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卒業生社長就任ニュース

ここでは神戸大学関連の様々なニュース・トピックスをご紹介しています。

過去の卒業生社長就任ニュース一覧  過去の卒業生社長就任ニュース一覧がご覧になれます。
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 卒業生社長就任ニュース: 2008年
神戸大学東京オフィスからのお知らせ(12月22日で年内業務終了) (2008.12.22)
韓日合同セミナーで講演、温基云毎日経済新聞社論説委員(1992年営博修了) (2008.12.22)
大住敏之さん(1967年経卒)立命館アジア太平洋大学で経営学を英語で講義 (2008.12.19)
神戸まちづくり研究所野崎隆一事務局長(1967年工卒)、街づくり支援活動を語る (2008.12.18)
中井久夫名誉教授(医)の新著『日時計の影』 (2008.12.16)
伊藤忠テクノソリューションズ奥田陽一社長(1970年営卒)、SI業界を語る (2008.12.15)
五百旗頭真名誉教授(法)の新著『歴史としての現代日本』刊行 (2008.12.12)
前衛書道先駆者関谷義道氏の書を母校神戸大学に寄贈、兵庫師範卒の田中美子さん (2008.12.11)
福田次期学長が抱負、「企業のマネジメント感覚を大いに役立てたい」に卒業生が注目 (2008.12.10)
市立加西病院の北嶋直人診療部長(1973年医卒)が、世界で初めてE型肝炎が野生動物から人間に感染するルートを特定 (2008.12.09)
エコノミスト誌「2008年の経営者」欄に、佐世保重工業森島英一社長(1964年経卒) (2008.12.08)
平成20年度地域文化功労者文部科学大臣表彰、版画家川西祐三郎さん (2008.12.05)
嶋内秀之さん(2004年営院修了)の共著『ベンチャーキャピタルからの資金調達』第2版刊行 (2008.12.04)
「シェル美術賞」準グランプリに、三宅由希子さん(1995年教卒) (2008.12.03)
ひょうご環境創造協会、神戸大学等が稲ワラでエタノール製造実験に本格着手 (2008.12.02)
田中啓文さん(1986年経卒)の新刊書『チュウは忠臣蔵のチュウ』 (2008.12.01)
岸本吉弘准教授(発)、「第3回神戸長田文化賞」を受賞 (2008.11.28)
大内伸哉教授(法)の新著『どこまでやったらクビになるか』 (2008.11.27)
吉田一彦名誉教授(国際文化)が、『陸海軍戦史に学ぶ 負ける組織と日本人』を書評 (2008.11.26)
大正期に始まった卒業生による東京での昼食会、4000回を迎える (2008.11.25)
梶山寿子さん(1987年文卒)の新著『スクール・アーティスト』 (2008.11.21)
早川和男名誉教授(工)の旧著『住宅貧乏物語』、アンコール復刊 (2008.11.20)
芹田健太郎名誉教授(国際協力)が代表理事をつとめる「CODE海外災害援助市民センター」が、第15回読売国際協力賞を受賞 (2008.11.19)
プロマンドリン奏者大西功造さん(1998年農卒、2000年院修了)が、前橋でコンサートを計画 (2008.11.18)
日経コラム「やさしい経済学」、”経営学のフロンテイア”シリーズで金井壽宏教授(営)、小川進教授(営)が計16回連載 (2008.11.17)
東宝映画「ハイハイ3人娘」のDVDが、神戸大卒業生の間で話題に (2008.11.14)
プロギタリスト松田晃演さん(1957年経卒)の演奏をYou-Tubeでどうぞ (2008.11.13)
橋本萬平名誉教授(教養)の新著『科学史の横道』 (2008.11.12)
中牟田喜一郎元岩田屋会長(1940年旧制神戸商業大学卒、元日本テニス協会会長)死去 (2008.11.11)
「腎移植推進月間」に、藤澤正人教授(医)が、コメント (2008.11.10)
川崎重工業大橋忠晴社長(1969年工卒)、「行きすぎた金融資本主義」を批判 (2008.11.07)
神戸大学海事科学部創立90周年を祝う式典 10月25日 (2008.11.05)
鹿島和夫さん(1958年教卒)の新著『ダックス先生の保育園物語』 (2008.11.04)
日本総研岡田哲郎マクロ経済研究センター長(1988年経卒、1993年営院修了)インタビュー (2008.10.31)
三井昌志さん(1998年工卒)の写真集『スマイルプラネット』刊行 (2008.10.30)
京都で旧三商大OB懇親会 (2008.10.29)
坂本孝司さん(1978年営卒)の新著『会計で会社を強くする』 (2008.10.28)
稲場圭信准教授(発)の新著『思いやり格差が日本をダメにする』 (2008.10.27)
小谷允志さん(昭34法)の新著『今、なぜ記録管理なのか=記録管理のパラダイムシフト 』 (2008.10.23)
新矢恭子准教授(医)、産経紙「大学発フロントランナー」欄に登場 (2008.10.22)
水島一也名誉教授(営)の喜寿記念論文集刊行 (2008.10.21)
大阪商工信用金庫片桐陽理事長(1965年経卒)、フィランソロピーを語る (2008.10.20)
「井植文化賞」に朴杓允教授(農) (2008.10.17)
一海知義名誉教授著作集出版記念会、10月26日神戸大学百年記念館で (2008.10.16)
脳の活動だけで人型ロボットを操る実験に成功、羅志偉教授(工)等 (2008.10.15)
木村幹教授の新著『韓国現代史―大統領たちの栄光と蹉跌』 (2008.10.14)
お詫び (2008.10.10)
斎藤勝彦教授(海)の新著(共著)『輸送包装の基礎と実務』 (2008.10.10)
「一橋ビジネスレビュー」、2000年春号から一橋・神戸・東京各大学の特集を掲載 (2008.10.10)
清水正徳名誉教授(文)の旧著『働くことの意味』、久々の復刊 (2008.10.07)
ご注意 「神戸大学学生新聞」購読の勧誘には気を付けて下さい! (2008.10.06)
「笑い療法士」を育成する高柳和江さん(1970年医卒) (2008.10.03)
第3回ホームカミングデイ開かれる (2008.10.02)
元神戸製鋼所社長亀高素吉さん(1950年神戸経済大学卒)、薬学博士号取得 (2008.10.01)
東京医科歯科大学河原和夫教授(1980年法卒)の共編著2冊 (2008.09.30)
三重大学藤田達生教授(1987年文博修了)が、藤堂高虎についてコメント (2008.09.29)
中井久夫名誉教授(医)の新著『臨床瑣談』 (2008.09.26)
米国の経済と金融政策、地主敏樹教授(経)が解説 (2008.09.25)
扇水こと佐藤清さん(1955年営卒)の著書『脳トレ 抜け文字パズル』 (2008.09.24)
東京で「甲南大学・神戸大学 新技術説明会」開催 (2008.09.19)
堀江珠喜さん(1983年文博修了)の新著『名言に学ぶ恋愛の扉36章─恋愛上手はビジネス上手─』 (2008.09.18)
フリージャーナリスト赤澤信次郎さん(1969年法卒)が『新下町伝説』に寄稿 (2008.09.17)
防災教材「ビジュアル版幸せ運ぼう」完成、神戸市・神戸大・読売テレビ・読売新聞が共同制作 (2008.09.16)
生保協会の新会長、松尾憲治明治安田生命社長(1973年経卒) (2008.09.12)
9月14日、神戸大学で「日本音楽即興学会」設立集会 (2008.09.11)
9月11日から旧三商大写真展東京展開催 (2008.09.10)
孫文記念館館長をつとめる安井三吉名誉教授(国際文化) (2008.09.09)
加護野忠男教授(営)の論考「検証 日本とユダヤの「長寿企業のかたち」」 (2008.09.08)
森信三元教授(教)の著書『一つ一つの小石をつんで』が35年ぶりに新装版刊行 (2008.09.05)
TAIYO社長の河渕健司さん(1975年工卒)、経営を語る (2008.09.04)
高橋基樹・福井清一教授(国際協力)編の新刊『経済開発論』 (2008.09.03)
金沢和樹教授(農)の研究グループが「スーパー昆布」を開発 (2008.09.02)
岩村昇元教授(医)の旧著 『ネパールの「赤ひげ」は語る』 再刊 (2008.09.01)
藤田誠一教授(経)の共編著『国際金融理論 』 (2008.08.29)
國部克彦教授(営)の編著『実践マテリアルフローコスト会計』 (2008.08.28)
「神戸大空襲の記録」を整理、神戸大学地域連携研究員 佐々木和子さん等 (2008.08.27)
NPOの財政基盤作りに奔走する松原明さん(1986年文卒) (2008.08.26)
神戸大学病院に、国立大学2番目の「こどもセンター」設置 (2008.08.25)
お笑い分野で活躍する神戸大学卒業生 (2008.08.22)
大内伸哉教授(法)の新著2冊、『君たちが働き始める前に知っておいてほしいこと』 、『どこまでやったらクビになるか』 (2008.08.21)
神戸の街にあこがれ終の棲家にした川上哲郎さん、テニスの三商大戦が縁 (2008.08.20)
楠木正成の顕彰歌「湊川」(青葉繁れる桜井の・・)の作曲者は兵庫尋常師範学校教官奥山朝恭 (2008.08.19)
有斐閣PR誌「書斎の窓」7・8月号から (2008.08.18)
日本総合研究所 調査部研究員の小西功二さん(1995年文卒)、中小企業の活性化を語る (2008.08.08)
NPO法人・企業ミユージアムの協会が、社会貢献賞を創設 (2008.08.07)
馬淵勇さん(1957年工卒)、手作りカメラの魅力を語る (2008.08.06)
神戸大学本館前に竜舌蘭の花が咲く (2008.08.06)
家事の専門学校ハウスホールド・ホッホシューレ7月開校、校長は沖幸子さん(1969年教卒) (2008.08.05)
前田裕子講師(経)の新著『水洗トイレの産業史』 (2008.08.04)
第22回先端技術大賞、神戸大学医学部の京極千恵子さん等受賞 (2008.08.01)
企画展「近代日本商船隊の全容」、海事博物館で9月19日まで (2008.07.31)
神戸大学附属図書館奥田正義さん、「兵庫県大学図書館協議会」の歩みを語る (2008.07.30)
石川慎一郎准教授の新著『英語コーパスと言語教育:データとしてのテクスト』 (2008.07.29)
森裕美子さん(1977年理卒)が、手作り科学館「理科ハウス」を開設 (2008.07.28)
三輪裕範さん(1981年法卒)、「読書術」を語る (2008.07.25)
第3回朝日アマ囲碁名人戦、9人の招待選手中2人が神戸大卒ー多賀文吾選手(1996年理院修了)と西村修選手(1964年文卒) (2008.07.24)
「六甲おろし」(神戸大)、レスキューロボットコンテストの予選通過 (2008.07.18)
クローズアップされた落語家の桂吉弥さん(1995年教卒) (2008.07.17)
両極から侵食される職場、鈴木竜太准教授(営) (2008.07.16)
百橋明穂教授(文)が、「シルクロードの女性たち」を語る (2008.07.15)
『月の沙漠』『お山の杉の子』の作曲者は、姫路師範の卒業生佐々木すぐるさん (2008.07.14)
財団法人 日本いけばな芸術協会の理事長をつとめる肥原碩甫さん(1962年経卒) (2008.07.11)
原油高で脚光を浴びる「海のエコ発電」 (2008.07.10)
大丸の考える社員と紹介された、新井田剛さん(2004年営修士修了) (2008.07.09)
池田暁子さん(1992年教卒)の新著『必要なものがスグに!とり出せる整理術!』 (2008.07.08)
50年以上の歴史をもつ「神戸大学法律相談部」 (2008.07.04)
商船ミニチュア模型が並ぶ、神戸大学海事博物館 (2008.07.03)
滝川好夫教授(経)の新著『たのしく学ぶ金融論』 (2008.07.02)
池上洵一名誉教授(文)の『池上洵一著作集』(全4巻)が完結 (2008.07.01)
神戸大学研究シーズ発表会(JST Innovation Bridge ) (2008.06.30)
広報誌「みすず」連載の「臨床瑣談」が好評ー中井久夫名誉教授(医) (2008.06.30)
西島章次教授(経済経営研究所教授)、ブラジル経済を語る (2008.06.27)
小林美希さん(2000年法卒)の新著『ルポ“正社員の若者たち~就職氷河期世代を追う』 (2008.06.26)
神戸大を中心に日欧六大学が進める世界初の「宇宙太陽光発電衛星(SPS)」打ち上げ計画 (2008.06.25)
琵琶演奏家上原まりさんの演奏、第18回神戸大学ミドル会(東京) (2008.06.23)
神戸大学キャンパスで映画「神様のパズル」のロケ (2008.06.20)
京都大学畑中正一名誉教授・京都大学山中伸弥(1987年医卒)教授共著の『ひろがる人類の夢 iPS細胞ができた!』刊行 (2008.06.19)
”坂道の古本屋”「口笛文庫」の経営者尾内純さん(1999年国際文化卒) (2008.06.18)
梶山寿子さん(1987年文卒)の新著『トップ・プロデューサーの仕事術』 (2008.06.17)
水素を安全に輸送するテクノロジーを研究する武田実教授(海) (2008.06.16)
神戸大生がつくるNPO「ごみじゃぱん」の活躍 (2008.06.13)
神戸高等工業学校試作の電気自動車 (2008.06.12)
マスターズ甲子園ニュース (2008.06.11)
竹内淳一郎さん(1963年営卒)が、「カメラ産業の戦後60年」のテーマで講演―如水会大阪支部 (2008.06.10)
一海知義名誉教授(教養)の著作集刊行始まる (2008.06.09)
三大学戦開会式、同応援団合同演舞演奏発表会、6月19日に一橋大学で (2008.06.09)
恩師五百旗頭真名誉教授の著書『戦後日本外交史 1945-2005』を中国語に翻訳した呉万虹さん(2001年政治学博士) (2008.06.06)
吉永小百合さん主演の映画『母べえ』の夫「父べえ」は、戦後神戸大学でドイツ語を教えた野上巖教授 (2008.06.05)
硬式野球神京戦、今年は6月14日に六甲台グラウンドで (2008.06.04)
金井壽宏教授(営)の監訳『幸之助論』発刊 (2008.06.03)
神戸大学キャンパスでロケした「僕の彼女はサイボーグ」封切 (2008.06.02)
佐々木蔵之介さん(1992年農卒)、女性向けフリーマガジン「L25」に登場 (2008.05.30)
作家三枝和子さん(1948年兵庫師範卒)の選集(全6巻)刊行 (2008.05.29)
JFE商事ホールディングス福島幹雄社長(1968年経卒)、抱負を語る (2008.05.28)
神戸元町海文堂書店が、「がんばれ! 地元の出版社」と、神戸学術事業会にエール (2008.05.27)
第10回記念 KUC海外親睦旅行(カナダ) (2008.05.23)
中村昇名誉教授(理)、米航空宇宙局(NASA)シニア研究員に (2008.05.22)
マスターズ甲子園2008 (2008.05.21)
宮尾龍蔵教授(経済経営研究所長)等日銀総裁人事について論評 (2008.05.20)
東京六甲男声合唱団第二回演奏会開催される (2008.05.19)
久保雅義教授(海)の編著『海上貨物輸送論』刊行 (2008.05.16)
宮下規久朗准教授(文) 、モディリアーニ関連図書など3点を刊行 (2008.05.15)
「日経ベンチャー」4月号に加護野忠男教授(営)が登場、「つぶれない会社」を語る (2008.05.13)
神戸大学における「不適正な遺伝子組換え実験」についての「学長声明」出る ー大学ホームページに掲載ー (2008.05.12)
第22回神戸大・横浜国大アメフット定期戦(5月5日、東京) (2008.05.12)
後期高齢者医療制度について論評、小塩隆士教授(経) (2008.05.09)
鈴木正裕元神戸大学長、瑞宝重光章を受賞 (2008.05.08)
江崎グリコ冷菓研究所マネジャー八木章さん(1981年農)が、世に送り出したアイス430種類 (2008.05.07)
松浦尚子さん(1994年教卒)が”グリーンなワイン”を語る (2008.05.02)
和歌山大学吉村典久教授(1993年営院修士修了)の新著『部長の経営学』 (2008.05.01)
文春新書『新華僑 老華僑』に神戸大(工)卒業の留学生が登場 (2008.04.30)
羽地亮准教授(人文)が代表をつとめる共生倫理研究会編『共生の人文学』刊行 (2008.04.28)
柳川隆教授(経)他著『ミクロ経済学・入門』刊行 (2008.04.24)
東京凌霜クラブに掲示されている美術品と作者 妹尾正彦(1901ー1990) (2008.04.24)
八木哲浩名誉教授(文)の遺稿・追悼集 (2008.04.23)
住田功一アナ(1983年営卒)が、キャスターをつとめるNHK新番組「かんさい 熱視線」 (2008.04.22)
読売新聞「顔」欄に「惑星Ⅹ」の向井正教授(理)登場 (2008.04.21)
東京凌霜クラブに掲示されている美術品と作者 山崎隆夫(1905-1991) (2008.04.18)
三宮センター街の古書店「後藤書店」閉店を惜しむエッセイ (2008.04.17)
石平さん(1995年文化学研究科博士修了)の新著『知っているようで知らない これが本当の中国33のツボ』 (2008.04.15)
女性の視点で災害対策を語る、相川康子准教授(経済経営研究所) (2008.04.14)
松田卓也名誉教授(理)、英国のSF作家アーサー・C・クラークさんを語る (2008.04.11)
五百旗頭真名誉教授(法)編『日米関係史』刊行 (2008.04.10)
室崎益輝名誉教授(工)が語る「独り暮らしのリスク」 (2008.04.09)
池尾愛子著『赤松要 わが体系を乗りこえてゆけ』(評伝・日本の経済思想)刊行 (2008.04.08)
梶山寿子(1987年文卒)さんが、G・ハメル、B・ブリーン著『経営の未来』の書評を朝日新聞に寄稿 (2008.04.07)
第1回企業ミュージアム社会貢献賞決まる (2008.04.04)
地域の力-食・農・まちづくり (2008.04.03)
神戸大でロケをおこなった「ぼくの彼女はサイボーグ」、5月31日公開 (2008.04.02)
日本経済研究奨励財団、2007年度奨励賞 神戸大から2件 (2008.04.01)
安原伸さん(1988年理卒)の新著『安原製作所回顧録』 (2008.03.31)
ちんどん屋サークル、「神大モダンドンチキ」 (2008.03.28)
ギョウザ中毒事件に関して神戸大学加古敏之・豊田浄彦両教授(農)がコメント (2008.03.27)
漆嶋稔さん(1978年経卒)の翻訳ビジネス書『馬雲のアリババと中国の知恵』 (2008.03.26)
野口武彦名誉教授(文)の新著『幕末バトル・ロワイヤル 井伊直弼の首』 (2008.03.24)
渡邊康治さん(農院前期1年)、第5回青春俳句大賞 最優秀賞受賞 (2008.03.19)
谷口享子さん(1984教卒)結婚式を通じ幸せをプロデュース (2008.03.18)
三品和弘教授(営)の『戦略不全の因果』を東京大学藤本隆宏教授が書評 (2008.03.17)
車イスで世界39ヶ国の旅、木島英登さん(1997年発卒) (2008.03.14)
戸田和夫さん(1968年法卒)の新著『ITマネージャーのお願い』 (2008.03.13)
「がけ崩れ 互助で減災を」、都市安全研究センター長の沖村孝教授の退官記念講演 (2008.03.12)
『ビジュアル版 神戸大学物語』刊行、全国の書店で入手可能 (2008.03.11)
山家悠紀夫前教授(経)の新著『日本経済 見捨てられる私たち』 (2008.03.10)
無農薬水耕栽培装置を開発、きゅぶふぁーむ社、神戸大農学研究科の金地通生准教授と共同で (2008.03.07)
和歌山大学小田章学長(1970年営修)の”心に届いた言葉” (2008.03.06)
岩崎信彦名誉教授(文)の編著『災害と共に生きる文化と教育 <大震災>からの伝言(メッセージ)』刊行 (2008.03.05)
スカイマークの機内誌2月号に「神戸大学ビーフ」登場 (2008.03.04)
東京で神戸大学留学生の同窓会開催 (2008.03.03)
壁画「阿騎野の朝」の作者中山正実画伯(1919年神戸高商卒) (2008.02.29)
石井淳蔵教授(営)等共著『マーケティング優良企業の条件』刊行 (2008.02.28)
宮本和義・アトリエM5編『近代建築散歩 京都・大阪・神戸編 (2008.02.27)
コウノトリ野生復帰推進協議会会長をつとめる保田茂名誉教授(農) (2008.02.26)
兼光里江さん(2007年経卒)、東京ウィンドハーモニーオーケストラにもデビュー (2008.02.25)
脇田晴子さん(1956年文卒)の新著〔共著)『物語 京都の歴史』 (2008.02.22)
黒岩章さん(1976年経卒)の新著『はじめての人の貿易入門塾』 (2008.02.21)
山内乾史准教授(国際協力)の監訳書『移民・教育・社会変動―ヨーロッパとオーストラリアの移民問題と教育政策―』 (2008.02.19)
松崎光弘大阪青少年会館館長(1992年院自然科学修了)インタビュー (2008.02.18)
自然発毛する頭皮を開発ー神戸大など共同研究ー (2008.02.15)
「神戸発 瀬戸内クルーズ」を提言、上川庄二郎さん(1960年法卒) (2008.02.14)
ジョー小泉さん(1971年工院修了)、米ボクシングの殿堂入り (2008.02.13)
NHKの連続テレビ小説「ちりとてちん」に出演中の桂吉弥さん(1995年教卒) (2008.02.12)
ギャラリー島田、30周年記念誌『30年目の透視図』刊行 (2008.02.08)
マダガスカル経済貿易産業大臣に神戸大卒業生が就任 (2008.02.07)
山岸八郎さん(1951年兵庫師範卒)が起業したフジッコの「社名の由来」 (2008.02.05)
1月17日付読売新聞に神戸大学野上智行学長登場 (2008.02.04)
住友商事加藤進社長(1970年経卒)、社長就任半年の心境を語る (2008.02.01)
西野努さん(1992年営卒)の講演に世代を超えた80名余が参集(第17回神戸大学ミドル会) (2008.01.31)
木村幹教授(国際協力)の著書2冊、毎日新聞読書欄で紹介 (2008.01.30)
肥満の原因たんぱく質発見、春日雅人教授、野口哲也助教(医)ら (2008.01.29)
南輝子さん(1967年文卒)制作のジャズ・コンサートCD(ライブ盤)発売 (2008.01.28)
川崎重工業大橋忠晴社長(1969年工卒)、経営を語る (2008.01.25)
NI帝人商事森田順二社長(1970年経卒)、経営を語る (2008.01.24)
池田暁子(1992年教卒)さんの新著『貯められない女のためのこんどこそ!貯める技術』 (2008.01.23)
衛藤卓也福岡大学長(1974年営博)、姫野東京経済大教授(1975年営博)との交遊を語る (2008.01.22)
小西英二准教授(医)等、デング熱ワクチンを開発 (2008.01.21)
第1回企業ミュージアム社会貢献賞募集 (2008.01.17)
永田照喜治さん(1948年神戸経済大卒)ゆかりの新著『しっかり育つよ!ベランダ・永田農法』 (2008.01.16)
東京六甲男声合唱団第2回定期演奏会開催(4月12日) (2008.01.15)
高橋昌明教授(文)の新著『平清盛 福原の夢』 (2008.01.11)
ダミアン・フラナガンさんが、2冊目の夏目漱石に関する著書を出版 (2008.01.10)
神戸大学卒"金メダル社員"の二人 「プレジデント」(2007年12月31日) (2008.01.09)
大隅徳保さん(1957年営卒)の新著『季語の楽しみ』から”正月の季語” (2008.01.07)
京都大学山中伸弥教授(1987年医卒)、2007年度朝日賞受賞 (2008.01.07)
神戸大学東京オフィスからのお知らせ(12月22日で年内業務終了)(2008.12.22)

神戸大学東京オフィスからお知らせ致します。

東京凌霜クラブは12月22日をもって年内の業務を終えます。これに伴い、神戸大学東京オフィスの業務も12月22日で年内の業務を修了いたします。

新年は、1月6日(火)午前10時から業務を開始いたします。

皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい。


韓日合同セミナーで講演、温基云毎日経済新聞社論説委員(1992年営博修了)(2008.12.22)

11月12日付の日経紙に韓国特集記事が掲載されていた。9月26日にソウルで開催された日韓合同セミナーの模様が報じられている。このセミナーで講演をしたのが毎日経済新聞社(韓国)の論説委員をつとめる温基云(オンギウン)氏。講演は韓国の消費構造がテーマであった。以下は、その抄録。

韓国経済は通貨危機の後、乱高下の状況が続いている。金融危機で少なくとも来年末までは非常に厳しい状況。韓国の消費の特徴は、教育費の割合が高いこと、高齢者の消費性向が急上昇していることである。GDPを高め、株式市場を活性化して資産価値の安定を図ることが消費を伸ばす道だ。

温氏は1985年ソウル大院修了。神戸大(営)院を経て産業研究院産業分析室長を歴任する。2000年に論説委員として毎日経済新聞社入社した。

(注)日本経済新聞では、温基云毎日経済新聞社論説委員を神戸大学大学院経済学研究科修了と表記していたが、凌霜会名簿、大学発行の卒業生名簿等を参照したところ、経営学研究科修了が正しいことが判明した。


大住敏之さん(1967年経卒)立命館アジア太平洋大学で経営学を英語で講義(2008.12.19)

元川鉄エンジニアリング取締役の大住敏之さん(1967年経卒)、定年後は青山学院大学、立命館アジア太平洋大学(大分県別府市)で、経営学を講じている。今年の11月からは、立命館アジア太平洋大学での英語による講義を開始した。川崎製鉄(現JFE)在職中に米国に留学しMBA資格をとったことが役に立ったわけである。

立命館アジア太平洋大学は、京都市に本部を置く学校法人立命館が2000年に設置した新しい大学。日本を含む世界87カ国から学生が集まり(ただしその大半は、韓国や中国といった近隣国から)、教員の約半数が外国籍。


神戸まちづくり研究所野崎隆一事務局長(1967年工卒)、街づくり支援活動を語る(2008.12.18)

11月30日付毎日新聞に、NPO神戸まちづくり研究所の野崎隆一(のざき・りゅういち)事務局長が登場、街づくり支援活動を語っている。
 
震災直後、野崎さんは「何か支援できることはないだろうか」と、知り合いの建築家らと、魚崎地区(神戸市東灘区)の避難所で無料相談を始めた。家屋の安全性の判定などに取り組んだ結果、家屋や市場の共同建て替えや道路の拡幅など、災害に強い街を主体的に作ろうという動きが、若い住民らを中心に生れる。これが「まちづくり準備協議会」の組織につながった。
 
野崎隆一さんは、西宮市の出身。1967年神戸大学工学部建築学科卒、建築設計事務所「遊空間工房」代表をつとめる。仮設住宅入居高齢者の「終(つい)の住まい」となるコレクティブハウジング建設や、参加者が歩いた距離に応じて募金する「KOBE i ウォ-ク」の企画・運営に携わる。著書に『市民社会をつくる~震後KOBE発アクションプラン』等がある。

【参考】神戸まちづくり研究所のホームページ
http://www.kobe-machiken.org


中井久夫名誉教授(医)の新著『日時計の影』(2008.12.16)


中井久夫名誉教授(医)の第7エッセイ集『日時計の影』(みすず書房、定価3000円+税)が、刊行された。「河合隼雄との出会い」ほか33篇のエッセイが収録されている。

統合失調症を中心に長年の臨床体験を語った「患者に告げること患者に聞くこと」「老年期認知症への対応と生活支援」「トラウマについての断層」等専門的な文章がある。一方、著者の「風景構成法」誕生の契機となった河合隼雄との出会い、その仕事と人間を綴った「河合隼雄先生の対談集に寄せて」、そして「神戸という町の隠れたデザイン」「敗戦直後の山岳部北アルプス行き」「伝記の読み方、愉しみ方」、精神医学からみたブルースト論、自伝的書下ろし「ヴァレリーと私」等々多彩な内容。

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伊藤忠テクノソリューションズ奥田陽一社長(1970年営卒)、SI業界を語る(2008.12.15)

10月26日付産経新聞に伊藤忠テクノソリューションズ奥田陽一社長(1970年営卒)が登場、最近のSI(システムインテグレーター)業界を語っている。

情報システムの構築を請け負うSI業界の人気にかげりが見えているのではないかという質問に対して、奥田社長は、次のように回答している。

SI企業は全国で1万社以上ある。一見、最先端で華やかなイメージもあるが、下請け的な仕事も多く労働環境がかなり厳しいところもある。こうした状況の中で、競争激化によるプレッシャーと顧客からの価格引下げ要求などが業界の魅力低下を招いている。日本には技術に立脚したソフトウエア産業も少なく、SI業界は面白いということをもっとPRしていかないと優秀な人材は集まらない。

奥田社長は、SI業界の飛躍のポイントとして、業界の地位向上が重要であるとし、そのためにはグローバル展開がカギであると語っていた。伊藤忠テクノソリューションズでは、世界7ヵ所にある海外拠点をベースに、海外進出する日本企業に対して現地でのシシテム構築やサポートサービスを提供している。4月にはインドIT(情報技術)企業のウィプロ・リミテッドと国内外のSIビジネス分野で包括提携することで合意したという。

奥田陽一(おくだ・よういち)さんは、大阪府の出身。1970年に伊藤忠商事入社。常務、専務、副社長を経て、2005年から現職にある。


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五百旗頭真名誉教授(法)の新著『歴史としての現代日本』刊行(2008.12.12)

五百旗頭真(いおきべ・まこと)神戸大学名誉教授の新著『歴史としての現代日本』が、千倉書房から刊行された。全336ページで、定価は2400円+税。なお、五百旗頭名誉教授の現職は防衛大学校校長(神奈川県横須賀市)。

1996年、神戸大学大学院法学研究科五百旗頭教授(当時)は、毎日新聞の日曜日に掲載される読書欄の書評委員に就任した。以後多数の著作の書評を毎日新聞紙上に掲載してきた。本書は、その成果を中心にして編集された書評集である。

多数の書評は、以下のようなジャンル別に構成されている。

第一章:日本の歴史
第二章:自伝・回想・評伝
第三章:戦後日本の政治
第四章:日米関係
第五章:アジア
最終章:国際関係


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前衛書道先駆者関谷義道氏の書を母校神戸大学に寄贈、兵庫師範卒の田中美子さん(2008.12.11)

神戸市長田区在住で、「民舞かおる会」を主宰する田中美子さんが、前衛書道運動の先駆者である故・関谷義道氏の書作品4点を母校の神戸大学に寄贈した。

書家の関谷氏は、1920年岐阜県の生まれ。1952年、書の革新を目指して森田子龍らと「墨人会」を結成した。ニューヨーク近代美術館に作品が収蔵されるなど、国内外で高い評価を獲得している。後年は融通無碍な「心の書」を提唱し、一昨年他界した。


田中さんは神戸大の前身の一つ、兵庫師範で関谷氏に書の手ほどきを受けた。1948年に兵庫師範を卒業後も長く親交が続いた。一年ほど前から生前に託された作品を生かしたいと考え、母校への寄贈を決めた。寄贈された作品は「心華」「燦燦」と書かれた額作品二点と、扉を開くと「空無のこころ」などの文字が見られる工芸的な作品二点。いずれも晩年の作で、ほのぼのした温かみがある。作品は国際文化学部内に飾られる。
  
以上は、12月2日付神戸新聞から。この記事を書いたのは、神戸新聞記者の平松正子さん。1992年文学部の卒業生である。

【参考】神戸新聞
http://www.kobe-np.co.jp/news/bunka/0001595953.shtml


福田次期学長が抱負、「企業のマネジメント感覚を大いに役立てたい」に卒業生が注目(2008.12.10)

神戸大学の次期学長が決定した。2009年4月1日に福田秀樹自然科学系先端融合研究環長が、神戸大学の学長に就任する。11月28日には、記者会見が開かれた。各紙では「神戸大を次世代の世界的教育研究機関にしたい」という次期学長の抱負が報道されていた。

福田次期学長は、鐘淵化学工業(現カネカ)に勤務し、研究企画担当部長などを歴任。1994年に神戸大工学部教授に就任、バイオマスの研究などに取り組んできた。初の企業出身の学長となる福田次期学長は「大学に来て、会議や委員会など無駄な事務が多く、カルチャーショックを受けた」と明かし、「企業のマネジメント感覚を大いに役立てたい」と述べ、本部組織のスリム化などの方針を示した。

「本部組織のスリム化」といった言葉がスラスラ出てくる次期学長。ビジネス現場の卒業生たちには非常に新鮮に響いたようである。「大いに期待したい!」という卒業生の声が出ていた。

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市立加西病院の北嶋直人診療部長(1973年医卒)が、世界で初めてE型肝炎が野生動物から人間に感染するルートを特定(2008.12.09)

第48回近畿医学検査学会の公開講座ががこのほど、神戸・ポートアイランドで開催された。市立加西病院の北嶋直人診療部長は、この公開講座で、世界で初めてE型肝炎が野生動物から人間に感染するルートを特定した調査を報告した。以下は11月5日付神戸新聞からの抜粋。

2003年4月、加西病院に全身の倦怠感を訴えた男性が入院し、さらにその9日後、その父親も似た症状で入院した。主治医が二人の共通点を注意深く探っていくと、2ヵ月前にシカ肉を生で食べていたことが判明した。シカ肉は火を通すと固くなるので、生で食べる習慣があるそうだ。興味を持った主治医がさらに調べていくと、二人を含め同じシカ肉を食べた4人が急性E型肝炎になっていたことが判明する。幸いなことに、食べ残しのシカ肉が冷凍保管されていた。しかも食べた日付入りで。

感染ルートを特定する上でまたとないチャンスとなった。しかし、一病院では十分な検査もできない。同年5月の肝臓病学会で、E型肝炎が専門の東芝病院の三代俊治先生に相談したところ「非常に興味深い。すぐに検体を送ってほしい」ということとなり、研究を進めるきっかけができる。検査の結果、シカ肉のウイルスと患者のウイルスが同じものと分かる。E型肝炎ウイルスが野生動物から感染した世界で初めての証拠となった。

北嶋部長は、1973年神戸大学医学部を卒業。三木市民病院内科主任医長を経て、加西病院へ。日本内科学会認定専門医、日本消化器病学会指導医、日本消化器内視鏡学会認定医。


エコノミスト誌「2008年の経営者」欄に、佐世保重工業森島英一社長(1964年経卒)(2008.12.08)

毎日新聞社発行の週刊経済雑誌エコノミストの「2008年の経営者」欄に、佐世保重工業森島英一(もりしま・ひでかず)社長が登場、「船バブル弾けた市況下落は一時的」のタイトルのもと造船業界についてのインタビューを受けている。森島社長は、1964年に神戸大学経済学部を卒業、日商(現双日)に入社。2000年、韓国日商岩井社長を経て、2002年佐世保重工業専務取締役に、2005年6月に社長に就任している。

造船業界の現状について、森島社長は「造船の世界は2年好況が続くと、船が余り始め、その後7,8年、不況が続くというサイクルを繰り返してきました。しかし今回は、03年ころから好況となり、4,5年続いたわけです。かつての「好況2年」を大幅に伸ばしたという意味では、有史以来というか、新しいパラダイムに入ったといえるかもしれません。ただ、ここへきて市況は一気にガタっと落ちました。(中略)市況の落ち込みは一時的な現象だと見ているのですが─。それにしても、相当シビアな下落であることは間違いありません」と語る。

森島社長の30代は「商社マンとして、ノルウェーの首都オスロに駐在。ノルウェーは世界有数の海運国のため、船主に船を売ったり、荷物の世話をしたり、また、シップファイナンス(船舶金融)を取りまとめる仕事などに奔走。お子様2人もオスロ生まれ。冬はスキー三昧だった」そうだ。


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平成20年度地域文化功労者文部科学大臣表彰、版画家川西祐三郎さん(2008.12.05)

版画「神戸大学十八景」の作者である川西祐三郎(かわにし・ゆうざぶろう)さん が、平成20年度地域文化功労者文部科学大臣表彰を受けた(11月28日毎日新聞等)。表彰式は、11月28日東京都千代田区の如水会館で開かれた。

川西祐三郎さん(1923年生まれ)は、父川西英さん(1894~1965)に続く親子2代の版画家(国画会会員)。『兵庫の四季』(1981年、学習研究社)、『神戸百景』(1989年、神戸新聞社)等の画集が出版されている。神戸大学とのご縁は古く、「経済・経営学部」、「医学部」(ともに1991年)に始まり、各学部の学舎、記念館を次々と美しい版画作品として残されてきた。2003年の「海事科学部」をもって神戸大学をテーマとした十八作品が揃う。これを記念して、2004年11月には「版画家川西祐三郎「神戸大学全十八景」展」が神戸大学百年記念館1階展示ホールで開催された(下記)。

http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2004_11_10_01.htm

地域文化功労者表彰は、全国各地域において、芸術文化の振興、文化財の保護に尽力する等地域文化の振興に功績のあった個人及び団体に対して、その功績をたたえて文部科学大臣が表彰するもの。毎年、全国で個人及び団体合わせて100人(団体)程度が表彰されている。兵庫県関係で受賞したのは、川西さんのほか、大杉ざんざこ踊保存会の由井 花子さん、淡路人形浄瑠璃伝承者の竹本友喜美さん。


嶋内秀之さん(2004年営院修了)の共著『ベンチャーキャピタルからの資金調達』第2版刊行(2008.12.04)

オリックス大阪支店の嶋内秀之さん(2004年営院修了)と営業創造(株)伊藤一彦代表が共著で出版した『ベンチャーキャピタルからの資金調達』(2006年、中央経済社)が好評を博し、早くも今秋第2版が刊行された。定価は2200円+税。

嶋内さんは1996年に立命館大学を卒業、同年オリックス入社した。現在は同社大阪支店にてベンチャーキャピタル業務に従事している。本書は神戸大学で学んだMBAホルダーのキャピタリスト(嶋内さん)、中小企業診断士のベンチャー社長(伊藤さん)の二人の視点から、ベンチャーキャピタルから資金調達を受ける方法を解説している。図表が多く読みやすい編集方針が採られている。

第2版での主な改訂点は、以下のとおり。
第一部においては、株価決定要因に対する記述を補強。
第二部においては、会社法への対応・事業計画例の拡充。

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「シェル美術賞」準グランプリに、三宅由希子さん(1995年教卒)(2008.12.03)

若手画家発掘を目的とした公募展「シェル美術賞」に、1995年に神戸大学教育学部卒業した三宅由希子さんの作品「すべてを受け入れる」が、準グランプリに輝いた。今回は、過去最高の1700点の応募があった「シェル美術賞2008」であった。グランプリの該当作はなく、三宅さんの受賞した準グランプリが最高位である。三宅さんは現在兵庫県立星陵高校教諭。

「シェル美術賞」は、昭和シェル石油が主催。新しい現代絵画の時代・表現を担う若手作家を発掘することを目的として1956年に発足している。1981年に一旦応募停止したが、昭和シェル現代美術賞(1996年 - 2001年)を経て、2004年に再開した。

【参考】シェル美術賞2008のホームページ
http://www.showa-shell.co.jp/society/philanthropy/art/ticket.html
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ひょうご環境創造協会、神戸大学等が稲ワラでエタノール製造実験に本格着手(2008.12.02)

ひょうご環境創造協会(神戸市須磨区)、神戸大学等が稲ワラでエタノール製造実験に本格着手する(11月18日付日経)。ひょうご環境創造協会は、兵庫県の外郭団体。第一弾として県立農林水産技術センター(加西市)の研究用水田で集めたワラを使い、エタノールを生産する。2009年度には県内の生産者から実際に稲ワラを集め、2010年度には実用化が可能か研究結果を取りまとめる。

ひょうご環境創造協会は今年、地元の農協や神戸大学、三菱重工業、白鶴酒造(神戸市)などとともに「ソフトセルロース利活用プロジェクト協議会」を結成。国の補助を受け、ワラの資源化の研究を始めた。

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田中啓文さん(1986年経卒)の新刊書『チュウは忠臣蔵のチュウ』(2008.12.01)

田中啓文(たなか・ひろふみ)さんの新刊書『チュウは忠臣蔵のチュウ 』が、文藝春秋社から刊行された。定価は1619円+税。

忠臣蔵を題材にした本書。でも内容はユニーク。もし四十七士の討ち入りが、忠義ではなく単なる勘違いだったら? 日本人なら誰もが知っているストーリーを大胆に読み替えた「傑作パロディ」というのが本書の性格である。

浅野内匠頭は、切腹直前に謎の老人に命を救われる。そんなこととは知らない浪士たちはやる気のない大石内蔵助を担ぎ、やっとのことで討ち入りに漕ぎつけるが、それは幕府転覆を目論む謎の老人の壮大な計画の一部だった。といった具合にストーリーは展開していく。 この作品は、2007年7月から2008年7月まで「別冊文藝春秋」に連載、本年9月に単行本として出版された。

田中さんは1962年大阪の生まれ。1986年に神戸大学経済学部を卒業したという異色の作家である。『邪馬台洞の研究』(講談社ノベルス)、『ハナシがちがう!―笑酔亭梅寿謎解噺』(集英社文庫) 等著書多数。

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岸本吉弘准教授(発)、「第3回神戸長田文化賞」を受賞(2008.11.28)

神戸大学大学院人間発達環境学研究科の岸本吉弘(きしもと・よしひろ)准教授が、「第3回神戸長田文化賞」を受賞した。この賞は、「長田に文化の種を蒔き、花を咲かせて区内外に発信している個人や団体の活動を顕彰し、「文化の香りするまち長田」を推進する」ことを目的として2006年に創設されたもの。

今般の受賞を記念し、10月21日から11月1日まで、新長田のアスタくにづか2番館特設会場で「受賞記念展覧会」が開催された。最終日には、授賞式とパーティが開かれた。

なお、神戸大学が企画した純米大吟醸酒「神戸の香」の瓶ラベルと化粧箱の絵は岸本准教授によるもの。書家の魚住和晃・国際文化学研究科教授 (号: 魚住卿山) の書とともに、「神戸の香」を飾っている。

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神戸大学のホームページから


大内伸哉教授(法)の新著『どこまでやったらクビになるか』(2008.11.27)

神戸大大学院法学研究科大内伸哉(おおうち・しんや)教授の新著
『どこまでやったらクビになるか』が、新潮新書の1冊として刊行された。定価は680円+税。

一般に、「法律はとっつきにくい」というイメージがある。 できれば関わり合いたくない。そう思われているかも知れない。 確かに法律には、国家が国民を取り締まる手段という面があることは否定できない。人を殺したり物を盗んだりすれば、法律により処罰されてしまう。借金が返せなくなれば、 法律が発動されて、財産を差し押さえら、売り払われてしまうことにもなる。生活保護の申請に行くと、行政の窓口は、法律を厳格に解釈・適用して、 なかなか受理してくれないこともあるようだ。法律は時に、庶民の味方ではなく、むしろ敵のようにみえる。 

しかし、 雇用社会のルールを定める労働法 (労働基準法、労働契約法、最低賃金法、 労働安全衛生法等) を見ると、同じ法律でも少し違った様相で見えるかもしれない。 労働法は、会社と社員のうちの「会社を取り締まる」ことを目的とするものだからである。社員にとっては、自分たちの利益を守ってくれるのが労働法だ。もう少し性格には、社員の利益と会社の利益のそれぞれがどこまで守られるのかを線引きをするルールを定めた法律といってよい。

例えば、労働契約法16条は「解雇は、 客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして、 無効とする」と定めている。会社が社員をクビにするには正当な理由が必要ということだ。 このことには、実は二つの意味がある。一つは、会社が正当な理由なしに社員をクビにしても、それは法的には無効ということ。もう一つは、会社が正当な理由をもって社員をクビにすれば、 それは法的には有効ということである。タイトルの『どこまでやったらクビになるか』には、まさにそのような意味が込められている。  
 
 
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吉田一彦名誉教授(国際文化)が、『陸海軍戦史に学ぶ 負ける組織と日本人』を書評(2008.11.26)


11月16日付産経新聞読書欄に、吉田一彦名誉教授(国際文化)が、藤井非三四著『陸海軍戦史に学ぶ 負ける組織と日本人』(集英社新書・720円)の書評を寄稿している。本書の著者は1950年生まれ。専攻は日本陸軍史である。以下は、書評の概要。

どのような組織にも病理が潜んでいる。軍隊もその例外ではない。しかもその病理は軍隊の拠って立つ社会のあり方の中に遍在している。軍隊の存在自体が社会を映す鏡ともなり得る側面がある。軍事は政治の道具ではあるが、この道具の使用法をつぶさに検証すれば、使用者の実体が垣間見えてくる。本書では、当時の日本陸軍の中国に関する情報蓄積は他国の追随を許さなかったことを指摘。このことは、あまり知られていない。

吉田名誉教授には、『暗号戦争』『騙し合いの戦争史―スパイから暗号解読まで』『知られざるインテリジェンスの世界』等の著書がある。

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大正期に始まった卒業生による東京での昼食会、4000回を迎える(2008.11.25)

本日(11月25日)、東京凌霜クラブで「火曜会」の4000回の記念会合が開かれる。「火曜会」は、大正期に始まった卒業生による東京での昼食会。以下は、今回の会合にあたり作成された4000回88年の歴史の概要である。太平洋戦争をはさみ、学制改革(神戸大学の設立)を越えて、今日迄続いてきた。文中敬称略。


・第1回火曜会
大正9年(1920年)6月22日、東京在勤者の昼食会として、丸の内東京海上ビル内中央亭で開催。参加10人。鈴木祥枝(明治40年神戸高商第1回卒、後の東京海上社長)、堀内泰吉(明治40年神戸高商第1回卒、後の東京海上常務)、小野十郎(注)が常連。毎週火曜日に例会を開催、100回毎に箱根や熱海に出かけて“大会”を開く。大正9年10月頃神戸、大阪で同様の会合が始まる。翌年には門司でも。

(注)元神戸高商助教授、担当課目は、商業算術・代数。明治36年刊『神戸高商一覧』には、氏名の下に「東京平民」と記載されていた。

・水島銕也先生寿像作成
大正12年水島銕也先生寿像の小型像(朝倉文夫作)100個を造り単価30円で頒布した。

・第500回火曜会
昭和5年7月15日、同じく中央亭で500回を祝う。
同年10月16、17、18日に黒部に記念旅行。参加は、7人(富山から参加1人)。
約10年、500回を記念して『火曜会十年史』(昭和6年、凌霜火曜会発行)を出版。表題は鈴木祥枝、題文は城崎祥造(明治40年神戸高商第1回卒)が担当。

・戦後の再開
戦争末期に中断。戦後3、4年を経て江波戸鉄太郎(明治43年神戸高商卒)の肝煎りで、京橋明治製菓の地下室で再開。その後、大林組の六車清次(昭和6年神戸高商卒)の世話で東京ステーションホテルの地下室で開く。更に、日本工業倶楽部に会場を移した。

・鈴木祥枝氏追悼午餐火曜会
昭和32年2月9日、火曜会の創始者の一人である鈴木祥枝が死去。3月12日正午日本工業倶楽部で追悼午餐会が開かれた。参加は丁度100人。

・日本工業倶楽部で2120回目の火曜会
佐渡卓(大正8年神戸高商卒)の「凌霜」193号への寄稿によると、昭和40年6月1日で2120回。前年の総出席者356人、会合数46回、1回平均8人弱。


・火曜会3462回
澤田修二(昭和11年神戸商業大卒)の「凌霜」324号への寄稿によると、平成6年6月21日の会合をもって3462回。「デビスカップ選手として勇名を馳せた鳥羽貞三氏(大正13年神戸高商卒)が今もご健在で、92歳の高齢にもかかわらずほとんど毎週この会に出席、後輩を励まされている」との記述がある。

・火曜会3900回
繁田惠弘(昭和36年経済学部卒)の「凌霜」369号への寄稿によると、平成18年2月7日に火曜会3900回目の会合が開かれた。12人が参加、祝杯を挙げたとある。

・火曜会4000回
平成20年11月25日、火曜会4000回目の会合が開かれる。
                         以上

                      企画作成:神戸大学東京オフィス


梶山寿子さん(1987年文卒)の新著『スクール・アーティスト』(2008.11.21)

ジャーナリストの梶山寿子さんの新著『スクール・アーティスト――井出良一先生 たったひとりの教育改革』が、話題を呼んでいる。この本は、大阪府高槻市の公立小学校で教員井出良一さんの「異色の教員」ぶりを描く。体育の授業中に漢字を教える、蚕を飼って生糸をとる、畑で育てた大根を調理して食べる、といった教科の壁を超えた縦横無尽の授業の連続だ。手作りのお菓子をたべながらのお茶会も楽しそう。それでいて学年末の漢字熟語テストのクラス平均点が約99点。基礎学力もしっかりつく。「私も生徒になりたい」という保護者の声もあるそうだ。

梶山寿子(かじやま・すみこ)さんは、1987年神戸大学文学部を卒業、テレビ局に勤務した。その後渡米し、1992年ニューヨーク大学大学院でメディア論を学び修士号を取得する。読売新聞現地版記者を経た後にフリーとなった。1998年に帰国し、社会・家庭問題や人物ノンフィクション、ビジネス・トレンドなど幅広い執筆活動を続けている。「ニッポン早わかり」(TVK)等、テレビ番組のコメンテーターも務め、講演活動も行う。主な著書に『子どもをいじめるな』(文春新書)『女を殴る男たち』(文藝春秋)『家族が壊れてゆく』(中央公論新社)『ジブリマジック』(講談社)『トッププロデューサーの仕事術』(日経ビジネス人文庫)など多数。

梶山さんは、朝日新聞「読書欄」の書評ライターとしても活躍中。11月16日付「読書欄」では、林總(はやし・あつむ)著『会計課長 団達也が行く!』(日経BP社、1680円)を紹介している。「小説仕立てで生きた会計を学ぶ、という趣向の本。正義感あふれる主人公が中堅の電子部品メーカーの再建に奔走する姿を通じて、「会計を実際のビジネスで使うとはどういうことか」をわかりやすく解説する」と概要を説明する。紹介の最後の部分では「若い女性社員が「女に学問は不要だ」と父親に大学進学を反対された話や、部長が面と向かって「短大卒で一般職のお前に何がわかる」と怒鳴る場面も、東京・丸の内の会社としては、今日的リアリティーに欠ける」と鋭く斬りこんでいた。


早川和男名誉教授(工)の旧著『住宅貧乏物語』、アンコール復刊(2008.11.20)

早川和男名誉教授(工)の旧著『住宅貧乏物語』が、アンコール復刊される。この本は、岩波新書(黄版)の1冊として1979年に刊行され版を重ねたてきた名著。日本の住宅政策の貧しさを鋭く追及した本である。発売は12月19日。定価は700円+税。

早川名誉教授は、1931年生まれ。専門は都市工学で、現在は長崎総合科学大学教授の職にある。著書に『空間価値論』(1973年、勁草書房)、『居住福祉』(1997年、岩波書店)等多数。


芹田健太郎名誉教授(国際協力)が代表理事をつとめる「CODE海外災害援助市民センター」が、第15回読売国際協力賞を受賞(2008.11.19)

第15回読売国際協力賞の受賞者が決定した。神戸の民間援助団体「CODE海外災害援助市民センター」に本賞、アフガニスタンで死亡した農業専門指導員、伊藤和也さん(当時31歳、静岡県掛川市出身)に特別賞がそれぞれ贈られた(10月12日付読売新聞)。

阪神大震災時の被災体験を原点に、諸外国が寄せた支援の恩恵を忘れず、「恩返しの海外被災地援助を」と設立された団体が「CODE海外災害援助市民センター」。設立は、阪神大震災から丸7年を経た2002年1月17日。目的は「海外の災害地に恒常的な支援活動を行い、その人材を育成する」こと。その母体になったのは、神戸大名誉教授芹田健太郎さんが委員長を務め、被災地の問題を議論していた「市民とNGOの『防災』国際フォーラム」であった。芹田健太郎名誉教授(国際協力)は、引き続き「CODE海外災害援助市民センター」の代表理事をつとめている。

限られた事業予算の中で、「CODE海外災害援助市民センター」は、中国・四川大地震、インド洋大津波等、20以上の国と地域で援助活動を展開してきた。

(注)CODE:Citizens towards Overseas Disaster Emergency

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プロマンドリン奏者大西功造さん(1998年農卒、2000年院修了)が、前橋でコンサートを計画(2008.11.18)

大西功造さん(1998年農卒、2000年大学院自然科学研究科修了)は、神戸大学マンドリンクラブ出身で、現在はプロのマンドリン奏者。今年のホームカミングデーでは、短時間であったが六甲台講堂で演奏を聴く事ができた。

その大西さんが来年(2009年)6月17日から19日まで、群馬県前橋市でコンサートを開催することが決まっている。前橋での公演の前日(16日)および前橋での公演の翌日(20日)には東京での公演が開催できないかと、名古屋地区、首都圏在住のマンドリン部OBたちが計画をしている。名古屋、東京でのコンサートが実現すれば、マンドリン部OBはもとより、多数の卒業生が大西さんの演奏を聴く事ができる。

【参考】 大西さんのホームページ
http://www006.upp.so-net.ne.jp/onishi/homepage/index.htm
【参考】大西さんのYouTubeの動画・・・・・・現在、121の動画が登録されていて、演奏を聴くことが出来る
http://jp.youtube.com/user/Onishikozo


日経コラム「やさしい経済学」、”経営学のフロンテイア”シリーズで金井壽宏教授(営)、小川進教授(営)が計16回連載(2008.11.17)

地主敏樹教授(経)に続いて、日経紙朝刊の連載コラム「やさしい経済学」は、金井壽宏(営)教授が、”経営学のフロンテイア”のタイトルのもと「リーダー育成の連鎖」のテーマで9月15日から25日まで8回にわたって連載した。

初回は「管理者と指導者」、続いて「「721」の法則」、最終回は「ある種の共同幻想」というもの。多面的に”リーダーの育成”を論じている。

「やさしい経済学」の、”経営学のフロンテイア”シリーズでは、金井教授に続いて小川進教授(営)が9月26日から登場する。テーマは「イノベーションの民主化」というもの。第1回「「蝉」化する製品開発」に始まり、続いて「ユーザーが主導権」そして、最終回の10月7日が「民主化から学ぶ」というタイトルであった。


東宝映画「ハイハイ3人娘」のDVDが、神戸大卒業生の間で話題に(2008.11.14)

宝塚映画が製作、東宝が配給した映画「ハイハイ3人娘」(1963年)のDVD(下記)が、今春発売された。この映画は、神戸大学のキャンパスでロケがおこなわれた。映画を通じて40年以上前の母校の風景を見た卒業生からは「懐かしい」の声が多数寄せられた。神戸大学正門前、今は登録有形文化財に指定された図書館(社会科学系)、六甲台本館前の前庭。そして、旧六甲ハイツ跡地に新築なった工学部の赤レンガ(塔屋)も写っている。

「人気の“3人娘”が、明るく楽しく華やかに青春を謳歌する、青春歌謡映画の傑作!」というのが、この映画のキャッチフレーズ。まだ10代の中尾ミエ、園まり、伊東ゆかりの3人娘が主役。高島忠夫、田辺靖雄、スリーファンキーズ。そして、ハナ肇、植木等、谷啓が出演する青春映画である。主題歌の「ハイハイ3人娘」、その他「ハイそれまでヨ」「ナカナカ見つからない」「五万節」等当時の流行歌が多数歌われる。封切りは1963年1月、ロケは前年の晩秋であったであろうか。

映画「ハイハイ3人娘」のDVDは、今年3月の発売で、現在購入可能だ。4500円+税と、チョット値段がはるが、昭和30年代後半から40年代はじめの卒業生たちにとっては、「お金には換えられないお宝」となるかもしれない。

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プロギタリスト松田晃演さん(1957年経卒)の演奏をYou-Tubeでどうぞ(2008.11.13)

神戸大学経済学部卒という異色のギタリスト松田晃演(まつだ・あきのぶ)さん。卒業は、1957年。この年、「ギターの友」新人音楽賞を受賞した。1959年には、来日中のアンドレス・セゴビアに認められ渡欧、セゴビアのもとで学ぶ。以後、演奏会に、指導に、著作にと活躍を続ける。2006年の神戸大学第1回ホームカミングデーで演奏会が催された。

その松田さんの演奏をYou-Tubeで聴く事ができる。以下のURLをクリックしてください。

http://jp.youtube.com/watch?v=6uf1A12bVLg

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(松田晃演著『ギターは小さな星のオーケストラ』2001年、文芸社)


橋本萬平名誉教授(教養)の新著『科学史の横道』(2008.11.12)

2006年11月21日に享年93歳で死去した橋本萬平名誉教授(教養)の著書『科学史の横道』が、日本古書通信社から刊行された。定価は、2500円+税。目次は以下のとおり。

第1章 時の本・時の鐘
第2章 鳴り砂を求めて
第3章 大ざっしょ
第4章 科学史の横道
第5章 西洋度量衡の受容

本書の「はしがき」で、橋本名誉教授は「学者に化けそこなった私の書く文章は、論文という程の堅苦しさはなく、さりとて随筆と割り切るまでの度胸もない。どこの分類に入れてよいか分からない中途半端なものである」と謙遜しながら、本書のできあがった経緯を述べている。実は、生前に出版の準備がされており、「はしがき」も生前に出来上がっていたそうだ。

橋本萬平(はしもと・まんぺい)名誉教授は、1913年(大正2年)生れ。京都帝国大学理学部卒、1976年(昭和51年)神戸大学教養部を定年退職した。『日本の時刻制度』『計測の文化史』『狛犬をさがして』『地震学事始』『素人学者の古書探求』等多数の著書がある。

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【参考】旧制姫路高校(後の神戸大学姫路分校)の物理実験機器コレクション(神戸大学ホームページ)

http://www.kobe-u.ac.jp/info/history/virtual-museum/former-himeji-highschool/history/index.html

旧制姫路高校物理教室で購入された物品のリストが、故橋本萬平名誉教授所蔵であること。このリストには570項目(約700点:机、椅子、戸棚、工具等を含む)が記録されていると記されている。


中牟田喜一郎元岩田屋会長(1940年旧制神戸商業大学卒、元日本テニス協会会長)死去(2008.11.11)

元岩田屋会長で、神戸大学庭球倶楽部(硬式庭球部OB会)名誉会長の中牟田喜一郎(なかむた・きいちろう)氏が、10月18日死去した。93歳。10月27日、中牟田家による「お別れ会」が福岡市博多区住吉のグランド・ハイアット・福岡であった。以下は10月20日付西日本新聞等による。

中牟田さんは、1940年(昭和15年)旧制神戸商業大学(現神戸大)卒業に岩井産業(現双日)に入社する。その後、1945年に岩田屋に入社した。創業者で父の喜兵衛氏の後を継ぎ、1947年から38年間にわたり同社の社長を務めた(1985年に会長就任)。流通業界競争激化の中、2002年、岩田屋の私的整理に踏み切り、これを機に経営責任を取り同年5月に会長を退任、特別顧問となる。

社長在任中に、福岡市・天神の旧岩田屋新館や、久留米岩田屋(福岡県久留米市)など多店舗展開を図り、九州最大手の百貨店としての地位を確立。スーパーのサニー(同)や高級インテリア販売のニック(同)を設立するなど地元流通業の“顔”として知られた。財界活動では、九州百貨店協会会長のほか、福岡経済同友会代表幹事、福岡商工会議所副会頭などを歴任した。

地域貢献や国際化、文化・スポーツ振興活動にも尽力。学生時代からテニスの選手として鳴らし、1952年にはデビスカップの日本選手団の監督を務めた。また、日本テニス協会会長を務めた。


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「腎移植推進月間」に、藤澤正人教授(医)が、コメント(2008.11.10)

10月は腎移植推進月間だった。10月26日付神戸新聞に、その関連記事が掲載された。日本の腎臓移植における移植後の腎生着率は世界的にみても良好である。にもかかわらず、臓器提供者が少ないため、いわゆる「献腎移植」の比率が諸外国に比べ非常に低い。腎疾患を抱え提供者を待つ人の中には、小さな子どもたちも含まれる。小児の場合は大人と違い、なるべく早く移植することが生活の質にとってとても重要である。

記事では、藤澤正人教授(医)が登場、インタビュー方式で腎移植問題を分かりやすくコメントしていた。以下は抄録。

■小児が腎移植を受けるのは、どのような病気からですか。

「小児は、大人と違って腎炎によるもの以外に、腎臓の形成不全など、先天性の腎尿路奇形による腎不全が意外に多くみられます」

■透析が必要になるかと思いますが、大人とは方法が違うのですか?

「大人は機械で血液を浄化して体に戻す『血液透析』が9割以上ですが、これを小児に行うのは困難が多いため『腹膜透析』を使います。おなかの中に点滴液を入れておくと、血液中の老廃物が液の中にたまるので、それを取り出すことを繰り返す方法です。ただこれも長期になると問題が生じるので、いつまでも続けてはいられません」


川崎重工業大橋忠晴社長(1969年工卒)、「行きすぎた金融資本主義」を批判(2008.11.07)

10月27付の日経紙のコラム「人こと」に、川崎重工業大橋忠晴社長(1969年工卒)が登場、「行きすぎた金融資本主義は世界のもの作りを破壊する」と発言している。

「金融は企業活動の“血液”となり事業を円滑化させる役目がある」一方で、投機マネーや証券化商品の過剰な流通が「商品市況や実態経済を混乱させ、製造業の力を低下させる」と大橋社長はみる。

しかし、金融危機に世界が揺れる今こそ、製造業にヒトやカネを引き戻す「もの作り復権の好機」と大橋社長。「技術革新こそ世界経済の原動力だ」と改めて強調。製造業企業のトップとして「技術力を停滞させないよう、どんなに苦しくても開発の手綱はゆるめない」と心に誓う。

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神戸大学海事科学部創立90周年を祝う式典 10月25日(2008.11.05)

10月25日、神戸大学海事科学部創立90周年を祝う式典が深江キャンパスで開かれた。卒業生や関係者約300人が出席、日本の海運を支えてきた歩みを振り返り、発展を誓い合った(10月26日付神戸新聞)。

1917年(大正6年)、私立川崎商船学校として発足し、1920年に官立の高等商船学校に。その後、神戸商船大学と発展し、2003年に神戸大学と統合して海事科学部となり、このたび90周年を祝うことになった。

式典では、神戸大学野上智行学長が「海事分野の拠点大学として責任を持ち、日本だけでなく世界に貢献したい」と式辞を述べた。海事科学研究科の石田廣史科長は「海事教育に力を注いでこられた先輩に敬意を表したい」と話した。

記念講演では、商船三井の鈴木邦雄会長が「日本の海運会社は強い。世界での活躍を目指して頑張ってほしい」と激励。ゲストとして招かれた元プロ野球選手の村田兆治さんは右ひじの手術を乗り越えた経験に触れ、「決してあきらめず、悔いを残さないよう自分を貫いてほしい」と熱く語りかけた。

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鹿島和夫さん(1958年教卒)の新著『ダックス先生の保育園物語』(2008.11.04)

鹿島和夫さんは、1958年、神戸大学教育学部(現発達科学部)卒業後、小学校教員となり1996年の定年退職まで小学校教員をつとめた。その間、『一年一組 せんせい あのね-詩とカメラの学級ドキュメント-』(1981年、理論社)をはじめ多数の編著書を世に送り出している。1979年には、児童詩の指導実践で北原白秋賞受賞した。今般の著作は『ダックス先生の保育園物語』、ミネルヴァ書房から刊行された。定価は1800円+税。

67の物語から子どもたちの実際の姿が鮮明に浮かんでくる。子育てのヒントになる1冊である。以下は、目次の概要。

  1 子どもの世界・子どもの心(17話)
    お医者さんごっこ/ゆずってあげる/他
  2 ダックス先生と子どもと(13話)
    こわいー/歯科検診/他
  3 保育士と子どもと(10話)
    おやすみむにゃむにゃ/おしめですよ/他
  4 父親と子どもと(6話)
    かばとばか/結婚してくれてありがとう/他
  5 母親と子どもと(14話)
    おばちゃん、こわいね/スキスキ/他
  6 老人と障害児と子どもと(7話)
    左手ぶらぶら/野菜のカンパ/他
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日本総研岡田哲郎マクロ経済研究センター長(1988年経卒、1993年営院修了)インタビュー(2008.10.31)

フジサンケイビジネスアイ(9月25日付)に、日本総研岡田哲郎マクロ経済研究センター長のインタビュー記事が掲載されている。以下はその概要。

日本経済の成長力を向上させるには、海外に活躍の場を求める企業や個人を呼び戻し、さらに成長性の高い産業競争力の飛躍的強化を図る必要がある。成長力の底上げに成果をあげた欧米の成功事例をみると、共通する政策方針として、
①グローバル化への積極対応
②知識資本の蓄積
③規制緩和による競争促進ーの3つが挙げられる。
新政権には、そうした成長戦略の大方針のもと、強力な推進策を断行していくことが期待される。

岡田センター長は、1965年愛媛県生まれ。神戸大学経済学部卒。1988年住友銀行(現三井住友銀行)入行。1993年神戸大学大学院修士課程(経営学)を修了している。1994年に日本総合研究所出向、2007年から現職。著書に『金融を読む辞典』(共著、東洋経済新報社)などがある。


三井昌志さん(1998年工卒)の写真集『スマイルプラネット』刊行(2008.10.30)

写真家三井昌志(みつい・まさし)さんの5冊目の写真集『スマイルプラネット』(パロル舎)が刊行された。オールカラー、100ページで定価は1800円+税。三井さんは、1974年京都市の生まれ。
神戸大学工学部機械科卒業後、機械メーカーに就職しエンジニアとして2年間働いた後退社した。2000年12月から10ヶ月に渡ってユーラシア大陸一周の旅に出る。以降、旅写真家としてアジアを中心に旅を続け、アジアの人々の飾らない日常を撮り続けている。訪問国は36ヶ国にわたる。

【参考】三井昌志さんのホームページ「たびそら」
http://www.tabisora.com/


京都で旧三商大OB懇親会(2008.10.29)

10月22日、京都駅隣接のセンチュリーホテルで旧三商大OBの合同懇親会が開かれた。年1回の開催で、今回は38回目。旧三商大というのは一橋大、神戸大、大阪市大が、戦前に”商大”だったことに由来する。スポーツ、学門ともに新制大学となってからも交流があるが、同窓会レベルでも交流がある。

第一部は講演会。今年は一橋大が当番幹事。講師は一橋大学卒業生の浜矩子同志社大学教授(1975年卒、元三菱総研)、「初の同時多発危機に当面するグローバル経済;突破口はいずこ?」の演題であった。過度の規制緩和をもたらし格差社会を現出させた竹中平蔵氏に対する厳しい批判が印象に残る。

第二部は乾杯の後歓談に入る。会費1万円にふさわしい洋食をいただきながらテーブルを囲んで、または他のテーブルにチョット足を運んで、コミュニケーションをはかる。

最後に各校の歌を歌って散会。神戸大は「商神」を歌う。参加は約90名(神戸大卒20名)、女性、平成期の卒業生もチラホラという感じ。最長老は1940年卒(一橋大)、最年少は2005年院修了(同)であった。


坂本孝司さん(1978年営卒)の新著『会計で会社を強くする』(2008.10.28)

税理士・米国公認会計士の坂本孝司さん(1978年営卒)の新著『会計で会社を強くする』が、TKC出版から刊行された。定価は1800円+税。

本書において、著者が力説するのは、「会計」が持つ大きな力。この「会計力」を身に付けることによって、企業の足腰は確実に強くなる。「従来の技術力や営業力などに加え、会計力という新たな武器を手にした会社は、「虎に翼」ともいうべき強大なパワーを発揮できるようになるでしょう」と著者は面白い比喩を使って説明している。本書では、その理由を細かく説明。過去を振り返り、会計力が企業経営にとっていかに重要かを洋の東西の事例を示す。

今後、昔の高度経済成長期のようにどの企業も右肩上がりの成長を享受できる時代ではない。しかし、「会計という強大なパワーを身につければ、あなたの会社は確実に強くなり、困難な経営環境に打ち勝つことができるはず」と坂本さんは読者に語りかける。

坂本孝司さんは、1956年生まれ。1978年に神戸大学経営学部卒業、同年税理士合格した。1981年に浜松市で会計事務所を開業し、TKCに入会。1992年東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。1997年同大学院法学政治学研究科後期博士課程単位取得。静岡理工科大学大学院客員教授、信州大学法科大学院非常勤講師などもつとめている。税理士法人坂本&パートナー理事長(税理士・米国公認会計士)。


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稲場圭信准教授(発)の新著『思いやり格差が日本をダメにする』(2008.10.27)

神戸大学大学院人間発達環境学研究科の稲場圭信(いなば・けいしん)准教授による『思いやり格差が日本をダメにするー支え合う社会をつくる8つのアプローチ』(NHK出版・生活人新書)が、刊行された。定価は660円+税。

最近、食の偽装、粉飾決算、違法派遣、教員採用試験をめぐる汚職、無差別殺人など、いやな事件が後を絶たない。稲場准教授は、これらの事件の根底に人や社会に対する「思いやり」の欠如があるからだと見る。「いま、私たち日本人は思いやりのない人とある人とに分断されています。いわば「思いやり格差社会」が生まれつつあるのではないでしょうか」と問いかける。これが本書のテーマである。

自分の利益しか考えない人がいる。日本国内で収益を上げながら”税金逃れ”のために海外に拠点をうつす企業や資産家がいる。消費者の安全をないがしろにして利潤を上げ、それを隠蔽する企業もマスコミ報道で明らかになった。その一方、自分を犠牲にして他者のために行動する人々がいる。忙しい日常の合間にボランティア活動にいそしむ人もい。自分の生活だけでも大変なのに、日々小さな親切を実践している人たちの存在も見逃せない。


稲場准教授は、1969年東京の生まれ。東京大学文学部卒業、ロンドン大学大学院博士課程卒博士号取得(宗教社会学博士)。主な研究分野は利他主義、宗教の社会貢献活動、スピリチュアリティ等。


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小谷允志さん(昭34法)の新著『今、なぜ記録管理なのか=記録管理のパラダイムシフト 』(2008.10.23)

小谷允志さん(昭34法)の著書『今、なぜ記録管理なのか=記録管理のパラダイムシフト―コンプライアンスと説明責任のために 』が、日外アソシエーツから刊行された。定価は3500円+税。

著者の小谷允志(こたに・まさし)さんは、(株)リコー勤務を経て、現在は日本レコードマネジメント(株)レコードマネジメント研究所所長の職にある。かたわら記録管理学会会長、ARMA(国際記録管理者協会)東京支部理事をつとめる。著書に『情報公開制度の新たな展望』(共著)((財)行政管理研究センター、2000年)、『文書管理と情報技術』(共著)(日本経営協会 2007年)等がある。

記録管理の後進国であった日本。しかし、その環境は大きく変わりつつある。この2月、「公文書管理の在り方等に関する有識者会議」を設置、7月には同会議の中間報告が首相に提出された。10月には最終報告書が出され、更にこれを基にした公文書管理法(仮称)案の提出が予定されている。ただし、多くの課題も存在する。公文書管理担当機関の具体的な体制・権限をどうするのか、レコードマネジャー・アーキビストといった専門職の育成、電子文書化の問題への取り組み等々である。

最大の問題は、予想される霞が関官僚の抵抗。この硬い壁を打破し、公文書管理法(仮称)案で示された理念や方向性がどこまで法制化され、施行段階で実行に移されるか。これが課題である。中間報告には、小谷さんが長年主張してきた「文書管理の目的は説明責任にあること」、「現用と非現用文書の一元的な管理」、「レコードマネジャーの専門職体制の確立」などの基本的な考え方が盛り込まれた。小谷さんは、このタイミングを捉え、本書を世に送り出した。

国の文書管理改革が進めば、自治体そして民間企業へと伝播が期待できる。そうなれば日本の文書・記録管理が国際的なレベルに一歩近づくことになろう。これが小谷さん展望である。終身雇用制の崩壊、非正規社員の増加等により、組織に対する忠誠心が失われてきた。一方、団塊の世代の退職等により、組織から高度な技術やノウハウが失われるという危機に直面している。

今までは教育レベルが高い優秀な社員によって支えられ、何とかなってきた企業内文書管理。近い将来、行き詰まるのは目に見えている。国の公文書管理改革に倣い、民間においても真剣な改革を行わなければならない。さもなくば、重要な文書・記録が全く残らないという事態になりかねない。ぜひ国の取り組みを参考にして、本格的な文書・記録管理の仕組みを構築して行かねばならない。これが小谷さんの強い思いである。
 
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新矢恭子准教授(医)、産経紙「大学発フロントランナー」欄に登場(2008.10.22)

10月7日付産経新聞「大学発フロントランナー」欄に新矢恭子(しんや・きょうこ)准教授(医)が登場している。新矢准教授は、鳥を宿主とするインフルエンザウイルスが、突然変異することなくヒトに感染する仕組みを初めて解明した。「単純な構造ながら、宿主の細胞を強力にハイジャックするウイルスにひかれています」と新矢准教授は語る。

獣医となるのが夢だった新矢准教授。1993年鳥取大学卒業後、念願かなって獣医になってから悩み始めた。「獣医も含め臨床医というのは、病気を治すこと症状を軽くすることが目標なんですが、私は治療よりも『なぜこの病気になるのだろう』という点に関心が向いてしまった」という。

探究心に突き動かされ、わずか半年で獣医を辞め、製薬会社に就職、動物医薬の研究を進める。3年後の1997年には研究の場を再び大学に求めた。大学・研究所を何度も移ってきた。神戸大学へは昨年10月から。夫と子供二人を鳥取に残しての単身赴任生活も長期にわたっている。「寂しがる子供をみると悶々(もんもん)とします。でも、チャンスがあるなら、少しでもいい環境で研究を続けたい。2週間に一度は自宅に帰るようにしています」と新矢准教授は語る。


水島一也名誉教授(営)の喜寿記念論文集刊行(2008.10.21)

田村祐一郎、高尾厚、岡田太志編『保険制度の新潮流』が千倉書房から刊行された。定価は、3200円+税。本書は、水島一也神戸大学名誉教授(営)の喜寿記念論文集として出版されたもの。編者の田村祐一郎(流通科学大)、高尾厚(神戸大)、岡田太志(関西学院大)等の水島名誉教授門下生をはじめとして全国の大学の保険、リスクマネジメント研究者たちが論文を寄稿している。巻末には「水島一也博士略歴・著作目録」を掲載。
 
本書は、水島名誉教授の主要著作である『近代保険論』(1961年)、『現代保険経済』(初版は1979年、2006年に第8版)と同じく千倉書房から発行された。この千倉書房からは、水島教授関係者による「保険学シリーズ」(1974年に、モートン・ケラー著/田村祐一郎・塗明憲共訳『生命保険会社と企業権力 アメリカ生命保険企業史論』でスタート。2005年に、20巻目の久保英也著『生命保険業の新潮流と将来像』)が継続的に刊行されている。

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大阪商工信用金庫片桐陽理事長(1965年経卒)、フィランソロピーを語る(2008.10.20)

日本フィランソロピー協会発行の機関誌「フィランソロピー」(10、11月号)に大阪商工信用金庫片桐陽理事長(1965年経卒)が登場、「私のフィランソロピー」という題で小文を寄稿している。

片桐理事長は、1965年に神戸大学経済学部を卒業、住友銀行に入行する。岐阜、飯田橋、備後町各支店長、本支店支配人を経て、1995住友銀行退行、同年2月に大阪商工信用金庫へ。1998年、同金庫の理事長に就任した。

銀行への就職を決めた大学4年の夏、片桐さんは「カネと世に仕えるより神に仕えるべきだ」と学生キリスト者仲間から諭されたそうだ。片桐さんは「世が悪なればそれを正すべくその真只中で生きてみたい」と反論した。それから既に44年が過ぎた。「世を正す」という学生時代の思いを実現するのは「それほど簡単なことでない」。これは銀行に身を置いて「しみじみと知らされた」と片桐さんは述懐する。

14年前、メガバンクから信用金庫に転じた。片桐さんは、「人は何のために生きるのか、仕事をする目的は何なのか、金融機関はいかにあるべきか、信用金庫は何を為すべきがというテーマ」を学生時代に還った思いで考えたそうだ。今、同信用金庫は、カネよりも人の幸せをという趣旨で「大阪商工信金社会福祉賞」をCSRの一環として創設している。

「人はカネだけでは豊な人生を送ることはできない、人に喜ばれ感謝されてこそ心満たされるものだ。仕事を通して職員が心豊な幸せな人生を送ることができるとすれば経営者の喜びこれに勝るものはない」と片桐さんは結んでいた。

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「井植文化賞」に朴杓允教授(農)(2008.10.17)

兵庫ゆかりの個人・団体を対象に、国際交流や文化芸術、 社会福祉などへの功績をたたえる「井植文化賞」(第32回)の科学技術部門に、朴杓允教授(農)が選ばれた。井植文化賞は、三洋電機の創設者である故井植歳男氏の遺志で設立された財団法人井植記念会により設けられた賞。

朴教授(細胞機能構造学研究室)は、電子顕微鏡形態学の権威。2006年には、「日本植物病理学会学会賞」を受賞している。

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一海知義名誉教授著作集出版記念会、10月26日神戸大学百年記念館で(2008.10.16)

10月26日、一海知義神戸大名誉教授(中国文学) の著作集の刊行を祝う出版記念会が神戸大学百年記念館で開催される。

この催しは、一海知義名誉教授の長年にわたる著作活動をまとめた『一海知義著作集』全11巻・別巻1巻が、藤原書店から刊行されたことをお祝いするもの。呼びかけ人は、井上ひさし、筧久美子、興膳宏、鶴見俊輔、中野一新、半藤一利、藤原良雄各氏。
詳細は、下記(藤原書店ホームページ)参照。参加は、事前申し込みが必要。

http://www.fujiwara-shoten.co.jp/main/news/

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脳の活動だけで人型ロボットを操る実験に成功、羅志偉教授(工)等(2008.10.15)

神戸大学大学院工学研究科・情報知能学工学科の羅志偉(ラ・シイ)教授等は、脳の活動だけで人型ロボットを操る実験に成功した。 体の不自由な人などがロボットを動かす技術に応用できる。新技術は、手を動かすときに増える能の血液の量か「前進」、「旋回」といった動作を高い確率で指示する。10月6日付日本経済新聞は、この実験の成功を科学欄のコラムで報じていた(写真入)。


木村幹教授の新著『韓国現代史―大統領たちの栄光と蹉跌』(2008.10.14)

中公新書の1冊として、木村幹教授(国際協力)の新著『韓国現代史―大統領たちの栄光と蹉跌』が刊行された。定価は800円。本書は、日本の植民地支配から解放された後の韓国現代政治史。李承晩、朴正煕、金大中等個性豊かな大統領たちにスポットライトを当てて韓国の独立や経済発展、そして民主化という大きな時代的課題を描いている。

10月5日付日本経済新聞の読書欄の中の「文庫・新書」のコーナーで、本書は紹介されている。そこでは「朝鮮戦争、朴正煕らによる軍事クーデターなど激動の歴史の折々に後の大統領たちがどういう境遇に置かれ、何を考えていたか」が、各章にちりばめられている構成が”斬新”と指摘されていた。後に大統領となる人物の少年期、青年期の姿が、同時期に生じた政治的出来事とからめて描かれている。この点が本書の特色。比較的なじみが薄い韓国現代史を、読者が興味を持って読むように仕組まれている。


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お詫び(2008.10.10)


2008年10月10日(金) 回線が復旧いたしました。
このたびのサーバーダウンでご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申しあげます。

原因は、データベースの容量を超える予想外の外部からのデータ侵略によるサーバートラブルによるデータパンク。過去経験をしたことの無いトラブルでした。

サーバ提供のパナソニック・システム・ソリューションズ・ジャパン社とフューチャー・スピリッツ社の両社により復旧作業をいたしましたが、その復旧に想定以上の時間が掛かり皆様にご迷惑をお掛けしてしまいました。まことに申し訳ありません。

このたびの事故の原因を究明するとともに今後このようなトラブルの発生が無いよう、再発防止に努めます。

今後とも相変わりませずkobe-u.comをご愛顧いただきますようにお願い申し上げます。

                                              神戸学術事業会


斎藤勝彦教授(海)の新著(共著)『輸送包装の基礎と実務』(2008.10.10)

斎藤勝彦教授(海)が、長谷川淳英氏(技術士、包装学会理事)
と共著で『輸送包装の基礎と実務』を幸書房から刊行した。定価は2700円+税。
   
本書は、輸送包装の実務を技術的な段階を踏んで学んでいくための入門書または教科書といった性格の本。しかし、力学を中心においた専門書であり、一般のビジネスマンが”輸送包装”に関する知識を取得するためには難しすぎるかも知れない。

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「一橋ビジネスレビュー」、2000年春号から一橋・神戸・東京各大学の特集を掲載(2008.10.10)

2003年度から文部科学省21世紀COE(Center of Excellence)プログラムとして、一橋大学、神戸大学、東京大学が経営学分野における研究重要拠点として選ばれ、5年間にわたる研究プログラムがスタートした。季刊「一橋ビジネスレビュー」では、2008年春号から「日本経営学の最前線」のタイトルのもと一橋大学、神戸大学、東京大学の成果を順次とりあげてきた。

2008年春号(一橋大学特集)に続いて、「日本経営学の最前線Ⅱ」として夏号には神戸大学がとりあげられた。以下は、特集部分の目次である。


特集にあったってーーーーーーーーーーーー 加護野忠男・小川  進
見えざる利益ーーーーーーーーーーーーーー三品 和広
伝統産業のビジネスシステムーーーーーーー西尾久美子
私鉄経営とビジネスシステムーーーーーーー水谷 文俊
家庭用テレビゲーム産業におけるーーーーー栗木  契
ビジネスシステムの複合競争
日本の小売企業の競争力ーーーーーーーーー黄   磷・李  東浩
日本的キャリアシステムのーーーーーーーーー平野 光俊 ・内田 恭彦・鈴木 竜太
価値創造のメカニズム                                          


2008年秋号では、東京大学の成果が特集として取り上げられている。

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清水正徳名誉教授(文)の旧著『働くことの意味』、久々の復刊(2008.10.07)

清水正徳(しみず・まさのり)名誉教授(文)の旧著『働くことの意味』(岩波新書黄版)が、”アンコール復刊”の対象となり、今年9月に18刷が刊行された。定価は700円+税。この本は、1982年(昭和57年)に第1刷がでている。既に四半世紀の年月を経ている。以下は、本書の概要。目次を開くと、古代ギリシャの労働観、A・スミスの労働価値説、ヘーゲルやマルクスの労働観等が盛り込まれていることがわかる。

古来、人びとは労働をただ「生活のための労苦」とだけ考えてきたわけではない。自然や超越者とのかかわりで、さまざまに意味づけて働いてきた。本書は、主要な労働観の系譜をたどり、その流れの中から、哲学的宗教的な見方をこえた科学的労働理論がいかに形づくられてきたかを明らかにし、その思想的遺産が今日にもつ意味を考える。

清水正徳名誉教授(1921-2004)の専攻は哲学。死去の翌年、神戸大学哲学懇話会(文学部気付)から追悼文集『回想の清水正徳先生』が刊行された。冒頭には友人代表の梅原猛さんの弔辞、受講生代表の山本道雄神戸大文学部教授の弔辞。以下文芸評論家の野口武彦名誉教授等多数の学者が寄稿している。一方、阪急六甲駅北側にある中華料理店六甲苑の伴絹代さんも追悼文を寄せるなど、清水先生が幅広い分野の人々に親しまれたことが分かる刊行物である。また、清水先生の著作リスト(今般復刊された『働くことの意味』等)や年譜も収録されている。


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ご注意 「神戸大学学生新聞」購読の勧誘には気を付けて下さい!(2008.10.06)

神戸大学卒業生の自宅又は勤務先に電話で「神戸学生新聞」と名乗って購読勧誘をして1年間の購読料10000円の振込を要求してくる団体があり、「神戸大学新聞会」が発行する新聞と紛らわしく卒業生が困惑しているとの苦情が大学各方面や関係機関に寄せられてきております。

「神戸大学新聞会」が発行する新聞が購読料を請求することは一切ありません。

この団体は間違いやすい名称を使っていますが、大学の公認団体では全くありませんので卒業生の賢明な判断を望みます。

*参考
http://home.kobe-u.com/shimbun/genri.html
http://www.yamagata-u.ac.jp/jpn/yu/modules/campus3/index.php?id=27&yu_m=3_15
http://www.a103.net/ori/2001/class/data/genri.html
http://www12.big.or.jp/~h-press/information/hokugaku/h0404hokugaku.html
http://www.nu-press.net/info/archives/02about/ruiji.html
http://www.ops.dti.ne.jp/~kup/genri.html


「笑い療法士」を育成する高柳和江さん(1970年医卒)(2008.10.03)

9月21日付日本経済新聞の医療欄のコラム「最前線 ひと」に「癒しの環境研究会」代表の高柳和江(たかやなぎ・かずえ、1970年医卒)さんが登場している。日本の医療現場では後回しになりがちな”患者の心のケア”がテーマだ。

高柳さん1977年から10年間クウェートに小児外科医として滞在した。そのときの治療体験が今日の活動の契機となっている。同じ病気でも、クウェートの患者の方が直りが早い。その原因は、クウェートの患者は”笑顔を絶やさない”からということに気づく。

笑いは、ナチュラルキラー細胞を活性化する。この細胞はリンパ球の一種。癌細胞やウィルスを攻撃する力をもつ。そこことが分かっていても、日本では治療に応用している例は少ない。

高柳さんは、2005年に「笑い療法士」という資格を立ち上げている。現在、認定資格者は約380人。医師や看護師だけでなく、会社員や主婦なども資格を取っている。

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(2003年、春秋社刊)


第3回ホームカミングデイ開かれる(2008.10.02)

9月27日(土)、神戸大学の第3回ホームカミングデイが開催された。秋晴れのもと、会場はキャンパス。同時に、留学生ホームカミングデイも開かれた(昨年からホームカミングデイと同時開催)。

記念式典は六甲台キャンパスの講堂で挙行。 NHKアナウンサー住田功一さん (1983年営卒) の司会で始る。野上智行学長 は、大学の現況を説明する式辞の中で、神戸大学がタイムズの世界大学ランキングに今年もランク入りしたことを報告、「世界で活躍される先輩のみなさんのおかげ」と感謝の言葉を述べた。同窓生代表の新野幸次郎・学友会会長は 「大学運営には卒業生のサポートが欠かせない時代になった」と強調、神戸大学基金への協力を呼びかけた。

続いて、Jリーグ・浦和レッズで選手をつとめたあとイギリス留学でMBAを取得、現在は執筆、講演などで活躍する西野努さん (1993年営卒) による「サッカーとビジネスリーダーシップ~神戸大学が与えてくれたもの」と題して講演があった。最後に神戸大学マンドリンクラブが、4曲をメモリアル演奏して締めくくられた。

ホームカミングデイでは、様々な分野の卒業生が参加、会場を盛り上げた。神戸大学マンドリンクラブOBによる演奏、アナウンサー朝山くみさん(1999年経卒)のティーパーティー司会、プロマンドリン演奏家大西功造さん(1998年農卒、2000年自然科学研究科修了)の独奏等である。山口誓子記念館の見学、各学部で開催された講演会や現役教授の講義を聴講した卒業生もあった。


【参考】神戸大学ホームページ
http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2008_09_30_01.htm


元神戸製鋼所社長亀高素吉さん(1950年神戸経済大学卒)、薬学博士号取得(2008.10.01)

亀高素吉(かめたか・そきち、1950年神戸経済大学卒)さんが、薬学博士号取得した。このニュースは、7月19日付朝日新聞のコラム「ひと」欄に「10年かけて薬学博士号を取得した元神戸製鋼所社長」として紹介された。その後、そのユニークさが注目され、7月22日付の天声人語欄でも、「生涯学習」といったテーマにからめて取り上げられている。

82歳の亀高さんは、10年前、神戸製鋼所会長を退いたのち、北里大学薬学部の聴講生となる。40年前、前妻を白血病で失い、今の奥さんも病に倒れ、薬の副作用による免疫力低下に悩んだ。もっと良薬はつくれないのか。「女房のかたきをとってやる」というのが、薬学を学ぶ動機だった。

当初、”ど素人の薬学”だったが、高校の化学の教科書を自習するなどして、13科目の単位をほぼ満点の成績で取得する。更に新しい知見を得るため、研究員として学生とともに実験にいそしみ、4本の論文が学術誌に掲載される。これが博士号取得につながった。亀高さんは「薬効のメカニズムが分からない」と一層研究意欲を燃やしている。

亀高さん博士号取得のニュースは、その後他の新聞でも取り上げられた。

○産経新聞(8月4日付)「82歳で薬学博士学位取得 元神戸製鋼所社長亀高素吉さん」

○毎日新聞(9月18日付)「亀高素吉さん=82歳で薬学博士号を取得した元神戸製鋼所社長」

○日本経済新聞(9月18日付夕刊)「国内最高齢で博士号を取得した元神戸製鋼所社長亀高素吉氏」


東京医科歯科大学河原和夫教授(1980年法卒)の共編著2冊(2008.09.30)

今年に入って、東京医科歯科大学大学院河原和夫教授(1980年法卒)の共編著2冊が、財団法人放送大学教育振興会(日本放送出版協会)から刊行された。何れも放送大学のラジオまたはテレビの教材として刊行されたもの。

○『新訂 感染症と生体防御 』 定価:2800円+税。
編著者は、河原和夫(東京医科歯科大学大学院教授)、岸本忠三(大阪大学大学院教授)、岩本愛吉(東京大学大学院教授)の3人。河原教授は第2章(現代社会と感染症)、第14章(感染症と健康危機管理)を担当。

○『国際共生に向けた健康への挑戦』定価:2500円+税。
編著者は、多田羅浩三(放送大学教授)、河原 和夫 (同上)、篠崎英夫(国立保健医療科学院長)。河原教授は、第6章(フィリピンの医療制度改革とプライマリケア)を担当。

河原教授は、1980年神戸大学法学部を卒業後、1986年に長崎大学医学部卒業、厚生省に入省した。現在は東京医科歯科大学大学院教授、医学博士。放送大学客員教授、一橋大学経済学部大学院非常勤講師をつとめている。

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放送大学兵庫学習センター(神戸大学正門西側)ー放送大学ホームページから


三重大学藤田達生教授(1987年文博修了)が、藤堂高虎についてコメント(2008.09.29)

9月24日付日本経済新聞(夕刊)に、戦国末期から江戸時代にかけて「城づくりの名手」として活躍した武将、藤堂高虎(とうどう・たかとら)に関する記事が掲載された。今年は、藤堂高虎が藤堂藩を開いて丁度四百年にあたる。地元の三重県津市などでは初代藩主をしのぶ「入府四百年」記念行事が目白押しの状態だ。

市民や自治体は、これを機に観光地としての認知度向上に取り組んでいる。三重大学教育学部の藤田達生教授(1987年文博修了、日本中世史・近世史専攻、学術博士)は、藤堂高虎研究の第一人者。『江戸時代の設計者 異能の武将・藤堂高虎』(講談社現代新書)の著書もある。藤田教授は、この記事の中で「(高虎は)日本の近世の幕開けに決定的な役割を果たした人物としてもっと注目されていい」とコメントしていた。

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津市観光協会ホームページから


中井久夫名誉教授(医)の新著『臨床瑣談』(2008.09.26)

みすず書房から、中井久夫名誉教授(医)の新著『臨床瑣談』が出版された。定価は1890円。本書はみすず書房のPR誌「みすず」に不定期連載された「臨床瑣談」の6回分をまとめて単行本化したもの。本のタイトルに使用された「「臨床瑣談」とは、臨床実験で味わったちょっとした物語というほどの意味である。今のところ、主に精神科以外のことを書こうとしている」と中井名誉教授は語っている。

本書は、精神科医としての長年の経験をとおして、専門非専門にかかわりなく、日本の医学や病院やその周辺について「これだけは伝えておきたい」という姿勢で書かれている。多方向からの視線ではあるが、病名を告知された患者側ができる有効なことは何かに主眼がある。「SSM、通称丸山ワクチンについての私見」等がテーマとなっている。なお、本書に関しては「出版ダイジェスト」紙(9月15日付)に紹介文が掲載されていた。
 
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米国の経済と金融政策、地主敏樹教授(経)が解説(2008.09.25)

9月5日から12日迄8回にわたり、日経紙朝刊のコラム「やさしい経済学」のコラムを地主敏樹教授(経)が担当、テーマは「米国の経済と金融政策」である。

サブプライムローン問題を端緒に低迷する米国経済を1990年代から今日に至る金融政策の観点からレビューし、解説している。経済状態と中央銀行(FRB)の政策の関係が分かりやすく説かれている。なお、地主教授には著書『アメリカの金融政策』(2006年、東洋経済新報社)がある。

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扇水こと佐藤清さん(1955年営卒)の著書『脳トレ 抜け文字パズル』(2008.09.24)

できた!解けた!その快感がさらに脳を活性化させるという。書店には数多くの脳トレの本が並ぶ。だが神戸大学卒業生(1955年営卒佐藤清さん)が書いた『脳トレ 抜け文字パズル』(文芸社、1000円+税)は、一味違う。素材は百人一首。ご存知鎌倉時代の歌人の藤原定家が厳選した百種の名歌である。

どんなパズルかといえば、三十一文字のうち「一字を抜き取られ、バラバラにされた三十字を元の短歌に復元する」もの。単なる穴埋めではない思索パズルである。文字で説明すると何やら分かり難いが、一問やってみると “がってん!”なるほど、わかった。そこで次の問題にチャレンジとなる。

百人一首が得意な方はどんどん解き進んでいく喜びを味わえ、自然と顔もほころぶだろう。また、昔覚えた方、少しは知っているという方は思い出すことでさらに頭を使うことになる。当時の懐かしい思い出もよぎるかもしれない。また小・中・高校では学校行事として百人一首大会が催されることもある。しっかり覚えるにもこの本が役に立つ。戦国時代から「かるた」遊びとなり、江戸時代には庶民にも広く親しまれた「百人一首」。日本の伝統文化を愛でながら、生き生きはつらつ脳トレに励めることができる本だ。


東京で「甲南大学・神戸大学 新技術説明会」開催(2008.09.19)

神戸大学は、甲南大学及び独立行政法人科学技術振興機構との共同主催で「甲南大学・神戸大学 新技術説明会」を10月10日にJSTホール(東京・市ヶ谷)で開催する。

神戸大学側のテーマは「環境保全技術としての磁気力による工瀬物質の選択分離」(農学研究科井原一高助教)、「π共役系を拡張したチアゾール誘導体」(工学研究科森敦紀教授)、「ボールペンが不要な耐水耐光性ノンカーボン用紙」(都市安全研究センター中尾博之准教授)等。詳細は下記URL参照。

http://jstshingi.jp/konankobe/

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堀江珠喜さん(1983年文博修了)の新著『名言に学ぶ恋愛の扉36章─恋愛上手はビジネス上手─』(2008.09.18)

多方面で活躍中の堀江珠喜さん(1983年文博修了)の新著『名言に学ぶ恋愛の扉36章─恋愛上手はビジネス上手─名言に学ぶ』が、9月下旬に図書刊行会から刊行される。定価は1,200円+税。

実行あるのみ!
恋も仕事も、すべてを成功させたい
そんなアナタの必読書完成!
扉をさあ開けて!

以上は、キャッチフレーズ。堀江さんによると、「優秀なビジネスマン、ビジネスウーマンには、モテ男、モテ女の素質がある」とのこと。その理由は「彼(女)らのトークは、コミュニケーション能力に裏付けされたもの」だからだそうだ。

恋愛もビジネスも、多くの場合に戦わねばならず、戦うための「戦略」が必要。これが本書の主題である。そこで本書は恋愛をある種の「戦い」ととらえ、これまで戦争や経営論で伝えられた歴史上の人物の名言、ことわざ、エピソード、失敗談等を取り上げ、著者独自の恋愛極意論を展開する。


堀江珠喜さんは、兵庫県の生まれ。現職は大阪府立大学教授。中学から大学院修士課程まで神戸女学院に学び、神戸大学大学院文化学研究科博士課程を修了した(学術博士)。専攻は、英文学、比較文学者という学者である。

主要著書に『男はなぜ悪女にひかれるのか 悪女学入門』(平凡社新書)、『団鬼六論』(平凡社新書)、『「人妻」の研究』(ちくま新書)、『おんなの浮気』(ちくま新書)、『悪女の老後論』(平凡社新書)他がある。
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フリージャーナリスト赤澤信次郎さん(1969年法卒)が『新下町伝説』に寄稿(2008.09.17)

フリージャーナリストの赤澤信次郎さん(1969年法卒)が『新下町伝説』に寄稿している。この本は、2011年にの墨田区押上・業平橋地区に、誕生する世界トップ級の超天空タワーに関するもの。高さは610m、タワーの名称は「東京スカイツリー」、着工開始は2008年7月となっている。

本書の編者は東京新聞編集局。東京新聞出版局(中日新聞東京本社)から刊行された。定価は1333円+税。本書は、タワー完成を前に地元の文化・歴史・風俗を見直そうという意図で制作された。最新の航空写真とともに、浮世絵やレトロな写真が多数収録されビジュアルで楽しい内容となっている。


元東京新聞編集委員だった赤澤信次郎(あかざわ・しんじろう)さんも、執筆者の一人。定年後はフリージャーナリストとして活躍中。本書では、向島花街、隅田川の花火、キラキラ世界橘商店街、江戸小紋伝統工芸士等のテーマで取材を行い寄稿している。

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防災教材「ビジュアル版幸せ運ぼう」完成、神戸市・神戸大・読売テレビ・読売新聞が共同制作(2008.09.16)


阪神大震災の記憶と教訓を伝え、防災教育に役立てル目的で、「ビジュアル版 幸せ運ぼう」が、完成した。この教材は、神戸市教育委員会、神戸大学都市安全研究センター、読売テレビ、読売新聞が共同で制作したもの。

ニュース映像を収録したDVDと、新聞記事や写真を収めたCD―ROM、市教委の中学校用副読本を大幅に改訂したテキストから構成される。「巨大災害の時代」と言われる今日、国内外で大災害が相次いているなか、防災教育の重要性は増すばかり。全国の学校だけではなく、地域での社会教育など、幅広い活用が期待されている。

この教材完成に関するニュースは9月10日付読売新聞で、「見て学ぶ震災の教訓」の見出しで、五段、カラー写真入で大きく報道された。

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読売新聞ホームページから


生保協会の新会長、松尾憲治明治安田生命社長(1973年経卒)(2008.09.12)

生命保険協会は2008年12月に設立100周年を迎える。この7月18日開催の第100回通常社員総会で、第46代会長に明治安田生命の松尾憲治社長(1973年経卒)が就任した。松尾新会長は同日開いた記者会見で、会長就任に当たっての所信を表明する。その冒頭で「保険金等の支払いに関し、お客様、関係者の信頼を損なう事態を生じさせた」ことについてわびるとともに、顧客の信頼回復に向け、全社一致して「保険金等支払管理態勢等の確立に向けた一層の取組みに関する申し合わせ」を確認したことを明らかにした。

松尾新会長は、今般の記者会見の最後の部分で「社会的役割の発揮」に言及する。生命保険協会は、これまで社会貢献活動として、介護福祉養成等の介護分野への支援活動や子育て家庭支援団体への助成活動等を行ってきた。今年度は、その中で特に”子育て支援”に力を入れて取り組む。 具体的には、創立100周年記念事業として「読み聞かせによる“家族のきずな”推進活動」を展開していく。親子の読み聞かせの普及に向けた活動が、「生命保険事業の存立基盤である「家族」のきずなの大切さを再確認いただく一助となればと考えている」と松尾新会長は所信を述べた(「月刊ライト」9月号から)。
 

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9月14日、神戸大学で「日本音楽即興学会」設立集会(2008.09.11)


9月14日、「日本音楽即興学会」設立集会が神戸大学で開かれる。以下は、このニュースを報じた9月2日付日本経済新聞の最終面コラム「文化往来」からの抄録。

「日本音楽即興学会」の対象はは、音楽即興の効用や意義を探ること。音楽療法や民族音楽などを研究する大学教員や作曲家、音楽評論家、器楽奏者ら約50人が、神戸大学に集まり設立集会を開く。年1回の学会開催や学会誌の定期刊行のほか、研究者と実践者(音楽家)の交流を目指す。

「対話の苦手な自閉症児が楽器を勝手に鳴らし、それに呼応して波長を合わせると、一体感を共有し、コミュニケーションへの興味をはぐくみやすい。そんな実証研究も進んでおり、即興を音楽療法に役立てる効用は大きい」と設立準備会代表の若尾裕神戸大学教授(発)は語る。


9月11日から旧三商大写真展東京展開催(2008.09.10)

戦前の1935年(昭和10年)に始まった伝統の「旧三商大写真展」東京展が、以下の通り開催される。一橋大、大阪市立大、神戸大の写真部の現役・OBの作品が展示される。

日 程: 9月11日(木)~15日(月)
時 間: 10:00~18:00
     11日(木) 14:00~18:00 
     15日(月) 10:00~16:00
場 所: エコギャラリー
     新宿区立環境学習センター 新宿区立ギャラリー
徒 歩: JR新宿西口から約15分
     地下鉄大江戸線「都庁前」駅A5番出口から徒歩5分
     地下鉄丸の内線「西新宿」駅2番出口から徒歩10分
入場料: 無料

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神戸大学写真部OB竹内淳一郎さん(1963年営卒)のブラジル移民をテーマにした組写真


孫文記念館館長をつとめる安井三吉名誉教授(国際文化)(2008.09.09)

神戸大学教養部、国際文化学部教授をつとめた安井三吉 (やすい・さんきち) 名誉教授は、孫文記念館館長をつとめている。1987年に神戸華僑研究会(現神戸華僑華人研究会)を設立、2004年から神戸華僑歴史博物館研究室長を、2007年からは孫文記念館館長の職にある。

9月18日、安井名誉教授は神戸新聞情報文化懇話会の例会で「世紀を越え、国境を超える孫文」のタイトルで講演を行う。この会はクラウンプラザ神戸で12時15分から始まる。例会への出席は会員に限るが、当日の入会も受付可。事務局の連絡先は以下のとおり(9月2日付神戸新聞)。


神戸新聞情報文化懇話会
事務局連絡先:078-362-7057
 
安井名誉教授の著書は、共編著『落地生根―神戸華僑と神阪中華会館の百年』(研文出版、2000年)、『盧溝橋事件』(科華出版有限公司、1999年)、共編著『阪神大震災と神戸華僑』(研究報告書、1997年)、共編著『中国近代化の歴史と展望』(法律文化社、1996年)、『盧溝橋事件』(研文出版、1993年)等多数。

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孫文記念館ホームページから


加護野忠男教授(営)の論考「検証 日本とユダヤの「長寿企業のかたち」」(2008.09.08)

プレジデント誌(9月1日)の連載企画「経営時論」の第62回に、加護野忠男教授(営)が登場、「検証 日本とユダヤの「長寿企業のかたち」」のタイトルで論じている。

加護野教授は、最近二つの老舗企業について話を聞く機会があった。一つは、京都の老舗企業、福田金属(正式社名は、福田金属箔粉工業)。もう一つは、ユダヤの金融財閥、ロスチャイルド銀行である。

両社とも、同族中心の経営であるが、事業継承の方法には、明確な違いがある。ロスチャイルドの事業は、家憲にしたがって男系の兄弟に分割相続される。一方、福田金属では、子供の中の誰か一人が事業を受け継ぐという形をとってきた。ただし、福田金属で事業継承に関して明確なルールがあるか否かきかなかったという。

続いて加護野教授は、日本の農業における「田分け」(田んぼの分割相続はおろかなこと)という概念、商業では分割相続はリスク分散となるということ、洋の東西を問わず兄弟の対立は存在すること、日本では「男系の継承に対するこだわりが低い」こと等のポイントを指摘している。最後の方で、加護野教授は「日本で一子相続が慣習化している」のは、兄弟の不和による事業の麻痺・分裂を恐れたからと指摘していた。


森信三元教授(教)の著書『一つ一つの小石をつんで』が35年ぶりに新装版刊行(2008.09.05)

元神戸大学教育学部教授であった森信三氏(1896-1992)の旧著『一つ一つの小石をつんで』の新装版が、35年ぶりに刊行された。発行所は社団法人実践人の家、定価は600円である。

『一つ一つの小石をつんで』は、1971年に信州大学附属長野小学校で、保護者・生徒たちへ話したものの筆録。1973年に修養団から刊行された。作家阿川弘之氏や『男の晩節』(2006年、日本経済新聞社)の著者小島英記氏が推薦している。

この本では、しつけの秘訣は、結局
(1)朝のあいさつ
(2)ハイという返事
(3)ハキモノをそろえ、イスを入れる
・・・という三大原則を徹底するほかないという確信に立って、実際的に、しかも徹底的に、その方法および理論的根拠を明らかにしようとしている。

森元教授は「この書は、外見的にはまことに微々、いうに足りないものではあるが、哲学者としての著者の人生観が、しつけという角度において結晶したもの」とはしがきで述べている。

本書の書名が『一つ一つの小石をつんで』となっている。これについては、「しつけというものは、お説教などによってできるものでは断じてなく、文字通り一つ一つの小石を積むような心がけで、丹念に積み上げてゆくほかない」という考えに基づいている。

森元教授は、1926年(大正15年)京都大学哲学科を卒業。1939年(昭和14年)建国大学教授を経て、1952年(昭和27年)、神戸大学教授に。著書に、「森信三全集」全25巻、「森信三選集」全8巻、「森信三著作集」全10巻、「森信三続全集」8巻などがある。また、社団法人実践人の家の”創開者”でもある。

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社団法人実践人の家のホームページに掲げられた森信三元教授の肖像写真


TAIYO社長の河渕健司さん(1975年工卒)、経営を語る(2008.09.04)

8月20日付日経紙夕刊の「新進企業 トップの横顔」に、TAIYO社長の河渕健司(こうぶち・けんじ、1975年工卒)さんが登場、経営を語っている。タイトルは、「倒産乗り越え成長に意欲」。

TAIYOは、シリンダーなど油圧・空圧機器の大手。自動車組み立てラインや半導体搬送装置などメカトロ装置も手掛ける企業。1933年設立の老舗だが、93年にバブル期の過剰投資が原因で会社更生法の適用を申請した。しかし、負債総額900億円超の大型倒産からはい上がり、今年、東証二部に上場を果たした。

河渕社長が、神戸大学工学部を卒業して入社したのが1975年。18年後の「どん底」は夢にも思わなかった。その頃は、装置事業の営業課長をしていたが、懇意の取引先から注文が取れなくなった。「独立するしかない」。事業計画を書き上げ、スポンサーも決まるほど話はまとまった。ところが退職希望者を引き留める役が回ってきたのが運の尽き。「『一緒に頑張ろう』と説得する本人が辞めるわけにいかないでしょう」ということになる。

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TAIYOのホームページから


高橋基樹・福井清一教授(国際協力)編の新刊『経済開発論』(2008.09.03)

勁草テキストセレクションの1冊として、高橋基樹・福井清一教授(国際協力)編の新刊『経済開発論 研究と実践のフロンティア 』が、勁草書房から刊行された。定価は、2800円+税。 

開発途上国の開発や貧困といった問題。このテーマに関しては、”途上国”という言葉では、ひとくくりにできない多様な要素をがある。本書は、複雑多岐にわたる経済開発論について、経済・社会・政治・法といった多面的な次元からアプローチする学部学生向けのテキスト。以下は、目次の概要である。

序章 経済開発の概観:成長・貧困・構造変化
第Ⅰ部 開発研究の基礎
第Ⅱ部 開発と産業・貿易
第Ⅲ部 開発の新しい政策課題

上記の中で、第Ⅲ部では貧困、環境、教育、医療等がテーマとなっている。
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金沢和樹教授(農)の研究グループが「スーパー昆布」を開発(2008.09.02)

神戸大学農学部の金沢和樹教授(食品栄養学)の研究グループが、昆布に豊富に含まれ、がん予防に効果があるとされるフコキサンチンだけを抽出した粉末状の「スーパー昆布」の開発に成功した(8月20日付読売新聞)。塩分の高さや黒い色素による見た目の悪さなどから、「健康食」としては敬遠される点もあったため、これらの成分を取り除いたうえで、加工して食べやすくした。食品加工メーカーと協力して、近く商品化を目指す。

「スーパー昆布」は、きな粉のような黄土色の粉末。メリケン粉の10分の1のきめ細かさに相当する。試食会では、ふりかけやつくだ煮などの調理に使ったところ、関係者に好評だったそうだ。 金沢教授は「色合いや塩辛さを取り除くことで健康食品としての昆布のイメージをさらにアップさせていきたい」と話している。


岩村昇元教授(医)の旧著 『ネパールの「赤ひげ」は語る』 再刊(2008.09.01)

岩村昇元神戸大学医学部教授(1927-2005)の旧著『ネパールの「赤ひげ」は語る』 が、このたび再刊された(第2刷)。この本の第1刷が出たのは1986年。20余年ぶりの再刊である。岩波ブックレットシリーズ(No.71)の1冊で、定価は480円+税。

岩村元教授は、1962年に日本キリスト教会派遣のクリスチャンドクターとして、史子夫人とともにネパールにわたる。以後18年間にわたり結核対策を中心に医療活動に献身した。”ネパールの「赤ひげ」”という異名は、この時代の活動に由来する。

1980年から86年まで神戸大学医学部教授をつとめ、1993年にアジアのノーベル賞といわれる「マグサイサイ賞」を受賞している。なお、岩村元教授の伝記は、小学校の国語教科書に取り上げられている(注)。


(注)小学生用の国語教科書は5社の出版社から刊行されている。三鷹市社会教育指導員である室谷幸吉氏の調査によると、伝記が取り上げられた人物は全部で20人。うち11人が日本人である。その氏名は以下のとおり(2007年4月26日付の本欄参照)。

牧野富太郎
山田耕筰
豊田佐吉
野口英世
福沢諭吉
ジョン万次郎
宮沢賢治
布田保之助(灌漑用水路の橋を工夫した庄屋)
小林虎三(藩の人材養成につくした武士)
志鷹光次郎(立山ガイド)
岩村昇

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大西伝一郎『友情の切手はヒマラヤのもとへ ネパールの岩村昇博士』(1996年、文渓堂)


藤田誠一教授(経)の共編著『国際金融理論 』(2008.08.29)

藤田誠一教授(神戸大・経)と小川英治教授(一橋大・商)の共編著『国際金融理論 』が、有斐閣から刊行された。定価は3000円+税。本書は、「新・国際金融テキスト 全3巻」の第1巻目。編者を含む10人の執筆者の分担執筆により出来上がっている。松林洋一教授(神戸大・経)も執筆者の1人。本シリーズでは、最新の理論的アプローチと実証分析までが解説されている。

本書の「目次」は以下のとおり。藤田教授は第1章、松林教授は第3章を担当している。

第1章 国際通貨と国際通貨制度
第2章 為替相場の決定理論
第3章 経常収支の理論
第4章 対外債務問題
第5章 国際金融市場
第6章 国際資本移動
第7章 通貨危機
第8章 為替相場制度の選択
第9章 通貨統合の理論
第10章 経済政策の国際協調


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國部克彦教授(営)の編著『実践マテリアルフローコスト会計』(2008.08.28)

國部克彦(こくぶ・かつひこ)教授(営)の編著『実践マテリアルフローコスト会計』が、社団法人産業環境管理協会(JEMAI)から刊行された。定価は、2800円+税。本書は、國部教授を編者として、学会、実務会の著者20余名が分担執筆してできあがっている。

企業にとって、「環境と経済の両立」を実現することは、一般的には難しい。その理由は、環境保全目的の追求が経済目的の追求と合致しないことに尽きるといえよう。この点を克服するには、両者を合致させるしくみの開発が不可欠である。環境保全のための経済政策は、有力な手段であるが、それだけでは十分ではない。企業が創意工夫を凝らしながら、環境と経済を両立させる手法も同時に必要である。

環境と経済の両立にはすべての経営者が賛成するであろう。しかし、それでは「御社はどのような手段を講じて環境と経済を両立されていますか」と問われて、即答できる経営者は少ないにちがいない。環境と経済の両立は日本企業のみならず、経済活動を営む地球上のすべての組織の責務である。しかし、経済活動そのものが環境を枠外において成立しているという構造上、両者を結びつけることは、そう簡単なことではない。むしろ、人間の叡智を結集して、検討すべき難題である。

本書のテーマである「マテリアルフローコスト会計」(MFCA)は、企業活動現場において、環境保全と経済効率の向上の同時達成を目指す手法である。MFCAは環境管理会計の主要手法としてドイツでそのオリジナルとなる考え方が開発された。2000年に日本に導入されてからは、経済産業省の全面的な支援もあって、わが国で独自の発展を遂げ、インプロセス型の環境管理手法として大きな成功を収めている。インプロセス型の環境管理というのは、製造プロセスそのものを改善することで、環境負荷を低減させることを意味する。エンドオブパイプ型の環境対応よりも抜本的である。また、環境と経済の両立を強く結びつけるものである。

なお、本書は月刊誌「産業環境管理協会」に掲載された「実践マテリアルフローコスト会計」シリーズを基礎としている。この連載の企画編集にあたったのが、神戸大学の卒業生である浜野昌弘さん(1965年営卒、産業環境管理協会出版広報センター所長)。そのことが、國部教授が執筆した本書の「はしがき」の最後の部分”感謝の言葉”として明記されていた。

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社団法人産業環境管理協会(JEMAI)のホームページから


「神戸大空襲の記録」を整理、神戸大学地域連携研究員 佐々木和子さん等(2008.08.27)

死者6000人以上がでたという神戸大空襲。その記録を後世に伝え目的で、歴史研究家が神戸市立兵庫図書館に保管、展示されている戦時資料約3000点のデータベース化を目指している。日記や公文書は劣化が止まらない。また、記憶の風化も進んでいるので整理は早く完成させるひつようがある。以下は、8月6日付神戸新聞からの抄録。

この仕事に取り組んでいるのは、神戸大学地域連携研究員 佐々木和子さん(芦屋市在住)と、近現代史が専門の神戸外語大准教授長志珠絵(おさ・しずえ)さん(京都市)の二人。昨春から「神戸大空襲の記録」を整理している。この資料は、市民グループ「神戸空襲を記録する会」が約30年前に収集し、神戸市に寄託したもの。2人は「63年前、焦土と化した神戸で懸命に生きた人の息吹を後世に残したい」と、今年中の完成を目指している。

軍需工場が集中していた神戸は、米軍の攻撃目標となり、大規模空襲は5回に及んだ。1945年3月17日未明と、最大規模の6月5日の空襲で、市街地全域が焼け野原となった。


NPOの財政基盤作りに奔走する松原明さん(1986年文卒)(2008.08.26)

8月16日付朝日新聞「ひと」欄に、松原明さん(1986年文卒)が、「NPOの財政基盤作りに奔走する」というタイトルのもと紹介された。国内のNPO法人の数は3万5千を超えている。NPO法人が社会に与える影響力が増している一方、財政基盤が弱い団体もまだまだ多い。

松原明さんは、シーズ(「市民活動を支える制度を作る会」)の事務局長をつとめ、NPOが活動しやすい環境の整備に力を入れてきた。松原さんには、順調に見えるNPOの発展も「踊り場にある」と映っている。”資金難”は、行政の下請け化などの問題を招きがち。したがって、支援税制や寄付の拡大は急務だ。松原さんは、「ここが正念場」とばかり、国会や市民活動の現場を軽いフットワークで動き回っている。

松原さんは、コピーライターの傍ら東ティモールの独立支援運動に取り組み、国際会議で海外の非政府組織(NGO)が主体的に問題を解決する姿に目を開かれた。「日本でも」とNPO法を作るため1994年にシーズを設立、「5年間で目標が達成できなければ解散する」と宣言した由。各地の市民団体をネットワーク化して意見をまとめてきた。

自民・社会・さきがけ政権の誕生、阪神大震災でのボランティアの活動等が追い風になり、1998年に当時としては画期的な議員立法でNPO法が成立した。これに先立ち、自民党幹事長時代に何度も話し合った加藤紘一・NPO議員連盟会長は「従来の市民活動には何やら野党的政治活動のにおいがあったのを、彼が変えた」と松原さんを評している。


神戸大学病院に、国立大学2番目の「こどもセンター」設置(2008.08.25)

神戸大学医学部付属病院の小児科病棟が、動物や草花など子供向けの内装を施した「こどもセンター」として改修され、7月23日、報道関係者に公開された。開設記念式典も開催、関係者がオープンを祝った。内装に『森』をデザインするなど、新しい試みがほどこされている(7月24日付各紙)。

「こどもセンター」は、2億2千万円の費用をかけて全面改修されたもの。国立大付属病院としては九州大学に次いで全国2番目。

続いて8月10日付神戸新聞では、「こどもセンター」に関連して、神戸大学附属病院松尾雅文小児科長の「小児医療を守るには、まず人材の育成。若手医師が働く職場の魅力を高めることも足掛かりとなる」との談話が紹介されていた。松尾小児科長は、日本小児科学界の理事。学生時代に未熟児室の中で育つ赤ん坊の姿に、命のもつ果てしない力を感じ、小児科医を志したそうだ。

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受付では、テントウムシがお出迎え(神戸大学附属病院看護部ホームページから)


お笑い分野で活躍する神戸大学卒業生(2008.08.22)

故人では、桂枝雀(かつら・しじゃく、1939-1999)がいる。1960年に神戸大学文学部へ入学したが、約1年で中退した。順調に卒業していれば、1964年卒ということになる。本名は前田達。御影分校ではフランス語のクラスにいたが、黒縁眼鏡をかけ黒髪がふさふさした目立たない学生で、後年の落語家が前田達と同一人物とわかる卒業生は殆どいない。
3代目桂米朝に弟子入りし、桂小米を経て2代目桂枝雀を襲名、以後頭角をあらわしたといわれている。古典落語を踏襲しながらも、得異なセンスや身振りで聴衆を大爆笑にもっていく天才肌の落語家として人気を博した。精神的スランプから自殺をはかり、意識が回復しないまま死去した。その後も、CD『枝雀の落語大全』(全10巻)をはじめ、DVD、著書が出版されるなど人気は衰えない。死後出版された上田文世著『笑わせて笑わせて 桂枝雀』(2003年、淡交社)は評伝(写真)。巻末には、年譜がある。

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現役のプロの落語家として、次の4人がいる。

○露の団六(つゆの・だんろく、1980年教育学部卒)、神戸市出身の落語家。神戸大学在学中は、落語研究会に所属。その間に露の五郎の落語を聞いて感動、弟子入りした。ラジオ関西「露の団六のニュースの大通り」でパーソナリティをつとめるなど時事問題も語るインテリ噺家といわれている。著書に重症のダウン症をもつ兄との半生を描いた『あほやけど、ノリオ ―ダウン症のアニキをもって―』(2004年、中央法規出版)がある(写真)。

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○林家竹丸(はやしや・たけまる、1989年経済学部卒、本名:前田仁)、宝塚市出身の落語家。神戸大学在学中は落語研究会に所属。6年間にわたりNHK(徳島、大阪)で記者をつとめるが、退職して4代目林家染丸の弟子となる。神戸大学広報誌「KOBE university STYLE」2005年(Vol.3)の「先輩登場」欄で、(落語家に転進する)「背中を押したのは阪神・淡路大震災でした」と語っている。「震災で崩れた街を見たりして、・・命助かった自分は好きなことに挑戦せにゃあかんと踏ん切りをつけました」というのがきっかけだったそうだ。

○桂吉弥(かつら・きちや、1995年教育学部卒、本名:富谷竜作)大阪府茨木市出身の落語家。在学中の1994年に桂吉朝(2005年死去)に入門する。2005年、なにわ芸術祭新人賞、咲くやこの花賞を受賞。2007年NHKドラマ「ちりとてちん」に徒然亭草原役で出演した。両親ともに教師で、父の母校の神戸大学に進んだ。大阪府立春日丘高校卒。

○桂そうば(かつら・そうば、2003年経営学部卒、本名:熊沢誠)、福岡県出身の数少ない上方落語家。2005年に桂ざこばに入門した。

お笑い研究、お笑い番組のプロデューサーの分野で活躍している卒業生もいる。

○織田正吉 (おだ・しょうきち、1954年法学部卒、本名;構恒一)、神戸市出身。神戸市役所に勤務。傍ら漫才の台本を書く。後に独立して漫才台本作家、ユーモア研究家、随筆家として健筆を振るう。著書に『笑いとユーモア』(1980年、筑摩書房)、『絢爛たる暗号』(集英社文庫)等多数。兵庫県立長田高校卒。

○沢田隆治(さわだ・たかはる、1955年文学部卒)、大阪府吹田市出身のメディア・プロデューサー。神戸大学卒業後朝日放送に勤務、「てなもんや三度笠」、「スチャラカ社員」、「新婚さん、いらっしゃい」等のプロデューサーをつとめ大ヒットさせた。1975年、日本テレビの井原高忠の勧め上京、朝日放送に在職のまま東阪企画を設立社長(現会長)に就任した。その後、「花王名人劇場」の演出・プロデューサーを担当した。著書に『決定版 私説コメディアン史 』(ちくま文庫)等多数。日本喜劇人協会副会長。

○阪田真巳子(さかた・まきこ、2003年、総合人間科学研究科博士修了)、同志社大学文化情報学部講師。関西のお笑いを身体表現の角度から学問的に研究、注目を浴びている。神戸大学在学中は、バスケットボール部に所属。

                                  (企画・制作:神戸学術事業会、文中敬称略)


大内伸哉教授(法)の新著2冊、『君たちが働き始める前に知っておいてほしいこと』 、『どこまでやったらクビになるか』(2008.08.21)

大内伸哉教授(法)が、労働法に関する次の2冊の著書を相次いで刊行した。何れも、社会人向けに書かれた啓蒙書。若いサラリーマン向け。

○『君たちが働き始める前に知っておいてほしいこと』(日本労務研究会、800円+税)

労働法に関するルールは、初歩的なことであっても、 高校生までの間に教わることは少ない。大学に入っても、法学部に入らなければ、労働法を学ぶ機会は極めて少ない。本書は、初めて労働法を学ぶ人に、できるだけわかりやすく労働法のルールを伝えることを意図している。

○『どこまでやったらクビになるか 』(2008年、新潮新書、680円+税)

本書のサブタイトルは、「サラリーマンのための労働法入門」。 超実践的労働法入門の書である。副業、社内不倫、経費流用、ブログ、転勤拒否、内部告発、セクハラ……。身近な実例で学ぶ、我が身の守り方等が分かりやすく説明されている。男性が育児休暇をとらない理由、経歴詐称(大学卒業生が「高校卒」と詐称)等に関する”補講”というコラム的読物を収録。これがなかなか面白い。

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神戸の街にあこがれ終の棲家にした川上哲郎さん、テニスの三商大戦が縁(2008.08.20)

元関経連会長をつとめるなど”関西の顔”として活躍する川上哲郎さんは、東京の出身。大学卒業までは東京に育った。その川上さんが、大阪に本社がある住友電工に就職したのは、テニスの試合で訪れた神戸の地とのふれあいという縁がある。以下は7月26日付産経新聞に掲載された連載コラム「この人あり、元関経連会長川上哲郎さん」⑦からの抄録。


1949年(昭和24年)の夏、大学生だった川上さんは夜行列車で10数時間かけて東京から神戸に行った。まだ、新幹線などない時代のことだ。神戸では、東京商科大学(現一橋大学)、神戸商業大学(現神戸大学)、大阪商科大学(現大阪市立大学)の伝統の三商大戦のテニスの試合があったのだ。六甲山はきれいな山、関東とちがう白っぽい土の色。会場のテニスコートには女子大生が応援に来ていて華やか。

試合が終わって、誘われて行った阪急六甲に近い「コリーヌ」という喫茶店。ここは美しい姉妹が切り盛りしていた。国木田独歩の姪だという。不意に扉が開き、映画に出てきそうな40歳ぐらいの紳士が入ってくる。指揮者の朝比奈隆さんだった。美人姉妹は、朝比奈さんの方にいってしまい、学生達の相手をしてくれなくなった。

美男美女の似合う街。それが神戸。川上さんは神戸の街にあこがれ、「終の棲家にしたい」と思った。念願がかない、川上さんは、神戸市内に自宅を構えている。住友電工に入社後、迷うことなく、「コリーヌ」を再訪する。しかし、扉は閉まり、中に人気はなかった。「もう一度、あの美人姉妹に会いたいね」と、川上さん。

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阪急電鉄のホームページから (これは、今の阪急電車)


楠木正成の顕彰歌「湊川」(青葉繁れる桜井の・・)の作曲者は兵庫尋常師範学校教官奥山朝恭(2008.08.19)

楠木正成の顕彰歌として広くうたわれてきた「湊川」。「青葉繁れる桜井の・・」の歌い出しのこの曲の作曲者は、神戸大学発達科学部の前身校の兵庫尋常師範学校教官奥山朝恭(おくやま・ともやす、1858-1943)である。

奥山朝恭は、海軍軍楽隊(1874)を経て、音楽取調掛の職員となり、そこから、兵庫尋常師範学校の教官として赴任した(1887年)。この音楽取調掛という組織は、東京音楽学校(1887年設立)の前身であり、現在の東京芸術大学のルーツということになる。

楠木正成ゆかりの湊川神社がある神戸。兵庫尋常師範学校の職員・生徒は、毎月25日(楠木正成は5月25日に戦死)に団体参拝することになっていた。奥山は、楠木正成顕彰歌を作ることを思い立ち、音楽取調掛時代の同僚である歌人で国文学者の落合直文(おちあい・なおぶみ、1861ー1903)に作詞を頼んだ。これが楠木正成顕彰歌「湊川」が誕生する経緯である。

奥山朝恭は、江戸時代末期に武家の子息として生まれたが、1874年(明治7年)に兄の勧めで海軍軍楽隊に入隊する。奥山が指導を受けたのはイギリス大使館付音楽隊長フェントン。フェントンは、日本に於ける西洋音楽導入の草分け時代の主要人物の1人である。

【参考】八木真平『兵庫の音楽史』1988年、神戸新聞出版センター

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湊川神社のホームぺージから


有斐閣PR誌「書斎の窓」7・8月号から(2008.08.18)


有斐閣が発行するPR誌「書斎の窓」(7・8月合併号)に、多数の神戸大学教授または名誉教授が執筆している。何れも有斐閣から刊行した自著に関連する寄稿。以下は、目次から。

ミクロ経済学の教育を目指して・・・柳川隆(経) 
『ミクロ経済学・入門』を刊行して
マーケティングをいかに教えるか・・・高嶋克義(営)
『現代マーケティング論』を刊行して

大学生のコミュニケーション・スキル教育・・・天野明弘(営)
『スタディ・スキル入門』の刊行によせて

(注)柳川隆・高嶋克義両氏は現教授。天野明弘氏は名誉教授

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なお、「書斎の窓」6月号には、前川洋一郎氏(1967年営卒、元松下電器役員)が、伊丹敬之・田中一弘・加藤俊彦・中野誠(編)『松下電器の経営改革』の書評を寄稿していた。


日本総合研究所 調査部研究員の小西功二さん(1995年文卒)、中小企業の活性化を語る(2008.08.08)

日本総合研究所の調査部研究員である小西功二さん(1995年文卒)が、7月24日付フジサンケイビジネスアイ紙で、中小企業の活性化を語っている。タイトルは、「中小企業活性化へ支援を」。

わが国経済の先行き不透明感が強まっている。そのなかで、中小企業の景況感は急速な悪化をみている。日銀短観によると、大企業との業況格差はここ数年、既往最大の水準で推移していて、問題が構造化しつつある。

中小企業がこのような現状を打破するためには、経営戦略の重点を「財務スリム化」から「付加価値創造力強化」へシフトすることが求められるとして、小西さんは以下の3点が重要と指摘する。

①グローバルな視点に基づいて販売市場を拡大すること。
②販売価格の維持・引き上げに向けて差別化路線を明確化すること。
③人材育成に注力すること。

小西さんは、1972年大阪府生まれ。1995年日本自動車連盟入職。調査企画、マネジメント職などを経て、2007年から日本総合研究所に出向。地域経済活性化の課題などビジネス環境全般にかかわる問題の調査研究に従事している。中小企業診断士。

【お知らせ】
夏季休暇のため、8月11日から15日まで配信を休ませていただきます。


NPO法人・企業ミユージアムの協会が、社会貢献賞を創設(2008.08.07)

NPO法人「企業ミユージアムの協会」(理事長亀田訓生氏)が、発足10周年を記念して社会貢献賞を創設。この度優秀賞6館と奨励賞4館を決定した。

6月3日付読売新聞(大阪版)では、「くらし・家庭」欄で、地元大阪の「豆玩舎ZUNZO」(グリコのおまけの作者宮本順三さんの制作したおまけ約500点等のコレクションを展示)、大阪糖菓が設けた「コンペイトウミュージアム」(大阪府八尾市)を取り上げていた。

また、北日本新聞、富山新聞(何れも7月4日付)では、地元のYKKの吉田忠雄記念室を、毎日新聞(7月8日付大阪本社版)には
UCCコ-ヒー博物館が、中日新聞、静岡新聞(何れも7月17日付)には、ヤマハ来客会館がというように、各地で話題を呼んでいる。その他の受賞館は、次のとおり。

久慈琥珀博物館(久慈琥珀、岩手県久慈市)
印刷博物館(凸版印刷、東京・文京区)
夢工房「技術 文化館」(山岡金属工業、大阪府守口市)
KTCものづくり技術館(京都機械工具、京都府久御山町)
UCCコーヒー博物館(上島珈琲、神戸市中央区)
大塚国際美術館(大塚美術財団、徳島県鳴門市)

NPO法人・企業ミユージアムの協会の理事長亀田訓生(かめだ・みちお)さんは、大阪府豊中市の出身。1960年神戸大学経営学部(平井泰太郎ゼミ)を卒業した。学生時代、まだ無名に近かった経営学者ドラッカーが神戸大学を来訪し、平井ゼミ生たちと一緒に本館前で記念写真をとった。そんな思い出があるという。

卒業後は松下電器に入社する。広報畑を歩み、東京広報部長、本社広報センター所長を歴任した。定年退職直前の2年間は同社の技術館館長をつとめる。松下幸之助が「社会に貢献することを信条とする人」であったことから、亀田さんの第二の人生は、自ら設立したNPO法人・企業ミユージアムの協会と共にある。

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印刷博物館での表彰式(右から二人目が亀田さん)


馬淵勇さん(1957年工卒)、手作りカメラの魅力を語る(2008.08.06)

7月24日付の日本経済新聞朝刊「文化欄」(最終ページ)に、馬淵 勇さん(1957年工卒)が、「手作りカメラ遊び心写す」というタイトルで長文の寄稿を行っている。馬淵さんは、クラッシクカメラや手作りカメラの分野では、広く知られており、『クラシックカメラ便利帳』(平凡新書)等の著書も多数ある。

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馬渕さんらが1971年に発足させた「日本手作りカメラの会」は、40年近くにわたりオリジナルのカメラを作り続けてきた。同会の会員数は、現在約40名。表具師、ラーメン店経営、彫刻家、弁理士等職業は様々である。ちなみに、馬淵さんは元商社マン。神戸大学在学中は、オーケストラに所属、フルートを吹いてという多才ぶり。

会員が作り上げるカメラは極めてユニーク。コーヒーミルにカメラを仕込んだり、蒸気機関車の模型にカメラを組み込んだという作品もある。会員達の力作は、8月末まで日本カメラ博物館(東京・千代田区 http://www.jcii-cameramuseum.jp/)で展示されている。


神戸大学本館前に竜舌蘭の花が咲く(2008.08.06)

神戸大学本館(六甲台)の正面左側にある田崎慎治神戸商業大学初代学長(注)の胸像脇にある竜舌蘭(リュウゼツラン、センチュリープラント)の花が咲いている。
 
1929年に神戸高商が昇格して設置された神戸商業大学。その初代学長である田崎慎治は、神戸高等商業学校の2代目の校長でもあった。中南米(特にブラジル)に造詣が深い。これが、南米ゆかりの竜舌蘭が本館の左右に植えられた理由なのだろうか。

この7月はじめ、そのうちの1本の真ん中からすくすくと5~6メートルの茎が伸び、その先に蕾がたくさん逆房状に生えて来た。7月28日の雷と豪雨を受けて、房状の蕾の一部の先に黄色の花が咲きはじめた。

7月31日朝日新聞多摩版では、東京・武蔵野市の井の頭自然文化園でも竜舌蘭の花が咲いたことがカラー写真付で報道されていた。

(注)田崎慎治(1872~1954)
長崎県出身。東京高等商業学校(現一橋大学)卒業後、同校の講師を経て文部省留学生として英国バーミンガム大学で学び、帰国後郷里の長崎高等商業校(現長崎大学)教授に就任。
1908年4月、第1回ブラジル移民を輸送する「笠戸丸」の出航を目にして、南米移民に強い関心を持つ。神戸高等商業学校教授となり、愛弟子にはブラジルで活躍した宮坂国人、上塚司、辻小太郎、栗津金六、九十九利雄などがいる。

竜舌蘭は、その名のとおり「100年に1回花が咲く」といわれるように、滅多に花が咲くのにめぐり合わない植物なので、咲いた年は縁起が良いといわれている。折りしも、今年はブラジル移民100年の年に当たる。また、この植物は、原産地では『テキーラ』と呼ばれてその根の部分からメキシコの有名な『テキーラ酒』が造られる。

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写真提供:株式会社神戸学術事業会


家事の専門学校ハウスホールド・ホッホシューレ7月開校、校長は沖幸子さん(1969年教卒)(2008.08.05)

この7月、フラオグルッペ社長の沖幸子さん(写真)が、家事の専門学校ハウスホールド・ホッホシューレを開校した。校長は沖さんが自らつとめる。

この学校は、日本で初めての本格的な家事のプロを育てるスクール。1987年のフラオグルッペ創業以来、顧客の信頼を得てきたフラオグルッペがもつ豊富なノウハウを伝授するのが目的。

「習得した高い家事力を活かし、社会に家庭に役立てていただければ幸いです」と、同校は呼びかけている。

2008年度実施概要は、以下のとおり。

■開講日■ 7月26日(土)・9月27日(土)・11月15日(土)

※各回とも同じ内容。いずれか1日を選ぶ。

■時 間■ 10:00~15:40

※昼食付。

■コース■ 初級コース

※中級・上級コースは別途開催予定です。

■会 場■ フラオ グルッペ株式会社 研修室
〒108-0074 東京都港区高輪2-17-13 テイケンビル8階
(都営浅草線泉岳寺駅 A2A3出口より徒歩2分)
      
■受講料■ 35,000円(税込)

■講 師■ 沖 幸子 

■定 員■ 各回10名

◆お申し込み・お問い合わせは◆

フラオグルッペ株式会社

〒108-0074
東京都港区高輪2-17-13テイケンビル8
TEL 03-3449-2783(代)  FAX 03-3449-2693

Email info@frau-grupe.com

担当:教育事業部 尾崎・宍戸 

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フラオグルッペのホームページから


前田裕子講師(経)の新著『水洗トイレの産業史』(2008.08.04)

前田裕子講師(経)の新著『水洗トイレの産業史』(名古屋大学出版会)が、刊行された。定価は4600円+税。本書はトイレメーカー最大手TOTO(旧社名東洋陶器→東陶機器)をメインに据えながら他社の動向をも織り成して仕上げた”水洗トイレ”に関する歴史書である。

高度成長期に東陶機器(現・TOTO)社長を務めた杉原周一氏、戦前に日本陶器(現・ノリタケカンパニーリミテド)を率い、東洋陶器設立に尽力した大倉孫兵衛氏・和親氏父子ら過去の経営者の人物に焦点を当てている。文献のみならずインタビューも重ね、厚みがある内容となっている。産業史、経営史分野の極めて真面目な研究書であるが、テーマがポピュラーなだけあって、ボリュームのある専門書であるが面白く読める。

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第22回先端技術大賞、神戸大学医学部の京極千恵子さん等受賞(2008.08.01)

優れた研究成果をあげた理工系学生や企業・研究機関などの若手研究者を表彰する「第22回独創制を拓く 先端技術大賞」(主催・フジサンケイビジネスアイ)の授賞式が、7月17日、高円宮妃殿下をお迎えし、東京都千代田区のパレスホテルで開かれた。

式典では、最先端のヒトゲノムの研究で文部科学大臣賞に輝いた神戸大学医学部の京極千恵子さん、がん治療の基盤となる次世代断層撮影技術の開発に挑み、経済産業大臣賞に選ばれた東北大学多元物質科学研究所と古河機械金属の共同研究チーム(代表・吉川彰氏)をはじめ、各章受賞者に賞状と賞金が贈られた(7月18日付フジサンケイビジネスアイ)。

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文部科学大臣賞に輝く神戸大学医学部の京極千恵子さん(左)ーホームページから


企画展「近代日本商船隊の全容」、海事博物館で9月19日まで(2008.07.31)

神戸大海事博物館による海と船の企画展「近代日本商船隊の全容」が7月18日から開催されている。海の日記念事業の一環として、商船隊の歴史や海運の重要性を紹介しているもの。期間は9月19日迄で、開館は月、水、金曜日の午後1時半から午後4時(祝日、8月13、15日は除く。7月19~21は開館)。

今回の企画展は、同館所蔵の山田早苗コレクション、仲島忠次郎コレクション並びにこれまでに寄贈を受けた模型船等をベースに、主として明治から第二次世界大戦までの「商船隊」盛衰の様子、海運の重要性と海国「日本」の歴史の一端を紹介している。

期間は9月19日迄で、開館は月、水、金曜日の午後1時半から午後4時(祝日、8月13、15日を除く)。入場は無料。詳細は海事博物館(電話078-431-3564)へ。

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「近代日本商船隊の全容」のチラシ


神戸大学附属図書館奥田正義さん、「兵庫県大学図書館協議会」の歩みを語る(2008.07.30)

日本図書館協会発行の月刊誌「図書館雑誌」7月号に、神戸大学附属図書館奥田正義(おくだ・まさよし)さんが登場、「兵庫県大学図書館協議会」の歩みを語っている。これは、今年の9月18日(木)19日(金)の両日、神戸のポートアイランドで開催される「全国図書館大会」にちなんで掲載されたもの。

「兵庫県大学図書館協議会」は、1947年(昭和22年)に「阪神間図書館協議會学校部會」として発足した。1950年(昭和25年)に現在の名称となり、今に至っている。この団体は、今年で61年目となる長い歴史と伝統を持つ国公私立の枠を超えた図書館間連携協力組織である。現在は、兵庫県内の47の大学・短期大学図書館が加盟している(http://www.lib.kobe-u.ac.jp/AULH/)。

2006年(平成18年)度から、会長館が神戸大学、副会長館が関西学院大学、監事館が武庫川女子大学。また、企画委員館として兵庫県立大学、聖和大学、頌栄短期大学の各図書館計6館がその任に当っているという。
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石川慎一郎准教授の新著『英語コーパスと言語教育:データとしてのテクスト』(2008.07.29)

国際コミュニケーションセンター/国際文化学研究科石川慎一郎准教授が『英語コーパスと言語教育:データとしてのテクスト』
(大修館書店、定価2600円+税)を刊行した。

本書は、コーパス言語学 (corpus linguistics) の入門書。コーパスとは、 大量の言語データを集めた電子データベースのことで、コーパスを解析することで、自然言語において、 個々の語の頻度はどうなっているのか、個々の語は他の語とどのように結びつくのか、といった問題に対して、 客観的で科学的な解を得ることが可能となる。

コーパスは、狭義の言語学研究だけでなく、近年、言語教育にも、 大きな影響を及ぼすようになってきた。本書は、こうしたコーパスの可能性をふまえつつ、コーパス言語学の概要と、 その教育的応用の方法について具体的に解説している。

全体は2部構成になっている。

第1部では、英語コーパスの系譜、 コーパスの構築・分析技術、データの計量技法など、コーパスの基礎を詳しく解説。
第2部では、 言語教育を構成する3つの観点として、<言語・教材・学習者>に注目し、これらの研究にコーパスをいかに活用すべきかを論じる。

英語学や英語教育学に関心のある学部生・院生・研究者、および、 現職の小中高大の英語の教員にお勧めの書。

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森裕美子さん(1977年理卒)が、手作り科学館「理科ハウス」を開設(2008.07.28)

身近に科学館があったらどんなにいいだろう。これが長年の森裕美子さん(1977年理卒、元数学教師)の夢だった。「身近に」という意味はふたつある。「ひとつは家の近くにあるということ。散歩ついでに立ち寄れる科学館。もうひとつの意味は、科学館のレベルが自分に合っているということ」と森さんはコメントする。展示の説明が難しすぎたり、不親切だと、科学がどんどん遠いものになってしまう。けれども、こんな条件を満たす科学館はどこにもない。それなら、「自分で作るしかない!」ということに気づいて私財を投じた「理科ハウス」が神奈川県逗子市に出来上がった。

「理科ハウス」を建てた理由は他にもある。科学読みものをたくさん読んでもらいたいということだ。科学読みものには謎解きの楽しさがいっぱい。科学あそびを紹介する本もたくさん集めた。「やりたい科学あそびがあったら、理科ハウスで私といっしょにやってみましょう」と森さんは呼びかけている。


相対性理論で有名なアインシュタインを日本に紹介した石原純(いしわらじゅん)という物理学者のことが「理科ハウス」では紹介されている。石原純は森裕美子さんの祖父。物理学者でありながら歌人でもあった。恋愛騒動のために大学の研究者から科学ジャーナリストの道を選び、雑誌や新聞などにエッセイ、子どものための科学の本などをたくさん書いた。「理科ハウス」ではその一部を紹介されている。


森さんの「理科ハウス」については、7月17日付朝日(夕刊)の「街 ひと メガロポリス」欄で紹介されていた。

【参考】http://licahouse.com/
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「理科ハウス」のポスター(ホームページから)


三輪裕範さん(1981年法卒)、「読書術」を語る(2008.07.25)

三輪裕範(みわ・やすのり、1981年法卒)さんが、週刊東洋経済誌(6月21日)の特集「読書術」に登場、自身の体験を踏まえて”読書”を語っている。三輪さんは、伊藤忠商事調査情報部長。丹羽宇一郎同社会長のブレーンの一人と紹介されている。4ページにわたり書かれた三輪さんの読書術のごく一部を紹介してみよう。

【選書眼を養う! 本選びの6カ条】

①わかりにくい文章の本は買うな
パッと開いたページを読んで、分りにくいと思ったら買わない。

②ジャーナリストが書いた本は読むな
視点が短絡的で内幕暴露的なものが多く、議論に深みがない ことが多い。

③有名すぎる学者や評論家の本は要注意
同じような内容を使い回しているだけ。逆に、インプットを 続けている人の本は買い。

④対談本や口述筆記本は読むな
書いたことと話したことでは、厳密性や緻密度がまるで違  う。お手軽本は読むな。

⑤新聞・雑誌の書評は信用するな
日本には真の書評家が少ない。あくまで新刊情報として利用する。

⑥本はその場で思い切って買え
買わなくて損した、と後悔することは山ほどある。

三輪さんは、忙しい商社マンの仕事の傍ら『40歳からの勉強法』(2005年、ちくま新書)『人間力を高める読書案内』(2007年、ディスカヴァー携書)等多数の著書をものしている。神戸大学において「キャリア」をテーマの講義の講師としても活躍された。

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第3回朝日アマ囲碁名人戦、9人の招待選手中2人が神戸大卒ー多賀文吾選手(1996年理院修了)と西村修選手(1964年文卒)(2008.07.24)

第3回朝日アマ囲碁名人戦、9人の招待選手中2人が神戸大卒ー多賀文吾選手(1996年理院修了)と西村修選手(1964年文卒)

第3回朝日アマ囲碁名人戦が、7月20日から日本棋院会館(東京・千代田区)で始まった。地方大会を勝ち抜いた49選手(北海道、東京は2名。その他府県は1名)と招待9選手の58人によるトーナメント戦である。この9人の招待選手中に2人の神戸大学卒業生がいる。多賀文吾選手(1996年理院修了)と西村修選手(1964年文卒)だ。

多賀文吾さんは、2002年の朝日アマ囲碁十傑戦全国大会(朝日アマ囲碁名人戦の前身)で優勝している。一時はプロ棋士を目指したが、神戸大学理学部で素粒子論を学び大学院に進むが、学者への道を軌道修正し2001年近畿管区警察局に就職した。

今回は、前身の朝日アマ十傑戦(45回で終了)から続く「朝日アマ」の歴史の中でも、格別に若い顔ぶれとなった。10代は史上最多の9人、20代14人、30代10人、40代6人、50代11人、60歳以上8人。10代の躍進によって平均年齢はを一気に38・9歳(昨年43・9歳)にまで下がった。

「優勝争いは、招待枠では前名人・尹春浩選手と中園清三選手が有力。尹選手が名人位奪還へ意欲をみせるか、2年連続準優勝の中園選手が挑戦権を手にするか。新棋戦移行後の入賞のない多賀文吾、西村修の2選手が巻き返す予感」といった予測であったが、1位は尹春浩(ユン・チュンホ)選手(招待)。多賀選手はベスト8まで残らず。西村選手は4位に終わった(22日朝日)。


「六甲おろし」(神戸大)、レスキューロボットコンテストの予選通過(2008.07.18)

大規模災害発生の際、被災地での救助活動を行うロボットの競技大会「第8回レスキューロボットコンテスト」(読売新聞大阪本社など主催)の予選が7月6日、神戸市中央区の神戸サンボーホールで開かれた(7月7日付読売新聞)。

このイベントは、阪神大震災をきっかけに2001年から毎年開催されているもの。当日は、全国の高校や高専、大学の計20チームが出場。地震で倒壊した市街地を想定した8.3メートル四方のフィールドで、2チームずつが自作のロボットを遠隔操作し、瓦礫を除去しながら人形を救出した。

8月9,10日に同ホールで行われる本選に出場を決めた12チームの中に「六甲おろし」(神戸大)も入った。その他のチームは次の通り。

▽太助隊(産業技術短大)▽なだよりあいをこめて(神戸市立科学技術高科学技術研究会)▽MS-R(金沢工大夢考房)▽O.U.S.桃太郎(岡山理科大知能機械工学科)▽おかQ(岡山大ロボット研究会)▽救命ゴリラ!(大阪電気通信大自由工房)▽桜菜(日本大羽多野研究室)▽TRRL(津山高専電子制御工学科)▽ミノーズ(岐阜高専)▽レスキューHOT君(近畿大産業理工学部)▽レスキューやらまいか(静岡大ロボットファクトリー)。

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レスキューロボットコンテストのホームページ(http://www.rescue-robot-contest.org/)から


クローズアップされた落語家の桂吉弥さん(1995年教卒)(2008.07.17)

6月28日付朝日新聞(第2兵庫版)で、落語家の桂吉弥(かつら・きちや)さんが、大きくクローズアップされている。桂吉弥さんの本名は富谷竜作(とみや・りゅうさく)。1971年、大阪府茨木市の生まれ。両親とも教師だった。父の母校神戸大学に進学する。人前で喋るのが好き。小学校で児童会長、中学で生徒会長、遠足ではバスガイド代わり。でも、落語は年寄りのやるものと思っていたそうだ。

神戸大学在学中の1994年、桂吉朝(05年死去)に入門する。2005年に、なにわ芸術祭新人賞、咲くやこの花賞を受賞した。今年5月には第2回繁昌亭大賞奨励賞を受賞する。2004年、NHKの大河ドラマ「新撰組!」に山崎蒸役で出演、2007年には朝の連続ドラマ「ちりとてちん」に徒然亭草原役で出演した。NHK「バラエティー生活笑百科」、ABCラジオなどにレギュラー出演している。

桂さんは、「NHKの「新撰組!」が初めてのドラマでした。最初の撮影の時、萎縮してたんです。照明やカメラの人に気を使って、「すみません」を連発してたら、脚本の三谷幸喜さんが「香取(慎吾)君や山本(耕史)君がいるけど、あなたにカメラが向いてる時はあなたが主役。面白いと思うようにセリフを言って下さい」と言ってくれた。大きい言葉やった」とドラマ初出演の頃を回想していた。

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桂吉弥のだいたい毎日日記(http://www.kichiya.net/blog/index.html)から


両極から侵食される職場、鈴木竜太准教授(営)(2008.07.16)

鈴木竜太准教授(営)が7月6日付の日経紙読書欄の中のコラム「今を読み解く」に寄稿している。タイトルは「両極から侵食される職場」。最近出版された現代の職場を題材にした複数の本に言及しながら論評している。

バブル崩壊後、かつての終身雇用制が「成果主義的な人事制度」に移行している。このことが職場に少なからず影響を与えている。成果を挙げていることを背景に、仲間を侮辱したり、わがままに振舞う従業員がいる。他方では、旧来の年功的労働観が残っており、それに苦しんでいる従業員もいる。

鈴木准教授は、この問題は成果主義の考えに沿って「自分の仕事だけをやっていれば良いと考える」過剰に個人主義的な従業員と「旧来の集団主義的な考え方に懐古主義的に固執する」旧来思考の従業員の”両極”が起こしている問題であると指摘する。成果主義の時代であっても、他のメンバーと協調して働くことは重視しなければならない。各人が価値観を理解し合い、お互いを知ろうとする試みが今日では重要であると結ぶ。


百橋明穂教授(文)が、「シルクロードの女性たち」を語る(2008.07.15)

朝日・大学パートナーズシンポジウム「シルクロードの女性たち─飛鳥から敦煌・ペルシャへ」(京都橘大学、朝日新聞社共催)が、6月22日に大阪市北区の大阪国際会議場で開かれた。ユーラシアから日本に至る、文化や民族交流の道に、女性たちはどのような足跡を残したのか。考古学、美術史など様々な角度から迫るパネリストの討論に400人が聴き入った。6月30日付朝日新聞(大阪)に、特集記事が掲載され、その中に神戸大学大学院人文学研究科百橋明穂(どのはし・あきお)教授による基調講演の概要が報じられている。

百橋教授の講演のタイトルは「冒険と悲劇に満ちた人生」。冒険と悲劇に生きたシルクロードを旅する女性たちを語った。シルク(絹)は元々中国の特産品。古代の中国は繭の持ち出しを禁じていた。コータン(現・新彊ウイグル自治区)の国王は中国の皇帝に縁談を持ちかけ、嫁いでくる王女に桑や蚕の繭を持ち出させた。王女は髷の中に繭を隠して伝えたといわれている。後漢の詩人蔡文姫は、故郷の陳留(現河南省)から燕山(現河北省)へ、遊牧民族の南匈奴に連れ去られ左賢王と婚姻させられた。12年後に帰国するが、2人の子は残していかねばならなかった。


『月の沙漠』『お山の杉の子』の作曲者は、姫路師範の卒業生佐々木すぐるさん(2008.07.14)

日本の童謡の古典ともいうべき『月の沙漠』『お山の杉の子』を作曲したのは、神戸大学発達科学部の前身校のひとつである姫路師範の卒業生佐々木すぐるさんである。姫路師範学校を卒業。しばらく郷里の小学校で教師を勤めたあと、援助を得て東京音楽学校(現東京藝術大学)甲種師範科に入学、1916年(大正5年)に卒業した。

佐々木さんは、浜松師範に在職中に「青い鳥」を作曲。6年間勤務の後、上京、主として童謡の作曲に専念する。コロムビア専属として多くの童謡を発表する。著名な作曲作品に『月の沙漠』『お山の杉の子』の他『赤ちゃんのお耳』などがある。戦時中の作曲のほか、青い鳥合唱団なども主宰する。昭和41年(1966)死去した。以下敬称略。

『月の沙漠』は、大正から昭和初期に叙情的な挿絵画家として人気を博した加藤まさをが、講談社発行『少女倶楽部』1923年(大正12年)3月号に発表した「詩と挿画」から構成された作品。これに、当時まだ若手の作曲家であった佐々木すぐるが曲を付けた。童謡としての「月の沙漠」が生まれた訳である。童謡の普及活動もしていた佐々木は、自ら主催する普及のための講習会で同曲を用いた。また佐々木は教育現場での音楽指導用の教本として「青い鳥楽譜」と呼ばれる楽譜集を出版しており、童謡としての「月の沙漠」もその中に収められている。

このような経緯から、当初は児童の音楽教育の中で使われていたが、1927年にラジオ放送されたことから評判となり、1932年に柳井はるみの歌唱で録音、レコード化され、より一般に知られるようになる。その後も童謡として長く歌い継がれ、世代を超えて支持される歌の一つとなっている。初めて「月の沙漠」のレコードを吹き込んだ柳井はるみは、後に松島詩子として歌謡界で活躍した。千葉県夷隅郡御宿町には、主として作詞者加藤まさをを顕彰する『月の沙漠記念館』がある。

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『月の沙漠記念館』のホームページから


財団法人 日本いけばな芸術協会の理事長をつとめる肥原碩甫さん(1962年経卒)(2008.07.11)

兵庫・神戸CSの会が発行する雑誌「神戸佳族」(7・8月号)に、財団法人 日本いけばな芸術協会の肥原碩甫(ひはら・せきほ)さんが登場、いけばな業界を語っている。以下は、その抄録。

肥原さんは1939年(昭和14年)に未生流家元八世肥原康甫の長男として芦屋に生まれた(本名:良樹)。1962年神戸大学経済学部を卒業、化学繊維メーカーに就職した。在学中は「柔道部に熱中し、家元の父から手ほどきを受けることもなかった」と、学生時代を回顧する。本格的にいけばなの修行に入ったのは30歳をすぎてからのこと。いけばな関連の書籍を熟読する等修行に励んだ。

1981年に9世家元未生斎を継承した。以後、伝統の継承と、自身の芸術感覚で新しい造形美の創作・追求に力を注ぐ。海外普及にも積極的。国際展のフェスティバルに親善大使として参加するほか、ブラジル、インドネシア等で花展を開催する等いけばなの国際化に貢献している。

肥原さんは、2004年からいけばなの全国組織である財団法人 日本いけばな芸術協会の理事長(名誉総裁 - 常陸宮妃華子)をつとめている。著書に『新編 未生流いけばな教本 』(2005年、講談社)等多数。

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原油高で脚光を浴びる「海のエコ発電」(2008.07.10)

原油高で「海のエコ発電」が脚光を浴びている。4月4日付日経ビジネス誌が、佐賀大学、ゼネシス、神戸大学、科学技術振興機構の事例を紹介していた。

この記事では、海の上層水と深層水の温度差を利用した発電施設を共同開発した佐賀大学とゼネシス。ジャイロ式波力発電の共同実験を科学技術振興機構とともに行う神戸大学(神吉博工学部教授)の2つの例が紹介されていた。神戸大学が実験を行う場所は、鳥取海岸の沖合。

海洋発電設備は、台風などの自然災害の被害を受けやすい等、克服すべき課題はあるが、「島国である日本は海のエコ発電の開発と普及に戦略的に取り組む必要がある」と、記事は結ばれていた。


大丸の考える社員と紹介された、新井田剛さん(2004年営修士修了)(2008.07.09)

不振が続く百貨店業界。そのなかで、大丸は数少ない勝ち組の一つだ。大丸を支えるのは考える社員たち。大丸労使は、2004年に”キャリア自立宣言”を打ち出した。自主的に高い課題にチャレンジする、自分のキャリアを自分で作る、経営と組合は従業員の自立的キャリア形成の支援をする、というのがその骨子である。

その「考える社員」の典型が、経営企画室戦略企画担当の新井田剛さん。2002年神戸大経営学研究科修士課程に入学、今春”百貨店のビジネスシステム改革”と題する博士論文をまとめた。新井田さんは昨春まで社内で最も忙しい梅田店の販促担当。帰宅は午後10-11時になる。それから論文を書き始め、休日も大学に通う。夫婦関係が危うくなった時期もあったという。今秋から非常勤講師として立命館大学の教壇にも立つ。以上は、6月16日付日経紙から。
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池田暁子さん(1992年教卒)の新著『必要なものがスグに!とり出せる整理術!』(2008.07.08)

イラストレーターの池田暁子さん(1992年教卒)が、新著『必要なものがスグに!とり出せる整理術!』をメディアファクトリーから刊行した。定価は998円(税込)。

池田さんの前著『片づけられない女のための こんどこそ!片づける技術』の「汚部屋」をやっとの思いで片づけ床が出て普通の部屋(のよう)になったことにすっかり満足していた。ところが、来訪した編集から「マダマダな点」を多々指摘された。そこで、押し入れの中、PC周りその他頑張って整理した・・。以上のような顛末を記したコミックエッセイである。

<もくじ>
プロローグ    「汚部屋」は脱出したものの!
  第1章    整理で、時間が3割増える!?
  第2章    文房具は動作別で整理!
  第3章    ブラックホール押し入れに着手!
  第4章    でこぼこ家具をすっきり直線に!
  第5章    こうして解決!PC周りと仕事棚の整理
  第6章    あふれかえる紙モノのやっつけかた
  第7章    憧れの…インテリアコーナーが!
もう一度おさらい 整理術ポイントはたった2つ!
エピローグ    欲しい物がスグに!とり出せる感動
 

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50年以上の歴史をもつ「神戸大学法律相談部」(2008.07.04)

6月15日付毎日新聞に、「神戸大学法律相談部」の歴史と現状に関する記事が掲載された。「神戸大学法律相談部」は、1956年ごろの創部。以来50年以上にわたって、神戸大学法学部の学生らが市民向けの無料の法律相談を続けている。

将来法曹関係の職業を志望している部員も多い。現在2回~4回生計45人が所属している。法律相談は毎週土曜、神戸市立総合福祉センター(中央区橘通3)で行う。受付時間は午後2時~3時半。相談者一人に学生2~3人で対応する。「困っている人を助けたいという思いは当初から今も変わりません」と、部長の中村茂織(しげお)さんは語っている。

昨年1年間に応じた件数は138件。内容は相続関連が一番多く、不法行為、訴訟手続きが続く。各相談には、さまざまな要素が複雑に絡んでおり、大学のテキストのように単純にはいかない。部員にとってはまさに生きた法律を実感できる場だ。無料であること。更に、時間をかけて親身になって話を聞き対応してくれることから、相談者からは感謝の言葉が寄せられているという。


商船ミニチュア模型が並ぶ、神戸大学海事博物館(2008.07.03)

神戸大学海事博物館(深江キャンパス)のガラスケースには、102隻の商船ミニチュア模型が並んでいる。これらの模型は、広島大名誉教授で歯科医の故山田早苗さんが知人に作ってもらったもの。2004年に寄贈された。実物の600分の1で、マストや甲板のロープなど細部も丁寧に再現されている。山田さんは趣味が高じて商船に関する多くの資料を残した。同館の陳列棚に収納された20冊のファイルもその一つ。戦前・戦中に日本で活躍した500総トン以上の全商船約4600隻の記録が収められている。

博物館長の石田憲治教授は「当時の商船の船長や機関長の多くが海事科学研究科の前身の神戸商船大や東京商船大の卒業生。学生に先輩たちの活躍ぶりを感じ取ってもらいたい」と話している。以上は、6月16日付朝日新聞から。


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滝川好夫教授(経)の新著『たのしく学ぶ金融論』(2008.07.02)

滝川好夫(たきがわ・よしお)教授(経)の新著『たのしく学ぶ金融論』(ミネルヴァ書房)が、刊行された。定価は2800円+税。

本書は金融論の学部学生向け教科書・参考書として書かれた。一方、社会人向け啓蒙書でもある。「教科書・参考書には、何を、なぜ、どのようにして学ぶのかがはっきり記述されていなければなりません。しかし、どの教科書・参考書にも、何をどのように学ぶのかは記述されていますが、「なぜ、それを学ぶのか」がはっきりと書かれていません」と著者の滝川教授は、本書の冒頭で強調している。

以下が本書の特色である。

(1)1項目ずつを原則見開き2ページで簡潔に説明している。
(2)現実の生きた経済から学習材料をとり、「何を、なぜ学ぶのか」を明らかにしている。
(3)日本経済の実態をビジュアル化している。
(4)金融の制度・理論・政策・歴史に目配りしている。

なお、滝川教授は、ほぼ同じ時期に『ケインズ経済学を読む』(ミネルヴァ書房、2800円+税)、『たのしく学ぶマクロ経済学』(ミネルヴァ書房、2800円+税)、を刊行している。

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池上洵一名誉教授(文)の『池上洵一著作集』(全4巻)が完結(2008.07.01)

和泉書院から、池上洵一(いけがみ・じゅんいち)名誉教授(文)の『池上洵一著作集』(全4巻)の第4巻(「説話とその周辺」)が、このほど刊行された。定価は15000円+税。この著作集の第1巻(「今昔物語集の研究」)は、2001年に刊行されている。第3巻、第4巻が相次いで出版され、ようやく全4巻の刊行が完結した。

池上名誉教授は、1937年岡山県津山市の生まれ。1960年神戸大学文学部卒業。1966年東京大学大学院博士課程単位取得中退。博士(文学)。専攻は国文学、「今昔物語集」をはじめとする説話文学の研究家として著名。岩波文庫版『今昔物語集』全4巻など多数の著書がある。

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神戸大学研究シーズ発表会(JST Innovation Bridge )(2008.06.30)

『神戸大学研究シーズ発表会(JST Innovation Bridge )』は、大学に潜在するシーズ候補と企業の「産と学との出合いの場」を提供するイベント。7月9日に東京で開催される。 共同研究に意欲的な神戸大学の研究者による基礎研究発表や、ポスター セッション等での意見交換から、 企業独自の視点でシーズを探索できる。

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日時::2008年7月9日 (水)   13:00~17:00

会場:;東京ステーションコンファレンス(サピアタワー6F)

主催::神戸大学・独立行政法人科学技術振興機構(JST)

参加:無料

【研究発表】
~バイオ~
1) 植物の高温耐性誘導剤としての「環境エリシター」化合物
大学院農学研究科 生命機能科学専攻 助教 山内靖雄
2) 冷たいところで働く酵素 (低温活性酵素) の機能・構造特性
連携創造本部 准教授 鶴田宏樹
3) 標的性を有する化学修飾核酸の合成
大学院人間発達環境学研究科 人間環境学専攻  准教授 江原靖人
~エンジニアリング~
4) 磁気力と電気化学反応を活用した抗生物質の分離・分解
大学院農学研究科 食料共生システム学専攻 助教 井原一高
5) 有機金属イオン液体の開発
大学院理学研究科 化学専攻 教授 持田智行
6) 鉄筋腐食したコンクリート構造物の耐震性能評価システムの開発
大学院工学研究科 市民工学専攻  准教授 三木朋広
7) 手拍子による簡易マンマシンインターフェース
大学院工学研究科 情報知能学専攻  准教授 花原和之

※非公開型の報告会につき、聴講には秘密保持に関する誓約書へのご署名が必要。
詳細はホームページ(下記)参照。
http://www.kobe-u.ac.jp/info/event/e2008_07_09_01.htm
申込方法:
ホームページ: 上記アドレスより申込フォームをご利用下さい。

お問い合わせ先:
独立行政法人科学技術振興機構
産学連携事業本部 技術展開部 イノベーション創出課
〒102-8666 東京都千代田区四番町5-3
Tel: 03-5214-7995
Fax: 03-5214-8496
E-mail: innovdei@jst. go.jp
※メールアドレスの一部 (ac.jp の前など) には、メールアドレス収集ロボット対策として半角スペースが挿入されております。メールアドレスご使用の際には、適宜修正願います。


広報誌「みすず」連載の「臨床瑣談」が好評ー中井久夫名誉教授(医)(2008.06.30)

みすず書房の広報誌「みすず」誌上で昨年7月号から不定期連載で始まった中井久夫名誉教授(医)による「臨床瑣談」が、今年の5月号で、6回目をむかえた。精神科医としての長年の経験を通して、専門非専門にかかわりなく、日本の医学や病院の現状について「これだけは伝えておきたい」という姿勢で執筆されている連載だ。

テーマは、虹の色と精神疾患分類、院内感染に対する自衛策試案、昏睡からのサルヴェージ作業の試み、ガン患者への助言など。その5回目として掲載された「SSM,通称丸山ワクチンについての私見」は、毎日新聞で紹介されるなど、ガン患者はじめ多くの関係者の注目をひいた。以上は、6月10日付「出版ダイジェスト」紙から。 

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西島章次教授(経済経営研究所教授)、ブラジル経済を語る(2008.06.27)

毎日新聞社が発行する週刊経済誌「エコノミスト」(6月24日) に、西島章次教授(経済経営研究所教授)が登場、ブラジル経済を語っている。この号の「エコノミスト」では、特集”活況ラテンアメリカ”が組まれている。西島教授は、「『未来世紀』ブラジル、輸出ブームに沸く資源・農業大国」のタイトルのもと、ブラジル経済の現況と展望を分析している。以下は、その抄録。

BRICsの一角であるブラジル。2007年の実質GDP成長率は5.4%と高成長を保ち、輸出額1600億㌦、輸入額1200億㌦は過去最高を記録した。株式市場も好調で、サブプライムローン問題で世界の株価が下落するなか、ブラジルの代表的株価指数であるボベスパ指数は、2007年5月末の5万3000ポイントから2008年5月末の7万2000ポイントに急騰している。メディアが「大衆消費の熱狂」と特集を組むなど、個人消費も空前の活況を示す。ブラジルのビジネス環境は急激に変化しつつある。今後の成長を見越した欧米企業からの投資が急増中。2007年の海外からの直接投資は、過去最高の346億ドルに達した。

ブラジルは単なる資源輸出国ではないことにも注意が必要である。ブラジルの輸出の5割強が製造業製品の輸出。資源・1次産品が2002~05年に3倍に拡大したのに対し、製造業製品も2.5倍になった。2007年の自動車生産は300万台弱に達し、自動車・同部品で150億㌦を輸出している。中型ジェット旅客機の分野で世界の2大メーカーの1つ、エンブラエルは47億㌦を輸出している。

ブラジルには、鉄鉱石、原油、大豆、牛肉等の豊富な資源がある。これらの資源を輸出して得た豊富な資金を、インフラ整備や税制の改善などに活かせるかが、持続性のカギ。製造業の国際競争力をいっそう高めていかねばならない。

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現代世界経済叢書7 西島章次 / 細野昭雄編著『ラテンアメリカ経済論』(ミネルヴァ書房)


小林美希さん(2000年法卒)の新著『ルポ“正社員の若者たち~就職氷河期世代を追う』(2008.06.26)

小林美希さん(2000年法卒)の新著『ルポ“正社員の若者たち~就職氷河期世代を追う』

労働経済ジャーナリストの小林美希さん(2000年法卒)による新著『ルポ“正社員の若者たち~就職氷河期世代を追う』が、6月26日に岩波書店から発刊された。この本は、小林さんの前著『ルポ 正社員になりたい~娘、息子の悲惨な職場』(2007年、影書房)に続く第二弾。今回の新著は、「正社員であっても苦渋労働を強いられる現代の若者たち」の現実をルポしたものである。

小林さんは、今般の新著出版にあたり「若者の労働問題は,非正社員の低賃金・不安定雇用というものだけでなく、雇用が安定しているはずの正社員にも及んでいる」と指摘する。大卒就職率が60%を下回るという就職氷河期時代に,正社員として働き出した20~30代の若者たち。彼等は、非正規化の進む職場で少数精鋭であるがゆえに超・長時間過密労働を強いられ心身を壊されている。また、利益優先の方針のもと、顧客の立場を考えない会社の命令で良心の呵責に悩まされてもいる。

小林美希さんは、1975年茨城県の生まれ。就職氷河期の2000年に神戸大学法学部を卒業、株式新聞社に入社。その後、毎日新聞社エコノミスト編集部で記者として働く。2007年2月からフリーのジャーナリストに。若者の雇用,結婚,出産・育児と就業継続などを中心に取り組む。『ルポ 正社員になりたい―娘・息子の悲惨な職場』は既に3刷。なお、本書は2007年日本労働ペンクラブ賞を受賞している。

【参考】岩波書店ホームページ
http://www.iwanami.co.jp/shinkan/index.html

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「小林美希さん近影」ホームページから


神戸大を中心に日欧六大学が進める世界初の「宇宙太陽光発電衛星(SPS)」打ち上げ計画(2008.06.25)

神戸大学を中心に東京大学、英グラスゴー大など欧州四大学が加わり、日欧六大学が進める世界初の「宇宙太陽光発電衛星(SPS)」打ち上げ計画が進んでいる。この計画にについて、元米航空宇宙局(NASA)幹部のジョン・マンキンス氏がこのほど神戸大学を訪門、共同開発チームを主導する賀谷信幸教授(工)に協力を申し出た。米国の宇宙エネルギー開発の分野で現在も影響力を持つという同氏が加わり、資金調達をはじめ計画は実現に向け、大きな一歩を踏み出した。

今般のプロジェクトは、宇宙で直径500メートル規模のネットを広げ、後で打ち上げる太陽電池パネルを搭載したロボット数十個をネット上に設置する計画。従来の巨大パネルを宇宙で組み立てる案より費用は大幅に軽減されるが、数十億円はかかるとみられている。以上は、6月5日付神戸新聞(夕刊)から。


琵琶演奏家上原まりさんの演奏、第18回神戸大学ミドル会(東京)(2008.06.23)

6月14日(土)、東京凌霜クラブで、琵琶演奏家上原まりさんの演奏とお話を愉しむ会が開催された。

琵琶の生演奏を聴くのは初めてという参加者が殆どであったに違いない。「平家物語」は悲しく、「耳なし芳一」は恐ろしげに奏でる琵琶の音色と語りを堪能することが出来た。古代ペルシャからシルクロードを渡り日本に渡来した琵琶という楽器の歴史。平家物語などの作曲のご苦労、演歌への影響。日本の音楽の底に流れるのが仏教の声明(しょうみょう)ということ等々、琵琶に始まる話題は際限なく広がっていく。

演奏の合間のインターミッションでは、宝塚時代に娘役トップスターとして「ベルサイユのばら」のマリー・アントワネット役を演じた頃の裏話もあり、あっと言う間の一時間であった。

参加者は75名と大盛況。当クラブの会合としては女性会員の参加が極めて多かった。また、今回は夫婦同伴での参加も多数。そのため、三分の一以上を女性が占めるという華やかな会となった。

なお、本稿は「ミドル会」の幹事野崎信さん(1971年経卒)のレポートからの抄録。

(参加者内訳)
昭和27年~39年卒  36名
昭和40年~49年卒   21名
昭和50年~59年卒    9名
昭和60年~平成19年卒 4名
特別参加5名
(ご夫妻 16組、女性28名)

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神戸大学キャンパスで映画「神様のパズル」のロケ(2008.06.20)

5月22日付日刊スポーツ新聞に、神戸大学本館の写真が大きく取り扱われている。昨年夏、ここで2日間かけて映画「神様のパズル」(6月7日公開、東映配給)のロケが行われた。

神戸大学正門を入ってすぐ目の前にそびえる大階段。そこを上がると、重厚な六甲台本館がある。昭和7年建造というだけあって雰囲気たっぷり。映画の主人公である基一(市原隼人)が双子の弟、喜一(市原二役)に代わり登校するシーンがある。本館内の大教室では、現代宇宙論の講義風景が撮影された。また、本館東側にあるベンチは基一と聴講生の老人(笹野高史)が宇宙について語った場所となる。

更に天才少女、サラカ(谷村美月)にマスコミが押し寄せる場面や、基一が憧れの女子学生、白鳥(松本莉緒)と会話を交わすカットなど、あらゆるシーンが神戸大学で撮影された。神戸大学企画部社会連携課広報係赤松朋広主任の「国立大学だからこそ地域に開かれた大学にしていかなくては、と思います」という談話も紹介されていた。

同じ場所が、映画「僕の彼女はサイボーグ」(5月31日公開、GAGA配給)でも使われている。こちらの映画は、昨年1月のロケ。両作品とも神戸ロケには神戸フィルムオフィス(神戸市中央区)が全面協力した。
 
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神戸大学ホームページから


京都大学畑中正一名誉教授・京都大学山中伸弥(1987年医卒)教授共著の『ひろがる人類の夢 iPS細胞ができた!』刊行(2008.06.19)

畑中正一京都大学名誉教授・山中伸弥(1987年医卒)京都大学iPS細胞センター教授共著による『ひろがる人類の夢 iPS細胞ができた!』が、集英社から刊行された。定価は、1100円+税。

ヒトの皮膚細胞から、様々な細胞になれるように遺伝子をウイルスで運ばせて作った夢の万能細胞。これが、iPS細胞である。本書は、対談方式で、このiPS細胞を分かりやすく説明することを試みた啓蒙の書である。以下は、本書の目次。

第1話  iPS細胞が動いた
第2話  iPS細胞とは
第3話  険しかった道のり
第4話  4つの遺伝子の謎
第5話  なぜウイルスを使うのか
第6話  克服しなければならない課題
第7話  ひろがる人類の夢
第8話  研究者への道

本書の著者の略歴は、以下のとおり。

畑中正一 はたなか・まさかず
 1933年 大阪生まれ。
 1980年 京都大学ウイルス研究所教授
 1991年 京都大学ウイルス研究所所長。
 1997年 塩野義製薬㈱代表取締役副社長。
 京都大学名誉教授。

山中伸弥 やまなか・しんや
 1962年 大阪生まれ。
 1987年 神戸大学医学部卒業。
 国立大阪病院臨床研修医(整形外科)を経て
 1993年大阪市立大学大学院医学研究科修了。
 米グラッドストーン研究所博士研究員、日本学術振興会特別研 究員、大阪市立大学助手、奈良先端科学技術大学院大学助教授 および教授を経て
 2004年から京都大学再生医科学研究所教授。
 2008年 同大学のiPS細胞研究センター長に就任。

なお、山中伸弥教授は、本年4月8日に開催された神戸大学平成20年度入学式で「iPS細胞研究で学んだこと」のタイトルで記念講演をおこなった。 山中教授は半生を振り返りながら、三つのキーワード「人生も研究もマラソン。 最後まで走り抜けることが大事」、「VW (Vision and Hardwork)。明確なビジョンがないと努力がムダになる」、 「塞翁が馬。人生、何が幸いするか分らない」を、新入生に贈り、最後に「神戸大学の研究レベルはすばらしい。卒業生であることを誇りに思います」と締めくくった。

【参考】神戸大学ホームページ(入学式)
http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2008_04_10_01.htm


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山中伸弥教授他編の専門書『再生医療へ進む最先端の幹細胞研究―注目のiPS・ES・間葉系幹細胞などの分化・誘導の基礎と、各種疾患への臨床応用』 (「実験医学」増刊 Vol. 26-5)
定価 5670円 (税込)


”坂道の古本屋”「口笛文庫」の経営者尾内純さん(1999年国際文化卒)(2008.06.18)

神戸・元町通りの海文堂書店が発行する季刊誌「ほんまに」(2008年春号)で、「口笛文庫」と経営者の尾内純さん(1999年国際文化卒)が、ほんわかと紹介されていた。

阪急六甲駅の南、バス通りに面して小さな古本屋「口笛文庫」がある。今年1月で開店4年目を迎えた。3年経てば何とかなるだろうと思っていた3年は瞬く間に過ぎてしまった。古書業界の現状は厳しく、見通しは立たない。そんなわけでしみじみと振り返るだけの歴史も余裕も持たない小店ではあるのだが。これが、「口笛文庫」の経営者尾内純さんの感懐だ。

最初に売れたのは英語版のドラえもん150円で、初めての買い取りはダンボールいっぱいのシドニー・シェルダン(!)だったという。尾内さんは十代の終わりにはもう古本屋になりたかったそうだ。「口笛文庫」の店内は明るい。小さな子供連れのお母さんが童話を選ぶ。女子大生らしい若い女性が英語の本を立ち読みする。チョット珍しいタイプの古本屋だ。


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梶山寿子さん(1987年文卒)の新著『トップ・プロデューサーの仕事術』(2008.06.17)

フリージャーナリストの梶山寿子(かじやま・すみこ、1987年文卒)さんが新著『トップ・プロデューサーの仕事術』( 日経ビジネス人文庫)を刊行した。定価は、714円+税。

本書で紹介されているトップ・プロデューサーは、次の人々。それぞれユニークな活躍で広く知られている。

五味一男   「エンタの神様」「マジカル頭脳パワー」
佐藤可士和  気鋭のアートディレクター
亀山千広   「踊る大捜査線」「HERO」
はたけ  シャ乱Qリーダー
石原恒和   ポケモン・ブランドの司令塔
森昌行    「世界のキタノ」の女房役
福原秀己   日本のマンガを世界に売り込む男
石川光久   「攻殻機動隊」「イノセンス」
李鳳宇    「フラガール」「パッチギ!」

本書の著者である梶山寿子さんは、1987年に神戸大学文学部を卒業。テレビ局制作部勤務を経て、ニューヨーク大学大学院に留学し修士号を取得した。並行して読売新聞米国現地版で記者として勤務、のちフリーとなる。ビジネス誌や新聞を中心に、社会問題やビジネス、経営、人材教育、マーケティングなど、幅広く取材・執筆活動を続けている。また、テレビ番組のコメンテーターもつとめているほか、近年はコンテンツ・ビジネスの取材にも力を入れている。著書に『雑草魂』(日経BP社)、『ジブリマジック』(講談社)、『子どもをいじめるな』(文春新書)等。今月『スクール・アーティスト』(文藝春秋)を上梓の予定。

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水素を安全に輸送するテクノロジーを研究する武田実教授(海)(2008.06.16)

”関西から発信する元気情報誌”「元気UP関西」3月号に、武田実教授(海)が登場。水素を安全に輸送するテクノロジーについて語っている。

化石燃料を主なエネルギーとして消費している現代社会。しかし、有限である化石燃料はいつの日にか枯渇してしまう。そこで、化石燃料に替わる代替エネルギーとして、科学者の間で今もっとも注目されているのが!水素パワー。

もし水素エネルギーが実現すれば、自然エネルギーから水素をつくって供給するだけではまかなえず、足りない分は海外から輸入することになる。そこで必要になってくるのが、水素を安全に輸送するテクノロジーだ。現在では、水素を液化して海上輸送するという方法が最も有利とされている。それを実現するための研究に取り組んでいるのが神戸大学海事科学部の武田教授。

「確かに、水素エネルギー社会への移行は避けられない状況にあるといっていいかもしれません。私がいま取り組んでいる海上輸送のための基盤技術は、水素エネルギー社会を実現するためには必要不可欠です。もしこの技術が確立されれば、大量の水素を安全に輸送することができるようになるでしょう」と武田教授は語る。

なお、最新の広報誌『神戸大学最前線』(9号)の”研究紹介”のページにも武田教授は登場している。このページには「海洋と水素エネルギー:超伝導技術の海事科学分野への応用」というタイトルが付されていた。

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神戸大生がつくるNPO「ごみじゃぱん」の活躍(2008.06.13)

5月24日から26日迄、「G8環境大臣会合」が、神戸ポートピアホテルで開催された。この会合には、G8及び中国、インド、ブラジル等主要排出国の環境担当大臣(19ヶ国・地域)国連環境計画(UNEP)、経済開発協力機構(OECD)等の国際機関の代表(8機関)が参加した。

「G8環境大臣会合」開催に先立つ5月20日、読売新聞が「国益越え 温暖化対策」というタイトルのもと7段の特集を組んだ。その中のコラムで、神戸大生がつくるNPO「ごみじゃぱん」の活動が紹介されている。「ごみじゃぱん」は、5月15日、神戸市内のスーパー4店舗で「減装(へらそう)商品」と名付けた簡易包装商品を販売して、効果を測る実験を始めた。

このプロジェクトに必要な約2000万円の実験費用は、趣旨に賛同した「ハウス食品」や「マンダム」など7社が負担した。販売状況などのデータを3ヶ月にわたって集め、同法人代表で神戸大学経済学研究科の石川雅紀教授(環境経済)が環境保護効果を分析する。スーパーの売り場に立った学生たちは詰め替え用シャンプーや外箱を外したレトルト食品を手に、「こんなにごみが減らせます」などとPRした。

「ごみじゃぱん」のメンバーの一人、神戸大学4年の圓尾知子さんは、「環境相会合は私たちの取り組みを広く知ってもらう絶好の機会。『へらそう』を国民的な運動にしたい」と期待を込めて語ったとの感想を述べていた。


【参考】「ごみじゃぱん」のホームページ
http://gomi-jp.com/

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神戸高等工業学校試作の電気自動車(2008.06.12)

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この写真は、 神戸大学工学部の前身である神戸高等工業学校が試作した4人乗り電気自動車。写真の出典は、大村三郎『蓄電池車』(1934年、オーム社)で、この本は国立国会図書館蔵。自動車史研究家佐々木烈氏(『日本自動車史』等多数の著書あり)から、神戸大学東京オフィスに写真のコピーが寄贈された。

神戸高等工業学校における電気自動車試作については、最近刊行された『神戸大学物語』(注)に所収の「廣田精一神戸高工校長エジソンと会見」(54ページ)に紹介されている。

(注)https://www.kobe-u.com(本欄)の「PLAZA」の先頭記事


マスターズ甲子園ニュース(2008.06.11)

第5回マスターズ甲子園の最新ニュースが、神戸大学発達科学部マスターズスポーツ振興支援室から発信された。

マスターズ甲子園2008は、6月15日(日曜日、父の日)の午前8時30分にプレーボール! 当日は、代表OB試合出場選手376名、甲子園キャッチボール参加者448名、ボランティア800名が甲子園球場に集結。大会当日の模様は大会ホームページ(下記)で随時アップされる。

マスターズ甲子園大会ホームページ:http://www.masterskoshien.com/


竹内淳一郎さん(1963年営卒)が、「カメラ産業の戦後60年」のテーマで講演―如水会大阪支部(2008.06.10)

竹内淳一郎さん(1963年営卒)が、如水会(一橋大学同窓会)大阪支部4月度晩餐会で講演を行った。演題は「カメラ産業の戦後60年」。

竹内さんは、ミノルタに約40年間勤務の後、大阪市大・日本大でカメラ産業史の研究を行う。通算50年間にわたりカメラ産業について関わってきたことになる。1959年(昭和34年)、竹内さんは、神戸大写真部に在籍していた。このとき、第15回旧三商大写真展に「あしたにたくす…神戸移住斡旋所〔ブラジル移民〕…」(第六回全日本学生写真コンクール共同制作の部、優秀校受賞)でデビューする。現在は凌影会(神戸大写真部OB会)会長でもある。

1955年(昭和30年)頃、日本製カメラは輸出検査で約三分の一が不合格品という状況下にあった。当時から現在に至るまでのプロセスを竹内さんは詳細なデータをもとに解説した。この講演を機会に、日本製品の競争優位の構築についての研究成果を本にまとめる計画だという。2010年に、旧三商大写真展は創設75周年を迎える。「この三商大仲間の絆は驚嘆に値する」というのが当日出席者の感想であった。

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旧三商大写真展案内ハガキ

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「六甲台学舎を望む」-創立百周年から五年ー 

この写真は竹内さんの作品。神戸大学六甲台学舎の遠望である。左下に5年前の同じ位置から撮影した写真が添えられている。 神戸大学経済・経営・法各学部・研究科、国際協力研究科の同窓会誌である「凌霜」377号(2008年5月刊)の表紙を飾った。


一海知義名誉教授(教養)の著作集刊行始まる(2008.06.09)

中国文学者で、昨年『〈決定版〉正伝 後藤新平』の校訂で毎日出版文化賞を受賞した一海知義名誉教授(教養)の多彩な仕事を集大成する『一海知義著作集』(全11巻・別巻1、藤原書店)の刊行が始まった。一海名誉教授は1929年生まれ。京都大学文学部で吉川幸次郎教授に師事、神戸大教授(1993年まで、現名誉教授)を歴任した。陶淵明、陸游らの中国古典詩や、河上肇の研究で知られている。

第1回配本は、第2巻『陶淵明を語る』(6825円)。1997年に出版された『陶淵明--虚構の詩人』のほか、1959年以降に発表の陶淵明に関する論文などが収められている。隔月の配本で、7月以降、第7巻『漢詩の世界1』、第5巻『漢詩人河上肇』、第10巻『漢字の話』の順に発行される予定(6月1日付毎日)。

『一海知義著作集』は、鶴見俊輔(哲学者)、杉原四郎(甲南大学名誉教授)、半藤一利(作家)、興膳宏(前京都国立博物館長)、筧久美子(神戸大学名誉教授)各氏からの推薦を受けている。なお、別巻では「一海知義と語る」として、鶴見俊輔、井上ひさし、半藤一利、小池昌代、彭佳紅、興膳宏、杉原四郎、加藤周一、橋本五郎、桂あやめ、江守徹、山崎陽子、坪内稔典各氏との対談が収録される予定。

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藤原書店のロゴ


三大学戦開会式、同応援団合同演舞演奏発表会、6月19日に一橋大学で(2008.06.09)

戦前の旧三商大の流れをくむ「三大学戦開会式、同応援団合同演舞演奏発表会」が、今年は6月19日(木)に以下の要領で、一橋大学兼松講堂(東京・国立市)で開催される。

ー三大学戦開会式、同応援団合同演舞演奏発表会ー
[日時]6月19日(木)
    12;05  
    13:30~大阪市立大学応援団
    15:05~神戸大学応援団総部
    16:40~一橋大学体育会應援部
[場所]一橋大学兼松講堂(写真)
(以下のURLで,一橋大学のキャンパスマップを見ることができる)
http://www.hit-u.ac.jp/guide/campus/campus/index.html


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恩師五百旗頭真名誉教授の著書『戦後日本外交史 1945-2005』を中国語に翻訳した呉万虹さん(2001年政治学博士)(2008.06.06)

中国天津出身の呉万虹(WU Wan Hong)さんは、天津外国語大学で日本語を専攻。卒業後は天津日報社に勤務した。1994 年から神戸大学で学び、2001年政治学博士号を取得している。研究テーマは、戦後日本外交、中日関係。2004年には、『中国残留日本人の研究――移住、漂流、定着の国際関係論――』(日本図書センター、定価3600円+税)を出版した。2004年からは、中国社会科学院日本研究所対外関係室で助理研究員(講師)をつとめている。

神戸大学在学中の呉さんの恩師は、五百旗頭真教授(現名誉教授、防衛大学校校長)。呉さんは、昨年五百旗頭真名誉教授の著書『戦後日本外交史 1945-2005』(2006年、有斐閣)を中国語に翻訳し中国世界知識出版社から出版した。今は研究に没頭する毎日。日本語でエッセイを書くという趣味に手を染める時間がないようだ。

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吉永小百合さん主演の映画『母べえ』の夫「父べえ」は、戦後神戸大学でドイツ語を教えた野上巖教授(2008.06.05)

最近評判になった吉永小百合さん主演の映画『母べえ』(山田洋次監督)。この映画にでてくる「父べえ」(坂東三津五郎)は、戦後神戸大学でドイツ語を教えた野上巖教授である。

映画の原作は、長年にわたり黒澤明監督のスクリプターを務めた野上照代さんの作品『母(かあ)べえ』(中央公論社)。幼い頃の家族の思い出を綴ったノンフィクション作品『母べえ』(中央公論社)。 舞台は、1940年(昭和15年)年の東京。父と母、娘の初子と照美の野上家は、お互いを「父(とう)べえ」「母べえ」「初べえ」「照べえ」と愛称で呼び合う仲睦まじい家族だ。その平穏な暮らしは、ある日突然、「父べえ」が治安維持法違反で検挙されてしまったことで一変する。当時は、戦争反対を唱えることが、国を批判するとして罪だった。平和を願う信念を変えない限り、「父べえ」は自由の身には戻れない。新年を迎えても、「父べえ」は帰らず、やがて日本はアメリカとの戦いに突入していく……。

どんな困難を目の前にしても常に子供たちと喜怒哀楽を精一杯共にする情愛深い母である野上佳代。その母は、戦争反対の信念を曲げない夫を尊敬し、何があっても信じて支え続ける、一本芯の通った妻でもある。映画では、「父べえ」は獄中死することになっている。しかし、現実の「父べえ」(野上巖)は、1955年に神戸大学文学部講師(後に教授)となり、神戸に赴任して神戸大学御影分校でドイツ語を教える(1957年57歳で死去)。野上巖は、戦前から新島繁のペンネームで『社会運動思想史』等の多数の著作があり、神戸大学図書館には「新島繁文書」というかたちでまとめられ目録が作成されている。

「出版ニュース」(2008年2月下旬号)、藤原書店の広報誌「機」(2008年4月)では、映画『母べえ』にちなんで新島繁の業績が再評価されている。なお、「機」への寄稿は一海知義神戸大学名誉教授である。


  
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『母べえ』DVD


硬式野球神京戦、今年は6月14日に六甲台グラウンドで(2008.06.04)

1971年(昭和46年)から始まった硬式野球の神戸大・京都大対抗戦。35回目を迎える今年は、6月14日に六甲台グラウンドで開催される。また、前日には「前夜祭」も開かれる。以下は、スケジュール。

○神京戦 6月14日(土)
 於:六甲台グラウンド
 12:00~  開会式
  13:00~  試合開始
 ※神戸大学は一塁側

○神京戦前夜祭  6月11日(水)  
於:国際文化学部 B棟前
 12:10(2限終了後)~


過去の戦績は17勝16敗1分と互角の勝負。このところ神戸大は3連勝中で、応援団では「今年も是非,神戸大学硬式野球部を勝たせましょう!!」と呼びかけている。

なお、1971年の第一回は8-1で神戸大が勝った。神戸大と京都大の野球の試合は歴史が古い。1931年(昭和6年、当時の神戸商業大学)秋に始まり1962年(昭和37年)春に入れ替え戦方式に変更されるまでの「関西六大学野球リーグ戦」では、神戸大・京都大戦は春秋2回行われていた。その後、両校は別のリーグに属することになり、1971年になって”対抗戦”形式による試合で復活することになるという経緯がある。

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金井壽宏教授(営)の監訳『幸之助論』発刊(2008.06.03)

金井壽宏教授(営)監訳・高橋啓訳『幸之助論ー「経営の神様」松下幸之助の物語ー』(ダイヤモンド社、定価1800円+税)が発刊された。原著者はジョン・P・コッター。巻頭には松下幸之助の生涯を彩る様々な写真が収録されている。本書の原著は1997年の発行、翌年飛鳥新社から翻訳が刊行された。今般、コッターの著書を数多く出版してきたダイヤモンド社から新訳(同じ訳者で)が刊行されることになった。

金井教授は、本書の刊行に寄せて、「コッターが、『幸之助論』で引き出した最大の教訓は「艱難汝を玉にす」に近い」と紹介している。300ページ近い大著であるが、内容は人間ドラマであり、興味深く読み進むことができる本である。

日本人の書く松下幸之助の伝記は、とかく神格化したり絶賛調であったりしていたが、本書は一味異なる。ハーバード大学教授でリーダーシップ論担当の著者による本書の切り口は興味深い。本書を読むと、新しい松下幸之助像が、浮かび上がってくるにちがいない。なお、これまでタブー視されていた私生活面についての言及が一部の読者の関心をよんだらしい。

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神戸大学キャンパスでロケした「僕の彼女はサイボーグ」封切(2008.06.02)

5月31日、映画「僕の彼女はサイボーグ」が松竹系各館で封切られた。この映画では、昨年ロケがあった神戸大学六甲台の教室や学生食堂のシーンが出てくる。また、神戸大丸や居留地・南京町を東京の街に擬え、大地震下で発生したバーチャルストーリーとして展開させている。そんなことから、神戸大学関係者の間で話題を呼んでいる。

1960年代の或る卒業生が、神戸の街や神戸大学が出てくるというので、早速見に行った。その感想は「たまの暇つぶしに良いかも・・・・・」というもの。このコトバには若者向けの映画を見に行ったので、照れ隠しの要素があるかもしれない。母校の情景が劇場映画で見られる喜びの気持ちも含まれていよう。卒業後、神戸の街を遠く離れた卒業生が、この映画を見ると、懐かしさで胸が一杯になるかもしれない。

【参考】「僕の彼女はサイボーグ」のホームページ
http://cyborg.gyao.jp/


佐々木蔵之介さん(1992年農卒)、女性向けフリーマガジン「L25」に登場(2008.05.30)

人気俳優の佐々木蔵之介さん(1992年農卒)が、女性向けフリーマガジン「L25」(5月16日→22日)で、クローズアップされている。佐々木さんは、連続ドラマに映画に引く手あまた。その魅力は、何と言っても一筋縄ではいかなそうな”目つき”にあるという。佐々木さんが探偵の北沢役を演じた映画『アフタースクール』の内田けんじ監督は「蔵之介さんはいろいろなことを経験してきた目をしている」と評す。この『アフタースクール』は、5月24日(土)から全国ロードショー。

佐々木さんは、1968年京都市の造り酒屋・佐々木酒造の息子として生まれた。洛南高校を卒業。東京農業大学農学部醸造学科に進学したが中退、神戸大学農学部に入学する。大学卒業後、広告代理店大広に勤務した(同期入社に「ますだおかだ」の増田英彦がいた)。神戸の劇団惑星ピスタチオを経て、2000年、NHK連続テレビ小説『オードリー』に出演し脚光を浴びる。

2003年にはドラマ『白い巨塔』(フジテレビ)、2004年には『離婚弁護士』に出演。主にテレビドラマや舞台を中心に活躍中だ。『離婚弁護士』ではその面長を揶揄する「ハンサムなラクダ」という不名誉ながらもどこか愛らしい呼称が生まれた。

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作家三枝和子さん(1948年兵庫師範卒)の選集(全6巻)刊行(2008.05.29)

作家三枝和子さん(1929ー2003)の選集(全6巻)が鼎書房から刊行された。 2月22日付の「週刊読書人」では、この全集の特集を組み、監修者の一人与那覇惠子氏がインタビューに答えている。

三枝和子(さえぐさ かずこ)さんは神戸市の出身で、旧姓は四本。1948年に神戸大学の前身校のひとつ兵庫師範(現発達科学部)を卒業した。同年、旧制関西学院大学文学部哲学科に入学、1950年に卒業した。引き続き、同大学院文学研究科修士課程に進学、武市健人氏にヘーゲルを学ぶ。1951年に中退、森川達也氏(本名三枝)と結婚する。13年の間中学校教師をしながら、森川氏らと同人雑誌『文藝人』を通じた文学活動を実践する。

1963年、森川氏が兵庫県の実家の寺を継いだため、東京に仕事場をもち、東西往復生活が始まる。1968年に『鏡のなかの闇』を刊行、1969年には『処刑が行われている』を出版し、田村俊子賞を受賞した。

その後も多くの作品を発表したが、1988年以降は、平安朝の女性文学者、古代の女性などを主人公とする歴史小説を多く書いた。ほかに『響子』シリーズがある。また1991年刊行の『恋愛小説の陥穽』では、まだあまり例がなかったフェミニズム文学批評を実践した。

三枝さんのエッセイ集『花蔵院日記』(1985年、雪華社)所収の「勾配のある体育祭」という作品には、戦後間もない頃、神戸市立上野中学の新任教師時代の体験(屋上でフォークダンスやカドリールを踊る)が書かれている。当時の上野中学は、福住小学校に同居していたそうだ。

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第3巻には、『響子微笑』、『響子愛染』、『響子悪趣』、『響子不生』の四作品が入っている。


JFE商事ホールディングス福島幹雄社長(1968年経卒)、抱負を語る(2008.05.28)

「山陰の経済」(山陰経済経営研究所発行)春号に、JFE商事ホールディングス福島幹雄社長が登場、抱負を語っている。「トップレベルの鉄の総合商社をめざす」というのが、福島社長のモットー。「鉄鋼業は成長産業という新しいステージに入ってきています。中国をはじめとするBRICsを中心とした新興国の経済成長に合わせ、鉄の消費量はどんどん増えますから、鉄の需要はこれからも確実に伸びていきます。そのなかで商社としてさまざまな商売のチャンスを見つけていくことが大事」と、福島社長は、熱っぽくかたっている。

福島社長は、鳥取県倉吉市の生まれ。米子東高校から神戸大学経済学部へ進学する。たまたまゼミの先輩に誘われたのが縁で1968年に川崎製鉄に入社した。「最初に配属されたのが、当時、千葉製鉄所につづく最新鋭の工場として建設中だった岡山県の水島製鉄所(昭和36年開設。現・JFEスチール西日本製鉄所)の工程管理の部署でした。工場を新たに立ち上げるための人が足りなくて、入ってすぐから即戦力としていろいろやらせてもらいました」と福島社長は入社当時を回想する。

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神戸元町海文堂書店が、「がんばれ! 地元の出版社」と、神戸学術事業会にエール(2008.05.27)


『ビジュアル版 神戸大学物語』が3月に発行されてから2ヶ月。同窓会誌等大学関係の媒体で取り上げられたほか、一般の媒体で記事として取り上げられている。既に4月8日付神戸新聞では、写真入4段の記事が掲載された。一方、神戸元町通りの海文堂書店が、発行する月刊「カイエ」5月号でも『ビジュアル版 神戸大学物語』の刊行が報じられている。その見出しが凄い。以下のようなものである。


    ★★★ がんばれ! 地元の出版社 ★★★
        【神戸学術事業会】(神戸市)


続いて、株式会社神戸学術事業会の紹介がある。「神戸大学の卒業生・在校生・教職員は総勢約14万人。「神戸学術事業会」はその人脈ネットワークと知の資産を活用してさまざまな事業を展開していますが、その一環として、このたび『ビジュアル版 神戸大学物語』(神戸大学物語刊行委員会 編/税込1,000円)が出版・・・」。

重厚なイメージの「大学史」とは違う。写真を多用して神戸大学の誕生から現在までをたどることで、未来を見通す内容になっている云々の紹介がなされている。神戸大学教職員、在校生、受験生、その父兄、高校教師、そして卒業生たちにとって格好の読物として評判を呼んでいる。

なお、『ビジュアル版 神戸大学物語』は、海文堂書店をはじめとする神戸市内の主要書店、神戸大学生協では平積みで販売されている。書店の店頭にない場合は、全国どこからでも注文により発注することができる(発売は六甲出版販売)ほか、神戸学術事業会への直接注文も可能だ(詳細は下記)。

https://www.kobe-u.com/ の右端PLAZA欄

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第10回記念 KUC海外親睦旅行(カナダ)(2008.05.23)

神戸を拠点とする神戸大学の全学部同窓会クラブ(KUC)では、毎年海外親睦旅行を開催している。今年はそ第10回目。今年は、米国日通旅行社長山崎正雄氏(2000年法博修了)の推薦によりハイクラス、ダイナミックな景色を堪能できるナイアガラの滝とカナディアンロッキーを訪れる「カナダ大自然ハイライトの旅」の企画。
KUCでは、「ご家族・友人共々奮ってご参加ください」と参加を呼びかけている。

“カナダの大自然を満喫する” 8日間の旅
企画団体   神戸大学クラブ「KUC旅行同好会」
企画実施   日本通運(株)神戸旅行センター
日   程   9月4日(木)~9月11日(木)の8日間

「費用」「申し込み方法」等については下記KUCホームページ参照。
http://home.kobe-u.com/kobe/

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中村昇名誉教授(理)、米航空宇宙局(NASA)シニア研究員に(2008.05.22)

宇宙化学者の中村昇名誉教授(理)が、米航空宇宙局(NASA)のシニア研究員に就任する。5月17日付読売新聞(夕)によると、就任はこの6月から。期間は2年間で、シニア研究員として勤務する。中村名誉教授は「必ず成果を残す」と意気込んでいる。
 
中村名誉教授は、神戸市北区の民家に落下した隕石を「神戸」と命名したことで知られている。東京理科大助手時代の1970年から隕石の研究を始めた中村名誉教授は、1991年に神戸大教授となり、隕石の成分の分析方法を開発した。1999年9月に落下した隕石「神戸」を鑑定し、地球上にない放射性同位元素2種類を見つけ、液化後に再結晶した「変成隕石」だったことを国内で初めて確認した。中村名誉教授は、「火星に生命が存在したという根拠が発見できるかもしれない」と話す。


【参考】神戸隕石の写真は下記参照(国立科学博物館理工学研究所米田成一)
http://research.kahaku.go.jp/department/engineering/3/inseki/koube_inseki.html


マスターズ甲子園2008(2008.05.21)

「マスターズ甲子園2008」、今年は6月15日(父の日)に開催

第5回大会となる「マスターズ甲子園2008」。今年は6月15日(父の日)に開催することが決定している。マスターズ甲子園は、発達科学部の長ヶ原誠准教授が発起人となって立ち上げたイベント。かつての高校球児たちが甲子園球場のグラウンドで再びプレーすることを目指している。

詳細は、「2008大会ホームページ」(下記)参照。
http://www.masterskoshien.com/index2.html


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宮尾龍蔵教授(経済経営研究所長)等日銀総裁人事について論評(2008.05.20)

4月23日から25日の3日間、日経紙の経済教室欄が「日銀総裁人事、その教訓と課題」をタイトルとして上中下3回に渡る特集を行っていた。

初回(23日)は、川本祐子早稲田大学教授、続いて24日は北坂真一同志社大学教授、最終の25日は神戸大学経済経営研究所長による論評であった。24・25両日は、神戸大学関係者が登場した。

前神戸大学助教授の北坂同志社大学教授(1991年経院後期修了)は、「日銀総裁には2つの仕事が求められる。一つは組織の管理者、ひとつは金融政策を左右するエコノミストとしての仕事である。後者の役割が特に重要。その意味で白川総裁の任命は結果的に最適な人物の一人だった。日本ではインフレ目標政策のような政策ルールが確立されていないので、日銀の政策への信任を得るために、総裁が個人的に信任されることが非常に重要。また、5年という任期は信任を得るためには短すぎる。現在の情勢の下では早めの金利引下げを検討する必要があるかも知れない」と論評する。

宮尾神戸大学教授は、「日銀総裁は天下りで務まるような仕事ではない。福田首相が日銀正副総裁ポストは財務省の既得権益ではないと明言していれば、民主党の対応も異なっていたかもしれない。現在の経済情勢は、金融不安とインフレ懸念が並存している状態で日銀はこのような状態を慎重に見極める必要がある。バブル崩壊後の経験と政策対応は、各国にも有益なはずで、グローバルに発信して現下の政策対応に生かされるべきだ」と論評していた。
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東京六甲男声合唱団第二回演奏会開催される(2008.05.19)

4月12日(土)、東京六甲男声合唱団演奏会が浜離宮朝日ホール開催された。今回は第二回目。前回(2006年4月)と同じく、神戸大学学友会・凌霜会東京支部や東京都合唱連盟等の後援を受け、世界最高級の音響との定評のある浜離宮朝日ホールで、満員の聴衆を集めての開催であった。

前回からの二年間、東京六甲男声合唱団は、更なる音楽的な飛躍を期して、プロ指揮者仲子誠一氏を迎え、団内指揮者静川靖敏(1863年営卒)と併せて、両氏からの指導を仰いできた。メンバーはグリークラブのOBに限らず、近年は体育会系クラブ出身者等も多数入ってきている。総勢31名の団員がステージに立った。

第一部(指揮:静川靖敏)は、「懐かしい世界の歌」として世界中で親しまれている愛唱曲五曲。『フィンランディア賛歌』は、フィンランドでは第二国歌として広く愛唱されており、当日はフィンランド語で歌われた。ロシア民謡『オレグ公の歌』は、長年日本語歌詞で歌われてきた。この演奏会の為に、海外の合唱団から楽譜やCDを入手し、亀田卓一(1961年工卒)が中心となりロシア語通団員の協力でロシア語歌詞を完成させ、この日の披露となる。高倉勇(1861年営卒)がソロを歌う。『懐かしき愛の歌』では、橋田晋治(1960年法卒)が独唱した。ジャマイカ民謡『さらばジャマイカ』では、竹本鉄三(1970年経卒)と岸本正義(1961年工卒)が歌った。最後は沖縄の海の歌『島唄』。日本語でしっとりと歌い上げられた。

第二部(指揮:仲子誠一)は、ドヴォルジャーク作曲・福永陽一郎編曲の『ジプシーの歌』。この曲は、郷愁に満ちた第四曲『わが母の教えたまいし歌』を中心にリズムの変化に富んだ全七曲の歌曲集である。第一曲『わが歌ひびけ』では、藤田善弘(1965年営卒)がソロを歌った。

第三部の冒頭で団長の團野廣一(19656年営卒)から挨拶がある。聴衆と学友会・凌霜会の後援に謝辞を述べ、更に、次の『大中恩作品集』の作曲者大中恩氏が来聴されている旨の紹介があった。大作曲家の作品を面前で歌うという滅多にない機会に、指揮者(静川靖敏)と団員は、些か緊張しつつ、全五曲を歌い終えた。なお、第三曲『こんな夜には』のソロは、大隅孝二(1960年法卒)が行った。

第四部(指揮:仲子誠一)は、ラインベルガーの『ミサ曲』全七曲。作曲者はドヴォルジャークと同時代ではあるが、作風は全く異なり、禁欲的な教会音楽の世界が、豊かな響きと共に、繰り広げられた。作曲者は、音楽大学の作曲科教授でもあり、作曲技法の粋を尽した、団員にとっては難曲であった。

【東京六甲男声合唱団連絡先】

大野紘(1963年経卒)電話:0427―26―3578

なお、本稿は東京六甲男声合唱団佐原博規氏(1965年経卒)が書かれた原稿の抄録です。

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浜離宮朝日ホール


久保雅義教授(海)の編著『海上貨物輸送論』刊行(2008.05.16)

久保雅義教授(海)の編著『海上貨物輸送論』(成山堂書店)が刊行された。海上輸送における貨物損傷をいかに抑えるかをテーマに、荷役設備、固定方法、動揺など航海に必要な知識をわかりやすく解説している。執筆者は、以下のとおり。全員が、工学または商船学博士で、海事学部の前身の神戸商船大学の卒業生である。

久保雅義 神戸大学大学院海事科学研究科教授(編著者)
斎藤勝彦 神戸大学大学院海事科学研究科教授
水井真治 広島商船高等専門学校商船学科教授
浅木健司 独立行政法人海事教育機構海技大学校教授
笹 健児 広島商船高等専門学校商船学科准教授

目次は以下のとおり。専門的で難解な数式等も見られるが、海運関係者のほか商社、損害保険会社、倉庫会社、物流会社等勤務者にも参考となろう。

第1章 海上貨物輸送の概要
第2章 海上貨物輸送の変遷と荷役設備
第3章 船舶貨物の損傷実態
第4章 コンテナによる輸送
第5章 船体の安定性
第6章 トリム
第7章 喫水と排水量
第8章 船体強度
第9章 船体動揺と貨物の移動防止
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宮下規久朗准教授(文) 、モディリアーニ関連図書など3点を刊行(2008.05.15)

「モディリアーニ展2008 変身する、美の記憶」が、東京国立新美術館にて開催されている(注)。 期間は、2008年3月26日から6月9日まで。これに呼応して、宮下規久朗准教授(文)が 、モディリアーニ関連図書など3点を続々と刊行した。

(注) www.nact.jp/exhibition_special/2007/modigliani/index.html

○橋本治・宮下規久朗 著『モディリアーニの恋人』
 (2008年、新潮社、1400円 +税) 
画家モディリアーニとその恋人ジャンヌ・エビュテルヌの物語。

○宮下規久朗著『モディリアーニ モンパルナスの伝説』
 (2008年、小学館、1800円 +税) 
“呪われた画家”と呼ばれ続けた天才画家。本書は、新しいモディリアーニ像に鋭く迫っている。

○宮下規久朗著『刺青とヌードの美術史-江戸から近代へ』
(2008年、NHK出版、970円+税)
日本では外で裸体になることは禁じられている。しかし、明治初期までは裸体の風俗はごく一般的だった。 かつての日本は”裸体の楽園”といわれていた。政府が欧米人の目を気にして裸体の習俗を禁じ、街角から裸体の姿が消えつつあるころ、 西洋から「ヌード」という新たな芸術形式が流入した。このようなテーマを本書は扱っている。

第3番目の宮下淳教授の著書『刺青とヌードの美術史-江戸から近代へ』は、5月11日付日本経済新聞読書蘭で、山中裕二氏(明治学院大学教授)による書評が掲載されていた。

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「日経ベンチャー」4月号に加護野忠男教授(営)が登場、「つぶれない会社」を語る(2008.05.13)

「日経ベンチャー」4月号に加護野忠男教授(営)が登場、「日本企業本来の強さがあれば、合理的な中国企業に勝てる」のタイトルのもと「つぶれない会社」を語っている。この記事では、”加護野教授の「潰れない会社3か条」”が、紹介されている。以下は、その3か条。

○小さな問題に対して、徹底的にこだわる

日々の収支をきっちり管理し続ける


○足元の変化を見逃さず、異常を早めに察知して対応

世間の変化が自社にどう影響するかにも注意


○報われないことでもキッチリ最後までやり抜く

「見えないところも手を抜くな」という愚直さが日本の強み

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神戸大学における「不適正な遺伝子組換え実験」についての「学長声明」出る ー大学ホームページに掲載ー(2008.05.12)

神戸大学医学研究科の1研究室」で、不適正な遺伝子組換え実験が続いていたことが判明した。 本件に関して、野上智行学長がお詫びするとともに、調査結果をご報告し、再発防止策が神戸大学ホームページに掲載された。以下は、その概要。

・「学長声明」
・「遺伝子組換え実験の不適正な処理について」(PDF形式、23KB)
・「神戸大学学生、大学院生、教職員のみなさんへー遺伝子組換え実験再開にあたって」

詳細はホームページ(下記)参照。

http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2008_05_10_01.htm


第22回神戸大・横浜国大アメフット定期戦(5月5日、東京)(2008.05.12)

5月5日、神戸大学アメリカンフットボールチーム「レイバンズ」が、横浜国立大学「マスティフス」と第22回定期戦をおこない、52-14で勝利を収めた。

今年の定期戦会場は、東京・調布市の味の素スタジアム・アミノバイタルフィールド。小雨の振る中での試合であったが、関東在住の「レイバンズ」ファン、また遥々関西から応援に駆けつけてくれたファンたちが応援した。試合後は調布市文化会館で懇親会が開かれ、両校の親睦も深まった。

なお、昨年の定期戦は、5月4日に神戸・王子スタジアムで開催、試合結果は20-20の引き分けであった。

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味の素スタジアム 右下⑧がアミノバイタルフィールド


後期高齢者医療制度について論評、小塩隆士教授(経)(2008.05.09)

新たに導入された「後期高齢者医療制度」に関して、マスコミでは激しい論議(批判)がされている。この問題について、4 月23日付朝日新聞コラム「私の視点」で、神戸大学大学院経済学研究科小塩隆士(おしお・たかし)教授が論評している。見出しは「高齢者医療 低所得層ほど不利、改善を」というもの。以下は、その概要である。

一人当たり年間医療費は65歳未満は約16万円だが、後期高齢者を含む65歳以上は約65万円。今後高齢者の比率が上昇することを考慮すれば、すでに深刻な赤字を抱えている国民健康保険で高齢者医療をカバーすることは不可能。新制度は税金で5割、現役世代で4割を賄い、残り1割を高齢者が負担することになっている。保険料は都道府県単位で一本化し、自治体間の格差是正を図った。財政基盤を強化し、不公平を是正する策として新制度の方向性は正しい。また、新制度が所得に連動する度合いは国保より高まっているのは納得できるが、市町村単位の低所得者向け軽減措置がなくなるなど、新制度は最も救済すべき弱者が最も困る状況を生み出している。日本の高齢者の所得格差は他の先進国より大きいが、社会保障は低所得層への配慮が乏しい。

以上から、小塩教授は、医療をはじめとして「高齢者間の負担配分の公平性をさらに追求する必要がある」と結論付けている。
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小塩隆士編『公平性と政策対応』(新しい日本型経済パラダイム グロ-バル化と人口減少下の持続可能経済シリーズ第二巻 、2007年、勁草書房、定価:税込3150円)


鈴木正裕元神戸大学長、瑞宝重光章を受賞(2008.05.08)

鈴木正裕第10代神戸大学長が、春の叙勲で瑞宝重光章を受賞した。4月29日付の神戸新聞では、このニュースを詳しく報じている。

鈴木正裕学長の任期は1991年2月から1995年2月。学長退任の約一ヶ月前に阪神・淡路大震災が発生した。入試時期で、急遽岡山大と大阪大に協力を求めるなど、対応に追われた。心が痛んだのは犠牲となった学生たちのこと。「広い学長室で独り、秘書の報告を待ちました。犠牲者は増える一方で、子どものころ、戦災で焼夷弾が落ちてくるのを頭を抱えておびえていた心境とだぶりました」と鈴木元学長は当時を回想する。

鈴木元学長は、公務員の長男として大阪で生まれ、12歳で父を亡くした。京都大法学部に入学し、司法試験に学部4年生のときに合格。28歳のとき、亡き父の母校神戸高商(注)の後身である神戸大学の専任講師になり、以降約35年、神戸大の教育に尽し、この間に司法試験の考査委員も務めた。

(注)父不覉雄氏は1925年(大正14年)卒

専門は民事訴訟法(民訴)。「”眠素(眠りの素)”と言われないよう、自分の知識の十分の一でも分かってもらえればいい、という気持ちで教えていました」。このような鈴木元学長の弁で、記事は結ばれていた。

%E9%88%B4%E6%9C%A8%E6%AD%A3%E8%A3%95.jpg鈴木元学長の著書。


江崎グリコ冷菓研究所マネジャー八木章さん(1981年農)が、世に送り出したアイス430種類(2008.05.07)

江崎グリコ冷菓研究所マネジャー八木章さん(1981年農)が、4月28日付の朝日新聞夕刊に登場、アイスクリームの商品開発の仕事を語っている。

2003年のことである。八木章さんは、にたまたま受けた人間ドックでカロリー過多と診断され、「もうアイスを食べられないか」と目の前が真っ暗になった。八木さんはアイスクリームの商品開発に20年余携わっている。八木さんが世に出した新製品は430種類を超えている。しかし、この人生の危機は愛妻弁当に救われた。朝食もきちんと食べて食習慣を改善。通勤時は遠回りして1日2時間以上歩き、メタボ対策もバッチリ。

2年後カロリーコントロールアイス(通称カロコン)の担当となった。砂糖なし、乳製品もほとんど入れずに豆腐や食物繊維を配合、1個80カロリー。病院売店で販売され好評を得た。もっと販路を広げないと商売にならない。5人のチームで試作を続け、悪戦苦闘の末、「これはすごい」というクリーミーでなめらかな味わいを実現する。カロコンはまだレベルアップできると考えている。試食して自分の体でデータを調べる日が続いている。

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江崎グリコのホームページから


松浦尚子さん(1994年教卒)が”グリーンなワイン”を語る(2008.05.02)

ノーブレス社が刊行する月刊誌「Noblesse」4月号に、(有)サンクセンス代表取締役松浦尚子さん(1994年教卒)が”登場、グリーンなワイン”を語っている。”グリーンなワイン”というのは、どんなワインだろうか。松浦さんは、二種類のワインを紹介している。

桜を眺める頃、携えていきたいのが、アメリカ・オレゴン州で造られる優しく繊細なリースリング。白ワインで、ほのかな甘味が日本のお花見に合う。リースリングはもともとドイツの高級品種で、オレゴン州の冷涼な気候の中でゆっくりと熟すことで、本領を発揮している。

さてもう一つの”グリーンなワイン”は、新世界のワインですっかり市民権を得た、ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランを使った白ワイン。南島の北端マールボロ地区で造られ、1970年代にニュージーランドを一躍世界のひのき舞台に押し上げた。グレープフルーツの清々しい柑橘の香りに加え、ハーブなど植物的な香りがさわやかだ。

松浦尚子(まつうら・なおこ)さんは、ワインコンサルタント。島根県の出身で、神戸大学を卒業して、㈱ベネッセに勤務した。その後、1997年渡仏する。ボルドー大学ワイン醸造学部公認のワインテイスティング専門家資格を取得し、ワイナリー立ち上げ事業に携わる。2002年に帰国し、ワイン知識と文化を普及するサンク・センスを設立した。現在は、講演、メディア出演など多彩に活躍中。東京凌霜クラブでも何度か講演会をもったことがある。

【参考】サンク・センスのホームページhttp://CINQ-SENS.jp


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和歌山大学吉村典久教授(1993年営院修士修了)の新著『部長の経営学』(2008.05.01)

ちくま新書の1冊として、和歌山大学吉村典久教授(1993年営院修士修了)の新著『部長の経営学』が刊行された。定価は740円+税。

会社をとりまく情況が揺らいできている。企業買収、無理な増配要求、安定株主工作を批判する投資家等々。会社経営が、投資家の短期的な論理に振りまわされ、長期的な成長の青写真を描くのが難しくなってきた。そのなかで、繁栄の果実を手にするために、会社は何をなすべきか。その鍵を握るのは、”部長・課長”である。「ウチの会社」に深く関わるこれらミドル層は、会社に活力をもたらし、変革を導くパワーを秘めている。以下は目次の概要。

はじめに 「モノ言う」ミドルへ
第1章   世の中にとっての企業の役割とは
第2章   日本企業を取りまく現実
第3章   優良企業に見る統治の姿
第4章   「ミドルの声」を統治に活かせるか
第5章   「ミドルの声」を統治に活かすために


本書の著者である吉村典久(よしむら・のりひさ)教授は、1968年生まれ。学習院大学経済学部卒業後、神戸大学大学院経営学研究科修士課程を修了する。2003年から04年 Cass Business Schooi,City University Londonの客員研究員。博士(経営学)。現在は、和歌山大学経済学部教授。専攻は経営戦略論、企業統治論。著作に『日本の企業統治─神話と実態』(NTT出版)、『日本的経営の変革─持続する強みと問題点』(監訳、有斐閣)等がある。

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文春新書『新華僑 老華僑』に神戸大(工)卒業の留学生が登場(2008.04.30)

文春新書の1冊として刊行された譚璐美・劉傑共著『新華僑 老華僑ー変容する日本の中国人社会』(定価850円+税)に神戸大(工)卒業の留学生が、”新華僑”の一例として登場している。
 
日中交流が活発化する中で注目を集める日本の華僑社会。長年独自の位置を占めてきた彼らは、中台関係の変化、「新華僑」(注)の台頭、世代交代を受け、大きな転換期を迎えている。これが本書の問題意識。

本書には、神戸市在住の田中氏といういわゆる「新華僑」が登場する。ただし、田中というのは”仮名”である。田中氏は、広東出身で42歳。中国のエリート大学工学部の修士課程を修了して、1985年に神戸大学の大学院に留学、工学博士号を取得した。卒業後は神戸のコンピュータ企業に就職する。留学生だった中国人女性と結婚して一戸建ての家を購入し、子供も生まれた。今では会社の中堅幹部として頼られる存在になり、上海や北京などの支店をたばねる中国総括責任者となった。田中氏は仕事の利便性などから日本国籍を取得している。

田中氏のような新世代の中国人たちは、いわば現代のエリート集団を形成する。IT産業や金融など最先端職業についたり自ら会社を立ち上げたりした。そして日中両国にまたがり活躍している。

本書の著者の一人である譚璐美(たん・ろみ)さんは、1950年東京生まれ、慶應義塾大学文学部卒業。同大学講師、中国中山大学講師を経て、現在はノンフィクション作家。著書に『江青に妬まれた女 ファーストレディ王光美の人生』等がある。もう一人の著者の劉傑(りゅう・けつ)さんは、1962年中国・北京の生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。早稲田大学社会科学総合学術院教授。著書に『国境を越える歴史認識 日中対話の試み』(共編著)、『漢奸裁判 対日協力者を襲った運命』等がある。

(注)かつて、華僑の概念は─中国大陸から外国へ出て行き、重労働に耐えて生活する貧しい中国人である─というものだった。彼等の子孫は「老華僑」と呼ばれることがある。。一方、初代や二代目がややもすれば固執してきた国籍問題に柔軟に対応し、日本国籍に帰化して「華人」になった人たちも少なくない。もう一つ、1980年代以降に中国大陸から大勢の留学生が日本にやってきたことである。中国人留学生は日本の大学で高等教育を身につけた後、そのまま日本に定住したことで「新華僑」と呼ばれるようになった。「新華僑」は、IT、金融、学術研究など最先端分野の職業についたり、日本の大企業に就職して日中経済交渉の最前線で活躍をする人も少なくない。

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羽地亮准教授(人文)が代表をつとめる共生倫理研究会編『共生の人文学』刊行(2008.04.28)

神戸大学大学院人文学研究科(注)羽地亮准教授が代表をつとめる共生倫理研究会編『共生の人文学――グローバル時代と多様な文化』が、昭和堂から出版された。定価は2300円+税。

本書は、人文学研究科の若手教員(准教授、講師、助教)12人の参加により、”共生倫理”のキーワードのもと、それぞれの研究分野について探求をおこなっている。

本書には、どのような研究成果が収録されているのか。そのことを示すわかりやすい例をあげて見よう。以下は、第11章、第12章のタイトルである。第11章は、16世紀に大きな”市”が開かれていたフランスの都市リヨンに移住し、新しい商業技術をもたらしたイタリア人たち、第12章は現代フランスの難民受け入れ事情が、それぞれのテーマである。


・第11章 近世フランスの大市都市リヨンとイタリア人 小山啓子

・第12章「亡命の権利」―フランスにおける難民受け入れ制度―白鳥義彦

(注)大学院人文学研究科は、昨年4月からスタートした。同研究科の教員は大学院と文学部の講義を受け持っている。

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柳川隆教授(経)他著『ミクロ経済学・入門』刊行(2008.04.24)

1960年前後に生まれた3人の経済学者(神戸大学柳川隆教授、 北海道大学町野和夫教授、名古屋商科大学吉野一郎教授)3人による著書『ミクロ経済学・入門』が有斐閣アルマ叢書の1冊として刊行された。定価は2100円+税。

本書は、難しい数式を抜きにして”経済学のおもしろさ、応用範囲の広さを実感”できるよう工夫されている。また、ビジネスや公共政策に関する応用トピックも幅広く取り入れ、現実の例を解説したケース・スタディもふんだんに盛り込み、興味深く読み進めるよう企画されている。以下は、目次の概要。

第Ⅰ部 市場の機能と限界
    ーミクロ経済学の基礎を学ぶ
第Ⅱ部 組織における情報と戦略
    ービジネスを読みとく
第Ⅲ部 政府の機能と限界
    ー政策を読みとく

巻末には索引(事項・人名)が完備されていて、学習に便利。本書は、経済学の初学者向けにかかれたもの。しかしながら、かつて経済学を学んだ定年退職者が、「最近の経済学のテキストは、どんなだろうか」と考え参照するなど、思わぬ利用法もあるだろう。
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東京凌霜クラブに掲示されている美術品と作者 妹尾正彦(1901ー1990)(2008.04.24)

妹尾正彦(1901-1990)

岡山県都窪郡豊洲村(現倉敷市)に生まれる。父の転勤で京城に転居、京城中学を経て神戸高商に入学。在学中から油絵を描く。同好の学友と「青猫社」をつくり、学内で春秋2回の展覧会を開く。1925年(大正14年)、神戸高商卒業後朝日海上火災保険(後の同和火災(現ニッセイ同和損保)の前身会社)に勤務しながら引き続き絵を描き続ける。卒業の翌々年に「1930年協会」に出品、2等に入選する。1931年(昭和6年)以来、ほぼ毎年独立美術協会展に出展。この間、損害保険料率算定会理事をつとめる。65歳で定年退職後、画業に専念する。1976年(昭和61年)、東京都青梅市立美術館で「妹尾正彦画業60年展」が開催され、作品の多くが同美術館に所蔵されることになる。

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製作:㈱神戸学術事業会


八木哲浩名誉教授(文)の遺稿・追悼集(2008.04.23)

4月7日付神戸新聞に、地域史研究の八木哲浩名誉教授(文)の遺稿・追悼集が、有志の手によって刊行されたと報じられている。

兵庫県内の市町史の編さんを数多く手掛けた八木名誉教授は、地域史研究家として知られている。八木名誉教授の遺稿・追悼集『八木哲浩先生と幕府領国論』は、大阪城周辺地域の歴史を考察した遺稿を基に、研究者らで構成される有志の追悼文を加え、まとめられたもの。

八木名誉教授は、兵庫県たつの市出身。専門は日本近世史で、兵庫県史のほか、姫路、旧龍野、伊丹市、旧八鹿町など県内九市八町で自治体史の監修・執筆に当たり、2006年に83歳で亡くなった。

遺稿は、江戸幕府が強い影響力を及ぼした大阪城周辺の地域を指す「幕府領国」がテーマ。この地域の旗本や大名の所領配置、農村構造、各地域で生産される木綿、酒などの商品流通について論じている。A4版377ページ、7000円。残部は約80部。遺稿と著作目録のみの簡易版(3000円)は30部残っている。連絡先は、刊行会の新宮さん℡090・8231・3202。


住田功一アナ(1983年営卒)が、キャスターをつとめるNHK新番組「かんさい 熱視線」(2008.04.22)


NHKアナウンサー住田功一(1983年営卒)さんが、キャスターをつとめるTV新番組が話題を呼んでいる。新番組の名称は、「かんさい 熱視線」。総合テレビ金曜日の午後7時30分~7時55分で放送され、再放送は、月曜日の午前11時05分~11時30分となっている。

この番組では、関西で起こる様々な出来事の中から、毎週、最もホットなテーマに“熱い視線”を投げかけ、徹底的に掘り下げていく。衝撃的な事件・事故・災害から、身近な教育・医療などの問題、スポーツ、そしてヒューマンドキュメンタリーまで、「かんさい熱視線」の扱うジャンルは様々だ。キャスターは、この春まで「かんさいニュース1番」を担当してきた住田功一アナウンサー。住田さんの”売り”は、「関西生まれ関西育ち、関西をこよなく愛するキャスター」であるという。

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読売新聞「顔」欄に「惑星Ⅹ」の向井正教授(理)登場(2008.04.21)

この2月28日、全国の各紙で写真入りで報じられた神戸大学発の大ニュース「惑星Ⅹ」。4月7日付読売新聞に、このニュースをフォローするコラムが掲載された。この日の「顔」欄に「惑星Ⅹ」の向井正教授(理)が登場、「太陽系の新たな惑星の存在を予測した神戸大教授」として紹介されている。

向井教授等は、太陽系の果てを約1000年周期で回る「惑星Ⅹ」の存在を理論計算で割り出した。見つかれば、惑星発見史に初めて日本人の名が刻まれる。7年前のこと、ブラジル出身の研究員パトリック・ソフィア・リカフィカ(Patryk S. Lykawka)さんが向井教授の門をたたいた。その熱意に応えて惑星科学の基礎から教え、得意のコンピューターを生かせる「惑星探査」をテーマとして与えた。

「実は1、2年前までⅩの存在には懐疑的だった。ところが失敗を重ねる度に精度が増し、気付けば存在を確信していた」と向井教授は語る。2人が解析に使ったのは、意外にも普通のパソコン。学内の約40台をつなぐアイデアで“金星(きんぼし)”をあげた。

少年時代は天体望遠鏡をのぞいたこともなかった向井教授。しかし、京都大で学んだ微粒子論が宇宙のチリ研究につながり、火星や小惑星の探査計画にかかわってきた。惑星Ⅹは発見されても、他の惑星と軌道の傾きなどが違うため、第9惑星の座に無事就ける保証はない。冥王星を惑星から外すことを巡って天文学界が揺れた一昨年夏の再現も予想される。「惑星に関心が集まる波乱なら楽しみ」と向井教授。

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神戸大学ホームぺージ(http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2008_02_28_01.htm)から
手前が「惑星X」、遠くに見えるのが太陽。


東京凌霜クラブに掲示されている美術品と作者 山崎隆夫(1905-1991)(2008.04.18)

山崎隆夫(1905-1991)

神戸高商在学中に洋画家小出楢重に師事。1930年神戸高商卒業後三和銀行勤務、芦屋支店長等をつとめた。1954年、佐治敬三(当時専務)に頼まれサントリーに移籍、取締役宣伝部長をつとめる。宣伝部に開高健、山口瞳、柳原良平がいた。銀行就職後も一貫して絵を描き続け、1943年に国画会会員に推挙された。69歳でサントリー関連企業であるサンアド(広告企画会社、社長をつとめた)を退職、84歳で亡くなるまで画家として活動する。

作成:㈱神戸学術事業会

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三宮センター街の古書店「後藤書店」閉店を惜しむエッセイ(2008.04.17)

フリーの編集者である高橋輝次(たかはし・てるつぐ)さんが、今年の1月14日をもって閉店した三宮センター街の老舗の古書店「後藤書店」を惜しむエッセイを書いている。これは、創元社(大阪に本社がある出版社)のホームページに連載されたもの。高橋さんは、このホームページに連載エッセイ「高橋輝次の古書往来」を書いている(注)。

(注)http://www.sogensha.co.jp/page03/a_rensai/rensai.html

「高橋輝次の古書往来」の第55回が、「後藤書店で最後に手に入れた本と雑誌から─ 『私のコスモポリタン日記』と『校正往来』 ─」のタイトル。「後藤書店」が登場している。


エッセイでは、「後藤書店」の98年に及ぶ店の歴史を簡単に辿るとともに、高橋さんが閉店まで何度か足を運び、そこで出会った『私のコスモポリタン日記』等の古本についての感懐を書き綴っている。「後藤書店」は、明治43年に中央区(現在の)に誕生した。創業者は、現経営者の御兄弟の父親である後藤和平さん。阪神大水害、神戸空襲、阪神大震災と三度も大きな被害を受けながら乗り越えて経営を続けてきたが、お二人共、80代になり体力が衰えたので、まだ元気なうちに店を閉じることになったという。

奇しくも、「後藤書店」の歴史は、神戸大学100年余の歴史とほぼ重なっている。明治から平成まで、神戸大学(とその前身校)の極めて多数の教職員・学生たちが、「後藤書店」のお世話になったことであろう。

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高橋輝次さんの著書『誤植読本』


石平さん(1995年文化学研究科博士修了)の新著『知っているようで知らない これが本当の中国33のツボ』(2008.04.15)

石平(せき・へい、1995年文化学研究科博士修了)さんの新著『知っているようで知らない これが本当の中国33のツボ』が海竜堂から出版された。定価は、1500円+税。「中国の真実が今、明らかになる!!」のキャッチフレーズのもと、例えば「中国のツボ」として、次のようなポイントが解説されている。 
      
・「歴史の国」、中国の虚と実
・「環境問題」という中国のアキレス腱
・中国共産党による一党独裁の本当の意味
・中国の軍需拡大と台湾海峡の「時限爆弾」
・ダブル・バブルの膨張とその行く末
・偽造製品の背後に潜む拝金主義の氾濫と倫理崩壊
・毛沢東・鄧小平政治の残した負の遺産 
・中国のツボ 「歴史認識問題」と「靖国問題」の深層

本書のまえがきで、石さんは「日本人と話していて、「中国」に対する相手の認識の甘さや勘違いのひどさに驚いた」経験が多く、それが本書を書く契機となったことを述べていた。
                      
石さんは、1962年中国四川省の生まれ。1984年に北京大学哲学科を卒業した。在学中に、毛沢東洗脳教育から目覚め、その後中国民主化運動に没頭する。四川大学哲学部講師を経て、1988年に来日、日本語学校卒業。1989年の天安門事件をきっかけに祖国中国と「精神的に決別」する。神戸大学博士課程修了後、民間研究機関に勤務ののち、中国問題・日中問題評論家として執筆、評論活動を展開している。

著書に『なぜ中国人は日本人を憎むのか』(PHP研究所)、『私は「毛主席の小戦士」だった』(飛鳥新社)、『中国「愛国攘夷」の病理』(小学館文庫)、『論語道場』(致知出版社)等がある。この4月には『日本と中国は理解しあえない』(日下公人共著、PHP、1400円+税)を出版している。


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女性の視点で災害対策を語る、相川康子准教授(経済経営研究所)(2008.04.14)

3月15日付読売新聞夕刊に、神戸大学経済経営研究所(情報経済経営研究部門)相川康子准教授が登場、女性の視点からの災害対策を語っている。

阪神・淡路大震災から既に13年の歳月がが過ぎた今、「災害対策に女性の視点を」というコンセプトが広がりつつある。このテーマで、講演などで全国を駆け回っているのが相川康子准教授だ。相川准教授は「普段から女性の声を聞いていなければ、いざというときに何も出来ない」ことを強調する。

相川准教授は、元神戸新聞記者。震災当時は生活部で、女性や環境の問題、まちづくりなどを取材した。トイレや着替え、暴力などの課題が噴出したが「明確な女性の視点を持てなくて、もやもやしていた」という。2004年に新潟県中越地震が起き、神戸の女性たちが発信し始めた。翌年、「災害と女性のエンパワーメント」国際フォーラムが開かれ、国の防災政策にようやく盛り込まれた。

能登地震から約1年を経た3月22日、石川県穴水市で開催された「女性のための防災会議」で、相川准教授が基調講演を行った。その中でにも「復興計画にも女性の視点は必要」というテーマが、入っていたそうだ。


松田卓也名誉教授(理)、英国のSF作家アーサー・C・クラークさんを語る(2008.04.11)

3月21日付朝日新聞夕刊は、3月19日に死去した英国のSF作家アーサー・C・クラークさん(1917ー2008)の追悼特集を組んでいる。クラークさんの作品で、最も有名なのは映画化された「2001年宇宙の旅」。クラークさんは、青年期に静止通信衛星を予言する論文を発表し注目を浴びた。この静止通信衛星は、天気予報や衛星放送に使われるなど実用化されるに至っている。

追悼特集では各界の3人が、それぞれクラークさんを語っている。
松田卓也名誉教授(理)もその一人。松田名誉教授は、「「宇宙の夢」世界動かす」のタイトルのもと、クラークさんを偲んでいた。松田名誉教授が神戸大学の教授時代、研究室では毎年「2001年宇宙の旅」のビデオ上映会を開き、学生たちに見せていたという。「最良のSFがどんなものか、科学を志す若い人に知ってほしかった」からだ。

「2001年」との出会いは1977年のこと。留学先のスイスの映画館だった。松田名誉教授は、強烈なメッセージ性と映像美に圧倒されたそうだ。その後、原作を読み「幼年期の終わり」等も手にした。「著作は豊富な科学的アイデアが盛り込まれ、人類が一段上の超人類に進化していくという思想に貫かれている。単なる小説家を超えた存在」と松田名誉教は結ぶ。

なお、この特集記事では、松田名誉教授のほかに、漫画家の松本零士さん、東京大学坂村健教授が、クラークさんについての思いを語っていた。

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         ハヤカワ文庫


五百旗頭真名誉教授(法)編『日米関係史』刊行(2008.04.10)

有斐閣ブックスの1冊として五百旗頭真(いおきべ・まこと)名誉教授(法)編『日米関係史』が刊行された。定価は2400円+税。
 
ペリーが来航してから今日にいたる迄、150余年が経過した日米関係。この間、挫折や破局の時期もあったが、それを超えての立派な前進と業績もあった。20世紀のうちに「最も重要な2国間関係」とすら語られるようになった日米関係である。21世紀には、どのような軌跡をたどるのか。その結果は、両国のみならず、アジア・太平洋地域と世界全体の境遇を大きく左右する。そのような問題意識から本書は編纂された。

本書は11章からなり、各章とも、日本外交、アメリカ外交の研究者が共同執筆し、草稿を研究会合宿において付き合わせ、噛み合わせ、議論し、新草稿を生み出した。このような作業を重ねて、本書は練り上げられた。更に編者(五百旗頭名誉教授)が全体を通して調整することによってできあがった。本書は150余年に及ぶ日米関係を省察する決定版通史といえよう。本書の目次(概要)は以下のとおり。

第1章 日米の遭遇と世界史への登場 19世紀後半
第2章 日露戦争と日米台頭の時代 1895-1908年
第3章 第一次世界大戦と日米関係の再調整 1909-19年
第4章 ワシントン体制 1920年代
第5章 日本の戦争とアメリカの不承認 1930年代
第6章 日米戦争と日本占領 1941-52年
第7章 パクス・アメリカーナの中の戦後日本 1950年代
第8章 日米協調の果実 1960年代
第9章 危機の中の日米関係 1970年代
第10章 新自由主義の時代 1980年代
第11章 冷戦後、9.11以後の日本とアメリカ 1990-2007年
関係年表
事項索引
人名索引

本書は全国の30余名の研究者が集まり実現が可能となった。執筆者たちの中には蓑原俊洋教授(法)、井上正也(法院博士後期課程在学)等神戸大学関係者の名がある。外国人研究者やジャーナリスト(朝日新聞・船橋洋一主筆)の参加があるのも本書のユニークなところといえよう。

本書の冒頭の「はじめに」に注目したい。温厚な五百旗頭名誉教授が、文部科学省の無神経で官僚的な発言(防衛大学教授は科研参加資格がない)に怒りを覚えた顛末が語られている。本書は日米関係のみならず日本の官僚体質までも読者に情報提供してくれたことになる。
 

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室崎益輝名誉教授(工)が語る「独り暮らしのリスク」(2008.04.09)

神戸新聞夕刊の定例コラム「随想」欄(3月31日付)に、室崎益輝名誉教授(工)(むろさき・よしてる、消防庁消防研究センター所長)が、「独り暮らしのリスク」について語っている。

室崎名誉教授は、浴槽の中で”したたかお湯を飲み込んで、目が覚める”という体験をした。すぐに体勢を立て直すことができたので、地獄を見なくてすんだ。このヒヤリハット事故を体験して室崎名誉教授は、「居眠り入浴」の延長上に溺死事故があることに気づく。

風呂の溺死事故が増えているそうだ。犠牲者は年間で4千人。「この数字は、地震に遭遇して死亡するリスクの何倍もの値である」と室崎名誉教授は指摘する。続いて、「巨大地震対策も大切だが、それ以上に浴槽溺死対策に取り組むことが求められる」とのコメント。室崎名誉教授は、この3月に、4年間の単身赴任に終止符を打つ由。「無事に単身生活を乗り切ったことに、ほっと胸をなでおろしている」とエッセイは結ばれていた。


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池尾愛子著『赤松要 わが体系を乗りこえてゆけ』(評伝・日本の経済思想)刊行(2008.04.08)

日本経済評論社から発行されている「評伝・日本の経済思想」シリーズの第2回配本として、池尾愛子著『赤松要 わが体系を乗りこえてゆけ』が刊行された。 定価は2500円+税。

赤松要(あかまつ・かなめ)一橋大学名誉教授(1896年ー 1974年)は、福岡県久留米市の出身。1919年に神戸高商(神戸大学の前身校)を卒業、東京高等商業学校専攻部(一橋大学の前身校)に進み、学者の道を歩む。名古屋高商(名古屋大学の前身校)教授から東京商科大学(一橋大学の前身校)教授を経て1960年に一橋大学を退職、名誉教授となる。

「雁行形態型発展論」(経済発展の理論)で世界的に有名な赤松教授は、ハーバード・ビジネススクールの実例教授法を日本に導入、その東アジア・大洋州の資源分布論は戦後の貿易政策に影響を与えるなど多方面の業績を残した。一橋大学定年後は、明治大学、拓殖大学で教鞭をとった。また、中央賃金審議会会長等の公職を務めている。

 なお、赤松教授の没後の1975年には、関係者の手で追悼論集『学問遍歴』が、(社)世界経済研究協会から出版されている。この本には、神戸高商時代の同期生佐渡卓氏(元日本国土開発社長、元凌霜会東京支部長)、中山正實氏(画家)や、宮田喜代蔵氏(神戸大学名誉教授)、藤井茂氏(同)等が寄稿している。

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梶山寿子(1987年文卒)さんが、G・ハメル、B・ブリーン著『経営の未来』の書評を朝日新聞に寄稿(2008.04.07)

2008年3月30日付朝日新聞に、フリージャーナリストの梶山寿子(1987年文卒)さんが、G・ハメル、B・ブリーン著『経営の未来』(藤井清美訳、日本経済出版社・税込2310円)の書評を朝日新聞に寄稿している。

梶山さんは、本書を「21世紀のマネジメントの指針を描く良書」と評価する。そして、「会社という組織はなぜ社員の意欲を萎えさせるのか」という疑問を抱いている人は、ぜひ手に取ってほしいと本書を勧めていた。本書の主著者は『コア・コンピタンス経営』で知られる経営・戦略論の権威、ゲイリー・ハメル。ハメルによると「本書は夢を持ち、なおかつ行動する人のための本である」そうだ。

G・ハメル等著者が夢に描くのは「イノベーションの電流があらゆる活動に流れ、反逆者が常に保守主義者に勝利する企業」、「社員からそれぞれの最高の力を自然に引き出せる企業」である。本書は、革新のためのヒントが豊富。問題意識を持つ人に多くの”気づき”を与えてくれる本。現場の小集団に権限委譲する自然食スーパー、ホールフーズ、徹底的にフラットな組織を持つグーグル、一人の中間管理職が改革に挑んだ米家電販売大手、ベストバイなどの先進例が収録されているのも本書の魅力である。

なお、梶山さんは、日本経済新聞社系のサイト「BIZ+PLUS」(http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/kajiyama.cfm)において、連載「プロデューサーの発想法に学べ!」を寄稿している。

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第1回企業ミュージアム社会貢献賞決まる(2008.04.04)

NPO法人「企業ミュージアムの協会」(事務局:大阪府吹田市、亀田訓生理事長)が発足10年を記念して「第1回企業ミュージアム社会貢献賞」を設定、その対象となるミュージアム(受賞館)決定した。受賞館と開設企業・団体は次の通り。

【優秀賞】
久慈琥珀博物館(久慈琥珀)▽印刷博物館(凸版印刷)▽夢工房「技術・文化館」(山岡金属工業)▽大塚国際美術館(大塚美術財団)▽KTCものづくり技術館(京都機械工具)▽ヤマハ来客会館(ヤマハ)

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久慈琥珀博物館(岩手県久慈市)のホームページから

【奨励賞】
UCCコーヒー博物館(上島珈琲)▽コンペイトウミュージアム(大阪糖菓)▽おまけやZUNZO(あんど)▽YKK吉田忠雄記念館(YKK)

「企業ミュージアムの協会」の亀田訓生(かめだ・みちお)理事長は、1960年神戸大学経営学部を卒業、松下電器産業に入社した。広報部長、松下電器技術館館長に就任、定年退職後に企業ミュージアムコンサルタントとして活躍、その後「企業ミュージアムの協会」を設立、理事長の職にある。

【参考】「企業ミュージアムの協会」ホームページ http://ss4.inet-osaka.or.jp/~senri/


地域の力-食・農・まちづくり(2008.04.03)

岩波新書『地域の力-食・農・まちづくり』に登場の2人の卒業生 松岡夏子さん(国際文化)、安井孝さん(農) 

この2月に新刊書として発行された大江正章(おおえ・ただあき)著『地域の力-食・農・まちづくり』は、食生活、農業、まちづくりについて先進的な取り組みをしている全国の事例を訪ね歩いたルポルタージュの書である。もともとは、岩波書店から発行されている月刊誌「世界」に連載されていたもの。これが1冊の岩波新書となった。

徳島県上勝町で「ごみゼロ」に取り組んでいるのが、松岡夏子さん。松岡さんは1981年、西宮市の生まれだ。神戸大学国際文化学部を卒業して、2004年8月から上勝町で暮らしている。松岡さんは、ごみの減量へ向けた啓発を行うNPO法人ゼロ・ウェイストアカデミーの、若き事務局長だ。34種類に分別したごみを町民が持ち込むごみステーションの運営に当たっている。上勝町では2020年までに町内のごみをゼロにすることをめざした「上勝町ごみゼロ(ゼロ・ウェイスト)宣言」をしている。徹底した分別が始まってから、焼却ごみ量はそれまでの半分程度に減り、リサイクル率は大幅に上がって70%台である。

「もともとごみ問題に関心を持っていて、デンマーク留学中にこの町がNPO立ち上げのための職員を募集していると知って、就職のために来ました。ゴールはごみゼロだけではないと考えてます」という松岡さんの声が収録されていた。松岡さんが注目するんは、お年寄りの暮らし。そこには無駄がない。そもそも容器包装なんて関係ない。そのような暮らしに誇りをもってほしいと思い、ゼロ・ウェイストを広める冊子『くるくる』に、お年寄りに登場してもらっているそうだ。

「地産地消の食は文化」というコンセプトのもと愛媛県今治市で活動しているのが安井孝(現・企画振興部企画課課長補佐)さん。安井さんは、1959年生まれ。神戸大学農学部で、有機農業の価値を早くから提唱し、有機農業運動とのかかわりが深い保田茂(前神戸大学農学部教授、日本有機農業学会初代会長)のもとで学んだ。保田教授の熱意を受け継いで、地産地消と学校給食をリードし地域を変えつつある。

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神戸大でロケをおこなった「ぼくの彼女はサイボーグ」、5月31日公開(2008.04.02)

昨年、神戸大キャンパスでロケをおこなった「ぼくの彼女はサイボーグ」(http://cyborg.gyao.jp/)が、5月31日に公開 されることになった。撮影があったのは、経済232教室、本館前庭、アカデミア館1F食堂等。神戸大学生約100名がエキストラとして参加した。この映画の監督はクァク・ジェヨン、出演は小出恵介、綾瀬はるか他。神戸大学のロケでは竹中直人、桐谷健太等の俳優も出演した。

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このほか、神戸大学で昨年ロケが行われた「神様のパズル」(http://www.kami-puzzle.com/、6月7日公開)、「火垂るの墓」(7月5日、東京・岩波ホールで公開)の公開が予定されている。


日本経済研究奨励財団、2007年度奨励賞 神戸大から2件(2008.04.01)

2月17日付の日本経済新聞に、恒例の日本経済研究奨励財団(館龍一郎理事長)の2007年度の奨励金交付先が発表された。77件の申請から交付対象となったのは27件。神戸大学からは次の2件の研究が奨励金の対象となった。

・岩壷健太郎 経済学研究科准教授
パネル構造VARの推計方法とその応用に関する研究
・宮尾龍造 経済経営研究所教授
自然利子率の計測とそのマクロ政策含意

なお、そのほか三野和雄前神戸大学教授(現大阪大学教授)の国際化と経済変動も交付対象となっている。


安原伸さん(1988年理卒)の新著『安原製作所回顧録』(2008.03.31)

安原伸さん(1988年理卒)の著書『安原製作所回顧録』(2008年、枻文庫)が、刊行された。定価は680円+税。安原製作所は、安原伸さんが1997年にひとりで作ったカメラメーカーである。同社製の第1号機「安原一式」は数十年前のカメラが甦ったようなクラシカルなスタイルを持つ。当時のクラッシックカメラブームにも乗り、マスコミ取材が200を超えるなど大変な評判となった。

本書では安原自らが当時を振り返り、同時にフィルムカメラやカメラ業界とは何だったかを語っている。安原製作所はとても特殊なメーカーだった。その理由は次のとおり。

○エンジニアが一人でカメラメーカーを作った
○さらに飛び込みで中国の国営工場と合併した
○製品開発の経過をネットで公開した
○すべての製品をユーザーに直販した(店舗販売はゼロ)
○実績ゼロで2か月に3000台以上のカメラが売れた(予約された)
○カメラの電気部分は安原一人で開発した

安原さんは1964年生まれ。神戸大学理学部物理学科卒業後、京セラ㈱を経て1997年に世界最小のカメラメーカー「安原製作所」を設立し、趣味性の高い金属製カメラの開発を始める。趣味は20年以上続けている自主映画製作。ゆうばり国際映画祭グランプリ等受賞多数。なお、本書は、2月3日付朝日新聞読書欄でも紹介された。

【参考】安原製作所ホームページ http//www.yasuhara.co.jp

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ちんどん屋サークル、「神大モダンドンチキ」(2008.03.28)

ドーランで飾った顔に、あでやかな着物。ちんどん太鼓を先頭に、アコーデイオンやサックスを演奏しながら、5人ほどでジグザグに練り歩く。「神大モダンドンチキ」は学生を中心に、近所の人も参加するちんどん屋。活動のきっかけは1995年の阪神大震災。神戸大に避難してきた被災者を励まそうと、楽器の出来る学生と地域の有志がちんどん屋をやってみたのがきっかけとなる。

現メンバーも多くが学生震災救援隊の隊員で、能登や新潟の被災地支援に行ったメンバーもいる。ちんどん屋は隊の活動の一つという位置づけ。座長で2回生の古島七海さんは「私らは笑ってもらってなんぼ。見た人が癒されたらうれしい」と話す。以上は、3月17付の朝日新聞から。

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「神大モダンドンチキ」ホームページhttp://donchiki.with-y.net/から


ギョウザ中毒事件に関して神戸大学加古敏之・豊田浄彦両教授(農)がコメント(2008.03.27)

ギョウザ中毒事件は、表面化してから1ヶ月を経た3月8日付神戸新聞で加古敏之教授(食料経済学)、豊田浄彦教授(食品工学)が、この問題に関してコメントを寄せている。

食の安全性に関する西日本で唯一の大学付属機関、神戸大大学院農学研究科「食の安全・安心科学センター」の加古敏之教授は、「食」に対する消費者の不安が膨らむ中、安全性を確保するためには、「コスト増は避けられない」と指摘。また、同じく同センター所属で危機管理の専門家である豊田浄彦教授は「検疫所の強化が必要」と指摘していた。


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漆嶋稔さん(1978年経卒)の翻訳ビジネス書『馬雲のアリババと中国の知恵』(2008.03.26)

元銀行員で、今は中国ビジネス書の翻訳家である漆嶋稔(うるしま・みのる、1978年経卒)さんの翻訳書『馬雲のアリババと中国の知恵』が日経BP社から刊行された。本書の原著者は中国のビジネス作家で、『南風窓』の高級経済記者である鄭作時氏。中国のIT企業「アリババ」の創業者馬雲氏にターゲットを当て、その人物像を描いたビジネス書である。定価は2,200円+税。

検索サイト「百度」が日本語サービスを始めた等により、日本でも中国のIT企業に注目が集まっている。その中でも「アリババ」は広く知られているといってよかろう。しかし、この会社が何をする会社かは、あまり知られていない。これは同社が企業間取引のサポートという比較的地味な分野で成功を収めてきたことによる。

本書は、「アリババ」の創業者の馬雲氏の歩んだ道のりを辿りながらその事業を分かりやすく解説する。そのため本書は中国の市場取引に関する入門書ともなっている。3月16日付日本経済新聞では、神戸学院大学梶谷懐准教授による書評が掲載されていた。 

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野口武彦名誉教授(文)の新著『幕末バトル・ロワイヤル 井伊直弼の首』(2008.03.24)

新潮新書の一冊として、野口武彦名誉教授(文)の著書『幕末バトル・ロワイヤル 井伊直弼の首』が刊行された。定価は720円
。週刊新潮に連載の幕末期をテーマにしたエッセイが纏められたもの。幕末期の地震、開国、コレラ、大獄等様々なテーマを独特の語り口で、野口名誉教授が語る。

本書で扱う安政期のキーパーソンは、部屋住みの庶子から幕府権力の絶頂、大老にまで駆け上がった井伊掃部頭直弼。条約勅許、将軍継嗣問題、地震、インフレ、コレラなど難問が山積する中、京都朝廷の意向を無視して調印を強行し、反対派を弾圧することで自ら墓穴を掘ることになるのだが・・・・・・・。読書の楽しみを満喫させてくれる本である。

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渡邊康治さん(農院前期1年)、第5回青春俳句大賞 最優秀賞受賞(2008.03.19)

神戸大学大学院農学研究科前期1年渡邊康治さんの作品が、第5回「青春俳句大賞」の短大・大学部門で最優秀賞を受賞した(3月16日付朝日新聞)。

「青春俳句大賞」は龍谷大学が2003年から文化事業の一環として開催しているもの。今年はその第5回にあたり、全国各地から46,949人 91,281句の作品が集まった。その中から厳選なる選考を通過し、渡邊さんの作品が短大・大学部門で最優秀賞に輝いた。
受賞作は次のとおり。 

大航海時代の航路石榴喰ふ


谷口享子さん(1984教卒)結婚式を通じ幸せをプロデュース(2008.03.18)

谷口享子さん(1984教卒)結婚式を通じ幸せをプロデュース

谷口享子さんは、ウエディングプロデュースを手がける(株)オフィスマーメイドの代表取締役。結婚式は人生で、とても大切な行事である。その「幸せな行事」のお手伝いの仕事で 神戸を元気な町にしていくこと、それが会社の目標と谷口さんは語る。

その谷口さんは、神戸大学在学中に学内のバンドでボーカルをつとめていた。このバンドでは、衆議院議員をつとめている高市早苗さん(1984年営)がドラムを担当していたという。このように性格は活発。昔からお祝いの行事が大好きだったそうだ。

1994年に事務所を設立したが、それ以前から司会、ナレーター、モデルとして活躍する。震災後の1996年に事務所を法人化した。長田高校の先輩にあたる元神戸市長の宮崎辰雄さんとの出会いを機に事業は急成長を遂げる。今は約40人のスタッフを擁するまでになった。

会社が手掛ける仕事は結婚式やパーティーなど、様々なイベントの司会や総合プロデュース、さらには ビジネスマナー講習会、司会者養成等々多岐にわたる。谷口さんは仕事熱心で手を抜かない。本当に心から結婚式というイベントが大好きだそうだ。以上は2月19日産経新聞から。

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(株)オフィスマーメイドのホームページから


三品和弘教授(営)の『戦略不全の因果』を東京大学藤本隆宏教授が書評(2008.03.17)

三品和弘教授(営)の新著『戦略不全の因果』(東洋経済新報社、3200円)の書評が、3月9日付日本経済新聞・読書欄の「この一冊」コーナーに掲載された。評者は、東京大学藤本隆宏教授である。以下は、その冒頭部分の抄録。文中の前作というのは『戦略不全の論理』(2004年、東洋経済新報)のことである。

「三品氏の新作は、戦略が機能不全に終わる企業の要因分析として前作から一貫しているが、今回は、構想力大きな研究を動かすリーダーの力量を感じる。(中略)文体も快活、思索の軌跡が良くみえ、読ませる」。

上記文中の”前作”というのは『戦略不全の論理』。なお、本欄に関しては、2月24日付の「この一冊」コーナーには、地主敏樹教授(経)による『秘密の国 オフショア市場』(ウイリアム.ブリテインーキャトリン著)の書評が掲載されていた。

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車イスで世界39ヶ国の旅、木島英登さん(1997年発卒)(2008.03.14)

車イスで世界39ヶ国の旅をした木島英登(きじま・ひでとう1997年発卒)さん。神戸大学卒業後は一時電通に勤務した。木島さんには『空飛ぶ車イス 元ラガーマン、世界39ヶ国の旅』(2001年、IMS出版、定価1600円+税)という著書があり、その体験を書き綴っている。

木島さんは、大阪府立池田高校3年生のとき、ラグビー部の練習中に下敷きとなり、背骨が真っ二つに折れるという重傷を負う。以後、車イスでの生活を余儀なくされる。車イスとなって最もショックだったのは、自分が一生歩くことのできない体になったことではなく、周囲の人々の態度が変わったことだった。下半身が不自由になったとはいえ、木島さん自身の中身は何も変わってはいない。明らかに舐めた態度を取られたり、哀れみの言葉をかけられる場面に何度も遭うようになる。自分自身は何も変わっていないというのに・・・。

車イスで行動しようとするたびに、「設備がないからできません」「規則ですからできません」と言われたりする。「車イスになった途端、何でもダメだダメだと言われるわけだ。本人がしたけりゃ、したらいいじゃないか。車イスというだけで何でもできません、とは行動する機会すら与えてくれないのか」と木島さんはと考えた。

車イスでの海外旅行は、確かに大変かもしれない。ホテル探し、交通機関の利用、街での段差など、困難なことは非常に多い。、どこでも人の助けが必ず必要だ。なぜそんな苦労までして木島さんは旅に出るのか?そのあたりの”答え”が本書には出ている。なお、下記ホームページによると、今年2月現在で木島さんが訪れた国は82ヶ国に達した。

木島英登さんホームページアドレス http://www.kijikiji.com

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戸田和夫さん(1968年法卒)の新著『ITマネージャーのお願い』(2008.03.13)

戸田和夫さん(1968年法卒)による新著『ITマネージャーのお願い』が出版された。発行所は牧歌舎、発売元は星雲社で、定価は1143円+税である。

本書の著者である戸田和夫さん(1968年法卒)は、神戸大学卒業後富士通(株)に入社した。その後2001年に、縁あってSETソフトウェア(株)大阪事業所に入社する。本書は、SETソフトウェア(株)での3年間に毎週書き続けた社員への「お願いメッセージ」を1冊の本にまとめたもの。リスク回避、健康管理、ビジネス文書、プロ精神、等テーマは多岐にわたる。会社の業績についても適宜報告がされている。

多忙な日常業務の傍ら社員向けに戸田さんは、お願いメッセージを書く。その理由を次のようなものである。

「全員に対して1週間の作業報告を求めるからには、上にたつものとして、こちらからも社内外の情報・業績・事務連絡を基本として、長としてのビジネスに取り組む考え方を説明すべきと考えたからです。時には私事も交え、社員へのお願いでなりたっています」と。

本書に関して富士通株式会社宮田一雄経営執行役は、「『溢れる愛情』を本書から感じる」とのコメントを本書に寄せていた。続いて「日本でマネージメントしている人達に必要なのは、部下を育てる愛情だと言う事を思い出して欲しい」と宮田経営執行役は述べていた。多数の従業員をまとめていくのは「チームワーク」。この観点から、本書は、様々な立場にたつ管理職やリーダー達にとって参考となるにちがいない。


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「がけ崩れ 互助で減災を」、都市安全研究センター長の沖村孝教授の退官記念講演(2008.03.12)

神戸大学都市安全研究センター長の沖村孝教授(63)(地盤工学)が、3月に定年退官するのを記念した講演会が2月25日、神戸市内で開かれた。沖村教授は、地滑りやがけ崩れなど斜面災害の防災の戦後史と今後をテーマに、37年間の研究成果の一端を披露した。被害を減らす。そのためには「自助、公助、共助それぞれの重なり合うような連携が必要だ」と沖村教授は訴えた。この会合は、神戸市や企業、研究者らが危機管理について研究する「神戸安全ネット会議」が主催したもの。

沖村教授は豊岡市の出身。神戸大工学部教授を経て2004年度、同センター副センター長に就任し、07年度から現職となる。県土砂災害防止法の技術課題等検討委員会委員長や国土交通省の総合的な宅地防災対策に関する検討会委員などの要職も歴任するなど、土砂災害防止に心血を注いできた。以上は、2月26日付神戸新聞から。


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『ビジュアル版 神戸大学物語』刊行、全国の書店で入手可能(2008.03.11)

今般、神戸大学物語刊行委員会の編集による『ビジュアル版 神戸大学物語』刊行された。発行は神戸学術事業会、六甲出版販売が発売元になる。本文160ページで、定価は税込1000円。神戸大学生協、神戸市内の主要書店(海文堂、ジュンク堂等)の店頭に並んでいる。また、大阪凌霜クラブ等の同窓会施設でも購入することが可能だ。書店の店頭にない場合は、全国どこからでも注文により取り寄せることができる。

本書は、楽しく気軽に読めることを指向し、写真や図版を多数取り入れ、神戸大学に関する様々なエピソードを語る。このような編集方針がとられた。執筆者は次の5名。

天野 雅敏(神戸大学経済学研究科教授)
植村 達男(神戸大学東京オフィスコーディネーター)
河島  真(神戸大学人文学研究科准教授)
野邑理栄子(神戸大学百年史編集室講師)
湯田 拓史(神戸大学百年史編集室助教)

1. 今に伝わる歴史的遺産(「中山正実と壁画『青春』など)
2. 神戸大学の群像(「皆川理の宇宙線観測」など)
3. 学生たちの青春譜
(「神戸大学助教授が書いた『らくがき大学生』という本」など)
4. 地域の中の神戸大学(「山口誓子と神戸大学」など)
の4テーマで各8つの物語と各1つのコラムで構成される。

本書に関する照会先
(株)神戸学術事業会
〒657-8501 神戸市灘区六甲台町2-1 神戸大学三木記念同窓会館内(社)凌霜会 気付
電話・Fax:078-882-5335
mail:jigyokai@kobe-u.com
 

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山家悠紀夫前教授(経)の新著『日本経済 見捨てられる私たち』(2008.03.10)

神戸大学の教授(経)をつとめていた山家悠紀夫(やんべ・ゆきお)さんの新著『日本経済 見捨てられる私たち』が青灯社から刊行された。定価は1400円+税。

この10年、経済格差が広がり、人々の暮らしがきびしくなってきた。一方、大企業は空前の利益をあげている。これはなぜなのか。生活がきびしいのは、企業の国際競争力強化のため、やむをえないことなのか。日本経済を救うには構造改革や小さな政府が必要なのか。

本書の著者である山家さんは、これらの通説を真っ向から否定する。暮らしがきびしくなったのは、労働の規制緩和をはじめ構造改革の結果であり、構造改革こそが、家計所得の減額分を大企業の収益に移転する政策だった、そして景気の回復の足を引っ張っている、と実証的に明快に解き明かす。政府の経済政策を根底から批判し、暮らしを豊かにする政策を提言する、目からウロコの日本経済論が展開されている。

山家さんは1940年、愛媛県生まれ。1964年に神戸大学経済学部を卒業、第一銀行入行する。第一勧業銀行調査部長、第一勧銀総合研究所専務理事等を歴任した後、神戸大学大学院経済学研究科教授をつとめた。現在は、暮らしと経済研究室を主宰。著書に『偽りの危機 本物の危機』『日本経済 気掛かりな未来』(以上、東洋経済新報社)『「構造改革」という幻想』(岩波書店)『景気とは何だろうか』(岩波新書)『「痛み」はもうたくさんだ!』(かもがわ出版)等がある。なお、東京凌霜クラブでは、定例の「特別火曜会」の講師として山家さんを招いて新著をテーマとした講演会の開催を予定している。詳しきは、本ホームページのイベント欄(3月18日)参照。

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無農薬水耕栽培装置を開発、きゅぶふぁーむ社、神戸大農学研究科の金地通生准教授と共同で(2008.03.07)

植物栽培装置開発ベンチャーのきゅぶふぁーむ社(三田市)は、レタスなどの葉物野菜を農薬を使わず育てる装置を神戸大農学研究科と共同開発し、年内にも発売する。円筒に農作物の根を固定して蛍光灯を当てて育てる(写真)。露地栽培に比べ、生産効率が約20倍高まる。

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きゅぶふぁーむ社ホームページから


レストランやスーパーなどでの展示販売用途を見込む。価格は600万円前後となる見通し。きゅぶふぁーむは2000年に兼業農家だった丸元誠一社長が設立、神戸大の金地通生准教授と共同で超高密度植物垂直ミスト水耕システムの開発に取り組んできた。より大型の直径10-15メートル、高さ6-7メートルの植物工場用製品を開発中である。以上は2月26日付の日経から。


和歌山大学小田章学長(1970年営修)の”心に届いた言葉”(2008.03.06)

2月4日付読売新聞に、和歌山大学小田章学長(1970年営修)が、”心に届いた言葉”というタイトルのコラムに寄稿、「終わり良ければすべてよし」という言葉について体験を語っている。

小田章学長は、神戸大学卒業後就職を辞退し、1年間家業を手伝ってから大学院受験に臨んだ。合格通知を受け取ってすぐ、ドイツ留学していた恩師に手紙で報告すると、はがきで返事が届く。小さな文字がびっしりと並び、最後に「終わり良ければすべてよし」の言葉があった。

「途中で思い通りにならなくても、結果次第で、苦しさも吹き飛ばせるものだと実感しました。また、精いっぱい努力したなら、どのような結果に終わっても、受け入れられるものだとも思います」と小田学長は述懐する。

この春、和歌山大学に、国立大学で初めての観光学部が誕生する。2004年に学部設置を掲げた時は、「本当にできるのか」「予算はどうするんだ」と冷ややかな声もあったようだ。もちろん、スムーズに話が進んだわけではなかった。それでも、「とにかくやってみよう」とプラス思考で取り組んだ結果実現にこぎつけた。まさに「終わり良ければすべてよし」ということになる。


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白浜観光協会ホームページhttp://www.nanki-shirahama.com/から


岩崎信彦名誉教授(文)の編著『災害と共に生きる文化と教育 <大震災>からの伝言(メッセージ)』刊行(2008.03.05)

阪神淡路大震災の経験をきっかけに研究者、教育・行政関係者、NGO・ボランティアが結集、”「災害文化」と「災害教育」を考える”をテーマとする本書が出来上がった。震災の被災地の現場の努力と創意を掘り起こし、今後の社会にどう生かしていくか。これが本書の目的とするところ。書名は『災害と共に生きる文化と教育 <大震災>からの伝言(メッセージ)』というもので、昭和堂から刊行された。定価は2300円+税。編者は次の4人。

岩崎信彦(神戸大学人文学研究科地域連携センター特別研究員、神戸大学名誉教授)
田中泰雄(神戸大学自然科学系先端融合研究環都市安全研究センター教授)
林勲男(国立民俗学博物館准教授、総合研究大学院大学准教授、NPO法人防災デザイン研究会理事)
村井雅清(被災地NGO協働センター代表、CODE(海外災害援助市民センター)事務局長・理事、震災がつなぐ全国ネットワーク顧問)。

上記編者の他、多数の研究者、教員、ボランティア団体職員等が加わり、本書のテーマに多面的なアプローチを試みている。阪神淡路大震災だけでなく、関東大震災や、阿波漁村の津波防災(徳島県)等他の地域の知恵や体験を取り込んでいる点も本書の特色といえよう。以下は、目次の概要である。

序―「災害文化」と「災害教育」を考える
第1部―阪神淡路大震災と「災害文化」
第2部―学校における「災害教育」の創造
第3部―歴史と共に生きる「災害文化」
第4部―地域における新たな「災害文化」形成
第5部―世界のなかの「災害文化」と「災害教育」

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スカイマークの機内誌2月号に「神戸大学ビーフ」登場(2008.03.04)

スカイマークの機内誌「SKYMARK」2月号に、「神戸大学ビーフ」が4ページにわたり掲載された。見出しは「よい遺伝子を保有する牛を繁殖」、「市場で大人気の『神戸大学ビーフ』」というもの。以下は、その概要。

神戸大学を「良質の肉を生産するべく遺伝子レベルの研究を行っている大学」と紹介したあと、神戸大学大学院農学研究科付属の「食資源教育研究センター」をクローズアップする。続いて、農学博士の大山憲二准教授が、最新のDNA解析を駆使して、脂肪の質を高める遺伝子を保有する牛を繁殖し、育てている状況を取材。この「食資源教育研究センター」は、子牛の誕生から出荷まで、一連の流れをすべてセンター内で把握できるという教育目的のために設立された。研究の結果生まれた牛肉を「神戸大学ビーフ」のブランド名で市場に出したところ、これが「美味しい」とたいへんな評判になった。

2005年から東京の日本橋三越本店で販売されるようになった「神戸大学ビーフ」。そのまろやかな味わいが口コミで噂になり、たちまち人気商品となる。「数量が限られているため、ぜひ事前に確認を」と述べた後、問合せ先(日本橋三越本店 03(3241)3311)もきちんと書かれていた。

本ホームページからスカイマークの時刻表閲覧、空席状況確認、搭乗手続等を行うことができる。なお、スカイマークの社長西久保慎一さんは神戸大学工学部の卒業生(1978年)。

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東京で神戸大学留学生の同窓会開催(2008.03.03)

2月22日、東京で神戸大学留学生の同窓会が開催された。場所は、丸ノ内3丁目にある神戸大学の同窓会施設である凌霜クラブ。ここはJR山手線有楽町駅、地下鉄日比谷駅に近い交通至便の地。このクラブは、1966年(昭和41年)に明治以降の卒業生たちの尽力により設置されたもの。40年余の歴史を誇っている。4年前の2004年から、神戸大学東京オフィスが併設され、学生、教職員、同窓生が集まる場所でもある。

神戸大学国内留学生同窓会は2006年7月に発足し、神戸で数回開かれた、東京での開催はは初めて。 卒業生や大学関係者ら24名が参加した。留学生の出身国は、中国、韓国、タイ、モンゴル、フィリピン、スペイン等バラエティに富む。また、出身学部も工、法、経等様々であった。勤務先もIT、薬品、大学、電機、商社、人材紹介と多様化している。これらの留学生卒業生たちが、東京の同窓会施設を活用して、コミュニケーションをはかることを確認できた良い機会であった。

今後は、ネットワークの強化を図り、留学生の同窓会組織の強化をはかっていく一里塚となる会合であった。開会に際して留学生センターの瀬口郁子教授は、「インターネットが日常化した時代にあっても、 フェイス・トゥ・フェイスの交流が新たな出会いを生み出す」と挨拶した。また、留学生センターの朴鍾祐准教授からは、今までの留学生ネットワークの取り組みについての報告があった。

和気あいあいの雰囲気の中、卒業生一人ひとりが近況を披露した。最後に留学生同窓会の副会長であるネルソンさん (2002年・法学部卒業) から、この集まりをきっかけに東京での神戸大学の留学生ネットワークを充実し、東京の同窓会施設や、神戸大学オフィスを活用して定期的な会合を持ちたい旨の挨拶があった。

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神戸大学ホームページから


壁画「阿騎野の朝」の作者中山正実画伯(1919年神戸高商卒)(2008.02.29)

1月8日(火曜日)付日本経済新聞最終面の連載コラム「万葉のこころ 十選」の②として、壁画「阿騎野の朝」が紹介されていた。コラムの執筆者は歌人の佐佐木幸綱氏。

「阿騎野の朝」というタイトルの壁画は、奈良県宇陀市の中央公民館に掲げられている。この壁画は、かつて橿原神宮外苑の大和国史舘の壁画として依嘱されて描かれたものだった。阿騎野という地は、旧・大宇陀町一帯の山野で、式内社阿紀神社が残っている。

東の野にかぎろひのたつ見えて返り見すれば月かたぶきぬ
                        柿本人麻呂

壁画はこの歌に取材している。冬の早朝である。焚火が見える。弓が、背中に背負ったえびら(矢の入れ物)が見える。腕に鷹を留まらせた者がいて、猟犬がいる。狩をするため野営して朝を迎えた場面だ。「かぎろひ」とは何か。一般には曙光の意味と解されている。太陽が出る寸前、東の空を赤く染める暁の光の意味だ。

この絵の作者は、1919年(大正8年)に神戸高商を卒業した異色の画家中山正実氏。壁画制作のために、曙光と月が同時に東西に見える日時を実証しようとした。東京天文台に調査を依頼し、実地検証し、持統六年(692年)11月17日(旧暦)午前5時50分と特定したというエピソードも記述されている。

なお、この「阿騎野の朝」と作者である中山正実画伯に関しては、「『かぎろひ』大和路を彩る 万葉歌人も詠んだ自然現象、『観る会』で追体験」(2005年12月9日付日本経済新聞)とのタイトルの記事がある。執筆者は、大宇陀町観光協会会長の原野悦良氏。

大正から昭和初期にかけて、神戸大学の前身校である神戸高商は、中山画伯以外にも多数のプロ(級)の画家を生んでいる。以下は、そのリスト。

妹尾正彦(1925年(大正14年)卒、独立美術協会)
前田藤四郎(1927年(昭和2年)卒、春陽会)
井上覚造(1928年(昭和3年)卒、二科会)
山崎隆夫(1930年(昭和5年)卒、国画会)
森治樹(1926年(大正15年)卒、マーキュリー会*、資生堂社長)

*は、アマチュア

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石井淳蔵教授(営)等共著『マーケティング優良企業の条件』刊行(2008.02.28)

「マーケティング優良企業9社の市場情報の活用と展開の仕組みを徹底解剖」というキャッチフレーズのもと石井淳蔵教授(営)等4名の共著『マーケティング優良企業の条件』が、日本経済新聞出版社から刊行された。定価は1800円+税。石井淳蔵(いしい・じゅんぞう)教授は、1975年神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了。主な著書に『ブランド』『マーケティングの神話』(岩波書店)、『商人家族と市場社会』(有斐閣)などがある。

他の共著者は、嶋口充輝(しまぐち・みつあき、法政大学教授、慶応義塾大学名誉教授)、黒岩健一郎(くろいわ・けんいちろう、武蔵大学准教授)、水越康介(みずこし・こうすけ、首都大学東京準教授)。水越康介準教授は、神戸大学経営学部卒(2000年)、同博士課程修了(2005年)という経歴。著書に『仮想経験のデザイン』(共編著、有斐閣)などがある。

本書は(社)日本マーケティング協会「マーケティング・イノベーション21(MI21)プロジェクト」の成果を独自にまとめたもの。厳密な市場調査の仕組みを持つ花王、お客さまセンターを活かし市場情報を把握する資生堂、週次の業務管理を通じて機動性を高めるユニ・チャーム等々、市場に向けて迅速適切に反応する組織のメカニズムと戦略を優良企業の事例から考察しているところに本書の特徴がある。以下は、本書の目次。この目次が、本書の特色を如実に物語っている。

序 章 マーケティング優良企業を求めて
第1章 マーケティング・リテラシーのための論理
第2章 調査の独立性が意味すること 花王
第3章 市場情報を循環させる「心臓」 資生堂
第4章 他社との連携による新製品開発 アスクル
第5章 失敗から学ぶ組織文化 サントリー
第6章 情報の多重展開 積水ハウス
第7章 経路依存的に構築される仕組み カルビー
第8章 反応スピードを加速するSAPS ユニ・チャーム
第9章 マーケティングの持続力 ネスレコンフェクショナリー
第10章 ターゲットを絞り込んで反応する 松下電器産業
終 章 市場への創造的適応

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宮本和義・アトリエM5編『近代建築散歩 京都・大阪・神戸編(2008.02.27)

宮本和義・アトリエM5編『近代建築散歩 京都・大阪・神戸編』(2007年、小学館、定価2900円+税)に、登録有形文化財に指定されている神戸大学の建物が紹介されている。神戸大学(旧神戸商業大学)の建物では六甲台本館、六甲台講堂、経済経営研究所「兼松記念館」の3棟。これらの建物の施工は大林組。1932年(昭和7年)から1935年(昭和10年)の間に建てられた。

本書の編者である宮本和義氏は写真家。1941年に上海で生まれた。1964年から建築や旅を題材にした写真を撮り続けている。主な作品に、『ラ・トゥーレット修道院』、『ビラ・サヴォア』(ともにバナナブックス)、『近代建築再見』、『建築グルメマップ』(ともにエクスナレッジ)、『古寺彩々』、『和風旅館建築の美』(ともにJTB)等がある。

なお、神戸大学近隣の建物としては、神戸市立御影公会堂(東灘区)、美味伝承甲南漬資料館(同、旧高嶋酒類食品社長宅)も紹介されている。この2棟の建物の設計者清水栄二氏は神戸大学ゆかりのロイ・スミス館(灘区)の設計者と同一人物。このロイ・スミス館には、神戸大学六甲台後援会の事務局がある。

このほか、神戸大学と同じ灘区にあるJR灘駅(1934年)、王子公園内の旧ハンター邸(1889年頃)、神戸文学館(旧関西学院ブランチメモリアルチャペル、1904年)、県立神戸高校(1938年、ただし2003年に大規模改修)が紹介されている。県立神戸高校の設計者は神田省三氏。神戸大学工学部の前身である神戸高等工業学校の卒業生(1929年)である。

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コウノトリ野生復帰推進協議会会長をつとめる保田茂名誉教授(農)(2008.02.26)

日本で絶滅してしまったコウノトリを人工増殖して自然に返す。この目的に則して兵庫県豊岡市で野生復帰事業が進められた。昨年は、国内の自然界で誕生したコウノトリのひなが46年ぶりに巣立ち、大きな話題となった。

保田茂神戸大名誉教授(農業経済学)は、コウノトリ野生復帰推進協議会会長。2月11日付神戸新聞に登場してインタビューに答えている。保田名誉教授は豊岡市の出身。絶滅前のコウノトリの記憶については、「農家に生まれ、田植えの時期は苗運びを手伝わされた。みなサギやコウノトリに稲を踏まれる気がしたようで、父親に言われて一斗缶を棒でたたいて追い払った。でも、飛ぶ姿はきれいだなと思ってながめていたし、害鳥と思ったことはない」と語る。

兵庫県立コウノトリの郷(さと)公園の元飼育長、松島興治郎さんは、兵庫県立豊岡高校の2学年後輩だった。二人は、同じ生物部に所属。「コウノトリがひなにどんな餌を運んでいるのかを一緒に調べた」こともあったそうだ。

日本国内のコウノトリは1971年に絶滅した。その大きな要因は農薬の大量使用だった。このことについて保田名誉教授は、「水俣病の原因にもなった水銀を含む農薬の影響で、真っ黒になったひなが次々と卵の中で力尽きた。塩素系の農薬は雄の精子形成を阻害し、無性卵ばかり生まれるようになった。餌となる田畑の生き物も激減した。戦後の食糧難を解消するために農業の近代化の道は必至だったが、入れ替わるようにコウノトリが国内で絶滅した」と当時を回想していた。

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豊岡市ホームページから


兼光里江さん(2007年経卒)、東京ウィンドハーモニーオーケストラにもデビュー(2008.02.25)

昨年3月に神戸大学経済学部を卒業、広告会社に就職した兼光里江(かねみつ・りえ)さん。仕事が少し慣れた昨秋から、在学中応援団吹奏部で親しんだファゴットの演奏を続けるため、アマチュアの吹奏楽団・東京ウィンドハーモニーオーケストラに入団する。日曜日毎に練習を重ねた結果、2月24日に東京・練馬文化センター大ホールで開催された第8回定期演奏会のステージを踏んだ。
以下は、プログラムの概要。

♣交響組曲 第3番「GR」より
♣ ウエスト・サイド・ストーリー
セレクション
♣ PUCCISSIMO
♣ 「Mr.インクレディブル」より 

ホールはほぼ満席。聴衆は軽く1000人を越えた。聴衆の中には、兼光さんのデビューを見ようと、駆けつけた先輩の姿もチラホラ。演奏中に目を合わせたりしないよう配慮、片隅の座席に座る等配慮した先輩もいた。

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脇田晴子さん(1956年文卒)の新著〔共著)『物語 京都の歴史』(2008.02.22)

脇田晴子さん(1956年文卒)が、ご主人の脇田修さん(大阪大学名誉教授)と共著で『物語 京都の歴史』を刊行した。この本は中公新書の一冊として発行されたもので、定価は940円+税。脇田晴子さんは、文学博士(京都大学)。城西国際大学客員教授、石川県立歴史博物館館長で、滋賀県立大学名誉教授でもある。脇田さんには、多数の著書があるが、同じ中公新書からは『室町時代』、『中世京都と祇園』が刊行されている。
 
桓武天皇により平安京遷都が行われて以来、京都は千年もの長いあいだ日本の中心であった。王朝時代には、貴族の邸宅や寺社が立ち並び、都市の基礎がつくられた。中世には、武家政権が興り戦乱の舞台となる。また、商工業の発展もあった。近世になると豪商が生まれ、学問・文化の興隆著しかった。21世紀の今日も多くの人が訪れる京都。寺社・名所の縁起をひもときながら、花の都と詠われた歴史を一望する楽しい本である。カラーの歴史地図が付いていて、読者の理解を助ける。


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黒岩章さん(1976年経卒)の新著『はじめての人の貿易入門塾』(2008.02.21)

伊藤忠丸紅鉄鋼黒岩章物流保険部長の新著『はじめての人の貿易入門塾』が、かんき出版から刊行された。定価は1500円+税。

貿易取引の仕組と実務の流れは、初心者にとって分かりにくい。モノとお金、書類が複雑に絡み合うからだ。本書はイラストを駆使して、貿易取引の仕組と実務手順を明解に解説した入門書。船荷証券、信用状、保険証券等の書式・フォームも収録されていて、貿易取引の全体の流れと輸送、通関、決済、保険などを関連づけて理解できるよう工夫がなされている。以下は目次の概要。

第1章 貿易取引のしくみ
第2章 契約成立までの流れと取引条件のしくみ
第3章 輸送のしくみ
第4章 通関のしくみ
第5章 決済のしくみ
第6章 保険のしくみ
第7章 貿易書類の機能と役割

巻末には、貿易用語集、世界の主要港・空港の一覧リスト、が収録されている。また、索引も完備されていて、初心者が貿易実務を学ぶうえで十分な配慮がなされた本である。

本書の著者の黒岩章(くろいわ・あきら)さんは、1976年に神戸大学経済学部卒業、総合商社丸紅株式会社に入社した。運輸保険部において、鉄鋼製品、製綱原料、穀物、肥料、砂糖、機械など多岐にわたる商品の貿易実務を行う。10年間の米国駐在を含む国際ビジネスを経験する。2001年から伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社に勤務、ジェトロ認定貿易アドバイザーでもある。

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山内乾史准教授(国際協力)の監訳書『移民・教育・社会変動―ヨーロッパとオーストラリアの移民問題と教育政策―』(2008.02.19)

神戸大学大学院国際協力研究科山内乾史准教授の監訳による『移民・教育・社会変動―ヨーロッパとオーストラリアの移民問題と教育政策―』(明石書店、2800円+税)が出版された。本書の原著者はジークリット・ルヒテンベルクである。


イギリス、フランス等でしばしば移民の暴動がおきている。一方、移民排斥を求める極右団体の台頭、スカーフ問題、ターバン問題等移民にかかわる様々な問題が起きている。今後のヨーロッパ社会のあり方を考えて行くにあたって、移民をいかに位置づけるかが重要な問題であるといえよう。

近年、ドイツ、イギリス、フランス、スエーデン、 オランダ、ギリシアといった国々で移民が急増している。これを受けて、これらの国が、教育や社会面での対応を迫られている。移民の子どもへのアイデンティティ教育、市民権教育、言語教育をどのように行っていくかは、そう簡単に片付くものではない。

本書では、古典的な移民国家としてオーストラリアのケースも分析・比較されている。 第1章から第3章までは理論編といったところ。近年の移民の急激な増大の実態と、 グローバリズム、グローカリズム、トランスナショナリズム等の概念の理論的検討を行う。第4章以下では各国の事例分析が行われている。

神戸大学ホームページの”神大人の本”欄で山内准教授が「本書はキレイゴトに終始する二流、三流の一部移民論とは一線を画し、 一流の執筆陣が現実的な提案をしているところに魅力があるように思われます」とコメントしているのが印象に残る。


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松崎光弘大阪青少年会館館長(1992年院自然科学修了)インタビュー(2008.02.18)

2月1日付日刊工業新聞に松崎光弘大阪青少年会館館長(1992年院自然科学修了)のインタビュー記事が掲載されている。松崎館長の前職は大成学院大学経営学部教授。昨年4月から現職に就任した。

インターンシップを通じて地域社会の活性化を狙う。これが、経済産業省補助事業であるチャレンジ・コミュニテイ創成プロジェクト。全国で補助金を受けたNPO法人や企業が活動している。そんな中、唯一大阪府は公的機関である府立青少年会館がプロデュースを担当している。中小企業が集まる大阪の地域特性を生かし、モノづくりに特化したインターンシップを目指している。これが大阪府の特色である。

インターンシップを始めて1年半。これまでの成果は?という質問に対して、松崎館長は「大阪に密着したインターンシップをキーワードに、飲食店やIT関連企業など計8件を取り持った。学生は企業現場を目にでき、企業は採用や社員教育の参考になる学生の意見を聞けるため、両者から好評」と回答していた。モノづくり分野に重点を置くというのが大阪の特徴のようだ。

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大阪青少年会館


自然発毛する頭皮を開発ー神戸大など共同研究ー(2008.02.15)

毛髪の悩みに希望の光が出てきた。神戸大と国立循環器病センターなどが、再生医療技術を応用し毛のない部分に移植するだけで自然に毛が生えてくる人工頭皮の開発に乗り出すことを明らかにした。

これは脱毛症などの治療に役立てるのが狙い。神戸大形成外科の寺師浩人准教授は「まだ構想段階で実用化のめどは立っていないが、うまくいけば夢の治療法になるかもしれない」と語る。この研究は、開頭手術などで余った頭皮の提供を受けて下地を作り、患者本人の元気な毛髪から採取した毛包と呼ばれる育毛組織を増やしてのせ、人工頭皮を作成するというもの。さらに毛髪のもとになる毛乳頭と呼ばれる細胞を培養して毛包内に植え付け、発毛を促す。

実際に毛が生えてくるかどうかは「やってみないと分からない」と寺師准教授。まず人工頭皮を作り、将来は人で効果を確かめたいとしている。以上は2月1日付神戸新聞から。同様の記事は、2月9日付フジサンケイ・ビジネスアイにも掲載されている。


「神戸発 瀬戸内クルーズ」を提言、上川庄二郎さん(1960年法卒)(2008.02.14)

2月4日付神戸新聞のコラム「論」で、神戸経済同友会特別会員の上川庄二郎さんが「神戸発 瀬戸内クルーズ」をという提言を行っている。以下は、その概要。

瀬戸内海沿岸は、歴史的にも、風土的にも、ヨーロッパと比べても何ら遜色はない。沿岸には多くの市や町があり、多数の島や港が点在している。そこには多様な人々の営みがある。

このような地域の自治体や経済団体、観光組織等と協力して、魅力ある瀬戸内海クルーズを定期・定例化していきたい。数多くある寄港地を組み合わせていけば、年間を通じて運航コースがマンネリ化しない。

海からの視点で瀬戸内海を見て楽しむクルーズの旅。これが盛んになれば、国内外にアピールできる商品価値の高い観光産業に成長させることができる。掛け声倒れに終わっている“広域観光振興”のお手本にもなる。

上川さんは、1935年石川県小松市の生まれ。神戸市役所に入り、消防局長を最後に定年退職する。関学大・大阪産業大非常勤講師を務めた。旅の写真集なども手掛け、タウン誌「月刊神戸っ子」に「海・船・港」のタイトルで連載を寄稿している。


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瀬戸内・海の路ネットワーク推進協議会のホームページ(http://www.uminet.jp)から


ジョー小泉さん(1971年工院修了)、米ボクシングの殿堂入り(2008.02.13)

米ボクシングの殿堂入りをしたジョー小泉さん(1971年工院)が、1月19日付朝日新聞「ひと」欄でクローズアップされている。ジョー小泉というのは、ペンネーム。本名は小山義弘という。小山さんは、高校3年の時から日本のボクシングを英語で海外に紹介する活動を始めた。17歳のとき米国のボクシング専門誌「リング」の記事の誤りを手紙で指摘したのが、この道に入るきっかけ。

神戸大学卒業後三菱重工に勤務する。この時期は、夜は執筆やトレーナーをこなすという日々が続く。1985年になって三菱重工を退職した。今は、日本の多くの世界戦でマッチメークを手がけ、10回戦以上の試合は記事を書いて約20ヶ国に配信している。日本拳闘史を英文で残すという大著に取り組む毎日だ。

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ジョー小泉さんの著書『つねに強気で生きる方法―ボクシング的「自己暗示法」』(2002年、星雲社、1000円+税)


NHKの連続テレビ小説「ちりとてちん」に出演中の桂吉弥さん(1995年教卒)(2008.02.12)

NHKの連続テレビ小説「ちりとてちん」に出演中の桂吉弥さん(1995年教卒)

NHKの連続テレビ小説「ちりとてちん」は、落語家になりたくて弟子入りした若い女性、徒然亭若狭(貫地谷しほり)がヒロイン。この若狭の兄弟子の役(徒然亭草原)をつとめているのが、桂吉弥さん。阪神淡路大震災の年1995年に神戸大学教育学部を卒業した。

桂吉弥さんの本名は富谷竜作。桂吉弥さんが所属する桂米朝事務所のホームページ(http://www.beicho.co.jp)には、詳しいプロフールが掲載されている。これによると、神戸大学落語会に所属、故桂吉朝の落語に出会い、弟子入りを決意したという。「ちりとてちん」を毎日愉しんで見ている某卒業生は、「役者としてもいい味だしています」との感想を述べていた。


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桂吉弥さんが、かつて所属していた神戸大学落語研究会のホームページ(下記)から(http://shindaiochiken.hp.infoseek.co.jp/index.htm)


ギャラリー島田、30周年記念誌『30年目の透視図』刊行(2008.02.08)

島田誠さん(1966年営)が代表取締役をつとめるギャラリー島田が30周年を迎え、これにちなんで記念誌『30年目の透視図』が刊行された。

ギャラリーの歴史を簡単に辿ってみよう。ギャラリー島田の前身は、神戸・元町の海文堂書店の2階にあった海文堂ギャラリー。1978年、海文堂書店の社長をつとめていた島田さんが、日曜大工で応接室を改造して15平方メートルのギャラリーをつくる。1980年になって本格的な企画画廊として拡大、スペースは72平方メートルに拡張された。

その後、公益信託・亀井純子文化基金を創設(1992年)、アート・エイド・神戸の立ち上げ(1995年)等の活動をおこなう。これらの活動が認められ、1996年には、企業メセナ協議会の「メセナ大賞・奨励賞」受賞した。

2000年9月17日、海文堂ギャラリーの活動は終了する。同年11月に、ギャラリー島田(中央区山本通り)をスタートさせた。2003年には、ギャラリー島田Deuxをオープン、本年1月から30周年記念展をスタートさせている。     

【参考】ギャラリー島田ホームページ
http://www.gallery-shimada.com


マダガスカル経済貿易産業大臣に神戸大卒業生が就任(2008.02.07)

ラザフィマヘファ・イボハシナ・フィザラ氏がこのほど、マダガスカル経済貿易産業大臣に就任した。同氏は神戸大大学院経済学研究科で2005(平成17)年3月に博士後期課程を修了、博士号を取得している。以上は、2月3日付神戸大NEWS NET=UNNから。

マダガスカルは、アフリカ大陸の東南沖に浮かぶ世界で4番目に大きい島。2005年8月26日付の本欄には、ラザフィマヘファ・イボハシナ・フィザラ氏が登場している。同氏が神戸大学で学んだことが縁で、マダガスカルに関する市民レベルでの活動があった。この当時、「消防車を送るための輸送費」や「白血病の少女を救うため」の募金活動が行われている。

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マダガスカル国旗


山岸八郎さん(1951年兵庫師範卒)が起業したフジッコの「社名の由来」(2008.02.05)

1月24日付神戸新聞のコラム「ひょうご社名辞典」に、フジッコ(東証一部上場、食品)の社名の由来が出ている。

フジッコの創業者である山岸八郎さん(現会長)は、現発達科学部の前身校の兵庫師範の卒業生。1961年に兵庫師範を卒業、小学校教師をしていた山岸さんは、「何か商売をやりたい」と1960年に「富士昆布」を創業した。これがフジッコのルーツ。学生時代に知人の昆布店で働いた経験を生かし、神戸市東灘区の工場で妻と友人と三人、たった一台の機械でのスタートだった。

山岸さんは、当時関東地方では普段の食事に昆布が浸透していない点に着目。昆布製品をつくっては運び込む日々が続く。いつか業界トップになりたい。夢を富士山に託した社名だった。

高度成長と共に各地で増え始めたスーパーに販路を見いだす。昆布は、まだ量り売りの高級品だったが、パック詰めを提案。一般家庭に急速に普及した。塩吹き昆布やだし昆布など商品数を増やした結果、売り上げは創業十年足らずで十億円を超えた。夢は現実となる。

この時期に生まれたブランドが「ふじっ子」。当時、他社にユニーク名前の昆布があり、負けじとブランド名を社内公募したところ、社名にちなんだ言葉が出てきた。ブランドを生かし現社名に変更したのが1985年。ナタデココ、しば漬け、ヨーグルト等さまざまなヒット商品を生み出予言であったのだろうか。社名からは「昆布」の文字は消えた。

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1月17日付読売新聞に神戸大学野上智行学長登場(2008.02.04)

阪神大震災から13年。1月17日読売新聞(大阪本社版)掲載の連載コラム「学長」に神戸大学野上智行学長登場、大学のビジョン等を語っている。全体で8段の大型企画。話題は多岐にわたる。震災の翌年に都市安全研究センター設置、国際的評価(英タイムズ系の週刊誌調査でランキング197位)、受入留学生を現在の1000名から1500名に増やす計画、ドイツ語・フランス語・中国語等をネイティブ留学生から学習する「ハブ室」設置、地球環境・地域への取組、大学の歴史の重視等々。

学長インタビューのほか、Jリーグ選手引退後イギリスでMBA資格をとり、スポーツマネジメントに取り組む西野努さん(1993年営卒)、神戸大学応援団創部(1960年)以来初の女性応援団長岡田芙実さん(国際文化4年)、ゼミ幹事会の役員をつとめる八幡一平さん(経済3年)のインタビュー等もあり盛りだくさん。阪神大震災後に設置された「震災文庫」の探訪記事も出ていた。

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1月17日、六甲台キャンパスで犠牲者に哀悼の意を表する野上学長。
(神戸大学ホームページから)


住友商事加藤進社長(1970年経卒)、社長就任半年の心境を語る(2008.02.01)

1月11日付の日刊工業新聞のコラム「商社トップに聞く」に、住友商事加藤進社長(1970年経卒)が登場、社長就任半年の心境を語っている。

加藤社長は、「2007年は自分にとっても激動の年だった」として、社長就任後に心がけたのは、取引先だけでなく社内の現場にできるだけ足を運び、自分の目で現状把握につとめ、必要な手を打っていく」こと。これは、基礎づくりという位置づけである。「振り返ってみて、半年の間、順調に実行できたというのが自己評価だ」と加藤社長は語っていた。

とはいうものの、米国住友商事の社長時代と違い、自分で時間をコントロールしながら、自分のペースで仕事をするのはがかなり厳しい。今年からは、「じっくり人の話を聞き、物事を考える時間をつくるようにしたい」と加藤社長は語る。

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西野努さん(1992年営卒)の講演に世代を超えた80名余が参集(第17回神戸大学ミドル会)(2008.01.31)

1月30日午後6時30分から、東京凌霜クラブで第17回神戸大学ミドル会が開催された。講師は元浦和レッズの選手(1993-2001)の西野努さん。演題は「なぜ、浦和レッズだけが世界に認められるのか」のタイトルのもと、これまでの体験を踏まえた、スポーツ経営の観点からの講演であった。

当日の参加は80名余。約半数がミドル会の中核メンバーである昭和40年代の卒業生。そのほか、1954年(昭和29年)から2000年(平成12年)までの卒業生が集まった。学部別では経済、経営、法学部の卒業生が多かったが、文、教、理、工、農学部の卒業生も20名近いという状況。女性の卒業生2名の参加もあった。折りしも所用で上京中の野上智行学長、安藤幹雄理事も飛び入りで参加、講演終了後の懇親会では西野さんや多数の卒業生ともども交流の輪が広がる。

西野さんは神戸大学在学中サッカー部に所属、経営学部卒業後浦和レッズに加入した。引退後、イギリスのリバプール大学フットボール・インダストリーズ・コース入学、MBAを取得の後、浦和レッズ強化本部を経て、現在は(有)オプト・スポーツ・インターナショナル代表取締役、埼玉スタジアム・スポーツクラブ・サッカースクール・コーディネーター。著書に、演題と同じ『なぜ、浦和レッズだけが世界に認められるのか』(東邦出版、税込1500円)がある。

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木村幹教授(国際協力)の著書2冊、毎日新聞読書欄で紹介(2008.01.30)

大学院国際協力研究科木村幹(きむら・かん)教授の著書2点(下記)が、1月27日付毎日新聞の読書欄で紹介された。

・『高宗・閔妃』(ミネルヴァ書房、3000円+税)
・『民主化の韓国政治―朴正煕と野党政治家たち1961-1979 』(名古屋大学出版会、5700円+税)

『高宗・閔妃』は、日本の韓国併合に抵抗した李朝の高宗と、皇后の閔妃(びんひ)の生涯を政治的動乱期を背景に描く。『民主化の韓国政治―朴正煕と野党政治家たち1961-1979 』は、朴正煕大統領の時代を中心に、その後に金泳三と金大中という巨人が出現する。

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評者の山内昌之東京大学教授は、「これら2冊の本を総括して複雑な韓国近現代史の時代と性格の異なる問題を、同時に出した二冊の書物で、それぞれ歴史学と政治学の手法で鮮やかに解剖した木村氏の非凡さは特筆に価する」と結び、木村教授の著作を高く評価していた。

【参考】神戸大学ホームページ「神大人の本」

http://www.kobe-u.ac.jp/info/book/0801_02.htm

なお、この日の毎日新聞読書欄には、高橋昌明教授(文)の新刊書『平清盛 福原の夢』(講談社選書メチエ、定価1700円+税)が、放送大学五味文彦教授により論評されていた。


肥満の原因たんぱく質発見、春日雅人教授、野口哲也助教(医)ら(2008.01.29)

神戸大学の春日雅人教授(昨年秋、紫綬褒章を受章)と野口哲也助教、東京医科歯科大学の山梨裕司教授らの研究チームが、Dok1というたんぱく質が肥満の原因になることをマウスの実験で見つけた。このたんぱく質の働きを抑えれば、肉など脂質が多い物を食べても肥満を抑制し、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を予防できる可能性があるという。

この研究成果は1月20日付の米医学誌「ネイチャーメデイシン」(電子版)に掲載された。以上は、1月21日付の日経紙から。


南輝子さん(1967年文卒)制作のジャズ・コンサートCD(ライブ盤)発売(2008.01.28)

南輝子さん(1967年文卒)は、阪神淡路大震災以後、毎年1回自宅(南工務店)の作業小屋を開放し、『神戸からの祈り』として、ジャズコンサートを開いている。「地域に芸術の灯をかかげよう」との想いから続けている活動だ。


残念ながら、このコンサートは昨年5月26日開催の第10回をもって最終回となった。南さんは、最終回のコンサートを記念してライブ盤CDを制作した。プロデュース、ジャケット絵、スケッチ、編集はすべて南さんの手になるもの。詳しくは下記参照。

タイトル:“板橋文夫岩岡コンサート10回記念 ”『Do Something ! -神戸からの祈り』

注文先:MIX DYNAMITE
    153-0044 東京都目黒区大橋2-4-18-502
    電話 03-3416-9170 FAX 03-5465-0924
    E-MAIL: suzy0808@mail5.alpha-net.ne.jp


【南輝子さんのプロフィール】
短歌結社『眩』会員で、1999年「神戸新聞文芸」年間最優秀賞受賞。2002年第13回上田三四二賞を詩画集『美しき豊潤』で受賞。画家としての個展活動や、ジャズCDのプロデュースなど幅広く活躍中。詩集に『おおああ』、歌集に『ジャワ・ジャカルタ百首』などがある。

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川崎重工業大橋忠晴社長(1969年工卒)、経営を語る(2008.01.25)

1月10日付フジサンケイビジネスアイに、川崎重工業大橋忠晴社長(1969年工卒)が登場、同社の経営を語っている。なお、大橋社長は2005年6月に社長に就任した。
  
五ヵ年の中期経営計画「グローバルK]の進捗状況について、大橋社長は「2008年度が折り返し点になるが、中間の見直しを実施する。これまでの2年間は収益を上げるための基礎作りにあてたが、立て続けに最高益を更新できる見通しにある。今後3年間もこれに甘んじることなく、目標の『収益力の高いグローバル企業』に向けてアクセルを踏み込む」と発言する。

また、大型ニッケル水素電池を搭載した超低床路面電車の市場導入に関しては「電池で駆動するので、架線インフラがなくても走行できるのが売り物だ。昨秋に試作モデルを公表したが、環境保全や都市の渋滞緩和などの観点から国内外で引き合いが急増している。実証試験を進めているが、すでに量産モデルの開発に着手しており、早ければ今春にも受注活動を始めたい。10年度までに播磨工場(兵庫県播磨市)に車両、ニッケル水素電池それぞれの製造設備を設ける」という。

 
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NI帝人商事森田順二社長(1970年経卒)、経営を語る(2008.01.24)

1月18日付産経新聞「関西経済 この人に聞く」欄に、NI帝人商事森田順二社長(1970年経卒)が登場、経営を語っている。森田社長は2003年帝人グループ常務執行役員兼NI帝人商事社長。2005年6月から帝人グループ専務執行役員を兼務している。

同社は、昨年9月中間連結決算において、「売上高が微増で、減益」であった。この件について、森田社長は「天候が春先から不順で、衣料関係がふるわなかった。昨年12月からこの1月にかけての動向が重要だ。産業資材は堅調に動いたが、建築基準法の改正でインテリア分野に影響が出ている。通期で売上高2850億円、営業利益60億円を目指しているが、楽観はできない」と見ている。

市場としての中国をどうみるかについては、「日本でのOEM(相手先ブランドによる生産)のノウハウを生かし、2000の店舗数を持つ中国最大のスポーツメーカーに納入している。しかし法制面の整備がまだ十分ではない」というのが森田社長の見方。

 
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池田暁子(1992年教卒)さんの新著『貯められない女のためのこんどこそ!貯める技術』(2008.01.23)

文藝春秋社から刊行され好評を得ているのが『片づけられない女のための こんどこそ!片づける技術』という本。この本の著者である池田暁子さん(いけだ・きょうこ、1992年教卒)の職業はイラストレーターである。池田さんは同書に続いて『貯められない女のためのこんどこそ!貯める技術』(文藝春秋社)を刊行した。定価は、952円+税。本書は、全編マンガであり、その目次は、次のとおり。 

第1話 小金持ちの優雅な1日。
第2話 相も変わらず綱渡り生活!
第3話 徹底検証・お金はどこへ消えた?
第4話 アグレッシブに貯金開始!
第5話 キリキリ節約で粉まみれ!?
第6話 貯金と片づけって似てる!
第7話 お楽しみ&未来口座で明るい明日!
第8話 私はこうして万年貧乏から生まれ変わった!

本書が出来上がった経緯として、池田さんは冒頭に次のような一文を寄せている。少々長くなるが、以下に引用する。

イラストレーターになる前は、
塾講師やデザイナーの仕事をしていました。
学校を出て、働き始めて15年以上。
職は変われどずっと仕事をしてきたし、
ブランド物など高級品も持ってないのに、
なぜか貯金が無いんです。

これまでも、たびたび貯金を試みてきたのですが、毎回挫折。
貯金どころか、通帳をなくしたり、残高がゼロになったりと、
老後が心配っていう以前に、明日が心配。
ここらでどうにかして口座の残高を正常化しないと
私の人生、本格的にまずいかも・・・。

・・・というわけで、こんな私が
「こんどこそ!」と貯金をチャレンジしました。
半ば呆れつつも(?)見守っていただければ幸いです。

【池田暁子さんのプロフィール】
職業:イラストレーター。
経歴:1992年神戸大学教育学部卒業、筑波大学芸術専門学群中退。セツ・モードセミナー修了。編集プロダクション等で雑誌、広告、書籍、HPの制作に携わり、フリーに。
著書:『片づけられない女のための こんどこそ!片づける技術』『マンガで投資入門 今日から私も「株主に」!』『ひともうけ イラストエッセイで読む宇宙─カンタンな株式投資入門』等。


【参考】池田暁子さんのホームページ
http://www.ikekyo.com

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衛藤卓也福岡大学長(1974年営博)、姫野東京経済大教授(1975年営博)との交遊を語る(2008.01.22)

衛藤卓也福岡大学学長が、昨年12月20日付の日経紙最終面「交遊抄」欄に登場、神戸大学時代の旧友を回顧している。衛藤さんは1968年大分大学を卒業、神戸大大学院に入学した。専攻は、交通経済論。後輩として同じ研究室に入ってきたのが、姫野侑さん(故人)。姫野さんは、後に東京経済大学経営学部長を務めた。

大学院生時代、同じ分野を専攻するの大学院生は二人のみ。居酒屋やアパートで専門の話から、人生観、女性観まで時間を忘れて語り明かした。神戸を離れてからも、学会の都度、夜は二人で杯を重ね、議論のたびに姫野さんが、「それじゃあかん」と衛藤さんを批判する。「経済効率だけでなく、街づくり、環境問題などの視点を含めた姫野さんの複眼的視点に学んだ」と衛藤さんは旧友の言葉を回顧する。2001年、姫野さんは病魔に倒れ、55歳で帰らぬ人となった。「友のいなくなった学会の夜はさびしい」と衛藤さんは「交遊抄」の文末結ぶ。


小西英二准教授(医)等、デング熱ワクチンを開発(2008.01.21)

神戸大医学部の小西英二准教授等は、日本への感染拡大が懸念されており有効なワクチンもない感染症、デング熱用の新型ワクチンを開発した。DNAとたんぱく質を混合したのが特徴で、4タイプあるデング熱すべてに効果があることを動物実験で確かめた。安価に作る手法も開発、10年後の実用化をめざす。以上は、12月17日付日経紙から。

この新型ワクチンは、デング熱のウイルス表面にあるたんぱく質と、そのたんぱく質を作るDNAなどから構成される。ワクチンを投与すると、たんぱく質を認識して体内の免疫システムが働く仕組み。予防接種しておくと、ウイルスが侵入しても効果的に攻撃し感染を防ぐことができる。たんぱく質かDNAかいずれか一方を投与するのではなく、双方を混合することで時間差攻撃のように連続的に免疫反応を起こすのが特徴。マウスによる実験では、DNA単独投与より約10倍高い効果が得られた。


第1回企業ミュージアム社会貢献賞募集(2008.01.17)

NPO法人「企業ミュージアムの協会」(亀田訓生理事長、1960年営卒)は、設立10周年を迎えた。これを機に「企業ミュージアム社会貢献賞」を新たに創設することになり受賞候補者の募集を開始した。応募要項の概要は以下のとおり。
     
応募期間:2008年1月15日(火)~2月20日(水)。
     〆切2月20日午後5時
応募資格:企業ミュージアムの館長、責任者、担当者。および、一般の方。どなたでも応募できます。
応募方法:応募用紙 A4 1枚
     ①推薦するミュージアム館名②テーマ③活動内容・成果④応募者の名前、住所、電話番号
送付先: NPO法人「企業ミュージアムの協会」
     事務局電話 06-6872-0969
     事務局住所 〒565-0855大阪府吹田市佐竹台3-8-3

同協会は本格的な少子高齢化を迎え、人びとの知的好奇心を満たす社会教育施設としての博物館、記念館、美術館、科学館などの所謂「企業ミュージアム」を広く、啓蒙する活動を行ってきた。併せて、企業ミュージアムの活用を通じて、①生涯学習、社会教育②地域振興、文化交流、③子どもの健全育成に貢献する活動をおこなっている。

【参考】「企業ミュージアムの協会」ホームページ
詳しくは、下記を参照。
http://ss4.inet-osaka.or.jp/~senri/


永田照喜治さん(1948年神戸経済大卒)ゆかりの新著『しっかり育つよ!ベランダ・永田農法』(2008.01.16)

集英社be文庫の一冊として『しっかり育つよ!ベランダ・永田農法』とういう本が刊行された。定価は695円+税。本書の著者は、イラストレーター&ガーデニングクリエーター・たなかやすこさん。200ページ近い全編が”永田農法”による野菜作りがテーマとなっている。


本書の冒頭には、”永田農法”の創始者である永田照喜治(ながた・てるきち)さんが写真入で紹介されている。永田さんは戦後間もない1948年(昭和23年)に神戸経済大学(神戸大学経済・経営・法学部の前身)を卒業した。卒業後、郷里の天草で農業に従事、やせた岩山で育てたミカンのおいしさにヒントを得て、独自の農法を研究する。栄養も糖度もたっぷりある作物をつくる、”永田農法”を確立した。

なお、永田照喜治さんは小学館発行のPR誌「本の窓」1月号にも登場(取材記事)している。タイトルは「おいしさが、日本の農業を救う」。「まずい野菜が野菜嫌いの子どもをつくった」、「有機農法にも弱点がある」、「農産物の貿易自由化、大賛成」、「農業の情報産業化と大規模化が、日本を救う」等のテーマで熱弁をふるっている。

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東京六甲男声合唱団第2回定期演奏会開催(4月12日)(2008.01.15)

神戸大学グリークラブOBを中心に結成された東京六甲男声合唱団の第2回定期演奏会開催が開催される。概要は次のとおり。

日 時:4月12日 開場13:00 開演13:30

会 場:浜離宮朝日ホール
   地下鉄大江戸線:築地市場駅A2出口0分(朝日新聞社裏)
   地下鉄日比谷線:築地駅2番出口 徒歩約8分

曲 目;(演奏順序は未定)
   A.ドヴォルジャーク作曲「ジプシーの歌」
   J.G.ラインベルガー作曲「ミサ曲 op.172」
   大中 恩 作品集「ふるみち」「幌馬車」他 

指 揮 :仲子 誠一 , 静川 靖敏
  
ピアノ:佐藤 良子 , オルガン:荒井 牧子

後 援: 東京都合唱連盟
神戸大学学友会/凌霜会東京支部

入場料:2,000円(学生1,000円)、全席自由

チケット・センター:神戸大学東京凌霜クラブ事務局
電 話: 03-3211-2916
FAX: 03-3211-3147

東京六甲男声合唱団は、2006年4月15日に浜離宮ホールで、第1回定期演奏会を開催している。


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高橋昌明教授(文)の新著『平清盛 福原の夢』(2008.01.11)

高橋昌明教授(文)の新著『平清盛 福原の夢』(講談社選書メチエ、1700円+税)が刊行された。この本は、高橋教授により23年前に刊行された『清盛以前』 (平凡社選書) に続くものであり、保元・平治の乱後の平家の発展及び清盛の死までが描かれている。

高橋教授は、今般の本書について「 内外史料の博捜によって平家一門の躍進とその限界を詳細に跡づけるとともに、平家を鎌倉幕府に先行する六波羅幕府と規定する。 さらにはそこから飛躍し、後白河法皇の抵抗を排除しつつ、東アジアに開かれた平氏系王朝の創設をめざす姿を論じ、和田京 (福原) 遷都とその挫折の経過を全面的に復元した。 ただの政治史叙述ではなく、日中外交の具体相をはじめて鮮明化し、清盛と後白河間の葛藤が『源氏物語』須磨・明石巻にことよせながら展開していたなど、 衝撃の新事実を次々明らかにする」と語っている(神戸大学ホームページ「神大人の本棚」欄)。

2007年12月28日付「週刊読書人」では、”2007年回顧 動向?・収穫”の特集を組んでいた。その中で、『平清盛 福原の夢』は「中世史」部門において注目図書の一冊として扱われている。

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ダミアン・フラナガンさんが、2冊目の夏目漱石に関する著書を出版(2008.01.10)

1月5日付朝日新聞夕刊に「 英作家が紹介本 漱石はスーパースター」の見出しのコラムが掲載された。この記事は写真入で、邦訳本『世界文学のスーパースター夏目漱石』(講談社インターナショナル)を手にしたフラナガンさんが写っている。この本は、『日本人が知らない夏目漱石』(2003年、世界思想社)に次ぐ夏目漱石に関する著書。

フラナガンさん(38歳)は、英国マンチェスター出身の作家。なぜ、漱石の作品が世界に広がらないのか。フラナガンさんは「日本人は日本文学が独特だと思いすぎる。だから、学者も漱石を『国文学』という狭い枠組みに押し込めてしまうからだ」との考えを示す。

漱石の文学に出会ったのは、ケンブリッジ大学での生活に嫌気がさし、引きこもりになった19歳のころ。図書館で見つけた「我輩は猫である」を読んで、時間の概念や人間の存在への深い洞察力に魅了された。1993年から99年に、神戸大学で漱石を研究した。「いつの日か、漱石はシェークスピアに並ぶ世界の大作家になる」と信じているとフラナガンさんは語っている。

なお、『日本人が知らない夏目漱石』は、2007年12月24日付読売新聞でも取り上げられた。この記事によると、フラナガンさんは西宮市在住。神戸大での研究で博士号を取得している。

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神戸大学卒"金メダル社員"の二人 「プレジデント」(2007年12月31日)(2008.01.09)

ビジネス誌「プレジデント」(2007年12月31日)では、特集として「”金メダル社員”になる法」が掲載されていた。ここでは、多方面で頭角を現したビジネス界で活躍する男女社員が紹介されている。その中に二人の神戸大学卒業生がいる。

1)岡村一男さん(1984年工院修了)
岡村さんは、住友金属工業総合技術研究所先進デザイン研究開発部部長研究員。「世界一の鋼材、トヨタも感嘆!」と賞賛されるクラッシュボックスという衝撃吸収部材を開発した。クラッシュボックスは、最近になって自動車に搭載され始めた金属部品。低速での衝突時に効果を発揮する。約80個もの試作品を作ったうえでの成功だった。従来と同じ強度を保ちながら軽量化を実現できた。この新しいクラッシュボックスは、トヨタヴィッツ等に搭載されている。

2)安倍知恵さん(2001年発達卒)
安倍さんは、松下電器「地球を愛する市民活動」全社事務局で実行委員長をつとめている。昨年7月半ばの1週間、日本と中国の松下グループ各社で実施した「CO2削減10万人エコチャレンジ」は、安倍さんが主導したもの。このキャンペーンには日中あわせて13万人もの従業員が参加した。安倍さんが地球環境に危機意識を持ったのは14歳のとき。イギリスの環境活動家ポリットの著書『地球を救え』を読んだことに始まる。神戸大学では自然環境論を学んだ。

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松下電器では、エコライフを積極的に推進する従業員を「LE達人」として認定している(ホームページから)。

なお、この「プレジデント」(2007年12月31日)には、定例寄稿者である加護野忠男教授(営)の「解明!船場吉兆が犯した”ウソのプロセス”」(経営時論)も掲載されていた。


大隅徳保さん(1957年営卒)の新著『季語の楽しみ』から”正月の季語”(2008.01.07)

昨年末、大隅徳保さんの『季語の楽しみ』(牧歌社、定価1200円+税)が出版された。大隅さんは、1957年に神戸大学経営学部を卒業、住友金属工業に入社というビジネスマン。永年にわたり俳句に親しみ、現在は「門」同人、日本俳人協会会員で、2003年に句集『抜錨』(角川書店)を上梓するなど活躍中。

『季語の楽しみ』の「新年」の部門には、次の季語が紹介されている。

正月
雑煮
歌留多
ぽつぺん(別名ビードロ)
初芝居
福寿草

例えば、こんな句が登場する。

福寿草家族の如くかたまれり  福田蓼汀

本書には神戸大学ゆかり(名誉博士)の山口誓子の作品がいくつか紹介されている。

ラグビーのジャケツちぎれて闘へり  山口誓子

ラグビーは冬の季語。ラグビーの句を最も沢山残したのは山口誓子だそうだ。

同じく、神戸大学ゆかりの俳人桂信子の句も紹介されている。桂信子は、御影にあった神戸経済大学図書館に一時勤務していた。 

帯止を身よりはずして日短し  桂信子

なお、本書には出ていない句であるが、桂信子は神戸経済大学(経済・経営・法学部等の前身)のキャンパス周辺を題材にした句を残している。ここは、かつて御影師範(発達科学部の前身)があった場所。また、神戸大学が発足してから六甲台への統合までの間、教養課程(国際文化学部の前身)、文学部、理学部の学舎があったところである。

海鳴りや花のこまかき影を踏む  桂信子

当時は御影の浜は埋め立ての前、大学のキャンパスから海迄の距離は今よりずっと近かった。


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京都大学山中伸弥教授(1987年医卒)、2007年度朝日賞受賞(2008.01.07)

京都大学再生医科学研究所山中伸弥教授(1987年医卒)が、2007年度朝日賞受賞することが決定した(1月1日付1面)。受賞の対象は「万能細胞作製に関する新手法の開発と実証」。1月29日に、東京・帝国ホテルで贈呈式がある。

人の皮膚からあらゆる細胞になる能力を持った万能細胞をつくった。昨年11月の論文発表後、「再生医療につながる新しい扉を開いた」、「”ノーベル賞級”と賞賛の声も」とマスコミ報道は賑やかだった。

山中伸弥(やまなか・しんや)教授は、1962年大阪生まれ。1987年に神戸大学医学部卒業後、整形外科医として診療に携わった。その後、大阪市立大学大学院修了後、米グラッドストーン研究所研究員等を経て2004年から現職。スポーツマンで、柔道は2段、フルマラソン完走歴は4回。

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山中伸弥教授のホームページから



 
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