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卒業生社長就任ニュース

ここでは神戸大学関連の様々なニュース・トピックスをご紹介しています。

過去の卒業生社長就任ニュース一覧  過去の卒業生社長就任ニュース一覧がご覧になれます。
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 卒業生社長就任ニュース: 2009年
神戸大学東京オフィスの年末年始スケジュール (2009.12.24)
大隅徳保さん(1957年営卒)の俳句が、読売新聞のコラム「四季」に (2009.12.22)
森本政之教授(工)、次世代スーパーコンピューターを語る (2009.12.21)
拓殖大学絹巻康史客員教授(1959年法)の著書『国際取引法』の改訂版刊行 (2009.12.18)
田畑暁生准教授(発)の訳書『ネット検索革命』刊行 (2009.12.17)
中井久夫名誉教授(医)のエッセイが、みすず書房から一斉増刷 (2009.12.16)
三重大学藤田達生教授(1987年文博修了)が、新潮社「波」12月号で藤堂高虎を語る (2009.12.14)
賀川豊彦の英文著作『友愛の政治経済学』、約70年後に初めて翻訳・・野尻武敏名誉教授(経)が監修 (2009.12.11)
神戸大学が加西市と組んで「バイオ燃料を、灯油代わり」にする実験に着手 (2009.12.10)
石井淳蔵名誉教授(営)が、一橋大学沼上幹教授の著書を書評 (2009.12.09)
先端医療振興財団クラスター推進センター仲西孝弘(1990年農修士修了)調査役が業務内容を語る (2009.12.08)
萩原守教授(国際文化)の新著『体感するモンゴル現代史』 (2009.12.07)
2009年度上期黒字転換で注目を浴びるスカイマーク (2009.12.03)
神戸大学が東京で「ビジネスリーダーとの懇談会」を開催 (2009.12.01)
詩人安水稔和さん(1954年文卒)が著書『未来の記憶』を語る (2009.11.30)
大正時代の「神戸高商学友会報」が古書市場に登場、14冊で15,750円 (2009.11.27)
神戸大院生(工)らが、ルミナリエ存続のために「思わず募金したくなる募金箱」のアイデアを募集 (2009.11.26)
日本大学川合康教授(1987年文博修了)の新著『源平の内乱と公武政権』 (2009.11.25)
東京のマスコミがこぞって報道した「青野原俘虜収容所展 in Tokyo 2009」成功裏に終了 (2009.11.24)
「老舗学」を語る関西外国語大学前川洋一郎教授(1967年営卒) (2009.11.19)
俳人山口誓子の新資料、神戸大学で初公開 (2009.11.18)
神戸大・中国地質大の合同隊がチベットの未踏峰登頂に成功 (2009.11.17)
京都大学山中伸弥教授(1987年医卒)ラスカー賞受賞を祝う同期の神戸薬大江本憲昭教授 (2009.11.16)
立命館大松尾匡教授(1992年経博修了)の新著『対話でわかる 痛快明快経済学史』 (2009.11.12)
安井三吉名誉教授(国際文化)、孫文を語る (2009.11.11)
第25回若手の会、講師は元Jリーガーの弁護士八十祐治さん(1993年営卒) (2009.11.10)
日本癌学会の市民公開講座で南博信教授(医)が講演 (2009.11.09)
島並良教授(法)の共著書『著作権法入門』 (2009.11.06)
東京凌霜クラブでKUCアートサロンメンバー等による小品展開催中 (2009.11.05)
第4回神戸大学ホームカミングデイ開催される(10月31日) (2009.11.04)
神戸大生らのNPO法人「ごみじゃぱん」が、簡易包装の商品購入を促す社会実験をスタートさせる (2009.10.30)
「あすの農学を考える座談会」で、内田一徳教授(農)が発言 (2009.10.28)
中矢一虎さん(1981年法卒)、国際ビジネスを語る (2009.10.27)
日本経済新聞社等が「ビジネススクール調査」、西日本では神戸大学大学院が1位 (2009.10.26)
高橋昌明名誉教授(文)の新著『平家の群像 物語から史実へ』 (2009.10.23)
震災の語り部野崎隆一さん(1967年工卒) (2009.10.22)
青野原俘虜収容所展 in Tokyo 2009に関するマスコミ報道 (2009.10.21)
滋賀大学教授久保英也教授(1977年経卒、前営助教授)の新著『保険の独立性と資本市場との融合』 (2009.10.20)
エコノミスト誌に久々に「娘、息子の悲惨な職場」特集、小林美希さん(2000年法卒)が寄稿 (2009.10.19)
第一次大戦期 青野原俘虜収容所展 in Tokyo 2009 講演会・再現演奏会、展示会 (2009.10.16)
日本経済新聞社「技術トレンド調査」(09年度第3回)、で神戸大学(医)の成果が第一位 (2009.10.15)
11月2日から神戸大学学友会クラブで、第3回KUCアートサロン小品展開催 (2009.10.14)
「神戸大学工学サミット」、10月21日に学友会東京クラブで開催 (2009.10.13)
塩沢俊一教授(医)が「井植文化賞」を受賞 (2009.10.09)
レンゴー大坪清社長(1962年経卒)が、本日のワールドビジネスサテライト(テレビ東京系)に出演 (2009.10.08)
田中康二准教授(文)の新著『本居宣長の大東亜戦争』 (2009.10.08)
神戸大・中国地質大学合同学術登山隊、カンリガルボ山群の未踏峰登頂に挑戦 (2009.10.06)
神戸大フットサル部、順天堂大学を2-1で破り全国優勝 (2009.10.02)
東京海上日動火災保険木村岩雄人事企画部長(1981年経卒)、就活を語る (2009.10.01)
海事博物館(深江キャンパス)で戦時徴用船公開講座、「戦前・戦後のポスターに見る日本商船」テーマの展示会も開催中 (2009.09.30)
大阪府立大学堀江珠喜教授(1982年文博修了)、次々と著書を出版 (2009.09.28)
柳広司さん(法卒)の新著『ダブル・ジョーカー』 (2009.09.25)
主婦4年、再就職し社長に。中川順子野村ヘルスケアサポート&アドバイザリー社長(1988年文卒) (2009.09.24)
京都大学山中伸弥教授(1987年医卒)、ラスカー賞受賞 (2009.09.18)
姫路競馬場に洪水調節池、船場川河川整備計画検討委(委員長:藤田一郎・神戸大(工)教授)が検討 (2009.09.17)
中島良能さん(1963年営卒)、「魔笛」を指揮 9月26日・27日 大和市生涯学習センターホールで (2009.09.16)
市田良彦教授(国際文化)が、ベネズエラのチャべス大統領と対面 (2009.09.15)
「Mitsui V-Net」(三井ボランティアネットワーク事業団ニュースレター)最新号から (2009.09.14)
蓑原俊洋教授(法)が、新政権に関して発言(9月4日付毎日) (2009.09.11)
野口武彦名誉教授(文)が衆院選挙に関して江戸時代との比較で論評 (2009.09.10)
衆院選挙に関する五百旗頭真名誉教授(法)の発言から (2009.09.09)
和田進教授(発)、総選挙を語る (2009.09.08)
山家悠紀夫さん(1964年経卒、暮らしと経済研究室主宰)、総選挙を語る (2009.09.07)
神戸高工廣田精一初代校長が、1914年に創刊した電気雑誌「OHM」が、6月で1200号。11月で95周年。 (2009.09.04)
元南海放送アナウンサー永江孝子(1983年法卒)さんが衆議院選挙四国比例区で当選 (2009.09.03)
三品和広教授(営)がコーディネーター、組織学会50周年記念事業で (2009.09.02)
神戸大学病院櫨木暢子医師が、成功率高い禁煙補助薬について語る (2009.09.01)
旧三商大OB男声合唱団交歓演奏会、東京・大田区民ホール・アプリコで開催 (2009.08.28)
シリン・ネザマフィさん(2006年自然科学研究科修了)の新著『白い紙』刊行 (2009.08.27)
レンゴー大坪清社長(1962年経卒)、派遣社員約1千人を正社員にして注目を集める (2009.08.26)
神戸大学が第二位 法科大学院修了者の新司法試験合格率 (2009.08.25)
江弘毅さん(1981年農卒)「街の面白さ」を語る (2009.08.24)
日経紙「交遊抄」(8月19日付)に神戸大学卓球部OB実盛祥隆さんが寄稿 (2009.08.21)
週刊文春連載、池田暁子さん(1992年教卒)の「人生モグラたたき」に神戸が登場 (2009.08.20)
神戸大学震災文庫に関する講演会 (2009.08.19)
同志社大学太田肇教授(1991年営前修了)の新著『認め上手 人を動かす53の知恵』 (2009.08.18)
タテホ化学工業湊哲則社長(1973年工卒)が、日刊工業新聞(8月11日付)「さあ!出番」欄に登場 (2009.08.17)
お知らせ (2009.08.10)
大阪HIV訴訟の弁護団長をつとめた松本剛弁護士(1970年法院退学)死去 (2009.08.07)
アイ・エム・ジェイ樫野孝人顧問(1986年経卒)が、神戸市長選立候補に意欲 (2009.08.06)
平原春好名誉教授(発)の編著『概説 教育行政学』 (2009.08.05)
大阪ガスの癒し風呂マイスター竹森利和さん(1981年工院修士) (2009.08.04)
三品和弘教授(営)が、関西経済人・エコノミスト会議にパネリストとして登場 (2009.08.03)
松下正和研究員(文)共編著『水損史料を救う-風水害からの歴史資料保全』 刊行 (2009.07.31)
塩崎賢明教授(工)の新著『住宅復興とコミュニティ』 (2009.07.30)
田中啓文(1986年経卒)さんの新著『天岩屋戸の研究』 (2009.07.29)
神戸大学応援団総部が、創立50周年記念に「ニュー・カレッジソング」の歌詞を募集 (2009.07.28)
こぐま社の絵本『しろくまちゃんのほっとけーき』が”点字絵本”に (2009.07.27)
松岡夏子さん(2005年国際文化卒)、神奈川県葉山町でごみ半減に取り組む (2009.07.24)
神戸学生青年センターの三代目理事長に保田茂名誉教授(農)が就任 (2009.07.23)
大阪で卒業留学生同窓会開催 (2009.07.22)
抜山映子弁護士(1959年法修士修了)の新著『スピーチの仕方―最大効果をあげる60のコツ』 (2009.07.21)
東京六甲男声合唱団が、TOKYO CHORUS FESTIVALに出場 (2009.07.17)
P&G下村祐貴子さん(2002年発卒)、「『キレイの力』プロジェクト」を語る (2009.07.17)
大丸で「神大タマネギ」発売 (2009.07.16)
第36回硬式野球神京戦 8-7で勝利、対戦成績は19勝16敗1分に (2009.07.15)
第4回朝日アマ囲碁名人戦、8人の招待選手中2人が神戸大卒ー多賀文吾選手(1996年理院修了)と西村修選手(1964年文卒) (2009.07.14)
池田暁子さん(1992年教卒)、週刊文春に「人生モグラたたき」連載 (2009.07.13)
神戸のシルバーカレッジのメンバーが『神戸にあった総合商社 鈴木商店』を作成 (2009.07.10)
島根県商工労働部長に就任した小林淳一さん(1974年法卒) (2009.07.09)
松本吉晴伊藤忠商事名古屋支社長(1975年経卒)、中部経済を語る (2009.07.08)
金丸恭文フューチャーアーキテクト会長(1979年工卒)が、産休・育休について発言 (2009.07.07)
俳優の佐々木蔵之介さん(1992年農卒)、サンデー毎日の表紙に登場 (2009.07.06)
坂本仁司日本人材派遣協会会長(1971年営卒)、「派遣労働に関する制度見直し」について語る (2009.07.03)
竹田元彦さん(1956年法卒)の新著『それでも ふらんすが好き』 (2009.07.02)
丸の内の小さな十勝キッチン「とかちの」、この6月27日で2周年 (2009.07.01)
産業技術総合研究所比留川博久さん(1987年工卒)、女性型ロボットを語る (2009.06.30)
横浜で「あぶあぶあの奇跡」上映会、神戸大学教育学部卒業生がサポート (2009.06.26)
梶山寿子さん(1987年文卒)の著書『鈴木敏夫のジブリマジック』が日経ビジネス人文庫に (2009.06.25)
加藤弘之教授(経)の共著『進化する中国の資本主義』刊行 (2009.06.24)
松本哉さん(1967年理卒)の旧著『女たちの荷風』、ちくま文庫に (2009.06.23)
マンドリンコンサート、参加86人と盛大裏に終る(東京) (2009.06.22)
福田和代さん(1990年工卒)の著書『黒と赤の潮流』、神戸文学館が購入 (2009.06.19)
有斐閣PR誌「書斎の窓」6月号から (2009.06.18)
神戸大都市安全研究センターの北後明彦教授が火災現場を視察 (2009.06.16)
西島章次教授(経済経営研究所)他共著『図説ラテンアメリカ経済』刊行 (2009.06.15)
神戸大学に赴任する前の小島輝正名誉教授(文) (2009.06.12)
王柯教授(国際文化)教授が、「日本の地震資料を政府が翻訳して世界と共有する」ことに関して提言 (2009.06.11)
加護野忠男教授(営)、日刊工業新聞コラムで「ポスト株主資本主義」を語る (2009.06.10)
都賀川事故調査団(団長:藤田一郎教授(工))が、最終報告 (2009.06.09)
岩田健太郎教授(医)が、新型インフルエンザ対応について語る (2009.06.08)
マスターズ甲子園2009、6月14日(日)の9時00分にプレーボール! (2009.06.05)
「就職ジャーナル」4・5月合併号に大塚真美さん(2008年文卒)登場、留学生のシューカツを語る (2009.06.04)
マイスター60柴田一郎社長(1970年経卒)、抱負を語る (2009.06.03)
石井洋二郎『科学から空想へ』を書評ー市田良彦教授 (国際文化) (2009.06.02)
福田和代さん(1990年工卒)の新著『黒と赤の潮流』 (2009.06.01)
目白大学門田安弘教授(1969年営博修了)の新著『不況に克つ経営変革』 (2009.05.29)
宮崎正弘、石平(1995年文博修了)共著『絶望の大国、中国の真実―日本人は、中国人のことを何も分かっていない! 』刊行 (2009.05.28)
自転車の安全について語る岡田修一教授(発) (2009.05.26)
阪神タイガース坂井信也オーナー(1970年経) 非常事態宣言 (2009.05.25)
鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が、インドネシアの豚に拡大、神戸大の調査 (2009.05.22)
横尾能範名誉教授(国際文化)が、薪ストーブ普及を論じる (2009.05.21)
阪神・淡路大震災復興フォローアップ委員会監修・兵庫県編『伝える─阪神・淡路大震災の教訓─』刊行 (2009.05.20)
荷宮和子さん(法卒)の新著『宝塚バカ一代 おたくの花咲く頃』 (2009.05.19)
神戸大学留学生とボランティアの交流、「Mitsui V-Net」最新号から (2009.05.18)
跡見学園女子大学小川功教授(1968年営卒)の新著『虚構ビジネス・モデル 観光・鉱業・金融の大正バブル史 』 (2009.05.15)
神戸大学水圏光合成生物研究グループ編『水環境の今と未来-藻類と植物のできること-』刊行 (2009.05.14)
1926年(大正15年)神戸高商卒の岡本達三郎さん死去、104歳 (2009.05.13)
眞方忠道名誉教授(文)の新著『プラトンと共に』 (2009.05.12)
兵庫県立工業技術センター北村新三所長(工・名誉教授)、抱負を語る (2009.05.11)
高橋千枝子さん(1993年経卒)の新著(共著)『「肥満解消」マーケティング』 (2009.05.07)
「麺の世界」編集長奥山忠政さん(1960年法卒)が、「麺とパスタ専門学校」校長に就任 (2009.05.07)
海賊対処法案に関して坂元茂樹教授(法)がコメント (2009.05.01)
赤外線使い胆石粉砕技術、神戸大などのチームが開発 (2009.04.30)
レイバンズ、対明治大学戦21ー34で惜敗(4月26日、東京八幡山グランド) (2009.04.28)
電子顕微鏡で原始宇宙の姿を見る、留岡和重教授(理) (2009.04.28)
ソフトテニスで松蔭高を20年連続全国総体に導いた木村靖さん(1957年教卒)、神戸親和女子大の監督に就任 (2009.04.27)
超長期の企業戦略論、三品和弘教授(営)の日経紙連載 (2009.04.23)
菊正宗酒造記念館創設に貢献、神戸大学野地修左教授(工) (2009.04.22)
マンドリンクラブOB会「楽楽・神戸」が、5月3日に神戸でコンサート (2009.04.21)
有斐閣「新刊案内」(4月)から (2009.04.20)
今井昭夫教授(海)の編著書『国際海上コンテナ輸送概論』刊行 (2009.04.17)
レンゴー大坪清社長(1962年経卒) 、古紙回収・リサイクルを語る (2009.04.16)
シリン・ネザマフィさん(2006年自然科学研究科修了)、またもや快挙 (2009.04.15)
佐用町昆虫館長をつとめる内藤親彦名誉教授(農) (2009.04.14)
神戸大学ゆかりの歌ー神戸大学広報誌最新号から (2009.04.13)
筑摩書房の新刊書(4月)から (2009.04.10)
羽森茂之教授(経)の新著『ベーシック計量経済学』 (2009.04.09)
大阪城天守閣学芸員の北川央さん(1984年文卒) (2009.04.08)
「心の病が身体の症状に」、増村道雄さん(院医学研究科修了) (2009.04.07)
魚住和晃教授(国際文化)の編著『マンガ 「日本」書の歴史』 (2009.04.06)
「人員削減数、圧縮も」、広瀬博住友化学新社長(1967年営卒)談 (2009.04.03)
ブレインワークス近藤昇社長(1985年工卒)の新著『だから若者は社会を迷走する』 (2009.04.02)
上田雄さん(1954年文理卒)の新著『文科のための暦(こよみ)読本』 (2009.04.01)
海事科学部野球部の鎌田実監督(元阪神) (2009.03.31)
レイバンズ、東京で明治大学と対戦 (2009.03.27)
松田晃演さん(1957年経卒)クラシックギターコンサート開かれる (2009.03.26)
前川洋一郎さん(1967年営卒)の編著『カラオケ進化論ーーカラオケはなぜ流行り続けるのか』 (2009.03.25)
河本一郎名誉教授(法)の共著『金融商品取引法読本』刊行 (2009.03.24)
須藤健一教授(国際文化)が、4月から国立民族学博物館館長に就任 (2009.03.23)
神戸大が兵庫県立柏原病院を支援する協定を結ぶ (2009.03.19)
グラミン銀行ムハマド・ユヌス総裁に名誉博士号 (2009.03.18)
一海知義名誉教授(教養)が加藤周一さんを追想 (2009.03.17)
3月4日付日経紙「交遊抄」欄にチップワンストップ高乗正行社長(1993年理卒)が登場 (2009.03.16)
地主敏樹教授(経)が「経済セミナー」(2・3月合併号)に寄稿 (2009.03.13)
元兵庫県職員の黒田達雄さん(1972年工卒)が、建築作品集を出版 (2009.03.12)
NPO法人企業ミュージアムの協会が、「企業ミユージアム社会貢献コンテスト」の募集を開始 (2009.03.11)
沖幸子さん(1969年教)の新著『生活美人』 (2009.03.10)
神戸大学で医工連携、手術訓練用脳モデルで硬さ・くも膜・血管などを再現 (2009.03.09)
南輝子さん(1967年文卒)の個展が、ギャラリー島田で開催 (2009.03.06)
保田茂名誉教授(農)、日本の第一次産業の展望を語る (2009.03.05)
長田貴仁准教授(営)の新著『増補新版 パナソニック ウェイ』 (2009.03.04)
イラストレーター池田暁子さん(1992年教卒)の新著『「あと5キロ」をやっつけろ!! 池田のダイエット大作戦』 (2009.03.03)
24件中神戸大学から3件、2008年度日本経済研究奨励財団からの奨励金 (2009.03.02)
井上欣三教授(海)の新著『海の安全管理学』 (2009.02.27)
澤田隆治さん(1955年文卒)、PR誌「ちくま」に「平成コメディアン史」を連載中 (2009.02.26)
安田真奈さん(1993年法卒、映画監督・脚本家)が、東京新聞コラム「言いたい放談」に登場 (2009.02.25)
草野豊己さん(1976年工卒)、日経マネー2月号で金融危機を語る (2009.02.24)
パナソニックe-WORK推進室永木浩子室長(1991年経卒)、AERA2月2日号に登場 (2009.02.23)
「ゴヤ作”巨人”、実は弟子が制作」、宮下規久朗准教授(文)がコメント (2009.02.20)
井上欣三教授(海)が、港を拠点とする災害医療を提唱 (2009.02.19)
第7回神戸建築物語「酒造りのまちと御影公会堂」、3月7日に開催 黒田龍二准教授(工)が講演 (2009.02.18)
森元伸枝さん(1996年営修士)の新著『洋菓子の経営学』 (2009.02.17)
浦部法穂名誉教授(法)の新著『世界史の中の憲法』 (2009.02.16)
向井正教授(理)、パトリック・ソフィア・リカフィカ研究員(理)の共著『太陽系に未知の「惑星Ⅹ」が存在する!』 (2009.02.13)
野口武彦名誉教授(文)の新著『幕末バトル・ロワイヤル 天誅と新撰組』 (2009.02.12)
2月28日9時30分NHK総合テレビ「食彩浪漫」に、落語家の桂吉弥さん(1995年教卒)登場 (2009.02.10)
山家悠紀夫さん(1964年経卒)が日本経済の行方を展望 (2009.02.09)
第2回KUCアート展 2月17日(火)~23日(月)、田中八重洲画廊で開催 (2009.02.06)
吉田一彦名誉教授(国際文化)が『CIA秘録』の書評を寄稿(2月1日付産経) (2009.02.05)
朝日新聞ニッポン人脈記班編『私の体のまま抱いて』(朝日文庫)から (2009.02.04)
田村正紀名誉教授(営)の新著『立地創造』 (2009.02.03)
話題を呼ぶ、桂吉弥さん(1995年教卒)のDVD「桂吉弥のお仕事です。そろそろ」(テイチク) (2009.02.02)
NZ養殖ロブスター被害、原因は日韓由来のワカメ ー神戸大が調査 (2009.01.30)
市沢哲准教授(文)編の新著『太平記を読む』 (2009.01.29)
伊藤忠商事三輪裕範調査情報部長の新著『40歳からの本を書く技術』 (2009.01.28)
安田丑作名誉教授(工)が、<デザイン都市・神戸の課題>を語る (2009.01.27)
ベンチャーフェアで好評、メルクリオの由田克己さん(1963年経卒、1999年営院修了) (2009.01.26)
神戸学生青年センターが「古本市」開催のため古本を集めている (2009.01.23)
(財)神戸国際観光コンベンション協会の広報資料から (2009.01.22)
白岩卓巳さん(1957年教卒)の新著『牧野富太郎と神戸』 (2009.01.21)
季刊「ひょうご経済」が100号記念号発行、滝川好夫教授(経)等が寄稿 (2009.01.20)
松下直子さん(1994年文卒)が代表をつとめるベンチャー㈱オフィスあんが、新事業を開始 (2009.01.19)
日本災害復興学会(室崎益輝会長)が被災地支援の委員会を設置 (2009.01.16)
季刊「麺の世界」の編集・発行者である奥山忠政さん(1960年法卒) (2009.01.15)
「神戸大学都市安全研究センター」、インテックス大阪に出展と講演 (2009.01.14)
弁護士の佐々木知子さん(1978年法卒)、コンサート「プリマヴィスタ弦楽四重奏団と杉谷昭子とその仲間たち」でピアノ演奏 (2009.01.13)
柳下和夫さん(1976年営卒)の新著『中国、インドに負けない中小企業の「モノづくり」』 (2009.01.09)
小浜市在住の北川昭二さん(1966年教卒)が米国オバマ次期大統領の支援者と4年前から文通 (2009.01.08)
漆嶋稔さん(1979年経卒)の翻訳書『中国貧困絶望工場』 (2009.01.07)
地元府中市のパソコンインストラクターとして活躍する松原悦枝さん(1979年文卒) (2009.01.06)
神戸大学東京オフィスの年末年始スケジュール(2009.12.24)

神戸大学東京オフィスは、12月23日で年内の業務を終了します。

新年は、1月6日から業務を開始いたします。

皆様、良いお年をお迎え下さい。


大隅徳保さん(1957年営卒)の俳句が、読売新聞のコラム「四季」に(2009.12.22)

俳人協会会員の大隅徳保さん(おおすみ・とくほ、1957年営卒)の俳句が、読売新聞のコラム「四季」(12月7日付)で紹介された。紹介されたのは、次の句。セーヌ川の写真も添えられている。

花売りの影凍ててをりセーヌ川

俳句には、長谷川櫂氏のコメント(「・・・・セーヌ川のほとりに並ぶ花屋。人影も花の影も黒い氷のように石畳に貼りついている」)が付く。

大隅さんは俳誌「門」同人、「門」賞受賞。句集『抜錨』、『季語の楽しみ』の著作がある。

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(『季語の楽しみ』2007年、牧歌舎)


森本政之教授(工)、次世代スーパーコンピューターを語る(2009.12.21)

12月11日付神戸新聞に、森本政之教授(工)が登場、次世代スーパーコンピューターを語っている。これは、「揺れる次世代スパコン 県内関係者インタビュー」として、3回連載されたコラムの2回目。

次世代スーパーコンピューター(スパコン)が神戸に建設される。これを機に、神戸大学は来年4月、大学院に「システム情報学研究科」を新設する。

「何を研究するのか」という問いに対して、森本教授は「これまで工学研究科の専攻の一つとして情報知能学があり、工学分野と情報技術分野の融合を研究してきた。この機会に研究科として独立し、強化することにした」と答える。

「学外との連携」について、森本教授は「海洋研や三菱電機、理化学研究所などから客員教授、准教授を招く。国内の大学とも人材養成で協力関係を築く」と回答。

マスコミで大きく取り上げられていた「政府の事業仕分け」に対する見方について、森本教授は「シミュレーションを駆使した研究が世界的に重要になっている流れは止められない。だからこそ神戸大も新研究科を設ける。最先端のツール(道具)は必要で、次世代スパコンの整備が足踏みすれば人材育成面も含め負けてしまう。事業仕分けの議論が雨降って地固まるという結果になるよう願っている」と語る。

この記事が掲載されてから間もない12月17日付各紙には、「スパコンに228奥円 40億円減計上へ 神戸経済界など安堵」(日経)、「凍結スパコン復活」(朝日)、「スパコン予算復活」(産経)等の見出しの報道があり、当初の大きな懸念はひとまず遠のいた。


拓殖大学絹巻康史客員教授(1959年法)の著書『国際取引法』の改訂版刊行(2009.12.18)

元商社マンで拓殖大学絹巻康史客員教授の著書『国際取引法ーー契約のルールを求めてーー』(初版2004年)の改訂版が、同文館出版から刊行された。定価は、3800円+税。本書は、臨場感ある事例と図表を豊富に掲載しているのが類書と異なる。この特色をそのままに、今般5年ぶりの改訂が行われた。本書が扱う主題は、以下のとおり。

国際取引とルール
国際取引法の形成と周辺状況
国家制定法と国際商慣習法
国際取引契約の現代化と調整事項
取引の開始
契約の成立
商慣習法の意義
国際売買契約
プラント輸出契約
ウイーン売買条約とユニドロワ国際商事契約原則
国際物品運送契約
国際貨物保険契約
国際決済と直接投資
知的財産の保障と技術の責任
紛争

今年は、日本の貿易取引に関わる人々にとって、企業であれ研究者であれ、記念すべき年。日本がウイーン売買条約(国連物品売買条約:CISG)に加入し、8月から日本の国内法として施行された。この機会に次の三点を中心に改訂されている。

①「ウイーン売買条約」及びそれと補完関係にある「ユニドロワ国際商事契約原則」(11章)の全面書き直しを行い、詳細な説明を加筆した。

②「法の適用に関する通則法」が2007年に施行され、旧法「法例」が廃止されたので、「国際私法の法源」(16章8節)
を書き改めた。

③「荷為替信用状統一規則」が2007年にUCP600に改訂されたので、「荷為替信用状による決済」(14章4節)を書き改めました。

本書の著者である絹巻康史(きぬまき・やすし)氏は、1959年 神戸大学法学部卒業、丸紅に入社した。丸紅米国会社副社長、イラン会社社長を歴任し1996年退社する。同年日本福祉大学経済学部・大学院教授となる。神戸大学法学部講師、拓殖大学商学部講師を兼務する。2000年から2007年、拓殖大学商学部・大学院教授、2001から2005年経営経理研究所所長をつとめ、2007年から拓殖大学客員教授。著書に『貿易取引の契約と実務』(1992年、中央経済社)、『現代の貿易と国際経営』(1995年、同)、『国際商取引事典』(監修編著、2007年、中央経済社)等多数がある。  

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田畑暁生准教授(発)の訳書『ネット検索革命』刊行(2009.12.17)

神戸大学大学院人間発達環境学研究科田畑暁生(たばた・あけお)准教授による翻訳書『ネット検索革命』が、青土社から刊行された。定価は2200円+税。原書は、Alexander Halavais"Serach Engine Society"(2009)である。

本書の主役は「検索エンジン」である。日本でも特にグーグルへの関心は高く、関連書籍も少なくない。しかしその多くは、企業としてのグーグルに焦点を当てるサクセスストーリーか、上手に活用するための実用書。でなければグーグル八分などの検索結果の操作や、ブックサーチと出版の問題、グーグルアースやストリートヴューとプライバシー問題などを批判的に述べたものが大半であろう。その中で本書が傑出しているのは、検索エンジンと社会とのかかわりに焦点を当てている点である。

原著者のハラヴェ氏は、1971年生まれ。カリフォルニア大学アーヴィン校で政治学の学士号を得たあと、ワシントン大学でコミュニケーション学の博士号を取得した。現在はコネティカット州にあるキニピアック大学で准教授を務めている。

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中井久夫名誉教授(医)のエッセイが、みすず書房から一斉増刷(2009.12.16)

12月15日付「出版ダイジェスト」は、みすず書房の特集。中井久夫名誉教授(医)のエッセイが、一斉増刷されると報じられている。中井名誉教授のエッセイは、昨今は入手困難になっていることから、来春1月に増刷することが決まった。『記憶の肖像』『家族の深淵』『アリアドネからの糸』(以上3150円)『清陰星雨』(2625円)『西欧精神医学背景史』(2310円)が増刷される。


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三重大学藤田達生教授(1987年文博修了)が、新潮社「波」12月号で藤堂高虎を語る(2009.12.14)

新潮社のPR誌「波」12月に、三重大学藤田達生教授(1987年文博修了)が、安部龍太郎『下天を謀る(上・下)』(新潮社)発刊を記念して「今よみがえる「家康の参謀」」という小文を寄稿している。

藤堂高虎(とうどう・たかとら、1556-1630)は、実は徳川家康の参謀だったというのが、その要旨。この10年で進んだ藤堂高虎関係資料の分析をもとに、藤田教授は論議を進める(詳しくは、藤田教授の著書『江戸時代の設計者・藤堂高虎』参照)。

藤田教授によると、『下天を謀る』の連載小説の執筆にあたり、著者の安部氏から相談を受けた際、「一も二もなく高虎を勧めた」という。この小説の時代考証を行うことを交換条件として約束、二人三脚で1年間の連載を乗り切ったそうだ。連載中に、中日新聞主催のシンポジウムが開かれた。そこでは安部氏、松田津市長、藤田教授の3人が、それぞれの立場から、藤堂高虎を活かした町おこしを提案があった。津城の復元の方向性も示されたようだ。

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賀川豊彦の英文著作『友愛の政治経済学』、約70年後に初めて翻訳・・野尻武敏名誉教授(経)が監修(2009.12.11)

賀川豊彦(かがわ・とよひこ、1888―1960)は、神戸市生まれのキリスト教社会運動家。その賀川豊彦の英文著作”Brotherhood Economics”(London1937)が、約70年後に初めて翻訳された。タイトルは『友愛の政治経済学』、野尻武敏名誉教授(経)が監修、翻訳者は加山久夫(賀川豊彦記念松沢資料館館長・明治学院大学名誉教授)・石部公男(聖学院大学教授)の両氏である。日本生活協同組合連合会出版部が発行、コープ出版が発売元となっている。定価は1800円+税。

1936年、賀川豊彦は米国のコールゲイト・ロチェスター神学校のラウシェンブッシュ基金に招かれ、「キリスト教的友愛と経済再建」(Christian Brotherhood and Economic Reconstruction)の表題で4回にわたって講演を行った。本書は、その内容を収録したものである。最初は同年、同基金の助成でニューヨークのHarper & Brothers社から出版された。翻訳するに当たっては、翌年ロンドンで出版された1937年版を底本としている。ロンドン版で、若干の手直しが加えられているためである。なお、本書(原著)は、発売当時世界各国で話題を呼び25カ国、17言語に訳されたという。オーストリアでは、ドイツ語だけでなくエスペラント訳までが出たそうだ(訳者あとがき)。

賀川は、幼年期に両親と死別。徳島中学4年のとき洗礼を受ける。明治学院高等部神学予科2年修了後、神戸神学校に転校、1911年(明治44)に卒業した。在学中から伝道に従事、1909年21歳のときから神戸市葺合の貧民窟に住み込み、妻はる(1913年結婚)とともに貧民救済にあたった。今年は、「賀川豊彦献身100年」にあたり様々な記念事業が執り行われてきたが、本書の刊行もその一環である。

本書にはキリスト教に基づく友愛精神と、その展開としての協同組合(保険、生産者、販売、信用等)を説き、更に協同組合国家や友愛に基づく世界平和を論じている。監修者の野尻名誉教授(コープこうべ共同学苑学苑長)は、本書の今日的意味として、次の2点を指摘している(監修者まえがき)。

・第1に、昨秋来の米国発の金融危機のなかで大恐慌の再来が危惧されている今日の世界状況には、本書が世に出た賀川の時代となにか似たものが存在する。人々が「欠乏のゆえにではなく、過剰のゆえに苦しんでいる」資本主義社会の矛盾の指摘(本書19頁)をはじめ、賀川の資本主義批判には、今日なおも再考に値するものも少なくない。

・第2に、賀川の時代と今日の大きな違いの一つは、第2次世界大戦と戦後の米ソ二極対立を通して、賀川の予言通りにファシズムも共産主義も崩れ去り、先進社会は「あれかこれか」ではなく、「あれもこれも」の時代、つまり市場基調の混合体制の時代に入ってきたことにある。

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神戸大学が加西市と組んで「バイオ燃料を、灯油代わり」にする実験に着手(2009.12.10)

12月4日付日経紙に、神戸大学が兵庫県加西市と組んで「バイオ燃料を、灯油代わりに活用する実験」を開始したという記事が掲載された。これは、家庭用ストーブなどにバイオディーゼル燃料(BDF)を活用する実験。加西市では、2007年から市内の家庭やレストランから集めた廃食油を使い、月7千㍑のBDFを製造している。しかし、その「用途拡大」が課題だった。同市は実験がうまくいけば、小中学校など公共施設の暖房にBDFを導入する方針だ。

これまで同市では、BDFを軽油の代替燃料として使っていたが、灯油の代わりとしても機器が作動し、十分な熱量が得られるかなどを実験的に調査する。期間は来年2月末まで。神戸大学と加西市役所にある石油ストーブ、ファンヒーターを利用する。

神戸大学は廃食油に酵素を入れてバイオ燃料を生成する技術を持つ。市は従来、アルカリ性の化学物質を入れてバイオ燃料を生成していた。酵素を使った新手法では、アルカリ手法よりバイオ燃料の純度が高まるという。


石井淳蔵名誉教授(営)が、一橋大学沼上幹教授の著書を書評(2009.12.09)

石井淳蔵名誉教授(営)が、一橋大学沼上幹教授(商)の著書『経営戦略の思考法─時間展開・相互作用・ダイナミクス』(日本経済新聞出版社)をエコノミスト誌(12月15日付)で、書評しいている。以下はその概要。

社会科学が社会にとって値打ちがあるかどうか。あるとすれば、その1つは社会のパラドックスに焦点を当てて、その機制(メカニズム)を明らかにする点にある。本書の著者である沼上教授は、経営学者であるが、経営における一筋縄ではいかない様々な現実の有り様、そしてその機制を解明してきた。本書では以下のような経営戦略のパラドックスに挑んでいる。

・市場を明確に把握し、消費者のニーズに適合したマーケティングを行っても、失敗するのはどうしてか(10章)
・顧客の声に耳を傾けても、うまくいくとは限らない(11章)
・「差別化せよ」は、果たして金科玉条の命題か(12章)
・競争を避けるより、うまく競争を利用することを考える(13章)

以上の例示は、本書後半の各章のテーマ。読者は、このテーマを聞いただけでワクワクする。予想外のこと、不可思議なことが、現代の経営世界にも起こる。それがなぜ起こるのか、アドホック(その場限り)ではない理論的な説明を著者は試みる。

本書の前半の章では、経営学の理論や思考法を分かりやすく読み解いている。本書を読むと、「経営の世界には、良き社会科学者が必要だ」ということが分かるだろう。最後の方で石井名誉教授は、そのような感懐を述べていたのが印象に残る。

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先端医療振興財団クラスター推進センター仲西孝弘(1990年農修士修了)調査役が業務内容を語る(2009.12.08)

11月25日付日経産業新聞のコラム「VB仕掛け人」欄に、先端医療振興財団クラスター推進センター仲西孝弘(なかにし・たかひろ、1990年農修士修了)調査役が登場、同センターの業務内容等を語っている。

神戸市が「医療産業都市構想」を掲げ、企業や研究所の集積が進む人工島「ポートアイランド」。すでに医療関連企業160社・団体が進出、日本最大級のメディカルクラスターとなっている。その中核施設である先端医療振興財団で、ベンチャーを中心とする進出企業の事業化支援に奔走しているのが仲西孝弘調査役である。支援内容や課題は以下のとおりである。

クラスター推進センターの業務内容のメインは進出企業の相談に乗ること。一昨年から開始、相談件数は一昨年が90件、去年が200件、今年は既に160件に上った。地元中小企業の支援は課題の一つ。医療機器開発などの新規事業につなげるため、地元中小企業とポーアイ進出企業との交流会も実施している。内視鏡手術用機器などが開発されたが、こうした動きを加速し、地域経済を活性化していきたい。

仲西調査役は、1965年(昭和40年)生まれ。90年神戸大学大学院農学専攻修士課程修了、住友金属工業入社。アマシャムファルマシアバイオテク、日立メディコなどで医療機器の輸入販売や営業技術などに携わり、07年4月から現職。

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萩原守教授(国際文化)の新著『体感するモンゴル現代史』(2009.12.07)

南船北馬舎は、アジアの文化、風土をテーマにした本を出版しているユニークな出版社、本社は、兵庫県明石市にある。この南船北馬舎から、萩原守教授(国際文化)の著書『体感するモンゴル現代史』が出版された。定価は3200円+税、400ページを超えるボリュームの本である。

萩原教授は、本書について冒頭で「私は本来、清代モンゴルの法制史が専門なので、ふだんは”自分自身では全く体感したことのない歴史”ばかりを講義・叙述している。タイムマシンでもない限りそれは仕方のないことではあるが、”歴史家は、見てきたような嘘を言い”と揶揄されることも多い。そこで、ふだんの罪滅ぼしというわけでもないが、せめて自分で体感することの可能な現代のことぐらいは、自分の目で見、耳で聞いたことだけを書こうということにしたのである」と述べている。これが、本書のタイトルに”体感”というキーワードが付された由縁である。

本書は、モンゴル民族の現代史を、”著者の体感”を通じて記述したもの。扱う時代は、1980年代のソ連型社会主義時代から、1990年代の資本主義への変革・混乱期。そして21世紀に起こりつつある政治的動きや環境問題(草原の砂漠化)等を扱う。巻末にある各種地図が、読者の理解を助ける。本書は、日本図書館協会選定図書となっている。

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2009年度上期黒字転換で注目を浴びるスカイマーク(2009.12.03)

11月25日から、日本経済新聞に「点検 急回復企業」というタイトルのコラムの連載が始まった。その第1回目は、不振が目立つ航空業界で気を吐くスカイマークが取り上げられている。スカイマークは、2009年4月から9月期の最終損益は19億円の黒字(前年同期は20億円の赤字)。格安航空各社が導入する”世界標準機”への機材統一で採算が大きく改善した。この10月から、ボーイング73710機体制が確立したのだ。

スカイマーク は、ネットベンチャーで財を成した西久保慎一社長(1978年工卒)が2005年に28億5000万円の第3者割当増資を引き受けたという異例の資金調達があった。加えて三菱UFJ証券に対する新株予約権の発行(3億円調達)等でハンディを乗り越えてきた。この12月末、スカイマーク は神戸ー那覇便を就航するなど事業拡大の方向にある。なお、本ホームページ左端の黄色のバナー(下記)をクリックすると、スカイマークの空席状況の情報を確認でき、搭乗券の購入も可能である。

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「点検 急回復企業」の第3回目では自動車部品メーカーのニフコが取り上げられている。ニフコは、自動車の軽量化が追風となり、合成樹脂部品の需要が増えたことが売上増につながっている。このコラムでは桜井健一専務(1967年経卒)の「損益分岐点売上高が約100億円下がったところに売上高が戻ってきた」との談話が引用されていた。


神戸大学が東京で「ビジネスリーダーとの懇談会」を開催(2009.12.01)

11月27日付神戸新聞に、神戸大学が東京で開催した「ビジネスリーダーとの懇談会」に関する記事が掲載された。この記事は、神戸新聞東京支社が、神戸大学(本部・東京オフィス)および神戸大学学友会東京支部を取材して書かれたもの。「ビジネスリーダーとの懇談会」は、今回が初めての開催。11月25日夜、東京丸の内帝劇ビル地下2階にある東京凌霜クラブで開かれた。神戸大学からは福田秀樹学長以下の役職員が参加、首都圏や関西の会社役員約50人が集まった。

まず、福田秀樹学長が大学の現状を説明。国立大学の法人化から5年を経て、運営費交付金の削減や人口減少、国際競争の激化などにさらされている経営環境を伝えた。その上で世界最高水準の研究機関を目指すとし、重点分野として生命科学や環境技術、次世代スーパーコンピューター研究などを挙げた。

参加者からは、「大学の特色が見えない」「留学生教育を海外企業などとの関係強化に結びつける工夫が必要」などの意見が出た。続いて東京凌霜クラブで開かれた懇親会では、互いに親交を深め「横のつながりを持つ機会が今までは少なかった」と開催を歓迎する声が聞かれた。初めての試みであり、また多忙な企業経営者が集まるのは難しいとの危惧もあったが、まずまずの成功。かと神戸大では今後も毎年開いていく予定。次回はより多数の参加者があることが期待されている。


詩人安水稔和さん(1954年文卒)が著書『未来の記憶』を語る(2009.11.30)

11月15日付神戸新聞のコラム「著者に聞く」欄に、安水稔和さんが登場、著書『未来の記憶』を語っている。安水稔和(やすみず・としかず)さんは、1931年神戸市の生まれ。1954年神戸大学文学部英米文学科を卒業、松陰女子大学教授などをつとめた詩人。『詩集『蟹場まで』に至る菅江真澄に関する営為』により、2005年に藤村記念歴程賞を受賞した。また、1992年年に制定された「神戸大学学歌」(萌える山並み・・)の作詞者でもある(作曲は中村茂隆名誉教授)。

安水さんの新著『未来の記憶』(編集工房ノア、2940円)は、民俗学者、旅行家、随筆家、博物学者と様々な顔を持ち、近年注目が高まっている菅江真澄(すがえ・ますみ、1754~1829年)に関する書。安水さんの「真澄の本」と題したシリーズも本書で4冊目となる。40数年前から菅江真澄の足跡を追い続けてきた安永稔和さんは、「民俗学なんて言葉すらなかった時代の人だし、その目線や興味のありようは、学者のそれと明らかに違う。なんてことのない普通の人、当たり前の事柄ばかり一生懸命書き留めている。これは一体どういう人だろうか」と語る。

このような「真澄の方法」は、図らずも阪神・淡路大震災を題材とする安水さんの詩作に生きた。「自分だけでなく隣の人、さらにその向こうにいる人々の記憶をすくい取り、やさしい言葉で書く。言葉は記憶。詩人はみんなの記憶を使わせてもらっているだけ」と安水さん。「真澄と出会っていなければ、あんな形で震災を書けなかった。私の言葉はあなたの言葉であり、彼らの言葉。だから読む人が自分の痛みとして受け止められる。ずっと先まで届く『未来の記憶』になる」。

このコラムで安水さんをインタビューしたのは平松正子記者(1992年文卒)。神戸新聞文化生活部に所属している。なお、安永稔和さんは神戸新聞に定期的に掲載されている「神戸新聞文芸 詩」(新聞読者からの投稿)の選者でもある。
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大正時代の「神戸高商学友会報」が古書市場に登場、14冊で15,750円(2009.11.27)

大正7年から14年の「神戸高商学友会報」が、古書市場に登場、14冊で15,750円の値が付いている。古書目録(カラーページに掲載)上で売りに出しているのは、ロードス書房。「水島校長、谷本富の教授連資料、卒業記念号における全卒業者の卒論題と出身中学掲載が面白い」と、コメントしている。

ロードス書房の住所は、〒651-0096 神戸市中央区雲井通5-3-1 サンパル2F。電話・FAX(兼用)は、078-261-0250である。掲載しているのは、同社発行の「ロードス通信」第25号(12月刊)である。なお、「神戸高商学友会報」は、神戸大学経済・経営・法学部等の前身校神戸高商が発行していたもの。神戸高商は、1929年に神戸商業大学として官立大学に昇格、戦後の1944年に兵庫県下の他の高等教育機関と合併し、神戸大学となった。
 
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神戸大院生(工)らが、ルミナリエ存続のために「思わず募金したくなる募金箱」のアイデアを募集(2009.11.26)

「神戸ルミナリエ」は、阪神・淡路大震災犠牲者の鎮魂の意を込めるとともに、都市の復興・再生への夢と希望を託し、震災発生の年である1995年の12月に初めて開催した。以来、神戸ルミナリエは震災の記憶を語り継ぎ、都市と市民の「希望」を象徴する行事として、毎年開催されている。今年、2009年で15回目を迎える「神戸ルミナリエ」は、12月3日から14日まで開催されることになった。

「神戸ルミナリエ」について、神戸大大学院生らが「思わず募金したくなる募金箱」のアイデアを募っている(11月8日付読売)。学生らは2007年に始まった「一人100円募金」に協力し、2年連続でオリジナルの電飾付き募金箱を作製した。これが好評で、今年も市民に提案を求めることになった。「神戸ルミナリエ」は厳しい収支が続いている。企業協賛金も景気低迷から減少傾向にあり、募金で継続できている状況。学生らは「存続のために知恵を貸してほしい」と訴えている。

以上は、神戸大大学院工学研究科の塚本昌彦教授の研究室で学ぶ学生らが企画しているもの。コンピューターを衣服のように身に着けて使う「ウエアラブルコンピューター」を研究しており、その成果を生かした募金箱を作ってきた。2007年の作品は、募金しようと人が近づくとセンサーが反応し、発光ダイオード(LED)の光の色が変化するという仕掛け。昨年は、箱を持つ人の動きに対応し、ディスプレーの犬の画像がお辞儀するタイプなど3種類を用意して会場で寄附を呼びかけた。このような募金箱が来場者を楽しませ、2008年は5日間で約78万円が集まった。


日本大学川合康教授(1987年文博修了)の新著『源平の内乱と公武政権』(2009.11.25)

吉川弘文館から、日本大学川合康教授(1987年文博修了)の新著『源平の内乱と公武政権』が刊行された。本書は、「日本中世の歴史」シリーズ(全7巻)の第3巻として刊行されたもので、定価は2600円。

本シリーズは、院政期から鎖国の完成まで、政治の動きを中心に新たな枠組と視点で歴史の“流れ”を描いた本格的通史である。気鋭の中世史研究者が、世代を超えて理解できるよう平易に記述しているのが特色。豊富な図版や付録などで、中世の姿が立体的に甦るよう配慮されている。

平氏権力や鎌倉幕府は朝廷に代わる政権を樹立したのか。このテーマに沿って、本書は後白河院政期から執権政治の展開まで、朝廷・武門の両者の視点で協調と対立を描き出す。武家の自立を変革の時代のなかに位置づけ、新しい歴史像を提示する。

著者の川合康(かわい・やすし)教授は、1958年三重県の生まれ。東京都立大学教授を経て、現在日本大学経済学部教授の職にある。東京都による「東京都立大学の強権的な改組に反対した」という硬骨漢である(「あとがき」)。著書に『源平合戦の虚像を剥ぐ』(1996年、講談社)、『鎌倉幕府成立史の研究』(2004年、校倉書房)がある。


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東京のマスコミがこぞって報道した「青野原俘虜収容所展 in Tokyo 2009」成功裏に終了(2009.11.24)

東京のマスコミがこぞって報道した「青野原俘虜収容所展 in Tokyo 2009」成功裏に終了

神戸大学、兵庫県小野市、オーストリア大使館が主催する「青野原俘虜収容所展 in Tokyo 2009」の講演会・再現演奏会(11月7日)と、資料展示会(11月12日から21日)は、11月21日に全日程を終了した。

【参考】神戸大学ホームページ
http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2009_11_16_02.htm
今回のイベントで特筆すべきは、マスコミでの露出度。以下のように、全国紙が全国版または地方版で大きくとりあげた。神戸大学の広報活動としては、大きな成果をあげた。

○日本経済新聞(10月9日)
大津留厚教授(文)が、文化欄に「捕虜に見る欧州史の断片」を寄稿(8段、写真入)。
○毎日新聞(10月17日)東京版
「青野原俘虜収容所展 in Tokyo 2009」の予告記事(4段、写真入)。凌霜クラブで記者会見した袴田貴行記者の署名記事。
○朝日新聞(11月5日)東京版
「青野原俘虜収容所展 in Tokyo 2009」の予告記事(2段)。
○読売新聞(11月7日)都民版
「青野原俘虜収容所展 in Tokyo 2009」の予告記事(5段、写真入)。

以上は、東京でのマスコミへの露出であるが、神戸新聞本社および東京支社の取材により、神戸新聞に3回にわたり関連記事が掲載された。

○神戸新聞(11月5日)
東京での演奏会に備えて練習する神戸大学交響楽団有志(7段、写真2枚入)。
○神戸新聞(11月10日)地域ニュース(小野)
青野原俘虜収容所関連資料の撮影地確定。東京での展示と大津留教授のコメント(7段、写真2枚入)。
○神戸新聞(11月13日)
東京で「青野原俘虜収容所」資料展始まる(2段、写真入)。永見将人記者(2001年、国際文化学部卒)の署名記事。


「老舗学」を語る関西外国語大学前川洋一郎教授(1967年営卒)(2009.11.19)

「帝国データバンク史料館だより Muse」第10号(2009年11月発行)に、関西外国語大学前川洋一郎教授(1967年営卒、老舗学研究会代表)が登場、「老舗学」を語っている。前川教授は、1944年生まれ。神戸大学卒業後、松下電器産業(現・パナソニック)に入社。取締役、渉外担当役員を経て、現在は終身客員。流通科学大学、大阪商業大学大学院でも教鞭を取っている。博士(学術)。
 
老舗学研究会代表でもある前川教授は、「老舗学」を提唱している。ここでいう”老舗”は、創業後100年以上経過の中小企業をいう。老舗が色々な場面で取り上げられているが、「それはそれなりの存在理由と価値がある。その老舗の経営のダイナミズムとサステナビリティの秘訣を学び、21世紀の経済社会に役立つことを目指す」のが「老舗学」である。

最近、「老舗学」からみて、気になる話題があると前川教授は指摘する。老舗の研究で全国を巡回、地方の老舗を訪ねると、気になることがある。『中小企業白書』でも指摘されているベンチャー企業の開業率低下である。これは、少子化現象と軌を一にする。

今は老舗といっても、スタート時点では必死でお金をためて独立、爪に火をともす質素倹約で創業してきた。永年の奉公、修業の見返りとしての暖簾分け、秘伝の引継ぎはあっても簡単に資金の援助を受けることはできない。また、老舗となってもお上から格別の恩恵は受けてはいない。かえって世間の眼が厳しくなるだけである。また、ベンチャーの自主独立を妨げることになるし、長寿企業の自主自立を損なう。企業社会は健全競争と自己責任が基本だ。前川教授は、このほか「老舗学」に関連して、「隠居制度という世代交代」、「OJTで二世三世教育」等のテーマを語っている。


俳人山口誓子の新資料、神戸大学で初公開(2009.11.18)

戦後の俳句会をリードした俳人山口誓子(1901~1994)に関する新資料が、10月10日から16日まで神戸大百年記念館(神戸市灘区)で初公開された。新資料というのは、山口誓子が1948年に句誌「天狼」(てんろう)を創刊するにあたり、その理念を記した直筆メモや、俳人の水原秋桜子や西東三鬼(さいとう・さんき)らが誓子にあてた書簡(5通)。これらの資料は、誓子の回顧録で語られていた内容を裏付ける貴重なものである。

神戸大学では、「天狼」をテーマに展示を企画を準備中に、メモや手紙を確認した。メモには、「同人限定」「作品選抜」などと、誓子が目指した句誌のあり方が記されている。また、「用紙 田舎臭くないこと」と体裁に気を配っていたこともうかがえる。

書簡では、秋桜子が「こころから御賛同仕ります(つかまつります)」と句誌の創刊に理解。一方で、別の書簡では自身の主宰誌「馬酔木(あしび)」と天狼の両方に投稿したい人がいる場合に言及し「いかに大兄と小生との間でも困ると思ふ」と投稿者が重複しないように要望していた。また、天狼の編集長を務めた三鬼の手紙には、馬酔木との関係調整に苦慮した様子なども書かれている。

宇野田尚哉准教授(国際文化)は、「戦後、俳句は二流の芸術という批評を、実作で反論しようと天狼が創刊された。メモや書簡から当時の思いや人間関係がよくわかる」と指摘している。以上は、10月10日付読売新聞から。

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山口誓子記念館(神戸大学構内)・・同ホームページから


神戸大・中国地質大の合同隊がチベットの未踏峰登頂に成功(2009.11.17)

11月5日、現地時間午後1時20分(日本時間午後2時20分)、中国のチベット自治区にある崗日布 (カンリガルポ) 山群の未踏峰、 KG-2 (推定標高6,708m、写真)の初登頂を目指していた神戸大学・中国地質大学 (武漢) 合同学術登山隊が登頂に成功した。チベット人隊員2名 (欧珠(デーチンオーチュン)と次仁旦塔(ツェリンダンター)、 共に中国地質大学4年生) が初登頂に成功した。更に、同7日午後3時36分(日本時間午後4時36分)に、矢崎雅則さん(神戸大OB、県職員、35歳)、近藤昴一郎さん(神戸大大学院(理)、23歳)の二人も登頂に成功した。

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神戸大学ホームページから


【参考】神戸大学ホームページ
http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2009_11_09_01.htm11月10日付産経新聞


京都大学山中伸弥教授(1987年医卒)ラスカー賞受賞を祝う同期の神戸薬大江本憲昭教授(2009.11.16)

神戸大学医学部同窓会が発行する「神緑会会報誌」第1巻第3号(2009年10月15日)が「山中伸弥教授ラスカー賞受賞」の特集を組んでいる。その中に、神戸大学医学部時代の同期生江本憲昭神戸薬科大学教授のお祝いの言葉やエピソード等が語られている。以下は、その抄録。

○山中伸弥先生が「アメリカのノーベル賞」とも称されるラスカー賞の基礎医学研究賞を受賞されました。これは文字通り「不可能を可能にした」ips細胞の開発に対して与えられた賞であり、難病の病態解明や再生医療への新たな道をひらくものとして文句なしの受賞であります。まずは心よりお喜び申し上げます。私たち昭和62年卒業生の多くが、山中君と同級生であることを、ことあるごとに自慢していますが、これでまた自慢のネタがひとつ増えました。

○1997年に京都で分子生物学会が開催されたとき、会場で「江本、久しぶりやなあ」と声をかけてきたのが山中君でした。私は留学で約7年あまり神戸から離れておりましたので、これが卒業して初めての山中君との再会でした。山中君はスポーツ医学を専門にする整形外科医として活躍していると信じきっていただけに、基礎研究の学会で再開するのは大変意外でした。そのときの会話で鮮明に覚えているのが、「俺なあ、これから先、研究で生きていこうと思うねん。江本も将来研究でやっていくんやろうから、これから一緒にがんばろうな」という言葉です。卒業10年、これからの仕事の方向性を決める時期に「研究で生きていく」という腹をくくったこの発言こそが、現在の山中君の活躍を予言していたように私には思えます。

以上のように、関西弁での山中教授の肉声を伝える、貴重な同期生の証言となっている。なお、江本憲昭教授が所属する神戸薬科大学は、元の神戸女子薬科大学。1994年に改称し、男女共学となった。2007年に神戸大学と学術交流協定を締結している。


立命館大松尾匡教授(1992年経博修了)の新著『対話でわかる 痛快明快経済学史』(2009.11.12)

日経BP社から、立命館大松尾匡教授(1992年経博修了)『対話でわかる 痛快明快経済学史』が刊行された。定価は1600円+税。本書の目次は以下のとおり。

第1章・・・・・・アダム・スミス
第2章・・・・・・リカード
第3章・・・・・・マルクス
第4章・・・・・・ジェボンズ、メンガー、ワルラス
第5章・・・・・・マーシャル
第6章・・・・・・ケインズ
第7章・・・・・・ヒックスからサミュエルソンへ
第8章・・・・・・フリードマンと反ケインズ革命
終 章・・・・・・そして経済学の現代へ

目次を見ると、経済学史の入門書のように見えるが、本書はノンフィクションの形式で、分かりやすく経済学史に登場する学者たちの理論、歴史的背景、人物像を描いている。冒頭にいかのように、本書に登場する人物の紹介(抄録)がある。

○江古野ミク(えこの・みく)
物語の主人公で、某私立大学経済学部の女子学生(19歳)。近所の「占い師」のじいさんに受験前に勧められて、経済学史の勉強に興味をもつ。入学後、ゼミの根上先生から毎回出される課題のために、この「占い師」のじいさんから、「降霊」と称して語る大物経済学者達の「霊」の話を聞く。
○根上のぞみ(ねあがり・のぞみ)
江古野ミクのゼミの担当教授。専攻は経済学史、独身。
○謎の「占い師」じいさん
江古野ミクが子供の頃から近所で怪しい占い屋を開業しているじいさん。ミクからゼミの課題の相談を受けて、アダム・スミスの「降霊」をしたことをきっかけに、次々に歴代大物経済学者の「降霊」をしてみせる。

以上のように、経済学の書としては極めてユニークなもの。あとは読んでのお楽しみ。20年、30年前に経済学を学んだまましばらくお休み。そんな元経済学徒が再び勉強してみようと思った時に、この本を手にとって見たくなるかもしれない。

本書の著者である松尾匡(まつお・ただす)さんは、1964年生まれ。金沢大学経済学部卒業、神戸大学大学院経済学研究科博士課程修了。故置塩信雄教授の晩年の弟子として知られている。現在は、立命館大学経済学部教授の職にある。専門は理論経済学。論文「商人道!」で第3回河上肇賞奨励賞受賞(『商人道ノスヽメ』として発刊)。著書に『はだかの王様」の経済学』(東洋経済新報社)、『セイ法則体系』(九州大学出版会)などがある。


安井三吉名誉教授(国際文化)、孫文を語る(2009.11.11)

神戸市垂水区に「孫文記念館」はある。その館長をつとめているのが安井三吉名誉教授(国際文化)。10月7日付産経新聞に、安井三吉館長が登場、孫文(1866~1925年)を語っている。世界的革命家と称される孫文は、今秋、全国で封切られた映画「孫文 100年先を見た男」で脚光を浴びている。

孫文は、世界史の授業等にでてくる人物だが、日本や神戸との結び付きは意外と知られていない。安井館長は、映画により孫文が再認識されたことを喜んでいる。「映画が、孫文やこの施設、さらに日本と中国について考えを深めるきっかけになれば・・・・」と期待する。孫文は、神戸にいた中国人実業家呉錦堂(1855年~1926年)と交流があり、移情閣の前身にあたる別荘を1913年(大正2年)に訪れたという記録が残っている。

「孫文記念館」は1984年、神戸市内にあった中国人呉錦堂の別荘「移情閣」内に開設、2000年に現在地(神戸市垂水区東舞子町、県立舞子公園内)に移築された(月曜休館。大人300円。℡078・783・7172)。「孫文記念館」のすぐ近くには明石海峡大橋があり、また有栖川宮別邸跡地に建つホテル「舞子ビラ」がある。

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「孫文記念館」のホームページ(http://sonbun.or.jp/jp/)から


第25回若手の会、講師は元Jリーガーの弁護士八十祐治さん(1993年営卒)(2009.11.10)

東京における神戸大学同窓生の集い「若手の会」は、2006年6月10にスタートした。この「若手の会」が、第25回目を迎える。11月21日開催の第25回若手の会は、Jリーガーから司法試験に合格し、弁護士として活躍中の八十祐治(やそ・ゆうじ)さんが講師。演題は「「プロサッカー選手の第二の人生」である。

スポーツ選手の引退後に訪れる第二の人生には難しい問題があるといわれている。八十さんは、司法試験への挑戦を決意するまでは出口のない迷路に迷い込んだような気持ちで過ごしたそうだ。なぜ迷路から抜け出せたのか。それは単に、弁護士になるという「思い込み」にすぎなかったとのこと。司法試験への挑戦が始まると「思い込み」が「目標」に変わり、自然に力も沸いてきて、サッカーを通じて身につけた思考力、忍耐力等を「合格」という目標に向けるだけで良かった。そのように八十さんは回想する。講演と質疑応答の後、講師を囲んでの立食パーティーが開催される。詳細は、以下を参照。            記
日 時:2009年11月21日(土)16時30分~19時30分
場 所:神戸大学東京凌霜クラブ 東京都千代田区丸ノ内3-1-1帝劇ビルB2
講 師:弁護士 八十祐治(やそ・ゆうじ)氏
演 題:「プロサッカー選手の第二の人生」
略 歴:1993年 神戸大学経営学部卒業後、ガンバ大阪に入団し、ヴィッセル神戸、アルビレックス新潟等で計8年プレーした後31歳で引退。サラリーマンとして3年間過ごした後司法試験受験のため退社。2年間の勉強で、2005年司法試験に合格。2007年9月から弁護士(大阪弁護士会所属)となる。
会 費:2,000円(ただし、昭和期の卒業生は3,000円)
                                    
◎参加希望者は、11月16日(月)までに、神戸大学東京凌霜クラブ事務局宛、FAX、電話、E-Mailのいずれかにより申し込む。                                    

FAX 03-3211-3147  TEL 03-3211-2916
E-mail tokyo@kobe-u.com


日本癌学会の市民公開講座で南博信教授(医)が講演(2009.11.09)

10月23日付朝日新聞に、日本癌学会の市民公開講座で行われた講演の要旨が掲載された。以下は、南博信教授(医)の講演「”拡大しなければいい”考えで」の要旨。

抗がん剤は髪の毛が抜ける、気持ちが悪くなる。抗がん剤には、あまりよくないイメージがあるかもしれない。しかし、最近は「分子標的薬」という新しい薬物が登場、がんの化学療法は変化してきた。

従来の抗がん剤は天然界の植物やカビといったものから、がん細胞を殺す働きをする物質を探して薬にしていた。抗がん剤は分裂の速い細胞を攻撃する。そのため、白血球や髪の毛といった、分裂が早い正常な細胞にも障害を与えるという副作用がある。

分子標的薬はがん細胞が生きていくのに必要な分子、いわば増殖の「信号」をブロックしようという考えでつくられたもの。白血球減少や脱毛などの症状は軽い。しかし、ニキビのような発疹、あかぎれのような皮疹といった、抗がん薬とは違う副作用が見られる。

従来の抗がん剤はがん細胞を殺して、がんが縮小することを目標にしてきた。一方、分子標的薬は基本的に、「たとえ縮まなくても大きくならなければいい」という考え方で開発されている。


島並良教授(法)の共著書『著作権法入門』(2009.11.06)

有斐閣から『著作権法入門』が刊行された。定価は2500円+税。本書は著作権法に関して基本的な情報を提供する目的で企画された。3人の著者による共著で、著者は以下のとおり。

島並良(しまなみ・りょう)、神戸大学大学院法学研究科教授
上野達弘(うえの・たつひろ)、立教大学法学部准教授
横山久芳(よこやま・ひさよし)、学習院大学法学部教授

著作権の対象は、幅が広い。ましてその隣接権までを含むと、その対象は複雑多岐にわたる。文芸、学術、美術、音楽が著作権の対象。しかし、細かく見ていくと、建築、演劇、録音、テレビ、ラジオ、レコード、有線放送、インターネット、図書館等々様々なキーワードが著作権法に絡んでくる。本書では、最新の生きた議論を随所に盛り込んでいる。「森が、みえてくる」、「かつてないダイナミックな入門書」というのが本書のキャッチフレーズである。巻末には事項索引、判例索引を完備。使い勝手が良い。

第1章 著作権法への招待
第2章 著作物
第3章 著作者
第4章 著作者人格権
第5章 著作権
第6章 著作隣接権
第7章 権利の活用
第8章 権利侵害

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東京凌霜クラブでKUCアートサロンメンバー等による小品展開催中(2009.11.05)

11月2日(月)から20日(金)までの間、東京凌霜クラブでKUCアートサロンのメンバー等による小品展が開催されている。展示作品は全部で21点と小規模なもの。ロビーと会議室の壁を利用して展示されている。会議室の方は、会合等に使用されることもある。このため午後2時から5時までの間が鑑賞するのに適した時間帯のようだ。

出品者は、最年長の佐々木廣行さん、佐藤道生さん(ともに1954年経営学部卒)から田村節子さん(1973年工学部卒)までの幅広い世代にわたる。卒業学部も法学部、文学部、理学部、経済学部、教育学部と多様。作品も木版画、パステル、水彩画、油彩画、七宝、素描(鉛筆)、写真、オイルパステル、木炭と実に多彩である。ただ一点の写真は、神戸大学旧姫路分校講堂を撮影したもの(1960年法学部卒高井浩一さんの作品)で、「懐かしさに胸いっぱい」の感想を漏らす会員もいた。

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第4回神戸大学ホームカミングデイ開催される(10月31日)(2009.11.04)

卒業生・名誉教授、そして現役学生・教職員が交流を深める目的で、2006年からホームカミングデイが開催されている。昨年からは、留学生ホームカミングデイとの合同開催となり、ますます賑いを増してきた。これに合わせて、卒業年ごとの同窓会も同時開催されるようになっている。今年は10月31日(土)、神戸大学基金によせられた寄附により再生された出光佐三記念六甲台講堂の”お披露目”を兼ねて開催された。


以下は、全体企画の記念式典、ティー・パーティーの概要。そのほか、留学生ホームカミングデー、各学部毎の企画が催された。

○記念式典

総合司会 NHKアナウンサー 住田 功一氏 (昭和58年 経営学部卒)
【時 間】 10:30~12:00
【会 場】 出光佐三記念六甲台講堂 (登録有形文化財)
【式次第】 学長挨拶
同窓会代表 挨拶  高﨑正弘 学友会会長
講演「神戸から始まった挑戦」
フーチャーアーキテクト㈱金丸恭文代表取締役 (昭和53年 工学部卒)

軽音楽部のジャズ演奏
「朝 (ペール・ギュント組曲より)」他

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神戸大学ホームページ(下記)から

http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2009_11_04_01.htm

○ティー・パーティー

進行 アナウンサー 朝山 くみ 氏 (平成11年 経済学部卒)
【時  間】 記念式典終了後
(12:00頃) ~ 13:00
【会  場】 六甲台本館前


なお、今回は多数の参加申込みがあり、 記念式典会場 (出光佐三記念六甲台講堂) は満席となる。このため講堂内での立ち見、または別会場での映像で、式典の様子を見る参加者も出た。


神戸大生らのNPO法人「ごみじゃぱん」が、簡易包装の商品購入を促す社会実験をスタートさせる(2009.10.30)

10月14日付神戸新聞に「購入するなら簡易包装商品を 神大生らのNPO法人 神戸のスーパーで社会実験」というタイトルの記事が掲載された。この記事は、神戸大生らでつくる特定非営利活動法人(NPO法人)「ごみじゃぱん」が、11月から1年間、神戸市内のスーパー3店で簡易包装の商品購入を促す社会実験に取り組むことをほうじているもの。「減装(へらそう)ショッピング」と称し、ごみの量を減らし二酸化炭素の排出削減につなげるのが狙いだ。全国展開を見据え、10月13日に東京・神田の学士会館で都内で発表会あった。

11月13日から、コープこうべ「シーア」(神戸市東灘区)、▽ダイエー甲南店(同)、ジャスコつくしが丘店(神戸市北区)でスタートさせる。これは、消費者が商品を選ぶ際の基準に、「ごみとなる包装の量」を加えてもらおうとの試み。食品や文具など商品約1万点の「内容量1㌘当たりの容器包装の重量」を算出し、軽い商品約2千点に「減装商品」との目印を付けて売り場に出す。また、店頭でもポスターなどでPRする。この社会実験では、売り上げ動向や消費者の意識変化を調べ、流通業者や小売店との連携を強めて全国展開につなげる。

「ごみじゃぱん」代表の石川雅紀神戸大教授(経)は、東京での会見で「簡易包装のデータベースをつくりたい。海外では限定的に実施されたことはあったがNPO主導ではこれまで例のない実験になるだろう」と話している。

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NPO「ごみじゃぱん」は、2007年度グッドデザイン賞を受賞している。


「あすの農学を考える座談会」で、内田一徳教授(農)が発言(2009.10.28)

10月4日付朝日新聞に、朝日地球環境フォーラム2009「あすの農学を考える座談会」が掲載された。この座談会に、内田一徳教授(農)が出席している。以下は、内田教授の発言から。

「低炭素化社会の実現に向けて大きな戦略を立てないといけません。ハイブリッド車や太陽電池が売れているから、必要な技術は日本にすべてあると思うのは間違い。街路樹を剪定したものからバイオ燃料を作るような技術が大事です。防災も含めた農学で、今後の被害をどう最小限に食いとめるか。世界と協力しながら進めていきたい」

「昔は春の小川にはメダカがいてゲンゴロウもいるのがふつうでした。コウノトリも同じですが、農業や水の汚濁で姿を消した。農業が負の負荷をかけたというのを、しっかり認識したい」

内田一徳(うちだ・かずのり)教授は、神戸大学大学院農学研究科長。専門は土地環境学、土質動力学(アースダム・ため池の耐震設計)。2009年度の全国農学系学部長会議副会長。なお、他の座談会出席者は以下のとおり。

生源寺眞一氏(しょうげんじ・しんいち)東京大学大学院農学生命科学研究科長。専門は農業経済学。

あん・まくどなるど氏
国連大学高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティングユニット所長。

丸山清明氏(まるやま・きよあき)
農業・食品産業技術総合研究機構理事・中央農業総合研究センター所長。


中矢一虎さん(1981年法卒)、国際ビジネスを語る(2009.10.27)

三井住友銀行グループのSMBCコンサルティングの広報誌「MiT」9月号に、国際法務株式会社中矢事務所代表の中矢一虎(なかや・かずとら)さんが、登場、国際ビジネスを語っている。中矢さんは、1958年大阪の生まれ。1981年に神戸大学法学部を卒業、住友商事に入社した。人事部勤務の後、語学研修、海外留学を経てアルジェリアに赴任する。その後、パリに駐在し欧州・アフリカ市場のビジネスに従事した。帰国したのちロンドンに駐在、39歳のとき独立して中矢事務所を設立する。以後中矢さんは、多くの企業の海外ビジネスをコンサルタントとして支える傍ら、貿易関連講座や国際取引に関する講演も多く行うなど多方面で活躍中。著書に『最新貿易実務入門と英文契約書の読み方』(2009年、創元社)などがある。

この”独立”について、中矢さんは「国際取引をはじめとした企業のグローバル経営が徐々に求められていくなか、自身の培ってきた経験や知識を通し、コンサルタントとして多くの企業の役に立てるのではないかと思い、独立を決めました」と語る。海外との取引に関して「取引の対象となる国をよく調べること」が基本と述べている。また、輸出の場合、代金の後払いを認めてしまう企業があるが「これは絶対ダメ」と注意する。この記事は中小企業の経営者が対象。平易な語り口で、国際取引上の注意事項を語っている。

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日本経済新聞社等が「ビジネススクール調査」、西日本では神戸大学大学院が1位(2009.10.26)

日本経済新聞社と日経HRが「ビジネススクール調査」を、実施。その結果が10月22日付日本経済新聞に概要が掲載され、詳細が同日の日経産業新聞に掲載された。

この調査はNTTレゾナント(gooリサーチ)の協力のもと、8月24日から26日に全国の20~40代のビジネスパーソンにインターネットで実施したもの。512人(東日本333人、西日本179人)からの回答があった。「通ってみたい国内のビジネススクール」の回答結果で、神戸大学大学院(25人)は西日本のトップを占めた。以下九州大学大学院(23人)、京都大学大学院(19人)、関西学院大学大学院(16人)、同志社大学大学院(14人)が続く。東日本は慶応義塾大学大学院(21人)がトップ。青山学院大学大学院・産業能率大学大学院・早稲田大学大学院商学研究科(各17人)、早稲田大学大学院ファイナンス研究科(13人)が5位以内に入った。


高橋昌明名誉教授(文)の新著『平家の群像 物語から史実へ』(2009.10.23)

岩波新書の1冊として高橋昌明名誉教授(文)の新著『平家の群像 物語から史実へ』(定価:740円+税)が刊行された。平安時代末期に権勢を誇った平家。その歴史を語る時、一般的には平清盛に焦点が当てられる。これにたいし本書は、清盛の孫である維盛と清盛の五男の重衡を中心に、広く平家一門の群像を描く。

清盛独りの平家でなかったのはもちろんである。平家も全体が一枚岩ではなく、あたかも「足並みが乱れた多頭立ての馬車」のように、一門を構成するいくつもの家が、各自の思惑で行動し、大小の不協和音を奏でていた。このような諸相を描くために、本書は独自のスタイルをとっている。

「賢人」重盛、暗愚な宗盛、「運命の語り部」知盛、こころ弱き人維盛ーー。それぞれ『平家物語』に描き出されたイメージ。しかし、「実像」はどうだったのか。当時の貴族社会や合戦の現実に目配りしつつ、人物それぞれの動きを丹念に追うことで、新たな「史実」が浮かびあがってくる。最新の研究や著者独自の切り口が冴えた歴史読物。巻末の年表や人名索引が魅力である。

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震災の語り部野崎隆一さん(1967年工卒)(2009.10.22)

9月20日付朝日新聞掲載の連載コラム「震災 それからいま 語り部たち」第37回に、1級建築士の野崎隆一さんが登場。阪神淡路大震災を語っている。尼崎市で生まれ育った野崎さん、神戸大学卒業後は東京の不動産会社へ勤める。30歳のとき、父親から呼び戻され、震災当時は神戸市東灘区で暮らしていた。

地震から約2週間後、関西にある約60の設計事務所が協力して、住宅に関する被災者の相談を受け付けるボランティアグループを立ち上げる。「家屋に被害を受けた。余震が心配だが住み続けても大丈夫か」という相談がほとんど。メンバーで案件を割り振り、現場を訪れてアドバイスした。避難所を訪れると「余震が心配で家に戻れない」という人が多い。避難者の自宅まで行き、「この部分を補強すれば住める」「壁に亀裂があるが構造的に重要な部分は残っているので住んでも大丈夫」などど具体的にアドバイスをする。

一人暮らしの若者、単身赴任者、外国人など、地域で暮らす人たちは多様化している。旧来型の自治会では参加してもらうことが難しい。しかし、防犯、防災、高齢者への支援など地域の課題は山積みだったと野崎さんは回想していた。


青野原俘虜収容所展 in Tokyo 2009に関するマスコミ報道(2009.10.21)

既報のとおり、「日本オーストリア交流年2009」認定事業として、神戸大学、兵庫県小野市、オーストリア大使館主催の「青野原俘虜収容所史料展、講演会・再現演奏会 in Tokyo 2009」が開催される(http//www.kobe-u.comの同窓生ニュース10月16日付)。

これらイベントに関するマスコミ報道が出始めている。

・10月9日付日本経済新聞「文化」欄(最終ページ)
大津留厚教授(文)が、「捕虜に見る欧州史の断片 兵庫県の1次大戦収容所にハプスブルグ帝国の縮図」を寄稿、その中に11月から東京で始まる展示会、講演会・演奏会の予告が含まれている。

・10月17日付毎日新聞「東京版」
神戸大提供の写真(捕虜と日本人の集合写真)とともに「ドイツ兵等捕虜生活紹介」のタイトルのもと、兵庫県小野市等にあった収容所の実情を述べるとともに、11月7日(ドイツ文化会館での講演会)、11月13日から21日までオーストリア大使館で開催される史料展の予告が掲載された(袴田貴行記者の署名入)。
 
なお、これに先立ち8月24日、東京凌霜クラブで大津留教授が今般のイベントに関する記者会見を行っている。神戸大学卒業生はもとより、草の根の協力者として、帝劇ビル歯科(千代田区)、レストランとかちの(同)、日本フィランソロピー協会(同)、神戸市東京事務所(同)、青木孝法律事務所(中央区)、喫茶ウィンザー(同)、舞子ビラ東京営業所(同)、都立青山高校(港区、大津留教授の母校)、たばこと塩の博物館(渋谷区)、久野マインズタワークリニック(新宿区)、武蔵野美術学院(美大志望者の予備校、国分寺市)等を神戸大学東京オフィスが開拓している。


滋賀大学教授久保英也教授(1977年経卒、前営助教授)の新著『保険の独立性と資本市場との融合』(2009.10.20)

久保英也滋賀大学教授(1977年経卒)の新著『保険の独立性と資本市場との融合』が、千倉書房から刊行された。定価は、3800円。久保教授は、前神戸大学助教授(営)、2005年商学博士(神戸大学)の学位をとっている。本書は、水島一也神戸大学名誉教授が責任編集する「保険学シリーズ」の第21巻目として発刊された。

久保教授は、1977年神戸大学経済学部を卒業、日本生命保険相互会社入社した。その後、ニッセイ基礎研究所上席主席研究員(チーフエコノミスト)等を経て、2003年に神戸大学大学院経営学研究科助教授。2007年に滋賀大学大学院経済学研究科教授に就任、現在に至る。専門分野は、保険論、リスクマネジメント論、金融政策。『新・保険学』(近見正彦、高尾厚等、共著、2006年・有斐閣アルマ)、『生命保険の新潮流と将来像』(2005年、千倉書房)等の著書がある。

世界の保険市場は、各国の個別性が強く、異なる経済、社会、保険規則・監督の中で、多様な発展をとげているように見える。しかし、注意深く観察すると国の枠組みを超え、3つの連動性が見いだせる。これが、本書の主題となるテーマである。

第1番目は、ミクロの連動性。1990年代の世界的な規制緩和の流れを背景に国際的保険のコングロマリットが登場し、資本力を生かしたM&Aを繰り返している。その中で、橋頭堡のない国の保険市場に正面から参入している会社が目につく。このような会社は、欧、米、アジアの各地域で、かつ生命保険、損害保険、アセットマネジメントの多様な業務を展開している。

第2番目は、マクロの連動性。国により異質と考えられていた保険市場は時間的なラグを有する。しかし、その中にも共通の構造を見出すことができる。各国の経済発展段階や金融環境の変化に伴う生命保険市場の基礎構造で起こる変化には共通性があるという。したがって、この時間差を用いれば、先発国の市場構造を参考に後発国の将来の保険市場を予測できる。また、先発国の保険会社破綻時の市場構造を自国の市場構造と比較することで保険会社の健全性監督にも資することができる。

第3番目は、保険と資本市場との連動性。信用リスクが資本市場と保険市場(信用保険)双方で引き受けられているように、これを伝統的な保険の対象リスクまで広げ、資本市場が引き受けることに違和感は少ない。リスク移転の多様化が生じている。ART(Alternative Risk Transfer)や生命保険の買取制度等、比較的新しいテーマが、保険と資本市場との連動性という枠組みで紹介され論じられている。

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エコノミスト誌に久々に「娘、息子の悲惨な職場」特集、小林美希さん(2000年法卒)が寄稿(2009.10.19)

先週月曜日(10月12日)発売の週刊エコノミスト(10月20日号)に、約1年4カ月ぶりに「娘、息子の悲惨な職場」が掲載された。今回(Part8)のテーマは「子どもを産めない日本」。現在は、フリーの労働経済ジャーナリストの小林美希さん(2000年法卒)が、エコノミスト誌に在職中に第1回の企画を立てたのがこの企画。フリーとなってもエコノミスト誌への寄稿は続いている。

今回は、小林さんがこの1年、ずっと問題視して追いかけていた「職場流産」について提起している。タイトルは、「妊娠しているからといって、仕事を休めず、流産した」。夜勤のシフトに組み込まれ、残業が恒常的に続いて流産した看護師の例等、各地の様々な現場をルポし、「職場流産」の実態を取材してきた小林さん。「働き方が見直されない限り流産は防げず、仕事か出産の二者択一を迫られる状況は変わらない」と語る。

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第一次大戦期 青野原俘虜収容所展 in Tokyo 2009 講演会・再現演奏会、展示会(2009.10.16)

日本オーストリア交流年2009認定事業として、神戸大学、兵庫県小野市、オーストリア大使館主催の「青野原俘虜収容所展示会、講演会・再現演奏会 in Tokyo 2009」が開催される。以下は、その概要。イベントは、「講演会・再現演奏会」、「展示会」の2種類があるので、ご注意下さい。なお、青野原俘虜収容所については、最下段の(注)参照。
 
講演会・再現演奏会
●日  時:11月7日(土) 開場16:30 開演17:00

●場  所:ドイツ文化会館1階OAG(オーアーゲー)ホール
(東京メトロ銀座線・半蔵門線、都営大江戸線『青山一丁目駅』4番出口より徒歩10分)

●講  演:青野原俘虜収容所の世界
大津留厚(神戸大学教授)、岸本肇(神戸大学名誉教授)、ヘルムート・へードル(グラーツ大学)

●演  奏:神戸大学交響楽団有志、町の音楽好きネットワーク(習志野在住の演奏家仲間)

●曲  目: モーツアルト「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」
      ウェーバー「舞踏への勧誘」
      シュトラウス「美しき青きドナウ」他

入場無料。観覧希望者は神戸大学研究推進課宛にファックスにてお申し込み下さい。
締  切:10月30日。 
申込方法:FAX宛先(神戸大学研究推進課:078-803-5049)。氏名、返信先(住所、FAX、e-mailアドレスのいずれか。携帯電話は不可)、電話番号を記入の上、申し込む。
申し込みは、先着順。ご観覧いただけない場合は、その旨ご連絡いたします。

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展示会

● 開催期間:11月12日(木)~11月21日(土)(日曜日は休館)

● 開館時間:11:00~18:00 (11.21(土)は13:00まで)

● 場  所:オーストリア文化フォーラム(オーストリア大使館内)
(東京メトロ南北線、都営大江戸線『麻布十番駅』徒歩10分)

● 入場無料(事前申し込み不要)

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【参考】神戸大学ホームページ(研究推進課 研究・地域交流企画係)
http://www.office.kobe-u.ac.jp/crsu-chiiki/aono2009.html

(注)青野原俘虜収容所(あおのがはらふりょしゅうようじょ)
第一次世界大戦当時、現在の兵庫県小野市、加西市(かさいし)にまたがる青野原には捕虜(俘虜)収容所があり、500名近くのオーストリア・ハンガリー兵、ドイツ兵が4年4ヶ月にわたり生活していた。中国の青島を含む膠州湾地方は1898年以来ドイツの租借地。第一次世界大戦が始まると日本軍が、この地を攻撃、占領した。その時捕虜になったオーストリア・ハンガリー兵、ドイツ兵は日本各地に設置された捕虜収容所に収容された。青野原に収容されたのはその一部。


日本経済新聞社「技術トレンド調査」(09年度第3回)、で神戸大学(医)の成果が第一位(2009.10.15)

日本経済新聞社が、2009年6~8月に公表された主要な研究開発成果を評価する「技術トレンド調査」(09年度第3回)をまとめた。これによると、糖尿病の治療効果を左右するたんぱく質を発見した神戸大学による成果が最も高い評価(第1位 評点:10.4)を受けた。続いて、日立製作所が開発した厚さ3ミリメートルの指静脈認証装置が第2位(評点:10.16)。「健康」や「セキュリティー」への社会の関心が高く、その要請に的確に応えた成果がランキングの上位を占めた。

評価点で最高点を得た神戸大学の成果は、血糖値調節ホルモン、インスリンの分泌を促すうえで重要な働きをしているたんぱく質「Epac2」の発見。清野進教授(医)等は、このたんぱく質を作れない改造マウスを作り、血糖値の降下作用が弱まることを確かめた。広く使われている糖尿病治療薬「スルホニル尿素薬」が作用するたんぱく質は、これまで1種類しか見つかっていない。新しいたんぱく質の発見で、別のインスリン分泌を刺激する経路の存在が明らかになり、糖尿病治療薬を開発する際の新たな標的分子となる可能性があるという。以上は、10月8日付日経産業新聞からの抄録。

同じく10月1日付日経産業新聞には、「ウイルスの殻で薬剤伝達」のタイトルで、神戸大学の近藤明彦教授(医)等の成果が紹介されている。ワクチン用に開発が進む肝炎ウイルスの殻を使って患部にだけ効率よく薬を届けられる超微小カプセルを開発したというもの。これにより、細胞実験でがん細胞にだけに取り込まれることが確認された。今後は動物実験で有効性や安全性を調べ、製薬会社と組んで実用化を目指すという。


11月2日から神戸大学学友会クラブで、第3回KUCアートサロン小品展開催(2009.10.14)

11月2日から、帝劇ビル地下2階にある神戸大学学友会クラブ(東京凌霜クラブ)で、第3回KUCアートサロン(Le Salon D'Art KUC)小品展が開催される。期日は、11月20日(金)まで。ただし、土曜日・日曜日は閉館されている。時間は、10:00~11:30および14:00~17:00(最終日は14:00迄)。この時間帯以外は各種催のために一部の作品を見ることができない。

この小品展は、首都圏在住の神戸大学OB美術同好会メンバー(全学部の卒業生)の作品を展示するもの。ジャンルは、絵画、書道、写真、工芸等多岐にわたる。

神戸大学学友会クラブ(東京凌霜クラブ)

住所:〒100-0005 東京都千代田区丸の内3の1の1帝劇ビルB2
電話:03-3211-2916
FAX : 03-3211-3147
交通:JR「有楽町駅」、地下鉄三田線・日比谷

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「神戸大学工学サミット」、10月21日に学友会東京クラブで開催(2009.10.13)


10月21日、「神戸大学工学サミット」が、学友会東京クラブ(東京凌霜クラブ)で開かれる。この「サミット」は、同クラブで開催される工学部同窓会東京支部総会に先立って開催されるもの。

下記の2つの講演がある。講演は、卒業学部を問わず誰でも参加できる。また、参加費は無料。希望者は、「学部・卒年・氏名」を
メールにてtokyo@kobe-u.com宛申し込む。
なお、電話は、03--3211-3147
              記
日 時:10月21日(水)15:30受付開始、講演16:00から18:15

場 所:学友会東京クラブ(東京凌霜クラブ)
講 師、講演内容は、以下のとおり。
 
[Ⅰ]神戸大学大学院工学研究科 応用化学専攻・教授 松山秀人
   「水不足問題の解決に貢献する膜技術」
<概要>     
中近東はもとより、アメリカ、中国、オーストラリア、ヨーロッパ等の広範な地域での水不足(高い水ストレス)が予測されている。20世紀は「石油の時代」であったのに対し、21世紀は「水の時代」と言われる所以。水不足を解決する手段としては、膜技術がその根幹をなすものといえ、膜を用いた水処理は現在多くの関心を集めている。本講演のテーマは、松山教授の研究室で行っている水処理のための様々なタイプの膜の作製と特性評価。また、2007年4月、神戸大学大学院工学研究科に日本初となる「先端膜工学センター」が設置されたが、このセンターの紹介もある。

[Ⅱ]神戸大学工学研究科 情報知能学専攻・教授 賀谷信幸
   「走り始めた将来のエネルギー源・宇宙太陽発電衛星」
<概要>
本年5月成立の「宇宙法」に基づき、宇宙基本計画が取りまとめられた。この宇宙基本計画に、宇宙太陽発電衛星を開発するための宇宙太陽光発電研究開発プログラムが設定され、5年間の開発利用計画が明記されている。いよいよ宇宙太陽発電衛星の実現に向け、本格的な開発が始動する事となった。本講演のテーマは、この宇宙太陽発電衛星構想の解説、世界での開発現況、賀谷教授等が行ってきたマイクロ波無線送電実験である。
【参考】工学部同窓会(KTC)のホームページ
http://homepage2.nifty.com/KTC/kobekonwa2/konwa2.html


塩沢俊一教授(医)が「井植文化賞」を受賞(2009.10.09)

関節リウマチの病理解明で多大な貢献をしたとして、塩沢俊一教授(医)が、第33回「井植文化賞」を受賞した。「井植文化賞」は、文化、科学、福祉などの分野でめざましい活躍をした兵庫県内の個人・団体を表彰するというもの。三洋電機の創業者、故井植歳男氏(淡路島の出身)が設立した井植記念会により1973年度に制定された。塩沢教授以外では、次の個人、団体が受賞した。

・詩人の伊勢田史郎さん(80)=神戸市兵庫区。
・兵庫県子ども会連合会=神戸市中央区。
・山頭火顕彰キンダーの会理事長、北野喜久雄さん(87)=高砂市。
・播磨学研究所事務局長、藤原龍雄さん(60)=姫路市。
・ブラジル移民100周年の記念事業に尽くした日伯協会=神戸市中央区と関西ブラジル人コミュニティCBK=神戸市中央区の共同受賞。

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塩沢教授の著書『わかりやすい膠原病学』(2004年、丸善出版事業部、4700円+税)


レンゴー大坪清社長(1962年経卒)が、本日のワールドビジネスサテライト(テレビ東京系)に出演(2009.10.08)

レンゴー大坪清社長(1962年経卒)が、本日のワールドビジネスサテライト(テレビ東京系23時)の「FORCASTS~景気を語る」のコーナーに出演する。これは、大坪社長が小谷真生子キャスターと対談する形式。

なお、ワールドビジネスサテライトでの放映は、以下の番組の短縮版。詳しくは、10月11日、18日放映の番組(合計1時間)で。

媒体名 BS JAPAN
番組名 「小谷真生子のKANDAN」
放送日 2009年10月11日(日)午後11:00~11:30【前編】予定 
       10月18日(日)午後11:00~11:30【後編】予定
番組概要 大坪社長と小谷キャスターの対談を中心として、       レンゴー社および段ボール産業の百年の歴史、同社の
     企業戦略や大坪の経営理念等、幅広い内容がとりあげ     られる予定。

【参考】8月26日付神戸大学学友会 同窓生ニュース「レンゴー大坪清社長(1962年経卒)、派遣社員約1千人を正社員にして注目を集める」
https://www.kobe-u.com


田中康二准教授(文)の新著『本居宣長の大東亜戦争』(2009.10.08)

ぺりかん社から、田中康二准教授(文)の新著『本居宣長の大東亜戦争』(定価4800円+税)が刊行された。本書は、同じくぺりかん社から出版された『本居宣長の思考法』(2005年)に続く著作である。本居宣長 (1731~1801) が近代日本思想史に残した足跡は極めて大きい。しかし、中には負の遺産もあるとも言われている。アジア太平洋戦争の当時には特にひどかった。 宣長の自讃歌「敷島の大和心を人問はば朝日に匂ふ山桜花」は「愛国百人一首」の一首に撰ばれ、武士道精神を象徴する歌として解された。 神風特別攻撃隊の名称 (敷島隊・大和隊・朝日隊・山桜隊) もこの歌からとられた。戦死を美化する具として使用されたのだ。 宣長は「日本精神」の権化とされ、大東亜共栄圏統一の理論的根拠とされてしまった。

著者は、以上のような考え方は近代日本が構築した宣長の「虚像」であるという立場に立つ。 宣長は誤読・曲解され、拡大解釈されて、戦争讃美の具として機能してしまったというのである。本書は言説が時局に利用され曲解されるシステム、 宣長の実像が歪められて受容されるメカニズムを検証し、近代日本思想史において果たした宣長の役割を解明することを目標としている。本書は、10月2日付週刊読書人紙で、東京外国語大学非常勤講師友常勉氏が丁重な書評を寄稿する等話題を呼んでいる。


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神戸大・中国地質大学合同学術登山隊、カンリガルボ山群の未踏峰登頂に挑戦(2009.10.06)

ヒマラヤ山脈の東、中国とインドの国境付近に位置するカンリガルボ山群の未踏峰(推定標高6708メートル)登頂に神戸大学と中国地質大学(武漢)との合同学術登山隊が挑む。実行委員長は、山形裕士・神戸大大学院教授(農)。神戸大は、2003年に同山群への登山隊派遣に踏み切り、最高峰のルオニイ峰(6884メートル)の世界初登頂を目指した。しかしながら、登山ルートを開くことができず断念したという経緯がある。今般は新メンバーで別の峰に狙いを定めて約2年がかりで準備を整え、未知の世界を目指す。隊員7人の壮行会が、9月26日に神戸大学で開かれた。以上は、9月22日、27日の朝日新聞、神戸新聞から。

神戸大学では、1986年チベット学術登山隊を組織して、当時未踏峰では世界第2位の高さを誇ったクーラカンリ峰(7554メートル)の初登頂に成功したという実績がある。同時に多くの学術成果をあげた。これを機に神戸大学と中国の登山・学術交流を発展させてきた1988年には、中国地質大学との合同で四川省のチェルー山(6168メートル)の登頂に成功している。


神戸大フットサル部、順天堂大学を2-1で破り全国優勝(2009.10.02)

全国から12チームが出場したフットサルの第5回全日本大学大会(8月27~29日、大阪・舞洲アリーナ)で、神戸大フットサル部(関西第2代表・兵庫)が、決勝で順天堂大学(関東第1代表・千葉)を2-1で破り、”2連覇”を遂げた。単独チーム「神戸フォルサ」として挑んだ昨年に続く連覇。今春、学内二つの体育会フットサル部が合併した神戸大はしぶとく勝ちあがった(9月19日付神戸新聞)。

(注)フットサルとは(Wikipediaによる)
フットサル(Futsal)は、基本的には室内で行われるサッカーに似て非なる競技。長らく非公式に行われ統一ルールが存在しなかったが、1989年に国際サッカー連盟(FIFA) がフットサルも管轄することになり、1994年には世界共通の統一ルールができた。

サッカーを表す「fútbol(スペイン語)」、「futebol(ポルトガル語)」と、室内を表す「salón(スペイン語)」、「salão(ポルトガル語)」の合成語。


東京海上日動火災保険木村岩雄人事企画部長(1981年経卒)、就活を語る(2009.10.01)

9月20日に刊行された森健編『就活って何だ 人事部長から学生へ』(文春新書、740円+税)に、東京海上日動火災保険木村岩雄人事企画部長(1981年経卒)が登場、就職活動についてのアドバイスをしている。以下は、その抄録。

全国型採用(総合職)においては一万人近い学生から応募を受けているが、極力エントリーシートだけで判断するのは避けている。エントリーシートのみでは、学生の真の姿が分からないから。

いまの学生は、昔と違って情報量が膨大。そのため、「机の前にいればほぼ何でもわかる」といった錯覚に陥ってしまう。しかし、汗を流し自分自身の力で情報を取りにいく方がよほど”気づき”を得られるチャンスがある。また、他の学生とは違う発見があるものだ。

木村部長は、神戸大学学生時代は少林寺拳法部に所属。初任地は和歌山支社だった。5年後長野支店に異動、本店営業企画部等を経て2008年から現職。大企業への就職希望者は、本書を購入(立読)するなどして各社の人事部長の考え方を知っておくと良いだろう。

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海事博物館(深江キャンパス)で戦時徴用船公開講座、「戦前・戦後のポスターに見る日本商船」テーマの展示会も開催中(2009.09.30)

10月3日から海事科学研究科が主催、海事博物館共催の公開講座が開かれる。本講座は、海事博物館所蔵の貴重な資料を活用し、博物館のもつネットワークを活かして多彩な講師陣がそろっているのが特色。

講義日程・題目・講師
1. 10月3日 (土) 13:30 ~ 15:00
「戦時徴傭船の展開と被害の実態解明」
宮本三夫氏ー(財) 日本殉職船員顕彰会推薦海運研究者
2. 10月10日 (土) 13:30 ~ 15:00
「沖縄の学童疎開船「対馬丸」」
ゆたか・はじめ氏ーエッセイスト
3. 10月17日 (土) 13:30 ~ 15:00
「日本商船隊の壊滅と経緯について」
宮田幸彦氏ー拿捕船研究委員会
4. 10月24日 (土) 13:30 ~ 15:00
「海底に見た戦場の現場」(遭難当時そのままの商船隊の姿)
吉村朝之氏ー(有) アアクエイトテレビ 代表取締役
5. 11月7日 (土) 13:30 ~ 15:00
「高砂丸の奇跡とその時代背景」
菊池寧氏ー(株) 商船三井 広報室社史担当

詳細は下記参照。

http://www.kobe-u.ac.jp/info/exlecture/list/maritime-H21_02.htm


神戸大学海事博物館は定例の「海の日」記念事業として、7月17日から10月31日まで、海と船の企画展「戦前・戦後のポスターに見る日本商船」を開催している。今回の展示は、館所蔵の山田早苗コレクションから「船舶行動記録」、 仲島忠次郎コレクションからポスター、これまでに寄贈を受けた模型船、上田毅八郎画伯の徴用船絵画等をベースに、 第二次世界大戦前後の「商船」盛衰の歴史をポスター等で紹介するもの。入場は無料、開館は、月・水・金の13:30~16:00、ただし、10月12日(祝日)は休み。詳細は下記参照。

http://www.kobe-u.ac.jp/info/event/e2009_07_17_01.htm

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大阪府立大学堀江珠喜教授(1982年文博修了)、次々と著書を出版(2009.09.28)

大阪府立大学堀江珠喜教授(1982年文博修了)が、この7月から10月にかけて、硬軟合わせて3冊の著書を出版した。

10月5日に出版が予定されているのが、『いい加減な人ほど英語ができる』(祥伝社新書、定価760円+税)。日本人は真面目すぎる。だから、英語を学ぶとしている。しょせん、英語なんて道具のひとつ。もっと気楽に、不真面目に遊びながらやればいい。これが本書が勧める英語学習法である。著者の英語教育の体験を踏まえたユニークな本。目次を見ると、「和文英訳はするな」、「英会話本はナンセンス」、「発音より大声」等、ちょっと惹かれる見出しが並ぶ。

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9月30日付で出版が予定されているのがフランス語からの翻訳書『オスカー・ワイルドのコント集 白鳥の歌』(アートダイジェスト、1900円+税)。原著者はGuillot de Saix(ギヨ・ド・セ)
、オスカー・ワイルドが、サロンなどで語ったコントをフランス人のワイルド研究家でワイルド関係資料の収集家である原著者が1942年にフランス語で刊行した。堀江教授の手により、本邦初訳が出版されることになった。本書の奥付には、著者の軟らかい分野の著作は一切出てこない。『ワイルドの時代 ー世紀末風俗雑和』(TCA出版)ほか3冊のワイルド関係の著作がリストアップされている。極めて硬く、そして真面目で、専門的な本である。

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7月20日付で出版されたのが『寝取られた男たち』(新潮新書、定価720円+税)。『源氏物語』、『アンナ・カレーニナ』等古今東西の文学作品や身近な話題を材料に”妻に浮気された夫”を題材に薀蓄を傾ける。硬軟両刀使いの著者の”軟”の分野の著作である。なお、新設間もない神戸文学館では、最近堀江珠喜教授の業績に着目、オスカー・ワイルド関連の著作を纏めて5冊を、同館のコレクションに加えた。

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柳広司さん(法卒)の新著『ダブル・ジョーカー』(2009.09.25)

戦前の陸軍に設けられたスパイ組織「D機関」が活躍する『ダブル・ジョーカー』(角川書店、定価1500円+税)が話題を呼んでいる。9月15日付読売新聞のエンターテイメント欄に、他の3冊(薬丸岳『悪党』等)とともに紹介されている。『ダブル・ジョーカー』の著者である柳広司(やなぎ・こうじ)さんは、1967年三重県の生まれ。神戸大学法学部の卒業生(ただし、卒年は不明)。本書は、5篇で構成される。最初の4編は、月刊誌「野生時代」に分割連載されたもの。これに書き下ろし1篇を加え単行本化されたもの。

柳さんのデビュー作は『黄金の灰』(2001年)。2008年に刊行した『ジョーカーゲーム』は、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞をダブル受賞した。

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主婦4年、再就職し社長に。中川順子野村ヘルスケアサポート&アドバイザリー社長(1988年文卒)(2009.09.24)

9月14日付日経紙夕刊コラム「キャリアの軌跡」に、野村ヘルスケアサポート&アドバイザリー中川順子社長(1988年文卒)が紹介されている。中川さんは夫の海外転勤をきっかけに退職。帰国を機に野村証券時代の上司に誘われ医療法人の経営や事業継承を支援する今の会社に2008年1月に入社、3ヵ月後に社長に就任した。

中川さんは、神戸大学卒業後野村証券に入社する。社会学専攻だったので金融は素人同然。1992年に投資銀行本部に移ってからは「何を言っているのか分からない」と知識不足を実感する。そんな時、課長から「知識は覚えるものではない。使うものだよ」とアドバイスを受けた。これがきっかけで「仕事を通じて学んでいけばいいんだ」と頭を切り替え、攻めの姿勢へ転換する。後方支援に徹して、数千億の資金調達から数億円の案件まで幅広く成功につなげた。新しい職場は、以前とは分野は変わっている。しかし、仕事の姿勢は変わらない。「謙虚な姿勢に自信が見え隠れする」と、コラムは結ばれていた。


京都大学山中伸弥教授(1987年医卒)、ラスカー賞受賞(2009.09.18)

iPS細胞研究の京都大学山中伸弥教授が、ラスカー賞を受賞する(9月15日付各紙)。これは、米ラスカー財団が9月14日に発表したもの。今年のラスカー賞の基礎医学部門に、さまざまな組織に変化するiPS細胞(人工多能性幹細胞)をつくった京都大再生医科学研究所の山中伸弥教授、英ケンブリッジ大のジョン・ガードン氏が選ばれた。ラスカー賞は米国で最も権威がある医学賞で、受賞者の2割以上がノーベル賞を受けている。授賞式は10月2日にニューヨークで開かれる。

山中教授は06年、マウスの細胞の核に特定の遺伝子を導入する方法で、ふつうの細胞に多能性をもたせることに成功した。07年には人間でも同様のiPS細胞づくりに成功している。この成果により、患者の皮膚などの細胞から治療に必要な組織をつくって、移植する「再生医療」実現への道が開けた。西塚泰美(にしづか やすとみ、1932ー 2004)元神戸大学学長も、1989年にラスカー賞を受賞している。なお、ラスカー賞受賞の日本人は山中教授が6人目。


【参考】神戸大学ホームページ(2008年4月8日、神戸大学入学式で講演する山中伸弥教授、講演内容)
http://www.kobe-u.ac.jp/info/messages/m2008_04_08_yamanaka.htm


姫路競馬場に洪水調節池、船場川河川整備計画検討委(委員長:藤田一郎・神戸大(工)教授)が検討(2009.09.17)

2004年・台風23号による豪雨で、姫路市中心部を流れる船場川があふれ、179戸の浸水被害が出た。これを受け兵庫県が、姫路競馬場に貯水量12万トンの洪水調節池を造ることを決定した。レーストラック内側の芝生広場2.5ヘクタールを深さ8メートル(最大水深7メートル)まで掘り下げる。本年度から概略の設計に入り、都市型のゲリラ豪雨に威力を発揮することになろう。完成は2015年を目指す。

この計画は、河川工学や生物の専門家、流域住民ら18人でつくる船場川河川整備計画検討委員会(委員長:藤田一郎・神戸大(工)教授)により当時の雨量をもとに策定された(9月9日付神戸新聞)。


中島良能さん(1963年営卒)、「魔笛」を指揮 9月26日・27日 大和市生涯学習センターホールで(2009.09.16)

9月26日(土)・27日(日)両日、「大和シティオペラ・白鳥会 第10回記念オペラ公演」が、神奈川県大和市の生涯学習センターホールで行われる。演目は、モーツアルトの歌劇「魔笛」。湘南エールアンサンブルを指揮するのは、中島良能さん(1963年営卒)、プロの指揮者だ。

以下は、公演の概要。

9月26日(土)14時30分開演
9月27日(日)14時30分開演

入場料 3,500(当日:4,000円)

問い合わせ 090-4624-7094
      090-6194-0208

中島さんは、神戸大学在学中は、オーケストラの指揮者をつとめ、卒業後は日本IBMに勤務する。53歳の時に日本IBMを退職、桐朋学園大に学び指揮者に転身したという異色。日本とヨーロッパで指揮者として活躍を続けている(この項2008年12月16日付読売新聞)。


市田良彦教授(国際文化)が、ベネズエラのチャべス大統領と対面(2009.09.15)

9月15日付東京新聞のコラム「こちら特報部」によると、市田良彦教授(国際文化)等5人が、8月下旬にベネズエラのチャべス大統領と対面した。チャべス大統領は、「反米の旗手」、「独裁者」と評されていて、国連総会の演説等で物議をかもしていることで知られている。

チャベス大統領は、今年の4月に訪日。その際に、「日本のリベラルな知識人と話したい」と発言、これが今回の会見となった。チャべス大統領の印象として、「実像は『田中角栄』のような古い型の政治家では。ただ、人事面では独裁的な一面もあるようだ」と語っていた。


「Mitsui V-Net」(三井ボランティアネットワーク事業団ニュースレター)最新号から(2009.09.14)

三井ボランティアネットワーク事業団のニュースレター「Mitsui V-Net」VOL42(9月1日発行)の第1面に、神戸大学留学センター長の中西泰洋教授の講演録が掲載されている。演題は「留学生との交流を通して」というもの。以下は、その抄録。

神戸大学には70以上の国々から1,000名を超える留学生が学部・研究科に在籍している。約3割が国費留学生(文部科学省の奨学金受給者)で、残りの約7割が私費留学生である。その私費留学生の内、約5割が何らかの奨学金を受けている。宿舎については全体の約4割の留学生が大学寮等の公的な宿舎に入居している。私費留学生の大半は母国では、経験したことのないアルバイトをしながら、生活を営んでいるのが実情。

留学生センターは、留学生を対象とした日本語日本文化教育ならびに修学・生活上の相談指導、学内外における国際交流の推進、日本人学生に対する留学相談指導を業務としている。現在、中西教授は、日本語日本文化教育を担当し、中上級レベル(日本語能力試験2級程度)以上の日本語能力を持つ留学生を対象とした授業科目(「読解」「作文」「漢字・語彙」等)を受け持つ。また、国際文化学研究科の博士前期・後期課程の専門教育である日本語教育学に関する授業と院生の研究指導を行っている。

留学生にとって、日本の会社事情を知り、また日本企業で働く体験を持つことを望んでいる。その意味で、三井ボランティアネットワーク事業団の会員による留学生との交流は心強い限りと思っている。

なお、「Mitsui V-Net」VOL42の別のページには、内田春樹さん(1955年経卒、三越OB)が登場、フランスの物理学者や、中国女性のOさんとの1対1の交流体験を語っている。内田さんは、完全に仕事を離れた2007年から、三井ボランティアネットワーク事業団の活動に参加したという。


蓑原俊洋教授(法)が、新政権に関して発言(9月4日付毎日)(2009.09.11)

9月4日付毎日新聞に、蓑原俊洋教授(法、日米政治外交専攻)が登場、衆院選挙後に発足する新政権に関して発言している。タイトルは「新政権にまずはお手並み拝見の米政権 個別問題に固執しすぎて大局見失うな」というやや辛口。以下は、その抄録。

まず認識しなければならないのは、米国は新政権に対しさして期待していない。米国から見た民主党とは、反自民の一点を除けば一体感を欠いた集団であり、そのもろさは選挙戦のなかで政策のぶれによって露呈された。まして、外交・安保に対する見解が異なる社民党と連立を組むのでは、新政権の政策実行力にすぐ疑問符が付く。そこで米国はまずはお手並み拝見という姿勢を取るであろう。

蓑原俊洋(みのはら・としひろ)教授は、19米カリフォルニア州出身の日系人で、71年の生まれ。神戸大学大学院博士課程修了。著書に『排日移民法と日米関係』、『日米関係史』(共著)がある。


野口武彦名誉教授(文)が衆院選挙に関して江戸時代との比較で論評(2009.09.10)

衆院選挙の結果が出て間もない9月3日付読売新聞に、文芸評論家の野口武彦名誉教授(文)が登場、「歴史が教える政権交代」という連載コラムの2番バッターとして「民主党は改革者になれるか、”世直し”空約束は命取り」のタイトルで、政権交代を語っている。政治に対する国民の不満を吸い上げた民主党。しかし、マニフェストで掲げた政策を実行する能力があるのかに不安が残る。「真の改革を実現するには、何が必要か」。この点に関して、幕末の歴史に詳しい文芸評論家、野口武彦名誉教授が登場したもの。以下は、その抄録。

今般の政権交代劇を、1867年(慶応3年)に江戸幕府15代将軍の徳川慶喜が統治権を天皇に返した「大政奉還」になぞらえる向きがある。選挙前の6月に行われた自民党代議士会で、麻生首相に「自民党はこの際、『大政奉還』を決断すべきだ」と要求した議員もいたという。しかし、明治維新は、徳川幕府から新政府に政体が移ったいわば「革命」だ。今回の選挙結果は、国の統治形態が変わるわけでない。あえて、江戸時代の歴史に例えるなら、11代将軍、家斉の死後に老中の水野忠邦が行った「天保の改革」(注)に当たるのではないか。

現代社会は、天保期と同じく内憂外患を抱えている。国は巨額の財政赤字を抱えている。一方、都市と地方の格差は拡大し、北朝鮮の核開発や中国の台頭に対応を迫られている。今回の選挙で、国民はとにかく変化を求めた。世直しを求めたのに近い。民主党は何か一つ腹をくくり、本当に国民の得になることをやり遂げてほしい。

(注)天保の改革
老中の水野忠邦(1794~1851年)が1841年、幕府財政難と異国船の出没など海外情勢の緊迫化を受けて始めた。商業の発達で華美になった江戸を倹約令で引き締め、一方、人口が中央に流出し荒れた地方の農村を立て直すため帰郷を促す「人返しの法」を出した。物価を下げるため都市の商業を独占する大商人らが作る株仲間を解散させ、国防強化を狙って江戸や大阪周辺を直轄領にする「上地令(あげちれい)」なども発表したが、急進的な内容に反発は強く、忠邦は失脚、2年余りで終える。


衆院選挙に関する五百旗頭真名誉教授(法)の発言から(2009.09.09)

衆院選挙の直前の8月26日、五百旗頭名誉教授(法)、東京凌霜クラブ久しぶりに来訪。同クラブで開かれた「神戸大学大学院修了、防衛省幹部三氏、昇格祝い会」への出席が目的だった。三氏はいずれも防衛大学卒業生で、神戸大学大学院工学研究科に学んだ方々。五百旗頭名誉教授は、選挙直後にマスコミに登場、所見を述べる機会が多かった。

○衆議院議員選挙直後の9月1日付日本経済新聞に「衆院選 有識者座談会」の記事が掲載された。今回の選挙で「民意は何を示したのか」「政権交代を実現した民主党の課題は何か」が、主要なテーマ。出席したのは五百旗頭真防衛大学校長(神戸大学名誉教授)、茂木友三郎キッコーマン会長、田中秀征元経済企画庁長官。以下は、五百旗頭名誉教授の発言の抄録。 

(今回の選挙を)何十年後に振り返ると、日本政党史上、画期的な選挙だったと見られるようになる。(非自民連立の)細川内閣は自民党が第1党だったが、安定基盤を持たない脆弱さが国民を幻滅させた。308議席を獲得している民主党はやり方次第でいい仕事ができる。今回の選挙から本当の意味での二大政党制が始まると思う。・・細川政権の時に、自民党はスキャンダルを追及した。この手は慎んだほうがいい。

9月5日付朝日新聞に五百旗頭真名誉教授の、「政権交代」に関する論考が掲載された。以下は、その抄録。ここでは、1920年(大正9年)の原敬内閣の例などをひいて、今回ようやく実現した政権交代であるとして、民主党は「論功行賞人事やお友達内閣を避けるべき」「マニフェストの実行については優先順位をつけよ」と忠告する。また、自民、民主両党とも「スキャンダルの暴きあい等品格に欠けた行いをするな」という趣旨の指摘もしていた。一方、野に下った自民党は、政策の勉強や人材の準備が必要とも説く。


和田進教授(発)、総選挙を語る(2009.09.08)

神戸新聞が、衆議院選挙を直前に控えた8月25日から「総選挙インタビュー 選択の意義」のタイトルで連載を開始していたが、その第5回(8月29日付、最終回)に和田進教授(発、憲法学)が登場した。「国民が平和の問題について無関心なようで、心配している」と、最近の心境を述べ、主として憲法9条問題を中心に所感を述べている。以下は、その概要。

日本は今後、憲法9条の改正を通じて軍事力を増強し、米国との同盟関係を深めるべきか。それとも、憲法9条を守り、世界唯一の被爆国として、オバマ米大統領の登場で動き始めた核兵器廃絶への動きをリードすべきか。憲法改正の手続きを定める国民投票法の施行を来年5月に控え、総選挙は、今後数十年間のわが国の方向性を定める分岐点となるだろう。

2007年の参院選では、当時の安倍晋三首相が10年に憲法改正することをマニフェスト(政権公約)に掲げたが、自民大敗で頓挫した。今回の総選挙は国民生活の安定が最大のテーマ。選挙後すぐに改憲に向けた流れが動き出すとは考えにくい。しかし、今回選ばれる衆議院議員が、具体的な憲法改正発議にかかわる可能性はある。


山家悠紀夫さん(1964年経卒、暮らしと経済研究室主宰)、総選挙を語る(2009.09.07)

神戸新聞が、衆議院選挙を直前に控えた8月25日から「総選挙インタビュー 選択の意義」のタイトルで連載を開始した。その第1回目に、暮らしと経済研究室を主宰する山家悠紀夫(やんべ・ゆきお)さんが登場、「構造改革路線と決別を」と主張している。山家さんは、神戸大学経済学部卒業後第一銀行入行した。第一銀行は日本勧業銀行と合併。その後第一勧銀総合研究所に移り、1994年に専務理事に就任した。2001年から2004年には、神戸大大学院経済学研究科教授をつとめる。著書に『”構造改革”という幻想」(岩波書店)、『”痛み”はもうたくさんだ!』(かもがわ出版)。以下は、その概要。

格差や貧困が浮上したのは1998年。2万人台だった自殺者が突然3万人を超え、以後は横ばい。右上がりだったサラリーマンの給与も、減少に転じた。橋本内閣が始め、小泉内閣が進めた構造改革の結果だ。バブル崩壊後の不景気は、株価や地価の下落、消費低迷など「需要」の側に問題があった。だが、多くのエコノミストや経済界は「供給」側の企業に問題があるとの見立てをした。「企業が活力を失っているから、もうからない。この構造を改革すべし」という主張だ。そこで政府は、企業に自由に活動させるため規制緩和を進める。大企業が安価で使いやすい労働力を確保できるように、製造業に労働者派遣を認めた。また、経済活動に干渉しない「小さな政府」を目指し、郵政などを民営化した。医療費の本人負担を上げるなど社会保障をスリム化した。財政再建を旗印に、地方交付税も削減した。

”構造改革”の結果はどうか。企業の経常利益は27兆8000億円(1997年)から53兆5000億円(2007年)に倍増した。半面、民間サラリーマンの平均給与は年収467万円(1997年)から437万円(2007年)に減少してしまった。


神戸高工廣田精一初代校長が、1914年に創刊した電気雑誌「OHM」が、6月で1200号。11月で95周年。(2009.09.04)

1914年(大正3年)、廣田精一神戸高工初代校長が前任の東京電機学校時代に、電気雑誌「OHM」を創刊した。2009年6月号に雑誌「OHM」は、丁度1200号記念号を発行した。更に11月1日には創刊95周年を迎える。ちなみに、発行元のオーム社は、東京電機学校(東京電機大学の前身)の出版部から生れたもの。設立と同時に「OHM」を発行した。この時期は、丁度電力技術の勃興期にあったという。

神戸大学工学部の前身校である神戸高等工業学校(神戸高工)。その初代校長(1921年就任)の廣田精一氏は、扇本眞吉氏とともに電機学校の創立者の一人であった。オーム社の社名は、電気抵抗の単位「オーム」に由来する。また、広田(H)、扇本(O)とともに創業に携わった教頭丸山(M)莠三の三氏の頭文字がたまたまO、H、Mとなる”奇遇”も重なったともいわている。

【参考】オーム社の沿革については、下記参照。

http://www.ohmsha.co.jp/ohmgrp/history.htm

なお、神戸高工廣田精一初代校長やオーム社のエピソードについては、昨年3月に神戸学術事業会から発行(六甲出版販売発売)された『ビジュアル版 神戸大学物語』に所収の「廣田精一神戸高工校長エジソンと会見」(54ページ)を参照。

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本書の詳細、またはご購入については、神戸大学学友会ホームページhttp//kobe-u.comのPLAZAを参照してください。なお、全国の一般書店からの取り寄せも可能です。


元南海放送アナウンサー永江孝子(1983年法卒)さんが衆議院選挙四国比例区で当選(2009.09.03)

南海放送(本社:愛媛県松山市)の人気アナウンサーだった永江孝子(1983年法卒)さんが、8月30日投票の衆議院選挙に立候補、四国比例区で当選した。

永江孝子(ながえ・たかこ)さんは、松山市の出身。愛媛県立松山東高校を経て神戸大学法学部に進む。大学では落語研究会に所属していた。卒業後南海放送に入社する。報道技術本部局次長兼放送部長を歴任の後、今般の選挙で愛媛1区で民主党から立候補した。安倍内閣の元官房長官塩崎恭久氏に僅差で破れ次点となり、比例四国ブロックで当選した。

【参考】永江孝子さんのホームページ
http://www.nagae-takako.jp


三品和広教授(営)がコーディネーター、組織学会50周年記念事業で(2009.09.02)

組織学会の50周年記念事業として、「ミニ・コンファレンスシリーズ」が開かれる。その第一回「実践的戦略論」は、9月14日の開催。このイベントは、三菱地所が協力体制を組んでおり、丸の内のビジネス街には、三品教授の写真入りの多数チラシが配備されていた。以下は、その概要。 

●コーディネーター  三品 和広 (神戸大学)
●パネリスト       浅羽 茂  (学習院大学)
             岡田 正大 (慶應義塾大学)
             楠木 建  (一橋大学)

日 時:2009年9月14日(月)19:00~20:30
    開場:18:30、閉会:20:30              
参加費:組織学会会員 1,000円・一般 2,000円
   (事前申込不要、当日会場にて支払。先着100名)
会 場:コンファレンス・スクエア・エムプラス1階 サクセス    
東京都千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル1階(JR「東京駅」丸の内南口から徒歩3分)
    TEL:03-3282-7777
    (地図:http://www.emplus.jp参照)

概要(「実践的戦略論」の広報用チラシから。原文のまま)
経営学者は、一般に何処に就職するか未定の学生を対象に講義をすることに慣れています。MBAのように既に企業で働く人たちを相手にする場合でも、多種多様な業界から学生は集まってきます。それゆえ、いつ、どこでも役に立つ戦略論、または抽象度の高い戦略論を学者は語るわけです。こうした戦略論は汎用性が高いという利点を持つ一方で、特定の状況に応用するとなると難しさが残ります。実践的戦略論とは、このギャップを埋めようとする戦略論の側からのアプローチの総称とお考え下さい。当日は、現在戦略的決断が迫られている具体的2社を例に取り上げ、各パネリストにいかに戦略を考えたらよいか、どのような戦略案を提案するのかを議論していただきます。応用は戦略論のユーザーが自らの責任において行うものと割り切る立場とは一線を画す論者たちが、どのようなアプローチをとるのか見ていただいて、実務家の皆さんに参考にしていただければ幸いです。


問合せ先:特定非営利活動法人 組織学会 事務局
TEL:03-5220-2896(平日11時~16時) FAX:03-5220-2968


神戸大学病院櫨木暢子医師が、成功率高い禁煙補助薬について語る(2009.09.01)

8月15日付神戸新聞に、成功率高い禁煙補助薬についての話題が掲載された。この7月から、JR西日本の多くの駅ホームが禁煙となった。路上、タクシー、特急列車など、たばこが吸えない空間は増える一方。肩身が狭くなり、健康への影響も考えて、たばこをやめる愛煙家は多いに違いない。そんな中、禁煙をサポートする新しい飲み薬の使用が広がっている。

「不思議と吸いたい気持ちが起こらなかった。想像以上にスムーズにやめられた」といった感想が寄せられているのが、「バレニクリン」(商品名チャンピックス)。昨年5月に発売された新しい禁煙補助薬だ。従来型のパッチやガムは、たばこの成分のニコチンを補充し、吸えないイライラを抑える。これに対しバレニクリンは、まったく別の働きでニコチンを含まず、内服すると成分が脳神経に働きかけ、喫煙した気分にさせる。たばこをまずく感じさせる作用もあり、「禁断症状」を抑えて禁煙へと導く。

標準で5回の通院が必要で、3ヵ月での完全禁煙を目指す。臨床試験では禁煙成功率は6割以上。神戸大学病院でも今年3月までに14人がこの薬での治療を受け、約3分の2が成功したという。費用は保険が適用されると約1万8000円。たばこ約60箱分でニコチンパッチでの治療より6000円ほど高額。しかし、成功率もやや高いとされている。また、ニコチンは血管を収縮させる作用があるため、心筋梗塞や脳梗塞など血管の病気の患者は、従来のパッチなどが使えなかった。しかし、バレニクリンなら使用でき、「画期的な薬」と神戸大学病院の禁煙外来担当の櫨木(はぜき)暢子医師は語っている。


旧三商大OB男声合唱団交歓演奏会、東京・大田区民ホール・アプリコで開催(2009.08.28)

旧三商大OB男声合唱団交歓演奏会が、11月29日に東京・大田区民ホール・アプリコで開催される。本演奏会は今回で4回目。前売りチケットは、東京凌霜クラブで販売している。詳細は、下記のとおり。

            記

開催日:2009年11月29日(日) 13時15分開場 14時開演
会 場:東京都 大田区民ホール・アプリコ:大ホール
   JR、東急線 蒲田駅東口より徒歩3分
入場料:東京凌霜クラブで前売り券を1.000円にて発売中
    電 話:03-3211-2916
    E-mail: tokyo@kobe-u.com
演 奏:
神戸大学OB合唱団(六甲男声合唱団)
大阪市立大学OB合唱団(南澪会合唱団)
一橋大学OB合唱団(マーキュリー・グリー・クラブ)

演奏曲目:
・神戸大学OB合唱団 
ドヴォルザーク作曲 福永 陽一郎編曲
「男声合唱とピアノのためのジプシーの歌」
指揮 井上 和雄  ピアノ 島崎 央子

・大阪市立大学OB合唱団 
佐藤 真作曲
「男声合唱のための組曲 旅 」
指揮 三栖 隆  ピアノ 石幸 千照

・一橋大学OB合唱団
「ウィーンの歌」
指揮 永井 宏  ピアノ 中野 マリ

・合同演奏
清水 脩作曲
「男声合唱組曲 月光とピエロ」
指揮 永井 宏

「神戸大学OB合唱団」は、東西の六甲男声合唱団が主体となり、関西より約40名、東京から30名(六甲男声合唱団)の総勢約70名のメンバーで構成されている。 


                                                      以 上


シリン・ネザマフィさん(2006年自然科学研究科修了)の新著『白い紙』刊行(2009.08.27)

第108回文学界新人賞(文藝春秋社主催)を受賞したシリン・ネザマフィさん(2006年自然科学研究科修了)の新著『白い紙』が、文藝春秋社から刊行された。定価は、1238円+税。この本には、戦争下の学生の恋を描いた青春小説「白い紙」(文学界新人賞受賞、芥川賞候補作品)及び2006年に第4回留学生文学賞を受賞した小説「サラム」が収録されている。

シリン・ネザマフィさんは、テヘラン(イラン)出身で、来日して9年余り。神戸大学情報知能工学科卒後、神戸大大学院自然科学研究科修了。現在は大手電機メーカーにシステムエンジニアとしてつとめている。

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レンゴー大坪清社長(1962年経卒)、派遣社員約1千人を正社員にして注目を集める(2009.08.26)

7月26日付神戸新聞の「関西企業トップストーリー」欄に、レンゴー大坪清社長(1962年経卒)が登場。テーマは、派遣社員約1千人を正社員にして注目を集めたことなどである。

創業100周年を迎えた今年4月、レンゴーの大坪清社長は、工場の派遣社員約1千人を正社員にして注目を集めた。「派遣切り」が進行する中、美談のように報じられた。しかし、「なぜ騒ぐのか」と大坪社長は首をかしげる。

「マスコミも経済界も過剰反応ですよ」と大坪社長。そもそも、派遣労働者が一斉に契約満了となる「2009年問題」に対応する必要があった。尼崎や青森など各地の工場で、派遣社員は正社員と同等に働いている。「差をつけるべきではない」大坪社長は考えた。持論だった均等待遇を実現しようと、転勤可能な「ナショナルスタッフ」と転勤しない「ローカルスタッフ」の賃金体系をつくり正社員化をはかった。「現場の士気が上がり、工場の機械の音まで違って聞こえた」という。「正社員化で4~5億の出費ですが、6月までの3ヵ月で製品のロス率が10%も改善し、お釣りがくるほど」とその成果は大きい。

大坪清社長は1939年大阪府豊中市の生まれ。神戸大学(経)卒業後、1962年に住友商事入社。紙パルプ部門を歩み、海外勤務が長い。同社常務、副社長を経て、2000年6月にレンゴー社長に就任した。全国段ボール工業組合連合会理事長、関西生産性本部会長などをつとめる。経済界の論客としても知られる。


神戸大学が第二位 法科大学院修了者の新司法試験合格率(2009.08.25)

週刊ダイヤモンド誌(8月29日号)に、法科大学院修了者の新司法試験合格率ランキングが掲載されている。これによると、神戸大学の合格率は75.0%で、一橋大学(76.7%)に続いて第二位の座を占めた。以下は、第10位までの概要。

           入学定員(2008年)   合格率
一橋大学            100人     76.7% 
神戸大学            100人     75.0%
東北大学            100人     72.2%
慶応義塾大学         260人     71.8%
東京大学            300人     70.2%
千葉大学             50人     69.1%
京都大学            200人     68.3%
中央大学            300人     64.1%
名古屋大学            80人     58.5%
早稲田大学           300人     57.3%


江弘毅さん(1981年農卒)「街の面白さ」を語る(2009.08.24)

元「ミーツ・リージョナル」誌編集長の江弘毅(こう・ひろき、1981年農卒)さんが、8月2日付朝日新聞コラム「くらし考」欄に登場、「街の面白さ」について語っている。

お店の情報を発信するのに、ただ単にデータを並べるだけではダメ。「お金を出して買う、食べる」という行動が大事だという。江さんにとって居心地のいい場所。それは生まれた町岸和田、事務所がある大阪中之島、そして住んでいる神戸。

江さんは、大阪府岸和田市の生まれ、だんじり祭で育つ。大阪府立岸和田高校を経て、1981年神戸大学農学部園芸農学科科卒業。神戸新聞マーケティングセンター入社し、1988年同新聞社系列の出版社、京阪神エルマガジン社に移籍する。1989年「ミーツ・リージョナル」誌を立ち上げる。1993年〜2005年編集長。「西の旅」編集長、取締役編集本部長を歴任した。

「ミーツ・リージョナル」(「ミーツ」)誌は、関西ばかりか全国でも特筆すべき雑誌に育て上げた。「ミーツ」は、単なる情報誌やタウン誌としてのみならず、文芸誌的なニュアンスを持つ雑誌としてとらえられていた。史上初の「酒場ライター」バッキー井上はじめ、関西ならではのユニークな書き手たちを登場させ、「街的」「街場」という用語をつくった。2006年春、京阪神エルマガジン社退社。同社で販売部長だった中島淳、編集プロダクション「クエストルーム」の石原卓らと編集集団140Bを大阪・中之島に設立する。取締役編集責任者。著書に『「街的」ということ〜お好み焼き屋は街の学校だ(講談社現代新書,2006年)』等多数。


日経紙「交遊抄」(8月19日付)に神戸大学卓球部OB実盛祥隆さんが寄稿(2009.08.21)

日経紙最終面のコラム「交遊抄」欄(8月19日付)に、神戸大学卓球部OB実盛祥隆(じつもり・よしたか)さん(1968年法卒、ナナオ社長)が寄稿、昭和40年代初め頃に在籍したOB達との永年の交流を語っている。

公認会計士の川本幹雄さん(1970年営卒)が会の幹事役。毎年1月3日に三宮の喫茶店に約10人が集まることになっている。会合は40年以上続く。この会に集う加藤攻さん(1968年経卒、主将、塩野義製薬を退職。故郷の愛知県で卓球三昧)、大森喬さん(1970年営卒、当時のエース。練習をサボり皆をてこずらせた。日本電気硝子執行役員)、池田康之さん(1968年経卒、ニッケ取締役から関連会社社長)の紹介がある。1月3日の会合の次は、5月に1泊で行うゴルフの”合宿”が楽しみとか。


週刊文春連載、池田暁子さん(1992年教卒)の「人生モグラたたき」に神戸が登場(2009.08.20)

イラストレーターの池田暁子さん(1992年教卒)が、週刊文春連載のマンガ「人生モグラたたき」の最近の号に、神戸が登場している。

お盆休みの最中に出た「8月13日・20日号」に掲載された第8回の「人生モグラたたき」は、”方向音痴”がテーマ。東京は、東西南北の方向感覚が掴みにくい。特に銀座や渋谷等は迷いやすい。池田さんも、よく道に迷う。それにひきかえ、学生時代を過ごした神戸の町は単純明快である。山と海の方向が歴然としているので「あてずっぽうに(バイク)で走っていても寮にたどり着く」と、池田さんは語る。この部分には、ヘルメットを着用した学生時代の池田さんの姿のイラストが添えられている。

池田さんの故郷は、愛媛県松山市。この町は、どこにいても城山(松山城)が見える。したがって、道に迷うことはない。この部分には松山市内を走る坊ちゃん列車のイラストが出ている。なお、現在発売中の「8月27日号」の「人生モグラたたき」のテーマは、”潮干狩り”である。

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池田さんの最新作(単行本、文藝春秋社刊、1000円)


神戸大学震災文庫に関する講演会(2009.08.19)

10月23日、阪神淡路大震災に関する広範な資料を収集している「神戸大学震災文庫」に関する講演会が、大阪商工会議所にて開催される。主催は専門図書館協議会関西地区協議会。9月からスタートする「平成21年度イブニングセミナー」のプログラムの一コマとして震災文庫がとりあげられたもの。各回共通のテーマは、「チェンジ!図書館運営と広報の工夫」である。セミナーの対象は図書館関係者となっているが、一般に開放されている。ただし、定員の関係で事前の申し込みが必要。

<第1回> 9月11日(金) 18:30~20:30
「専門図書館の運営と広報の工夫 1 議会図書館の場合
 ~日野市立図書館市政図書室の地域・行政資料サービス~」
 清水ゆかり氏(日野市立図書館 市政図書室分館長)

<第2回> 10月23日(金) 18:30~20:30
「広報に役立つデジタル・アーカイブ事業の実際
 ~神戸大学震災文庫、10年の経過と課題~」
 稲葉洋子氏*(大阪大学附属図書館利用支援課長)
 中山貴弘氏(神戸大学附属図書館電子図書館係長)
 *稲葉洋子氏は、元神戸大学図書館勤務。震災文庫立ち上げの功労者である。

<第3回> 11月20日(金) 18:30~20:30
「専門図書館の運営と広報の工夫 2 企業図書館の場合
 ~図書室が変わった!日常業務に工夫を詰め込む~」
 櫻井由佳氏(東京海上日動火災保険 経営企画部図書室)

会 場:大阪商工会議所 地下1階2号会議室
参加費:3,000円(1回毎)
    ただし専門図書館協議会会員は無料
定 員:各回30名(先着順)

※上記セミナーについての問合先
 専門図書館関西地区協議会 事務局
 (大阪商工会議所 中小企業振興部経営相談室内)
 TEL:06-6944-6451 FAX:06-4791-0444
 E-mail:sentokyo@osaka.cci.or.jp

下記サイト参照
http://www.sentokyo-kansai.com/seminar/seminar.html

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同志社大学太田肇教授(1991年営前修了)の新著『認め上手 人を動かす53の知恵』(2009.08.18)

同志社大学太田肇教授(1991年営前修了)の新著『認め上手 人を動かす53の知恵』が、東洋経済新報社から刊行された。定価は、1400円+税。著者の太田教授は、組織のモチベーションを永らく研究してきた。その結果、ヒトは、動物と違って「誉めるよりも”認める”ことが大事」とういう結論に達した。また、金銭(給与)による動機づけよりも、持続的で効果バツグンとの指摘もある。以下は、目次の概要。

第1章 ほめ上手より、認め上手になれ
第2章 失敗しないほめかた、しかりかた
第3章 「表彰」はこれだけ使える

本書の刊行は今年の6月。8月9日付日本経済新聞の読書欄で紹介されていた。太田教授は1954年生まれ。神戸大学大学院博士課程前期修了。国家公務員、地方公務員等経験した後、三重大学助教授、滋賀大学経済学部教授等を経て、2004年から同志社大学政策学部教授。2005年には、日本経済新聞社から、本書に似たタイトルの『認められたい!』の著書があるほか、個人と組織に係る著書がある。

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タテホ化学工業湊哲則社長(1973年工卒)が、日刊工業新聞(8月11日付)「さあ!出番」欄に登場(2009.08.17)

兵庫県赤穂市に本社があるタテホ化学工業社長の湊哲則(みなと・てつのり、1973年工卒)さんが、日刊工業新聞(8月11日付)「さあ!出番」欄に登場、インタビューに応じている。タテホ化学工業は、海水中のマグネシウムを原料にしたマグネシウム化合物製造の専門メーカー。設立は1966年であるが、そのルーツは1948年に発足した穂西浜塩業組合化成部にさかのぼれる。2006年からエア・ウォーター社(旧社名大同酸素)の完全子会社となった。

湊さんが社長に就任したのは本年6月23日。21年ぶりの生え抜き社長だ。「経済危機下での社長交代。好況時よりやりがいがある」と新社長は自信を見せる。ただ、会社の現状は「事業の対象が鉄鋼や家電業界に限られている。いかにフィールドを拡大するかが問われている」と分析。今後は新エネルギー、環境分野がターゲットとなるという。

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お知らせ(2009.08.10)

神戸大学学友会ホームページの「同窓生ニュース」は、作成・企画場所である神戸大学東京オフィス(東京凌霜クラブ)が夏季休暇に入るため、8月10日(月)から8月14日(金)迄、配信を休みます。8月17日(月)以降、従来と同様ほぼ1日1本の割で、ニュースの配信を再開いたします。


大阪HIV訴訟の弁護団長をつとめた松本剛弁護士(1970年法院退学)死去(2009.08.07)

大阪弁護士会所属の松本剛(まつもと・ごう、法学部11回生)弁護士が、7月21日胃がんのため死去した(7月28日付朝日・毎日等各紙)。享年70歳。葬儀は7月23日に西宮市で執り行われた。玲子夫人の挨拶の言葉の中に「皆様が閻魔さまの審判を受けるときには、最後の弁護をひきうけます。と言ってることとおもいます」とあったのが印象に残ったと、参列した姫路分校自治会時代の仲間が、葬儀の様子を伝えていた。

松本弁護士は、非加熱血液製剤を投与されHIV(エイズウイルス)に感染した血友病患者らが国と製薬会社を訴えた大阪HIV訴訟の弁護団長や薬害肝炎訴訟大阪弁護団長を務めたことで、広く知られている。


アイ・エム・ジェイ樫野孝人顧問(1986年経卒)が、神戸市長選立候補に意欲(2009.08.06)

7月30日付の神戸新聞等によると、株式会社アイ・エム・ジェイ(注)の樫野孝人顧問(1986年経卒)が、神戸市長選立候補に意欲を示している。

樫野孝人(かしの・たかひと)顧問は 、1986年に神戸大学を卒業、リクルートに入社した。人事を経て福岡ドームの立ち上げコンサルティングにかかわる 。1997年10月、メディアファクトリーに出向、映画事業を立 ち上げ、深作欣二監督「バトル・ロワイアル」等のプロデュ ースを手がける。アイ・エム・ジェイ社は、デジタルハリウッ ドから、分社・独立した形で1996年に設立。創業社長 からバトンタッチされ、樫野さんが2000年から社長をつとめ、2009年4月から会長、6月の株主総会で顧問に就任した。

樫野孝人顧問が、神戸市長選挙立候補に向け、最終調整を進めていることが判明したのは7月29日のこと。8月中に態度を表明すると報じられている。なお、神戸市長選挙は、10月11日告示、25日投開票というのがスケジュール。

(注)株式会社アイ・エム・ジェイ
本社:東京都品川区、資本金:43億614万円、従業員:326名。ウェブインテグレーション、モ バイルインテグレーション、映画・ゲーム・出版の企画・製 作・プロデュース、広告・マーケティング事業を行う企業。 2001年にヘラクレスに上場、ツタヤを全国展開するCCC と資本提携を行い、CCCの連結対象企業となっている。


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平原春好名誉教授(発)の編著『概説 教育行政学』(2009.08.05)

平原春好名誉教授(発)の編著『概説 教育行政学』が、東京大学出版会から刊行された。定価は3400円+税。日本の教育にとり「この10年」は,どんな時代だったのだろうか。文部省は.文部科学省となり,教育基本法も変わった。今年、教員免許制度も変更となった。政治、行政の制度と”教育”との関わりは、かつてないほど重要さを増している。本書は、この混迷の時代を見とおすための「新しいスタンダード・テキスト」というのが本書キャッチフレーズだ。以下は、本書の目次の概要。

第1部 教育改革と行政改革
第2部 教育行政の組織
第3部 教育行政における平等、就学、学校選択
第4部 教育行政の諸局面
付録1 文部科学省の組織
付録2 各国の教育改革の概要

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大阪ガスの癒し風呂マイスター竹森利和さん(1981年工院修士)(2009.08.04)

大阪ガスの癒し風呂マイスターとよばれているのが、竹森利和さん(1981年工院修士)。現在は、大阪ガスのエネルギー技術研究所エグゼクティブリサーチャーの職にある。7月23日付毎日新聞は、そんな竹森さんの軌跡を追っている。

浴室でいかに一日の疲れを癒せるか。竹森さんは、このささやかな夢をかなえるための研究を続けて20年余。蒸気を使っての霧の粒の大きさを自在に調節できる「ミストサウナ」と呼ばれる商品を生み出した。現在は次世代モデルの開発に汗を流す。浴室関連業界で「お風呂マイスター」として知られている。
 
1987年から1年間の米国に留学。そこで脳の働きを学ぶ。帰国後、人体を約1万個の部位に分け、発汗や呼吸で皮膚や体温がどう変化するか、数値化する研究を行う。膨大なデータを基に2000年に試作したのが、浴槽に肩もみ機などを満載した「マッサージ風呂」。ところが、相手にされなかった。量産に数千万円かかり、利益を出せない代物だった。そんな経験もした。

そんな時、着目したのが「保水力」。美容、健康の分野で注目されていた。霧状の温水を噴射して皮膚の乾燥を防ぎ、体を温めるという方向に活路を得た。2004年に「ミストサウナ」を商品化した。今は、その新たな効用を模索している。


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三品和弘教授(営)が、関西経済人・エコノミスト会議にパネリストとして登場(2009.08.03)

7月13日、大阪市内で関西経済人・エコノミスト会議が開催された。この会議は、日本経済新聞社と日本経済研究センターにより運営されたもの。テーマは「不況を生き抜く」4人のパネリスト(注)が、それぞれの意見を述べた。7月27日付日本経済新聞に、当日の模様が掲載されている。以下は、三品教授の発言から。

・企業は交通費や交際費、広告費などを減らすのに躍起になっている。キャッシュの出を抑えるのは大事だが、ほかにもやるべきことはあるはずだ。世の中を見渡すと困っている人だらけではないか。それだけ事業のチャンスはある。

・(事業の新陳代謝について)日本ではいったん立派な会社になると、事業を続けることが会社の目的になりがちだ。だがトヨタ自動車も元々は自動織機の会社だった。歴史ある企業は何度も主力事業を入れ替えていることを再認識すべき。

(注)4人のパネリストの氏名
大和ハウス工業会長  樋口 武男氏
カプコン会長     辻本 憲三氏
オプテックス社長   小林  徹氏
神戸大学大学院教授  三品 和弘氏

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三品教授の著書『戦略不全の因果』 2007年、東洋経済新報社、3200円+税


松下正和研究員(文)共編著『水損史料を救う-風水害からの歴史資料保全』 刊行(2009.07.31)

神戸大学大学院人文学研究科地域連携センター松下正和研究員と、尼崎市地域研究史料館嘱託職員河野未央共編『水損史料を救う-風水害からの歴史資料保全』が、岩田書院から刊行された。1600円 +税。

2004年10月に発生した台風23号は、多くの人的被害と住宅被害をもたらした。見過ごせないのは、多数の歴史資料・文化財が水損被害を受けたこと。本書は、 歴史資料ネットワーク (事務局: 神戸大学大学院人文学研究科、代表: 奥村弘・同研究科教授) が被災地の文化財担当部局や地域史研究団体・住民と協力しておこなった、水損史料の保全・救出活動記録だ。

歴史資料ネットワークという組織は、1995年1月の阪神淡路大震災後の被災歴史資料保全活動を契機として設立され、地震史料の救出を主におこなってきた。2004年の風水害への対応は、歴史資料ネットワークにとって、全く新しい体験をすることになる。

大規模な風水害の場合、汚水に浸った紙史料は、高温の中ですぐにカビが繁殖し、腐敗も始まる。浸水被害にあった家屋では、ゴミ出しや蔵の解体時に、保全不可能と判断された紙史料は、 地震による被災史料よりも早く廃棄されてしまう可能性が高い。「早期の被災地入りは住民感情を刺激する。 しかし被災地入りが遅れると史料の腐敗や廃棄が進行する…」といったジレンマの中、歴史資料ネットワークのメンバー達は、 兵庫県・京都府内の被災自治体8市10町を訪問し、地震とは異なる水害被災地での活動に取り組んだ。

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塩崎賢明教授(工)の新著『住宅復興とコミュニティ』(2009.07.30)

塩崎賢明(しおざき・よしみつ)教授(工)の新著『住宅復興とコミュニティ』が、日本経済評論社から刊行された。定価は3200円+税。日本列島は、いまや災害多発時代に入ったといわれている。減災とは何か。「復興災害」とは何か。阪神・淡路大震災発生後14年の復興過程と、能登半島地震、ジャワ島中部地震等国内外の事例をも加えて紹介しつつ、住宅復興のあるべき姿を提案する。目次の概要は、以下のとおり。

第1章 復興災害
第2章 復興まちづくりと住宅
第3章 復興公営住宅とコミュニティ
第4章 自力仮設住宅という方法
第5章 ジャワ島中部地震の住宅復興
第6章 住宅復興に備えを

本書は7月31日付週刊読書人の特集「2009年上半期の収穫から」で、東京経済大学森反章夫教授(もりたん・あきお、社会学)から、社会学分野の”収穫”の一冊として紹介されている。森反教授は、第3章、第4章のコミュニティ論は、「極めて重要な問題提起であり、社会学の既存のコミュニティ概念を砕く」と高い評価を下していた。本書は、本年7月15日付で、日本図書館協会から選定図書として認証されている。

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田中啓文(1986年経卒)さんの新著『天岩屋戸の研究』(2009.07.29)

田中啓文(たなか・ひろふみ)さんの新著『天岩屋戸の研究』が、講談社文庫の新刊書として刊行された。定価は、762円+税。本書は、2005年に講談社ノベルとして刊行されたものが、文庫本となった。解説を大矢博子が書いている。

田中さんは、1962年大阪府の生まれ。1986年に神戸大学経済学部を卒業した。上方落語を愛好し、駄洒落を作品構成の主要部分とした特異な文体の文学作品を次々と世に送り出している。講談社文庫では『蓬莱洞の研究』、『邪馬台洞の研究』が、既に出版されている。この2冊は、ともに私立伝奇学園高等学校民俗学研究会」シリーズの1冊。本書は、このシリーズの最終巻となる。読書の楽しみを阻害しない目的のため、本書の梗概を述べることは、差し控えておこう。

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神戸大学応援団総部が、創立50周年記念に「ニュー・カレッジソング」の歌詞を募集(2009.07.28)

「21世紀にふさわしい神戸大学のニュー・カレッジソングを!」と神戸大学応援団総部が、創立50周年記念歌詞の募集を開始した。募集要項は、下記のとおり。応援団では「多数の応募を」と呼びかけている。

             記

応募資格  神戸大学学生、同卒業生、神戸大学教職員 同OB(国籍を問わない)
内容など  気軽に口ずさめる愛唱歌・応援歌
      言語は日本語(一部に英語を含むことも可)長さは3番まで
締切    2009年11月20日
発表    2010年4月
採用歌   30万円
佳作2点  各5万円
応募先   (原稿送付 問合せ)
      神戸市灘区六甲台町2-1
      神戸大学三木記念同窓会館 (社)凌霜会気付
      応援団50周年実行委員会 担当藤井良隆
       Tel : Fax  078-882-5335
       e-mail ouenka@kobe-u.com

神戸大学応援団総部 創立五十周年記念事業実行委員会
・翔鷹会(応援団OB会)会長 藤原 規洋(1978法)
・吹奏楽部OB会会長     蔭山 慎吾(1977教)
・実行委員会 委員長     藤井 良隆(1963経)
・同事務局長          荒木 茂幸(1966法)

             
【参考】神戸大学応援団創部ホームページ
http://home.kobe-u.com/ouendan

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こぐま社の絵本『しろくまちゃんのほっとけーき』が”点字絵本”に(2009.07.27)

こぐま社は、1966年に佐藤英和さん(1953年神戸経済大学卒、同年河出書房入社)が設立した絵本出版社。わかやまけん作『しろくまちゃんのほっとけーき』は、1972年に同社が出版、既に200万部を超えたベストセラー絵本である。

この度、その『しろくまちゃんのほっとけーき』が点字絵本になった。目が見えないお母さんたちの、「我が子に周りのお母さんと同じように、読みつがれてきた絵本を読んでやりたい」という熱い思いに応えての出版だ。文字部分だけでなく、絵にも樹脂加工で凹凸を付ける等、手触りの工夫がされている。

これまでも点字絵本は何冊か出ていた。しかし、書店では販売できなかったり、販売できても値段が高かったりという問題があった。今般発行された『しろくまちゃんのほっとけーき』は、定価が1200円+税と市販本と変わらない。このニュースは、6月24日付朝日新聞、7月14日付読売新聞で大きくとりあげられた。また、神戸元町の海文堂書店のホームページでは「書店で普通の絵本と同じように点字絵本が並ぶようになれば、と他の出版社からも、ロングセラーがこのような形で出版されることを願っています」と、極めて好意的にこぐま社の快挙をコメントしていた。

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松岡夏子さん(2005年国際文化卒)、神奈川県葉山町でごみ半減に取り組む(2009.07.24)

朝日新聞「ひと」欄に、松岡夏子さん(2005年国際文化卒)が登場、神奈川県葉山町でごみ半減に取り組むことになったと紹介されている。松岡さんは、徳島県上勝(かみかつ)町でごみリサイクルを実践するNPO法人事務局長をつとめていたが、今般神奈川県葉山町のごみ減量担当の臨時職員に転じた。

前任の上勝町は、人口約2000人の小さな町だった。町外へのごみ排出ゼロを目標とし、生ゴミはすべて堆肥にしその他の6~8割をリサイクルに回している。葉山町の人口は3万3000人、5年間で”ごみ半減”を目指すという。


徳島県上勝町で「ごみゼロ」に取り組んでいた松岡夏子さん。その活躍は多方面で評判となり、様々な形でマスコミで取り上げられてきた。例えば、大江正章(おおえ・ただあき)著『地域の力-食・農・まちづくり』(2008年、岩波新書)。この本は、食生活、農業、まちづくりについて先進的な取り組みをしている全国の事例を訪ね歩いたルポルタージュの書である。この本で、松岡さんは「もともとごみ問題に関心を持っていて、デンマーク留学中にこの町がNPO立ち上げのための職員を募集していると知って、就職のために来ました。ゴールはごみゼロだけではないと考えてます」と語っていた。

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神戸学生青年センターの三代目理事長に保田茂名誉教授(農)が就任(2009.07.23)

神戸大学の学生におなじみの財団法人神戸学生青年センター(神戸市灘区山田町3-1-1)の三代目理事長に、保田茂名誉教授(農)が就任した(同センター・メールニュース89号、7月21日付)。保田名誉教授は、1939年の生まれ。現在は、兵庫農漁村社会研究所代表をつとめている。常務理事・館長は引き続き飛田雄一さん(1978年農院修士修了)がつとめる。なお、同センターの初代理事長は河上民雄氏(元衆議院議員)、二代目が辻建牧師であった。

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【参考】戸学生青年センターのホームページ
http://www.ksyc.jp/


大阪で卒業留学生同窓会開催(2009.07.22)

7月17日、神戸大学学友会大阪支部(大阪凌霜クラブ)で、卒業留学生同窓会が開かれた。2006年発足した神戸大学留学生同窓会が、大阪で開かれるのは初めて。ちなみに、東京では、昨年、今年(ともに2月)と続いて神戸大学留学生同窓会が開かれている。

今般の大阪での会合は、神戸大学学友会大阪支部からの呼びかけによって実現したもの。「卒業留学生との交流会」の形で、 留学生OB・OGと神戸大学学友会大阪支部の先輩たちとの交歓を行った。台湾から来訪のご夫婦や大学関係者を含め、 47名が参加するという盛況。大阪支部では、永年にわたり同支部主催の留学生激励ビアパーティーが開催されてきた。在学中に、このビアパーティーに参加した留学卒業生の参加もあった。詳細は下記の神戸大学ホームページを参照。

http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2009_07_21_01.htm


抜山映子弁護士(1959年法修士修了)の新著『スピーチの仕方―最大効果をあげる60のコツ』(2009.07.21)

弁護士の抜山映子(ぬきやま・えいこ、1959年法修士修了)さんの著書『スピーチの仕方―最大効果をあげる60のコツ』が、刊行された。発行元は、ぎょうせい社、定価は税込1699円。本書は、首長・議員・候補者・管理職等、責任ある立場の人を対象とした実践スピーチ術の書である。目次の概要は、以下のとおり。

スピーチは人格の発露
スピーチの分類
スピーチと聴衆
スピーチと用語上の注意
スピーチの依頼を受ける際の注意
スピーチと原稿
アガラないための秘訣
スピーチと外観
スピーチは真心の披瀝

本書の著者である抜山映子さんは、現職は東京港区で開業している弁護士。かつては、参議院議員(1983年から1989年)をつとめ、1989年には、民社党結党以来初の女性副委員長に就任した。本書は、これら体験を踏まえた著作であり、目次の建て方にも、そのことが表われている。


東京六甲男声合唱団が、TOKYO CHORUS FESTIVALに出場(2009.07.17)

神戸大学の首都圏在住者により結成された東京六甲男声合唱団がTOKYO CHORUS FESTIVALに出場する。TOKYO CHORUS FESTIVALは、東京都合唱連盟と朝日新聞社の主催により、7月11日、12日(以上開催済)、18日(土)、19日(日)、20日(月・祝)に、五反田ゆうぽうとで開催される。多数の合唱サークルが出演するが、東京六甲男声合唱団は、7月20日(月・祝)のWブロック(18時30分から20時30分)の13団体の出演のうち7番目に出演することになっている。入場は無料。

(注)東京六甲男声合唱団
グリークラブを中心とした神戸大学OBにより東京で結成された合唱団。2006年4月15日に浜離宮ホールで第1回定期演奏会を開催した(東京凌霜クラブ40周年記念事業)。続いて2008年4月12日には同ホールで第2回定期演奏会を開催している。


P&G下村祐貴子さん(2002年発卒)、「『キレイの力』プロジェクト」を語る(2009.07.17)

7月13日付朝日新聞の朝日求人欄(広告)に、 P&G社の下村祐貴子さん(2002年発卒)が登場、「髪の美しさは女性を輝かせると信じています。私自身もそうだから」と「『キレイの力』プロジェクト」を語っている。下村祐貴子(しもむら・ゆきこ)さんは神戸大学を卒業後、P&G㈱に入社。生産統括本部にて化粧品の生産・販売を統括する基幹システムの立ち上げなどに従事、入社4年目からエクスターナルリレーションズ(広報・渉外)担当となる。

P&Gでは、昨年秋から、米パンテーンで推進している社会貢献活動をNPO法人キャンサーリボンズと共同で立ち上げた。名称は「『キレイの力』プロジェクト」。今年7月からパンテーン1製品につき2円が寄付されるキャンペーンも実施している。集まった寄付金は、医療用ウイッグ(かつら)製作の費用にする。

抗がん剤治療による脱毛は、精神的、経済的な痛みを伴う。ある女性のがん患者の言葉に、下村さんの目から思わず涙があふれた。その言葉は「69年間生きてきて、人生で一番嬉しい贈り物です」というもの。女性はどんな状況でもキレイでいたいものだ。「特に女性にとってその悲しみ、つらさは計り知れない。女性の美しさを支えるパンテーンとして何かしたかった」と下村さん。その思いを胸に、下村さんは「『キレイの力』プロジェクト」を立ち上げる。自社のヘアケア製品パンテーンを看護学生に提供し、髪を大切にケアしながら伸ばしてもらう。5ヵ月後、彼女達の髪で良質な医療用ウイッグを作り、女性のがん患者へ無償で提供する。これは日本初の試み。1回目は53人の学生の協力を得て、9人の女性がん患者に医療用ウイッグが寄付された。

詳細はHP(http://www.pantene.jp/kireinochikara)を参照。


大丸で「神大タマネギ」発売(2009.07.16)

神戸大学農学部の学生たちが育てた「神大のタマネギ」約3トンの販売が、神戸市中央区の大丸神戸店など県内の大丸4店舗で7月1日から始まった。「神大のタマネギ」は、3年前から毎年販売している。淡路島で多く生産されている「ターザン」と呼ばれる品種で、甘みが強く煮物に合う品種。

このタマネギは、加西市鶉野町にある農学部の農場で、学生や教職員ら約40人が昨年9月頃から育て、5月下旬に収穫したもの。大丸神戸店では、こぶし大の2Lサイズを一個100円(税込み)で販売した。以上は、7月2日付読売新聞神戸版から。


第36回硬式野球神京戦 8-7で勝利、対戦成績は19勝16敗1分に(2009.07.15)

第36回硬式野球神京戦が、7月12日に京都大学吉田グラウンドで行われた。神戸大は2点を追う3回に敵失などで4点を連取し逆転。その後は2番手の大岡(発達・2年)がリードを守りきり、8-7で京都大学に勝利した。これで対戦成績は19勝16敗1分けとなる(詳細は下記のニュースネット記事・写真参照)。

http://home.kobe-u.com/top/newsnet/baknews/newsbak200907a.html#news_6170

ここで、硬式野球神京戦の歴史を見てみよう。神戸大学硬式野球部が、関西六大学野球リーグに属していた当時(1931年から1962年春まで)、「神京戦」は「同立戦」「関関戦」と並ぶ関西六大学野球リーグの好カードであった。共に国立大学の両校は、対抗意識も強い。一般学生のための応援バスをチャーターし学生を動員するなど試合はもとより応援にも熱が入っていた時期もあった。しかし、1962年(昭和37年)秋の入れ替え制度実施で、神戸大学と京都大学は相次いで下部リーグに落ちてしまう。それ以来リーグ戦での「神京戦」はなくなっていた。しかし、両校の野球部・応援団との間で「神京戦の復活を!」の声が高まり、両校協議の結果、1971年(昭和46年)6月30日の第1回以来、定期戦が開催されることになる。この復帰第一戦において、神戸大学の西谷仁孝投手が京都大学を見事ノーヒットノーランに押さえて8対0で快勝した。以後、数々の名勝負を生み、我々学生に感動を与え続けてくれている。以上は、『神戸大学応援団総部の35年』(1997年)からの抄録。


第4回朝日アマ囲碁名人戦、8人の招待選手中2人が神戸大卒ー多賀文吾選手(1996年理院修了)と西村修選手(1964年文卒)(2009.07.14)

第4回朝日アマ囲碁名人戦が、7月19日から日本棋院会館(東京・千代田区)で始まる。地方大会を勝ち抜いた49選手(北海道、東京は2名。その他府県は1名)と招待8選手の57人によるトーナメント戦である。この8人の招待選手中に2人の神戸大学卒業生がいる。多賀文吾選手(1996年理院修了)と西村修選手(1964年文卒)だ(7月12日付朝日)。

西村修さんは、神戸市須磨区在住、招待選手として4年連続出場している。前回は4位だった。1972年のアマチュア囲碁名人。豪快で奔放な棋風で知られている。

多賀文吾さんは、2002年、2003年の朝日アマ囲碁十傑戦全国大会(朝日アマ囲碁名人戦の前身)で優勝している。一時はプロ棋士を目指したが、神戸大学理学部で素粒子論を学び大学院に進むが、学者への道を軌道修正し現職は公務員。


池田暁子さん(1992年教卒)、週刊文春に「人生モグラたたき」連載(2009.07.13)

1992年教育学部卒業の池田暁子(いけだ・きょうこ)さんは、『「あと5キロ」をやっつけろ!!池田のダイエット大作戦』(2009年、文藝春秋社)、『貯められない女のためのこんどこそ!貯める技術』(2007年、文藝春秋社)等イラストを駆使したユニークな本を次々と出版、各地の書店で平積みで販売されるなど話題を呼んでいる。その池田さんが、6月25日号の「週刊文春」から2ページ立てのマンガの連載をスタートさせた。

タイトルは、「人生モグラたたき」。最新の7月16日号(第4回)では、”一万円札を持ち歩くと、ついつい無駄なものを買うおそれがある”ということがテーマである。池田さんは、「万札を持ち歩くことを固く禁じている」そうだ。聖徳太子、福沢諭吉の万札、野口英世の千円札も登場、面白いストーリー展開をしている。立ち読みしないで、「週刊文春」を買ってください。

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神戸のシルバーカレッジのメンバーが『神戸にあった総合商社 鈴木商店』を作成(2009.07.10)

神戸のシルバーカレッジ(写真)の国際交流・協力コースの17人が『神戸にあった総合商社 鈴木商店』を作成した。この冊子は、昭和の金融恐慌で瓦解した商社、鈴木商店の歩みをたどっている。その辿り方は半端なものではない。鈴木商店の大番頭金子直吉の郷里である高知、鈴木商店ロンドン支店長をつとめた高畑誠一の生誕地愛媛県内子町、高畑誠一が学んだ西条中学の後身である西条高校を訪問している。1959年に設定された高畑奨学金の制度は、今日まで続いているという。更に、シルバーカレッジのメンバーの有志はロンドンに行き、調査を行った。ロンドンでは、大正時代にロンドンタイムスに掲載された鈴木商店の記事を探索し、鈴木商店関連の記事が15件あったことをつきとめている。

鈴木商店は、女主人の鈴木よねのもと、大番頭、金子直吉(現高知県仁淀川町の出身)の手腕で短時日のうちに成長。砂糖やショウノウに始まって経営を多角化し、三井や三菱と肩を並べていく。最盛期には関連会社65社を傘下に収め、従業員2万5千人、年商15億円に達したという。しかし、金融恐慌のあおりを受けて1927(昭和2)年に倒産する。その顛末を扱った城山三郎の経済小説『鼠』は、あまりにも有名であるが、『神戸にあった総合商社 鈴木商店』は、地元ならではのきめ細かい調査がなされたユニークな作品である。

6月30日付高知新聞は、「神戸のグループ 鈴木商店の興亡研究
 大番頭出身の本県取材」の見出しで『神戸にあった総合商社 鈴木商店』の完成を写真入記事でとりあげた。なお、神戸市シルバー・カレッジの国際交流・協力コースの17人のメンバーには、二人の神戸大学卒業生、大槻重生(1955年文卒)、片岡邦夫(1964年営卒)がいたことも付け加えておきたい。

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島根県商工労働部長に就任した小林淳一さん(1974年法卒)(2009.07.09)

6月9日付日刊工業新聞に島根県商工労働部長に就任した小林淳一さん(1974年法卒)が紹介されている。小林さんは、1974年神戸大学法学部を卒業、出身地の島根県庁に入庁する。1998年商工労働部企業振興課長、2000年総務部地方課長、2004年地域振興部次長、2005年政策企画局統括政策企画監、2006年中央病院事務局長、2007年農林水産部長を歴任した。

島根県は産業振興策の柱に、県内ものづくり産業のクラスター形成を掲げている。2004年からは、新たな産業を創出するプロジェクトを設置した。小林さんは「今年度はこれらのプロジェクトを点検する年になる」と強調している。小林さんは「県庁一」を自負する大のジャイアンツファンの由。

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松本吉晴伊藤忠商事名古屋支社長(1975年経卒)、中部経済を語る(2009.07.08)

6月5日付日本経済新聞地方経済面に、松本吉晴(まつもと・よしはる)伊藤忠商事名古屋支社長(1975年経卒)、中部経済を語っている。以下は、その概要。

中部地域は技術力を持つ輸出意識の高い製造業の集合体。我々はこの観点でビジネスを進めている。仕入れや販売、新規ビジネス創出といった分野でこれら企業との連携が不可欠だ。伊藤忠商事の名古屋支社は、東京・大阪の本社を除く国内12支社の総利益の半分近くを稼ぐ重要拠点である。当社が手掛ける全事業領域の担当者を支社内に持ち、“ミニ伊藤忠”として事業創出の先兵を担う。

繊維事業に強みを持つ当社にとって、中部はこれまでも戦略的な地域だった。現在は地場の有力企業との共同事業を積極化している。新事業が着実に利益を稼げるようになってきた。名古屋大学と日本ガイシ、オリンパス、富士通といった産学連携で病院横断的な医療情報システムの共同研究を開始している。

松本支社長は大阪府出身。1975年伊藤忠商事入社。2006年執行役員。2008年12月から名古屋支社長。2009年4月常務執行役員に就任した。


金丸恭文フューチャーアーキテクト会長(1979年工卒)が、産休・育休について発言(2009.07.07)

金丸恭文(かねまる・やすふみ)フューチャーアーキテクト会長(1979年工卒)が、産休・育休について、6月3日付フジサンケイビジネスアイ紙で発言している。タイトルは、「産休・育休は”経営の与件”」というもの。以下は、その概要。

フューチャーアーキテクト社は、競争の激しいIT業界に属している。そのなかで、実力主義・成果主義を超えて、2006年1月に「新家族主義」を経営方針に掲げた。社員をひとつの大きな家族としてとらえ、数々のライフイベントを会社や周囲がサポートしながら一緒に取り組んでいこうという考え方である。子育てと仕事の両立についても、子供が生まれる予定の社員といろいろ意見を取り交わしながら制度を作り、実際に運用しながらさらなる改善を進めている。

「そもそも人が誕生し、成人になり、結婚をして子供が生まれるというのは、社会の自然であり、子孫繁栄はすべての生物の使命である。経営者やリーダーには、厳しい競争にも多くの与件がある。何らかの市場や資本、人材の制約、規律を前提に経営戦略を組み立てる。女性が(近頃は男性も)結婚し、産休や育休を取るのも「経営の与件」として考えるのが、よりレベルの高い経営者であろう」というのが、金丸会長の基本的な考え方である。

不況による雇用情勢悪化の中、「産休切り」、「育休切り」といった忌まわしいコトバが跋扈する昨今、金丸会長の発言は、当たり前のこととは言いながら、清々しさを感じる。

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俳優の佐々木蔵之介さん(1992年農卒)、サンデー毎日の表紙に登場(2009.07.06)

俳優の佐々木蔵之介さん(1992年農卒)が、サンデー毎日(7月12日号)の表紙に登場した。同じ号の巻末のグラビアの「SUNDAY CAFE」では、インタビューに応じて、TBSドラマ「ハンチョウ~神南署安積班~」で、警察官に扮していることにちなんで、小学生のとき、文集に「警察官になりたい」と書いたことを回想している。なお、「ハンチョウ~神南署安積班~」は、毎週月曜日20時から放送中。

映画「守護天使」(6月20日公開)、「群青 愛が沈んだ海の色」(6月27日公開)に出演するなど。また、8月17日から9月6日までPARCO劇場で公開の舞台「狭き門より入れ」に出演が予定されている。なお、佐々木蔵之介さんは、5月28日付読売新聞の「読者の夢インタビュー」欄に登場、合計3回にわたり、生い立ちや「演ずることの魅力」等を語っていた。家業の造り酒屋は、弟さんが継いだそうだ。


佐々木さんは、1968年京都市の造り酒屋・佐々木酒造の次男として生まれた佐々木さん。神戸大学在学中の1990年、神戸の劇団「惑星ピスタチオ」に入団し、旗揚げ公演「ファントム OF W」に出演した。以後、1998年「大切なバカンス」を最後に退団まで、全作品に出演する。2000年、NHK連続テレビ小説『オードリー』に出演し脚光を浴びる。大学卒業後、販売戦略を学ぼうと広告代理店大広に勤務した。この時点では、家業を継ぐつもりだったようだ。東京の劇団から客演依頼があり、これが役者になるきっかけとなる。

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坂本仁司日本人材派遣協会会長(1971年営卒)、「派遣労働に関する制度見直し」について語る(2009.07.03)

6月10日付日刊工業新聞に、坂本仁司(さかもと・ひとし)日本人材派遣協会会長(1971年営卒)が、「派遣労働に関する制度見直し」について語っている。坂本さんは、神戸大学卒業後、丸紅飯田(現丸紅)に入社。2004年に同社常務執行役員に就任。2006年から人材派遣のアヴァンティスタッフ(丸紅、みずほ銀行が共同出資)の社長をつとめている。

派遣労働に関する制度見直しが”視界不良”という状況下にある。前国会から継続審議の労働者派遣法改正の政府案は、国会会期延長も成立の見通しは薄く、規制強化を求める野党の足並みもそろっていない。坂本さんは、この5月末に日本人材派遣協会の新会長に就任した「雇用悪化に直撃される今こそ、派遣という雇用形態について”根本的な議論に立ち返るべきだ”と強調する。経済界とも手を携え、拙速な規制強化に強く反対する姿勢を示す。

「(働きたい時だけ有期の雇用契約を結ぶ)登録派遣という雇用形態は、企業にとっても、必要な時に迅速に労働力を確保でき日本経済に果たした役割は大きい。こうした面を評価することなく雇用の不安定さや常用雇用労働者の代替的側面のみをとらえ、規制する動きは全く現実的ではなく、(規制の結果)失業率の一層の悪化は確実だ。これが、坂本会長の主張である。

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竹田元彦さん(1956年法卒)の新著『それでも ふらんすが好き』(2009.07.02)

南仏ニースに在住の竹田元彦さん(1956年法卒)が、新著『それでも ふらんすが好き』(パレード発行、星雲社発売)が刊行された。定価は1380円+税。本書は、1977年以来30年余のフランス在住の経験を踏まえた作品で、辛口のエッセイ集である。以下は本書からの抜粋。

フランス女性は、金銭欲が旺盛な上、おいしいものを食べ、贅沢なものを身に着けたい欲望が強い。だから、自分の連れ合いが経済的に行き詰まると不満が生じ、リッチな男を探しはじめるようになったりする。彼女らは男は求めても、必ずしも結婚はしたくない。結婚は自由を奪うから。欲しいのは自由と金なのだ。

フランスでは、車の交通違反の取締りがいい加減。これが重大問題である。2006年の新聞報道によると、2005年には33,030人の無免許運転者が捕まっている(フランスでは逮捕ではない)。一方、2007年8月27日の日刊紙『Parisien』(パリジャン)によると70~250万人の無免許運転者数を推定しているという(無効免許証数を含む)。当然こういう人達は自動車保険をつけることができない。人身事故を起こしても賠償ができないわけであり、全く由々しい問題である。また、違反で捕まっても、仲介、調停などで、法の目を潜れるという悪しき伝統もまかり通っている。

竹田元彦さんは、1932年兵庫県の生まれ。1956年に神戸大学法学部を卒業、1977年に渡仏した。翌年、TAKEDA MODA sariをパリ1区に設立する。現在はニースに在住で、著書に『可愛い悪の華ふらんすに魅せられた私』(2008年、オーム社)がある。

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丸の内の小さな十勝キッチン「とかちの」、この6月27日で2周年(2009.07.01)

東京・丸の内3丁目にある国際ビル。その地下1階の飲食街にあるのが、キッチン「とかちの」(高橋司店長、電話:03-3214-1007 )である。この6月27日で開店2周年を迎えた。店長とともに店に立つのが奥様の温子(あつこ)さん。埼玉大学から神戸大学大学院国際協力科に進み、2004年3月に修了した。PR会社勤務を経てご主人と共に「とかちの」をきりもりする。ちなみに、北海道十勝は、ご主人の司さん(同じく埼玉大学卒)のふるさとだ。

「とかちの」のある国際ビルは、東京凌霜クラブや神戸大学東京オフィスのある帝国劇場ビルとは繋がっている。傘が無くても、地下の商店街は行き来が自由。そんな訳で、「とかちの」へは神戸大学卒業生はじめ上京中の神戸大教職員も訪れる。北海道・十勝から空輸される新鮮な食材が「とかちの」の売り。今の季節は少々大ぶりのグリーンアスパラが素晴らしい。ランチのハンバーグ(先着5食)、メンチカツにはファンが多い。ハンバーグ定食1200円、メンチカツ定食1000円と値段もリーズナブル。ディナータイムにも行ってみたくなる。こちらは、予算約5000円。夜の部も評判を呼ぶ。詳しくは、下記参照。

http://www.tocacino.com

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産業技術総合研究所比留川博久さん(1987年工卒)、女性型ロボットを語る(2009.06.30)

6月18日付日経産業新聞のコラム「先端人」欄に、産業技術総合研究所比留川博久(ひるかわ・ひろひさ、1987年工卒)知能システム研究部門長が登場、女性型ロボットを語っている。

産業技術総合研究所は今年の3月、女性型のニューマノイド(人型)ロボット「HRP-4C」を発表し話題を集めた。人の形というニューマノイドの特徴を徹底的に追求すること。これが、この企画を言い出した狙いだったと比留川部門長は語る。この「HRP-4C」はいかにもロボットという機械的な概観ではない。人に近い姿をしている。若い日本人女性の平均値からサイズなどを決めた。身長158センチ、体重43キログラムの中にバッテリーまでを収めている。音声認識して人とヤリトリし、顔の表情も変え、人に近い動きで二足歩行する。このような動作に、子供たちは喜ぶ。

比留川部門長は、1959年、京都府生まれ。87年神戸大学大学院自然科学研究科博士課程を修了、旧電子技術総合研究所(現産業技術総合研究所)に入所。ヒューマノイド研究グループ長などを経て2009年から現職。

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産業技術総合研究所のホームページから


横浜で「あぶあぶあの奇跡」上映会、神戸大学教育学部卒業生がサポート(2009.06.26)

7月12日、横浜市のアートフォーラムあざみ野(最寄駅:東急田園都市線、横浜地下鉄線あざみの駅)で、ドキュメンタリー映画「あぶあぶあの奇跡」の上映会が開催される。開場は13時、開演は13時30分、上映時間は2時間。この映画界の主催は、「あぶあぶあの奇跡」を観る会で、鈴木香代子さん(1976年教卒)が発起人。また、神戸大学教育学部・発達科学部同窓会東京支部紫陽会が後援している。入場料は1300円。

1982年、神戸に小さな楽団が誕生した。練習に気の遠くなるような時間をかけ、決して巧みとは言えない演奏や踊りを繰り広げる知的ハンディをもつメンバーたち・・・・。しかし年々観客動員数は増え続け、千人収容のホールを満杯にする。海外公演も大盛況のうちに成功させた。舞台を見終わったあと、深く暖かい感動が心を満たす。なぜ彼らは人々を根底からゆさぶるのか。そこにはがこの楽団ゆえの「物語」と「奇跡」があった。映画は27年の膨大な映像から楽団の軌跡をたどり、その真実を明らかにしていく。

この楽団「あぶあぶあ」の代表は、ひがしのようこさん(1997年教卒)。「たくさんの人々に大切に育てていただきました。能力に遅れはあっても、心には遅れはありません。あなたを愛し自分を愛する気持ちを音楽にたくせるようになりました。この映画で世界を変えるほどのしあわせをおつたえできると思います」というメッセージを寄せている。


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梶山寿子さん(1987年文卒)の著書『鈴木敏夫のジブリマジック』が日経ビジネス人文庫に(2009.06.25)

梶山寿子(かじやま・すみこ)さんの著書『鈴木敏夫のジブリマジック』が、日経ビジネス人文庫の1冊として刊行された。定価は714円+税。

いまや、公開される作品の総てがメガヒットするジブリ。昨年7月に公開された宮崎駿監督の「崖の上のポニョ」は、155億円という興行収入をあげ、2008年ランキングのトップの座を占めた。鈴木敏夫は、この「崖の上のポニョ」をはじめ「となりのトトロ」、「もののけ姫」、「千と千尋の神隠し」等で知られる宮崎駿監督を支える稀代の名プロデューサーといわれる人物。本書は、その鈴木プロデューサーの仕事術やビジネス手法を解明するドキュメントである。

梶山さんは、神戸大では社会心理学を専攻。卒業後は関西テレビに勤務する。その後、ニューヨーク大学大学院で修士号取得した。現在は、フリージャーナリスト。著書に『雑草魂ーアニメビジネスを変えた男』(日経BP社)、『女を殴る男たち』(文藝春秋社)等多数。

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加藤弘之教授(経)の共著『進化する中国の資本主義』刊行(2009.06.24)

岩波書店「叢書 中国的問題群」(全12冊)の第5巻『進化する中国の資本主義』が、刊行された。加藤弘之教授(経)と信州大学の久保亨教授の共著となっている。本書は、叢書の第1回配本であり、定価は、2200円+税。

加藤弘之教授は1955年生まれ。専門は中国経済論、『中国の経済発展と市場化』、『シリーズ現代の中国経済6 地域の発展』等の著書がある。久保亨教授は1953年生まれ。専門は中国近現代経済史、『戦間期中国「自立への模索」--関税通貨政策と経済発展』、『戦間期中国の綿業と企業経営』等の著書がある。本書の目次の概要は、以下のとおり。

1 中国の資本主義を考える
2 工業化の20世紀
3 市場の形成
4 市場の秩序
5 どこへゆく中国の資本主義
 
改革解放後、急成長を遂げた中国である。
いま存在する資本主義は欧米や日本の資本主義とどこが同じでどこが異なるのか。中国の独自性はいずれ消滅し欧米型資本主義と同じものになっていくのか、それとも中国型資本主義として独自の発展を遂げるのか。本書は、中国における資本主義の発展過程を、市場の秩序のあり方と政府の役割に焦点を当てて、中華人民共和国成立以前の段階から連続した流れの中で見直し、中国の資本主義のゆくえを考察している。

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松本哉さん(1967年理卒)の旧著『女たちの荷風』、ちくま文庫に(2009.06.23)

2006年に死去した松本哉(まつもと・はじめ)さんの旧著『女たちの荷風』(2002年、白水社)が、ちくま文庫の1冊として刊行された。定価は780円+税。松本さんは1943年生まれ。ちょっと異色の作家・風景画家として知られていた。1967年神戸大学理学部物理学科を卒業。河出書房新社、東京図書で、物理・天文の専門書の編集に従事した(1985年まで)。その後、独立して文筆業に。著書に『永井荷風という生き方』『寺田寅彦は忘れた頃にやって来る』(集英社新書)、『荷風極楽』『永井荷風ひとり暮し』(朝日文庫)、『大江戸散歩絵図』(新人物往来社)等がある。

「どんなに手痛い目にあっても色恋はやめられぬ」。そんな永井荷風(1879-1959)と多数の女たちとの邂逅を、当時の資料に丁寧に当たり生き生きと蘇るように描き出している。巻末には、松本さんが作成した「荷風 女の年表」も収録。また、カバーや本文中のイラストも著者の手によるものというユニークな本作りがなされている。

文庫本の解説には河出書房新社時代の先輩にあたる清水哲男氏(1938年生まれ、詩人)が「マツモッちゃんのこと」 を寄稿、著者の異常といえるほどの探索癖や、新宿あたりの酒場で文学を語り合った思い出を語っている。


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表紙イラスト:松本哉さん


マンドリンコンサート、参加86人と盛大裏に終る(東京)(2009.06.22)

東京凌霜クラブの恒例のとなったシーズナルコンサート。6月19日(金)に開催されたサマーコンサートには86人が参加、楽しいひとときを過ごすことができた。
     
今回は、神戸大学マンドリンクラブOBでプロのマンドリニストの大西功造氏(1998年農卒)とギタリストの加治川岳(たかし)氏をお招きした。曲目は、「第三の男」、「チャールダッシュ」、「オ-ソレミオ」等映画音楽、クラシック、イタリア民謡等おなじみの曲ばかり。今回のコンサートは、神戸大学マンドリンクラブOB会・弦友会と東京凌霜クラブの協力により開催の運びとなった。このため、多数の参加者を集めることができた。                 
               記
1.日 時 6月19日(金) 18:30開演
  演奏会終了後立食パーティー、21:00終了
2.場 所 神戸大学東京凌霜クラブ 
3.参 加 86人 マンドリンクラブOB、家族、友人、一般の同窓生等年齢、男女別、学部別を問わず多数の参加があった。特に、日頃凌霜クラブに顔を見せることが少ない卒業生が、マンドリン演奏会を機に参加したことは、今後のクラブの発展の契機となるものと思われる。夫婦で、婚約者連れで、学生時代の友人を誘ってと様々な交流の花が咲いた。

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大西功造氏のホームページ(下記)から。
http://www006.upp.so-net.ne.jp/onishi/homepage/


福田和代さん(1990年工卒)の著書『黒と赤の潮流』、神戸文学館が購入(2009.06.19)

神戸大学東京オフィスからの情報によると、福田和代さん(1990年工卒)の著書『黒と赤の潮流』を、神戸文学館(神戸市灘区)が購入した。福田さんが神戸大学の卒業生であること、『黒と赤の潮流』が阪神淡路大震災がテーマとなっていることによる。

『黒と赤の潮流』は、2009年、早川書房刊。定価は1600円+税。福田さんは、大学卒業後はシステムエンジニアとして銀行に勤務。最近、プロの作家になった。

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【参考】神戸文学館ホームページ
http://www.kobe-np.co.jp/info/bungakukan/index.html

企画・作成:株式会社神戸学術事業会


有斐閣PR誌「書斎の窓」6月号から(2009.06.18)

社会科学系の老舗出版社である有斐閣では永年にわたりPR誌「書斎の窓」を発行している。この6月号は通算585号。この4月からは、宮本又郎大阪大学名誉教授(現関西学院大学教授)の連載エッセイ「経済史・経営史の周辺」が始まっている。6月号は、その3回目。テーマは、関西と関東という言葉の意味の歴史的変遷について(詳細省略)。宮本又郎(みやもと・またお)名誉教授は、1967年神戸大学経済学部卒。

6月からは、新たな連載がスタートした。上智大学北村喜宣(きたむら・よしのぶ)教授の「日常の実情」というタイトルの連載で、第1回目のテーマは「法の現場と意志決定」。神戸大学に学んだ当時の思い出として、阿部泰隆教授、宮澤節生教授、加護野忠男教授等の実名が出てくる。北村教授は1986年法院修士修了。

もう1本の新連載は、大内伸哉教授(法)による「アモーレと労働」。イタリア人の労働観、人生観がテーマである。第1回目は少子化についてイタリア人と日本人の考え方の比較が行われている。内容は、お堅い雑誌の割には、軟らかい。

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神戸大都市安全研究センターの北後明彦教授が火災現場を視察(2009.06.16)

今月始め、神戸市東灘区の食品製造会社「三輪」の工場で火災が発生、消火活動中の同市消防局東灘消防署の消防士長(31)が死亡するという事故があった。6月5日、神戸大都市安全研究センターの北後明彦教授や消防大学校消防研究センターの調査官ら計17人が火災現場を視察、出火元とされる小麦を焙煎する機械の付近や内壁などの 燃焼状況を確認した(6月6日付産経新聞)。

北後教授は「火災が急激に拡大したと聞いている。建物内にあった可燃物や壁材などを調べ、原因を解明したい」と語り、火が焙煎機の十数センチ上の天井を伝わって燃え広がった可能性も指摘した。神戸市では、事故調査委員会を立ち上げ、学識経験者のほか、市民などの参加を求め事故原因の究明にあたることにしている。


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西島章次教授(経済経営研究所)他共著『図説ラテンアメリカ経済』刊行(2009.06.15)

西島章次教授(経済経営研究所)、浜口伸明教授(同)他共著『図説ラテンアメリカ経済』が、日本評論社から刊行された。定価は、2400円+税。

ラテンアメリカ経済の発展と構造を、簡潔な文章と、多くの図表によって、立体的に理解することを目的とした本書。多面的なアプローチを行うため、6名の著者が動員された。他の著者は、宇佐見耕一(日本貿易振興機構アジア経済研究所主任研究員)、坂口安紀(同主任研究員)、清水達也(同副主任研究員)、小池洋一(立命館大学教授)。次の13章で構成されている。本書は、商社、メーカー等勤務の社会人で、ラテンアメリカ経済に関わる人々にとっても有益な参考資料となろう。

第1章 一次産品輸出経済から輸入代替工業化へ
第2章 マクロ経済の諸問題
第3章 ラテンアメリカの経済自由化
第4章 経済発展と政府
第5章 経済発展と企業
第6章 人的資本と技術開発
第7章 貧困と格差
第8章 農業と農村
第9章 経済のグローバル化
第10章 地域統合
第11章 新一次産品輸出経済
第12章 開発と環境
第13章 日本とラテンアメリカ

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神戸大学に赴任する前の小島輝正名誉教授(文)(2009.06.12)

今般、みずのわ出版から高橋輝次著『古書往来』が出版された。定価は2800円+税。著者の高橋輝次(たかはし・てるつぐ)氏は、1946年生まれ。大阪外国語大学を卒業した後、大阪の出版社である創元社で永らく編集の仕事に携わった後、現在はフリー編集者。『古本漁りの魅惑』(東京書籍)、『古本屋の薀蓄』(燃焼社)等、古本や、編集に関する著作を多数世に送り出している。

『古書往来』には、夥しい数の古書、雑誌についての記述があるが、その中に作家田宮虎彦(1911-1988)が興した出版社である文明社についての記述がある。田宮は、敗戦直後の1945年、35歳の項に雑誌「文明」の編集に当る。この時、井上友一郎、澁川驍等の助力を受けた。しかし、1948年3月に「文明」を廃刊し、作家生活に入る。

ここに小島輝正名誉教授(1920-1987)の名が出てくる。すなわち、26歳の頃(1946年夏)に、「文明」の編集を手伝う。太宰治に原稿を貰いに行ったこともあったようだ。若き日の小島輝正は、文明社の後生活社に転職するが、この会社も経営不振。1950年に神戸大学の講師に採用され、やっと生活が安定したとある(148ページ)。

なお、高橋輝次著『古書往来』には、神戸高商の卒業生で画家となった前田藤四郎(1927年)、神戸大学文学部卒の詩人安水稔和(1954年)、同じく詩人以倉紘平(1963年)、戦前から戦後の一時期神戸商業大学でフランス語教師をしていた生島遼一(後京都大学教授)各氏の名が散見される。

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王柯教授(国際文化)教授が、「日本の地震資料を政府が翻訳して世界と共有する」ことに関して提言(2009.06.11)

6月7日付朝日新聞に王柯教授(国際文化)教授が登場、「日本の地震資料を政府が翻訳して世界と共有する」ことに関して提言している。以下は、王柯(おう・か)教授の提言の概要。

中国の四川省を中心に起きた大地震から1年がたった。これに先立つ本年3月末に、阪神・淡路震災復興計画書、神戸市復興計画書、阪神・淡路大震災教訓集、神戸市防災対応マニュアルが「日本地震経験叢書」として中国で出版され、国家減災センターを通じ中国全土の防災関係機関に配布された。この文献は、日本の大学にいる中国人教員と留学生が協力して翻訳したもの。「創造的復興」の考え、コミュニティー再建でのコミュニケーションの「場」重視など、阪神大震災の復興経験が体系的に紹介されていて、震災復興にかかわる中国の政府関係者から高い評価を得たという。

ただし、出版まで曲折があった。仕事以外の時間を利用して翻訳に取り組み、出版社との連絡折衝を数十回も繰り返し、複数の機関にお願いしてようやく北京の民間財団の出版助成金を見つけた。これほど重要な公共財が、なぜ民間の好意に頼ってしか出版できないのか、不思議に思うと王教授は発言する。

日本の地震経験は国際社会から注目されている。四川地震で中国が最初に受け入れた国際災害救援隊は日本救援隊だった。積み重ねてきた貴重な救援経験に期待が寄せられた。中国の民衆は懸命な救援活動に強い感銘を受けて、感謝一色で、数十年間の政府援助よりも効果的。


【参考】神戸大学ホームページ(神大人の本)
http://www.kobe-u.ac.jp/info/book/0903_02.htm

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加護野忠男教授(営)、日刊工業新聞コラムで「ポスト株主資本主義」を語る(2009.06.10)

6月1日付日刊工業新聞コラム「直球 曲球 2009 MONDAY INTERVIEW」に加護野忠男教授(営)が登場、「ポスト株主資本主義」を語っている。昨年のリーマンショック以降、世界でコーポレートガバナンスのあり方が再び問われている。米国流の株主資本主義が瓦解した今、日本企業はどこに向かうべきか。この点に関して、企業活力研究所(東京)が昨年、「『ポスト株主資本主義』研究会」を設置、今般提言をまとめた。この研究会の議長を務めたのが加護野忠男教授(営)である。

インタビューに答えて加護野教授は、「日本企業の目指すべき道」について、「『長期エンゲージメント(長期的視点の経営)』と『多元的ガバナンスの再生』の推進が必要だ。日本企業はこの10年、株主志向型のガバナンス改革を進めてきた。その結果、短期的な利益創出が優先され、企業の競争力や現場力は総じて低下している。短期的効率性達成と長期的な企業成長のバランスを取っていくことが重要となる」と語る。また、“会社は株主のもの”という前提も見直すべきとして「そもそも日本に根付いていた企業観とは、会社は株主だけでなく、従業員や納入業者、債権者、地域社会など多様な利害関係者の協働によって成り立つもの。米国のような株主一元化ではなく、企業を取り巻く関係者全体という多元的なガバナンス構築が大切だ」との意見も述べている。
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都賀川事故調査団(団長:藤田一郎教授(工))が、最終報告(2009.06.09)

2008年7月、神戸市灘区の都賀川(とががわ)が急激に増水、5人が流されて死亡するという事故が発生した。この事故に関して、当時の10分間雨量は神戸では「最大50年に一度程度」の大雨に相当することが、土木学会の事故調査団(団長=藤田一郎・神戸大大学院教授)の最終報告で分かった。同調査団は、昨年8月から、発生要因などを調べていたが、住宅地から流れ込んだ雨水が最大で毎秒30ー40立方㍍も川を下り、高さ1㍍の波が秒速3㍍の速さで下流に押し寄せていたことも明らかになった。

なお、同調査団の団長、藤田一郎・神戸大大学院教授の研究室では、昨年7月に死亡事故のあった都賀川の百分の一規模の模型を作った。組み立て式で、水の流れや再発防止の研究に役立てるほか、川の怖さを知ってもらう啓発キットとして活用することになっている。

【参考】土木学会ホームページ
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http://www.jsce.or.jp/report/51/news2.shtml


岩田健太郎教授(医)が、新型インフルエンザ対応について語る(2009.06.08)

新型インフルエンザが、国内で感染を確認されてから1週間を経た5月23日付毎日新聞に、岩田健太郎教授(医、感染症治療学)が登場、新型インフルエンザに対する国や行政、医療機関の対応について語っている。以下は、その概要。

今回のような未経験の緊急事態において、すべてのことを完璧にはできない。また、目指すべきでもない。医療・行政資源は限られており、優先順位や緊急度が低いものは後回しにすることが大事だ。現場では、重症者の治療を優先するのが基本である。新型インフルエンザの対応をすればするほど、日常診療は手薄になる。(新型が)自然に治り、入院もほとんど必要ないと分かった時点で、発熱外来でなく一般の外来での診察へ移行するべきだった。また、既に回復していた患者を入院させる必要はなかった。入院によって看護師や医師がウイルスにさらされる可能性が出て、むしろ感染拡大を助長する結果になってしまう。


マスターズ甲子園2009、6月14日(日)の9時00分にプレーボール!(2009.06.05)

今年で第6回大会となるマスターズ甲子園2009は、6月14日(日)の9時00分に「プレーボール!」となる。今年の大会では、代表OB試合出場選手346名、甲子園キャッチボール
参加者778名の総勢1124名、ボランティア約630名
が甲子園球場に集結する。

詳しくは、マスターズ甲子園大会ホームページ(下記)を参照。
http://www.masterskoshien.com/

なお、マスターズ甲子園大会事務局は、下記のとおり、神戸大学発達科学部内に置かれている。

■■■■■■■■■マスターズ甲子園大会事務局■■■■■■■

    (全国高校野球OBクラブ連合事務局内)
  〒657-8501 神戸市灘区鶴甲3-11 神戸大学発達科学部 
  E-MAIL: info@masterskoshien.com
  HP: http://www.masterskoshien.com

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「就職ジャーナル」4・5月合併号に大塚真美さん(2008年文卒)登場、留学生のシューカツを語る(2009.06.04)

リクルート発行の】「就職ジャーナル」4・5月合併号に、大塚真美さん(2008年文卒)登場、留学生のシューカツについて体験を語っている。日本を遠く離れて様々な経験をする留学生や海外大生。就職活動にその経験をどう活かすべきか、先輩に体験談を聞くという趣旨の記事である。

大塚真美さんは、大学3年2月から2年間、中国に留学した。留学先は、中山大学、南開大学。神戸大学卒業後は、TISに入社する。今の仕事は、企業に業務全般を一元化して管理できるソフトウエアを導入し、業務改善を行う部署に所属。現在は大手企業を担当し、ソフトの保守業務にあたっている。経験を積み、ソフトの提案、導入などコンサルティング業務を行うのが目標だという。

留学中に書籍・雑誌で情報収集を続けた大塚真美さん。2006年10月には、留学先でリクナビに登録を済ませた。一時帰国したときに、既に就職活動を終えた友人から雑誌等を貰いうけ、中国の留学先に送っておいた。この資料で就職活動のノウハウを押さえ、業界研究を進める。2007年2月に帰国後すぐに活動を開始、説明会に出席、エントリーシート作成に追われた。同年4月からは、就職活動を通じて興味を持ったIT業界について情報を収集。2007年7月にはTISに内定が決まり、就職活動を終えた。

なお、永年にわたり発行されてきた月刊就職情報誌「就職ジャーナル」は、この4・5月号を最後に休刊することになった。就職活動の情報収集がインターネット中心になったことが原因。6月からはホームページでの情報提供に移行する。

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マイスター60柴田一郎社長(1970年経卒)、抱負を語る(2009.06.03)

5月4日付読売新聞に、総合人材サービス会社マイスター60柴田一郎社長(1970年経卒)が登場、抱負を語っている。

柴田さんは、1947年兵庫県の生まれ。神戸大学を卒業後、伊藤忠商事に入社する。一貫して自動車ビジネスに携わり、2006年に同社を退職後、07年1月マイスターエンジニアリングの顧問に就任。同年4月から社長に。

マイスター60は、シニア派遣の先駆けとして、1990年に設立された総合人材サービス会社。親会社は設備メンテナンス・派遣を含むエンジニアリング事業を中心とするマイスターエンジニアリング。子育てを終えた女性の再就職支援も行っている。

この会社は、「年齢は、背番号、人生に定年なし」をテーマに、定年後の就労支援など高齢者雇用の創出を事業目的としている。柴田さんは、長年の総合商社勤めを経て、「シニアの再就職事業にやりがいを感じ」、異業種へ転身した。「団塊世代のホワイトカラーが大量に流出する今こそ、新たなビジネスチャンス」と語っていた。 

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石井洋二郎『科学から空想へ』を書評ー市田良彦教授 (国際文化)(2009.06.02)

市田良彦教授 (国際文化) による石井洋二郎『科学から空想へ』(藤原書店、4200円)の書評が、5月31日付日経紙に掲載されている。シャルル・フーリエは、フランスの空想的社会科学者。本書は、本邦初のフーリエ論の書である。『科学から空想へ』の著者である石井洋二郎氏は、フランス文学者。東京大学総合文化研究科教授で、駒場図書館長もつとめている。

市田教授は、「 今日、フーリエに「取り組む」とは、社会主義を歴史的に再検討するすることと並んで、思想一般の科学的正しさとはそもそも何なのか、どのようにそれは働くのかを考えることにならざるをえない。本書はまさにそれを引き受けようとする試みだ」と、本書を高く評価する。

サン・シモン、ロバート・オウエン、シャルル・フーリエ。この書評を読んで、遥か昔、空想的社会主義者たちに関する社会思想史の講義を神戸大学の教養課程で、陸井四郎(くがい・しろう)教授から聴いたことを思い出す古い卒業生がいるかもしれない。

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福田和代さん(1990年工卒)の新著『黒と赤の潮流』(2009.06.01)

福田和代さん(1990年工卒)の新著『黒と赤の潮流』(早川書房、1600円+税)が刊行された。この作品は、デビュー作『ヴィズ・ゼロ』(2007年、青心社)、第二作『TOKYO BLACKOUT』(2008年、東京創元社)に続く第三作目。福田さんは、大学卒業後は銀行に勤務、仕事はシステムエンジニアである。

『黒と赤の潮流』は、神戸が舞台の作品。阪神淡路大震災発生の年の神戸で、20年前に海で起きた事件の真相が明らかにされていく。謎が解明されていくとともに、交通事故で選手生命を絶たれたスプリンターの青年が、両親や、異国から来た友を失ったのち、再生への手がかりをつかむ。そんな成長物語の色彩をもった小説だ。

4月26日付朝日新聞読書欄には、写真入りで著者インタビューが掲載された。それによると、福田さんは『黒と赤の潮流』を執筆するため、ボートの体験コースを受講し、また海外で実際に拳銃を撃って感触を確かめたという。取材の過程が好きで、「知らない話を聞くと、こういう世界があるのかとわくわくするんです」という福田さんのコトバも紹介されていた。

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目白大学門田安弘教授(1969年営博修了)の新著『不況に克つ経営変革』(2009.05.29)

目白大学門田安弘(もんでん・やすひろ、1969年営博修了)教授の新著『不況に克つ経営変革』が税務経理協会から出版された。定価は1500円+税。門田教授は筑波大学名誉教授、多数の著書があり、英文の『トヨタ生産システム』(1983年)で、日本経済新聞経済図書文化賞を受賞している。1996年からストックホルム経済大学客員教授。

経営危機に際して、最も大事なこと。それは「自己のもつ強み」を見い出して、これを外部の市場環境にあるニーズやチャンスに結びつける。これが著者の持論である。この考え方にたって、本書は、小説風に架空の会社三上電機と関係会社を舞台にストーリーを展開する。以下は、目次から。

第1部の話 三上電機(石原社長)による電池事業の育成とM&A第2部の話 パラダイス電機(鈴村社長)によるグループ再編と不採算事業からの撤退
第3部の話 三上電機(石原社長)における全社的コスト削減
第4部の話 三上電機の工場(石原部長)と菊池課長における現場改善の導入

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宮崎正弘、石平(1995年文博修了)共著『絶望の大国、中国の真実―日本人は、中国人のことを何も分かっていない! 』刊行(2009.05.28)

宮崎正弘、石平の対談集『絶望の大国、中国の真実―日本人は、中国人のことを何も分かっていない! 』が刊行された。出版社はWAC、定価は933円+税。

中国通の評論家である宮崎正弘拓殖大学客員教授と、2008年に中国から日本に帰化した石平(せき・へい、1995年文化研究科博士課程修了)さんの対談集である。目次は、以下のとおり。

第1章 中国人はカネしか信じない
第2章 汚職まみれの共産党と暴走する人民解放軍
第3章 ネットは革命前夜の雰囲気
第4章 中国人のすさまじい原色の欲望
第5章 中国ではなぜノーベル賞受賞者が育たないのか
第6章 中国が反日をやめる日はくるのか?

中国人民は、中国共産党を嫌悪している。理由は、表ではいいことをいっているが、裏ではひどい汚職競争を繰り返し、悪いことばかりしているから。中国は、カネの論理が支配する社会。中国は腐りきっているとしか言いようがない・・。マスコミ報道のきれいごととは一味も二味もちがう中国像が見えてくる。

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自転車の安全について語る岡田修一教授(発)(2009.05.26)

5月は「自転車月間」。5月3日付読売新聞「くらし・家庭」欄に、自転車の安全についての記事が掲載された。自転車が停止しないうちにサッと横に降りる。これは、せまい歩道だとぶつかりやすくて危ないという意見がある。足腰が弱くなった人が転倒を防ぐための降り方ではなかろうか。これは自転車文化センターの学芸員の意見。

このテーマに関しては、高齢者の身体機能についての専門家である岡田修一教授が登場、高齢者と自転車の横降りについて「高齢者はバランス機能が弱くなっている。だから、低速時に不安定さから危険を感じ、さっと横に降りてしまうのでは」と推測する。


阪神タイガース坂井信也オーナー(1970年経) 非常事態宣言(2009.05.25)

5月22日付金曜日のデイリースポーツ一面に、「坂井オーナー非常事態宣言」の赤色の活字が目に付く。阪神タイガースの坂井信也オーナー(1970年経)の次のような記事が掲載されている。

打てない、勝てない、V争いどころか下位低迷。宿敵巨人には10ゲーム近く引き離された。このようなタイガースの現状に、仏の総師といわれる坂井オーナーも厳しい。「長い目で見てやりたいけど、ファンのいらいらする気持ちも分かる。こういうチームなんで、勝ちながらやってもらはなアカン」という坂井オーナーの発言も紹介されている。真弓監督には、若手育成以上に、今季の勝利を最優先するチーム運営を求めたとのこと。

新外国人の緊急補強にもGOサインを出した。坂井オーナーは「よう打つ人を」、「リスクは高いけど、今は現状打開のプレーヤーということです」とも語っている。


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阪神タイガース公式サイトから


鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が、インドネシアの豚に拡大、神戸大の調査(2009.05.22)

5月4日付朝日新聞によると、鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が、インドネシアの豚に拡大していることが分かった。これは、神戸大感染症センターの調査により判明したもの。人に感染するタイプに変異したウイルスも見つかった。鳥インフルエンザの脅威も高まっていることを示す結果である。

神戸大チームは2005年~07年、現地のアイルランガ大熱帯病研究所と共同で4州の豚計402頭の感染状況を調べた。その結果、全体の1割を超える52頭からH5N1型ウイルスが見つかった。うち1頭から分離されたウイルスは鳥にも人にも感染するタイプとみられている。鳥のインフルエンザウイルスが豚に感染を繰り返すうちに、人にも感染するタイプに変化したとみられている。


横尾能範名誉教授(国際文化)が、薪ストーブ普及を論じる(2009.05.21)

5月11日付神戸新聞のコラム「論」欄に、横尾能範(よこお・よしのり)名誉教授(国際文化)が、薪ストーブ普及を論じている。タイトルは、「緑税で薪ストーブ普及を」というもの。以下は、その概要。 

地球温暖化が進んでいる。その主因は温室効果ガス(二酸化炭素)の増加だ。今、国際的規模での削減に向けた取り組みが急務となっている。大気中の二酸化炭素の濃度は、排出と吸収のバランスで決まるので、省エネによる排出抑制もさることながら、ガスを吸収する側への対策も重要である。

大きな森林火災によって排出される多量の二酸化炭素も、焼け跡に緑が再生する際に、十分に吸収される。これが、地球規模の生態系、エコシステムだ。たとえ、化石燃料の燃焼に対して省エネ策を行ったとしても、二酸化炭素の濃度が高まるスピードを落とすだけでバランスの回復までには至らない。

このように緑の役割が大きくクローズアップされている。その中で、兵庫県は、森林の荒廃や開発に伴う緑の減少を防ごうという趣旨で、2006年度から県民に「県民緑税」を課し、県民総参加で緑の保全・再生を目指している。都市の緑化まで含めた制度は珍しく、全国に誇れるものだ。

横尾家が、この冬もお世話になったのが「薪ストーブ」。この「薪ストーブ」と出合ったのは、オーストラリア。同国のパースの住居で斬新なストーブを見つけた。一見、コンパクトな箱型テレビのような形状。排気が清潔そのもの。8-20万円と、値段も比較的廉価だ。荒廃しつつある森林の間伐を行い、出た間伐材を「薪ストーブ」の燃料として活用する。緑税の一部を使い、「薪ストーブ」購入の補助をすることによりこのアイデアは生きる。


阪神・淡路大震災復興フォローアップ委員会監修・兵庫県編『伝える─阪神・淡路大震災の教訓─』刊行(2009.05.20)

『伝える─阪神・淡路大震災の教訓─』が、ぎょうせい社から刊行された。定価は、1886円+税。本書は、神戸大学工学部室崎益輝名誉教授(現関西学院大学教授)が座長をつとめる阪神・淡路大震災復興フォローアップ委員会が監修し、兵庫県が編者となってできあがった。

未曾有の被害をもたらした阪神・淡路大震災。被災者同士の助け合いに加え、ボランティアの献身的な活動をはじめ、国内外からの応援により、被災地の復旧・復興が進展した。兵庫県が中心となり、震災の経験と教訓を後世に伝えようとする取り組みが進められてきた。このプロジェクトは、その後の日本列島で多発する自然災害の検証をも取り込み、着実に進化している。

阪神・淡路大震災に関わる幾多の教訓は、未来の安全な地域づくりや、世界の豊かな社会づくりに欠かすことのできないものである。これを世界に発信し未来に伝承することは、被災地として避けられない歴史的使命といえよう。このような観点から本書は生まれた。

本書は2005年(平成17年)に提言された「復興10年総括検証報告書」に基づいて、震災の復旧・復興から100の教訓を抽出。被災者の関心事の推移に着目して、「いのち」「暮らす」「創る」「支える」の4つの切り口で整理し、震災での教訓をどう生かすか、具体的な施策や背景などをまとめて出来上がった。自治体防災関係者や災害救援NPO、自主防災組織関係者必携の書である。

前述のように、阪神・淡路大震災復興フォローアップ委員会の座長は、室崎益輝関西学院大学教授(神戸大学名誉教授)。地主敏樹教授(経)も同委員会メンバーの一人である。また、顧問として、新野幸次郎元神戸大学学長(財団法人神戸都市問題研究所理事長)、野尻武敏(経)名誉教授(財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構顧問)も名を連ねている。


荷宮和子さん(法卒)の新著『宝塚バカ一代 おたくの花咲く頃』(2009.05.19)

荷宮和子さん(法卒)の新著『宝塚バカ一代 おたくの花咲く頃』が、青弓社から刊行された。定価は1600円+税。荷宮和子(にみや・かずこ)さんは、1963年、神戸市の生まれ、神戸大学法学部を卒業した(卒年不明)。著書に『ホントの宝塚が分かる本』、『宝塚・スターの花園』(ともに廣済堂出版)、『若者はなぜ怒らなくなったのか』、『声に出して読めないネット掲示版』(中央公論新社)、『バリバリのハト派』(晶文社)等がある。

荷宮さんは、本書の出版社である青弓社が出しているシリーズ『宝塚イズム』に「宝塚バカ一代」という連載中。連載開始にあたり、これまで各種媒体で発表してきた文章を「まとめておきたい」という気持ちになり本書が出来上がった。

「読み通していただければわかると思うが、1963年生まれで現在45歳の私は、おたく第一世代のなかでも相当なおたくである。漫画・アニメは当然のこととして、その守備範囲は、ファッションやキャラクターグッズにも及ぶ」と、荷宮さんは語っている(はじめに)。以下は目次から。

第1章 「宝塚おたく」の日々
第2章 お宅の花咲く頃
―宝塚×少女漫画×アニメ×ゲーム×ファッション×ネット
ヨン様と宝塚、「昭和レトロ」ブームって何?
宮崎駿はなぜ手塚治虫に反発したのか
第3章 「宝塚×おたく」の現在

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神戸大学留学生とボランティアの交流、「Mitsui V-Net」最新号から(2009.05.18)

三井ボランティアネットワーク事業団のニュースレター「Mitsui V-Net」Vol.41(5月刊)に、神戸大学留学生センターで開催された交流会の模様が報じられている。この交流会は、留学生、ボランティア、大学教職員によって構成される。会合は2月26日に開催、留学生6名を含む37名が参加した。

留学生センター長・中西泰洋教授から挨拶があり「最近力を入れていることはグローバルキャリアセミナーという留学生の就職支援の取り組みを行っている」といった近況報告があった。

なお、別なページには神戸大学モンゴル留学生アマルバータルシーレンさんが登場、三井ボランティアネットワークのメンバー(ホストファミリー)との暖かい交流を語っていた。


跡見学園女子大学小川功教授(1968年営卒)の新著『虚構ビジネス・モデル 観光・鉱業・金融の大正バブル史 』(2009.05.15)

前滋賀大学教授で、現在は跡見学園女子大学小川功教授(1968年営卒)の新著『虚構ビジネス・モデル 観光・鉱業・金融の大正バブル史 』が、日本経済評論社から刊行された。定価は5600円+税。小川教授は、日本生命の出身。1992年、ニッセイ基礎研究所産業調査部長、翌年に滋賀大学教授(経)に就任した。

小川教授は、ここ数年間企業・金融の複合的破綻現象を説明する人的要素として、ハイリスクを選好する「虚業家」の存在に着目してきた。特に多種多様な「虚業家」が共鳴・協働するネットワークが過去の我が国のバブル期のリスクを増幅させてきたのではないかという”仮説”を提示し、若干の事例で実証しようと試みてきた。小川教授は、2003年に公表した論文で、自己の事例研究に関して、「今日のエンロン事件などで証券アナリスト、格付機関等の専門家が加熱するブーム、難解な金融技術、数々の虚構と架空の数値等に目を奪われるあまり、、病的な投機的行動や忌むべき虚業の実態を見逃さないためには一体なにをすべきかという今日的で普遍的な命題にも密接に関連するものではなかろうか」と指摘した。

小川教授の「虚業家」論にとって、大きな検証の機会が訪れた。それがサブ・プライム・ローン問題に端を発する米国金融危機とその世界的波及である。本書では、新花屋敷温泉土地、大北炭鉱、佐賀貯蓄銀行、中央生命等の「虚業家」が設立した怪しげな企業の数々の事例が紹介されている。何れも、大正時代に破綻した会社。現在では殆ど忘れられている。注目すべきは、「虚業家」の周辺には政治家や華族たちがいる。しかも、多数の「虚業家」たちはネットワークを組んでいる。

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神戸大学水圏光合成生物研究グループ編『水環境の今と未来-藻類と植物のできること-』刊行(2009.05.14)

自然科学系先端融合研究環 内海域環境教育研究センター川井浩史教授、大学院理学研究科三村徹郎教授を中心として、神戸大学水圏光合成生物研究グループ編『水環境の今と未来-藻類と植物のできること-』が、生物研究社から刊行された。定価は1800円+税。目次をみると、「海藻草類から見た都市沿岸域の水環境とその改善」、「陸水における水生植物の多様性と保全」、「マリンバイオによる環境浄化と資源回収」といった多様なテーマが並ぶ。

人口の集中と都市化、農水産業による過度の利用、高度経済成長に伴う埋め立て・地形改変や水域の富栄養化等々。これらが原因で日本の水辺・海辺の環境は大きく傷つけられてきた。 この環境劣化は、化石燃料の大量消費に伴う地球規模の環境変動による影響も受け、さらなる劣化が危惧されている。

目を転じると、化石燃料に替わる新しいバイオマス資源として、水圏に生育する光合成生物 (微細藻類や海藻など) が注目を浴びてきた。また、これらの生物の持つ機能を様々なレベルでの環境改善のために利用しようとする試み出てきた。太陽エネルギーの利用拡大を考えると、地球表面の2/3を占める海面利用拡大が不可欠だ。また、人類が数千年にわたって利用してきた陸上の植物と比べて、藻類はこれまで極めて限られた研究・開発しか行われてきていない。このため、今後の利用に大きな可能性を秘めている。本書はこのようなテーマについて、12名(半数が神戸大学関係者)の多面的専門家たち参画して出来上がった。

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1926年(大正15年)神戸高商卒の岡本達三郎さん死去、104歳(2009.05.13)

5月3日付日本経済新聞の報道によると、1926年(大正15年)に神戸高商を卒業した岡本達三郎さんが4月27日に死去した。享年104歳。岡本さんは神戸高商卒業後日本銀行に入り、松本、仙台支店長を経て1952年に日本長期信用銀行常務に就任する。副頭取、副会長を経て1970年に顧問に就任した。

岡本達三郎さんは、1904年(明治37年)和歌山市の生まれ。亡くなった時点の年齢104歳から、神戸大学(前身校)卒業生の最長老ランクの人物と思われる。


眞方忠道名誉教授(文)の新著『プラトンと共に』(2009.05.12)

眞方忠道(まがた・ただみち)名誉教授(文)の新著『プラトンと共に』が、南窓社から刊行された。定価は2500円。本書では、著者がプラトンの初期対話篇の思想を『国家』篇に至るまで克明に辿る。眞方名誉教授とプラトンとの対話の記録といった著作である。したがって、すべて著者自身の原典読解に基づく文章から構成されていて、二次文献に基づく文章は一つもない。

岩田靖夫東北大学名誉教授(哲学)は、週刊読書人(4月24日付)紙上で本書を評して、「著者とプラトンとの哲学的死闘の現場の報告であると同時に、現在の著者の立っている哲学的位置の告白になっている」と述べていた。

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兵庫県立工業技術センター北村新三所長(工・名誉教授)、抱負を語る(2009.05.11)

4月30日付神戸新聞の「この人に聞く」欄に、神戸市須磨区所在の兵庫県立工業技術センター北村新三所長(工・名誉教授)が登場、抱負を語っている。

世界的大不況にあり、製品開発の効率性などから注目されている産学官連携。この分野において、兵庫県内で中心的役割を果たす組織の一つが、兵庫県立工業技術センターである。中小企業や大学から数多くの相談が寄せられる中、かつて神戸大学の副学長も務めた北村新三所長が、「センター側から外部と交流する機会を増やして、技術を高めたい」と抱負を語っている。

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高橋千枝子さん(1993年経卒)の新著(共著)『「肥満解消」マーケティング』(2009.05.07)


三菱UFJリサーチ&コンサルティングに勤務する高橋千枝子さん(1993年経卒)が、同僚の有元裕美子さんとの共著で『「肥満解消」マーケティング 成長市場を攻略する”7つのS”と”6つのC”』(日本経済新聞社) を刊行した。定価は1900円+税。

高橋さんは、既に『図解健康業界ハンドブック』(2004年、東洋経済新報社)、『高くても売れる! 7つの法則』(2006年、ダイヤモンド社)等の著書がある。今般の新著は、前2著のキーワードである「健康」と 「マーケティング」双方に関わるものである。

2010年には10兆円市場になる。ダイエット・ビジネスへの新規参入が目立っている。本書は、不況下でも伸び続けるこの市場の攻略法を、6C(6つのマーケティングフレーム)と7S(7つの肥満解消スタイル)で分析した画期的な書であるといえよう。ダイエット消費が、月額6000円超の人1000人の調査で判明したデータを踏まえた実証的な内容となっている点がミソ。

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「麺の世界」編集長奥山忠政さん(1960年法卒)が、「麺とパスタ専門学校」校長に就任(2009.05.07)

愛媛県松山市に、来年4月に、「麺とパスタ専門学校」が新設される。今般、その校長に「麺の世界」編集長奥山忠政さん(1960年法卒、福岡県筑紫野市在住)が就任することが決まった。奥山さんは、元伊藤忠商事に勤務した商社マン。リタイア後、うどん、蕎麦、スパゲッティ等の麺類に関する研究に没頭、季刊「麺の世界」(2009年春号で通算16号)の編集長をつとめながら、各地で開かれる麺類に関するイベント、講演会等で活躍中。


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「麺の世界」のホームページ(http://www.sunglow.info/)から


海賊対処法案に関して坂元茂樹教授(法)がコメント(2009.05.01)

アフリカ東部ソマリア沖で海賊行為が激増している。2008年だけで前年の発生件数の2.5倍にあたる111件の海賊事件が発生した。その対策を巡り、海上自衛隊の護衛対象や武器使用の範囲を広げる海賊対処法案が4月14日、衆院で審議入りした。新法成立に先立ち、政府は先月末から現行法に基づいて護衛艦2隻を派遣したが、護衛対象外の外国船からも救援を求められるケースが相次いでいる。この海賊対処法案に関して、4月14日付日経紙にて、坂元茂樹教授(法)がコメントしている。以下は、その内容。

日本が自国の関連船舶だけしか護衛しない状態を続ければ、他国の海賊被害に無関心との印象を与えかねない。その意味で、海賊対処法案が外国船舶も保護対象に含めていることは評価できる。海賊の中には停船命令にも従わず、商船に近づくケースもある。こうした事態に対処するうえで、同法案が武器使用基準を緩和している点は理解できる。ただ、現場の混乱を防ぐためにも、海上自衛隊は別途、詳細な武器使用の運用基準を定める必要がある。


赤外線使い胆石粉砕技術、神戸大などのチームが開発(2009.04.30)

人体を傷つけることなく胆石だけを簡単に粉砕する。そんな技術を、神戸大、大阪大、新産業創造研究機構などのチームが開発した。口から胆石の近くまで管を入れ、胆石だけが反応する波長の赤外線を照射するというもの。ただし、現在はブタの実験の段階。実用化されれば、患者の負担が大幅に軽くなりそうだ(4月21日付朝日新聞)。

胆石はコレストロールなどの結晶化によりできてしまう。チームは、胆石に特定の波長の赤外線を当て、約100分の1㍉に分解して、便と一緒に体外に出す治療法を考案した。ブタの胆管の中で、直径約1㌢の胆石に赤外線を照射すると、1分間で約3分の1を粉砕できたという。


レイバンズ、対明治大学戦21ー34で惜敗(4月26日、東京八幡山グランド)(2009.04.28)

4月26日(日)、東京・世田谷区八幡山の明治大学グランドで開催された「神戸大学体育会アメリカンフットボール部チームRavens 対 明治大学チーム Griffins」の試合は、21ー34で惜敗した。なお、横浜国立大学との定期戦は、5月5日(火・祝)13時キックオフで、神戸・王子スタジアムで開催される。

【参考】レイバンズのホームページ(明治大学戦の結果掲載済)
http://www.ravens-kobe.com/


電子顕微鏡で原始宇宙の姿を見る、留岡和重教授(理)(2009.04.28)

惑星物質科学という学問分野がある。これは、宇宙から地球に降り注ぐ隕石(いんせき)と、その元となる小惑星を研究対象に、宇宙の成り立ちに迫ることを目的としたもの。留岡和重(とめおか・かずしげ)教授(理)は、惑星物質科学の国内第一人者、「小惑星が分かれば、太陽系の成り立ち、そして46億年前の原始宇宙の姿が見えてくる。純粋理論とは異なり、実際に目で見える対象を使って、宇宙の謎解きという面白さを追求している」と語る。

隕石研究を始めた、大学院終了後のこと、「鉱物の結晶構造をエックス線で解析する研究をしていたが、鉱物結晶学としての勢いがなくなってきた。何か新しいものを探していたところ、隕石を電子顕微鏡で調べる学問がある」ことを知った。「世界最大の隕石コレクションを誇り、電子顕微鏡の研究が盛んであった米・アリゾナ州立大学へ就職。「人生の賭けだった」と、留岡教授は当時を振り返る。

留岡教授は、「太陽系の起源および惑星の形成・進化に関する研究」で、2003年(平成15年)の日本鉱物学会賞を受賞している。以上は、4月14日付産経新聞から。


ソフトテニスで松蔭高を20年連続全国総体に導いた木村靖さん(1957年教卒)、神戸親和女子大の監督に就任(2009.04.27)

ソフトテニス(軟式庭球)で、松蔭高校を20年連続全国総体に導いた木村木村靖さん(1957年教卒)が、この4月から神戸親和女子大の監督に就任する(3月27日付神戸新聞)。60歳で松蔭高校の顧問を退いて以来、本格的に指揮を執るのは15年ぶり。「7月で76歳になる名伯楽が、衰えぬ情熱で無名校をけん引する」と同紙は報じている。

木村さんは、姫路市の出身。1957年に松蔭高校に赴任、1959年から20年連続で教え子を全国高校総体の学校対抗戦に送り続けた。わずか2面のコート。そこで、中学生から大学生まで100人の部員がひしめく練習環境で結果を残し続けた。厳しくも効率的な指導法を学ぼうと、全国の指導者が「松蔭詣(もうで)」に訪れたほどの名将だった。


超長期の企業戦略論、三品和弘教授(営)の日経紙連載(2009.04.23)

4月9日からの日経紙「経済教室」下段のコラム「経営学のフロンティア」で「超長期の企業戦略論」と題した三品和弘教授(営)による論考が連載されている。

三品教授は『戦略不全の論理』(2004年、東洋経済新報社)というタイトルにはじまる一連の著作で知られているが、今回の寄稿はその内容をふまえたもの。教授は”立地”という言葉を使って、企業の最高位の戦略を位置づけている。例えばトヨタは創業時の立地は織機であったが、自動車に立地を変え、成功した。IBMは事務機からコンピュータ、さらにコンサルテイングに立地を変え、成功した。という具合である。

また、薄型テレビは日本の企業の技術で確立された製品になったが、サプライチェーンに関する戦略に失敗し、いまや全く利益の出ないビジネスになってしまった。この商品で利益を出しているのは流通業である。これは製品の質にだけ特化し、サプライチェーンの戦略がないことが原因。教授の解説はきわめて説得力があり、日本の企業の弱点を鋭く解明している。

三品教授の連載は、4月21日に第10回を持って終了する。通常、一人につき8回の連載であったが、三品教授は、「経営学のフロンティア」シリーズの最終ランナーをつとめたことから4月20日(9回)、4月21日(10回)のテーマは、極めて示唆に富む見解が示されている。簡単にいうと、目先を追うな、視野を広く持てというkこと。これを読むと、日本経済新聞そのものも、大いに反省すべき等ともおもいたくなる。

昨年秋から始まった「経営学のフロンティアシリーズ」、おそらく単行本として出版されることになるであろう。その際は、もう一度読み直すと良いかもしれない。

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(2007年、東洋経済新報社)


菊正宗酒造記念館創設に貢献、神戸大学野地修左教授(工)(2009.04.22)

酒造関係の業界誌「醸界春秋」3月号に、灘五郷の酒造記念館の特集記事が掲載されている。執筆者は、建築史家の川島智尾生。クローズアップされているのは、菊正宗酒造記念館や白鶴酒造資料館、沢の鶴資料館、辰馬本家「酒造館」などである。

この記事の中で、蔵齢300年を越えていた菊正宗の酒蔵が、国道43号線にかかるため取り壊しを余儀なくすることになった1958年当時のエピソードが紹介されている。このとき、建築史家で神戸大学野地修左教授(後に名誉教授、故人)をはじめとする歴史学者たちが、以下のような見解を出し、歴史的な価値がある菊正宗の酒蔵が移築されることになった。現在は、魚崎駅の南側、住吉川の右岸にそった土手沿いにある。

「酒造でかかる古い而も完全のものは珍しいから、兵庫県文化財として永久に保存し、酒の主産地での酒の博物館としたら」(『本嘉納商店々史』昭和34年夏)

この提案は、九代・嘉納治郎右衛門により受け入れられ、歴史的建造物は残されることになる。


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菊正宗酒造記念館ホームページから


マンドリンクラブOB会「楽楽・神戸」が、5月3日に神戸でコンサート(2009.04.21)

この5月3日(日)、神戸大学マンドリンクラブのOBで構成される「楽楽・神戸」が、第3回目のコンサートを開催する。場所は神戸市東灘区民センター(うはらホール)。13時30分開場、14時からの開演を予定している。

第一部
チャップリン映画音楽メドレーほか
第二部
大西功造*(神戸大学マンドリン部OB、プロマンドリン奏者)によるマンドリン独奏ほか
*1998年農学部卒

【参考】「楽楽・神戸」ホームページ
http://www7b.biglobe.ne.jp/~gakuraku/
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有斐閣「新刊案内」(4月)から(2009.04.20)

創業は1877年(明治10年)という130年余の歴史を誇る有斐閣。毎月、広報誌「書斎の窓」と「新刊案内」を刊行している。有斐閣「新刊案内」(4月)には、多数の神戸大学関係に関わる著書が紹介されている。


○下井隆史名誉教授(法)著『労働法』第4版 定価2520円
労働契約法に完全対応、労働法の基本が理解できるよう工夫をこらしたコンパクトなテキスト。労働契約法のみならず、最低賃金法・均等法・パート労働法などの改正を織り込むとともに、最新の判例・学説をフォローしている。なお、下井名誉教授は、阪神大震災当時、神戸大学図書館長の職にあった。「震災文庫」の生みの親といわれている。

○近藤光男教授(法)篇『現代商法入門』第8版 定価2100円
定評ある入門テキスト。商法総則、会社、商行為、保険、海商、手形・小切手の基本を簡明に解説する。行澤一人教授も分担執筆している。

○山本弘教授(法)他編『青山善充先生古希祝論文集 民事手続法学の新たな地平』 定価18900円 

○上嶌一高教授(法)他著『刑法基本講義 総論・各論』 定価 3675円

○中西正他著『民事執行・民事保全法』 定価2940円


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今井昭夫教授(海)の編著書『国際海上コンテナ輸送概論』刊行(2009.04.17)

今井昭夫教授(海)の編著書『国際海上コンテナ輸送概論』が、東海大学出版会から刊行された。定価は2800円+税。執筆陣を構成する11人の中には石黒一彦講師、西村悦子准教授がいる。また、東海大学金子仁准教授(2006年院海博士後期修了)も執筆者の一人である。

海上コンテナ輸送が、この世に出現してから50年。海上コンテナ輸送は、国際輸送の分野における”産業革命”に匹敵する大革命であった。 原材料や機械部品から最終消費財まで、多頻度小口輸送が求められるあらゆる商品の輸送で、海上コンテナ輸送は利用されている。 海上コンテナ輸送は、いまや国際貿易において必要不可欠の輸送手段となった。 海上コンテナ輸送は、国際複合一貫輸送とも呼ばれる。輸送される貨物をISO規格のコンテナに詰めることで、 船、トラック、鉄道など複数の輸送機関を用いたドアトゥドアの国際輸送をスムーズに行うシステムである。

このシステムはコンテナ、船、港湾 (コンテナターミナル)、河川航行船 (バージ)、鉄道、トラックなど、多種多様の高度に機械化されたサブシステムから成り立つ。 さらにこれらサブシステムを効率的に運用し、また全体システムを円滑に機能させるために、 様々な設備計画やオペレーション計画が必要である。

本書では、このような各サブシステムの研究者が執筆陣を構成している。そのうえで、それぞれのハード (技術的課題) とソフト (計画的課題) の両側面、 さらには海上コンテナ輸送の経済性を研究するために必要な貿易データや経済分析手法までを広範かつ詳細に解説する。図版、写真も多く理解を助けてくれる。


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レンゴー大坪清社長(1962年経卒) 、古紙回収・リサイクルを語る(2009.04.16)

週刊ダイヤモンド3月28日号のコラム「単刀直入」欄に、レンゴー大坪清社長(1962年経卒)が登場、世界に誇る日本の古紙回収・リサイクル体制が崩壊しかねないと警告を発している。昨年秋口からの景気後退。そのため、印刷用紙などの洋紙や、レンゴー社の主力商品である板紙・段ボールの生産量が大きく前年を下回った。追い打ちをかけたのが中国の古紙需要の低下。日本国内の古紙在庫の急増により価格も急落しており、古紙回収業者らの経営を圧迫している。

なお、このコラムの最後に、大坪社長は「レンゴーと日本製紙グループ本社、住友商事の業務提携は終了した」と発言している。これは基本覚書の期限が到来したので、いったん提携を解消するのがお互いに最善と判断した。これが主な理由とのことである。

なお、大坪社長は2月8日付朝日新聞コラム「耕論」欄に登場、企業の雇用責任に関して「人員削減の流行に乗るな」のタイトルで論陣を張っていた。レンゴー社では、全国で約1000人の人材派遣子会社の社員を、この4月から正社員にすることを決めていた。

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シリン・ネザマフィさん(2006年自然科学研究科修了)、またもや快挙(2009.04.15)

イランから神戸大学に留学したシリン・ネザマフィさん(2006年自然科学研究科修了)が、第108回文学界新人賞(文芸春秋主催)を受賞した。受賞したのは小説「白い紙」。イラン・イラク戦争下での学生の恋を描いた青春小説である。シリン・ネザマフィさんは、2006年に小説「サラム」で第4回留学生文学賞を受けている。

日本語を母語としない書き手が文学界新人賞を受けるのは、中国籍の楊逸さんに続き2人目。ネザマフィさんはテヘラン出身で、来日して9年余り。神戸大大学院を経て、現在は大手電機メーカーのシステムエンジニアをつとめている。大阪府在住。

【参考】留学生文学賞を受け、神戸大学広報誌第8号に登場したシリン・ネザマフィさん(2007年)

http://www.kobe-u.ac.jp/info/magazine/style/08/alumni.pdf


佐用町昆虫館長をつとめる内藤親彦名誉教授(農)(2009.04.14)

4月4日付神戸新聞夕刊に、昨年3月に閉館した佐用町船越の兵庫県昆虫館が、町立の「佐用町昆虫館」として開館した。昆虫館は、虫好きが高じて専門家になった研究者らによって再生された。


「佐用町昆虫館」には、貴重な標本の展示もある。一方、観察や採集を通じた驚きと発見のワクワク体験を重視しているのも特徴だ。週末などに企画行事を催し、子どもたちを自然へと誘う。

兵庫県内でも貴重な自然が残る船越山のふもと。そこに1971年、西日本初の昆虫館として兵庫県昆虫館が開館した。約940平方メートルの敷地に木造平屋165平方メートルの展示学習棟や金網舎などがある。しかし、最近は老朽化が目立ち、県が行財政改革の中で閉館を決めた。

ところが、住民や研究者らが強く存続を求め、佐用町が県から引継ぐことを決定する。声を上げた専門家らが特定非営利活動法人(NPO法人)「こどもとむしの会」を立ち上げ、管理、運営を担う。館長をつとめる内藤親彦神戸大学名誉教授(農)は「子どもたちが楽しく集える場になるよう、根気よく活動を続けていきたい」と語っていた。

入 館 料:無料
開 館 時間:午前10時ー午後4時。
昆虫館電話:0790・77・0103(開館は4月~10月の土・日・祝日)
平日照会先:佐用町教委(電話 0790・82・2424)

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神戸大学ゆかりの歌ー神戸大学広報誌最新号から(2009.04.13)

以下は、神戸大学にゆかりがある歌。ちょっと、意外に感じられるかもしれない。

○「月の沙漠」、「お山の杉の子」
○「新雪」
○「港がみえる丘」、「君待てども」
○「ハイハイ三人娘」

これは、今般発行された神戸大学広報誌「KOBE university Style」11号に、2ページにわたり掲載された「神戸大学ゆかりの歌」に、やや詳しく説明されている。以下は、その概要。

「月の沙漠」、「お山の杉の子」の作曲者佐々木すぐるは、旧制姫路師範学校(発達科学部の前身)の卒業生。「赤ちゃんのお耳」(童謡)、「兵隊さんよありがとう」(戦時歌)、「日教組組合歌」、「神戸市立西灘小学校校歌」など多数の作品がある。

「新雪」は、藤沢桓夫の同じタイトル小説が映画化(1942年)された際の主題歌。神戸大学に至近の阪急六甲付近のあちこちがロケ地となった。六甲登山口にあった「エクラン」(戦前から50年以上続いた神戸大学生の溜り場)が、ロケ隊の食事の場所となった。

「港がみえる丘」、「君待てども」を作詞作曲したのは、神戸高商の卒業生で日本ビクターの音楽部長をつとめた東辰三。東の本名は山上松蔵。1923年に神戸高商(現神戸大学経済・経営・法学部等の前身)を卒業している。軍歌「荒鷲の歌」、「泪の乾杯」、「恋も泪も夜の雨」等の作品がある。

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「恋も泪も夜の雨」の楽譜(表紙)


「ハイハイ三人娘」は、中尾ミエ、園マリ、伊東ゆかり主演の宝塚映画(配給:東宝)。主題歌も同じタイトル。1963年に封切られた映画であるが、今春DVDが発売された。この映画のロケは神戸大学のキャンパスで行われている。正門や階段、本館と前庭、図書館(社会科学系)のシーンがあった。DVDには前庭の芝生でおしゃべりする中尾ミエ、園マリ、伊東ゆかり写っている。


筑摩書房の新刊書(4月)から(2009.04.10)

大内伸哉教授(法)の新著『雇用はなぜ壊れたのか  ─会社の論理VS.労働者の論理』が、ちくま新書の1冊として4月6日に刊行された。 ”「使えない社員」はクビだVS.生存権の侵害だ”、”社会を安定させるためには、「労働」はどうあるべきなのか?”
といった労働に関する重要で基本的テーマを扱う。そのほか、セクハラ、残業、再雇用、派遣労働、正社員解雇等々。定価は740円+税。

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中井久夫名誉教授(医)の『精神科医がものを書くとき』も筑摩書房の4月の新刊書。ちくま学芸文庫の1冊として刊行されたもので、定価は1200円+税。精神科医でエッセイストとし広く知られる著者による研究とその周辺について関するエッセイ17編が収録されている。

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羽森茂之教授(経)の新著『ベーシック計量経済学』(2009.04.09)

羽森茂之教授(経)の新著『ベーシック計量経済学』が、中央経済社から刊行された。定価は2800円+税。単純回帰モデル、推定量の性質と仮説検定、重回帰モデル、線形制約の検定とダミー変数、不均一分散と系列相関、確率的説明変数と操作変数法、パネルデータの分析、時系列分析への架け橋等多彩な内容。実証分析を行う際に必要な内容を、回帰分析と時系列分析を中心にできる限りベクトルや行列を使わないで、簡潔にわかりやすく解説している。豊富な例題や練習問題(解答付)があり、自学自習できるテキストである。

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大阪城天守閣学芸員の北川央さん(1984年文卒)(2009.04.08)

3月16日付産経新聞夕刊のコラム「新関西笑談」に大阪城天守閣学芸員の北川央さん(1984年文卒)が登場、大阪城を語っている。

北川さんは、学芸員として豊臣秀吉や大神楽の研究に携わっている。その傍ら大阪の歴史をテーマにしたイベントを企画するなどの活動も行っている。大阪城は1931年(昭和6年)に再建されたが、学芸員を置き調査研究、情報発信をしてきた。北川さんは、既に21年にわたり学芸員として在籍し2ヶ月に1回展示替えをしてきた。最近の来場者は年に120万から130万人。地元大阪府からの来場者も多い。大阪の地域研究に関するニーズが高くなってきている。


「心の病が身体の症状に」、増村道雄さん(院医学研究科修了)(2009.04.07)

3月16日付神戸新聞に医師の増村道雄さんが登場、地域医療の最前線を語っている。増村さんは、1948年生れ。長野県・佐久総合病院内科で研修。神戸大学医学部大学院医学研究科を修了。米国国立衛生研究所に留学。著書に『ホームズ君の賢い病院のかかり方』(2002年、神戸新聞総合出版センター)などがある。また、朝日新聞社発行の週刊誌「アエラ」で「日本の町医者1435人」に選ばれている。増村さんは、兵庫県加東市(旧加東郡滝野町)に、脳神経外科・内科の診療所を開いて15年になる。町のかかりつけ医として働いてきた。

開業当初、「のんびりとした緑豊な郡部では、心の病で悩む人は少ないだろう」と考えていたが、そんな先入観はすぐに覆された。当時は、一般に心の病は、人間関係の希薄な都市部にのみ起こる現象と考えられる傾向だったようだが、地方都市でも、大都市と全く同じように、少なくない人たちが心の病を抱えていることが分かる。

治りにくい身体の不調には、心の不調に原因があるケースが多い。増村さんは、「一般内科やかかりつけ医とともに、ぜひ心療内科、精神科医のアドバイスを受ける」よう勧めている。

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魚住和晃教授(国際文化)の編著『マンガ 「日本」書の歴史』(2009.04.06)

魚住和晃教授(国際文化)の編著、角田恵理子執筆、櫻あおい・栗田みよこ画による『マンガ 「日本」書の歴史』が、講談社から刊行された。定価は1900円+税。本書は、漢字伝来に始まる日本の書の歴史をマンガと多数の写真により解説したもの。

本書は、『マンガ 書の歴史』シリーズの3冊目。1,2冊目は、何れも中国の書がテーマだった。3冊目は「日本」の書がテーマ。登場人物は、聖徳太子、空海、藤原行成、平清盛、西行、一休、良寛、本阿弥光悦、徳川家康、勝海舟、犬養木堂、中村不折、尾上柴舟等多彩である。

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「人員削減数、圧縮も」、広瀬博住友化学新社長(1967年営卒)談(2009.04.03)

3月20日付朝日新聞に、住友化学の広瀬博次期社長(1967年営卒)が登場、同社が2月に発表した人員削減計画を圧縮する方向で検討に入った旨表明している。これは、当初予定していた2500人削減数を数百人規模減らす可能性を示唆したもの。中国で、デジタル家電の販売が上向き、関連素材の需要が回復する兆しが出てきたからだ。

広瀬博氏は、朝日新聞の取材があった時点では副社長。「4月1日付で社長に昇格」が決まっていた。なお、広瀬氏に関しては、2月28日付日経紙のコラム「けいざいじん」欄でプロフィールが出ていた。米倉弘昌氏(この時点で社長)の右腕かつ黒子として「全身全霊で課題に取り組む」人物である、「工場勤務と農薬営業の計7年を本社管理部門」を歩んだ、「技術畑社長が多い業界にあって総務・経理担当からの(社長)起用は珍しい」等と紹介されていた。


ブレインワークス近藤昇社長(1985年工卒)の新著『だから若者は社会を迷走する』(2009.04.02)

就職活動中の学生や仕事に悩む若者らに向けて「会社選びに四苦八苦するな」と叱咤激励(しったげきれい)するユニークな”就活本”が出版された。著者は経営コンサルティング会社社長の近藤昇さん(1985年工卒)。「会社は社会の入り口に過ぎない。どの入り口を選んでも人生に大差はない」と助言する。

タイトルは『だから若者は社会を迷走する』、カナリア書房からの刊行で、定価は1200円+税。近藤社長は、神戸大学卒業後大手建設会社を経て、1993年にブレインワークス社(神戸市中央区)を設立した。その経験から、「中小企業の活躍するフィールドが大好き」で、大企業で終身雇用が崩壊している中でも、学生らの大手志向が崩れないことに疑問を投げかける。採用数が急減する今こそ、小さな会社で社会の変化を見つめながら、スキルを磨き「自分のブランド」を創造することが大切であると説く。

就職説明会での講演が学生らに好評だっため、同社のブログに掲載した記事などをまとめ『だから若者は社会を迷走する』というタイトルの本が生まれた。この本は書店の店頭に置いていない場合は、注文による取り寄せが可能である。以上は3月4日付神戸新聞記事の抄録。

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上田雄さん(1954年文理卒)の新著『文科のための暦(こよみ)読本』(2009.04.01)

上田雄さん(1954年文理卒)の新著『文科のための暦(こよみ)読本 古今東西の暦の「謎」を読む』(彩流社)が刊行された。定価は1600円+税。本書は、古今東西の歴法を丁寧に辿り、暦のルールや、暦に関する様々な「謎」、「不思議」を解説している。以下は、その例。

「なぜ二月だけ日数が」少ないのか?」
「オクト(8)-バーはなぜ10月?」
「啓蟄は旧暦?太陽暦?」
「旧暦の命運は2033年まで!」・・・・

著者の上田雄(うえだ・たけし)さんは、1931年神戸市の生まれ。神戸大学文理学部文科を卒業(注)、兵庫県下の中学校・高等学校の社会科教諭を勤める。定年退職後、阪急電鉄の池田文庫学芸員、日本海事史学会理事、日本暦学会理事を歴任する。著者に『日本渤海交渉史』(孫栄健との共著、六興出版、彩流社より増補再販)、『渤海国の謎』(講談社現代新書)、『渤海使の研究』(明石書店)、『渤海国ー東アジア古代王国の使者たちー』(講談社学術文庫)、『遣唐使全航海』(草思社、住田正一海事史奨励賞受賞)がある。

(注)神戸大学は、1949年5月に旧制神戸経済大学をはじめとする兵庫県内の神戸高等工業学校、旧制姫路高校、兵庫師範学校等を包括してスタートした。当初の学部は、経済、経営、法、工、文理、教育の6学部であった。1954年4月に文理学部を廃止、文学部と理学部が設置された。上田さんは、文理学部時代の卒業生。


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海事科学部野球部の鎌田実監督(元阪神)(2009.03.31)

海事科学部野球部の鎌田実監督(元阪神)

3月6日付日経紙夕刊に「元阪神名手が熱血指導」というタイトルのもと神戸大学海事科学部の野球部監督に、元プロ野球の名手が乗り出したニュースが掲載された。鎌田実さん(69)は、阪神、近鉄の二塁手、そしてコーチを歴任した。この2月から阪神大学野球3部リーグ、神戸大海事科学部(旧神戸商船大)の野球部監督に就任した。

1957年に阪神入りした鎌田さんは、“牛若丸”吉田義男さんと組んだ二遊間を守り、当時”史上最高の好守コンビ”と称される。また、バックハンドトスや大根切りのヒット・エンド・ランなど、プロの技も見せた。2002年に故郷淡路島に「淡路KB(鎌田ベースボール)クラブ」を立ち上げ、中学生の硬式野球を指導してきた。

数ある大学スポーツの中で、硬式野球は学部別のチームを認めている。プロ選手も輩出した近大呉工学部や東農大生産学部の野球部は、その例。2003年に神戸大と神戸商船大が合併したとき、ほとんどの運動部は1チームに統合した。しかし、60年の歴史を持つ神戸商船大学野球部は、OBらの熱い思いもあって独自のチームとして存続している。


レイバンズ、東京で明治大学と対戦(2009.03.27)

神戸大学体育会アメリカンフットボール部チーム Ravensは、4月26日(日)東京・世田谷の八幡山(はちまんやま)グランドで、明治大学チーム Griffinsと対戦する。なお、横浜国立大学との定期戦は、本年は神戸・王子スタジアムで開催される。


■4月26日(日) 明治大学戦@八幡山グラウンド(最寄り駅:京王線・八幡山駅)
 13:00キックオフ
■5月5日(火・祝) 横浜国立大学戦@王子スタジアム
 13:00キックオフ

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【参考】レイバンズホームページ
http://www.ravens-kobe.com/


松田晃演さん(1957年経卒)クラシックギターコンサート開かれる(2009.03.26)

3月13日、プロのギタリスト松田晃演(まつだ・あきのぶ、1957年経卒)さんによるクラシックギターコンサート(東京公演)が、東京オペラシティリサイタルホール(京王線初台駅下車)で開催された。スペイン国大使館が後援している。今回の使用楽器は、アントニオ・デ・トーレス。

当日の主な演奏曲目は、次のとおり。2回の休憩を挟み2時間半の演奏会を愉しむことができた。

★ Luis Milan Pavanas 1,4,2,6
★ Domenico Scarlatti 2 Sonatas in e + in G
★ Johan Sebastian Bach  Siciliana, Gavotte en Rond
★ Ferndo Sor Gran Solo Op.14
★ Mario Castelnuovo=Tedesco Angelus, Golondrinas,


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前川洋一郎さん(1967年営卒)の編著『カラオケ進化論ーーカラオケはなぜ流行り続けるのか』(2009.03.25)

元松下電器産業(パナソニック)取締役である前川洋一郎さん(1967年営卒)の編著『カラオケ進化論ーーカラオケはなぜ流行り続けるのか』が刊行された。出版は廣済堂、定価は1700円+税。本書は、カラオケの歴史、技術はもとより社会風俗、大衆心理等に及ぶカラオケ文化の本。”多面的接近”が、本書の特色である。テーマが多彩でありジャーナリストや学者が執筆に参加、前川さんを含め5人が著者となっている。巻末付録として、カラオケ年表、カラオケ関連文献一覧があり便利。

前川さんは、1944年大阪府の生まれ。現在は関西外国語大学国際言語学部教授・博士(学術)、高知工科大学大学院客員教授、大阪商業大学大学院特別教授のポストにある。組織学会、経営史学会、日本ポピュラー音楽学会等に所属。共著書に『カラオケ文化産業論』(PHP研究所)がある。

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河本一郎名誉教授(法)の共著『金融商品取引法読本』刊行(2009.03.24)

河本一郎 (神戸大学名誉教授、日本学士院会員)、大武泰南 (金融証券リサーチ顧問)共著『金融商品取引法読本』が、有斐閣から刊行された。 628ページという大部の書。定価は、4200円+税。

本書は、1993年に初版が出て、その後度々改定された名著『証券取引法読本』を法律改正に伴い改定し、タイトルも新たに出版したものである。金融商品取引法に関わる学生、研究者、実務家必携書。


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須藤健一教授(国際文化)が、4月から国立民族学博物館館長に就任(2009.03.23)

須藤健一教授(国際文化)が、この4月から国立民族学博物館(民博)の館長に就任する。民博の創設から35年の歳月が経過した。初代館長は梅棹忠夫氏であった。須藤教授は、6年間館長をつとめた松園万亀雄に続く5代目の館長である。

須藤教授(1946年生まれ)は、国立民族学博物館第1研究部助教授を経て、1993年に神戸大学国際文化学部教授に就任した。専攻は文化人類学。『母系社会の構造 サンゴ礁の島々の民族誌』(1989年、紀伊国屋書店)、『オセアニアの人類学 海外移住・民主化・伝統の政治』(2008年、風響社)等の著書がある。


3月18日付日本経済新聞(@関西のページ)には、4月からの新館長に対して、「民博、もっと自由に面白く」との注文が付けられている。執筆しているのは、同紙編集委員の中沢義則氏。同氏の民博に関する印象派「まじめすぎて、何だか面白くない」というものである。


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国立民族学博物館ホームページから


神戸大が兵庫県立柏原病院を支援する協定を結ぶ(2009.03.19)

3月10日、神戸大学と兵庫県が、医師不足が深刻な丹波市所在の県立柏原(かいばら)病院に対する診療支援や、地域医療について研究を進める「地域医療連携推進事業」に関する協定を結んだ。2009年度から3年間、神戸大学大学院医学研究科の教授ら3人が柏原病院で診察を始める。一方、県も職員を同研究科の兼務教授として派遣し、医療行政の研究に取り組む。井戸敏三兵庫県知事は「地域医療再生のスタートにしたい」と期待している(3月11日付読売)。

柏原病院は丹波地域の中核病院である。6診療科があり、常勤医師は19人。かつて最大14人いた内科医は、04年度に研修医が研修先を自分で選べるようになってから減少し、現在4人になってしまった。医師不足のため、303ある病床のうち、146床しか対応できないのが実情という。

神戸大学医学部の前身は、兵庫県立神戸医科大学。国立に移管され神戸大学医学部となったのが1964年である。それから40年以上の歳月が経過した。今回の協定は、神戸大学医学部の設置の原点(県立神戸医科大学設置が1952年、その前身は1944年設置の神戸医学専門学校)を想起させるものである。

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柏原病院のホームページから


グラミン銀行ムハマド・ユヌス総裁に名誉博士号(2009.03.18)

3月9日、2006年にノーベル平和賞を受賞したグラミン(村落)銀行のムハマド・ユヌス総裁(68)が神戸大学に来訪、名誉博士号を授与された。同総裁のノーベル賞受賞は、農村女性の貧困解消を目指してバングラデシュで無担保融資制度を確立した功績が評価されもの(3月10日付毎日新聞他各紙)。

ユヌス総裁への国内での博士号の授与は上智大、立教大に次いで3校目。神戸大の学生がフィールドワークとして、グラミン銀行の取り組みを同国で学んだことなどが契機となった。

学生ら約160人との対談で、ユヌス総裁は「学歴に関係なく一人一人は無尽蔵の能力を持つが、貧困などが原因で能力を発揮できる社会になっていない」と語った。

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【参考】神戸大学で開催されたイベント[「ESD シンポジウム イン KOBE」
http://www.kobe-u.ac.jp/info/event/e2009_03_07_01.htm


一海知義名誉教授(教養)が加藤周一さんを追想(2009.03.17)

2月19日付朝日新聞に、中国文学者の一海知義(いっかい・ともよし)名誉教授(教養)による加藤周一さん(1919―2008)を追想する文章が掲載された。

二人の出会いは、20年ほど前のこと。以来時々、中国の詩文についての質問の手紙が加藤さんから一海名誉教授宛来るようになった。数年前、ある座談会の席で、「ぼくは一海通信教育の生徒ですよ」と加藤さんは語ったことがあるそうだ。

ある時、加藤さんに「李白と杜甫と、どちらがお好きですか」とたずねたことがあった。答えは予想通りきわめて明快であった。
「杜甫です。圧倒的に杜甫ですね」と加藤さん。加藤さんは「饒舌」の人、「なぜですか」と聞くまでもなく、その理由を説く言葉が、溢れ出て来きたそうだ。

加藤さんは、私が編集した『一海知義の漢詩道場』(岩波書店、2004年3月/宋代の詩人陸游の詩を読む研究会の詳細な記録)を愛読され、昨年8月、その続編が出た時には、すでに体調をくずされていたが、特別寄稿として一文を寄せて。その文は、「私たち中国古典詩研究者に対する、はげましの言葉でもあった」と一海名誉教授は故人を偲んでいた。


3月4日付日経紙「交遊抄」欄にチップワンストップ高乗正行社長(1993年理卒)が登場(2009.03.16)

3月4日付日経紙最終面に掲載の「交遊抄」欄に、チップワンストップ社長高乗正行(こうじょう・まさゆき、1993年理卒)さんが登場している。タイトルは、「育て「網友会」」。高乗さんは1993年に日商岩井(現双日)入社、情報産業本部に配属された。当時本部長で直接の上司だったのが西村英俊さん。後に双日の社長をつとめた。、猫のような笑顔、しかし怖い上司というのが、西村さんの最初の印象だった。

最近、高乗さんは西村さんの著書『会社は毎日つぶれている』を読んだばかり。昔の上司の指導を受けている気になった。高乗さんたち日商岩井の情報産業部門の仲間たちは、一昨年ゴルフ会「網友会」を発足させた。高乗さんのように独立した人が多く、ゴルフ会のメンバー24人が所属する会社は20社に達している。ちなみに、「網友会」の”網”は、ネットの意味。

高乗正行さんが社長をつとめる株式会社チップワンストップ(英文表記:Chip One Stop, Inc.)は、神奈川県横浜市港北区に本社を置く電子部品・半導体の通販サイト運営会社。2001年に設立された。東証マザーズに上場されている。なお、高乗さんは2004年に経営学研究科を修了した。

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チップワンストップのホームページから


地主敏樹教授(経)が「経済セミナー」(2・3月合併号)に寄稿(2009.03.13)

地主敏樹教授(経)が、日本評論社が発行する「経済セミナー」誌(2・3月合併号、通巻 646号)に「米国の金融危機と政策対応」というタイトルの論文を寄稿している。これは特集記事「世界同時不況の時代」の、一環として寄せられたもの。特集の全体は、以下のとおり。

●特集=世界同時不況の時代
世界金融危機はなぜ起こったか 竹森俊平(慶応義塾大学)
米国の金融危機と政策対応 地主敏樹(神戸大学)
米国金融危機はEUにどう波及したか 小川英治(一橋大学)
新興国を襲った金融危機の津波 門倉貴史(BRIKs経済研究所)
米国金融危機と日本経済の行方 嶋中雄二(三菱UFJ証券)

地主教授は、昨年秋のリーマン破綻以後「アメリカ経済は急速なペースで景況悪化を示している。いまや世界同時不況となり、日本をも巻き込んだこの危機にどう対処するか。オバマ新政権の巨額の景気対策パッケージが効を奏するか、予断を許さない」との現状分析をする。

また、今後のアメリカ経済展望については、「アメリカ国内のエコノミストの予想は驚くほどに楽観的」と指摘する。フィラデルフィア連銀が昨年11月半ばに発表したエコノミスト向けのアンケート結果は、3ヵ月前と比べると顕著に悪化している。にもかかわらず、「今年はマイナス成長になると予想されているものの、第4半期から景気回復が順調になる」というのが大勢を占めている。地主教授は、「日本のバブル崩壊後においても1990年代半ばまでは1年後に景気回復という予想が強く、毎年はずれることを繰り返していたことを想起させられてしまうのは筆者だけではないだろう」とやや皮肉めいた結論をくだしている。

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なお、地主教授は、2月23日付日経紙の「経済教室」欄に登場、金融危機脱出後のアメリカがとるべき金融政策について解説とコメントを寄せている。以下は要旨。

アメリカはドル建てで借金し経常赤字を賄うと共に海外資産を購入してきた。ドル価値が下落すれば、アメリカは債務を実質的に減らすことができる。日本やドイツは敗戦後ハイパーインフレで政府債務を圧縮したが、アメリカもドル価値を下落させたいとの誘惑を持つようになるだろう。しかし、ドルとユーロを除けば、基軸通貨となる通貨が見当たらず、新しい世界通貨を作ることも現実には不可能。そのような現実認識に立てば、アメリカとEUがインフレ目標政策を採用し、かつ協調的に行動する(例えば2%未満のインフレ目標)ことが、望ましいと考えられる。これはある種の複本位制で、第1次と第2次世界大戦の戦間期に英ポンドと米ドルが基軸通貨として並存していた経験を生かすことでもある。


元兵庫県職員の黒田達雄さん(1972年工卒)が、建築作品集を出版(2009.03.12)

一級建築士黒田達雄さん(1972年工卒)は、兵庫県職員を昨年3月に退職した。黒田さんは、36年間にわたる在職中、県立総合リハビリテーションセンター(神戸市西区)、県立三田祥雲館高(三田市)など数多くの施設を手がけた。黒田さんの設計作品は数々の賞を受けている。今般、黒田さんは在職中に設計した県施設を写真集『黒田達雄建築作品集』にまとめて出版した。

3月11日付神戸新聞によると「自分を育ててくれた建物の記録を残したい」というのが出版の動機だ。写真集『黒田達雄建築作品集』(定価3000円、送料500円)に関する問い合わせ先は黒田達雄建築研究所(下記)まで。

http://www.tatsuo-kuroda.com/

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兵庫県立三田祥雲高校

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西播磨リハビリ病院、正面車寄


NPO法人企業ミュージアムの協会が、「企業ミユージアム社会貢献コンテスト」の募集を開始(2009.03.11)

亀田訓生(かめだ・みちお、1960年営卒)さんが理事長をつとめるNPO法人企業ミュージアムの協会が、「企業ミユージアム社会貢献コンテスト」の募集を開始している。このコンテストは、昨年に続き2回目。昨年同協会が創設10周年を迎えるにあたりスタートしたもの。広く一般市民から社会貢献をしている企業ミュージアムの推薦をしてもらう方式をとる。

応募要領の概要は以下のとおり。

応募期間:2009年1月13日~ 2009年4月10日
応募方法:用紙(所定のものはなく、便箋・レポート用紙等なんでもよい)に以下の項目を記載
①応募者の名前、住所、電話番号  
②推薦するミュージアムの社会貢献テーマ名
③当該ミュージアム(博物館・美術館・記念館等)の名称、所在地
④推薦理由(の秘密等)
⑤出来るだけ推進テーマ関連資料・現品を添付(返却希望はその旨明記)
応募先:下記宛に郵送または宅配便にてご送付下さい
〒565-0855 大阪府吹田市佐竹台3丁目8番3号
NPO法人  企業ミュージアムの協会事務局
TEL06-6872-0969  FAX06-6872-0969

詳細は下記ホームページ参照
http://ss4.inet-osaka.or.jp/~senri/

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京都機械工具ものづくり技術館(第1回目の受賞対象先)にて
右端が亀田理事長


沖幸子さん(1969年教)の新著『生活美人』(2009.03.10)

フラオグルッペの創業社長である沖幸子さん(1969年教)の新著『生活美人』(PHP文庫、495円+税)が、刊行された。移り変わる四季折々の出来事を大切にする。そして、日本女性が長い歴史の中ではぐくんできた伝統や習慣。これらを毎日の暮らしに、あなたらしい工夫と知恵で取り入れ、楽しむ。これが、本書の主題である”生活美人”である。

「丁寧に生きるだけで、毎日のなんでもない暮らしが、宝石以上に光り輝いて見えるはずです」と沖さんは読者に語りかける。仕事を持つ女性にとって「仕事と家事をどのようにバランスをとるか」は重要な課題。「掃除機の上手な選び方とかけ方」「引越しのノウハウ」「料理のエコ習慣」「簡単アイロンかけ」「自分でできる肌のケア」等々、簡単に実践できる暮らしのヒントを紹介実体験に基づく数々のスキルやノウハウが、ぎっしりと詰まっている。

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神戸大学で医工連携、手術訓練用脳モデルで硬さ・くも膜・血管などを再現(2009.03.09)

「神戸大学で医工連携」のタイトルのニュースが、2月23日付日刊工業新聞で報じられている。これは、神戸大学大学院工学研究科の西野孝教授、小寺賢助教らが、医工連携で高分子を用いて脳神経外科手術訓練用の脳モデルを作製したというもの。同紙によると、脳実質の硬さを医師の感覚を元に作製したほか、くも膜、血管などを再現している。患者固有の形状情報を含めた脳モデル作製など、安価で利用できる手術教育・訓練用脳モデルの開発につなげていく。

なお、この脳モデルについては、神戸大大学院医学研究科の甲村英二教授、西神戸医療センターの林成人医師らと共同で開発を進めてきている。脳の体積の大部分を占める脳実質モデルは、ポリウレタンで作製した。さらに、その外部を厚さ50マイクロ~300マイクロメートル(マイクロは100万分の1)のラテックス皮膜で包み込んでいる。


南輝子さん(1967年文卒)の個展が、ギャラリー島田で開催(2009.03.06)

「南輝子展」が、3月28日(土)から4月2日(木)まで、ギャラリー島田(神戸市中央区山本通2-4-24)で開催される。これは、板橋文夫MIX DYNAMITE TRIO『DO SOMETHING!-神戸からの祈り』(CD)を南輝子さん(1967年文卒)がプロデュースした記念として開催されるもの。「DO SOMETHING! から WE INSIST! へ」のキャッチフレーズが付されている。このイベントに関して、ギャラリー島田の代表である島田誠(1966年営卒)さんは、次のようなコメントを寄せている。

太陽や水の恵みを受けて大地がはぐくんだ野菜は、艶やかに漲り歌い踊る。そして食されることによって私たちを支える。南輝子はそれらを讃え抱きしめともに踊る。しかし現実はその命の連鎖は断ち切られてきた。南さんと私とジャズピアニスト板橋文夫さんは「Do Something」のメッセージを発してきたが、南さんはそこからもう一歩前へと主張する。「We insist」「われわれは主張する」は1960年、黒人解放運動のときのマックス・ローチのアルバムからきている・・・。

画業ばかりではない。南輝子さんの短歌も、本格的である。1999年神戸新聞文芸「短歌」年間最優秀賞を受賞、2002年に上田三四二賞第1席となった。多才な南さん。ピアニスト板橋文夫さんのCDのプロデュースしたのも、今回が初めてではない。CD「燦燦」は、スイングジャーナル誌五つ星を獲得している。

【参考】ギャラリー島田ホームページ
http://www.gallery-shimada.com/

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保田茂名誉教授(農)、日本の第一次産業の展望を語る(2009.03.05)

保田茂(やすだ・しげる)名誉教授(農)が、2月27日付神戸新聞コラム「インタビュー 私の観点」に登場、日本の第一次産業の展望を語っている。

衰退する一方だった日本の第一次産業。最近は、”新たな局面”を迎えているといえよう。これには、世界的な金融危機の影響で、トヨタやソニーなど日本を代表するメーカーが相次いで赤字転落の見通し、派遣切りなど雇用不安等の背景がある。農林水産業を志す人が増え、食の安全への関心から無農薬栽培や国産農作物の需要も伸びてきている。

保田名誉教授は「十年まえに、大量生産時代は終わっていた。融資先に困り、銀行が合併していったのがいい例だ。今後は海外に売る商品もなくなり外貨が稼げない。これまで日本は、輸出で外貨を稼ぎ食料を輸入していたが、今後、食料は輸入に頼れないだろう。価格も長期的には上昇するのではないか。日本は自国で食料を生産する必要がある。農業が中心となる時代がくる」と、日本の農業の展望を語る。

また、「進学や就職など、日本人は競争の訓練を受けてきたが、助け合う訓練はしてこなかった。命を支え合う関係が大切だ。消費者が産地の農作物を購入し、産地を支える”産消提携”を重視する価値観を持つことだ」と日本人の心の持ち方の転換に関しても言及していた。


長田貴仁准教授(営)の新著『増補新版 パナソニック ウェイ』(2009.03.04)

神戸大学大学院経営学研究科の長田貴仁(おさだ・たかひと)准教授による『増補新版 パナソニック ウェイ』(プレジデント社、1429円+税)が刊行された。

昨年10月1日、松下電器産業は「パナソニック」 (Panasonic) に社名を変更し、ブランドと社名を統一した。 この日、マスコミは「国民的ニュース」として伝えた。 創業者・松下幸之助氏が考案した「松下電器産業」という社名と“National”ブランドは消えた。

本書は2006年2月に上梓された『The Panasonic Way』の増補新版。松下電器産業からパナソニックへの社名変更が、 予想をはるかに上回る大きな社会的関心事になったため、社名変更の翌月に当たる12月16日付で緊急出版されたもの。

長田准教授が本書を執筆中の2008年11月1日「パナソニック の三洋電機買収(方針)のニュースが流れる。今般の増補新版では、14章に三洋電機関連の項目が入っている。海外戦略、ソニーやトヨタとの比較等多面的なアプローチが興味深い。巻末には、事項、企業名、人名等の索引があり便利。

『増補新版 パナソニック ウェイ』
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【参考】『The Panasonic Way』
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イラストレーター池田暁子さん(1992年教卒)の新著『「あと5キロ」をやっつけろ!! 池田のダイエット大作戦』(2009.03.03)


イラストレーターとして活躍中の池田暁子さん(1992年教卒)が、新著『「あと5キロ」をやっつけろ!! 池田のダイエット大作戦』(文藝春秋社、定価(税込)1000 円 )を刊行した。全国の書店で平積みで並んでいる話題の書である。「池田はこうしてペッタンお腹とスリム下半身を手に入れた!?」というキャッチフレーズの本書、池田さんの体重スリム化の実践記録である。巻末には、池田さんが専門家の指導により実行に移したダイエット料理の作り方もでている。

池田暁子(いけだ・きょうこ)さんは、愛媛県立松山東高校卒業して神戸大学へ。1992年、教育学部(現発達科学部)を卒業した。在学中は凌美会に属していた。その後、好きな美術の道へ進みイラストレーターに。本書のほかにも多数の著書がある。『片づけられない女のための こんどこそ!片づける技術』(文藝春秋社)は、韓国・台湾で翻訳書が刊行されている。また、昨年11月15日に東京凌霜クラブで開催された第20回若手の会の「私がイラストレーターになるまで」の講演者でもある。

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24件中神戸大学から3件、2008年度日本経済研究奨励財団からの奨励金(2009.03.02)

日本経済研究奨励財団(館龍一郎理事長)が、2008年度奨励金の交付対象24件(交付金額計1000万円)を決めた。同財団は有力企業と日本経済新聞社が設立、経済学とその関連分野の研究奨励などを行っている。52件の申請の中から、大山道広東洋大学教授を委員長とする審査委員会が選考した。神戸大学からは、以下の3件が対象となった(2月22日、日経)。なお、昨年度は、岩壷健太郎経済学研究科准教授、宮尾龍蔵経済経営研究所教授の研究が奨励金交付の対象となっている。

・入谷純 神戸大学大学院経済学研究科教授
 社会的選択理論における代数的方法

・菊池徹 神戸大学大学院経済学研究科准教授
 貿易可能性の国際経済学

・宇南山卓 神戸大学大学院経済学研究科准教授
 高齢化社会における所得と消費ーー資産所得の把握とその合意

【参考】日本経済研究奨励財団
http://www.j-erf.org/kofu.html


井上欣三教授(海)の新著『海の安全管理学』(2009.02.27)

井上欣三教授(海)の著書『海の安全管理学』(成山堂)が刊行された。定価は2400円+税。井上教授は、海の世界の安全に関して「事故が起こってからの後追い対策」から「事故を起こさないための予防安全」に導くことが大切であり、本書はそのために必要な『管理 (マネジメント)』の科学的手順と技法を解説したものであることを強調する。以下は、目次の概要。

第一編 海事社会の変革と次世代海技者
第一章 海運先進国への途
第二章 次世代海技者に託される使命

第二編 安全管理の方法
第一章 「安全」「管理」
第二章 管理の哲学
第三章 安全管理の手順
第四章 安全管理の実践例

第三編 安全管理の技法
第一章 操船リスクアナリシスの実践
第二章 安全管理のテクノロジーⅠ.
第三章 安全管理のテクノロジーⅡ.《危険の芽を摘み取る》
第四章 安全管理のテクノロジーⅢ.《危険度レベルを予測する》

本書は、”海の安全”に関する専門書であるが、「便宜地籍船」、「外国人船員の雇用と激減する日本人船員」といった日本の海運業を取り巻く重要な問題点について簡明な解説があり、商社、流通、金融、保険、証券等の業務に従事する社会人にとっても必要な最新情報を提供してくれる。

井上教授は1946年、京都市の生まれ。現在、神戸大学大学院海事科学研究科教授。2002年に日本航海学会会長に就任.現在は同会の名誉会員。英国王立航海学会アソシエイトフェローも兼任。大連海事大学、上海海事大学の客員教授も務めている。
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澤田隆治さん(1955年文卒)、PR誌「ちくま」に「平成コメディアン史」を連載中(2009.02.26)


澤田隆治さん(1955年文卒)が、筑摩書房が発行するPR誌「ちくま」に、「平成コメディアン史」を連載中。この2月号で18回目。この回は、「花登組と芦屋雁之助の昭和三十四年」というタイトル。「やりくりアパート」、「番頭はんと丁稚どん」等の懐かしい番組の裏話が寄稿されている。

澤田隆治さんは、本日2月26日(木)、東京凌霜クラブ木曜会の講師として「笑いと健康」の演題の講演を行う。以下は、その概要。
 
日時:2009年2月26日(木) 18:00~20:30
場所:神戸大学東京凌霜クラブ(千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビル地下2階)
  TEL:03-3211-2916,FAX:03-3211-3147
  Eメール:tokyo@kobe-u.com
演題:「笑いと健康」
会費:5,000円
講師:澤田隆治(さわだ・たかはる)氏
詳細はhttp://home.kobe-u.com/tokyo/news/yokoku.html#2009.02.26


安田真奈さん(1993年法卒、映画監督・脚本家)が、東京新聞コラム「言いたい放談」に登場(2009.02.25)

2月19日付東京新聞のコラム「言いたい放談」欄に、映画監督・脚本家の安田真奈さん(1993年法卒)が登場、会社員時代に映画を製作した体験を語っている。

会社員時代のこと。趣味を提案する番組の「映画を作ろう」という回に出演することになった。番組スタッフが、「安田さんは『働きながらでも映画は撮れる』という見本なので、来週までに一本撮ってください」と依頼してきた。安田さんは「残業もあるのに、むちゃくちゃ言うなぁ」と思ったが、引き受けた。

短いコーナーでの放映なので、長さは1分が限界と考えた。趣味を提案する番組なので、テーマを「好奇心」と設定する。筋立ては、「公園で友達を待っていた女の子が、置き去りの一輪車に好奇心を抱きチャレンジする」というもの。タイトル「something interesting」とした。興味がわいた顔、真剣に挑戦する顔、成功して喜ぶ顔・・・。「何か面白いこと」を見つけた時の、生き生きした表情をとらえようと思った。

撮影可能なタイミングは、日曜の午後のみだった。キャストもスタッフも最小限、撮影も自分で担当した。雨に見舞われ、撮影は2時間で終了。月曜と火曜の晩にパソコンで編集し、水曜の晩に音楽を作るというあわただしさ。

幸いこの作品は数年後、インディーズの映画祭でグランプリを受賞した。「製作を断らなくて本当に良かった」と安田さん。この作品は、思い出深い一本。

安田さんは、神戸大学在学中に映画サークルに所属。卒業後、松下電器産業(現パナソニック)に勤務の傍ら映画製作に関わる。各地映画祭で入賞多数。劇場映画『幸福のスイッチ』(2006年)の監督をつとめるなど活躍中。

【参考】『幸福のスイッチ』サイト
http://ameblo.jp/shiawaseno-switch/
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草野豊己さん(1976年工卒)、日経マネー2月号で金融危機を語る(2009.02.24)

草野グローバルフロンティアの代表取締役の草野豊己さん(1976年工卒)、日経マネー2月号に登場、「金融危機は2009年は、より深刻な局面へ 株はリバウンド狙いが鉄則」との見解を述べている。草野豊己さんは、神戸大学卒業後、HSBC証券日本株式統括ディレクター、クレディアグリコル・インドスエズ証券(現カリヨン証券)取締役副支店長などを経て独立。現在は、クロスマーケット分析を踏まえた国際金融コンサルタントとして活躍中。

草野さんは「今世界が直面しているのは、クレジットバブルの崩壊が与える実体経済の新たな危機」であると指摘する。この新たな危機というのは、「クレジット・デフォルトスワップ(CDS、債権の信用リスクを保証する金融派生商品)取引の拡大等で膨張しきったクレジット市場の崩壊が生じる」という趣旨。

なお、草野さんは東京凌霜クラブで開催された特別火曜会の講師として「21世紀型金融危機と投資戦略」の演題での講演をおこなった(今月2月17日)。また、昨年は毎日新聞社から著書『日本経済を襲うエキゾチック金融危機』が出ている。

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パナソニックe-WORK推進室永木浩子室長(1991年経卒)、AERA2月2日号に登場(2009.02.23)

朝日新聞社が発行する週刊誌AERA2月2日号に、パナソニックe-WORK推進室永木浩子室長(1991年経卒)が、クローズアップされている。これは、同誌の特集「女性と企業 パナソニックで働く女たち」のなかで紹介されたもの。永木室長は、他の4人のパナソニックの同僚とともに登場している。

パナソニック(旧松下電器産業)には、雇用機会均等法前から続く女性活用の伝統がある。e-WORK推進室の役割は、在宅勤務の推進。同社では、育児、介護、社外での勉強やボランティア等多方面で活用されている。2007年度、一日でも在宅勤務をした社員は7000名に達するという。永木さんは、2006年から現職。それまでは海外部門で輸出入オペレーションに携わった。
 
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「ゴヤ作”巨人”、実は弟子が制作」、宮下規久朗准教授(文)がコメント(2009.02.20)

プラド美術館(スペイン、マドリード市)がこのほど、ゴヤの名作とされた油彩画”巨人”について、真の作者は弟子のアセンシオ.フリアであると発表した。これに関連して美術品の真贋について宮下規久朗准教授(文)が、次のようにコメントしている(2月2日付日経夕刊)。

巨匠といわれる画家は工房を経営しており、そこでの出来栄えの良い作品には親方がサインを入れることがある。広い意味ではこのような作品は本物と見ても良い。レンブラントの作品といわれていたものもレンブラント調査委員会が工房の手によるものと認定したものがある。これらは贋作ではなく、”伝ゴヤ”、”伝レンブラント”の名作であり続ける。著作権が切れていない作品は著作権所有者が真贋鑑定の決定権を持つ。その場合様々な利害が絡み信用できないこともある。日本の茶道具などは誰が使い、どこの家に伝わったかという由緒が重要になってくる。箱書きや目録の精査が欠かせない。ひとつの真作の周囲には様々な段階のグレーゾーンがあり、正しく位置づけることが重要。

宮下准教授の専攻は美術史。多数の著書、共著、翻訳書がある。以下は、最近の著作から。
・『カラヴァッジョへの旅-天才画家の光と闇』2007年、角川選書
・『モディリアーニ モンパルナスの伝説』2008年、小学館 
・『刺青とヌードの美術史』2008年、日本放送出版協会


井上欣三教授(海)が、港を拠点とする災害医療を提唱(2009.02.19)

神戸大学大学院海事科学研究科の井上欣三教授が、港を拠点とする災害医療を提唱している。地震等の大規模災害が発生した時に、被災地の港に船で医療機器を運び込み、岸壁で傷病者の治療を行う。このようなシステムを構築する。これが井上教授の提唱の骨子。2月13日に日本集団災害医学会総会(神戸)で発表することになっている。

こうした支援態勢は海外にも例がないといい、早期実現に向けて自治体や企業に広く協力を呼び掛けていく考えだ。以上は、2月13日付神戸新聞から。

【参考】日本財団のホームページ
http://www.nippon-foundation.or.jp/ships/topics_dtl/071220.html
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神戸大学大学院海事科学研究科・海事科学部のホームページから


第7回神戸建築物語「酒造りのまちと御影公会堂」、3月7日に開催 黒田龍二准教授(工)が講演(2009.02.18)

第7回神戸建築物語「酒造りのまちと御影公会堂」が、3月7日に開催される。このイベントは、神戸市都市計画総局技術管理課が主催するもの。今回は、日本一の酒どころであり、神戸の地場産業である酒造業が集まる灘に焦点をあてられる。以下は、その概要。

日 時:3月7日(土曜日) 10時00分~16時30分頃
            (荒天の場合は講演会のみ実施)
場 所:御影公会堂ホール(東灘区御影石町4-4-1)

講演会①「灘の酒の歴史と風土」
講 師:湊本 雅和 氏((株)神戸酒心館 事業本部 副支配人)
講演会②「酒のふるさと 灘の酒蔵-震災の前と後-」
講 師:黒田 龍二 氏(神戸大学大学院 工学研究科建築学専攻 准教授)

講演会では、なぜ灘酒が隆盛をきわめたのか、酒蔵の造りと機能、酒蔵のまちなみなどについてが語られることになっている。
そして、見学会では、酒造家達の贈り物「御影公会堂」や今も歴史を刻み続けている泉勇之助商店等の酒蔵を訪ね、その重みを肌で感じることになっている。
   
参加費:無 料 
定 員:150名(申込者が定員を超える場合は抽選を行う)
    

【申込方法】
A.電子メール及び、B.往復はがきにて。 2月23日(月)必着 

A.電子メールの場合
必要事項:申込代表者の①郵便番号、②住所、③電話番号、
④参加者全員(4名まで)の氏名、年齢 を入力して、
monogatari@office.city.kobe.jp に申込む。
メールの件名は「第7回神戸建築物語参加希望」とする。
         
B.往復はがきの場合
・往信ウラに、「神戸建築物語参加希望」、申込代表者の①郵便番号、②住所、③電話番号、④参加者全員(4名まで)の氏名、年齢を記入。
・返信オモテに、参加代表者の住所と氏名を記入し、裏面は白紙として下記へ送る。
  
〒650-8570(住所不要)
神戸市都市計画総局技術管理課『神戸建築物語』係         
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森元伸枝さん(1996年営修士)の新著『洋菓子の経営学』(2009.02.17)

神戸大学大学院経営学研究科で教授秘書を務める森元伸枝さん(1996年営修士)が、『洋菓子の経営学』(プレジデント社、1429円+税)というユニークな著書を刊行、話題を呼んでいる。2月5日付神戸新聞にも大きくとりあげられた。巻末には加護野忠男教授(営)の解説がある。

『洋菓子の経営学』では、2002年から5年連続で右肩上がりに成長を続ける神戸の洋菓子業界を分析する。弟子を快く独立させる人材育成。これが神戸の洋菓子業界の特徴である。神戸の洋菓子業界には、地場産業活性化のヒントがあるのではないか。こういった視点が興味深い。森元さんは「閉そく状態に陥っている日本経済を立て直すヒントにしてほしい」とも話している。

森元さんは、神戸海星女子学院大を卒業後、アパレル会社などを経て神戸大学大学院経営学研究科修士課程を修了した。その後、育児に専念していたが、一段落した2004年、知人の紹介を機に洋菓子業界の研究を始めた。これが、今般の図書出版に結実した。

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浦部法穂名誉教授(法)の新著『世界史の中の憲法』(2009.02.16)

浦部法穂(うらべ・のりほ)名誉教授(法)の新著『世界史の中の憲法』(共栄書房、定価1500円+税)が出版された。

本書は、憲法と憲法原理はどのような歴史と現実から生まれたかを説く啓蒙書。将来、法律家を目指して勉強している受験生が憲法そのものを理解するために役立つ。また、憲法を守り活かそうと考えている人たちにとっては、憲法に対する新たな発見ができるかもしれない。

憲法、そしてそこに盛り込まれた基本的な原理・原則は、決して抽象的な理念や理論から出てきたものではない。現実の生々しい歴史のなかから生まれてきた考え方だ。歴史のどういう流れのなかで、どういう人たちが主体となって、そうした考え方を定着させてきたのか、そのことを具体的な歴史に即して見直す。本書は、そのようなスタンスの憲法についての本である。以下は、その目次。

 
 第1章 憲法という考え方の歴史
 第2章 人権という考え方の歴史
 第3章 国民主権という考え方の歴史
 第4章 権力分立という考え方の歴史
 第5章 戦争と平和の歴史
 第6章 国家と国民の歴史
 第7章 考え方・理論をそれが生まれる背景から学ぶ
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向井正教授(理)、パトリック・ソフィア・リカフィカ研究員(理)の共著『太陽系に未知の「惑星Ⅹ」が存在する!』(2009.02.13)

講談社+α(プラスアルファ)新書の1冊として、向井正教授(理)、パトリック・ソフィア・リカフィカ研究員(理)の共著『太陽系に未知の「惑星Ⅹ」が存在する!』が、刊行された。定価は、838円。以下は、本書の目次から。

●太陽系の果てに未知の惑星が!?
●10年以内に惑星Ⅹは観測される
●新たな太陽系時代の幕開き
●惑星に惑わされた人々
●海王星より遠い天体を追い求めて
●太陽系の果てからやってくる彗星
●惑星でなくなった冥王星
●続々発見される太陽系外惑星
●パンスターズ計画が惑星Ⅹに迫る
●探査機・ニューホライズンズ計画

向井正教授(理)は、1945年、大阪市の生まれ。京都大学理学部物理学科卒業、同大学院修了。専攻は地球惑星科学で、惑星間塵の起源と進化および不規則形状態による光散乱の研究から、小惑星や太陽系外縁天体などの小天体の研究まで幅広い。21世紀COEプログラム「惑星系の起源と進化」のリーダーを務めた。また、小惑星番号10146番の小天体は、「mukaitadashi」と名づけられている。著書に『小惑星がやってくる』(岩波書店)、共著書には『彗星─その本性と起源』(朝倉書店)、『人類の住む宇宙』(日本評論社)などがある。

パトリック・ソフィア・リカフィカ(Patryk Sofia Lykawka)神戸大学大学院理学研究科日本学術振興会外国人特別研究員は、ブラジルの出身。2001年10月に来日、神戸大学大学院を修了した。専門は太陽系の起源と進化。太陽系外縁天体、ケンタウルス族、トロヤ群、軌道共鳴、惑星形成、巨大惑星の形成とmigration、N-bodyシミュレーション、小天体力学などの理論研究を行っている。

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野口武彦名誉教授(文)の新著『幕末バトル・ロワイヤル 天誅と新撰組』(2009.02.12)

野口武彦名誉教授(文)の著書『幕末バトル・ロワイヤル 天誅と新撰組』(新潮新書297)が刊行された。定価は720円+税。野口名誉教授による新潮新著は、以下のように本書で5冊目となる。

152 『大江戸曲者列伝 太平の巻』
156 『大江戸曲者列伝 幕末の巻』
206 『幕末バトル・ロワイヤル』
252 『幕末バトル・ロワイヤル 井伊直弼の首』

幕末、尊王派と佐幕派の対立は、遂に流血の惨を招くに至る。殺される側は身分も立場も理由も色々。とにかく、元号が「文久」であった三年間は、政治都市京都を中心に《天誅》の名による殺戮が荒れ狂う。過激派浪士と新撰組が死力を振って斬り合う剣戟ロマン。それは《銃砲》の時代を迎える直前、道場剣術から実戦に復活した《刀》の最後の花道だった。江戸幕府はテロの恐怖にじわじわと消耗して行くことになる。

野口武彦名誉教授は、文芸評論家。1937(昭和12)年、東京に生まれ早稲田大学文学部卒業。東京大学大学院博士課程中退、神戸大学へ。専攻は日本文学・日本思想史。2002年、神戸大学文学部教授を退官後、著述に専念。著書に『谷崎潤一郎編』(亀井勝一郎賞受賞)、『江戸の歴史家』(サントリー学芸賞受賞)など多数。


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2月28日9時30分NHK総合テレビ「食彩浪漫」に、落語家の桂吉弥さん(1995年教卒)登場(2009.02.10)

NHK総合テレビの「食彩浪漫(しょくさいろまん)」は、各界で活躍する人々が、思い出の味を訪ねてその調理人とともになつかしい味を再現する番組。2月28日放映の番組では、朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」で一躍全国区の人気を得た落語家の桂吉弥さん(1995年教卒)が登場する。

番組では、阪急六甲駅北の「ピザハウスF」店主の藤田静江さんも登場。「ピザハウスF」は、1970年代以降の神戸大学教職員・学生・OBたちにはおなじみとなっている店。桂吉弥さんは、学生時代に、この店でアルバイトをしていたという。既に2月4日にロケが行われた。番組では、アルバイト時代の懐かしいメニューのピザ作りに挑戦。生地やソースを一から教わりながら、桂吉弥さんが青春時代を振り返る。

番組のテキスト2月号(日本放送出版協会、690円)ではレシピを掲載、また同店自慢のトルコライスも紹介されている。

「食彩浪 桂吉弥の我が青春のピザ」は、
2月28日(土)総合テレビ午前9時30分~9時50分放送。
再放送は、3月5日(木)午前3時10分から、総合テレビ。
6日(金)午後0時25分から、教育テレビ。
4日(水)午前3時35分から、BS2でも放映れる。

「ピザハウスF」
神戸市灘区宮山町 2-4-4
078-821-3994
休み=なし。営業時間=17時30分から24時00分ラストオーダー。

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山家悠紀夫さん(1964年経卒)が日本経済の行方を展望(2009.02.09)

暮らしと経済研究室代表山家悠紀夫(やんべ・ゆきお、1964年経卒)さんが、岩波書店発行の月刊誌「世界」2月号誌上に「日本経済、どこへ向かうべきか」を寄稿している。この論文は、同誌の特集「経済危機 どこに対案があるか」の中の一部を形成している。

2002年から始まった「戦後最長記録を更新し続けていた日本経済の景気回復」は、2007年に終わったようだ。昨年(2008年)の前経済の実質成長率は、1~3月期こそプラスを保ったが、4~6月以降は、マイナスに陥っている。「内外の情勢から見て、落ち込みはしばらく続く」というのが山家さんの見解。以下、次のような見出しで最近の経済情勢を分析する。

・アメリカ発大津波の襲来
・内需不振、輸出頼りの日本経済
・狭められた生活の安全ネット

山家さんは、この生活の安全ネットの問題を重視する。元々狭かった生活の安全ネット(雇用保険、生活保護、医療保険等の種々の社会保障制度)がこの10年ほどの間にさらに狭められ、貧弱なものとされていると指摘する。最後の部分で山家さんは、「日本の採るべき政策が二つある」と主張している。

第一は、先行きの厳しい景気の落ち込みは避けがたいと覚悟を定めて、その下でも、その落ち込みをできるだけ小さくするための政策、あわせて、景気の落ち込みによる人々の暮らしへの影響ーーを極力小さくするための政策である。「生活必需品の消費税率引き下げ」、「雇用保険の拡充」、「ネットカフェ難民その他生活困窮世帯への対処」が急務であるという。

第二は、日本経済の構造を、輸出頼りではない政策、すなわち、国内需要が景気を支える経済へと変えていく政策であるとして最低賃金の引き上げ、社会保障をヨーロッパ並みに引き上げる等のの」提案がなされている。

山家悠紀夫さんは、1940年生まれ。第一勧銀総合研究所専務理事、神戸大学大学院経済学研究科教授等を経て、現在暮らしと経済研究室を主宰している。

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第2回KUCアート展 2月17日(火)~23日(月)、田中八重洲画廊で開催(2009.02.06)

この2月17日(火)から23日(月)まで、田中八重洲画廊(東京都中央区八重洲1-5-15、電話:03-3271-7026)で、第2回KUCアート展が開催される。時間は午前10時30分から19時まで(最終日は16時まで)。

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この展覧会は2007年2月東京凌霜クラブ創立40周年を記念して、同じく田中八重洲画廊で開催されたを「神戸大学OB作品展」契機に結成されたKUCアートサロンが開くもの。この会は、首都圏在住の神戸大学OBおよび家族で形成される。在学中に神戸大学凌美会に在籍していたか否かは問わない。

KUCアートサロンでは、これまで東京凌霜クラブでの小品展、クロッキー会等の活動をおこなってきた。

【参考】KUCアートサロンのホームページhttp://www.geocities.jp/kuc_artclub_test/index.htm


吉田一彦名誉教授(国際文化)が『CIA秘録』の書評を寄稿(2月1日付産経)(2009.02.05)

吉田一彦名誉教授(国際文化)が、『CIA秘録』(上下2巻)の書評を産経新聞に寄稿している(2月1日付)。この本はティム・ワイナー(1988年ピュリツアー賞受賞)の著書を、藤田博司、山田侑平、佐藤信行の3人の訳者が翻訳したもの。文藝春秋社から刊行された。定価は上下各1850円。ちなみに、吉田名誉教授には『知られざるインテリジェンスの世界』、『暗号事典』(共著)等の著書がある。

情報帝国アメリカのCIA。この強力と思われていた組織は、実は虚像に過ぎない。そのことを本書は白日の下にさらしている。そのことが本書に書かれている。そのように、吉田名誉教授は本書を紹介する。映画や小説に出てくるCIAは、実はCIA自身が作り上げたものに過ぎないそうだ。「イラクに大量破壊核兵器がある」という情報をブッシュ大統領にもたらしたのも、その例の一つ。

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朝日新聞ニッポン人脈記班編『私の体のまま抱いて』(朝日文庫)から(2009.02.04)

朝日文庫の1冊として、『私の体のまま抱いて』が出版されている。定価は640円+税。本書は、朝日新聞(夕刊)に連載の「ニッポン人脈記」をまとめ、1冊の本としたもの。本書の第3章「震度7からの伝言」は、阪神淡路大震災がテーマである。

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本書の137ページ以下には「23歳の死、救助ロボ生む」というタイトルのもと、震災により23歳で亡くなった神戸大学大学院生競基弘(きそい・もとひろ)さんが登場する。競さんは、震災時には神戸大学大学院自然科学研究科で、宇宙で働くロボットを研究していた。競さんの指導教官であった松野文俊助教授(現電気通信大教授)と田所諭助教授(現東北大教授)は、震災後に「救助ロボット」の研究を始める。

震災で競さんを失った。また、そこに救出を求める人がいても倒れた物を動かせず救出できない。これらの体験が「救助ロボット」研究の引き金となる。当初関西以外では「救助ロボット」への関心は極めて低い。しかし、9.11の同時多発テロが”例えは悪いが黒船となって”(松野教授)救助ロボへの関心が一気に高まる。崩壊したビルの中を無人探査車が走り回る映像が放映されたからだ。

2002年11月に「国際レスキューシステム研究機構」が結成され、田所会長、松野副会長という体制ができた。2006年11月末、神戸でシンポジウムが開催され、様々な「救助ロボット」が公開された。「救助ロボット」の業績を挙げた若手研究者を表彰する”競基弘賞”も生まれた。第1回の賞は東工大助教授の塚越秀行さんと茨城大助教授の城間直司さんに贈られた。塚越さんは「おい、研究をやめるなよって、競君に背中を押されているように感じる」と語っている。

この競基弘賞は今年(2009年)で第4回目を迎える。1月15日に神戸国際会議場で授賞式と記念講演会が開催された。第4回目の受賞者は、学術業績賞が山下淳氏(静岡大学工学部機械工学科准教授)、技術業績賞:土井智晴氏(大阪府立工業高等専門学校准教授)であった。

【参考】第4回競基弘賞関連ホームページ(神戸ロボットポータルサイト)
http://www.kobe-rt.jp/whatsnew/index.php?mode=dtl&typ=2&cd=14


田村正紀名誉教授(営)の新著『立地創造』(2009.02.03)

田村正紀(たむら・まさのり)名誉教授(営)の新著『立地創造 イノベータ行動と商業中心地の興亡』(白桃書房、3400円+税)が、刊行された。

”立地創造”とは,商業適地でない場所に,店舗や商業集積を計画的に起こし成功を収めること。本書は,地理情報データベースを駆使して,大都市圏での流通イノベータの行動とそれによる商業中心地の興亡を実証的に解明している。

今年の1月3日、日本経済新聞1面の最下段(右端)に、白桃書房の広告が掲載された。広告には5冊の本が出ていたが、『立地創造』もその1冊。そのほか、坂下昭宣『経営学への招待』、桜井久勝『テキスト国際会計基準』、金井壽宏(訳)『キャリア・アンカー』と神戸大教授の著書がずらり。残りの1冊は、中村忠一橋大学名誉教授の『新訂 現代簿記』である。

ビジネス書の出版物で有名な白桃書房。設立は終戦直後の1945年9月であった。社名は歌人の斉藤茂吉により名づけられた。当初は文学書の出版社だったようだ。

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話題を呼ぶ、桂吉弥さん(1995年教卒)のDVD「桂吉弥のお仕事です。そろそろ」(テイチク)(2009.02.02)

落語家桂吉弥さん(1995年教卒)のDVDボックス「桂吉弥のお仕事です。そろそろ」が、話題を呼んでいる。発売は、テイチクエンタテイメント。価格は、9450円。CDボックスもあり、こちらの価格は6300円となっている。

収録されているのは、天満天神繁昌亭とワッハ上方での公演。Disk 1が「 ふぐ鍋、親子酒」、Disk 2が 「かぜうどん、七段目」、Disk 3が「千早ふる、崇徳院」となっている。「エンピツむすめ」が発行する「らくご☆まがじん」2009年1月号には、桂歌丸さん、林家たい平さん等のDVD/CDとともに推薦されている。

それぞれのDVD/CDには、大学生がコメントを寄せている。桂吉弥さんには、東京女子大学3年の島谷知絵さんは、「かぜうどん」について、「注目は、最後のお客さんがうどんを食べる場面。本っ当にリアルで、うどんや湯気が見えるよう」とコメントしていた。

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なお、東京凌霜クラブでは、2月17日18時30分から上方落語で活躍中の林家竹丸さん(1989年経卒、元NHK記者)を招いて「『落語ブームがやってきた!』- 今、ナニワの落語が元気デス」の演題で講演会が開かれる(主催:神戸大学ミドル会、本ホームページのイベント欄参照)。


NZ養殖ロブスター被害、原因は日韓由来のワカメ ー神戸大が調査(2009.01.30)

ニュージーランドで養殖ロブスターにワカメによる被害がでている。その原因が日本と韓国由来のワカメの子孫であることを、神戸大学の研究グループがおこなったDNA鑑定の結果判明した。これらのワカメは、漁船に付着したり、貨物船を安定させるために積まれた海水に混じって運ばれた可能性が高いという。

日本に外来種が侵入して生態系に影響する事例は多い。逆に、日本に由来する生物が海外に被害をもたらしたのが、今回のワカメのケース。ニュージーランドでは、ロブスターを養殖させるカゴにワカメが付着し、呼吸困難となったロブスターの大量死が発生した。ワカメは欧州でも繁殖し、漁業被害が出している。以上は1月28日付の日経紙から。 

神戸大学理学部川井浩史教授(藻類学)等の研究グループは環境省の委託を受け、日本産等のワカメの子孫が、世界各地で生息していることをDNA鑑により究明してきた。、日本産と思えるワカメの子孫が米国などで「外来種」として繁殖していることが解明された。ニュースは、既に1995年9月22日付の朝日、読売等各紙で報じられている。また、本欄でもとりあげられた(2005年月29日付)。今般の報道は、その続編である。


市沢哲准教授(文)編の新著『太平記を読む』(2009.01.29)

市沢哲准教授(文)編の新著『太平記を読む』(吉川弘文館、2800円+税)が刊行された。執筆者は全国の大学等の研究者14名。神戸大学からは、もう一人樋口大祐准教授が執筆者として参画している。

市原準教授は、本書をの編集を引き受けるにあたり「いかに特色ある構成にするか、という難問」に取り組んだ。その結果、次の四つのテーマを掲げることにした。

1.『太平記』を東アジア世界のひろがりのなかでとらえる
2.『太平記』をこの時代の新しい思想状況のなかでとらえる
3.『太平記』が数ある軍記物の中で、どういう特殊な位置を占めるのか
4.史実と物語の関係、相互干渉をどう考えるか

特にユニークなのが東アジアとの関係に関する部分。1366年の高麗人使節の来訪と、その背後にある元(中国)との関係を論述した「東アジア世界の中の太平記」の項(154ページ以下)や関連コラム(213ページ)が、それにあたる。

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伊藤忠商事三輪裕範調査情報部長の新著『40歳からの本を書く技術』(2009.01.28)

現役商社マンである三輪裕範(みわ・やすのり)さん(1981年法卒)の著書『ビジネスマンのための 40歳からの本を書く技術』(ディスカバー、1600円+税)が刊行された。三輪さんは、1957年の生まれ。伊藤忠商事の調査情報部長の職にある。神戸大学法学部を卒業、伊藤忠商事に入社の後、ハーバード・ビジネススクールに留学、MBAの資格を取得した。『ハーバード・ビジネススクール』(丸善ライブラリー)、)、『ニューヨークタイムズ物語』(中公新書)等多数の著書がある。

三輪さんは、多忙なビジンネスマンの傍ら、これまでに7冊の本を世に送り出した。何れの本も(自費出版ではなく)商業出版物であるというからすごい。本書は、その三輪さんの体験を踏まえて、情報の整理法、発想法、文章の書き方等を通じて本を出すためのノウハウを提供する。

三輪さんには、本書のタイトルに良く似たタイトルの『四〇歳からの勉強法』(2005年、ちくま新書)という著書がある。この本は、当時話題を呼び重版を重ねた。

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安田丑作名誉教授(工)が、<デザイン都市・神戸の課題>を語る(2009.01.27)

安田丑作(やすだ・ちゅうさく)名誉教授(工)が、1月12日付神戸新聞に登場、<デザイン都市・神戸の課題>を語っている。これは、神戸市が昨年ユネスコのデザイン都市に認定されたことにちなんで行われたインタビュー。「現在(いま)を語る 兵庫へのメッセージ」というタイトルの連載記事の第1回目としてとりあげられた。

「デザイン都市・神戸の課題」について、安田名誉教授は、「創造都市を実現させるのは、たやすくないようにも思える」という問いかけに対して、「神戸は、六甲の山と海に恵まれている。南斜面で明るい。六甲に抱きかかえられると、どんな建物でもそれなりに見えてしまう。それだけに、環境に甘えていては創造都市は実現できない」と答え、デザインは表面を装うだけのものではなく、中身が本物でないと上滑りすると指摘する。

また、歴史的な景観も重要性については、「大人になったとき、子ども時代の面影がないような都市はどうか。神戸には、震災で倒壊した神戸栄光教会を復元した好例がある」との見解を示した。

【参考】神戸栄光教会を復元に関する神戸新聞記事
http://www.kobe-np.co.jp/rensai/cul/215.html
安田名誉教授は、広島県の出身で、神戸大大学院修士課程修了。同大大学院工学研究科教授を昨年退官し、名誉教授に。現在は、こうべまちづくりセンター・まちづくり学校長などを務める。専門は都市計画・都市設計。神戸市文化賞受賞。


ベンチャーフェアで好評、メルクリオの由田克己さん(1963年経卒、1999年営院修了)(2009.01.26)

1月20日から3日間、東京国際フォーラムで「ベンチャーフェア」が、開催された。このフェアーは、独立行政法人 中小企業基盤整備機構が主催、日本商工会議所等が後援している。その目的は、「革新的な新事業・新規創業等に果敢に取り組む中小・ベンチャー企業等の優れた製品、技術、サービスを一堂に会し展示することにより、中小・ベンチャー企業等の販路・事業提携先の開拓の機会を支援する」であり、毎年開催されている。

【参考】ベンチャーフェアのホームページ
http://vfj2009.smrj.go.jp/%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%A9%E3%83%A0.gif

このフェアーに久々に参加し張り切っていたのが、有限会社メルクリオ代表取締役の由田克己さん(1963年経卒、1999年営院修了)。この会社は、環境にやさしく、土のいらない”Theウォーターどのう”の企画、開発、卸、販売元。”Theウォーターどのう”は、都市型水害や、集中豪雨によるビル(地下駐車場)、地下街、家屋、浸水への対応できる。


当日の模様は、テレビ局からの取材があり由田さんも登場している。神戸新聞(1月21日付)では、土のうを手にした由田さんの写真入で報じられた。当日の取材は1997年発達科学部卒業生の足立聡さん(神戸新聞東京支社)だった。
【参考】神戸新聞のホームページ
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0001665416.shtml


神戸学生青年センターが「古本市」開催のため古本を集めている(2009.01.23)

神戸学生青年センターでは、3月14日から5月14日迄「第12回六甲奨学基金のための古本市」を開催する。そのため古本やCDを集めている。収集期間は3月1日から3月31日まで。収集する本の対象等の詳細は下記を参照。

http://ksyc.jp/furuhonichi.html

神戸学生青年センター(神戸市灘区山田町3-1-1)は、各種セミナーの開催や宿泊施設の運営、平和、人権、環境などにかかわる活動を展開している。館長をつとめる飛田雄一さんは、1978年神戸大学農学部大学院修了。1991年に館長に就任した。


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(財)神戸国際観光コンベンション協会の広報資料から(2009.01.22)

「コンベンションKOBE」は、(財)神戸国際観光コンベンション協会が発行する広報誌。209号(2009年1月号)で、本年1月から3月に開催されるイベントやセミナー等が紹介されている。

神戸大学が主催または事務局となっている次の学会もリストアップされていた。

・第32回 日本眼科手術学会総会
期日:1月23日(金)~25日(日)
場所:ポートピアホテル・神戸国際展示場
会長;根木昭
   神戸大学大学院医学研究科 外科系講座眼科学分野教授
参加:4000人

・第14回 日本集団災害医学会総会
期日:2月12日(木)~14日(土)
場所:神戸国際会議場・神戸国際展示場
会長:石井昇
   神戸大学大学院医学研究科 災害・救急医学分野教授
参加;1000人

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(財)神戸国際観光コンベンション協会が運営するサイトから。


白岩卓巳さん(1957年教卒)の新著『牧野富太郎と神戸』(2009.01.21)

前兵庫生物学会会長(2002-2007)の白岩卓巳(しらいわ・たくみ、1957年教卒)さんの著書『牧野富太郎と神戸』が、昨年11月に神戸新聞総合出版センターから「のじぎく文庫」シリーズの1冊として刊行された。定価は1500円+税。

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「世界的植物学者の困窮を救った若き資産家・池長孟(いけなが・たけし)。1915年(大正4年)に始まり約25年間続く牧野博士と神戸の関わり。本書は、従来掘り下げられることがなかった牧野博士の足跡と神戸をテーマに編まれた労作である。以下は目次の概要。

第一章 神戸との出合い
第二章 植物研究一途な青年時代
第三章 牧野の援助者・池長孟
第四章 池長問題と触れる標本
第五章 神戸で牧野と深く関わった人々
第六章 標本は牧野のもとに
第七章 老いを知らない牧野の活動
第八章 牧野富太郎の業績と今日的意義


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季刊「ひょうご経済」が100号記念号発行、滝川好夫教授(経)等が寄稿(2009.01.20)

財団法人ひょうご経済研究所が刊行する季刊「ひょうご経済」が100号記念号を発行した。神戸大学大学院経済学研究科滝川好夫教授が、「兵庫県のグローカル金融:地域社会連帯意識と道徳金融」を寄稿している。また、この雑誌には岡田安弘名誉教授(医)による「やさしい健康科学」の連載が掲載されている。100号では、「遺伝子の働き」がテーマ。

なお、ひょうご経済研究所の理事長は、みなと銀行薮本信裕取締役頭取、加護野忠男教授(営)、滝川好夫教授(経)、新野幸次郎元神戸大学学長(神戸都市問題研究所 理事長)が理事に名を連ねている。
 
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松下直子さん(1994年文卒)が代表をつとめるベンチャー㈱オフィスあんが、新事業を開始(2009.01.19)


株式会社オフィスあん(代表取締役松下直子さん(1994年文卒))は、「場(組織)づくり」と「人づくり」をサポートするベンチャー企業。オフィスは、JR新大阪駅から徒歩3分の交通至便の地にある。そのオフィスあんが、士業家(社労士、行政書士、税理士、司法書士等)の開業を応援するビジネスを開始することになった。

「人と人との出会い、交流の場としても、皆様に是非お気軽に
ご利用いただきたいと願っています。どうぞ気楽にお立寄りください」と松下さんは呼びかけている。2月17日には、同社のレンタルオフィス、セミナールームの内覧会も開催される。

詳細は、http://www.oan.co.jp/news/index.htm 参照。

なお、月刊「金融ジャーナル」誌の昨年年11月号には、松下さんの寄稿「女性活用、本音と建前」が掲載された。様々な視点での女性活用がテーマ。

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日本災害復興学会(室崎益輝会長)が被災地支援の委員会を設置(2009.01.16)

室崎益輝名誉教授(工)が会長をつとめる日本災害復興学会が、被災地支援の委員会を設置する。この委員会は、被災地で継続的に復興を支援することを目的とする。ニーズに応じて助言ができるよう、学者、弁護士、公務員、市民団体などから成る会員の人材バンクを構築する予定。被災者生活再建支援法の内容などをわかりやすくまとめた被災者向けのパンフレットも作成する。

岩手・宮城内陸地震(08年6月)の被災者の復興支援を続けている木村拓郎理事が委員長に就き、阪神大震災(95年1月)などで被災したり、現地で支援したりした経験のある会員5人が委員となる(1月9日付朝日)。

日本災害復興学会の室崎益輝会長は、神戸大学名誉教授(工)で、元総務省消防庁消防研究センター長。現在は、関西学院大学総合政策学部教授、関西学院大学災害復興制度研究所所長。

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季刊「麺の世界」の編集・発行者である奥山忠政さん(1960年法卒)(2009.01.15)

福岡県筑紫野市で発行されている季刊「麺の世界」は、ユニークな雑誌である。「麺の世界」の編集・発行者である奥山忠政さん(1960年神戸大学法学部卒)は、元伊藤忠商事に勤務していた商社マン。定年後は、麺に関する歴史、文化等広範囲な関心と研究に励み、「麺の世界」の刊行を思い立つ。昨年末に刊行された2008年冬号で、通算15号となる。

この雑誌のテーマは、「文化麺類学」。奥山さんは、「文化麺類学」について、以下のように語っている(「麺の世界」ホームページ)。

穀物の粉を細長く加工して食べるという「文化」は、ここ半世紀の日本で著しい発達をとげました。その特異さは、中国大陸・朝鮮(韓)半島・東南アジア・シルクロードからイベリア半島までのあらゆる麺文化がごく日常的に身近かにあり、しかも現在進行形で融合し、変容し、新たな発信を続けているという事実に表われています。
 「文化麺類学」は石毛直道先生の創学になるものですが、いまだ生成途上にあります。その上「麺」は、その「文化性」をもって経済・社会や他の文化に多大の影響を及ぼしつつあります。
 このような時代にありながら、麺文化を享受する側・研究する側のそれぞれを報じるとともに両者を架橋する役割をになう媒体がありません。ここに「麺にかかわる情報・リポート・論文の専門誌」として、季刊『麺の世界』を世に問うものです。

以上の、奥山編集長の極めて真面目な解説で、「文化麺類学」のイメージの概略は掴むことができよう。この雑誌には、これまで永田實(1969年教育学部卒、兵庫県立神戸高校教諭)、植村達男(1964年経済学部卒、神戸大学東京オフィス)、段野治雄(1965年経済学部卒、段野昆布社長)等の神戸大学卒業生が寄稿している。

【参考】「麺の世界」ホームページ
http://www.sunglow.info/
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「神戸大学都市安全研究センター」、インテックス大阪に出展と講演(2009.01.14)

「神戸大学都市安全研究センター」は、1月20日(火)~22日(木)の3日間、インテックス大阪で開催される第33回日本ショッピングセンター協会全国大会のビジネスフェアに出展する。

テーマは、”緊急時の用水確保”。会場では、環境ゾーンに出展する。この研究は、昨年4月から3ヶ年計画で「神戸大学都市安全研究センター」を中心にスタートしている「緊急時の用水確保に対する研究会」の成果をふまえたもの。

同時開催されているセッションの2日目(1月21日)の15:00~16:00に上記「緊急用水確保に対する研究会」のメンバー平山修久氏(京都大学大学院工学研究科准教授)が、「災害時におけるSCの役割―阪神淡路大震災の教訓 SCは何をなすべきか」の演題で講演する。ビジネスフェア及びセッション講演会への参加希望者は、㈱神戸学術事業会(同研究会に参画、下記参照)へ。「招待券」が用意されている。

【参考】日本ショッピングセンター協会ビジネスフェアのHP
http://www.jcsc.or.jp/event/bussiness/fair2009.html
㈱神戸学術事業会
〒657-8501 神戸市灘区六甲台町2-1
神戸大学三木記念同窓会館内凌霜会気付
Tel & Fax:078-882-5335 
e-mail:jigyokai@kobe-u.com
URL:https://www.kobe-u.com

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弁護士の佐々木知子さん(1978年法卒)、コンサート「プリマヴィスタ弦楽四重奏団と杉谷昭子とその仲間たち」でピアノ演奏(2009.01.13)


弁護士の佐々木知子さん(1978年法卒)は、日本を代表するピアニストの杉谷昭子さんの門下。1月16日に、「かつしかシンフォニーヒルズ アイリスホール」(最寄:京成青砥駅)で開催される「プリマヴィスタ弦楽四重奏団と杉谷昭子とその仲間たち」で、ピアノを演奏する。
  
佐々木さんの演奏曲目は、「ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 ハ短調Op.1-3」。コンサートでは、佐々木さんのほか、跡部孝子さん、高橋典子さん、杉谷昭子さんが、モーツアルト、ドヴォルザークの作品を演奏する。当日の開演は、18時30分、入場料は3500円(全自由席)。チケット連絡先は、杉谷昭子音楽事務所、電話:03-3601-9513。


【参考】杉谷昭子ピアノアカデミーのホームページ
http://www.sugitani-piano.com/spac/


柳下和夫さん(1976年営卒)の新著『中国、インドに負けない中小企業の「モノづくり」』(2009.01.09)

情報総合研究所代表の柳下和夫さん(やなぎした・かずお、1976年営卒)の新著『中国、インドに負けない中小企業の「モノづくり」』が、富士グローバルネットワークから刊行(発売:教育評論社)された。定価は1400円+税。

中国、インドに仕事を奪われないようにするにはどうすればよいか。不況の中で好調な中小企業17社を紹介し、そこで見えてくる九つの戦略キーワードに成功のヒントを見い出す。九つの戦略キーワードは、以下のとおり。

グローバル展開、コストダウン、技術力、製品開発、エコロジー、特許戦略、デザイン、アイデア、ニッチ。

本書の目次は以下のとおり。

序 章 いまなぜ、中国、インドなのか
第1章 日本の中小企業とは
第2章 日本の中小企業の強みと弱み
第3章 好調企業の事例集
第4章 モノ作りに取り組む中小企業への支援策

柳下さんは、1959年京都大学理学部物理学科を卒業、三菱電機に入社。在職中に1976年神戸大学経営学部(Ⅱ課程)卒。同社研究主監を経て2001年金沢工業大学経営工学科教授,1999年日本大学大学院グローバルビジネス研究科ベンチャービジネスコース教授等を歴任。現在,情報総合研究所代表、LEC東京リーガルマインド大学客員教授。

著書に『プロジェクト革命』(かんき出版)、『三菱電機「情報交換会」』(日本能率協会マネジメントセンター)『調査の進め方』(日経新書)等がある。


小浜市在住の北川昭二さん(1966年教卒)が米国オバマ次期大統領の支援者と4年前から文通(2009.01.08)

昨年11月18日付朝日新聞「声」欄に、福井県小浜市在住の北川昭二さん(1966年教卒)が、米国オバマ次期大統領の支援者と4年前から文通していた体験を投稿していた。タイトルは「米女性通じて和平訴えたい」というもの。

4年前、北川さんは、”日本びいき”という米国の中年女性から突然、エスペラント語の手紙を受け取った。彼女はその頃からオバマ上院議員の熱心な支持者の一人で、世界エスペラント協会の年鑑で「obama」という地名に住む北川さんを見つけて手紙を書いた。 オバマ議員が載った新聞の切り抜きなどが同封されていて、彼がいかにすばらしい人物であるか書いてくる。「オバマ氏が次期大統領に選出された背景には、こうした草の根の支持者が源流にあった」と北川さんは改めて感じたようだ。なお、マスコミで喧伝されている“小浜市の馬鹿騒ぎ“と、北川さんの文通とは、特に関係はないそうだ。

北川さんは神戸大学(教育学部)の学生時代からエスペラント活動に従事、関西学生エスペラント連盟の会長をつとめた。また、故郷の福井県での高校教師を退職後は、日本エスペラント学会理事を、つとめてるなど、若き日の情熱を今でも持続している。


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漆嶋稔さん(1979年経卒)の翻訳書『中国貧困絶望工場』(2009.01.07)

元銀行マンの漆嶋稔さん(1979年経卒)の翻訳により昨年末に刊行された『中国貧困絶望工場』(日経BP社・2,200円+税)が、話題を呼んでいる。出版間もない12月14日日経紙には早速書評が掲載された。この本の原著者アレクサンドラ・ハーニーは、香港在住のジャーナリスト(元フィナンシャルタイムズ記者)。原文は英語で書かれている。訳者の漆嶋さんは、中国語・英語双方を操る翻訳家。昨年2月には、中国語から翻訳した鄭作時著『馬雲のアリババと中国の智恵』(日経BP社・2,200円+税)を刊行している。

伸び続けてきた中国の輸出は、昨年11月に7年5ヶ月ぶりに前年同月比でマイナスに転じた。世界景気の悪化に加え、コスト増という新たな中国固有の問題が表面化しつつある。これまで中国の輸出を支えてきたのは、広東省など沿海部の様々な工場であり、そこで働くのは、主として農村から出稼ぎにきた労働者たち。本書は、このような工場と労働者、経営者に焦点をあてる。世界に広がった「チャイナ・プライス(中国の低価格)」が生み出されるカラクリを提示してくれる。

労働環境などに厳しい目を向ける納入先の米企業向けに、従業員を厚遇した、みせかけの“五つ星工場”と長時間労働を強いる隠れ工場を使い分ける経営者。悲惨な労働環境、賃金不払い、環境汚染、過剰残業等々、本書は中国に於ける過酷な労働実態を抉り出す。
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地元府中市のパソコンインストラクターとして活躍する松原悦枝さん(1979年文卒)(2009.01.06)

松原悦枝(まつばら・よしえ)さんは、神戸大学文学部史学科を1979年に卒業後、銀行に勤務した。結婚により銀行を退職、以後は家族とともに東京府中市に住む。お子さんが中学生になった頃、松原さんは職業訓練の教室でパソコンスキルを身につけた。その後、地元府中市からの依頼を受け「IT講習」のインストラクターを続けている。

初めて講習を行ったのが2001年のこと。やさしく丁寧なインストラクターぶりは好評を博している。インストラクター活動が縁で新たなスポット的な仕事も舞い込むようになった。「小学生から80歳代の方まで、様々な年代・職業の方々と接し、私にとっても勉強になることが多いです」と松原さんは語る。新年は、1月22日から「再就職を」めざす女性のためのエクセル入門講座が始まる。

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【府中市のホームページから】
”府中市”は、東京都と広島県にある。松原さんが住んでいるのは、東京都府中市。



 
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