 徐龍達(ソ・ヨンダル、1963年営博士修了)さんのインタビュー記事が掲載されている。徐さは現在73歳。1933年、韓国・釜山市に生まれた。1971年、桃山学院大学教授に就任。フランクフルト大、ウィーン大、バッキンガム大の客員教授を経験した国際派である。現在は桃山学院大名誉教授。

敗戦後間もない1950年代初め、在日の韓朝鮮人(※)には、貧しくても祖国再建の希望を抱いて向学心に燃える子弟が多かった。しかし、日本育英会(当時)などの奨学金制度は、国籍条項で定住外国人を締め出していました。当時は、就職も含めて公的な制度や施設、機関のあらゆるところに国籍の壁があった。

(※)「韓朝鮮人」は、東西ドイツの統一に刺激を受けた徐さんが、南北統一を早めようと「韓国・朝鮮人」を縮めた造語。

韓流ブームなどで、日本と韓国の文化の相互理解が進んだ感がある。一方、その陰で民族差別を受けながら生活上の権利を着実に勝ち取ってきた在日コリアンの存在を忘れてはならない。運動の一端を担ってきた在日韓国奨学会が今般、創設50周年を迎えた。奨学金支給は今年限りとし、来春からは日韓文化交流を主眼にした財団に生まれ変わる。

【参考】民団ホームページ
http://mindan.org/shinbun/news_bk_view.php?page=1&subpage=1939&corner=2

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徐龍達編『21世紀韓朝鮮人の共生ビジョン』(日本評論社、2003年刊)


文学部同窓会東海支部のホームページ(2006.10.13)

神戸大学文学部の同窓会である文窓会。その東海支部のホームページをご紹介しよう。中身は極めて充実している。文学部卒業生により作成されたホームページだけあって、読み応えは充分だ。

5回にわたる長期連載「文学部の誕生」は、今井林太郎神戸大学名誉教授(初代文学部長)による労作。今井名誉教授は、2003年に亡くなっており、文学部の歴史を知る上での貴重な文献。若き世代の卒業生にも是非読んでもらいたい。

最近話題を呼んだのが創成期の文学部国文科を支えた猪野謙二名誉教授(故人)の初期作品集。冒頭に置かれた萩紀男さん(文窓会東海支部長、1960年文卒)による「『猪野謙二初期作品集』の作品掲載にあたって」を読むと、多数の関係者の努力により、ホームページ上で、猪野名誉教授の作品群を読むことが可能となった事情が分る。萩紀男さんは、この初期作品集にからめて「先生はもともと作家を志されたが、諸般の事情がそれを許さず、研究者の道を選ばれたと聞いたことがある。この作品集には、そうした先生の並々ならぬ才能のきらめきがある」と書き記している。

以上のほか、先日のホームカミングデーの記録や11月に予定されている東京支部総会(11月30日(木)15時-17時、東京凌霜クラブ)の予告など盛りだくさん。詳しくは下記参照。

http://www.hpmix.com/home/bunnmado/


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文窓会東海支部ホームページから

9月30日開催のホームカミングデーの文学部の行事。「藤田佳代舞踊研究所のモダンダンス」(藤田佳代さんは1966年文学部卒)


建築家毛綱毅曠さん(1965年工卒)の故郷釧路市(2006.10.12)

10月4日付日本経済新聞「旅」欄に、建築家毛綱毅曠さん(1965年工卒)の故郷釧路市が取り上げられている。毛綱毅曠(もづな・きこう)さんは、5年前に59歳で急逝した建築家。東京に事務所を構え、故郷の釧路や石川県七尾市(能登島ガラス博物館)等各地に作品を残した。

毛綱さんの作品群は釧路市にとって重要な観光資源。日本建築学会賞を受賞した市立釧路博物館(写真)、幣舞(ぬさまい)中学校、釧路キャッスルホテル等をめぐる「毛綱毅曠建造物コース」という名称の観光コースも設けられている。

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昭和34年卒有志が古希を祝って美術展を開催第5回「古希祝」記念(2006.10.10)

神戸大学三四会(昭和34年経済・経営・法学部卒業生)が、下記要領で「グループ&ファミリー美術展」を開催する。会員たちの古希にちなんで、今回で5回目となる美術展を”「古希祝」記念”と銘打ったもの。

会期 10月17日(火)~22日(日)
   AM10:30~PM6:30[最終日PM4:00迄]
会場 神戸三宮北野坂通り ギャラリーミウラ
   078-391-2665(1階会場直通) 
出展者 38名

事務局 〒569-0001 高槻市淀の原町57-2(本間) 
          ℡ 072-669-2554


三品和広教授(営)の新著『経営戦略を問いなおす』(2006.10.06)

三品和広教授(営)の新著『経営戦略を問いなおす』が、ちくま新書の一冊として刊行された。定価は735円 (税込)。「世の大半の企業は、戦略と戦術を混同している。成長第一で事業を拡大したのに何の利益も出なかった。という企業が少なくない」等手厳しい指摘が全体の通奏低音のごとく流れている。

抽象論でなく具体的企業名をあげ、その「トップの在任期間」と「売上高営業利益率」をグラフ化したエポックグラフを示して、企業の栄枯盛衰を説明する。このような新機軸に満ちた内容となっている(128ページにソニーの例が出ている)。また、優良会社の例として、キャノンの社名が頻出するが、現在の経営者の名前は出てこず、もっぱら賀来龍三郎が偉業を残した経営者とされている点などは興味深い。
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日本の海藻、「アオサ」が米仏などで繁茂していることを確認、川井浩史教授(理)(2006.10.05)

今年7月までの2年間、環境省の委託により川井浩史教授(理)、羽生田岳昭助手等のチームが11カ国で集めた海藻のDNAを調査した。その結果、本来日本や韓国、中国などの沿岸に分布するアナアオサがカナダ、米国、オーストラリア、ニュージーランド、フランス、オランダの6カ国に入り込み、繁殖していいたことが分かった。

外国航路の貨物船などに付着して運ばれた可能性が高く、一部は養殖用のカキの稚貝と一緒に持ち込まれたとみられる。川井教授は「人間活動によって、いま世界の海で進行しつつある海洋生態系の撹乱の一端が明らかになった」と語っている。以上は9月22日付朝日新聞夕刊から。

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上記は、下記の資料による。
http://www.kobe-u.ac.jp/kurcis/KURCIS/SetoAlgae/anaaosa.html


北坂真一同志社大教授(1992年、神戸大経院博修了)の新著『経済政策を担う人々』(2006.10.04)

同志社大北坂真一教授(1992年、神戸大経院博修了)の新著『経済政策を担う人々 官の構造改革』(日本評論社、定価1890円)が刊行された。「民」に比べ「官」の「構造改革」は進んでいるのか。これが本書のテーマ。意外に知られていない政策の形成過程にスポットライトを当て、経済学者の視点で分析するユニークな書。

本書の構成は次のようになっている。
第一部 経済政策のしくみ
第二部 政策を担う人々
第三部 これからの経済政策

「第二部 政策を担う人々」は、出版元である日本評論社が発行する「経済セミナー」誌に2003年4月から2年間にわたり連載されていたもの。日本銀行、内閣府、財務省、金融庁、経済産業省にはじまり各省庁毎に経済政策の視点から分析する。省庁だけではない。自民党、野党、地方自治体、経済学者といった分野も分析の対象となる。

以下は文部科学省についての項目(同書180ページ)の抄録。神戸大学助教授から私立大学に”転職”した著者ならではの舌鋒鋭い指摘がなされている。この傾向は、文部科学省の項目のみならず、本書の全体を貫いているといえよう。

今回の国立大学の法人化は、教育・研究の改革ではなく、国家公務員の定数削減に端を発している。・・問題は、文科省がこうした流れに乗りつつ自らの権限を拡大し自由化の流れに反する懸念がぬぐいきれないところにある。・・多くの国立大学法人で文部官僚が理事に就任しており・・・。

 
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市橋正光名誉教授(医)による「50歳からのアンチエイジング暮らし」(2006.10.03)

8月5日付日経紙に、市橋正光名誉教授(医)による「50歳からのアンチエイジング暮らし」と題する記事が掲載されている。紫外線は皮膚の“大敵”である。これが市橋名誉教授の論考の核心である。以下は、その概要。

40歳、50歳の年相応の顔というものがある。これは子どもの頃からずっと浴びてきた太陽紫外線が大きな原因だ。換言すると、太陽が我々の顔を造っていることになる。このことを50歳のとき気付けば、それからでも太陽系紫外線を浴び過ぎないよう努力をすることになろう。このような習慣がアンチエイジングにつながる。

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市橋正光名誉教授の著書『紫外線Q&A』(2002年、シーエムシー出版)


小島英記著『男の晩節』に森信三元教授(教)が登場(2006.10.02)

この7月、土光敏夫、鈴木大拙、松永安佐衛門、各務鎌吉等の経済人・文化人の”晩節”を描いた『男の晩節』が、日本経済新聞社から出版された。定価は1785円。「強く生き、爽やかに去る」そんな”男”たちの生涯を簡潔に語られている。

この本の著者は元日本経済新聞社勤務の小島英記氏。『男の晩節』に登場する20人の中に、森信三元神戸大学教育学部教授の名がある。出版社によると『男の晩節』の初版は9月現在版元品切れの状況。再販の計画はまだ公表されていない。

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【参考】
本年8月31日付トピックス「没後ますます名声が上がる森信三元教授(教)の著作」


会社法の本、三冊(2006.09.29)

今春の改定で、会社法関連の本が多数出版されている。以下の三冊は、何れも神戸大学法学研究科教授の執筆によるもの。

・近藤光男著『会社法の仕組み』
 2006年8月、日本経済新聞社(日経文庫)、872円 (税込)
 
・近藤光男著『最新株式会社法<第3版> ─平成17年改正会社法・ 同法務省令に対応』、2006年3月、中央経済社、3780円 (税込)
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・志谷匡史著『起業家のための会社法入門』
 2006年5月、中央経済社、2100円 (税込)
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南知惠子助教授(営)の新著『顧客リレーションシップ戦略』(2006.09.28)

南知惠子助教授(営)の著書『顧客リレーションシップ戦略』が有斐閣から刊行された。定価は3360円。ITが発展するなか、CRM(顧客関係管理)を、マーケティング戦略に如何に取り入れるか。これが本書のテーマである。理論面、実証面双方のアプローチから解明を試みている。

本書は、顧客関係管理について指南する、いわゆるハウツー本ではない。この本の目的は、情報技術の進展がマーケティングの理論的枠組みと実践方法にどのような変化を与えるかについて理論的、実証的にアプローチすることにある。企業と消費者との関係性管理と構築に関連する理論をベースに、企業の顧客関係管理の実態調査を分析することにより、現状の顧客関係管理手法の問題点を指摘し、情報技術基盤の関係育成プログラムをいかにマーケティングに取り込むかについて焦点を当てている。

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最近夫婦喧嘩をした卒業生へ(2006.09.27)

最近夫婦喧嘩をした卒業生に読んで欲しい文章があります。出典は『1年1組せんせいあのね それから』(1994年、理論社)。この本に、次のような文章がでています。

ふうふげんか(ないとう ゆうこ)

すきでけっこんしたのに
どうしてふうふげんかするんだろう
ずっとなかよしだったら
じんせいがたいくつだからかな

『1年1組せんせいあのね それから』の編者鹿島和夫さんは、1958年に神戸大学教育学部卒業。神戸市内の小学校教諭をしながら、子供たちの作文を集めた”せんせいあのね”シリーズの本を多数出版している。なお、この作文は「仏教の生活」2006年彼岸号に引用されていた。

【参考】鹿島和夫さんのホームページ
http://www9.ocn.ne.jp/~kdax/MyJOBnow3.htm
『1年1組せんせいあのね』シリーズ、最初の本の表紙
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植田一久さん(1995年教卒)の新著『プレイボール スリランカ野球武勇伝』(2006.09.26)

『プレイボール スリランカ野球武勇伝』(文芸社、定価1400円+税)というユニークな本が刊行された。著者の植田一久さん(1995年教卒)が、青年海外協力隊の一員として2002年から2年間にわたりスリランカに派遣された。植田さんの使命は、スリランカでの野球の普及。本書はその苦闘の2年間のした体験記である。

クリケットは盛んで、ご本家の英国を凌駕することもあるスリランカ。しかし、野球の方は黎明期にあった。たった一個しかないボールで練習する現地の野球チーム。打球が草むらの中にはいってしまうと、全員があわててボールを探しにいく。「ボクのせいだ。これで練習ができなくなる……」と打った選手は涙を流してうなだれる。植田さんが、バッグからボールを出すと、「ラッサナィ(美しい)!」と叫ぶ。「どうやら新品のボールを見たことがなかったようだ」と植田さんは気づく。

このような状況に始まる植田さんの2年間だったが、スリランカのナショナルチームを率いて国際試合に出場するまでのレベルに持っていく。これからスリランカ野球が発展する。そんな期待が持てた時期に、任期満了で植田さんは、帰国の途に着く。スリランカの野球は、青年海外協力隊の後任者に引き継がれていっているそうだ。ところで、巻末の著者略歴には、”もう一つの物語”が記録されている。高知県の明徳義塾高校の野球部の副部長として、夢の甲子園出場を実現させたというものである。


武正興さん(1972年農卒)、食の安全を語る(2006.09.25)

8月6日付毎日新聞に「農業と食育の現状と課題」というタイトルの座談会が掲載されている。兵庫県宝塚農林振興事務所農政課長の武正興さん(1972年農卒)は、そのメンバーの一人。女性加工グループによる農村活性化や、地産地消など都市農業の活性化を進める。市民団体「ひょうごの食研究会」設立メンバーで食・農の啓発にも取り組んでいる。以下は武さんの発言から。
 
県では「ひょうご安心ブランド」など県証食品を通じて、安全・安心でおいしい地元の農産物を、量販店などで供給するサポートを続けてきた。良い野菜が高いといっても、旬の地元産野菜はお手ごろ。今後は郊外の直販所だけでなく、都市部でも生産者と消費者が交流し「食」を通じて結び合える「場」づくりを支援していきたい。

なお、武さん以外のメンバーは、本野一朗さん(JA兵庫六甲営農経済事業部専門管理職、司会)、遠藤晃久さん(2001年、農家約10人で「阪神有機農業研究会」を設立)、阪部三栄子さん(阪神間最古の伊丹消費者協会)であった。


下の写真は、武さんがかつて副校長をつとめた兵庫県立農業大学校のホームページから採録。
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林家竹丸(1989年経卒)さんが10月7日に「繁昌亭ライブ」(2006.09.22)

戦後途絶えていた、上方落語専門の寄席「天満天神 繁昌亭」が、大阪北区の大阪天満宮北側に9月15日オープンした。10月7日には、神戸大OBの林家竹丸さん(1989年経卒)の「落語ライブ」が催される。
 
オープン当日の9月15日午前、人力車に乗った三代目春団治さん(76)ら落語家約40人が天神橋筋商店街を練り歩き、お祝ムードを盛り上げた。テープカットでは、上方落語協会の桂三枝会長が「ご恩は舞台の上の芸でお返しします」と、寄付をした市民や、建設に協力した神社や地元商店街に感謝の言葉を述べた。こけら落とし公演が正午から始まり、200余りの指定席は完売。桂吉弥さん(1994年教卒)らが古典落語を披露した。

同公演は9月24日まで一日三回行われ、その後は昼夜二回となる。夜席では、同門会や独演会が連日組まれる。10月7日夜7時からは、神戸大落語研究会OBの林家竹丸さんの「林家竹丸 落語ライブin繁昌亭」が催される。ゲストに笑福亭学光、林家笑丸を招き、落語4席に「竹丸の繁昌亭徹底ガイド」の企画も予定。

竹丸さんは、1965年兵庫県伊丹市出身。 神戸大学経済学部を1989年に卒業。NHK記者を経て、1995年、阪神大震災を機に退職し二代目林家染丸に師事した。

【参考】林家竹丸さんのプロフィールhttp://www.kamigatarakugo.jp/profile/2005/02/post_210.html


天満天神繁昌亭(http://www.hanjotei.jp/)は、地下鉄「南森町」、JR東西線下車徒歩3分。
当日1800円 前売1500円。チケットぴあなどで発売。
問い合わせは、天満天神繁昌亭06-6352-4874または、オフィスばんぶ~06-6377-8832、maedajin@m18.alpha-net.ne.jpまで。


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林家竹丸さん。ホームページから。


首相の靖国参拝に関する木村幹教授(国際協力)の論考(2006.09.21)

9月1日付毎日新聞に木村幹教授(国際協力)が、小泉首相の靖国参拝に関する論考を寄稿している。タイトルは「首相の靖国参拝 「光復節」の韓国から」というもの。今年の8月15日、ソウルでの「光復節」の実況から始まる。韓国において8月15日は「光復節」。つまり、この日は1945年(昭和20年)に日本による植民地支配から解放されたことを記念する日である。

この日ソウルでは「8・15光復61周年日本軍国主義右傾化糾弾市民共同行動」という名称の集会が開かれ、3000人を越える参加者があった。これを踏まえて木村教授は、「韓国の状況から得られる教訓は幾つかある。一つは、首相自らが述べたように、「8月15日を避けても批判、反発は変わらない。いつ行っても同じだ」と考えるのは、やはり誤りだ、ということである」と述べている。また、民族主義運動も運動である以上、良きにつけ悪しきにつけ、自らの運動を盛り上げるための「きっかけ」を常に探していることを見落としてはならないとも指摘する。


佐治大祐さん(1971年営卒)、ベスター・ジャパン・アドバイザーズ社長に就任(2006.09.20)

佐治大祐さん(1971年営卒)が、米国系MBO(経営陣による企業買収)ファンド大手企業の日本法人ベスター・ジャパン・アドバイザーズ社の社長に就任した。佐治さんは、大和証券SMBC常務からの転身。ベスター社が日本進出を決めたのは、今後、経営改革を目的とする株式非公開化や非中核事業の切り離しにMBOを活用する企業が広がると判断したため。以上は8月22付日経紙から。

佐治さんは昨年5月17日に、東京凌霜クラブで開催された特別火曜会の講師をつとめた。演題は、佐治さんの専門分野の「日本企業のM&A問題」。

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一海知義名誉教授(教養)の”大切な本”(2006.09.19)

朝日新聞の日曜日に定例的に掲載される読書欄に「大切な本」という連載コラムがある。一海知義名誉教授が、8月27日、9月3日の2回にわたり寄稿している。8月27日は、河上肇『陵放翁鑑賞』、9月3日は、吉川幸次郎『陶淵明伝』の紹介と思い出が語られている。一海名誉教授は、吉川幸次郎著『陶淵明伝』について「私自身、これまでに淵明に関する書物を三冊書いたが、その内容は本書に負うところがすくなくない」と述懐していた。

本年6月、藤原書店から一海名誉教授の著書『漢詩逍遥』が出版された。次々と著作を発表される一海名誉教授のエネルギーには”脱帽” してしまう。

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藤井恵さん(2001年経院修了)の新著『中国駐在員の選任・赴任から帰任までの完全ガイド』(2006.09.15)

今般『中国駐在員の選任・赴任から帰任までの完全ガイド』(清文社、定価2200円+税)がを出版された。著者の藤井惠さん(2001年経院修了)は、三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)貿易投資相談部の研究員。藤井さんは、1996年に神戸大学経済学部卒業、(株)大和総研に入社した。翌年、三和総合研究所(現三菱UFJリサーチ&コンサルティング)に入社、現在に至る。その間、母校の大学院で学び、また、税理士の有資をとるという勉強家。既に、同じ出版社から『これなら分かる!租税条約』を刊行している。

本書は、海外勤務者を送り出すことが初めての中堅・中小企業や、グローバル企業において他部門から海外人事担当部門に異動してきた職員を主たる対象としている。中国駐在員の選任方法、ビザ取得、赴任までに行うべき日本での税務・社会保健上の留意点、赴任中の日本及び中国での個人所得税等の取扱いや駐在員の人事考察・健康・リスク管理面、また中国駐在員の給与設定、各種手当設定方法や駐在員規定作成・帰任後の手続・・・。これらのテーマを、できるだけわかり易い言葉で、Q&A方式にまとめてある。また、本書は本社管理部門だけでなく、中国駐在員たち自身にとっても有用な情報が満載されている。

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横綱審議会・委員長をつとめた石井光次郎さん(1912年神戸高商卒)(2006.09.14)

大相撲秋場所が始まった。9月8日付朝日新聞スポーツ欄には白鵬関の”綱とり挑戦”に関する記事を掲載し、その中で横綱審議会の動向について述べている。同記事には歴代の横綱審議会の委員長名がリストアップされていた。

神戸大学正門の門標(写真)の揮毫者である石井光次郎元衆議院議長(1912年神戸高商卒)は、横綱審議会・委員長もつとめている。石井さんは、神戸高商在学中は相撲、柔道の分野で活躍したスポーツマン。日本体育協会会長(1962-1975)もつとめた。横綱審議会・委員長は1976年1月26日から1981年9月20日(死去)までつとめている。

なお、横綱審議会の初代委員長は酒井忠正元伯爵(1950年5月就任)、2代委員長は作家の舟橋聖一さん(1969年1月就任)であった。石井さんは第3代の委員長である。ちなみに、現委員長は10代目で、石橋義夫共立女子学園理事長。


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魚住和晃教授(国際文化)の新著『書の十二則』(2006.09.12)

魚住和晃教授(国際文化)によるユニークな書道入門書『書の十二則』(NHK出版・生活人新書、定価777円)が、刊行された。名筆の筆遣いを科学的に分析するとともに、大脳生理学の見地からも有効な上達法を提案。書作家として研究者として、長年の成果をやさしく説いている。書道に関する啓蒙書。

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国立大収益力アップ作戦 9月2日付読売夕刊から(2006.09.11)

9月2日付読売新聞夕刊の一面トップは、「国立大収益力アップ作戦」として全国の国立大学の動向を伝えている。

・東京海洋大学では、「学内ロケ」が年19回。約300万円の収入。
・東京農工大学では、学内にアンテナショップを開設、週一回、野菜、ジャムなどを販売。
・三重大学では、松坂牛の飼育を開始した。

この三重大学の箇所で、神戸大学が登場する。すなわち、三重大学が松坂牛の飼育を開始するにあたって、既に「神戸大学ビーフ」を東京のデパートで売り出している神戸大学の視察を行った由。

【参考】神戸大学ビーフ販売のホームページ
http://www.kobe-u.ac.jp/foodres/kobe-u_beef
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神戸空港利用に関する「企業アンケート」実施 村上助教授(営)がコメント(2006.09.11)

神戸新聞社が実施した神戸空港の利用状況ついてのアンケート結果が公表された(8月16日付神戸新聞)。アンケートは、県内上場企業を中心とする129社を対象に実施したもの。
108社(回答率91.5%)が答えた。

要旨は次のとおり。

神戸空港を「よく使う」と「時々使う」を合わせた企業数は52社。これに対し、66社が「使わない」「余り使わない」と回答。
開港から約半年の時点で神戸空港の利用に消極的な企業は全体の56%となっている。

また、地域による利用率の格差も明らかとなった。神戸市内の企業の6割が使う一方、阪神間は3割弱。神戸以西では空港に近いほど利用率が高かった。

この結果に関して航空経済学専攻の村上英樹助教授(営)が次のようにコメントしている。

「大阪(伊丹)空港の需要を奪うのではなく、神戸以西でビジネス需要を開拓できているのではないか」

「神戸や神戸以西の地域で、時間が合わず使えない企業のニーズを満たす時間帯や、海上空港の特性を生かした夜間に増便すれば、他空港との競合を避けながら需要を拡大できる」

【参考】神戸空港ホームページ
http://www.kairport.co.jp

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神戸大病院で米国人末期がん患者手術(2006.09.08)

8月12日付神戸新聞に、「末期がん 高い生存率」、「抗がん剤 大量投与可能に」との見出しで、以下のような記事が出ていた。

米国の病院で手術不能とされた末期がん患者に対し、神戸大病院・具英成(ぐ・えいせい)教授等の移植外科のチームが、独自の手法で治療し、患者(52歳の米国人男性)は9月には帰国できるほど回復した。この患者は肝臓の7割が腫瘍に侵され、門脈もほとんどふさがった状態だった。6月に米ハーバード大学病院で、「病巣が広がっており、米国内の病院では治療不可能」と診断された。同チームは、これまでも同様の治療で、余命数ヶ月の肝がん患者の延命に成功している。

神戸大学教授らのチームは7月初め、男性の肝臓の7割以上を切除した。約1カ月後、残った病巣に独自の方法で抗がん剤を注入し、肝臓外に流れ出さないような工夫をした。同病院が確立したこの手法だと、副作用が抑制され、通常の約10倍の大量投与が可能になる。

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レンゴー大坪清社長(1962年経卒)、経営を語る(2006.09.07)

レンゴー大坪清社長(1962年経卒)、経営を語る

8月28日から9月3日まで5回にわたり産経新聞(大阪・夕刊)の関西人国記欄にレンゴー大坪清社長(1962年経卒)が登場、学生時代の思い出、会社生活、経営等を語っている。

大坪社長は大阪・大手前高校の出身。六甲山麓の環境が魅力的、関西の国立大学で最もバレーボールが強い等の理由で神戸大学に進学する。学生時代はバレーボールに所属。アルバイトで住友商事の女子バレーボール部の指導をしたこともあった。海外で仕事をしたい。住友商事の女子バレーボール部は美人ぞろい。そんな理由から住友商事を就職先に選ぶ。

入社早々の3ヶ月目に板紙大手の摂津板紙に出向、1962年から1965年まで出向が続く。その後、住友商事に戻り、クアラルンプール支店長、常務欧州支配人、副社長を経て2000年12月から段ボールメーカーのレンゴー社長に就任する。ちなみに、大坪社長が新入社員時代に出向したことがある摂津板紙は、1999年にレンゴーと合併した。

【参考】レンゴー ホームページ
http://www.rengo.co.jp

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堀江珠喜さん(1987年文博士修了)の新著『おんなの浮気』(2006.09.06)

堀江珠喜さん(1987年文博士修了)の新著『おんなの浮気』

大阪府立大学教授の堀江珠喜(ほりえ・たまき、1987年文博士修了)さんの新著『おんなの浮気』(ちくま新書、定価700円+税)が、出版された。堀江さんは、同じ”ちくま新書”の一冊として『「人妻」の研究』があり、講談社現代新書『純愛心中』、平凡新書『男はなぜ悪女にひかれるのか』等々多数の著書がある。

『おんなの浮気』は、文学作品、社会風俗、マスコミ等の角度から”女性の浮気”について多面的接近を試みたユニークな本である。ページをめくると、高校生時代にいた超モテ男、70歳のオジ(イ)サマフレンド等著者自身の体験もチラチラ出てくるのも興味を惹く。

中学から大学院修士課程まで神戸女学院、神戸大学の博士課程で学んだだけあって、西宮や神戸の話題がところどころ出てくるのも楽しい。あとがきには「そして神戸」という一文があり、神戸の雰囲気を感じさせてくれる。なお、本書は日本図書館協会の選定図書となった(8月30日付)。

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小川進教授(営)がヘンリー・ミンツバーグ著『MBAが会社を滅ぼす』を書評(2006.09.06)

小川進教授(営)が、8月27日付日経紙読書欄のコラム「この一冊」で、ミンツバーグ著『MBAが会社を滅ぼす』(日経BP社)の書評を寄稿している。本書の著者ミンツバーグ氏は、カナダのマギル大学経営大学院教授。経営学の分野で卓越した業績を上げてきた。著者は、従来のMBAプログラムを鋭く批判する。必要なのは「事業経験の少ない者に対し分析を教えるのではなく、ある程度事業経験を積んだ者がマネジメントを学ぶ機会を提供することだ」というのが、著者の主張である。

小川教授は、書評の締めくくりとして「(本書が提唱する)現場と教室の間で知の化学反応を起こす方法こそ、受講生にも教官にも学びや成長の機会をもたらす」と述べている。

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なお、8月の日経紙コラム「この一冊」では、以下のように神戸大学関係者の記事が続いた。

8月6日付
神戸大学経済経営研究所宮尾龍蔵教授著『マクロ金融政策の時系列分析』(日本経済新聞社)を、一橋大学祝迫得夫助教授が書評。

8月13日付
国際基督教大学八田達夫教授編『都心回帰の経済学』(日本経済新聞社)を神戸大学経営学研究科水谷文俊教授が書評。


江弘毅さん(1981年農卒)の新著『「街的」ということ』(2006.09.04)

江弘毅(こう・ひろき、1981年農卒)さんの新著『「街的」ということ お好み焼き屋は街の学校だ』(定価720円+税)が講談社現代新書の一冊として刊行された。江さんは1958年岸和田市の生まれ。神戸新聞マーケティングセンターを経て、京阪神エルマガジン社に移籍。1989年に「ミーツ・リージョナル」を創刊、1993年から2005年まで同誌の編集長を務めた。2006年に退職し、編集団(株)140Bを設立する。著書に『岸和田だんじり祭 だんじり若頭日記』(晶文社)などがある。

以上のような体験(経歴)を踏まえて、江さんの独特な語り口の文章が延々と続く。以下はお好み焼き屋を素材にした江さんの論考。
              ○
街のお好み焼き屋で嫌な思いをしたことがある人は、その店でワガママを言えるようになる可能性がある。なんだか居心地が悪くて違和感を感じた自分は、その場では不完全な存在で、つまり子どもであることを知れば、はじめて大人という存在を感じることができる。それが街の大人への第一歩かもしれないが、近道はない。そういうものなのである。
              ○
神戸大学の卒業生だけあって、ところどころに神戸(ハーバーランド、元町商店街、長田の「そばめし」等)が登場するのも嬉しい。



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「冥王星格下げ」問題に関して、向井正日本惑星科学会会長(理教授)各紙で発言(2006.09.01)

この夏、国際天文学連合(IAU)が、太陽系の惑星から冥王星を外したことにより、「惑星の定義」や「格下げ」という表現の是非等に関するニュースやコメントがマスコミを賑わせた。向井正教授(理)は、日本惑星科学会の会長であり各紙でコメントを寄せている。

東京読売(8月25日)
「冥王星は、軌道も大きさも明らかに異質。冥王星を惑星から除外すべきと考えていた」

東京新聞(8月25日)
「冥王星は発見以来、惑星としての立場が揺らぎ続けていた。今回の定義は、科学的な観点から妥当な結論に落ち着いたと思う」

毎日新聞(8月23日)
「惑星は8つとするのが素直だ。1992年以降、海王星の外側の領域に小天体が1000以上も見つかった」

朝日新聞(8月18日)
「理論的には冥王星をはずしたほうがすっきりする」
「長い間惑星として教科書にも載っていて、はずすことの影響は大きい」
「新しい惑星がどんどん増えれば、もう一度論議しなおす必要が出てくるかもしれない」

以下は、日本惑星科学会機関誌「遊星人」.の表紙
惑星学会「遊星人」.gif


没後ますます名声が上がる森信三元教授(教)の著作(2006.08.31)

1953年から1960年まで現発達科学部の前身の神戸大学教育学部で教鞭をとった森信三教授(教)の著作が水面下で話題を呼んでいる。1989年に出版された『修身教授録 現代に甦る人間学の要諦』(致知出版社)は、森教授の没後(1992年)も版を重ね23刷となっている。

この本の冒頭には、作家小島直記氏が「推薦の言葉」を寄稿、「70代のはじめに、この書物で心を洗われた幸せを思う」の書き出しで、本書の概要を述べ、組織の中に埋没しがちなサラリーマンに勧めたいとしている。『修身教授録』派、500ページ余の大著であり、その後『修身教授録抄』が同じ出版社から出ている。

下の写真は、森信三元教授による『教師のための一日一語』の表紙
森信三.jpg


「今こそ小さく強い政府を」、五百旗頭真防衛大学校長(神戸大学前教授)(2006.08.30)

「今こそ小さく強い政府を」、五百旗頭真防衛大学校長(神戸大学前教授)

この8月1日付で神戸大学教授から防衛大学校長に就任した五百旗頭真前教授が8月25日付日経紙の「経済教室」欄に寄稿している。これは、連載企画”日本を磨く”シリーズの最終回を飾るもの。以下は、その要旨。

日本は戦後、安全と繁栄を国家目標としてきた。1990年代の歴代政府による改革試行を経て、小泉首相はそれらの改革を継承し、郵政民営化に示されるように、自民党が戦後史を通じて支持基盤としていた巨大組織を切って捨てた。21世紀の日本の国家目標は「民の充実」と「国際的役割の充実」である。そのためには「小さくとも強い中央政府」の実現が何よりも重要になる。そうした改革を通じてあしたの日本の”国のかたち”を磨いていくべきである。

【参考】防衛大学校のホームページ(五百旗頭校長が受験生に呼びかけている)
http://www.nda.ac.jp/index-j.html

なお、この日の日経紙の同じページには、五百旗頭前教授の論文を含め”三本の神戸大学関連コラム”が並んだ。「やさしい経済学」欄では、小塩隆士教授(経)が少子化対策の論争を解説している。また、「ゼミナールで」欄では、神戸大学が幹事を務めるEUインステイチュート関西による「拡大EUと日本」と題する連載解説の第20回目が掲載されていた。「拡大EUと日本」には著者名の表示はないが、これはEUインステイチュート関西代表をつとめる久保広正教授(経)と吉井昌彦教授(経)の手によるもの。


旧制姫路高校「白陵寮 寮歌」の作曲者南恒郎さん(2006.08.30)

兵庫県下の大学や専門学校が統合され神戸大学が発足したのが1949年(昭和24年)。それから10年余、教養課程がは御影・姫路両分校に置かれた。姫路分校の校舎や講堂そして学生寮は旧制姫路高等学校のもの。姫路分校に学ぶ学生たちは、旧制高校の「白陵寮 寮歌」を歌い継いだ。専門課程に入ると御影・姫路両分校の学生たちは一緒になる。ゼミや運動部のコンパ等で姫路分校出身者が高らかに「白陵寮 寮歌」を歌う。かくて御影分校で学んだ学生にとっても、「白陵寮 寮歌」はおなじみの歌となる。

ここに一冊の本がある。書名は『葦の杖』。著者は南恒郎、出版社は日東書院とある。定価は600円で、発行は1973年となっている。定価は付いているものの、かなり自費出版に近い(または、そのもの)本という雰囲気がある。内容は随筆集、聖書からの引用が多く、著者の精神的背景を想起させる。『葦の杖』の63ページに「こころの歌」という一文が収録されている。「こころの歌」の中で著者の南さんは、若き日に旧制高校の寮歌の作曲をしたことを回想している。この文のどこにも”姫路”のキーワードはでてこない。しかし、別な資料から「白陵寮 寮歌」の作曲者は南恒郎さんであることが判明する。

『葦の杖』の奥付によると、南さんは1906年大阪の生まれ。1930年に京都帝国大学法学部を卒業した。『葦の杖』を発行した当時、自動車保険料率算定会専務理事の職にあった。更に、また別な資料によると、南さんは元日動火災海上保険(現東京海上日動)の社員であったことが分かっている。「こころの歌」によると、姫路高等学校では沢山の寮歌が生まれたらしい。しかし、後年までの残った寮歌は、南さんが20歳のときに作曲した「ああ白陵の春の宵・・・」で始まる歌だけのようである。ちなみに、南さんは旧制姫路高等学校第1回生(昭和2年3月卒業)。

「白陵寮 寮歌」については、色々と究明すべき点がありそうだ。

写真は姫路城
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郡司ぺギオー幸夫教授(理)の新著『生きていることの科学』(2006.08.29)


郡司ぺギオー幸夫教授(理)の新著『生きていることの科学生命・意識のマテリアル』(2006年、講談社新書、定価760円+税)が刊行された。ロボットの痛み、手触りのあるプログラム、日本一のラーメン屋、就職できない若者、「アペオス」のコマーシャル―多彩なメタファー・・・。このようなテーマを縦横に駆使して、生命・脳と意識・進化の核心を解き明かす。「あの郡司理論が画期的にわかる、待望の一冊!」というのが本書のキャッチフレーズ。

郡司教授は、1959年の生まれ。神戸大学理学部地球惑星科学科惑星大講座教授であり、早稲田大学複雑系高等学術研究所客員教授をつとめる。専攻は理論生命科学。さまざまな実験やシュミレーションを交えつつ、生命についての理論的な研究を進めている。著書に『原生計算と存在論的観測』(東京大学出版会)、『生命理論』(哲学書房)などがある。

本書の”帯”には養老孟司さんの「彼の話はむずかしい。でも、その本気の思考が、じつに魅力的なのだ」という推薦文が書かれている。以下は目次。

①手触りのあるプログラム
②オープンリミット-点のなかの点
③ロボットの痛み=傷み
④スケルトン―資料の形式

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朝日・読書欄で活躍する梶山寿子さん(1987年文卒)(2006.08.28)

朝日新聞が毎週日曜日に掲載している「読書欄」は4ページ建て。質量ともに、その充実ぶりには定評がある。野口武彦名誉教授(文)は書評委員の一人。評者の常連として、ほぼ毎週登場し健筆を振るっている。

最近、朝日新聞「読書欄」の評者として登場したのが梶山寿子(かじやま・すみこ)さん。梶山さん(1987年文卒)は、最近、次の2冊の本の書評を担当している。

●R.フィッシャー他著『新ハーバード流交渉術』
(講談社)・・・7月23日付
●ジョセフ・ジャフィ著『テレビCM崩壊』
(翔泳社)・・・8月27日付

なお、梶山さん自身も『雑草魂 石川光久アニメビジネスを変えた男』(2006年、日経BP社、1500円+税)、『ジブリマジック』(2004年、講談社、1600円+税)をはじめ、多数の著作がある。

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クリエーター集団「graf」の代表をつとめる服部滋樹さん(1994年、教・院中退)(2006.08.25)

7月18日付朝日新聞・広告特集にクリエーター集団「graf」の代表服部滋樹さんが登場、「目線を変えれば、新しい何かが見えてくる」、「人生は自分で創り上げる舞台!」と、芸術家らしい発言をしている。

服部さんは、1970年大阪生まれ。1994年に神戸大学教育学部(現発達科学部)美術学科彫刻科大学院研究課程を中退、1993年から「decorative mode no.3」として活動をスタート。1998年には、大阪・南堀江にショールーム「graf」をオープンする。2000年には、中之島に移転して、「graf bld」を設立した。2001年にロンドンオフィス、2005年東京ブランチを設立。オリジナル家具の企画・製作・販売、店舗・住宅、設計・施行、グラフィックデザイン、カフェ経営などを手がけている。11月3日から12月24日まで金津創作の森美術館にて展覧会を開催の予定。

【参考】服部滋樹さんの関連ホームページ
http://www.kobe-sizennoie.com/nac2001/hattori_profile.html


工学部建築コースの一年生が、「阪神・淡路大震災」をテーマに学ぶ(2006.08.24)

神戸大学工学部建築コースの一年生約90人が、「阪神・淡路大震災に学ぶ」をテーマに調査した結果の発表会が、7月8日神戸大学で開催された。大学一年生たちは、震災当時はまだ小学校低学年。また、県外からの入学も多いため、大半の学生にとっては震災の教訓に触れるのは初の機会。当時の状況を学んだ上で、地震に強い建物の構造を分かりやすく紹介する模型や、快適な仮設住宅などのアイデアを次々に提案した(7月9日付神戸新聞)。

下の写真は神戸大学附属図書館「震災文庫」所蔵の写真(図書館の被災状況)
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團野廣一さん(1956年営卒)、中国を語る(2006.08.23)

(社)日本工業倶楽部の「会報」第217号(2006年7月)に、團野廣一さん(だんの・こういち、1956年営卒)が、「中国閑話 最近垣間見た中国の実情と安定成長の課題」というタイトルの一文を寄せている。

現代の中国には以下のような多くの問題がある。
(1)貧困格差拡大の加速と不満の鬱積
(2)高級官僚や太子党を中心とする、エリート人脈ネットワークによる、不透明な政治・ビジネスの慣行
(3)漢民族による統治体制と少数民族の問題
(4)極めて深刻な環境問題
(5)エネルギー、食糧等の資源問題

以上(1)から(5)点を指摘したあと、團野さんは「いすれにしても、今の中国は体制国家であるから、また胡錦濤政権(西北派)が江沢民一派との抗争を収め一応政治的には安定状態にあるから、政府はあらゆる手段を講じて国民の不満の顕在化を抑え込むことになるのであろう」と結ぶ。

なお、團野さんは三菱総研元副社長で凌霜会東京支部長、現在はグリーンアーム(株)取締役。


下の写真は、東京・丸ノ内にある日本工業倶楽部.。

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出生率1.25ショックを分析する小林美希さん(2000年法卒)(2006.08.21)

毎日新聞社発行の週刊経済誌エコノミスト(7月25日)に「働く女性が子供を産まない本当理由」という論考が掲載されている。執筆者は同誌編集部の小林美希さん(2000年法卒)。

妊娠前、妊娠中、出産後の三局面ごとに「働く女性が子供を産まない本当理由」を分析している。

妊娠前
・子供ができたらクビになるのではないか
・深夜までの労働と育児は両立しないのではないか

妊娠中
・妊娠が理由で派遣打ち切りといったケースがある

出産後
・一人目を生んでも育児と仕事の両立困難から二人目を産めない

以上は簡単な例示。本稿の結論として小林さんは出生率1.25ショックは、「労働環境の不安定さからくる将来不安や、子供を産んだら退場させられるといった、労働市場の歪の表われ」と結ぶ。

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脇田晴子さん(1956年文卒)の旧著『日本中世都市論』復刊(2006.08.18)

昨年文化功労者に選ばれた脇田晴子さん(1956年文卒、滋賀県立大学名誉教授)の旧著『日本中世都市論』が復刊される。この本の初版は、1981年に東京大学出版会から発行された。この9月に同じ出版社から復刊され書店の店頭に並ぶことになっている。定価は6720円。『日本中世都市論』では、中世都市をめぐる主要論点(分業構造、土地所有、共同体、身分等)を立体的に位置づけ分析・解明している。

脇田さんは、現在城西国際大学客員教授。神戸大学時代から能楽に造詣が深い。凌霜謡会の会員であり、一昨年秋には神戸大学学友会大阪支部(大阪凌霜クラブ)で、定例講演会の講師をつとめている。この時の演題は「文化の政治性ー天皇と中世文化を中心として」というものであった。

下の写真は脇田晴子さんの別の著書『女性芸能の源流―傀儡子・曲舞・白拍子』(角川選書)の表紙。
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島田恒さん(1962年経卒)サンテレビ等各地のテレビ局でNPOを語る(2006.08.18)

『NPOという生き方』(2005年、PHP新書、720円)の著者島田恒さん(1962年経卒)が、「ハーベスト・タイム」という、キリスト教番組に出演、著書と同じ「NPOという生き方」というタイトルで、インタビューを交えながら話をする。

放映するのは下記のローカルテレビ局。

関西圏 
サンテレビ 8/19(土) 7:00
KBS京都  8/19(土) 6:25
びわこ放送  8/19(土) 8:00
奈良テレビ 8/20(日) 7:30
テレビ和歌山 8/19(土) 7:00

中部圏  
岐阜放送  8/20(日) 7:30
三重テレビ 8/20(日) 6:30

関東圏  
テレビ埼玉 8/19(土) 8:30
千葉テレビ 8/19(土) 9:30
テレビ神奈川  8/20(日) 7:30

島田さんは神戸大学卒業後クラレに勤務、営業部長等を歴任後、島田事務所を設立しNPOの指導・研修にあたる。京都文教大学人間学部教授で、関西学院大学大学院等で講師をつとめる。経営学博士。


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「子供に伝えるクラシック制作委員会」の代表をつとめる猪口勇さん(1962年経卒)(2006.08.17)

神戸大学グリークラブOBの猪口勇さん(1962年経卒)は、「子供に伝えるクラシック制作委員会」の代表をつとめている。

猪口さんはボランティア活動で、子供たちの情操面での健やかな成長を願い、「五大作曲家のクラシックのピアノ作品」をDVDにして全国の小学校に無償配布」する活動を行なっている。このプロジェクトで、ピアノ演奏をしているのが、全盲のピアニストの梯剛之(かけはし・たけし)さん。「子供に伝えるクラシック制作委員会」がおこなうボランティア活動は、「子供達が心身ともに(特に情操面で)健やかに育ってくれるようにとの強い願いから、五大作曲家のクラシックのピアノ作品をDVDにして(1年1作)全国の2万3千校の小学校に無償配布しよう」というもの。企業や個人から資金を集め目的完遂につとめている。

【参考】「子供に伝えるクラシック制作委員会」のホームページ
http://yumeno-kakehashi.com/index.html

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神戸大学が進学説明会を名古屋、広島、東京、岡山で開催(2006.08.16)

神戸大学は、進学説明会を名古屋 (8月19日)、広島 (8月26日)、東京 (9月9日)、岡山 (10月21日) で開催する。単独の説明会は昨年に引き続き2回目。今年は岡山を新たに加えた。

神戸大学からは西田修身理事・副学長 (学生生活・入学試験担当)、小山田健児学務部長以下、入試広報室の担当者らが出席し、 神戸大学の教育方針から各学部の教育、入学試験、さらに学生生活や就職支援策などについて詳しい説明を行う。個別の進学相談の場も用意される。

「受験生の皆さんの出席をお待ちしています」と神戸大学では呼びかけている。問い合わせ先は、神戸大学入試広報室 (電話 078-803-5226)。

【参考】日時、会場などの詳細は下記参照

http://www.kobe-u.ac.jp/admission/H18-explain.htm

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なお、神戸大学東京オフィス関係者によると、海事科学部、経済学部を志望する首都圏の高校生本人や母親が東京丸ノ内の同オフィスを訪れている。目的は資料収集や相談。また、大学院国際協力科志望の大学生の来訪もあったという。

【参考】神戸大学東京オフィス
http://www.kobe-u.ac.jp/info/tokyo-office/index.htm


神戸学生青年センター館長 飛田雄一さん(1978年農院修士)(2006.08.15)

7月24日付神戸新聞が、在日外国人支援を続けている神戸学生青年センター館長の飛田雄一さんをクローズアップしている。飛田さんは1978年に神戸大学農学部大学院修士課程を修了。神戸大学在学中に、ベトナム反戦運動に参加した。

このような活動が発展し、広島で被爆した在日朝鮮人の原爆手帳発給を求める裁判にも関わる。「連行され、さらに理不尽な目に遭う人々を見過ごせなかった」と飛田さんは語る。以降、在日朝鮮人の問題に関心を抱き、1978年、大学院修了と同時に神戸学生青年センターへ。新聞記事では、「苦しむ外国人の力になりたい」という飛田さんの言葉や、”笑顔の奥に、意志がのぞく”という人物描写が掲載されていた。
 
【参考】神戸学生青年センターのホームページ
 http://www.ksyc.jp/
下の写真は、今年神戸学生青年センターで開催された古本市

古本市.jpg


五百旗頭真教授(法)が防衛大学長校就任を語る(2006.08.14)

7月23日付毎日新聞のコラム「時代の風」に、8月1日付で防衛大学校長就任が決定した五百旗頭真(いおきべ・まこと)教授(法)が登場。防衛大学校長就任の心境について語っている。「防衛大学校長になることが決まった。喜んで祝福してくれる人が多いが、中には「なぜ、あなたのような人が」といぶかる知人もいる。私が軍事関係者のようでなく、リベラルに見えるので意外に感じるという・・・」と、五百旗頭教授。このような疑問は、五百旗頭教授を知る多くの人々が感じることかもしれない。これに対して五百旗頭教授は、「私は安全保障をとても大事に思っている」とこたえる。また、「自衛隊を平和の敵、国民を戦争に導く存在であるかのようなイメージが社会の一部にあった。大地震の中でそれは吹き飛んだ」との体験談も付け加える。

一方、7月27日付読売新聞のコラム「顔」に登場した五百旗頭教授は、「歴史的視野を持つ学生を育て、国民的共感が得られる自衛隊にする」のが防衛大学校長に課せられた使命だと思っていると語っている。読売紙では五百旗頭教授を「日本外交史が専門だが、安全保障分野でも積極的に発言し、論壇での知名度も高い。8月1日付で、神戸大の人気教授から、日本の安全保障を担う幹部自衛官となるべき人材を教育・訓練する機関のトップに転じる」と紹介していた。

7月29日付神戸新聞では、五百旗頭教授の神戸大学に対する熱い思いが紹介されている。他大学から誘いもあったが四半世紀(25年)にわたり神戸大学に勤務した。戦前の経験から「文民統制が必要」と考え、防衛大学校長就任を受諾、退職を半年早た。このため、前期に授業を集中した。

なお、五百旗頭教授の父である五百旗頭慎治郎氏は、かつて神戸大学経済学部教授をつとめていた。専攻は経済政策、経済思想史で、戦前にイタリアに10年近く留学したという異色の教授だった。同じく経済学部で教鞭をとった野尻武敏名誉教授の師に当たる。


ギャラリー経営論を神戸大で講じた島田誠さん(1966年営卒)(2006.08.11)

神戸・元町通りの海文堂書店元社長の島田誠さん(1966年営卒)は、現在は神戸市中央区山本通りでギャラリーを経営。加えて、音楽に著作にと幅広い文化活動を行っている。月刊で発行の「ギャラリー島田 アートサポートセンター インフォメーション」8月号によると、島田さんは今般神戸大学で3回連続でアートマネジメント講座を受け持った。

今回の講義は、国際文化学部藤野一夫教授の依頼で実現したもの。社会人を含め40人の受講があった。講義はユニークなもので、チェロの演奏があったり、島田さんの経営するギャラリーでの講義があったりという状況だった。

【参考】ギャラリー島田のホームページ
http://www.gallery-shimada.com/index.html


大人のモチベーションがCSRを支える、高橋潔助教授(営)(2006.08.10)

8月3日付日経紙が、「よい会社をつくるCSR」と銘打った広告特集を掲載、CSRを支える人々の活動を紹介している。その冒頭で、高橋潔助教授(営)がCSRを支える大人のモチベーションについて述べている。以下、その概要。

アメリカでの研究によれば、「人生の希望とは何か」という問いに対する回答には2種類あった。一つは自己中心的解答(裕福になる、有名になる、身体的に美しくなる)であり、他の解答は人と関係を保つ、人として成長する、社会に貢献する、といったところである。自己中心的希望の強い人は精神的健康を得がたく、それ以外の三要素は精神的健康に結びつき、健全な発達に寄与するという。富、名声、美などの自己中心的な欲望に見切りをつけ、だれかと一緒にいること、人間性を磨くこと、社会のためになること、といった視点から生きがいを模索することが精神的に健康な人生を歩む道筋になるだろう。そのためには、モチベーションが重要である。自己のエネルギーが、「楽しいこと、うれしいこと」に向かうだけではなく、「辛いこと、苦しいことを克服する」ためにも使われることが重要であると認識すべきである。


大人にも必要なGH(成長ホルモン)、千原和男教授(医)のコメント(2006.08.09)

7月31日付朝日新聞に、GH(成長ホルモン)の話題が掲載されている。以下その要約。

GHはこれまで低身長の子供の背を伸ばすために使われてきた。しかし、近年脂肪の代謝や心臓の機能維持など大人でも様々な働きを担っていることが分かってきている。高校時代低身長だった大阪の女性は、神戸大学病院に通いながら骨の発育を促すGHを自己注射し身長を伸ばした。さらに、この女性は同病院で大人のGH補充療法の臨床試験が始まるのを知って2004年8月から参加する。その結果、1年程で体調改善を実感するようになった。この女性らの臨床実験にかかわった千原和夫教授は、「大量に使った場合、安全性の根拠はない。大量に使われることには危険を感じる。適量をきちんと使うことが重要」と指摘している。


神戸の大学のポテンシャル、野上智行学長の発言(2006.08.08)

7月31日付の日経紙が、「神戸発、21世紀の新しい大学像」と題した座談会の記事を掲載している。出席者は神戸大学野上智行学長、神戸学院大学真弓忠範学長、北澤俊和学生情報センター社長。震災を乗り越え、その先進性をテコに発展を続ける神戸における大学のポテンシャルや方向性について、掘り下げた意見交換がなされていた。この中で野上学長は、次のような趣旨の発言を行なっている。

個性のある都市に存在する大学が育てる人材は国際的にも通用するはずであり、そういう人材を育てる役割は大きい。神戸大には約1000人の留学生がおり、日本の学生も彼らと一緒に生活するわけだから、留学生という概念をなくそうか、と考えている。色々な国の人が一緒に勉強しているので、英語で話すのは当たり前といった環境を作ることもイメージしている。

なお、この記事は東京本社版にも掲載された。


【参考】神戸大学ホームページ 学長室
http://www.kobe-u.ac.jp/president/profile/index-j.html


阪神電鉄社長坂井信也さん(1970年経卒)(2006.08.07)

7月21日の各紙は、阪神電鉄の新社長坂井信也さん(1970年経卒)のインタビュー記事を掲載していた。坂井さんは入社以来経理一筋。16人の取締役の仲で5番目に若かった。今秋、阪急ホールディングズとの経営統合に先立ち予期せぬ社長登板となった。朝日新聞の「ひと」欄では、「鉄道の現場には詳しくない」と言い切る異色のトップと紹介されていた。

毎日新聞大阪夕刊では、経営統合については、管理職や労働組合を通じて理解を求めており、「段々と社内の雰囲気も前向きになってきたと思う」という坂井社長の発言が紹介されている。また、大阪読売新聞では阪神百貨店ビルの建て替えも検討中との発言が出ていた。神戸新聞では六甲山での観光事業は神戸市とともに活性化を図りたいとの発言が紹介されていた。


大阪スクールオブキャリナリーアート学校長鞍井修一さん(1961年文卒)(2006.08.04)

7月18日付毎日新聞「われら元気人」欄に、大阪スクールオブキャリナリーアート学校長鞍井修一さんの紹介記事が掲載されている。鞍井さんは1938年神戸市の生まれ。1961年神戸大学文学部卒後、電通に入社した。電通では一貫してクリエーティブ局(宣伝技術局)畑を歩む。関西支社クリエーティブ局長を最後に1998年に退職。翌年に学校法人滋慶学園へ。 

開校して3年、大阪市福島区にある大阪スクールオブキャリアリーアートは、「食」の専門校だ。あこがれの職業である調理師、パティシエ(洋菓子職人)、ブーランジェ(パン職人)目指す人は多い。小学校1年生女子の「なりたい職業」のトップは、1998年以来ずっと「パン・ケー・お菓子屋さん」(クラレ調べ)。元電通マンで学校長の鞍井修一さんは、「作る喜びと人と感動させる喜び。食の職人に人気が集まるのは当然」と語る。


【参考】大阪スクールオブキャリナリーアートのホームページ
    http://www.culinary.jp/


神戸高商(現神戸大学)の英語教育者たち(2006.08.03)

早川勇(愛知大学教授)編纂『日本の英語辞書と編纂者』(2006年、春風社、定価6930円)に、神戸高商時代の英語教育者4人が登場している。以下は、その概要。

○岡田実麿(おかだ・じつまろ)1878(明11)―1943(昭18)
広島県上下町に生まれる。明治30年に慶応義塾を卒業し渡米、帰国後は神戸高商(神戸大学)の英語教授となる。同40年に夏目漱石の後任として第一高等学校の教授となったが、まもなく明治大学に移る。同僚の山崎寿春に誘われ、東京高等受験講習会(駿台予備校)で昭和14年まで英語を教えた。『最新英文解釈の基礎』(大14)『英語熟語要訣』(大15)『一、二年生の基礎英作文』(昭和14)など受験生や学生用の教科書をつくった。

【当HPからのコメント】岡田実麿教授の妹は田山花袋の『蒲団』の女子学生のモデル岡田美知代。岡田美知代は、神戸女学院に学び後に上京して花袋の“内弟子”となる。中年男が女子学生に思いをよせる。そんな内容の小説『蒲団』は、センセーショナルな反響を引き起こした。

○滝谷善一(たきたに・ぜんいち)1883(明16)-1947(昭22)大阪府の出身。明治41年、東京高商(一橋大学)専攻部を卒業し、同43年に神戸高商(神戸大学)教授に任命。保険学や商業政策を教授した。大正2年に欧米に留学。昭和4年には大学昇格に伴い神戸商業大学教授となる。武田英一と共編『最新 英和商業辞典』(大3)『火災保険料率協定の効果』(昭6)『戦時貿易政策の動向』(昭15)などの著作がある。

○竹原常太(たけはら・つねた)1879(明12)-1947(昭22)
岡山県士族の家に生まれる。明治31年に神戸市立乾行義塾普通科第4学年を修了、神戸旧居留地の貿易商館に勤務し、和文英訳の仕事に携わる。しかし、和英辞典を頼りにして書いた英文がことごとく支配人に抹消されたことに衝撃を受け、翌年アメリカへ渡る。イリノイ州グリヤーカレッジ師範科を卒業し、同38年に帰国した。その後、私立正則中学校英語科教員をかわきりに英語教師の生活がはじまる。同43年再び渡米し、大正4年にはニューヨーク大学大学院英文科を修了しPh.D.の学位を取得、大正5年に帰国した。神戸高商(神戸大学)で退官まで英語を教えた。『英語慣用句詳解』(明39)『語学教育の合理化』(昭5)『中等学校英語教材の科学的編纂法』(昭11)など特色ある著作を残す。

○山口造酒(やまぐち・みき)1865(元治2)-1932(昭7)
現在の長野県上伊那郡に生まれる。明治8年に上京し漢学を修め、同13年東京外国語学校に入学しドイツ語を学ぶ。同17年、英語を学ぶために渡米した。同24年に帰国し東北学院教授となり、さらに陸軍大学教授となった。その後、学習院教授、神戸高商(神戸大学)教授などを歴任した。また、乃木将軍のもとで通訳などの仕事も行った。外国語に堪能だったので、『新編独逸語独習』(明31)『新編仏蘭西語独習』(明33)『英文和訳教本』(大14)などの参考書を多く執筆した。

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神戸大学で留学生と社会人の「交流の輪」が広がる(2006.08.02)

神戸大学では、今年になってから、三井ボランティアネットワーク事業団の支援のもと留学生と三井系各企業OBとの交流ボランティアの組み合わせが、新しく生まれている。単なる国際交流ではなく、専門分野に立ち入った深みのある交流となっている。以下は、三井ボランティアネットワーク事業団の機関誌発行「Mitsui V-net」7月号に掲載された事例から。

○ミャンマーからの留学生ウィンミェンさんと、黒木秀範さん(三井住友海上OB)

ウィンさんは水力発電所の技術者をめざし、メカニズム・システムエンジニア部門で流体工学を専攻。黒木さんは東南アジアで豊富なビジネス経験があり共通の話題も豊富。

○中国からの留学生陳安妮さんと、高田温美さん(三越OG)

陳さんは総合人間科学研究科の修士で2008年4月までの在学の予定。高田さんは外国エアーラインやホテル、三越で海外トラベルの経歴があり、中国の友人も多く国際経験も豊か。陳さんに最適な指導ができると期待されている。

○韓国からの留学生、金南局さんと大島正彌さん(三井住友銀行OB)

金さんは韓国で現役の公務員で、日本企業誘致政策を担当。地方自治体派遣留学で奥様、お子様とともに来日、2008年までの留学の予定。大島さんは家族ぐるみで支援。


東海地震説の提唱者、石橋克彦教授(都市安全センター)(2006.08.01)

今年は1976年に石橋克彦教授(神戸大学都市安全センター)が、東海(駿河湾)地震が起こりうると発表してから30年にあたる。この発表当時、石橋教授は東京大学助手であった。7月27日の朝日新聞は、東海地震をテーマに石橋教授との対談を掲載した。その中で、石橋教授は「安政東海地震関係の古文書などから、東海地震が100~150年間隔で起こりうると述べたことは、その後の測量データから見ても否定できない。発表してから30年なかったから大丈夫とはいえない」と語っている。

また、石橋教授は「予知と防災は選択ではなく両者を生かすことが重要であり、都市の過密と過疎地の拡大を野放図にひろげず、バランスある社会での自然と調和した暮らしが究極の防災につながる」と続ける。石橋教授には岩波新書のロングセラー『大地動乱の時代ー地震学者は警告する』(1994年、岩波新書、定価780円+税 )がある。この本は、阪神淡路大震災の前年に出版されたことでも注目を集めた。
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7月25日、東京で「神戸のつどい」開催(2006.07.31)

7月25日、東京・赤坂のキャピトル東急ホテルで、恒例の「神戸のつどい」が開催された。この会は、東京で活躍する神戸ゆかりの人々が”つどい”、神戸の街を盛り上げようという趣旨で開かれたもの。神戸からは、矢田立郎神戸市長(1963年営卒)、水越浩士神戸商工会議所会頭(神戸製鋼会長)等多数の関係者が上京、西条遊児さん司会のもと賑やかな会合となった。

なんといっても話題は今年2月16日に開港したばかりの神戸空港。スカイマークエアラインズ(注)の西久保慎一社長(1978年工卒)も、法被姿で日本酒の樽の”鏡割り”のセレモニーに参加。この”鏡割り”のセレモニーには元神戸大学長の新野幸次郎神戸都市問題研究所 理事長(神戸大学学友会長、凌霜会理事長)の姿もあった。また、佐世保重工業森島英一社長(1964年経卒)、ラジオ関西古川潤社長(1972年農卒)、上海と神戸で事業を展開する剣豪集団の鄭剣豪会長(1990年法院前期修了)も参加者の一人であった。

(注)
kobe-u.comのホームページ(https://www.kobe-u.com)から、スカイマークエアラインズの空席照会や搭乗券の予約・購入等ができます。


関口秀子助教授(経済経営研究所)編の新刊『六大企業集団系譜図集』(2006.07.28)

経済経営研究所附属政策研究リエゾンセンター関口秀子助教授編の新刊『六大企業集団系譜図集』が雄松堂から刊行された。定価は12000円+税。本書は、企業の社名変更、合併等の変遷を図示したもの。1981年に第1集が出た『本邦主要企業系譜図』に始まる同研究所が刊行してきた”企業系譜図”の歴史と伝統を引き継ぐ労作である。以下は、同書序文の抄録。

日本経済はバブル崩壊後の長い混迷からようやく脱却、緩やかな回復を続けている状況にある。戦後の混乱期から高度経済成長を経て現況にいたる約60年。日本経済をリードする大規模企業においては、自身の存続をかけて合併し、買収し、新会社を設立する。更には、提携等を繰り返してきた。これら企業の創業・設立から拡大・発展に伴う再編等とそれらに伴う企業名の変遷、さらに特に最近見られるようになった株式持合いの解消が進む中で、系列会社を超えて行われる合併等の変遷を簡明に掌握するのは難しい。本書は「六大企業集団社長会メンバー企業」の変化の経緯を整理し、企業の変遷過程の概要を一覧できるように図示したもの。本書のタイトルでは、人の場合の「家計図」に準じて「企業系譜図」という名称を使用している。


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産業技術総合研究所比留川博久さん(1987年自然科学・博修了)(2006.07.27)

6月22日付日経産業新聞コラム「21世紀の気鋭」欄に、産業技術総合研究所知能システム研究部門副研究部門長比留川博久(ひるかわ・ひろひさ、1987年自然科学・博修了)さんが登場した。比留川さんは、同研究所でヒューマノイド研究グループ長も兼務している。

コラムでは比留川さんが率いるプロジェクトによる「ヒト型ロボットの動作・知能向上の研究」が紹介されている。歩いたり寝転んだりとヒト型ロボットの動作は、だいぶ人間に近づいてきた。産業技術総合研究所知能システム研究部門の副研究部門長、比留川さん(47)は本格的ヒト型ロボット「HRP」の研究プロジェクトに産総研側の責任者として初期から参画。歩行制御技術の向上に挑みながら、人間の生活を支援するサービスロボットの実現を目指している。

【参考】比留川博久さん関連ホームページ
http://www.is.aist.go.jp/humanoid/member.htm


村宮克彦(営院)さん「証券アナリストジャーナル賞」を受賞(2006.07.27)

神戸大学大学院経営学研究科に在学中の村宮克彦さんが「証券アナリストジャーナル賞」を受賞した(6月22日付日経金融新聞)。

「証券アナリストジャーナル賞」は、日本証券アナリスト協会が1989年から毎年選出している。同賞はアナリスト協会が毎月発行する機関誌に掲載された論文の中から、特に優れたもの1~3編を大学教授などで組織する委員会が選ぶもの。同協会によると、シンクタンクや金融機関などでの就業経験がない現役の学生の受賞は初めて。受賞の対象となったのは、「経営者が公表する予想利益の精度と資本コスト」(2005年9月掲載)という論文。

【参考】村宮克彦さんの論文「経営者が公表する予想利益の精度と資本コスト」
http://www.saa.or.jp/publication/2005muramiya.pdf#search='%E6%9D%91%E5%AE%AE%E5%85%8B%E5%BD%A6'


宮尾龍蔵教授(経済経営研究所)の新著『マクロ金融政策の時系列分析』(2006.07.25)

経済経営研究所の宮尾龍蔵教授による新著『マクロ金融政策の時系列分析』が、日本経済新聞社から刊行された。日本の景気変動メカニズムをデータから精緻に検証した281ページにわたる労作。

昨今、進展が著しい時系列手法を駆使して、流動性のわな、インフレ目標政策、マネーサプライ、為替レート政策などの金融政策の効果を分析する。長期不況下で政策効果は低下し、マクロ金融政策の影響力は限定的だったことを徹底検証する。

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芳地博光さん(1976年工院修了)が代表をつとめるエーデルワイス・ブラス・オーケストラの定期演奏会(2006.07.24)

芳地博光さん(ほうち・ひろみつ、1976年工院修了)が代表をつとめるエーデルワイス・ブラス・オーケストラの定期演奏会が、7月22日(土)午後6時から東京・大田区の区民ホールアプリコで開催された。主な曲目は以下のとおり。

大阪俗謡による幻想曲……………………………大栗裕
ダンツァ・シンフォニカ……………………J.バーンズ
マンボ・ジャンボ……………………………P.プラード
ポーギーとベス………………………………J.ガーシュイン

マンボ・ジャンボを演奏した際、芳地さんのペレス・プラドばりの「ウー」の発声があり、喝采を浴びた。

エーデルワイス・ブラス・オーケストラは、1978年春、高田馬場の喫茶店で芳地さんと後に指揮者となる中尾和夫さんが出合ったことに始まった。以後、アマチュアのブラスオーケストラとして地道な活動を続けており、定期演奏会も今年で28回目を数える。 


【参考】エーデルワイス・ブラス・オーケストラのホームページ
http://www2e.biglobe.ne.jp/~EdelHome/


著書多数、朝日新聞読書欄で活躍ー野口武彦名誉教授(文)(2006.07.21)

野口武彦名誉教授(文)は、今年に入ってから既に著書4冊を刊行。以下は、そのリストである。

・『江戸は燃えているか』 文藝春秋 (2006年7月)
・『長州戦争―幕府瓦解への岐路』 中央公論新社 (2006年3月)
・『大江戸曲者列伝―幕末の巻』 新潮社 (2006年2月)
・『大江戸曲者列伝―太平の巻』 新潮社 (2006年1月)

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一方、野口名誉教授は、朝日新聞書評欄(日曜日)の委員としても活躍中。最近は、毎週続けて歴史書の書評を寄稿している。以下は7月2日から16日までに掲載された野口名誉教授による書評である。

・木村勲『日本海海戦とメディア 秋山真之神批判』講談社選書
・母利美和『井伊直弼』   吉川弘文館
・磯田道史『殿様の通信簿』 朝日新聞社


東京理科大三土修平教授(1982年経院後期)靖国を語る(2006.07.20)

7月12日付朝日新聞夕刊の文化欄「連続インタビュー 歴史認識」で、東京理科大学の三土修平(みつち・しゅうへい)教授(1982年経院後期)が靖国問題を語っている。タイトルは「公的性格持つ私的存在、『これ以上の復権無理』」。以下は、その論旨である。

戦後の靖国は、信教の自由を最も享受した施設だった。戦後社会の「いいとこ取り」をしてきたのにさらに公的復権を果したいと考えても「それは無理だ」し、政治が支援すれば矛盾は深まるばかりだ。

三土教授は、1949年生まれ、専門は経済学。東京大学法学部卒業後経済企画庁勤務を経て、神戸大学大学院(経後期)修了。愛媛大学教授を経て現職に。専門は経済学で『経済学史』(新世社)、『靖国問題の原点』(日本評論社)などの著作のほか、秦野純一の名で文芸作品も発表している。


真の医療を追求、高階経和臨床心臓病学教育研究会理事長(1954年、神戸医大卒)、中野次郎同理事(1949年、神戸医専卒)(2006.07.19)

7月3日付朝日(夕刊)第1面のコラム「ニッポン人脈記」で、検査と薬に依存しすぎる医療に警告を発し、問診を重視することの重要性を持論とする日野原重明聖路加国際病院理事長を取り上げている。続いて神戸大医学部の前身校である県立神戸医大、及び(県立神戸医大の前身校である)神戸医専出身の2人の医師が大阪で活躍している様子が語られている。ちなみに、県立神戸医大が国立大学に移管され神戸大学医学部となったのは、1964年4月からである(『神緑会 会員名簿』2003年刊)。

高階経和さん(76歳、1954年神戸医大卒)は心臓病の本場米国で聴診や心電図を学んで帰国、後輩を育てようと心臓シミュレーターを輸入した。工学者や企業と協力して小型高性能の国産シミュレーター「イチロー」の開発に挑戦、1995年に完成する。欧米にも輸出され、高階さんは開発者として国際的にも有名。日野原さんと同様、問診を飛び越え検査から始める医療について「日本の医療の半分は無駄」と眉をひそめる。臨床心臓病学教育研究会は開業医でもある高階さんが、若い医師をトレーニングするため創設した。

中野次郎さん(81歳、1949年神戸医専卒)は、臨床心臓病学教育研究会理事をつとめる。中野さんは、神戸医専を卒業後米国に渡る。医師としてまた、オクラホマ大学の教授などを歴任、計44年間を米国で暮らした。帰国して「日本の医師は何と簡単に薬を出すのだろう」と驚く。この朝日新聞の記事では、「的確な診断が出来る医者たちは命を救ってくれるブラックジャックだ」と結んでいた。


高橋昌明教授(文)編の新著『院政期の内裏・大内裏と院御所』(2006.07.18)

高橋昌明教授(文)編による新新刊書『院政期の内裏・大内裏と院御所』が、京都・文理閣から発行された。定価は6000円+税。本書は、平安京・京都研究会の研究成果である。同研究会は、1994年以来平安京や京都にかかわる、文献史学・考古学・建築史学の先端研究を結集する研究集会を開催してきた。本書は、そのうち王宮や院御所を主題とする四度の研究集会における研究成果を、学術論文集の形に再構成したものである。

『院政期の内裏・大内裏と院御所』は、「平安京・京都研究叢書」の第一冊目として刊行された。高橋教授をはじめ第1線の研究者16名が執筆している。


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東京新聞フォーラムで、コーディネーター 赤沢信次郎さん(1969年法卒)(2006.07.14)

国民の休日「海の日」が制定され今年で11年。日本は四面海に囲まれ、祝日法には「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」とうたわれている。しかし、海に対する一般の関心は十分とはいえないようだ。一方で、海洋開発、水産資源問題、地球環境保全など、課題は山積みである。

そんななか、東京新聞は、東京海洋大学との共催で「海の恵み」をテーマに講演とパネル討論の会を開催した。パネル討論でコーディネータをつとめた赤沢信次郎さん(東京新聞編集委員)は、神戸大法学部の卒業生(1969年)だ。

「日    時」 7月4日(火)午後1時半―5時(開場午後1時)
「会    場」 東京海洋大学品川キャンパス中部講堂(東京都港区港南4の5の7)
「基調 講演」 堀江謙一氏(ヨット冒険家)「海の素晴らしさ、怖さ」
「パネル討論」 「マグロが食卓から消える日」岡本信明氏(東京海洋大学副学長)、木元教子さん(評論家)、さかなクン、田中栄次氏(東京海洋大学助教授)、コーディネーター 赤沢信次郎(東京新聞編集委員)

【参考】
東京新聞フォーラム ホームページ
 http://www.tokyo-np.co.jp/forum/uminohi/  


49日歩いてUターン 大和勝年さん(1970年経卒)さん(2006.07.13)

大和勝年さん(1970年経卒)は、東京での会社人生にピリオドを打ち、神奈川県海老名市から島根県松江市までの”歩いての”帰郷”を実行した。約800キロ、49日かかった。松江では父親の茂さんが一人暮らしをしていた。大和さんは、7年前に妻を亡くしている。左ひざを痛めているので、杖をつきながらの歩行。決して楽な旅ではない。「妻は闘病中、一度も弱音を吐かなかった」と、自分言い聞かせながら左ひざの激痛に耐えながら歩いた。

松江市の県庁前には、父や高校時代の同級生達が出迎えてくれた。高校卒業以来、初めて松江市に住むこととなった大和さん。「いろいろな風景を見て、松江ほどきれいな場所はない」と感想をもらす。以上は5月27日付読売新聞、6月3日付朝日新聞から。

【参考】松江市観光ホームページ
http://www.city.matsue.shimane.jp/kankou/


豊島義一東北大学名誉教授(1968年営博修了)の著書『長崎造船所原価計算作成史』(2006.07.12)

豊島義一(とよしま・よしかず)東北大学名誉教授の著書『長崎造船所原価計算作成史』が、同文舘出版から刊行された。定価は7500円+税、401ページという大部の書。原価計算に関するわが国の史的研究は、原価計算の実務よりむしろ欧米の文献を研究対象として展開されてきた。しかし、本書は文献研究による原価計算作成史ではない。長崎造船所(現在の三菱重工業株式会社長崎造船所)の原価計算の生産過程に関する実務研究である。したがって、本研究の大半は、長崎造船所の原価計算実務に関連した会計史科や記録文書の調査と収集に向けられた。

豊島名誉教授は、1935年兵庫県の生まれ。1959年神戸大学経営学部を卒業。1968年、神戸大学大学院経営学研究科博士課程単位修得、永らく東北大学経済学部教授をつとめ、現在は、石巻専修大学教授で 東北大学名誉教授。


三井昌志さん(1998年工卒)の写真集『アジアの瞳』(2006.07.11)

フリーライターで写真家の三井昌志(みつい・まさし)さんの写真集『アジアの瞳』(スリーエーネットワーク、定価1600円+税)が刊行された。三井さんは、1974年京都生まれ。神戸大学卒業後、精密機械メーカーでエンジニアとして2年間働いた。その後会社を辞め、2000年12月から約10ヶ月に渡ってユーラシア大陸一周の旅に出た。巡った国は30カ国。旅先で出会った人々のピュアな表情をデジタルカメラで撮影。帰国後ウェブサイト「たびそら」を立ち上げ、4種類のメルマガを配信、大きな反響を得る。2002年の@niftyホームページグランプリで準グランプリを受賞した。

バングラディッシュのダッカには、広大なスラム街がある。そこで出あった少女の美しい瞳。迷わずカメラを向けた。そんな物語が、収録された写真の背景にはある。インド、ベトナム、モンゴル、中国と被写体となった人々の国籍はまちまち。共通は、老若男女の瞳、瞳、瞳。魅力的な写真の数々を三井さんの文章が背景を補足する。

【参考】三井昌志さんのホームページ
http://www.tabisora.com/
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クラシックギタリスト松田晃演さん(1957年経卒)のコンサート評(2006.07.10)

4月24日、東京オペラシティリサイタルホールで開かれた松田晃演さん(1957年経卒)のクラシックギターコンサートのコメントが、Home Theatre File 誌8月号に掲載されている。寄稿しているのは林正儀氏。林氏は、松田晃演さんのコンサートパンフレットにも力強い推薦文を寄せていた。

「これまでほとんど聴くことのなかった私は、松田ギターによって目を見開かされた思いがする。音量が小さいだけに、息をひそめて聴き耳をたてる。ひとつひとつの音に集中する。無の境地になれる・・」 と、臨場感あふれる内容だ。

このコメントと並び、1959年に松田さんの演奏が来日中のアンドレス・セゴビアに認められ、翌年渡欧して以来現在に至る略年譜も掲載されていた。

【参考】松田晃演さんのホームページ
http://www.matsudaguitar.join-us.jp/


長期的利益、地道に追求をー加護野忠男教授(営)、砂川伸幸助教授(営)ー(2006.07.07)

日経紙「経済教室」欄では、ライブドア、村上ファンドなどの事件を契機に議論されている資本市場と企業統治の問題に関する論説のシリーズを掲載している。その第一回が6月15日付で掲載され、加護野忠男教授(営)と砂川伸幸助教授連名(営)が連名で寄稿している。概要は以下の通り。

投資家が企業に投資するのは、企業の有形無形の資産と人的資源が結びつき、一円が一円以上の価値になることを期待するからである。手元流動性を減らして目先の資産効率を高めよとの短期売買ファンドの提案に安易に妥協すると、企業のリスク耐性が低下しかねない。資産の効率性を重視してきたアメリカの大企業ではイノベーションが起こりにくくなっている。日本の企業がこの轍を踏まないことを祈っている。

なお、同じく6月15日付日経紙の同じページの”左上”に掲載された「やさしい経済学ー論争に迫る、潜在成長力」の執筆者小川一夫大阪大教授は、1978年神戸大経院博士修了で、前神戸大学教授。


笑って笑って、人生を社会を明るくー日本医大高柳和江助教授(1970年医卒)(2006.07.06)

三菱グループ広報誌「マンスリーみつびし」6月号に、日本医科大学高柳和江助教授(1970年医卒)が登場、今から13年前に立ち上げた「癒しの環境研究会」について語っている。当初3名だったメンバーは5000名を越える。医師、看護師、ジャーナリスト等メンバーは多士済々。

「癒しの環境研究会」は、昨年”笑い療法士”の育成を始めた。例えば、がんの闘病中、がんだがんだ、と悲観生きるのはつらい。それよりも、最期まで人生を謳歌したいという気持ちになるほうがよい。そこに”笑い療法士”の役割がある。笑いには癒しの効果がある。加えて、自己治癒力もあるそうだ。

高柳助教授には、『死に方のコツ』(1994年、飛鳥新社)、『元気な病人になる秘訣』(2005年、海竜社)等多数の著書があり、独特の語り口が評判を呼んでいる。東京凌霜クラブでの講演会が催されたこともある。
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湯田元子さん(法4・小室ゼミ) カルロス・ゴーン氏の講演会でパネラーをつとめる(2006.07.05)

5月26日(金)に大阪商工会議所で開催された日産自動車の社長カルロス・ゴーン氏の講演会で、湯田元子さん(法4・小室ゼミ)がパネラーをつとめた。この講演会には、568人の学生が出席、うち神戸大生は113人だった。パネラーの応募は58人あり、最終的に選ばれた3人うちの1人が湯田さんだった。他の2人は大阪市立大学及び立命館大学の大学院生。

湯田さんは、この講演会でのパネラーに応募した理由を、「講演会自体は掲示板を見て。(申し込み人数が多くなりそうで)聴講で希望を出すよりも、パネラーで出した方が確実に出席できそうだから、軽い気持ちで出しました」と語る。湯田さんは書類選考に合格、次の面接では持ち前のコミュニケーション能力を生かしてクリアしていく。「目を見て話す」「はっきり、またスムーズに会話をする」という点が重視されたようだ。このコミュニケーション能力については、「努力したら改善できる」と湯田さん。

なお、この講演会の模様は、6月17日(土)付読売新聞に掲載された。


「プラド展を見て」ー宮下規久朗助教授(文)ー(2006.07.04)

スペイン絵画の黄金時代を中心にイタリア、フランドルの名品を集めた「プラド美術館展」が7月2日まで東京都美術館で開催されていた。また、7月15日からは大阪市立美術館で開催される。6月1日付読売新聞に、宮下規久朗(みやした・きくろう)助教授(文)が「プラド展を見て」を寄稿している。以下は、その概要。

今回の「プラド美術館展」は久々に見ごたえの正統派の名作展であった。エル・グレゴからゴヤにいたるスペイン絵画の黄金期だけでなく、ティツィアーノやルーベンスをはじめとするイタリアやフランドルの重要な作品が展示されていて、プラド美術館の魅力を凝縮したような充実した内容となっていた。


宮下助教授の専門はイタリア16-17世紀を中心とする西洋美術史、日本近代美術。昨年、『カラヴァッジョー聖性とウィジョン』(名古屋大学出版会)でサントリー学芸賞、地中海学会へレンド賞を受賞した。

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コネクティ服部恭之社長(1998年経卒)が、東洋経済(6月24日)の「35歳からのWeb2.0」特集に登場(2006.07.03)

ベンチャー企業コネクティ社の服部恭之社長(1998年経卒)が、週刊東洋経済誌(6月24日号)の「35歳からのWeb2.0」特集に話題のプレーヤーの一人として登場、SaaSというキーワードを解説している。「ソフトは買うのではなく月額で借りるものですよ」と服部社長。1998年神戸大学(経)を卒業した服部社長は、ソニーに入社した。人事、商品企画等の部門を経た後、2005年に退社、コネクティを創設する。コネクティは、Web2.0技術を利用したシステム開発を行う企業。


〔参考〕 http://www.connecty.co.jp/index.html


第一次世界大戦後の日独交流を語るー岸本肇教授(発)ー(2006.06.30)

第一次世界大戦後の日独交流を語るー岸本肇教授(発)ー

6月9日からサッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会が始まった。会期中の6月17日には第一次大戦中、徳島県の鳴門市にあった坂東俘虜収容所に抑留されたドイツ軍捕虜兵と地元との交流を描いた映画「バルトの楽園」が公開された。「このような戦時下の日独交流は、兵庫県の播磨内陸部でもあった」ことを、岸本肇教授(発)が6月5日付の神戸新聞に「日独交流が伝えるもの」のタイトルで寄稿している。以下は、その概要。

 日本は第一次世界大戦が始まると、中国・青島でドイツに勝利し、約5000人のドイツ兵を捕虜とし、5年以上にわたり日本各地の俘虜収容所に分散留置していた。現在の兵庫県加西市青野原町に設けられた青野原俘虜収容所もその一つ。約450人のドイツ兵とオーストリア・ハンガリー兵が半々で収容されていた。
 1920年(大正9年)に発行された兵庫県立小野中学校(現小野高校)校友会報によると、前年の1919年5月22日、捕虜の一団150人が遠足の途中に同校生徒とサッカーをしたと記している。サッカー以外にも捕虜たちは器械体操を演じ、中学校側は柔道と剣道の試合を披露した。これが機縁で中学校側が青野原を訪れ、数回にわたりサッカーの試合をしたという。


歌人近藤芳美さんの父は、1910年神戸高商卒(2006.06.29)

6月21日に93歳で死去した歌人の近藤芳美さんは、戦後派を代表する歌人といわれている。近藤さんは1913年(大正2年)占領下にあった朝鮮の港町馬山で生まれた。父の近藤得三さんが、1910年(明治43年)に神戸大学の前身である神戸高商を卒業後、朝鮮に本店がある銀行に就職した。子供時代の近藤芳美さんは、両親とともに朝鮮各地を転々とする。中学からは、父の故郷である広島に行き、広島二中(現広島観音高校)、旧制広島高校(現広島大学)を経て東京工業大学で建築を学んだ。1938年に大学を卒業、清水組(後の清水建設)に入社し、1973年まで勤務した。

近藤芳美さんの伝記、エッセイには神戸高商を卒業し朝鮮の銀行に勤務した父のことが時々出てくる。
1928年(昭和3年)版の凌霜会(同窓会)名簿によると、近藤得三さんは朝鮮殖産銀行羅南支店長の職にあったことが確認できる。


入谷純教授(経)の新著『基礎からの経済数学』(2006.06.27)

入谷純(いりたに・じゅん)教授(経)の新著『基礎からの経済数学』が、有斐閣から刊行された。定価は2400円+税。本書の特色は以下のとおり。

①初学者向けに高校数学レベルから分かりやすく解説
②経済数学の考え方のエッセンスが身につくよう、解説を工夫
③豊富な問題と丁寧な解答で、理解をより確実なものに

経済学を学ぼうとする学生が、最初にぶつかる障碍が「数学」といわれている。 このことが経済学を敬遠させる遠因となっているようだ。本書はこの障碍を、できるだけ低くするようにプランされ編集されている。本社は、学生に対するアンケート調査、実際の講義体験等の裏付けを基にできあがった。
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長谷川智紀さん(2003年営卒) 出版記念パーティ(2006.06.27)

6月10日(土)、東京凌霜クラブで長谷川智紀さん(2003年営卒)の出版記念パーティが開催された。「若者から日本を元気に」を企業理念とする(株)パソナアイ社長の長谷川さんが上梓した『一番星みつけた』(幻冬社、1400円+税)の出版を記念して、凌霜会東京支部の若手増強プロジェクトの第一弾イベントとして開催したもの。

当日は28名が参加、昭和40年代以前の会員は僅少。一方、今春社会人になった3名をはじめ平成期の卒業生が半数を占めた。工学部、文学部、発達科学部(教育学部)等社会科学系以外の学部の卒業生も多数参加した。茂木孟(昭和34年経営卒)凌霜会東京支部副支部長の激励と乾杯で会はスタートする。長谷川さんによるパソナアイ創業、自著の出版の経緯等のスピーチがあった。一方、長谷川さんの即興のピアノ演奏(高校時代、長谷川さんは音大受験を考えたこともあった)の場面もある。加えて、長谷川さんの高校時代の同級生の母である隈本圭子さん(1978年教卒)からの激励・・・・・・。このように、様々な“サプライズ”もあった。

若者の熱心なサポーターである鈴木登先輩(1954年経卒)による中締めがあり、お開きとなった。東京凌霜クラブでは、今後も2ヶ月に一度のペースでこのような会を開催が予定されている。

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阿部泰隆名誉教授(法)共編『環境法』(第3版補訂版)刊行(2006.06.26)

有斐閣ブックスシリーズの一冊として1995年に初版が発行された
阿部泰隆名誉教授(法)・淡路剛久(立教大)共編『環境法』の第3版補訂版が刊行された。環境法全般にに関する基本的な体系書・教科書として刊行された本書は、国内外の制度等の変転を反映して何度も改定版が出ている。今般は、2004年に刊行された第3版の補訂版として刊行された。第3版刊行後の法律の制定・改正、新判例、最新データ等が反映されている。定価は2600円+税。

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別冊『災害資料・震災資料の保存・活用に関する研究会』刊行(2006.06.26)

神戸大学文学部から、『歴史文化に基礎をおいた地域社会形成のための自治体等との連携事業(4)』の別冊として『災害資料・震災資料の保存・活用に関する研究会』が刊行された。この出版物は、阪神、淡路大震災を機にクローズアップされてきた、「災害と歴史資料の救出」にはじまる。さらに、その後発展してきた「災害資料の保存・活用」という命題に関する研究会の報告書である。

この研究会には神戸大学をはじめとする 大学関係者、行政関係者、市民活動グループが参加、意見交換を行っている。また、北但馬震災(1925年、死者400人以上)の際の震災記録に関する報告等貴重な研究成果も公表された。そのほか、「震災資料はだれのものか」、「震災資料の共有化にむけて」等のテーマが論じられていた。


王柯教授(国際文化)の新著『20世紀中国の国家建設と「民族」』(2006.06.22)

東京大学出版会から、王柯教授(国際文化)の新著『20世紀中国の国家建設と「民族」』が刊行された。定価は5000円+税。

思想の中に存在する「民族」と、現実の版図に生きる「民族」。これらの折り合いをつけることこそが、近代国家としての中国の大きな課題であった。本書は、歴史、思想、現実との狭間で格闘する思想家、政治家、そして少数民族の軌跡を辿るとともに、多民族国家中国のゆくえを考える。

王柯教授には、同じく中国の民族問題を論じた著書『民族国家 中国』(2005年、岩波新書)の著書がある。


嶋内秀之さん(2004年営院修了)共著の新著『ベンチャーキャピタルからの資金調達』(2006.06.21)

嶋内秀之さんが、営業創造(株)伊藤一彦代表と共著で『ベンチャーキャピタルからの資金調達』を中央経済社から刊行した。定価は2200円+税。2004年営院修了。嶋内之さんは、 1996年立命館大学卒、同年オリックス入社。現在は同社大阪支店にてベンチャーキャピタル業務に従事している。

本書はMBAホルダーのキャピタリスト(嶋内さん )、中小企業診断士のベンチャー社長(伊藤さん)の二人の視点から、ベンチャーキャピタルから資金調達を受ける方法を解説している。図表が多く読みやすい編集方針が採られている。

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最高裁、変化の兆し、中川丈久教授(法)のコメント(2006.06.20)

5月31日付の朝日新聞が、東京地裁の藤山雅行裁判長の一連の判決(注)のいくつかが高裁で逆転され、最高裁で再逆転(藤山判決を支持)されている状況を取り上げ、”最高裁に変化の兆し”というタイトルをつけて報道している。

(注)都立公園の拡張計画で敷地内の官舎を温存する一方、同じ敷地に住む住民に立ち退きを求める措置を違法とした判決で、高裁で逆転した後、最高裁は棄却する際は必要のない弁論を7月に開くことを決定。また、藤山裁判長は2000年~2004年の間、民事3部に在籍、30件の税務訴訟のうち、約7割の判決で納税者側の主張を認めた。この中にも、高裁で逆転され、最高裁で再逆転された判決がある

以上の記事を受けて、中川丈久教授(法)がコメントを寄せている。そのポイントは次の通り。

日本では個別法の原案のほとんどは行政自身が作るので自らを縛るルールを書き込むことは期待できない。国会は、ほぼフリーパス。その結果、行政が何をするのかの基準が不明確な法律になってしまう。藤山判決は「では、その不明確さを補うために裁判所が解釈しよう」と考えているようだ。これは司法の責務を強く出す点で世界標準かもしれない。法的な整合性を気にするあまり、救済すべき人を救済しないのは本末転倒だ。最高裁は人々が納得する広さや深さで救済しようとする方向を推し進めているようだ。藤山判決も同じ意識の現われだろう。


ハウス食品”プライムカレー”の開発チームリーダーの難波克章さん(1984年農卒)(2006.06.19)

6月9日付産経新聞「こうして生まれた ヒット商品の舞台裏」欄に、ハウス食品の新商品「プライムカレー」を開発したチームのリーダーである難波克章さん(1984年農卒)が登場、3月に発売以来注文が殺到している新商品「プライムカレー」開発の苦心談を語っている。この商品は、従来の板チョコがたのカレールーとは違い、三角形のルーを組み合わせた6個入りチーズのようなパッケージ。一人暮らしや4人家族向けなどを想定し、使い残りのルーの保存上の悩みを解決しようという意図で開発した。当初計画の1.5倍の注文が来る。急遽、テレビCMを延期するなど好評だ。ただし、現在のところ発売は東日本のみ。難波さんは「年度内には全国に広げたい」と語る。

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シュンペーター教授の来学(1931年2月6日)(2006.06.16)

1931年2月6日、シュンペーター教授が、神戸商業大学(現・神戸大学)を訪れ、“The Present state of International Commercial Policy ”(国際通商政策の現状)と題する講演を行なった。その記録は、現在でも神戸大学から刊行されている「国民経済雑誌」1931年4月号に掲載されている。経済学史上、歴史上の人物となったシュンペーター教授。当時は、ボン大学教授でハーバード大学の客員教授でもあった。

神戸商業大学では、2月9日に“The Present State of Economics or on Systems, Schools, and Methods”(経済学の現状、あるいは体系・学派・方法について)と題する講演をおこなった。続いて、2月10日には”The Theory of Interest”(利子論)と題する講演も行っている。前者の記録は、「国民経済雑誌」1931年5月号に掲載され、後者は、その要旨が「神戸商大新聞」に掲載されたという。

シュンペーター教授は、神戸商業大学が正式の受け入れ先であったが、来神以前に、東京商科大学(現一橋大学)、日本工業倶楽部、東京帝国大学でも講演を行っている。

以上は根井雅弘(京都大学教授)『シュンペーター』(2006年、講談社学術文庫、880円+税)からの抄録。

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神戸大学交響楽団90周年記念式典ー「あ・てんぽ」No15(2006年5月)からー(2006.06.15)


去る3月25日(土)、神戸大学交響楽団90周年記念式典が、百年記念館六甲ホールで開催された。吉田正巳さん(1935年神戸商業大卒)による「戦前の満州遠征の回顧談」、千葉修二さん(1953年神戸経済大卒)の「戦後の復活の際の苦労話」など神戸大学交響楽団のにかかわる講演があった。その後、66名の現役学生の演奏があり、続いてOB52名が加わり合同演奏等が続いた。

この合同演奏の指揮をとったのが中島良能さん(1963年営卒)。中島さんは、ビジネスマン生活の後桐朋音楽大学で指揮を学ぶ。ルーマニアの国立管弦楽団主席客員指揮者をつとめたプロの音楽家だ。神戸大学交響楽団在籍者で、プロの音楽家となった人数は10人近いという。なお、神戸大学交響楽団OB会(田中清三郎会長、1958年法卒)には東京支部(支部長藤原興、1961年経卒)があり、東京凌霜クラブにて会合をもっている。昨年10月22日開催の総会とコンサートの様子が、谷口人士さん(1976年工卒、トランペット)が、報告していた。

以上は、神戸大学交響楽団OB会誌「あ・てんぽ」No15(2006年5月)から。


石平さん(文化学研究科博士課程修了)の新著『中国人だから見える 日中の宿命』(2006.06.14)

石平(せき・へい)さん(文化学研究科博士課程修了)の新著『中国人だから見える 日中の宿命』が、扶桑社から刊行された。定価は1500円+税。悪循環を断つにはどうすればよいか。これが本書のテーマ。中国からの高圧、日本の服従……。これでは日中関係はますます悪化するばかりだ。「日本在住十八年の俊英が、今明らかにする。中国首脳は心から「靖国」を恐れている!」というのが、本書のキャッチフレーズである。以下は、本書の目次から。

第一章 戦後最大規模の反日感情の意味するもの
第二章 中国政府の火遊びと日中関係の転機到来
第三章 「経熱政冷」の根源はどこにあるのだろうか
第四章 小泉マジックの効用と「靖国問題」の深層
第五章 「日中友好」の怪しい正体とその死亡証明書
第六章 動き出した「大陸・台湾反日同盟」の大謀略
第七章 「日中冷戦時代」幕開けの兆し
第八章 前原発言の衝撃と中国「靖国外交」の破綻
最終章   日中はいかに「最終局面」の到来を回避できるのか

石平さんは、1962年中国四川省で生まれる。北京大学哲学部を卒業した。1988年に来日、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了、民間研究機関に勤務する。2002年に『なぜ中国人は日本人を憎むのか』(PHP研究所)を著して中国における反日感情の高まりについて先見的な警告を発して以来評論活動に入った。他の著書として『「日中友好」は日本を滅ぼす』(講談社)、『中国「愛国攘夷」の病理』(小学館)、『数字が証す中国の知られざる正体』(日本文芸社)などがある。

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高橋千枝子さん(1993年経卒)の著書『高くても売れる! 7つの法則』、東商新聞で紹介(2006.06.13)

高橋千枝子さん(1993年経卒)の著書『高くても売れる! 7つの法則』(ダイヤモンド社、定価1575円)が6月10日付東商新聞で紹介された。東商新聞は東京商工会議所が発行する機関紙で、発行部数は9万部。1ヶ月に2回、同会議所の会員に向に発行されている。今回の紹介は、神戸大学東京オフィスが、広報活動の一環として東京商工会議所と折衝して実現にこぎつけたもの。

『高くても売れる! 7つの法則』の副題は「平成ニューリッチ」とラグジュアリーマーケティングというもの。経済の変化によって出現した「新富裕層たちが求める商品・サービスは何か」というテーマのもとLEXAS、プラチナカード等富裕層向けの商品やサービスを紹介し、マーケティングの見地から分析する。売れ行きは好調、大きな書店のマーケティング関連図書のコーナーでは、平積みとなっていることが多い。

高橋さんは、1993年に神戸大学(経)卒業後、三和総合研究所に入社。現在は合併により三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)・経営戦略部シニアコンサルタントをつとめている。経営学修士(MBA)、中小企業診断士で、『図解 健康業界ハンドブック』(2004年、東洋経済新報社)の著書がある。

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佐々木蔵之介さん(1992年農卒)主演映画「間宮兄弟」(2006.06.12)

佐々木蔵之介さん(1992年農卒)と塚地武雄さん(ドランクドラゴン)が兄弟を演ずる映画「間宮兄弟」が、話題を呼んでいる。脚本・監督は森田芳光さん、原作は江國香織著『間宮兄弟』(小学館)。

どこにでもいる華やかでもない兄弟の日常をほのぼのと描く。5月13日の東京を皮切りに、全国で順次ロードショウが始まる。映画「間宮兄弟」については下記参照。

http://www.mamiya-kyoudai.com


昭和初期の神戸高商グリークラブ(2006.06.09)

1927年(昭和2年)11月26日午後6時30分から、宝塚大劇場で「第1回ミュージック・オリンピック・ゲーム」が始まった。大劇場は超満員、緊張感が漂っている。神戸大学の前身校の神戸高商グリークラブをはじめ、近隣の合唱グループが参加した。関西学院、大阪外語、大阪高工(現大阪大学)等学生団体の参加が多かった。審査委員長は、宝塚歌劇団の高木和夫氏。審査の結果、一位は神戸セレスティーナ合唱団。残念ながら、神戸高商グリークラブは三位までには入っていない。

以上は、津金澤聡廣・近藤久美編著『近代日本の音楽文化とタカラヅカ』(2006年、世界思想社、2500円+税)から拾った神戸高商グリークラブに関するエピソードである。


藤堂圭太さん(1963年営卒)訳『ナレッジワーカー』刊行(2006.06.08)

藤堂圭太さん訳『ナレッジワーカー』(ランダムハウス講談社、定価2400円)が、刊行された。原著者はトーマス・H・ダベンポート。知識労働者はどんな職場を望んでいるのか。クリエーター・研究者・医者・コンサルタント等頭脳をエンジンにビジネスをするナレッジワーカーの実態を描いている。このようなテーマを追求した本。目次は以下のとおり。

第1章 ナレッジワーカーとは?
第2章 ナレッジワーカーの相違点
第3章 知識労働の管理・成果測定・実験
第4章 知識労働のプロセス
第5章 ナレッジワーカーとテクノロジー
第6章 ナレッジワーカーの能力強化
第7章 ナレッジワーカーのネットワークと学習への投資
第8章 職場環境とナレッジワーカーのパフォーマンス
第9章 ナレッジワーカーのマネジメント

訳者の藤堂圭太さんは、1963年(営)を卒業、総合商社等に勤務の後、翻訳業を開業した。なお、本書は日本図書館協会選定図書に選ばれた(5月31日付)。

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「DIME」6月6日号に神戸大学ビーフが登場(2006.06.07)

小学館発行の雑誌「DIME」6月6日号に、神戸大学ビーフに関する取材記事が4ページにわたり掲載されている。ライターの佐々木ゆりさんが、神戸市内から電車を乗り継いで2時間かかる神戸大学農学部附属食資源教育研究センターを訪問、大山憲二助教授(農)、吉田重喜生物生産技術班長にインタビューし、神戸大学ビーフが市販されるるに至る経緯や、飼育の秘訣等を明らかにしている。

この農場で飼育されているのは、他の種類の牛と交雑されていない但馬牛。ストレスが生じないよう余裕をもったスペースで育てられている。牛をリラックスして育てるのも、「おいしさの秘密」のひとつだ。新鮮な神戸大学ビーフや、農場の写真がグラビアページで取り上げられているのが印象に残る。


神戸大硬式庭球部が輩出したデ杯選手達たち(2006.06.06)

百年の伝統を誇る神戸大硬式庭球部。旧制神戸高商時代からデビスカップ選手輩出してきた。そして、その伝統は新制神戸大学になっても引き継がれている。本年5月に刊行された『神戸大学硬式庭球部百年史』の「卒業生の活躍」欄の最初には、5人のデビスカップ選手の氏名(下記)、経歴が写真入で紹介されている。

鳥羽貞三 1924年(大正13年)神戸高商卒
桑原孝夫 1931年(昭和6年)神戸高商卒
布井良助 1934年(昭和9年)神戸商大卒
伊藤英吉 1934年(昭和9年)神戸商大卒
市山 哲 1960年(昭和35年)神戸大卒

『神戸大学硬式庭球部百年史』の「卒業生の活躍」欄には、全日本レベルで活躍した中牟田喜一郎元日本テニス協会会長(1940年神戸商大卒)をはじめ、輝かしい歴史につながる選手達が登場している。これらリストの中で、最も若いのが河内美宙さん(2002年卒)。2000年に関西学生・単ベスト8の戦績を上げている。


足立正樹教授(経)の新著『高齢社会と福祉国家』刊行(2006.06.05)

足立正樹教授(経)の新著『高齢社会と福祉国家』(高菅出版、定価2400円+税)が刊行された。人口の高齢化と少子化はますます加速している。このことが福祉国家体制や社会保障の維持をいよいよ困難にしている。依頼の路線を維持することはもはや、不可能となっており、根本的に新たな道が求められている。

本書は以上のような状況下において、高齢社会と福祉社会について著者が普段考えていることわ取りまとめたもの。これまで発表してきた論文や講義の原稿が、本書の基礎になっており、これらを元にあらためて書き起こされた。

第三章の「労働時間の短縮と自由時間の活用」のなかのだ5節「自由時間と無償労働」(107ページ)が興味をひく。ボランティア活動も、もちろん無償労働の要素であるが、家事や孫の世話等ボランティアとは異質な労働を含めて無償労働というカテゴリーでまとめて論じている点がユニーク。    


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神戸大学ハンドボール部50周年記念誌刊行(2006.06.02)

昨年11月、『神戸大学ハンドボール部50周年記念誌』が刊行された。旧制神戸経済大学当時からハンドボール部は存在していたが、神戸大学になってから正式な運動部として承認された1953年から1959年当時を基点として”50周年”としている。

神戸大5回生(1953年入学1957年卒)以降の歴代卒業生が、それぞれの時代を語る形式をとり、50年の歴史を辿る形式をとっている。第1回ユニバーシアード大会(スウェーデン)に参加した11回生荘林康次さんの体験記も収録されている。

巻末には、”詰襟金ボタンの学生服”を着用したメンバーが集う第三部優勝祝賀会の記念写真(1954年)、第1回「五帝大ハンドボール選手権大会」(1956年)のプログラムの写真等歴史を伝える資料が多数収録されている。ちなみに、「五帝大ハンドボール選手権大会」に参加したのは東北、東京、名古屋、大阪、京都の旧帝大。神戸大は招待校として参加している。この大会は、現在の「国立八大学戦」に引き継がれている。この「国立八大学戦」をはじめ、男女リーグ戦、三商大戦その他の50年にわたる戦績も収録されている。


パソナアイ長谷川智紀社長(2003年営卒)の新著『一番星みつけた』(2006.06.01)

パソナアイ長谷川智紀社長(2003年営卒)の新著『一番星みつけた』

パソナアイは20歳代の若者を対象とする就職支援会社。長谷川智紀社長(2003年営卒)の年齢は26歳と、極めて若い。長谷川社長は、今般幻冬舎から『一番星みつけた』を刊行した。定価は1400円+税。ソニーに入社2年目にスカウトされ就職支援会社の社長に就任するまでの自分史、若者に対するメッセージ等が盛り込まれている。巻末には、学生時代のゼミの恩師金井壽宏教授(営)との対談「日本を変える20代のリーダーシップ」も収録されている。

長谷川社長は、新著に関して、「いわゆる一般的な起業家本とはトーンが違って、20代で自分らしくいきいきと働くためのヒントなどがたくさん散りばめられている本になっています」とコメントを寄せている。

なお、6月10日(土)13時から15時まで、東京凌霜クラブで出版記念パーティーが、開催される。会費2000円。その他の照会先は、電話03-3211-2916.6月7日までに、連絡してください。


草野豊己グローバルフロンティア代表(1976年工卒)、CTAを語る(2006.05.31)

グローバルフロンティア草野豊己代表取締役(1976年工・システム工学科卒)が、CTA(コモディティー・トレーディング・アドバイサーズ)を語っている(5月22日付フジサンケイ ビジネスアイ)。草野代表は、HSCB証券、クレディアグリコル・インドスエズ証券等を経て現職。クロスマーケットから外国人投資家動向を分析するオーソリティー。

本稿のタイトルは「ロボットが暴走する先物市場」というもの。三月初めから騰勢を強めていた日本株相場は連休明けから急反落し、為替相場も円高・ドル安が急ピッチで進んだ。この一連の動きを主導したのが、ヘッジファンドの運用戦略の一つ、CTAだ。
CTAは現物市場には一切投資せず、先物・オプション市場だけに限定するというヘッジファンドの中でも特異な存在である。


吉原英樹名誉教授が阪神電鉄の監査役に就任(2006.05.30)

5月30日付各紙に掲載された阪神電気鉄道の人事異動によると、吉原英樹神戸大学名誉教授(現南山大学教授)は、同社監査役に就任する(6月29日付)。吉原教授の専門は国際経営。神戸大学経済経営研究所長をつとめた。また、神戸大学応援団顧問(1994年から退官の2005年3月迄)であり、熱烈な阪神タイガースファンとしても知られている。


前川洋一郎さん(1967年営卒)の新著『予兆発見ー百の小話』(2006.05.29)

元松下電器役員で、現在は高知工科大学教授をつとめる前川洋一郎さんの新著『予兆発見ー百の小話』(コンピュータ・エイジ社、定価1200円+税)が刊行された。サブタイトルは「デジタル・ネット家電身の回りはこう変わる」。携帯電話、DVD、カラオケ、カーナビ等様々な話題が100項目並ぶ。

本書第7話にカラオケに関する”歴史的叙述”があり目をひく。松下電器のラジオ事業部社内報では、1956年(昭和31年)に既に「カラオケ」という用語が使用されていたという(29ページ)。そういえば、その頃松下電器提供の「歌のない歌謡曲」と言う番組があった。そんなことを思い出す。


高橋千枝子さん(1993年経卒)の新著『高くても売れる! 7つの法則』(2006.05.26)

高橋千枝子さん(卒)の新著『高くても売れる! 7つの法則』(ダイヤモンド社、定価1575円)が話題を呼んでいる。この本の副題は「平成ミューリッチ」とラグジュアリーマーケティングというもの。経済の変化によって出現した「新富裕層たちが求める商品・サービスは何か」というテーマのもとLEXAS、プラチナカード等極めて今日的アイテムを分析する。

高橋さんは、1993年に神戸大学(経)卒業後、三和総合研究所に入社。現在は合併により三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)・経営戦略部シニアコンサルタントをつとめている。経営学修士(MBA)、中小企業診断士で、『図解 健康業界ハンドブック』(2004年、東洋経済新報社)の著書がある。

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浦山桐郎監督(旧制姫路高校卒)が、「はりま・シネマの夢 銀幕を彩る映画人たち」で顕彰(2006.05.25)

少々旧聞のことであるが、昨年10月28日から12月11日まで、姫路文学館で「はりま・シネマの夢 銀幕を彩る映画人たち」展が開催された。播州地区ゆかりの映画監督、脚本家等以下の6人に関する資料が展示された。以下は、その6人。

浦山桐郎(1930-1985)映画監督
前田陽一(1934-1998)映画監督
橋本 忍(1918-  )脚本家
瀬尾光世(1911-  )アニメーション作家
鄭 義信(1957-  )脚本家
和田夏十(1920-1983)脚本家

このなかで、浦山桐郎(うらやま・きりお)監督は神戸大学ゆかりの人物。浦山さんは、相生市の生まれ。旧制姫路中学(現姫路西高校)を経て、戦後間もない頃に神戸大学の前身校のひとつ旧制姫路高校に学んだ。姫路高校を卒業の後、浦山さんは名古屋大学文学部を卒業、日活に入社した。浦山さんの映画監督としてのデビュー作は吉永小百合さん主演の「キューポラのある街」(1962年)。同じく吉永小百合さん主演の「夢千代日記」(1985年)も浦山監督の作品である。

浦山桐郎監督については、映画評論家田山力哉さんによる『小説 浦山桐郎 夏草の道』(1996年、講談社文庫、定価602円+税)がある。本書により、鬼才といわれた浦山桐郎監の54年の生涯を辿ることができる。


甲南大学胡金定教授(神戸大学・院 文化学・博士課程修了)の「歴史とお酒の中国旅行」(2006.05.24)

”酒文化”に関する月刊誌「醸界春秋」5月号に、甲南大学・国際言語文化センターの胡金定教授(神戸大学・院 文化学・博士課程修了)が、3ページにわたり「歴史とお酒の中国旅行」というタイトルのエッセイを寄稿している。このエッセイは5月号で連載第2回。次号にも続くことになっている。5月号は南京のグルメ旅行記。南京産の金陵ビールはアルコール度2%と極めて低い。かつては、生ぬるいビールを飲んでいた中国人が、最近は冷やしたビールを飲むようになった。こんなお酒の話題が登場する。

一方、料理の話題もある。南京料理はアヒルを食材にすることが多い。既に1400年の歴史をもつのがアヒル料理。南京には、板鴨(塩漬けにしたアヒルを板状にして乾かした加工食品。南京の名産)をはじめ数十種類のアヒル料理がある。種類の多さでは北京(北京ダックは有名)を上回るという。


高橋輝次著『関西古本探検』から(2006.05.23)

元創元社編集者で、現在はフリーの編集者である高橋輝次さんは、古本や出版に関する多数の著書、編書がある。最新の著書は『関西古本探検』(2006年、右文書院、定価2300円+税)。高橋さんは神戸育ち。大阪外国語大を卒業後、大阪の出版社である創元社に勤務した。今般の著書は、高橋さんにとって地元関西の古本に関するエッセイ集である。

『関西古本探検』のページをめくっていくと神戸大学ゆかりの出版社や人物が出てきて興味を惹く。ユニークな出版物を刊行した出版社「ぐろりあ・そさえて」については、2度(26ページ、234ページ)にわたって記述がある。この「ぐろりあ・そさえて」の創業者である伊藤長蔵社長は、神戸大学の前身の神戸高商の卒業生(1910年)。

阪急六甲からJR六甲道に行く途中に最近開店した古書店口笛文庫(本書では口笛書房と誤記)の名がチラリと出てくる。この店の経営者尾内純さんは、国際文化学部の卒業生(1999年)だ。190ページ以下には、60年安保闘争に参加したといわれる国語教師浅田修一さん(1963年文卒)の著作『神戸わたしの映画館』(1985年、冬鵲房)を今年になって古書店出見つけた、元神戸大教授の橘忠衛、御影師範教諭だった詩人の八木重吉の話等々。

そのほか三宮センター街の後藤書店、JR六甲道に近い宇仁菅書店。また、かつての学生街で神戸高商や関西学院があった上筒井の近辺にあった博行堂やエスペロ書店(店主がエスペラントを勧めた)等戦前の神戸の古本屋の話題も出てくる。なお、高橋さんが永年勤務した創元社の第2代社長の矢部良策さんは神戸大学の前身神戸経済大学の卒業生(1949年)である。


討論会「中小企業とものづくり」でコメント、大槻真一阪南大学学長(1959年理卒)(2006.05.22)

4月17日、日経紙と関西経済人エコノミスト会議が堺市の政令指定都市への移行を記念して、討論会「中小企業とものづくり」を開催、その討論の模様が22日付の日経紙に掲載された。出席者の一人、大槻真一阪南大学学長は、中小企業が産業で果たす役割は大きく、そのことが、世界的に評価され始めていること、起業家教育、異業種連携、ユニークな商品開発、産業集積などが重要と発言している。

大槻阪南大学学長は、1959年神戸大学理学部卒。滋賀県工業技術センター所長などを経て、1997年阪南大学経営情報学部教授(技術史)となり、2003年から現職。


企業名変遷要覧(2006.05.19)

神戸大学経済経営研究所附属政策研究リエゾンセンター他共編の『企業名変遷要覧』が、日外アソシエーツ社から刊行された。B5版、1040ページ。定価は38000円+税。この本は、日本の主要企業4317社の社名の変遷を一覧にしたもの。経営史、経済史、社史等の研究上の参考資料として、極めて重要な資料である。

この本は、かつて神戸大学経済経営研究所の矢倉伸太郎教授・生島芳郎教授の共編により刊行された『主要企業の系譜図』(雄松堂出版、1986年)の増補版。今般は、結城智里氏(機械振興協会経済研究所)、日外アソシエーツが、その後の社名変更、合併等を反映させ最新版が出来上がった。このため、結城智里氏、日外アソシエーツが共編者に加わっている。


なお、本書は「日本図書館協会選定図書」に選ばれた(5月19日付「週刊読書人」による)。

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天野雅敏教授(経)、NHKラジオ深夜便に登場(2006.05.18)

天野雅敏教授(経)が、NHKラジオ深夜便「歴史に親しむ」のコーナーに登場した。テーマは、「醤油の歴史」。5月18日(木)の1時頃から約40分にわたり放送された。内容は以前『日本経済新聞』に掲載されたインタビュー記事の内容がベースとなっている。

なお、天野教授(経済史)には流通経済大学林玲子名誉教授との共著『日本の味 醤油の歴史 』(吉川弘文館、定価 1,785 円(税込み)がある。


上野省策元教授(教)の業績ー樽見博著『古本通』から(2006.05.17)

平凡社新書の新刊書、樽見博著『古本通』(2006年、定価700円+税)に、10ページ以上にわたり上野省策元神戸大教授(教)の画業と出版に関する業績が照会されている。

作家・評論家として花田清輝の戦後初の評論集『復興期の精神』は、初版が1946年。第4版(1948年)になり出版社名が我観社から真善美社に変わり、装丁も変わる。この第4版の装画を書いたのが
上野省策。『古本通』の著者樽見博は、「この重要な本の装丁をを担当した上野省策と花田はどんな関係があったのだろうか」と強い探究心を見せている(106ページ)。

読み進んでいくと、上野省策は1933年、東京美術学校を卒業した。永年、美術教師として教職にあったことが述べられている。1975年神戸大学教育学部(現発達科学部)教授を退官したことをつきとめた(121ページ)。

『古本通』の著者樽見博は、”未知の画家・上野省策”をキーワードとして、花田清輝、近藤芳美(歌人)、斉藤喜博(歌人)等との交流(本の装丁、出版)を探索していく。古本を通じて”本と人との情報連鎖”を紐解いていく楽しみ。そんなことを『古本通』は読者に教えてくれる。

                       (文中敬称略)


彗星のちりの研究で活躍するNASA研究員、中村圭子さん(1996年理卒、2002年理院、理博)(2006.05.16)


5月3日付朝日新聞の「ひと」欄で紹介された中村圭子さん。米航空宇宙局(NASA)ジョンソン宇宙センターで、探査機スターダストが持ち帰った彗星の”ちり”を薄く削って分析できるようにする仕事を一手に担う。”ちり”には46億年前の太陽系誕生当時の物質が含まれている。「それを私が最初に扱える。幸せです」と中村さん。分析装置で厚さを1万分の1にするのは、ものすごくストレスがかかるという。

小学生の時から、”宇宙とは”、”生命とは”という謎にはまった。神戸大で隕石や宇宙塵に含まれる有機物の研究を志す。大学4年でジョンソン宇宙センターに留学。ドイツの大学院を経て日本に帰国したが、”やはり世界一の研究現場で”と2002年にもどった。米隕石探査隊の一員として南極点に立ったこともある。これは、日本人女性として南極点に立った第1号。「いつか教える仕事もしてみたい。子供たちに宇宙の不思議さを伝えたい」と中村さんは語る。


歌曲に打ち込み10年、安福具弘さん(1960年経卒)(2006.05.15)

3月12日、東京目黒区にあるパーシモンホールで演奏家のユニット「SCHWESTER」の演奏会が開催された。イタリア、ドイツ、日本の歌曲を約15名の歌手が歌った。出場者の約3分の1は、音楽大学で正規の音楽教育を受けている。

三和銀行、興亜火災で役員を務めた安福具弘さん(1960年経卒)は、「SCHWESTER」のメンバーのひとり。最年長である。トスティの「理想の人」等3曲をイタリア語で、シューベルトの「音楽に寄す」等2曲をドイツ語で歌った。神戸大学に在学中は音楽関係サークルに入っていた訳ではなく、本格的に歌の勉強をするのはここ10年。既にリサイタルも2回。ビジネスの世界に別れを告げてからは声楽一本だ。


『江戸上水の技術と経理』増補CD版(2006.05.15)

玉川上水.jpg

榮森康治郎・神吉和夫・肥留間博 編著『江戸上水の技術と経理』(増補CD版)が刊行された。定価は2310円 (税込) 。東京の郷土史的色彩が強い著作であるが、神吉和夫助手(工)は、共著者の一人。本資料は、2000年に出版物として刊行されたが、増補版はCDで発行された。

江戸時代、 都市給水施設として作られた「神田上水・玉川上水」の工学的、経理的側面から当時の文献(「玉川上水留」)を駆使して今日的分析を行っっている。増補版では、上水管理の実務マニュアルというべき「上水方心得帳」の全文が翻刻収録された。発行所「クオリ」の連絡先は東京都練馬区桜台4-21-9 (TEL 03-6763-6673)、 書店申し込み時には「地方小出版流通センター扱い」と明記のこと。


梶山寿子さん(1987年文卒)、「リーダーシップ研修に「演劇」を採り入れる理由」を語る(2006.05.12)

プレジデント誌4月17日号(注)に、ノンフィクションライター梶山寿子(かじやま・すみこ)さん(1987年文卒)が寄稿している。タイトルは、「リーダーシップ研修に「演劇」を採り入れる理由」(「職場の心理学」第144回)というもの。

演劇には、リーダーシップ育成に必要な要素が凝縮されている。そこに着目して、真のリーダーたりうる「器の大きさ」を養う研修が始まっている。産業構造の変化に合わせて、今までとは異なるリーダーの育成が必要になっているからだ。ちなみに、梶山さんの新著『雑草魂 ―石川光久 アニメビジネスを変えた男』が、日経BP社から刊行されている(定価は1500円+税)。


【参考】
http://bpstore.nikkeibp.co.jp/item/main/148222206480.html
http://nikkeibp.jp/style/biz/person/ig/

(注)プレジデント誌4月17日号には、加護野忠男教授(営)が、「無意味な組織改革がなぜ横行するのか」を寄稿している。民間企業では、安易な組織改革には反省が見られるが、政府機関では依然としてムダが行われていることを指摘。


邵友保さん(1943年神戸商業大卒)の訃報(2006.05.11)

1943年神戸大学の前身校である神戸商業大を卒業、横浜正金銀行(後の東京銀行、現三菱東京UFJ銀行)に勤務、永らく香港で勤務していた邵友保さんが、この3月12日に85歳で亡くなった。香港で発行されている「世界新聞網」(中国語)3月15日付が、邵さんの追悼文を掲載していた。

邦銀に勤務する中国人の邵さん。香港では公的要職にも就き、また現地の人的ネットワーク網が豊富。邵さんは、東京銀行では貴重な存在で、定年後も永らく銀行の顧問をつとめていた。30年以上前、香港でともに働いていた元東京銀行女性職員(在東京)は、邵さんの訃に際して「本当に商売人。そしてエネルギッシュな方でした」と邵さんの思い出を語っていた。


柳川隆教授(経)共編の新刊『競争の戦略と政策』(2006.05.10)

柳川隆教授(経)共編の新刊『競争の戦略と政策』

神戸大柳川隆教授(経、産業組織論)・京都大川濱昇教授(法、独占禁止法)編の新刊『競争の戦略と政策』が、有斐閣から刊行された。定価は2520円。

競争政策転換(独占禁止法改正)のバックボーンとなっている”新しい産業組織論”の内容を、多数の判例を使って、経済学者と法学者が解説しようという試みの本である。企業間の戦略的関係に焦点を当て、企業戦略の社会的評価と競争政策の必要性につき考察している。


石田喜久夫名誉教授(法)の名著『物権変動論』(2006.05.09)

有斐閣のPR誌「書斎の窓」3月号に掲載の「有斐閣の名著再見」欄(連載)で、石田喜久夫名誉教授(法)の著書『物権変動論』(1979年、有斐閣)が取り上げられている。執筆者は松岡久和京都大学(法)教授。当時大学院生だった松岡教授は、本書を発売直後に入手、「書き込みをしながら夢中で読んだ」と回想する。また、「石田節」と言われる個性豊かで独特な表現は、法学者の文章としては極めて稀な読ませる力を持つとの感想を漏らす。

『物権変動論』は、現在オンデマンドで製作中。本年5月には出来上がる予定。定価は税込みで5670円。石田喜久夫名誉教授(1928-2001)は、民法全般で多数の著書・論文があるが、本書は代表作のひとつであるとの指摘もあった。


なお、同じく「書斎の窓」3月号には、南山大学吉原英樹教授(神戸大学名誉教授)による『東アジアの国際分業と日本企業』(2005年、有斐閣)の書評が掲載されていた。全く偶然であるが、神戸大学在籍当時、石田教授、吉原教授はともに応援団の顧問をつとめられていた。


石井淳蔵教授(営)、今後の消費の流れを語る(2006.05.09)

3月31日付日経紙で、石井淳蔵教授(営)が、今後の消費の流れを語っている。以下は、その抄録。

家族やコミュニティーが消失していく中、生活者は自らの価値観を共有し合えるつながりを求めている。ネット上のコミュニティーやボランティア活動に熱心な生活者が増えている。このような生活者の情緒的価値を理解して新しい市場を作り出す可能性がある。

なお、石井教授は5月9日東京丸の内で開催の「夕学五十講」(慶応学術事業会)で講師をつとめた。演題は「組織営業のすすめ~顧客関係マネジメントによる営業革新~」。


【参考】「夕学五十講」https://www.sekigaku.net


前十字靱帯断裂を解説、黒坂昌弘教授(医)(2006.05.09)


バレーボール、バスケットボール、ハンドボールなどの屋内球技だけでなく、サッカー、ラグビー、スキー、格闘技などでも起こる前十字靱帯(じんたい)断裂。この症状について、4月11日付日経紙(夕刊)の「病を知る」欄で黒坂昌弘教授(医、整形外科)が解説している。前十字靱帯断裂は、体をひねってジャンプする、ひざの角度が浅いまま着地する、急に方向転換するなどの動作が原因で起こる。復帰には9ヶ月ほどかかり、無理をすると再発する例も多い。

再建手術した上、リハビリをする方法が最近注目されている。
出血した血液中に幹細胞の働きをもつ細胞が見つかり、これを分離精製して患部に注入すると靱帯を再生できる可能性がある。黒坂教授のチームは世界に先駆け研究を進めている。


『聯想』(上・下)を訳した漆嶋稔さん(1979年経卒)(2006.04.26)

凌志軍(人民日報高級編集者)著の中国ビジネス書『聯想 中国最強企業集団の内幕』(上・下)の書評が、4月2日付日経紙読書欄に掲載された。この大著を翻訳したのは、神戸大経済学部卒業生で、元銀行マンの漆嶋稔(うるしま・みのる)さん。漆嶋さんは1979年に神戸大学卒業後三井銀行(現三井住友銀行)に勤務。銀行に20年間勤務の後、心機一転翻訳家となった。在学中はESSメンバーで、銀行在職中は通算10年間の中国勤務の経験を持つ漆嶋さんは、英語・中国語双方の翻訳家。既に『GENTLEMAN』(共訳)、『市場烈々』等の訳書がある。

『聯想』(日経BP社、上下各2200円+税)は、IBMのパソコン部門を買収した聯想の創業から今日までを描くノンフィクション。1984年、中国科学院に勤める平凡な中年コンピューター技術者だった柳伝志氏が仲間を集めて小さなIT(情報技術)企業を興した。この中国のベンチャー企業がレノボ(聯想)グループの名前で、世界市場に乗り出すまでの失敗と成功を描いた企業家物語である。


神戸大学発純米大吟醸酒「神戸の香」(2006.04.25)

神戸大学が企画した純米大吟醸酒「神戸の香」が評判を呼んでいる。醸造元の富久錦によると、売れ行きは好調で、在庫は少なくなっている。在庫払底の場合は年末か来年初めまで待たなければならない。

「神戸の香」で、使用したお米は、兵庫県農林水産技術総合センターが神戸大学農学部と共同で行った「スーパー酒米プロジェクト」の研究成果として育種した最新の酒造専用品種「杜氏の夢」。その「杜氏の夢」を、神戸大学農学部附属食資源教育研究センターで厳しい安全管理のもとに栽培し、地元産米と水にこだわった酒造りで知られる富久錦(兵庫県加西市)が丹精込めて醸造した。ラベルも一工夫されている。神戸大学発達科学部の画家岸本吉弘助教授と同国際文化学部の書家魚住卿山(和晃)教授が担当した。定価は、720ML詰3000円(税込、送料別)。

希望者は、FAXにて申し込むことができる。

あて先:ふく蔵
FAX:0790-48-2395

【 送 料】 関西、中国、北陸、中部: 525円
関東、信越、四国、九州: 630円
南東北: 735円
北東北: 840円
北海道: 1260円
沖縄: 1155円

【参考】神戸大学ホームページ
http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2006_03_03_01.htm


宮下規久朗助教授(文)共著 の新刊『西洋美術史』(2006.04.24)

宮下規久朗助教授(文)共著 の新刊『西洋美術史』が武蔵野美術大学出版局から刊行された。定価は2310円 (税込) 。

西洋美術史の概説書は多い。本書は、最新の研究成果に基づき、簡潔でありながら必要な事項を網羅した通史の体裁をとる。あまりに詳しい概説書は辞書の使われ方はしても通読されない。一方、教科書のように簡潔すぎるのも味気ない。本書は両者の中間を行く。ちょうどよい分量で、短時間で通読できる。

比較的若い研究者がそれぞれ得意とする分野を分担執筆。どの章も高水準の内容で充実している。 宮下助教授は盛期ルネサンスの16世紀から18世紀半ばにいたる長い箇所を担当する。「10年ほど前、 別の本に19・20世紀美術の通史を執筆したことがあるので、いずれの日か古代と中世の部分も書いて、 私なりの通史をまとめたいと思っている」と宮下助教授は語る。


ジェームズフープス著『経営理論偽りの系譜』の書評、小川進教授(営)(2006.04.22)

3月26日付日経紙読書欄に、小川進教授(営)がジェームズフープス著『経営理論偽りの系譜』(東洋経済新報社、3990円)の書評を寄稿している。以下は、その概要。

本書は賛否両論が巻き起こっている経営書。著名な学者が自分の理論の啓蒙活動に熱心な場合、その発言に実証に裏付けられたものと、そうでないものが混在してくる。そうした発言は権威化しかねない。「あの先生のおっしゃることだから正しいに違いない」という訳だ。そのような危うさに警鐘を鳴らしているのが本書である。もっとも、論争も起こっている。「著者の発見物には同意しかねる」との反論がある。しかし、マネジメントと民主主義、マネジメントと倫理、トップ(本社)とボトム(現場)の関係などについて整理して考えたい読者にはうってつけの本である。


「東京六甲男声合唱団」第1回定期演奏会、成功裏に幕(2006.04.20)

4月15日(土曜日)、東京六甲男声合唱団第1回定期演奏会が浜離宮朝日ホールで開催された。前評判を上回る大成功の声が多数聞かれた。同合唱団は、神戸大学グリークラブOBで構成されている。以下は当日参加者の肉声から。

「チケット代が1000円と格安だったので、お付き合い程度の気持ちで聴きに行った。ところが、期待を大きくうわまわる好演奏。ソロがすばらしかった」

「なかなかの熱演。東京凌霜クラブ設立40周年記念事業ということで、広江勲先輩(1945年卒)や芳村昌一先輩(1955年卒、凌霜会東京支部長)をはじめ多数が顔を見せてくださった。会場定員は600名弱なのですが、入場券が早くに売れすぎて(?)、マネージャーが配布済みの入場券の回収に苦労するという一幕もあった~消防法の関係で、立見は許されない。グリークラブOBの真摯な努力はさることながら、先輩諸氏の母校愛の発露ではないかと思う」

「御影分校の混声コーラス部OGが誘い合って駆けつけてくれた。感激!」


【参考】2006年2月3日付topics
https://www.kobe-u.com/contents/topics/index.html


金井壽宏教授(営)の新著『あったかい仕事力相談室』(2006.04.19)

昨年75周年を迎えた千倉書房は、社会科学系の極めて手堅い出版社として知られている。古い卒業生は、田中金司、福田敬太郎、平井泰太郎、古林喜楽、山下勝治、藤井茂先生の著書を思い出すに違いない。

昨年から、千倉書房は旧来の出版物に加えて、イラストを多用した異色の出版物の刊行を開始している。第一弾は、小川進教授(営)の『ドクター・オガワに会いに行こう』。上田バロンさんのイラストを多用、絵本の体裁で、マーケティングを学ぶという趣旨の本で、各方面で話題を呼んだ。

続いて今春発行されたのが金井壽宏教授(営)の新著『あったかい仕事力相談室』だ。同じくイラストは上田バロンさん。こちらは、『ドクター・オガワに会いに行こう』に比べると活字が多い。「人は仕事で成長するって、どういうこと」等”仕事と人生”を考え直すための一冊。早くもエコノミスト(3月21日付)や東京商工会議所発行の「東商」(4月10日付)で取り上げられている。


アイ・エム・ジェイ樫野孝人社長(1986年経卒)、抱負を語る(2006.04.18)

アイ・エム・ジェイ(本社・東京都品川区、資本金24億2646万円、従業員331名)は、ウェブインテグレーション、モバイルインテグレーション、映画・ゲーム・出版の企画・製作・プロデュース、広告・マーケティング事業を行う企業。2001年にヘラクレスに上場、昨年ツタヤを全国展開するCCCと資本提携を行い、CCCの連結対象企業となっている。

アイ・エム・ジェイの樫野孝人(かしの・たかひと)社長は、1986年に神戸大学(経)を卒業、リクルートに入社した。人事を経て福岡ドームの立ち上げコンサルティングにかかわる。1997年10月、メディアファクトリーに出向、映画事業を立ち上げ、深作欣二監督「バトル・ロワイアル」等のプロデュースを手がけた。アイ・エム・ジェイは、デジタルハリウッドから、分社・独立した形で1996年に設立された。創業社長からバトンタッチされ、樫野さんは2000年から社長をつとめる。

「当社のインタラクティブ・エージェンシー(双方向性のあるメディアを扱う企業)としての展開シナリオは描けています。あとは役者次第。社員、グループ企業と夢を共有しながら2010年に売上高で1000億円を目標にします」と抱負を語る(3月20日付フジサンケイ・ビジネスアイ)。


早川和男名誉教授(工)の新著『居住福祉資源発見の旅』(2006.04.17)

早川和男名誉教授(工)の著書『居住福祉資源発見の旅 新しい福祉空間、懐かしい癒しの場』(東信社)が刊行された。定価は700円+税。本書は日本居住福祉学会が発行する「居住福祉ブックレット」シリーズの第1号として発行された。早川和男名誉教授は、現在長崎総合科学大学教授。日本居住福祉学会会長をつとめる。岩波新書のロングセラー『住宅貧乏物語』(1979年)をはじめ居住福祉に関する多数の著書がある。「安全で安心できる住居は、人間生存の基盤であり、健康や福祉や社会の基礎であり、基本的人権である」というのが、“居住福祉“の意味するところ。

 地域社会の中には、一見すると“福祉とは無関係”と思われる場所や施設がある。例えば、東京・巣鴨のとげ抜き地蔵(高台寺)と参道の商店街。ここは「おばあちゃんの原宿」とよばれ、高齢者の憩いの場、交流の場である。本書では、このような場所や施設を“居住福祉資源”と定義する。全国各地の“居住福祉資源”の概説書、案内書というのが本書の使命だ。写真や図版を多用した親しみやすく、読みやすい本である。

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津波の教訓を人形劇で、児島正損保ジャパン神奈川静岡業務部課長(1971年営卒)(2006.04.14)

4月4日付日経紙神奈川版に損保ジャパン神奈川静岡業務部課児島正課長(1971年営卒)が登場した。児島さんは、社内ボランテイア組織の一員として津波災害の教訓を伝える物語「稲むらの火」の人形劇による普及に取り組んでいる。

児島さんは、阪神大震災の時は、西宮の社宅にいた。家族を避難させ、社員の安否確認、物資の確保,応援部隊の受け入れに奔走した。被災した子供を励まそうと訪れてくれた名古屋の人形劇団の受け入れにも携わる。人形劇を見て、暗かった子供たちの表情が戻ったことが印象に残った。

2000年に静岡に赴任、「稲むらの火」を読み”人形劇化”を思いつく。県内の劇団に協力を要請した。17劇団から約20人がボランテイアが集まる。2004年1月が初演。神戸や和歌山を含め、これまでに7千人の親子らの前で公演した。2004年12月にはインド洋大津波が発生。児島さんは、国際会議などの場でアジア各国の研究者らに防災教育の重要性を説く。一方、地域の小学校での講演も引き受けている。「一人でも多くの人が生き残る可能性を高めたい」と児島さんは力をこめて語る。


「かかりつけ医」を持とう、兵庫県医師会西村亮一会長(1963年神戸医大卒)の提言(2006.04.13)

兵庫医師会西村亮一会長が、3月31日付神戸新聞夕刊のコラム「随想」欄で、”「かかりつけ医」を持とう”との提言を行っている。

近所の診療所や医院に、どんなことでも気軽に話せるお医者さんはいないだろうか。そのようなお医者さんを「かかりつけ医」にしておき、大きな病院にいくとき紹介状を貰ってから行く。これが上手な医者のかかり方。西村会長は、このように呼びかける。「かかりつけ医」を持つことの必要性は、頭の中では分かっていても、なかなか実行できていない。「なによりも自分の好みに合うことが大事」とのこと。まさに、そのとおりだ。

西村亮一兵庫県医師会会長は、1963年・神戸医科大学の卒業生。この翌年の1964年に、県立神戸医科大学は神戸大学に移管された。


ポーランドからの留学生が谷崎潤一郎研究の片鱗を語る(2006.04.12)

工学部同窓会誌「KTC」No.62(3月発行)に、ポーランドから神戸大学に留学していたマルツェリナ・レシニチャクさん(女性)が寄稿、谷崎潤一郎研究について語っている。 マルツェリナ・レシニチャクさんは、ポズナン国立大学で日本文学史の授業をとり、その後ポーランド語訳、英訳で谷崎潤一郎の作品を多数読んだ。これが日本文学を専攻し、神戸大学に留学する契機となる。

留学先に関西を選んだのは、東京生まれの谷崎潤一郎が、関東大震災後関西に移住し多くの感化を受け『細雪』、『蓼食う虫』等関西を舞台にした多くの作品を残したからだ。「関西の雰囲気に囲まれながら、研究するのはなんて素晴らしい」とマルツェリナ・レシニチャクさんは語る。芦屋の谷崎潤一郎記念館の存在も大きかったようだ。


「学位水準ばらつき問題」、川嶋太津夫教授(大学教育推進機構)の提言(2006.04.11)

3月27日の日経紙に川嶋太津夫教授(大学教育推進機構。旧大学教育研究センター)が寄稿、学位水準ばらつき問題について、提言している。以下は、その概要。

いかに多様化しようと、大学であるからには、何らかの共通性が存在しなければ、同一の教育機関としての地位は与えられない。”学士”、”修士”、”博士”などの”学位”の同等性を保つ必要がある。ヨーロッパでは、一つの学習活動の終わりに”何を知っているべきか、何を理解すべきか、何が出来るか”を明示したラーニングアウトカムを基準にした学位の共通化が進んでいる。

日本でもこのような学位の共通化が必要である。共通化の効果として、高等教育の透明性と質の保証に役立つだけでなく、学生がどれだけ学んだかに注目することによって、教員中心の高等教育を学生本位のそれに変革できる契機となる。


「老舗学」研究会発足(2006.04.10)

300年以上続いた”老舗”を分析し秘訣を探る「老舗300年研究会」が発足した。研究会代表は高知工科大学の前川洋一郎教授(1967年営卒)。日本商業学会石井淳蔵神戸大教授(営)が研究顧問をつとめる。

同研究会では、全国の旅館、和菓子屋、建設業者等300年以上続く約400社にアンケート調査を始めている。前川代表は「老舗のDNAを探り、研究成果を若いベンチャー経営者へのガイドや、地域づくり役立てたい」と話す(3月4日付読売)。


「自己責任による受精卵診断について」、大谷徹郎大谷産婦人科院長(1979年医卒)(2006.04.07)

3月24日付朝日の「三者三論」欄で、受精卵診断についての論争が行われている。大谷徹郎医師(1979年医卒)は、これまで流産を避けるための受精卵診断を進めてきたことで知られ、また、その活動がきっかけで、「受精卵診断の是非」が議論されるようになってきた。

大谷医師は、”流産は避けてあげるのが医師として当然の良心”と述べている。一方で、”命の選別”につながる、などとする反対意見もあり、日本産婦人科学会の倫理委員会では、習慣流産の一部について受精卵診断を認める方針を決めている。大谷医師は神戸大学医学部助教授を経て、現在は大谷産婦人科院長。


季刊誌「麺の世界」の編集長をつとめる奥山忠政さん(1960年法卒)(2006.04.06)

元総合商社マンだった奥山忠政さん(1960年法卒) さん、現在は 福岡県筑紫野市で発行のる季刊誌「麺の世界」編集長をつとめている。「麺の世界」の最新号は、2月15日に発行された第4号。新しい雑誌だ。奥山さんは、法学部出身であるが、経済学修士の肩書きをもつ。青島求実学院(大学)講師をつとめ、『文化麺類学・ラーメン編』(2003年、明石書店)等の著書がある。

「麺の世界」では、蕎麦、うどん、ラーメンばかりでなく、たこ焼きやお好み焼きのような小麦粉を材料にしたたべものも扱う。「コナモン」という言葉が誌上で使用されている。「コナ」は、もちろん「粉」のことだ。麺類に関して、歴史、文化等を踏まえた学際的な雑誌であり、一方では庶民的な雰囲気も持つ雑誌である。 「麺の世界」第4号には永田實さん(1969年教)が「六甲山地北側の水車」を寄稿している。水車はかつては重要な動力源だった。江戸時代か大正時代にかけて、油絞、酒造、製麺等に使用されてきた。ちなみに、永田さんは神戸高校教諭で、担当科目は人文地理である。

【参考】「麺の世界」のホームページ
http://www.sunglow.info


松田晃演さん(1957年経卒)のクラシックギターコンサート(2006.04.05)

ギタリスト松田晃演さん(1957年経卒)のクラシックギターコンサートが、神戸と東京で開催される。以下は、その概要。

・神戸公演( ただし、残念ながら既に満員御礼!)
2006年4月14日(金)
ホテルオークラ神戸3階「チャペル・リバージュ」
開場:18時20分 開演:19時 入場料:¥5,000(全席自由)

・東京公演
2006年4月24日(月)
東京オペラシティリサイタルホール
開場:18時20分 開演:19時 入場料:¥5,000(全席自由) 

問い合わせ先:松田晃演クラシックギターソサエティ
〒670-0084 姫路市東辻井3丁目9-1
Tel.0792-96-0464 Fax.0792-92-2877

松田晃演さんのプロフィールその他詳しくは、下記ホームページを参照してください。http://www.matsudaguitar.join-us.jp


井奥一樹さん (総合人間科学研究科・1年) ・裙本理人さん (2005年発達卒) の著書『親指のキセキ …from our Thumbs』(2006.04.04)

神戸大生2人がヒッチハイクで四国・九州・中国地方をヒッチハイクする。その記録を小説記風に綴った『親指のキセキ …from our Thumbs』が、碧天舎から出版された。定価は1000円+税。神戸大学の地元のブックファースト六甲店では週間ランキング1位を獲得したこともあった。

井奥さん (総合人間科学研究科・1年) と裙本さん (発達科学部2005年卒) は、 それぞれ神戸大陸上部と剣道部の元主将。部活を引退した直後の2004年11月30日、仲間うちで作った揃いの白いジャージで舞子からヒッチハイクの旅を開始した。その後、松山、別府、小倉、広島、福山、岡山等を経て神戸に帰った。都合4日間、お世話になったドライバーは20名。旅の見聞とドライバーとの対話などが小説風の語り口で構成されている。


室崎益輝名誉教授(工)が米ハリケーン「カトリーナ」被災地の住宅再建に関し発言(2006.04.03)

現在は消防研究所理事長の職にある、室崎益輝神戸大学名誉教授(工)が、昨年8月米国南部を襲ったハリケーン「カトリーナ」の被災地における住宅再建に関して発言している(3月22日付朝日)。以下は、その概要。

米国は日本よりはるかに自己責任を問う。しかし、本人に責任がないのに被害を受けたときは、国もしっかりカネを出す。1994年のカリフォルニア州ノースリッジ大地震に際しては、被災者に1万ドルの小切手が渡された。家の修理に使ってもいいし、避難先のホテル代としても良かった。日本では「個人の資産形成に税金は使えない」として住宅の自力再生に公的支援をしない。本人が自助努力をしているなら、公的支援をしてもよいのではないか。

ところで、室崎益輝名誉教授が理事長をつとめる消防研究所(東京・三鷹)で全国の火災事例を研究している鈴木惠子さんが、1月17日付朝日新聞夕刊に登場した。鈴木惠子さんは、神戸大学の大学院を出て阪神大震災の前年の1994年に消防研究所に入る。在学中の指導教官は室崎益輝教授。室崎教授の勧めで消防研究所を就職先に選んだ。10年後、神戸大学退官後の室崎教授が消防研究所理事長に就任した。



 
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